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西郷どん |
第27話(18/07/22)
慶喜との話を負えて屋敷を出た西郷、何となく胡散臭いものを感じ取ったようです。
その彼の足もとに文を丸めたものが転がってきた。
それは、目の前の物乞いが投げたもので、京の町が火の海になる絵が描いてあった。
長州が町を焼こうとしているらしい、戦になるのかと物乞いは言うんですね。
でも西郷は、侍の本懐は戦をすることではなく、民の暮らしを守ることだと説明。
そうして去っていくのですが…。
これがヅラだということははっきりしてるから、西郷という人間が信頼に足る人物かどうか
見極めたんだろうね。
しかし慶喜の屋敷の前で情報収集とは大胆だなあ、ヅラ。
んで宿では新八が、なんで久光、西郷を嫌ってるのに軍を率いる役に取り立てたんだろうね、
まさか戦の最前線に送り込んで亡き者にしたいがためだったりしてね、とか言ってる。
お前…ブラック新八かよ。
そこに、西郷を出せという人がきていると。
やっぱりヅラでした。
彼は長州の者だと名乗ったので周りは色めき立つも、西郷は話を聞く姿勢。
まあ本当にやり合う気ならこんなのんきに名乗ったりしませんわな。
ヅラは長州を助けて欲しい、彼らは大きな間違いを犯そうとしている、と言います。
えーと8.18の政変か、あれで長州は京から追放されることになったと。
まあこれも遠因としては薩摩の態度も関わってくるんだけどね。
それはともかく、そういうことがあったから長州はますます過激な考え方になっている、
このままでは京で大きな戦が起きてしまうというわけです。
なんで薩摩に頼みにきたという新八に対してヅラは、薩摩ではなく、西郷という男に
頼みにきたのだと言います。
慶喜やふきとも懇意だから、なんとか会わせて欲しいみたいな。
人脈を見極めるのは大事ですね。
久光だと慶喜には会えないし。
西郷は、平岡を斬ったのは長州ではないのか、というけどもヅラは違うと。
自分は目の前で襲撃の瞬間を見ていて、あれは長州ではないと。
さらに、幕府の嫌疑は土佐、肥後、薩摩にも及んでいると言います。
あとの展開考えたらこの犯人、まさに、東大デモクラシー…もとい、灯台下暗しだよなあ…。
で、薩摩にも容疑がかかってると聞いて「人斬り半次郎」の名を聞いた西郷は驚く。
彼にしてみたら名前を憶えていたから余計にでしょうね。
さて。
慶喜の方は帝のお気に入りになっていて、もはや帝は彼の言う事なら何でも聞くみたいな
感じになっちゃってました。
そんで慶喜は、長州が戻ってくるのを恐れている帝に対して、それなら長州を討てと命じてくれ、
と言います。
西郷の方はやってきた小松に事の次第を報告し、ヅラを慶喜にあわせてみようかと思う、と
伝えていました。
ヅラからの申し出にどう出るか、ということらしい。
あと小松がきたのは久光からの命を受けて西郷がどうしてるか見張れということらしい。
そんなに信用ならないなら、京に残さなければ良かったのに。
人材の無駄遣いもいいとこですな。
ともあれ、半次郎の話が出て、彼は今や新撰組も恐れる人間だと言う事がわかります。
西郷はもしかしたらその人物が争いの火種になるかも…と。
その薩摩藩邸では、半次郎が川路(のちの、初代警視総監)らを剣の稽古で叩きのめしてた。
西郷をバカにしたのが許せんらしい。
つーか逆に川路こそなんで西郷をバカにしたようなこと言ったんだろうね。
あと迫田だっけ、いました。
んで家老がやってきて、慶喜の命を狙ったやつがいる、半次郎ってやつが疑われてるぞ、と
言うも。
半次郎は、平岡を殺したのは自分ではないという。
ところが、なんで平岡が殺されたことを知っている、と咎められてしまうんですね。
でも川路が「それは噂で皆知っている」と助け舟を出してくれた。いいやつだ。
さらに半次郎、濡れ衣は自分で晴らすと決意しました。
その頃慶喜は松平容保から下手人が判明したと報告を受けてました。
顔が驚愕してたから、予想もつかないとこからだったんだろうな。
要するにまあこの人もその程度の人間だったというわけですよ。
さてさて。
慶喜は久しぶりにヒー様になる支度してました。
ふきも西郷と一緒なら安心だけど、あの人だけは裏切ってはダメですよ、と慶喜にくぎをさしてた。
最後、はさみで髷を切る時に躊躇してたように見えたけどなんでだろう。
西郷と慶喜、宴会で盛り上がっております。
そこで踊ってた皆がひらけたのですが。
やってきたおっさんの手をつかんで慶喜、「てめー侍だろ」と。
さすがです。
ヅラでした。
長州の暴発を何とか沈めて欲しい、と慶喜にお願いしにきたんですね。
慶喜、任せろとか言ってます。
こいつの安請け合いは信用できない…。
慶喜、幕府、薩摩、長州でともに帝とこの国を守ろうとか白々しい事言い出したし。
もともとそんな人じゃなかっただろお前。
ヅラはその後長州勢の説得を始めました。
あー池田屋か。
ここに武器をそろえていて、これ新撰組に見つかったらやばいだろみたいな話をしています。
ここは枡屋という人が運営してる旅館で、枡屋というのは偽名で実名は古高。
この名を聞けば新撰組好きにはピンとくるかと思います。
まあここは少し話を進めます。
そういう話をしていたら誰かがきた。
古高が出て行って応対していると、お前は長州の間者だろう、といきなり言われた。
一触即発の状態になったところでヅラが出てきて収めたのですが。
やってきたのは半次郎でした。
お前ェェェ!聞き方ってもんがあるだろうが!
半次郎は、慶喜の命を狙ったものを探している、長州ではないんだな?と確認。
ヅラは否定しました。
帰ろうとする彼へヅラは、西郷を知っているかと声をかける。
知ってるなら伝えてくれ、あなたのおかげで長州は救われた、我らは同志だ、と。
これ、いったんは対立するけどのちのち本当になるんだからすごいフラグだよなあ。
そうして半次郎は帰っていくのですが…物影から現れたのはご存じ新撰組でした。
うわぁ…。
ここでは割愛されてますが、のちに古高がとっつかまって新撰組の土方に拷問を受け、
京襲撃計画を白状することになります。
この話ではヅラが長州勢をとどめたということになってるけど、実際は本当にやる気だった
らしいですからなあ。
さてさて。
そのひと月後のことでした。
慶喜は長州が京襲撃計画を立てている、という報告を受けます。
新撰組が突き止めたとのことでした。
長州を一網打尽にしろ、という慶喜。
おつきの人はそんなことをしたら大きな戦になるのではと止めるも、こっちには長州がいる
とか言ってます。
いやだから…長州がいるからいいって話ではなくて、戦はまずいんじゃないのって話なんだけどね…。
なんのためにヅラや西郷が止めてるのかわかってないな。
そんなだから見切りつけられるんだよ。
そして池田屋事件が起きました。
シーンしょぼいな…。
これがあり、長州は挙兵を決意、2000の兵を率いて京に向かったという知らせが入ります。
当然幕府も慶喜が各藩に出兵命令を出した。
この混乱のさなか、ヅラはどこにいったか見つかりませんでした。
確か橋のたもとで数ヶ月暮らしてたはず…。
新八は今こそ薩摩がバカにされ続けた怨みを晴らす時だというも、西郷は、私怨で戦をするなと
たしなめます。
そんで西郷は慶喜に会いにいくんですけども。
あ、その前に薩摩藩邸に寄ってた。
皆が鉄砲練習とかしてるんですね。
そこで西郷は、懐かしい顔、迫田に出会う。
声かけたら迫田が大変恐縮して「その説は大変失礼を」と言ってたの笑えるけど西郷が、
「38番西郷でかけてまいります」とふざけて言ったのも良かった。
そんな西郷に半次郎が声をかけてくるんですね。
そしたらちゃんと西郷は覚えていた。
半次郎からしたら嬉しいことこの上ないだろうなあ。
西郷は懐かしがって声をかけつつ一応、平岡殺しはお前じゃないよなと確認。
良かったと安心しています。
そんで半次郎も、池田屋の前にヅラと会った、同志と言ってたと伝えました。
嬉しそうな西郷。
このまま戦争にならなかったら良かったのにね。
慶喜は戦支度をしていました。
西郷が話をしても、長州の旅館に武器はあったんだし、見逃すことは出来ない、帝にヅラの話を
取り次ぐ前にこうなったんだからしゃーないだろって感じで。
慶喜はさらに、お前は薩摩なのになんで兵を出さないのかと怒る。
人払いをしたあと慶喜は、平岡殺しの下手人が見つかった、水戸のやつだったと西郷に打ち明ける。
つまり、慶喜は身内から裏切られた形になるわけです。
もう自分には誰が敵で味方か見当もつかんという。
ヅラも信じて話をしたのに裏切られたって。
それは詳細を知らないからでしょうに…。
自分で敵味方見分けていかないといけないんだよ。
そういうわけで帝からの出兵命令の勅命も下り、どうしても戦は避けられず、西郷も軍を率いて
出ることになりました。
ただし西郷は、自分らから打って出るのではなくあくまでも、帝を守るための戦いだと言って聞かせる。
この京から退去させることが大事だと。
そして禁門の変と言われた戦が始まりました。
乾門というところを長州は守っていたらしいんですが、あちこちの門で長州がどこどことぶつかったとか、
門を破って御所内に入ったとかの話が。
つーか門多いな!
セキュリティ上よろしくないだろ!(しらねーよ)
西郷は隊を分けて各所の手助けに送ります。
そんで蛤御門のとこに来るんだけど、長州はこっちには撃ってこない、撃ったら朝敵になるからなとか
言ってたんですが。
思い切り撃って来てますけど。
長州、めっちゃ撃ってきましたけど!
迫田も撃たれた。
西郷、大将1人を狙え、と戦うよう指示。
半次郎も突っ込んでいってかっこよかったけどこれ…来島だっけ?なかなか強い。
苦戦していると川路が鉄砲でしとめた。
すごいね冷静さが。
それで長州勢は西郷の説得に応じて刀を捨てるのです。薩摩も刀を治めた。
これでやれやれ、となるところだったんですが。
会津がなだれ込んできて、刀を捨てた長州兵を片っ端から斬っていった。
これはひどい…。
西郷、やめろと怒鳴るも流れ弾にあたり負傷。
慶喜の方は長州が御所に向けて発砲したと聞き、長州兵を全員なで斬りにするよう
命じました。
西郷が撃たれて、死んだのか?と聞くも足の負傷だけと聞くと、死んでもらっては困るとか
言ってるしなあ。
ひどい奴だ。
この争いでの火事が京の町にまわり、火事が広がっていきました。
結果的に長州の計画通りになってしまったわけですけども…。
戦さえ回避できていたらなあ。
次回第28話。
「チャランポランな奴程怒ると恐い」