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西郷どん |
第11話(18/03/18)
篤姫は日々、鍛錬に励んでおりました。
西郷が見ながら応援していてちょっとかわいかった。
一方斉彬は阿部の口利きで、将軍家定に対面を果たすのですが、まったくの自由人と
いうか、話を聞く様子もなく、カラス相手にガアガアないてる様子を見て困惑する。
カラスは挨拶するとこっちを認識してくれるんやで。(どうでもええわ)
というかここの家定の様子を見てるカラスが「こいつ、やべえ…」的な態度してて可愛かった。
全部ぶっ倒して春高いきます!(それ別のカラスゥ!)
で。
斉彬が一応対面果たして出てくると井伊直弼とバッタリ。
井伊はたんまりイヤミを言ってきます。
井伊側は正当な将軍の跡継ぎである子を推したくて斉彬と対立してるようですね。
つーか、御身大事にしなされよって井伊が言ってるけど、二人とも暗殺されるかと思うと
どっちもどっちやな。
西郷は斉彬の子、虎寿丸と相撲を取っていたのですが、虎いきなり倒れた。
西郷に投げ飛ばされたせいで…!←
このあと数日して虎寿丸は亡くなります。
斉彬はこれで5人の男子を失ったのでした。
これもしかして遺伝子系の病気かなと思ったのだけど、そうなると発病の年齢がばらばらなのは
あれだし、家系を根絶やしにするために毒殺された、と考えるべきですかね。
斉彬は悲しみの中西郷に、水戸藩らとの宴を予定通り準備するように言います。
山田が時を改めては、というのへ、時間がないという斉彬。
国のためには子供亡くなったことで嘆いている時間すらももったいない、ということでしょうな。
こういうのって周りから見たら非情と思われて非難されることがしばしばあるけど、人の悲しみ方は
それぞれなので、見た目だけで「悲しんでない」と判断するのもいかがなものかと。
篤姫も落ち込んでいて、幾島は、早く気持ちを切り替えろと言います。
今のあなたの役目は世継ぎをなすことであると。
そうですねえ。
西郷の仲間らは、また由羅の呪いではないか、と話をしていました。
と、西郷、人の気配に気づくも姿はなく。
皆は、誰が聞いているかわからないから会話に気をつけようと言ってます。
もっと早く気を付けて欲しかった!
というか、話していたのがいきなりやんだら、気付かれたかもって思うだろ。
西郷も会話しながら戸をあけるくらいの芸を見せろ。
江戸の薩摩藩邸で隠居していた斉彬の父と由羅は、虎が死んだという話を聞いて、
可哀想と言ってます。
この人らは引退したわけだから、わざわざ毒殺する理由がないもんね。
まあ、また自分のせいにされるんだろうな、と由羅は言っておりますが。
薩摩では皆が由羅の仕業という中大久保が皆をいさめてました。
それが賢明でしょうな。
そんで鶴丸城で働いていると、同僚がとある記録がどこにあるか思い出せないと
言ってくる。
久光が探しているのだそうで。
んでその記録保管所に久光が自らやってくるのです。
つーかここ、真田丸で出てきた大阪城の記録保管所そのまんまだろ…。
大久保はその資料を隠すんですな。
なんでか知らんけど。
そんで久光に「明日届けますよ」って言ったら、「いや見つかるまで待つ」って言われちゃった
ので、直接なんでその資料がいるのか、と聞くことにした。
最初からそうしとけよ。
その資料とは、昔日本が西洋と戦った記録でした。
え…いつのだこれ…。
まあいいや。
久光は、昔の日本がイギリス相手にどのように戦ったかを知りたいと言います。
これからのことに備えてでしょうね。
大久保は納得したのか知りませんが、斉彬の子が死んだことで、数年前のことを
思い出して暴挙に出かねないやつがいるから、まあ何とかしてよ、的なことを言います。
久光、名は?って言うけど大久保は答えませんでした。
やっぱ「君の名は」ブームは終わったのか。(そうじゃない)
資料も差し出してた。
なんで隠してたのかって勘ぐられないかな…?
あとは久光がどう出るか、ですね。
江戸では斉彬が水戸のや慶喜、あと福井藩の人を招いて密談が始まっていました。
橋本もいます。
篤姫の輿入れについて水戸の斉昭が斉彬に、よもやあれをうまいこと操って、自分が
政権を握ろうなんて考えてないだろうな、と釘をさし。
斉彬はそもそも、子は出来ないからその心配はないと言います。
西郷ビックリ。
もともと篤姫を輿入れさせるのは、次の将軍には慶喜をと推挙してもらうためだ、と。
まあ斉昭も自分の子が将軍にと推されるのであれば断る理由はないですから、今回の
作戦に全面的に協力するというのですが。
慶喜は、自分は将軍になる気はない、西郷、ちゃんと言っただろと怒ってる。
そんなこと言われても西郷もちゃんと斉彬に伝えてるんだから、ここで西郷怒られるの
筋違いすぎるよ…。
慶喜は、自分は海外と渡り合おうと思わないから無理、というけど斉彬は、それでいい、
変に面子に関わる人よりいい、と言う。
あ、ダメだこれ。
ああいえばこういうのパターンだ。
というわけで慶喜、ここにまともな父親はいないようだ、と言い捨てて出て行きました。
この会合をこっそり見ていた者がいました。
その正体とは!?
西郷は宴の後斉彬に尋ねます。
家定と篤姫の間に世継ぎが出来ないのは本当か、と。
その答えは!?
斉彬が倒れたぞ!
そんなに答えたくなかったのかよ!(違うわァ!!!!)
いやーハデなごまかし方だと思ったんだよ。
まさか本当に倒れるとは。
斉彬が倒れたことで藩の中に動揺が広がります。
西郷は水垢離と護摩壇かな、必死に祈祷しています。
不動明王かね。なるほど。
でも護摩壇は坊主に任せた方がいいような。
ともかく、斉彬は一命を取り留めました。
皆は、また由羅の呪いに違いない、とえーとなんだっけ、あれ…藁人形か、あれを探したり
しています。
西郷は、虎寿丸が倒れた時と同じだったと思い出し、もしや食事に毒がもられているの
ではないか、と疑う。
疑うのまではよかったんだがなあ…。
斉彬は西郷の言葉も届かない様子で、一心不乱に部下に指示を出してました。
西郷は食事の魚を懐紙で包み、とあるところに持っていく。
それはあの宿にいる橋本に見せるためでした。
慶喜が外でこっそり立ち聞きしてて笑う。
なんだかんだで興味あんじゃん。
西郷は、斉彬の食事に毒が盛られていたのではないか、と言います。
それを聞きつけて慶喜、たまらず入ってきた。
自分も殺されるところだった、だから将軍になどなりたくないんだ、と怒ってるわけですな。
ともあれ、橋本は西郷の話を聞いて調べてみた。
銀色の箸を魚に差し込んでみると黒く変色するわけです。
つまり、ヒ素が入っていた。
この時代暗殺に使われるのはもっぱらヒ素が多く、これは全世界共通です。
なので毒殺を恐れたヨーロッパでは銀食器を持つことが王族や貴族のステータスであり、
それが今の世でも風習的に残っているわけですね。
ちなみに日本では、女が化粧におしろいを使っており、それに鉛が含まれていたことから
鉛中毒で死亡する例も多かったといいます。代表的なのが遊女ですね。
閑話休題。
橋本の話を聞いて納得する西郷。
誰かが毒見を済ませた後に少しずつヒ素をもっていたのだろう、というわけです。
虎寿丸も同じように毒殺された可能性があると。
と、また人の気配がする、と西郷がふすまを開けると酔っ払いが入ってきた。
しかし橋本が「酒のにおいがしない」と言った途端、彼は人質に取られ、刺客は逃げてゆく。
この時橋本はずれた面から刺客の顔を見ました。
こいつも殺されそうだなあ。
慶喜は「行け、西郷!」と西郷をポケモンのようにけしかけて、自分はさっさと逃げました。
お前…ポケモンマスターになれないぞ。
もしこれが慶喜の芝居だとしたら相当ですな。
いやこういう陰謀渦巻いてるのを知ってて、わざと自分は将軍に興味がないフリをしてみせ
(周りは将軍にさせたがっているから、拒否しててもそこは問題ない)、問題が解決されたら
サッと将軍になったりするのではないかなーと。
そういう人物だったらなかなかに面白いのだけれども、どうやらこのドラマの慶喜は本当に
なる気がなさそうだなあ。
無理やり将軍にさせられたからやる気もなく、鳥羽伏見でさっさと帰る、というのはつじつま
あいそうですな。
さてどちらが本当の姿かな。
橋本は腕を斬られながらも西郷に追うようにいいますが、西郷は見失ってしまった。
ええい。
で、西郷ですが。
こいつ本当にアホというか空気読めないのまた戻ってきたなあ。
斉彬父の屋敷に乗り込むんですよ。
もうこの展開がハァ!?て感じなんだけど。
斉彬父はさすがのしたたかさというか、お前の噂はよく聞いている、働き者だそうだな、と
褒美として菓子をくれるんですね。
「ハッ…!菓子を下賜!」(伊月、黙れ)
しかし西郷は毒を警戒して食べることが出来ない。
で、由羅が食べて見せて、毒なんか盛ってない、と言って見せるわけですよ。
斉彬父も、斉彬の食事にヒ素が盛られていたという話を受けて、今でもあいつは憎いが、
自分らの他にも敵が沢山いる、これ以上疑うなら容赦せんぞ、と一喝。
まあそらそうですわな。
たかが一介の下士ごときが、毒殺の犯人と疑って前の主のとこに乗り込んできたら、それこそ
無礼討ちされてもおかしくないわけで。
これは完全に西郷が悪いと思うわ。
斉彬はシリンダーが回ったぞーと部下の作業を褒めてました。
良かったねえ。
あと半年で実用化、らしいです。
でも斉彬にしたらそれでも時間足りないだろうな。
そこに西郷が戻ってくるけど、皆しらーっとした感じで見てた。
斉彬は皆を下がらせ西郷を厳しく叱責します。
それは、勝手に毒殺を疑って斉彬父の屋敷にいったことでした。
そんな無駄なことしてる時間はない、というわけです。
そらそうでしょうなあ。
斉彬は民の為の国を作りたいのだ、それに命をかける、と西郷に言います。
今宵はここらで…終わらねぇぇぇえ!!!
アニメみたいにCパートやってんじゃねえぞ!
井伊が、斉彬は持ち直したかと言ってました。
そこには、聞き耳立ててた男と、あのお面の男もいました。
実行犯はこっちでしたか。
また、慶喜が将軍になる気はないことも報告されてた。
これだったら井伊は慶喜に対する警戒は少し緩めるかもしんないですね。
次回第12話。
「丁か半か」