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西郷どん |
第15話(18/04/22)
今回のタイトル、やっぱりそうじゃないかなぁ、と思ってたんだよねえ…。だからこその前回
予告タイトルだったんですが。(あのふざけた銀魂タイトルのやつです)
それと、前回あれだけ井伊相手に啖呵きってめっちゃかっこよかった慶喜でしたが…。
これは恥ずかしい展開になってしまいましたな。
帝からの、次の将軍は慶喜にするようにとの詔が出されました。
近衛もたいそう喜んでいます。
苦労しましたとか言ってるしなあ。
ところが、月照がちょっと気になると言ってくる。
詔の写しには、三賢を備えた年長のものと書かれていて、慶喜と直接的には書かれて
いない、と。
確かにこれ誰かが細工した可能性あるなあ。
詔を改ざんすることは許されないから「写す時にうっかり文字を飛ばした、読み間違えた」
というていで…。
西郷は、年長と言えば慶喜のことだから!という感じですが…。
西郷は急いでこれを斉彬に知らせる、と橋本とともに出て行きます。
この時、そわっとした感じで顔を見合わせて、一瞬の間があって出ていくのいいね。
月照はそんな二人に「作戦名:いのちだいじに」を告げるのでありました。
お前はドラクエの勇者か。
この時月照は数珠のヒモが切れ、ぱらぱら〜と珠が落ちるのをみます。
縁起が悪いなあ…。
薩摩の斉彬は軍を鍛え上げていました。
力が入りますなあ。
そして西郷、橋本はニコニコ笑いながら走っていますが…。
放送事故かと思ったぞ。絵が止まった。そして割れたー!
江戸城では篤姫と家定が穏やかな日々を送っていました。
家定は庭の木を眺めて、柿の実がついた様子を描いています。
篤姫は不思議な絵を描いていますね、と言うけれども、発想にとらわれない人ってこういう
感じなんだろうなあ。
その人の目に映っているものが、他人から見て同じとは限らないし、枯れ木を見て実が
実っている絵を描いたからってそれを間違いだというなら、間違いと言う人の方がおかしいと思う。
家定は、柿の実は甘くておいしいから篤姫と一緒に食べたい、と言います。
篤姫は幾島に言って、薩摩の春柿を取り寄せて一緒に食べましょうとか言うのですが。
いやそうじゃない気がするなあ。
それはそうと家定が、苦しいといって倒れた。
もともと体丈夫な人ではないんだっけ、と思ったら脚気かよ。
そうか、江戸わずらいですね。
寝込んだ家定のところに井伊が来まして、おつきの人を遠ざけた後、こっそり家定に
遺書を書かせようとする。
家定は柿の絵を描いてこれを、というのですが。
井伊、埒があかないと判断し、次の将軍は慶福に、と耳打ちしたり、自分が仕切っても
いいですか、とこっそり言って家定の「任せる!」という声を言質として「自分に一切を
任された」と言いきってしまうわけですよ。
卑怯クセー。周りも下がったらあかんかったよー。
こんな時録音機があればッ!セクハラの証拠が(それ違う事件だし結構やばいからやめて)
そして井伊は大老に就任しました。
なんでお面もって歩いてんだよ。
これ大老っていうマークなの?
井伊は家定の名でハリスとの通商条約を結ぶと宣言します。
歴史習ってると必ず出てくる、日本に一方的に不利な条約ですね。
井伊としてみたら、これで外国との戦を避けるという目的だったんでしょうが、結局
アメリカにナメられたようなもんだなあ。
さらに、次の将軍は慶福にすると井伊が言うので水戸の斉昭が怒るわけですが、これは
帝からの詔写しが細工されていまして、書き換えられていたんですな。
だから、慶福が将軍になっても朝廷を無視したことにはならないわけです。
京の近衛も話を聞いて、打つ手なしやー!と嘆いている。
どうでもいいけどケツむけんな。
橋本も万事休す、といった感じです。
西郷は、ぜひともこれを斉彬に伝えなくては、と急ぎ薩摩に戻ることを決意。
アホか。飛脚使えよ。あんたが戻る方が時間かかるわ…。
この時代の飛脚は、藩が命じるなら、今でいう速達のような感じで手紙を早く届ける
ことが出来、ちょっとうろ覚えだけど江戸→薩摩くらいだったら一週間かからず届いたかと思います。
(普通の飛脚だと一月くらい)
大奥の方にも、次の将軍は確かに慶福なのだな、と一報が入り、篤姫は「家定は確かに
慶喜と言った」と主張するも、保寿院が「あれは家定の戯言でしょう」と相手にしない。
クッソ、イヤミな姑やらせたら日本一やなホントに!
で、そこにいる井伊に篤姫は、オメーまさかドサクサに紛れて家定から言質取ったんじゃ
ないだろうな、的なこと言うけど、井伊はちゃんと頼むって言われましたーって感じなんですね。
そりゃ腹黒いのは井伊の方が上だからどうしようもないですね。
篤姫は、家定が書いた遺書を見せろと言うも井伊は、あれは自分にもらったものだから見せる
ことは出来ない、と。
本当に腹立つなあ。
そこに慶福がやってきて、立派な口上で篤姫に見舞いの言葉を言うんですな。
井伊、見舞いにすら来ない慶喜とは大違い、とトドメのイヤミ。
お前はシェー!でもやっとけよ。(イヤミ違い!)
薩摩では斉彬が知らせを受けとり、大変に驚いていました。
西郷は急いで急いで、ろくに休憩も取らずに急いで山道を走っていた。
ただここ、思うんだけど、運動靴を履いてがっちり走ってその上で草履(あのかかとがないやつ)を
合成することは出来なかったのかなって。
走り慣れない草履で山道を走るんだから、どうやっても今の人には不自然さが出るわけで。
全速力で走ってるって感じがしないんだよねえ。
草履脱げないように足意識してますって感がありあり。
ちょっともったいなかった。
西郷の脳裏には昔斉彬と交わした、この国を変えていくという話が浮かんでいました。
後一歩のところでその夢が崩れてしまった。
どれだけ残念だったことか。
ボロボロになって戻ってきた西郷を斉彬は出迎え、ご苦労であった、と言います。
もう良い、と言ってに斉彬去っていったけど、なんていうかその言葉にすべての思いが
こめられてる感じだなと思いました。
斉彬は馬を走らせていました。
途中畑で出会った農民らが自分のことをおがんでるのとか見て、どう思ったでしょうねえ。
平時の斉彬であれば、次の手をまた考えていたんでしょうが、さすがの彼もショックが
大きかったというところでしょうか。
西郷、必死で斉彬の後を追い、あの子供のころに出会った場所にやってきました。
西郷は斉彬にどこまでもついていく、と言います。
斉彬は、井伊は工場に目を付けてあれ廃止するつもりだ、もう夢は砕けた、と告げます。
本当にこの人も打つ手がなくなってしまった、というのをしみじみ感じていたんだろうねえ。
天はワシに味方せなんだ、という斉彬。
というか天才や非凡な人の考え方というのは生きているうちには理解されなくて、死んでから
「あの人の考え方は正しかった」と思われるパターン多い気がする。
時代を先取りしすぎてしまうんでしょうねえ。
斉彬は西郷に語ります。
来る途中、汗にまみれている百姓を見た、農業はこの国を支える礎だ、米がたらふく食えれば
外国に渡り合える国になれるのに、と。
まあ米食べ過ぎても脚気になるから注意な!
で、斉彬は西郷に庭方の役目を解く、と。
…あれ?これもしかして西郷クビってことじゃね?
明日から無職じゃね?
ちょっとォォォ!ショックなのはいいけど西郷の食い扶持保証してあげて!
ヒイコラ言いながら戻ってきて首宣言とかマジどないせーっちゅーねんって感じなんですけどォォ!
借金完済が遠のいたよ!
西郷、ガックリして(給与の方ではないと思うけど←当たり前)家に戻ってくるけど、入る勇気がなかった。
それを琴が見つけて迎え入れてくれるのだけど、家の人らはあまりにも西郷の変わり果てた姿に
言葉を失います。
つーかババアまだ生きてた!(言い方)
大久保らもやってきました。
西郷は、クビになった、というけども、家族の人らも、収入のツテがなくなったから困ってるのではなくて、
斉彬に何かあったのでは、くらいはわかっただろうなあ。
今度は大久保がはげます番かなと思ってたらやっぱり大久保、夜こっそり訪ねてきた。
お互いに、皆がいる前じゃなくて夜こっそりっていうのがなんかいいなあ。
で、西郷は、自分はあちこち駆けずり回って斉彬の役に立っているつもりでいたけれど、何の役にも
立ってなかった、万策つきた、というのですね。
まあ相手があの井伊じゃあなあ、経験も頭も勝ち目なかろうて…。
そんな彼に大久保はやっせんぼ、と言葉をなげかける。
西郷はいつもいつも、皆が無理というのをあきらめなかった、女子の気持ちがわからんと思えば女装し、
斉彬にめっちゃ失礼な手紙を送りつけて政治批判したり、その斉彬が藩主になれるよう背中をおしたり。
相撲でも殿をブン投げはしたけどあれが大久保の謹慎を解くきっかけになり、庭方に就職できた、皆が
やれるはずがないと言ったことをやってきたろ、と。
黒歴史のオンパレードだったな…。
翌朝。西郷は何やら考えていました。
この家族だんらんの風景をカメラ前熊吉が横切るの笑う。
いやわざと指示でやってるんだろうけど、斬新な構図だなあと思って。
江戸では井伊がやりたい放題やらかしていました。
ハッ!
意のままに動かす、井伊だけに!(伊月、黙れ)
大奥の篤姫のところには、家定の形見です、と柿の絵が届いた。
形見と言われて篤姫、家定が亡くなったことを知ります。
最後はこんな風に奥さんであっても会うことは出来なかったのかぁ。そりゃそうか、最後の遺言とか
篤姫が変な動きするの井伊が警戒したのかもな。
家定が亡くなったことを公にされたのはひと月後でした。
どっかの「ワシの死は3年隠せ」って言われたのが速攻バレてた武将と違い、こっちは城の奥の奥の
話だから隠匿しやすいわなあ。
で、それは家定の名でハリスと条約がかわされて、慶福が次の将軍になるよって決まった
直後というタイミング。
井伊の仕業しかないっしょって感じだね。
斉彬が荒れていると、奥の方で山田の「下がれ下がれー!」って声がする。
西郷がすごい形相でやってきたのでした。
斉彬がやってきて周りに放してやれ、という。
西郷は斉彬に「兵をあげてくれ」と言いました。
このまままではこの国は異国に呑みこまれる、立ちあがって守って欲しい、と。
斉彬、今は江戸に兵を送ることは出来ないと言いますが西郷は違う、と。
京だと言うのです。
つまり、帝を守り、その薩摩の姿で決意を示すというわけです。
西郷は、直接帝から改めて詔をもらえばいい、と言います。
「慶喜を次の将軍に、そして幕府と朝廷は手を取り合って異国に立ち向かえる兵を作れ」
といった具合にですね。
そうして薩摩が帝の名のもとに立ち上がるならば、井伊に不満を持っている連中も必ず立ち上がって
くるだろう、というわけです。
それで幕府に迫れば戦争にはならないと。
感心している斉彬に山田が気は確かですかって言うの面白い。
本当このキャラ好き。
斉彬は西郷をよう言うた、と褒めます。
多分斉彬もそういうことを考えてはいたんだろうな、と思いますね。
ハラが決まったと言ってたし。
斉彬は西郷に、急ぎ京へ戻り、志を同じくする奴らを集めろ、と言います。
そして近衛を通じて帝にもこのことを知らせろ、と。
俄然忙しくなってきましたね。
斉彬は西郷に、京で会おうと声をかけます。
そして、今からお前はワシになれと。
は?
え、ちょっと何言ってるかわかんないです。
(いいシーンなのに!)
西郷の仲間は話を聞いて盛り上がってるけど大久保が冷静に戦ではない、となだめてます。
西郷は大久保に、時がきたら手紙出すから待っててくれ、と。
彼の真意を理解してくれるからこそ今度は大久保も待ちの姿勢ですね。
そして次のシーンで西郷、あっという間に京へ来てるという…。
はっや!
さすが飛行機やでぇ!(違います)
ここは薩摩藩お抱えの宿なんかね。
お虎という角野卓造じゃねえよ!って人がいます。(名前言ってやれよ!)
西郷にポーッとしてて、「おこしやすは一見さん、西郷はなじみだからおいでやすでいいんや」と
注意されてた。
そんな挨拶の違いがあったのか!
これで周りの店員にもわかるようにしてんだろうなあ多分。
京ことば、すばらしいですね。
月照、西郷の話を聞いて、よく決意されました、と言っている。
と、そこにお客ですと変なのが来たから西郷警戒するのですが。
お前その立ち方はあかんぞ。
もし本当に敵が襲撃してきたら、そこからの反撃は数秒遅れる。
ともあれ、入ってきたのは俊斉だった。
すごい半泣きで「薩摩の母が病で倒れた」と言う。
驚く西郷。
私一瞬、オレオレ詐欺かと思ったけどあれは逆かぁ…。
で、その直後に俊斉「…と言って江戸を出てきた」
てめえふざけんな額に肉って書いてやろうか!
月照も小声で「紛らわしい」って言ってて笑った。
西郷の話を聞きつけて、いてもたってもいられずやってきたらしいです。
西郷はこういった暖かい仲間に恵まれましたね。
薩摩では斉彬が大砲の訓練してたけど、おまさん、車止めしたらいいんじゃないの大砲。
反動がすごくて下がってるからさあ。
ま、草むらでやる分には摩擦すごいから問題ないだろうけど。
あと行進もしてましたけど、運動会の右向け右ってもしかしてこれかなあ。
校長の前通る時、校長を見るやつ。
あれ何の意味があんのって思ったけど、もともと殿さんを見るためだったっていうならわからんでもない。
で。
皆がわいわいと盛り上がっていた中です。
突然のナレ。
「7/16、島津斉彬はこの世を去った」
ナレ死ィィィィ!!!!!
エエエエエ!
こんな大物でもナレ死しちゃうの!?
斉彬倒れましたがな。
あまりにも突然な最期でした。
やはりタイトルはこれでしたな。
渡辺さんいわく、プツッといくような感じを出したかったとのことですが、確かにその唐突さが
出ていたと思います。
次回第16話。
「鬼が哭いた日」