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西郷どん |
第12話(18/03/25)
斉彬は体も回復し、ますます職務に励んでいました。
その中で特赦が出て、大久保父も戻ってくることになりました。
しかし5年は長いよなあ…。
特赦で戻るとなれば堂々と帰せるからそれ狙ってたんだろうけども。
大久保家、西郷家皆が喜ぶ中大久保父は、帰りを待ったまま亡くなった西郷父と母に
思いをはせます。
まあしょうがないですわなあ。
江戸では幾島が進まない縁談にいらだって斉彬に話をしようとしてました。
で、西郷にも何か聞いてないか、とか言ってる。
ドスのきいた声出せるのすげえ。
ところがそこで、声を聴きつけた篤姫が出てきたもんだから、「今年の桜はきれい」と
幾島ごまかしてるのすごかった。
ま、耳に入れたくない話だろうね。
この時点で篤姫が江戸にきて2年ですから、確かに幾島がいらつくのもわかります。
そんで幾島は斉彬に話をしにいくんだけど、斉彬も阿部を通じてお願いしているものの、
篤姫の輿入れをよく思わない連中が横やりを入れてくる、と。
幾島のことですからすぐ、井伊かと気付きます。
そこで彼女は、女の方から働きかけてはどうですか、と提案。
つまりいろいろ情報を仕入れて他の藩を味方につけたり、大奥を味方につけてはどうか、
というわけです。
家定の母親にしても、世継ぎが何としても欲しいわけだから、そこに働きかけてはと。
こればかりは斉彬もできないわけですから、喜んで幾島に頼んでいます。
あと、西郷も手伝いすることになりました。
西郷が複雑な顔してるけど、慶喜が言ってた「世継ぎが出来ない」というのを気にして
いるんでしょうね。
と、山田が「ん!」と何か差し出した。
みれば手紙と小判で、各藩に手紙を届けるのへ手土産を持っていけ、というわけです。
必要ならいくらでも言えと。
つーか西郷に土産選ばせたらダメだろ!
こいつとんでもないもの選びそうだぞ!
その選定は幾島にさせろよ…!まあ多分西郷も相談したとは思うけど…。
そんな西郷に篤姫が声をかけてきて、最近屋敷内が騒がしいが、もしかして輿入れがダメに
なってしまったのか?と問う。
西郷、必死のフォローですがいまいちごまかせてない気がする。
しかも、篤姫が「公方様は輿入れを望んでいないのではないか?」という質問に対して、
「聞きたいことがあるのですが」と質問で返すな西郷!
西郷このあと、いつもの宿にきました。
珍しく慶喜いないんだな。
ここで彼はお金を使って幾島とともに、宿の女性からいろいろな話を聞き出すわけです。
こういうところは藩の密談に使われてますからね。
事情通な人が多いわけです。
ただここまでペラペラとはしゃべらんと思うけど…。
西郷、びっくりしてます。
私も幾島にびっくりしたわ。どっから声出してんだよ(笑)。
そして、今度は山田と西郷のタッグで、諸藩と仲良くしてる。
こっちもこっちでうまくやってるなあ。
西郷大変ね…いわば接待だもんなあこれ。
諸藩はいたくご機嫌で、「(輿入れの件は)ワシに任せておけ」と言ってくれたのでした。
そんで屋敷に戻ってくる西郷ですが。
門限すぎて戻ってくるとこ、斉彬の命で許されてるのか、門番の目をかいくぐったのか、
描写がちょっとあると面白かったなあ。
前者かなとは思うんだけどね。
帰宅すると友達二人が仁王立ちしてて、あの宿入りびたりかよ、と文句言ってくるの
面白かった。
派手に遊んでええのうーって感じで。
任務自体秘密だから(この庭で話したことは秘密ってやつ)、何のために遊び歩いているかは
言えないのか。辛いところですね。
その頃、薩摩でも必死に藩の為頑張っている人がいました。
大久保利通その人です。
久光が探していた資料に関わることがほかにもあったから、とわざわざ届けにいっています。
その文献を読んでいて久光は、大久保からの手紙を見つける。
そこには、父の赦免に久光も関わっていたと知ったこと、この恩は一生をもって報いる、という
決意が書かれていました。
大久保にしたら、斉彬ばかり目立ってるけど、久光も頑張ってくれたこと忘れてませんよ、と
伝えたかったんだろうね。
これは久光も嬉しいんじゃないかなあ。
さてさて江戸城で。
幾島が侍の後ろ歩いてて「あ…」とか言うから何かと思ったら、袖の下渡してた。
そんな渡し方すんの!?
もっとこっそりじゃないの?
いいけどさ…。
で、大奥に渡った幾島は、家定の母親、本寿院に会います。
泉ピン子さんか。
ここから渡る世間は鬼ばかりが始まるのかと思ったぞ。
どうやら島津から本寿院へ数々の貢物があったようで、それで会う手筈は整った、と
いうところでしょうか。
本寿院は、篤姫の輿入れがうまく進んでいない話は聞いている、と幾島に言います。
井伊かと見破ってるあたりこっちもさすがですな。
島津が外様なのでまあいろいろあるのでしょう。
で、篤姫はいったん別の家に入って島津との関係をなくしてから輿入れする、という
話を聞いた本寿院は、それなら問題なかろう、と。
そんで奥さんに望むのは家定より早死にしないことと言う。
幾島は、それなら篤姫は大丈夫ですと伝えます。
体は丈夫だし、何より運が強い、と。
まあそうですね。
そういうわけで本寿院、篤姫のために動くことにしました。
家定の前に本寿院や阿部、井伊がいて、10人くらいの姫の似顔絵が並べられていきます。
本寿院、この中から次の妻を選べ、と割とムチャぶりした。
阿部もビックリですわな。
で、家定選ぼうとして「これにする」と井伊直弼を指さした。
BL展開かよォォォォ!!!
井伊も「えっ?」て感じだけど、家定、庭のアヒルが死んだとか言い出した。
殿、それはカモだ。
カモでもアヒルでもいいけどとにかく家定は、自分を残して皆死んでしまう、死なない妻が欲しい
と言います。
だったら初音ミクでも嫁にしとけ。
本寿院ここで、死なない命はないが、丈夫で運の強い姫ならいる、と足元を指さします。
踏んでる!
篤姫の似顔絵、家定めっちゃ踏んでるゥ!
家定も、「これにする」と決めていました。
ポケモン選びじゃないんだから。
阿部はさっそく手筈を整える、と言いますがここで井伊が反論してきます。
しかし、本寿院が「家臣の分際で口出しするな」と言った。
さすがですな。
そしてその年の秋、篤姫に、12月に結婚が決まったと斉彬は知らせます。
篤姫、喜びます。
篤姫は幾島らが骨を折ったのを知ってるようで礼を言うのですが、幾島よほどうれしかったのか、
薩摩弁でしゃべって、篤姫とても喜んでいました。
ただ、西郷としたら複雑だろうなあ。
西郷は斉彬に、あの話はどうするんだ、と言います。
世継ぎ出来ない話ですね。
何もしらないのはかわいそう、と。
斉彬も折を見て篤姫には自分から言う、と西郷に言いますが、たまたま幾島がそれを立ち聞き
してしまった。
彼女にしてみたらショックだったでしょうね。
自分の出世が云々よりは、やはり我が子のように篤姫を思っていたでしょうし。
春画をこっそり燃やしていたのが印象的でした。
その後、幾島は篤姫に厳しい稽古をつけます。
大奥に入ったら一人で戦わないといけない、強くなってもらわないと困る、って。
その強い、はこういうなぎなたとかの強さではなくて、イヤミとか嫌がらせを笑ってスルー出来る
強さではないかと思うんだけども…。
そして1855年10月2日のことでした。
斉彬は篤姫を呼んで、輿入れの本当の目的を告げます。
おそらく子を産むことは出来ないだろうこと、女性としての幸せは手に出来ないだろうこと、
家定に次の将軍は慶喜にと推して欲しいこと…。
篤姫、ものすごいショックだったと思います。
でも篤姫は斉彬のためであれば自分は不幸になっても構わないと言います。
まあ子供を産むだけが女性の幸せでもないだろうしね。(この時代は確かに世継ぎ産めない
女性は生きてる価値がない、とひどい差別受けた時代ですが)
覚悟はできていた、という篤姫に西郷思わずもらい泣きしてました。
その夜。
西郷は眠れないでいた。
篤姫もまた眠れないでいた。
そこに大きな地震が起きました。
俊斉が寝ぼけてて「桜島が噴火したか!?あっここは江戸だった」と言ってるの笑える。
あわてて飛び出す西郷。
走って行ける距離に斉彬の屋敷あんのかよ…。
斉彬が無事なのを確認すると、西郷は篤姫のとこへ。
彼女は無事でしたが西郷に、自分を連れて遠い国に連れていって欲しいと言い出した。
やっぱり彼女だって、幸せになれない輿入れは嫌だったんだろうなあ。
というか西郷が身を挺して守って柱支えてるから早く逃げて!重いんだよ!
西郷は、わかったといいます。
これがほかの人ならともかく、西郷は本心で言ってるでしょうね。
篤姫が好きだからとかじゃなくて、立場に深く同情してたんだと思います。
篤姫もまた、「でもあなたは殿の娘だから」とか「公方の嫁になるのは名誉なこと」と口先だけの
ことを言う人よりも、自分の立場を理解して共感してくれる人が欲しかったんでしょうね。
その言葉が聞きたかった、という篤姫。
幾島が呼びにきた時にはすっかり彼女はいつもの篤姫になっていました。
輿入れする身を守ってくれたことに礼を言う、といい篤姫は去っていきます。
西郷はどう思ったでしょうね。
次回西郷どんスペシャル
「仕事のグチは家でこぼさず外でこぼせ!って言うからちょっとこぼさせてもらうけどね
「侍の国」僕らの国がそう呼ばれていたのは今は昔の話…とか言って始まったこのアニメもはや一年半、
あんな事こんな事いろんな事があったよね、で、そろそろ色々振り返ってもいいかなーと思ったのに
「チェッ なんだよ総集編かよ、手抜きじゃね?」とか、アニメだって作るの大変なんだから文句言うのやめなさい!」