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真田丸 |
第49話(16/12/11)
中盤まで盛り上がっていたのに後半台無しになったわ。
ユッキー兄は、ユッキーを説得するため、大坂へ行くことを決めます。
あいつは死ぬ気だ、という兄の言葉を聞いて手紙を読む稲ですが、そんなことは
書いてないと。
まあそこらは…やはりずっと一緒に育ってきた身内のカンと言うか。
おこうも、どうか行かせてあげて下さいと言ったんだけど、稲の「わかっておる」という
一喝がすごいなと思いました。
本当に、気持ち込めた一喝ですばらしいなと。
ただ稲は、内通を疑われるかも知れないから、真田の家紋は身に着けず、重々気を付けて
ほしいと念を押すのですね。
必ず生きて帰ってきて欲しいと。
いいですねえ。
その一方で松は、せっかくユッキーに会うのだからと、はりきって食料をつめていて
面白かった。
松は、兄弟3人で茶を飲み合える日は必ず来るのだと言います。
ばば様に似てきたなあとか兄言ってて笑った。しかも松もふざけて「は?」とか言うし。
ま、今となってはあの世でその約束は果たされたのかなあ、とか思うんですけどね。
それと、おこうはお守りですといって、六文銭のお守りを持たせてて素敵だなあと思った。
さすがにこれで真田の者とはばれないと思うけど…。
ここでおこうがむせてて、兄が「大丈夫か」と言ってたけど、これはアドリブ臭かった。
良かったからOKテイクになったんじゃないかな。
さて、秀忠ですが、今が攻め時とか言ってます。
お前、登場のたびにそれ言ってないか。
そんな彼のところにお江がきて、千を守って下さいねと言った上で、きっと勝てると言ってて
なかなかやっぱいいキャラだなあと思いました。
勝利の女神ってこんな感じかなって。
さて、ユッキーは皆に、京を押さえるという話をしていました。
大坂城が丸裸になった以上、ここに立てこもるのは得策ではないから、京に出て
徳川軍を迎え撃つ、みたいな。
でも、局はまた文句言ってます。
で、又兵衛が策を考えてきた。
秀頼はここを出ず、自分らが天王寺で徳川を迎え撃つと。
秀頼が城をでなくていいということで局、すっげぇ褒めてた。
珍しい。
これはもしかして、豊臣軍負けるんじゃないだろうか!(おいやめろ)
又兵衛の策で行くことになったんだけど、ユッキー、「最初の軍議と同じこと言ってたぞ。お前も
さすがに策が尽きたか」って言われてました。
そりゃこれだけ不利になったらねえ…。
ユッキー、そういう話をしていたら局がジーッと見ているのに気付きます。
いってみたら局は、自分は豊臣が守れればいい、言葉きついのは仕方ないけど、豊臣の
ためにやってんだとか言ってて、まあ根はいい人なんだろうなあと思いました。
ユッキーも、見ている方向は同じですねとか言ってたんだけど局、でも牢人は嫌いって
言って去った。
なんか、このシーンがあって局も救われたんじゃないかなと思います。
ただ嫌われるだけのキャラじゃかわいそうだ。
豊臣のためを思ってるってのはわかるんだけどね。
さてさて。
家康はどうやって進軍するかなーという話をしてるんだけど。
正信が寝てる。
正純が起こそうとするんだけど、家康、そっとしとけと。
いい人だ…。
で、家康はもう一度秀頼に手紙送れって言うんだけど、秀忠は無駄無駄無駄無駄ァ!って
言うんですな。(ディオじゃないんだから)
もはや豊臣を亡き者にせんと無理だって。
この剣幕に家康、びっくりしてたけど嬉しそうでした。
成長が嬉しいんだろうね。
いつも自分の顔色を窺っておっかなびっくりの意見ばっかり言ってたわけだから。
正信も起きてたけど、ひょっとしてわざと寝たふりか?
秀頼の方ですが、城出て牢人連れていかなかったら兵を引いてあげるよ、という手紙を
受けとってて「コ川とは手を切っから」と宣言してました。
ユッキー兄ですが。
真田の陣にて息子らとあい、三十郎らにユッキーと会いたいと言ってます。
どうやら信尹がまた、ユッキー説得に駆り出されているようで、これについて行くのが
得策のようですな。
その夜。
コ川軍に奇襲をかけた塙の兵でしたが。
なんとここで塙があっさり戦死。
その遺体が運び込まれてきて、皆が手を合わせているところに茶々がやってきて、
「皆もこの男の横に並ぶのですか」と言うんですね。
怖いよ茶々…。
きりが注意してたけど、この女もすげー上から目線で言ってて何なんって思ったわ。
「いい加減にしろ、茶々がうろうろしたら士気下がるからうろうろすんな」みたいな言い方。
バカじゃねーの。
又兵衛、道明寺で徳川の軍を食い止めると言ってます。
明石がサポートするらしい。
ほかの皆もそれぞれ支援にはいくんだけど、又兵衛、ゆっくり来い、それまでには
片付けておくと言ってて面白かった。
なるほど、こういうやり方できたか。
又兵衛が戦死した時の状況として、なぜかユッキーは遅れて行ったようなんですが、
又兵衛が勝ち目がないから戦って華々しく死ぬ、みたいな感じで見せ場を作ってあげたという
話もあり。
いろいろあるみたいなので、又兵衛が軽口で言った、という展開は面白いなと。
さてさて。
家康の方では、又兵衛が大和路で待ち伏せていると知り、そこは伊達に任せて
自分らは別の道を行こうかと言ってる。
作戦もれてるなおい。
ここで寝てた正信が、又兵衛が気になると言い出しました。
つぶしておこうと。
で、調略をすると言うんですね。
又兵衛に、播磨やるから徳川に寝返ってよという話を持ちかけた。
又兵衛は当然拒否しますね。
でも正信、これでいいと。
皆は状況が分からずびっくりした顔をしている。(家康でさえ)
で、正信は部下に、又兵衛がコ川の使者と会った、どうやら調略に乗ったらしいという
噂を広めよと命じる。
そうすれば又兵衛は、噂を否定しようと、武功をあげようと必死になるはず、これで
又兵衛の命運はつきましたというわけです。
正信恐るべし。
皆感心してました。
本当にすごいですね。
さてそんな中ですが。
信尹、道を歩いていたら徳川軍に不審者と咎められたらしく、足止めされていました。
ここでユッキー兄なんと平野に会った。
この阿呆、裏切ってやがった。
とっちめようにも兄、取り押さえられてしまうわけですが、平野が「ザマー」みたいな
感じだったのクッソ腹立つ。
その後、室賀という人がやってきて、何の用でどこに行くのかと聞いてきた。
信尹は家康からの特命だと手紙を見せます。
室賀、失礼したと放免しようとするのですが…。
真田という名を聞いて、自分の父はユッキー父にやられたと言い出した。
お前あいつの息子か!
ここでかっこいいなと思ったのが、ユッキー兄がとっさに「黙れ小童!」と叫んで
黙らせたことですよ。
すげぇ…。
ということはユッキー兄があの技をついでいくと。(技じゃねえよ)
大坂城に無事入り、ユッキーと会った信尹、そしてユッキー兄。
まあ説得に応じないのはわかってましたが信尹一応、あの時とは事情が変わったよと説明。
でも、ユッキーの決心が変わることはありませんでした。
兄は、家康を道連れに死ぬつもりだろう、とズバリ。
兄は、したいようにしろ、でも死ぬなと説く。
捕まっておけば必ず助けると。
父と兄弟で酒を飲むと誓ったそれを果たしたいという兄。
ユッキーは、ではここで酒をと言ったけど、兄は応じませんでした。
ユッキーが心残りをなくそうとしてるようで嫌だったんだろうなあ。
フラグ立てたくないんだと思う。
そういうわけで兄は、「これは今生の別れではない」と言って帰っていきました。
信尹もユッキーに、生きたいように生きよ、と言って帰って行きました。
このあたり、もう割り切っててかっこいいなあ。
家康は上杉景勝と酒を機酌み交わしてたんだけど、景勝が、こないだの戦でユッキー見たけど、
あいつは自分がそうありたいと思った人生を生きている、と言ってて、うらやましいんだろうなと
思った。
あんたもなー。
軽々しく約束する人でなければなあ…。
さてさて。
又兵衛の陣ですよ。
ユッキーはあの噂の話を口にしました。
又兵衛はもちろん否定するんだけど。
ユッキーは、自分も部下になれって誘われたよと打ち明ける。
ここで毛利が、「あれ、俺んとこにはそういう誘い来てねーんだけど」と言ってるの笑えました。
ずーっと言ってたし。
で、話がそれましたが、ユッキーがわざわざその噂を口に出したのは理由があった。
又兵衛に、捨て鉢になるなと言いたかったんですね。
皆は噂信じてないけど、それを否定しようとしてやっきになるなと言いたかったらしい。
確かにね。
で、又兵衛の陣に木村がきて、いろいろ学べました、これで死んでもいいみたいなこと言ってて
フラグ立てるなよオイと思ってたら又兵衛が、そういうことを戦の前に言うとどちらかが死ぬんだと
思い切りメタ発言してた。
お前…。
しかも木村、首取られてもいいように兜にお香をたきしめてきたとか言ってるし。
それをやめろつってんだよォォォォ!!!!
さて。
裏をかかれていたとは知らない又兵衛、伊達政宗の軍とやりあいになり、又兵衛はここで
討ち死に。
その一報が秀頼のところに届き、秀頼なんとも言えない顔をしていました。
毛利らも、あれほど功を焦るなと言ったのに、と。
ユッキー、コ川の陣を率いているのは政宗だ、と耳にします。
てか政宗の兜すごすぎるよ。
戦国BASARAの政宗より三日月長いんじゃないのこれ。
絶対これブーメランだよ。
ピンチになったらこれ投げて敵をなぎ倒すんだよコレ。
ともあれ、木村の方は又兵衛が討ち死にしたことを未だ知らず。
徳川の軍がモロやってきたんですな。
でもここで自分が引いたら又兵衛の軍がピンチになると考え、迎え撃った。
こうして木村もここで討ち死にしました。
長宗我部もまた、ここで再興の夢はついえたと部下にいい、生き延びろといって
自分は徳川に突っ込もうとするんだけど、部下が皆ついてきて笑った。
いい上司だったんだなあ。
この惨憺たる状況を聞いて毛利は、まだ裏切り者がいるようだと気付く。
有楽斎だけではなかったと。
ユッキー気付きました。
話し合いを聞いていた者がいると。
それはあの台所のジジイでした。
うっわやられたー。
最初のシーンで確かに、実はこいつなのではと思わせておいて、有楽斎に
ミスリードされたわー…。
金田一のトリックですっかり騙されたような気分です。
そーいや三谷さん、古畑もやってましたな。
これは騙された。
というわけでユッキーがつけていた与八、うっかり情報を徳川の忍びに伝えて
いるとこを見てしまい殺されました。
つーか。
徳川の忍者が完全に忍者で、いる方が怪しまれるだろ!なんで佐助みたいな
普通の格好してないんだよ!
コ川の軍はさらに進んでユッキーの軍とかち合うのですが、これはさすがに
ユッキーが強かった。
大助、ケガをしたけど作兵衛が助けていました。
ここでユッキーは、わざと大坂城へ向かいます。
その途中、政宗に向かって挑発行為をした。
(ここで、刀が引っかかって抜くのに手間取った感じだったけどそのままOKテイクに
なってた…)
ユッキーの挑発に、政宗の軍は鉄砲隊を仕向けるけど、政宗はそれをやめさせた。
弾は尽きたと。
おそらくこの時、何か二人の間で通じるものがあったんでしょうかね。
その夜ユッキーは春らに、城を出ろと言いました。
伊達政宗のところにいけ、必ず守ってくれると。
(史実では、小十郎の方を見染めて、「うちの娘もらって下さい」といきなり預け、
政宗らが了承した)
政宗の方も、よう頼ってくれた、必ず助けると言ってました。
まあ秀吉の下で苦労した者同士、通じ合うところがあったんでしょうね。
家康に言うわけなかろ、と小十郎に言ってたのも面白かった。
んで、春らは出すけど、大助は城に残れとユッキー言いました。
作兵衛も、皆届けたら戻ってこいと。
あと、内記は年取ってアレなんで春らと行けみたいな。
きりは大事な仕事あるから残れと言ってました。
まあ死んでもいいような役なんだろうな。
政宗のとこにやってきた春ら。
ずんだ餅勧められてました。
ずんだうまいよずんだ。
このあと梅は小十郎の息子に嫁ぐ、とナレで言ってました。
ちなみにこの後、コ川家に見つからないようにと伊達家では、家系図を捏造してまで、
ユッキーの子供らを助けています。
このドラマではあまり語られなかったけど、もっともっと深い友情があったんでしょうね。
さてきりですが。
千姫を秀忠のところに連れて行け、後は沼田にでも帰れというのですがきり、
せっかくだから届けたら戻ってくると言ってました。
戻ってこなくていい。
徳川のとこにいればコ川の運が尽きたかもしれんのに…。
さて、次回いよいよ最終回です。
次回最終話。
「後悔はせぬ…ここが終の地となろうとも」