多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→真田丸


真田丸

第9話(16/03/06)

 北条、乗りに乗っております。
 徳川のいる新府城に攻め込む段階だとか。
 ここで、空に放された鷹が各所の様子を見て回る演出は面白かったけど、鷹もいろいろ
演技させられて大変だな。←

 徳川の方では忠勝が正面からぶつかるのが最善の策とか言ってて、正信にそれは策とは
言わんと突っ込まれてました。
 そういうわけで、武田の家臣を味方につけた方がよかろうということになり、真っ先に
真田の名があがります。

 その頃信濃では、ユッキー兄は父のことを褒めているんだけど、ユッキーは目の前で春日が
殺されるのを見てしまったショックもあってか、いまいち父のことを手放しで尊敬できないでいた。
 兄はそんなユッキーの心情など知るはずもなく、いつもふらふら決定してたのは思いつきじゃ
なかった!と大喜び。
 …半分くらい思いつきもあった気が…。
 
 上杉の方は身内で反乱がおきたので一旦戻ってて、直ちに北条を討つ、と言ってました。
 真田は今ほっとこうぜ的な。
 ダメ出しの直江君はユッキー父より信尹の方が気になる、というのですが、その信尹はまんまと
トンズラこいてました。
 さすがですなぁ。
 そういうわけで、北条の徳川攻めが始まりましたよ。
 ユッキー父はほっとこうと言いました。
 上杉に動きあったから動けない、軍出せないとでも言っておく、と。
 その間に国衆をまとめると話しています。
 父の策にすっかり心酔した兄はもう文句言わず見守ってます。
 ただ出浦が父に、大名にはならないのかと言い出した。
 父は、自分は分不相応だと言う。
 なるような器ではないと。
 まあなれないわけではないけども、圧倒的に勢力が足りないのもあると思うな。
 大名って名乗った者勝ちじゃないですからね。
 いうなればそれなりの定期収入があって、領土もそれなりにあって、兵力もそれなりに
ないとしんどい部分がある。
 ともあれ今は国衆をまとめるのが先ということですが、ネックになってくるのは当然室賀です。
 苦手だ、という父。
 古畑任三郎で室賀の上司に逮捕されてるから苦手なんだな。
(草刈さん、一度犯人役で出演)
 ここでユッキーは珍しく何も言わず黙って聞いている。
 父は春日の件だろうという。
 ユッキーは、他に手はなかったのかというけど父は「ない」と。
 策は何かとはお前はまだ知らんようだなと言われてユッキー出ていきます。
 まあつまり、一人の犠牲で済むか、多数の犠牲者を出すか、どちらかの選択ってところ
なんでしょうねぇ。

 ユッキーモヤモヤしていると出浦がやってきた。
 彼はユッキーに、おまえの父親がここを治めるのが一番だと思っている、と伝える。
 そして春日のことも、あいつにも非があった、調略されたとはいえあいつは自分の意思で
上杉を裏切った、だから自業自得なんだと。
 それで納得できればいいけどねぇ。
 出浦はユッキーにもっと強くなれと言って帰って行きました。

 この後兄と嫁さんのパートがあったけどこれはもしかして、嫁さんが死ぬ伏線か何か
ですかねぇ。
 いよいよ弱ってきてるって感じだったから。

 内記はきりに、ユッキーが落ち込んでるようだから励ませ、励まして好感度あげろとか
言ってます。
 やめろ!
 それは好感度を下げるフラグだ!
 っていうかユッキーの、きりへの好感度マイナスだから!

 室賀はユッキー父が会いに来て怒ってる。
 でも、この領地を従ったからといって北条に差し出すのは本意ではないだろ、と言われて
少し心が動いた様子。
 実は室賀も、武田、織田、北条と渡り歩いたけど、こいつなら安泰と思える大名はいなかったと
心の内を明かします。
 彼も態度は悪かったけど領地を守ろうと必死だっただけだもんねえ。
 そしてなんと笑顔になり、ユッキー父の策に初めて乗ってみる、と言い出した。
 いやー良かったですねー。

 そしてユッキーが自室でぼけーっとしていると、きりが入ってきた。
 入るなと言われてるのに入ってくるあたり、こいつ侍女としての自覚ないんだろうか…。
 まんじゅう食べようとか言ってくるからユッキーうんざりして出ていきました。
 大体これまであんな心無いことばかり言いまくって、ユッキーが自分のことを好きになってくれる
要素があると思ってんのかこの人…。
 ユッキー、作兵衛と会いました。
 どうやら隣の村とまたあれこれいさかいがあって、ちょくちょく出かけてるようです。
 大変ですねぇ。
 作兵衛もまた、武田の頃はこんな小競り合いはなかった、ユッキー父がここらを治めて
引っ張ってくれるといいのになぁ、という思いを口にします。

 その後ユッキー、梅のとこに行くのですが。
 梅はどうやらまた黙ってユッキーの話を聞いていたと見えて、自分の思ったことを言っても
いいですか、と言う。
 これだよこれ、この謙虚さがきりには足りない!
 梅は、春日には悪いけれどユッキーが無事戻ってきてくれて、戦をしないで済んでほっと
したという。
 戦は起きないにこしたことはないと。
 畑はあれて食べ物が奪い合いになる、それにユッキーにも死んでほしくないと。
 作兵衛もまた、戦は嫌だと言います。
 ユッキー父のために命は惜しくないけれども、畑仕事の方が性に合ってると。

 梅は、戦に勝てば何でも良いのかと問う。
 その結果皆が死んで自分一人になってもいいのかと。
 大事なのは人の命をできる限り損なわないことです。
 ユッキー父はそれをわかっているのではないかと。
 そういわれてユッキー、ハッとしたようです。
 梅のためなら自分も知恵を絞れるとか言ってる。
 いい雰囲気になったところで物音がしたので何かと思ったら、作兵衛が気を利かせてこっそり
出て行こうとしているとこでした。
 いいお兄さんや…。
 この後深夜になってユッキー帰宅してたので、多分「ゆうべはお楽しみでしたね」状態だったと
思います!
(意味がわからない良い子はお父さんに聞いてね!←やめろ)

 ムフムフしながらユッキー戻ってくるんだけど、柱に握り飯が叩きつけられてるのを見て
ぎょっとしてた。
 これ饅頭っていうか赤飯みたいな?
 つーか食い物無駄にすんなよきり。
 なんてやつだよ。

 その頃北条氏直。
 ユッキー父がこないとヒステリー起こしてました。
 誰かー精神安定剤って書いてある棍棒もってきてー!
 そして真田の里では国衆が集まって、皆でここ守っていこうや、と言うのですが、反応はあまり
芳しくなかった。
 室賀は根気よく説得していこう、と言います。
 そんな彼にユッキーの兄は「あまり派手に立ち回ると北条に動きが悟られます」と言うけど、ここで
「黙れ小童」いただきましたー!
 これがないとねぇ。
 そしてユッキーは生きる目的が出来て、剣の腕を磨いてました。
 そこに、室賀が出てくるんですな。
 室賀はいきなり、おまえの父は好かんと言い切った。
 顔が好かんと。
 ここで「向こうもそう思っています」と言っちゃうユッキー。
 それはいらん情報だから!
 でも室賀は、徳川とか北条らにここを取られるよりは良いと言う。
 よく自分に声をかけてくれた、なかなかの男だと。
 まあ要するに、どこの大名に仕えても、領土を安堵してくれる人でさえあったら真田も
国衆もおとなしくしてたと思うんですよ。
 でもどこも領地差し出せと言ってくるから争いになるわけで。
 それはごく当たり前のことではあったんだけどね。
 出浦はまだ父に、おまえが治めるのではいかんのかと言ってた。
 ここで父、決心が揺らいできたようです。
 おい、まさか…。

 ユッキーが自室に戻ってくるときりが勝手に入ってた。
 ゆうべは遅かったんですね、とかうぜー。
 チェックしてんのかよ。
 しかもユッキーが、人を死なせぬ戦をすることに思い至ったって言ってるのに、何言ってんの
とか、全否定だし。
 きりが嫌われるのはこういう、ユッキーだけでなく周りの人が言うことをまず否定することから
入ることだと思う。
 なんで「そうですね」とか「その考えはいいですね」という一言が言えないのか。
 武家の娘なのに空気読むこととか処世術は教えられてこなかったんかね。
 ありえないけど。
 でもこのあとユッキーが、ここ(ユッキーときり)の間には何もないからな、と言いきって
いたのは面白かったです。
 で、きりが「父に言われたから仕方なく」って言い訳するもんだから、「仕方なくならしなくて
いい」と言ったらまたまんじゅう投げつけて出て行ったよ。
 だから食い物無駄にすんなっつの。
 なんちゅー女だ。

 ユッキー父は一人で考えておりました。
 今後どうするかですね。
 そこに足音が響いてきて「お屋形様!?」とスパーンと開けたら兄が立っていたのめっちゃ
笑った。
 兄は兄で開けようとしたら父がスパーン!だからびびってるし。
 なんでも家康から書状がきたらしいです。
 真田と手を結びたいと。
 父、面白いことになったーとか言ってます。
 徳川に従うのではなく、徳川を利用すると。
 ここを真田が治める(ような力を持てる)その日までと。
 出浦これで納得したらしく、今より家臣になると宣言。
 かっこいいですなぁこの人。
 そんで寄合どうするのって言われたら「諦めた!」ってあっさり言ってて、兄が「父上〜」って
言ったのは笑いました。
 ほんとにころころ変わるな。

 いつの間にか戻ってきた信尹に父は、家康のところにいってくれと頼む。
 そして真田がつくと返事をもらった家康は大喜び。
 あれこれ領地を安堵してくれと言われるのも二つ返事です。
 つーかここのセット、信長と会った時のセットかな。
 まあいいや。
 さらに信尹は沼田領を真田のものと認めよと言った。
 家康快諾。
 これで真田は徳川に加勢することになりました。

 ところが。
 ナレでもいってたけどのちほど家康は約束をたがえるんですな。
 それが徳川と真田が対立するきっかけになります。

 ユッキー母が寝ようとしてたら父がきて、ひざまくらムフーって感じだったんだけど、
人質の話を持ち出したらきっぱり断られて、「おやすみなさーい」と父戻っていったのめっちゃ
笑いました。
 ここすごいかわいかった。
 ま、これで兄が行くんだろうなぁ。そして心労の日々が始まる(笑)。

 北条氏政の方は真田が裏切りよったーって感じ。
 もともと期待してなかったんだろうなぁ。
 でもこいつらをつぶすのはあと、徳川との戦に専念せよと。
 この時真田を放置したのが北条の運命を狂わせたわけですね。
 これがのぼうの城とかにもつながっていくわけです。

 さて真田が徳川についたのをきっかけに他の国衆も次々と徳川に手を貸すことに。
 室賀なんてノリノリで皆にがんばるぞーとか言ってるし。
 それを見ていた父と出浦、寄合の件どうする、的な会話をしてる。
 室賀は今回のことは、信濃独立のための布石と信じ込んでめっちゃ張り切ってるぞ、的な。
 父しばらく眺めていた後「もう少し黙ってよーか」
 軽いな!

 北条が攻め上がってきて、信濃へも押し寄せてくる可能性が出てきた。
 ここで真田はどう戦うべきか。
 普通なら内山城を押さえて信濃への攻め口そのものを絶った方がいいという話が出ている。
 そこにユッキーが手をあげた。
 内山が大事なのは北条にとってもわかりきったこと、なので死に物狂いの激しい戦になるでしょう、
味方を大勢死なせては勝利の意味がないと提案。
 皆がざわつくのへ兄が、聞きましょうと諌めるのはよかったな。
 ユッキーはここで、今は北条の戦列は縦に長く伸びている状況であるから、兵糧を絶つのが
いいと提案。
 この道の流れとしては、小諸城を必ず通るから、ここを一気に真田が押さえてしまえば、兵糧は
絶たれる。
 後は自分らは戦わず徳川に任せればよい、というものでした。
 こうすれば真田のダメージは少ないと。
 一同感心します。
 そうしてこの作戦により、真田はほぼ被害を出す事なく北条の兵糧を絶つことに成功し、孤立した
北条の軍は徳川に叩かれてほうぼうのていに。
 北条氏政は戦略の練り直しを迫られました。

 父は北条に泡を食わせ、徳川に恩を売ってやった、これでうまくやっていけそうだ、とニヤニヤ
しているのですが、世の中そううまくはいかない。
 なんと、北条からの和解の申し入れを徳川が受けた、という知らせが入ってきたのです。
 徳川としても決して全力で当たって勝てるわけではなかったからありがたかったんですな。
 さてこうなると、北条を裏切ってしまった真田が孤立ということになります。
 いきなり窮地に立たされてしまった父。
 はたしてここからどう生き残っていくのでしょうか。


 次回第10話。
 「幸村よ、熱く時代をかけるのだ!」



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