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真田丸 |
最終話(16/12/18)
なんかしまらない終わり方だったなあ…お兄ちゃんパートは良かったけど。
ユッキー兄がユッキーと大坂城で面会したあと、その帰路で兄は、とある山寺に
一泊とめてくださいと頼んでいたのですが、そこにたまたま居合わせた人がいると。
相部屋をお願いされて見てみればそれは本多正信でした。
戦の最中である正信がふらふらしていると考えるのは無理があるので、おそらく、あの
コ川と通じていた台所のジジイから、ユッキー兄が会いに来たという話を聞いて、真意を
探るべく、たまたまはちあわせたかのようにして、一緒になったんじゃないかなあと。
徳川にしてみれば、よもやこの兄が寝返るようなことはないだろうし、単に話をしにいった
だけとは思うけど、一応確認、みたいな感じだったのではと。
正信なら、適任だっただろうしね。
ともかく兄は、相部屋が知った顔なら安心と言ってるのだけど、寝息やら寝言がうるさくて
寝付けないの笑いました。
完全にギャグパートだな。
一方真田の方ですが。
ダメ田十勇士出てるやんか!
(ミニ番組でちょくちょく出ていた)
すっげぇ。
これをここにもってくるとは。
ユッキーは死ぬ気で戦うという彼らに、自分は命がおしい、命を惜しんで戦えと鼓舞します。
まあそらそうだ。
死中に活を見出すからこそ、生きる道は開けるというのもあるでしょう。
このあとユッキーは台所のじいさんのとこへ。
与八の死体も見つかって、まあ言い逃れは出来ない状態ですわな。
このじいさんも、徳川に仕えているというわけではなくて、昔奥さんと娘が秀吉に手籠めに
されてしまい、それを恥じて自殺したことから、秀吉とこの城に繋がるものが絶えればいいと
いう思いで徳川に情報を流していたようです。
この城も明日で終わりだ、というじいさん。
いや今日で終わりですけど。(そういう意味じゃねえ)
じいさん、焼き鳥の用意をしていたんだけど、肉を二つ三つ刺したところで、おもむろにその串を
自分に突き立てて自害していた。
つーかじいさん、肉もったいないやろが!
何もさしてない串でやれよ!
この肉はスタッフが後でおいしく(やめろ)
明日の段取りについて一同、秀頼に出陣して欲しい旨を伝えます。
そうしたら士気が上がると。
瓢箪のあの旗を合図に一気に敵へ襲いかかる、というユッキー。
この後茶々に会いにいったら、なんかもう死亡フラグ立てまくってて笑えるんだけど、ユッキーは、
万が一自分が死んだ場合に備えての生きる策を授けます。
ただまあ最後見ると茶々は生きるのあきらめたんかなあ、という気がしなくもないな。
ユッキーが授けた策とは、千姫を徳川秀忠のところに返し、彼女に豊臣を救うよう交渉して
もらうものでした。
どう考えても無理だな!
戦う支度をしながらユッキーは、自分は何かを残せたのか、父は何というだろう、と内記に
言ってます。
内記は、人の値打ちは時が決めると言います。
あなたは日ノ本一の兵として語り継がれるでしょうと。
まあゲームになったり漫画になったりしてますし…。
大事なのはいかに生きたか、です、と内記。
さていよいよその日がやってきました。
うーん結局松平直政でねーでやんの…。
でもって茶々は神経衰弱だっけ、やってました。
きりがなぜかいたけどどうでもいい。
お前千姫についてなくていいのか。
こっそりこの混乱で先に脱出してたらどうするつもりだったのか。
ユッキーが「お前が千姫を徳川につれていけ」と言ったのは見張りの意味もあるだろうに。
馬鹿じゃないの。
徳川の方では、自分らの中には豊臣の大名もいるから、秀頼がもし出てきたら士気が
下がるなあという話をしていた。
そこで正純が、真田信繁が裏切った噂を豊臣陣に流し、さらに秀頼へ手紙を送って降伏を
促してはどうか、と。
四国をあげるよんとか条件いい話を織り込んでおけば乗ってくるだろう、的な。
家康が、父(正信)に似てきたのうとか言ってるけど、まだまだやり口ぬるい気がする。
真田、毛利の陣では、「秀頼マジこねーんだけど!あいつ何してんだよ!」となってました。
それでも、瓢箪の旗出しておけば、秀頼もきてるだろうと思わせることはできるということで
一応出しておくことに。
大野は、もう一度秀頼呼んでくるわと言ってました。
と、ここで作兵衛が、毛利の軍に松平忠直の軍が鉄砲撃ち込んできて、応戦してるって報告に
きました。
ユッキーも毛利もまだ早いと慌てるも、合戦になってしまったのは仕方がない。
なんか、ズルズルと流れで始まった感じになっちゃいましたね。
そういうわけであちこちで激突が始まるのですが。
秀頼、なんでまだ出ないのかと思ってたら、あの局がまーた、ユッキーは徳川と内通
してる噂があるから出陣しない方がいいと言ってた。
ユッキー兄は徳川の大名だし、と。
この期に及んでまだ言う局も局だし、この時点でユッキーを信じ切らなかった秀頼も本当に
ダメ人間だなと。
初めて家康と会った時に家康が感じたカリスマ感はなんだったんだろう…。
毛利軍、快進撃してきまして、その先に真田信吉、信政らがいたんですが。
叔父、ユッキーの言葉から戦を避けようとする信吉に対し、信政は命令を聞かず単身
突っ込んでいってしまう。
おいおい、仮にも信吉が総大将なのに、その命令無視して突っ走ったとなったら大問題やぞ…。
士気にもかかわるし。
ここまでこいつバカだとは思わなかった。
まあ毛利軍に蹴散らされたみたいですけどね。
ユッキーは自分も出ると言い、大助には秀頼を呼んできてと託した。
自分もいきたいという大助に対して、お前はケガしてっから足手まといと。ケガしてる
場所が足だけにね!足手まとい!(大喜利やってんじゃないんだぞ)
まあユッキーとしては死地に息子を連れていきたくないという思いの方があったんでしょうね。
佐助はユッキーに頼まれて大助とともに大坂城へ。
ユッキーは大野に、自分が寝返るという噂が流れている、それを晴らすにはこれ(突っ込んでいくこと)しか
ないと言ってたけど、それお前先週又兵衛に「ヤケになるな」って言ってたやつやん。
自分が実践してどうする!
んで大坂城の方ですが、秀頼、出る出ないでまだモメてた。
さらにあの台所のジジイ生きてて、ユッキーがコ川と通じてるところを見てしまい殺されかけた
とか言ってます。
信じる秀頼がアホだろ。
ここにユッキーの父とか、出浦がいたら「じゃなんでお前は生きてるんだ。なんで口封じに
殺されなかったんだ。お前こそが裏切りものだからだろ。ユッキーは情けをかけたんだ」くらい
言ってくれただろうに…。
ボケばっかりでツッコミ不在だとこのようになるという例ですな。
一方信吉の陣ですが、信政らがめためたにやられたので、松の旦那さん怒ってた。
まあそらそうだ。
信吉は、「一応、家康を守るために戦ったから(飛び出していったことの名目は立った)」と声をかけて
ナイスフォロー、フォロ吉さんか、と思ったんだけど、それが信政には気に入らなかったようで。
もうお前どないせーっちゅーねん。
と、そういうすったもんだをしていたらなんと。
ユッキーの軍がきちゃったわけですよ。
信政がバカだから突っ込んでいったもんで、三十郎仕方なく、自分がわざといくんですよ。
で、ユッキーはこれを退ける。
ユッキーは「小者に構うな」と言い捨てて突進していった。
三十郎がすごい叫んでいたけど、この時ようやく彼は、松の旦那が言ってた「ユッキーは
死ぬつもり」というのを実感したんじゃないかと思いました。
今までそうかなと思いつつ、ユッキーに限ってそんなはずがない、と思っていたのを、目の前に
現実つきつけられて絶望した、みたいな。
真田、毛利の攻撃で徳川の軍は大混乱に陥りました。
ユッキーが「目指すは家康の首だ」って言ってたけど途中声裏返ってたなあ。
でも臨場感あるからそのままにしたんだろうね。
家康はユッキーがすぐ前まで来てると聞き、あわてて逃げ出します。
まんま伊賀越えのスタイルで悪いけど笑った。
家康に一泡吹かせてやったなー。
で、作兵衛らが乗り込んできて、徳川の陣はもぬけの殻でしたが、馬印は倒されました。
三方ヶ原の戦い以来だそうです。
つまり、42年ぶり、2回目(甲子園出場みたく言うな)
秀忠の方も、大野に乗りこまれて、戦うと見せかけて鮮やかな逃げ際!
お父さんそっくり!
追いつめられた家康はとうとう、腹を切ると言い出しましたが、部下が必死に阻止。
まあそりゃあなあ。
この時家康がもし腹を切っていたら、コ川は3代目くらいで終わってたかも知れない。
(家光を嫡男とするのにひと騒動あって、春日局が家康に懇願した経緯がある)
そういうわけで豊臣が圧倒的に有利だったのですが。
大野は、秀頼のアホがいつまでたっても出陣してこないので、様子見にいったん城へ
戻ることにした。
瓢箪の旗をそのままにしておくわけにはいかないから、一緒に戻るよう命じたのですが。
この、小さな行動が歴史の分岐点となったんだから皮肉なもんですな。
秀頼の馬印、瓢箪の旗が城へ戻っていくのを見た豊臣の軍勢に動揺が広がりました。
秀頼が出陣していないと知らない彼らは、てっきり秀頼が敗走して大坂城に戻ろうと
していると勘違いしてしまった。
なんか…城の手前が燃えていたのに、城が燃えてると勘違いして自刃してしまった
白虎隊みたいな。
あと大坂城にあの台所のジジイが火をつけてた。
大坂城も燃えてくるとなりゃ、そりゃ動揺するわな…。
家康、木の枝もって隠れてた。
うわぁ…こんな隠れ方する人ドリフ以来だよう…。
正純がやってきて、大坂城から火の手があがっていると言います。
まだ枝をもっていた家康、城の様子を見た。
ここでナレが入るんだけど「この、最後の戦国武将は、戦には流れが変わる瞬間がある
ことを体で知っていた」というの、なんかかっこよかったなあ。
今こそ好機と悟った家康、さっきまで「腹を切る」と言ってたのはどこへやら、形勢を立て直せと
命じます。
室井さんが入ってきて「捜査を建てなおす!」と言った時のような(踊る大捜査線2 レインボーブリッジを封鎖せよ)
こうして家康の命により、徳川軍の反撃が始まりました。
秀忠も向かっていった。
ユッキーもこれにはてこずり、秀頼はまだかーと言ってます。
その秀頼ですが。
佐助から、あのジジイこそがコ川の間者と聞いてびっくりしてる。
局もびっくりしてるがもう間に合いませんわな。
お前らのせいですべてが台無しだよ。
で、そこに台所から火があがっているという知らせが。
さらに、瓢箪の旗が戻ってきたことで、秀頼敗走と勘違いした豊臣の兵が次々逃げ出している
という知らせが入ってきます。
大野、部下に怒ってるけど命じたのはおめーだよ!
武将らはもう流れが変わってしまったと気付いてたけど、秀頼と局はまったくわかってない
感じだったなあ。
腹立つわ。
討って出るとか言ってるけど遅いっつの。
んで茶々がやってきて、手だてはまだある、生きるのですと言ってたけど、策は特に
明かされませんでした。
まあ千姫に託す話なんだろうけど、彼女がコ川にどうこう言うシーンはでてこないし、
完全に投げっぱなしで終わってる感じだなこれ。
その千姫ですが、もっと早くから脱出してるのかと思いきや、城の中に徳川の兵が
なだれ込んできて、火も回り始めてる中の脱出なんですよ。
きりアホなん?
で、内記が応戦しててかっこいいんだけど、多勢に無勢で歯が立たず。
最後、ユッキー父の位牌取り出していたのはなんかよかったなあ。
そして、ユッキーの盾となり鉄砲に撃たれて死んだと思ってた作兵衛が実は生きてて、
畑で乱闘しててこいつはこいつですごいと思った。
最後、すえと梅の名を呼んだのはよかったなあ。
ユッキーがまったくそういうのがなくて、家族に未練はないということなのか、忘れてたの
かはわかんないけど…。
あと、ユッキーが向かっていくのを山中できりが足を止めて見ていて、一刻も早く
コ川に千姫を送り届けて、本当なら豊臣の嘆願をしなければならない状況だろうに、
この人どんだけバカなんだと思った。
全然役に立たないじゃん…。
このあと、家康とユッキーが一騎打ちみたくなり、部下が家康をかばおうとするんだけど
皆かばったように見えてかばえてなくて、銃の弾道あけてたのめっちゃ笑った。
ユッキーが短筒で家康に狙い定めたんですね。
もっと真正面に立ちはだかれよ…。
しかも乱戦になるのかと思ったら、家康が、撃ちたければ撃て、徳川の世は盤石だとグダグダ
言ってて、その間にユッキー、かけつけてきた秀忠の軍に撃たれてんですよ。
なにこれ。
さっさと撃てばよかったのに家康の話をずーっと聞いてるからだろ。
どうしようもないな…。
で、佐助を呼んだから、おお何か策が!と思ったら普通に戦うだけだった。
この後結局敗走ですよ。
家康は逃げました。
己の陣からこれを見ていた政宗、景勝も大いにユッキーを褒めます。
あのように生き、あのように死にたいものだという景勝。
だからここで、わざと死ぬ場面映さず、ユッキーは皆の見てる前で死んだという展開に
したのかなと思ってたんですが…ううーん…。
兼続も、戦は終わったと言ってました。
いい声だわー。
あと政宗のブーメラン三日月が景勝にあたりそうでヒヤヒヤした。
寺に落ちのびていたユッキーと佐助。
語り合っていたら徳川の軍がきて、ユッキー、おとなしく従うと見せかけて反撃、仕留めました。
このあたり、大助にユッキー父が言ってた、頭を下げると見せかけて反撃、の策そのまんま
ですな。
でもこの後ユッキー、もはやこれまでと言うのでありました。
梅のことくらいは思い出してあげて欲しかったな…。
このあと、茶々、秀頼らは納屋みたいなとこにいたりとか、千姫は徳川のとこにつくも、
全然嘆願してるように見えなかったりとかいろいろありました。
シーン変わって。
ユッキー兄が正信の領地にやってきた。
正信、領民から非常に慕われているんですな。
秘訣は、きつ過ぎず楽すぎず、年貢はしっかりとるが、主は贅沢をしないことだそうです。
そこに、火急の知らせが届いたんだけど。
兄は空気読めますから、聞いちゃだめだなという感じで歩き出すんですね。
その時、兄が持っていた六文銭のお守りが鳴った。
兄、これで察したんだろうなあと思いますね。
私はこの時何となくのイメージで、ニヤニヤ笑いながらユッキーが、六文銭を鳴らして
走り去っていくのを思い浮かべていました。
湿っぽいのが嫌いそうだから、そんな感じで。
このあとOPに乗って今までのダイジェストが流れます。
そのあとナレで、兄の藩からのちに、徳川幕府を滅ぼすことにつながる佐久間象山が生まれるが
これはまだ先の話、と言ってたけどこれは蛇足だなあと思う。
言いたいのはわかるけどね。
これにて真田丸・完!