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西郷どん |
第3話(18/01/21)
西郷は江戸にいる斉彬に、今の薩摩の百姓がどれだけ厳しい暮らしをしているかを
ひたすら書き綴りました。
この時代紙ってそんなに安くなかったような気がするんですが…。あと手紙書きすぎ
だろ。もう量が嫌がらせレベル。
ともあれ斉彬はそれをいちいちちゃんと読んでいて、どげんかせんといかん、と思うの
でした。(それ別の県の知事)
西郷、山の中でイノシシをしとめてた。
熊吉とで、どっちの鉄砲の玉が当たったか言い争いしてて笑える。
どっちの手柄でもよかろうに。
この頃西郷家は11人の大家族になってました。
いやもうちょっとさぁ…。
じいさんはせき込むことが続き、三男の信吾は何か食べ物にあたったのか、寝込んでました。
で、西郷は医者にみせようというけど、この家にはそんな金はなく、医者を呼んだらじじいの
セキの薬代が払えなくなると。
てーか西郷あれだけ百姓助けて回ってるのに、こういう時は誰も助けてくれないのか。
助けて当たり前とはいわないし、百姓も大変だとはわかってるんだけどなんかなー。
で、とったイノシシを売りにいって金にしようと西郷は言うのですが、父親は、武士としてそんな
恥ずかしい事をするなと怒る。
西郷今度はこの家を売ろうとか言い出した。
いやだから…。
父親、こうなったら借金をすると言い出しました。
それは恥ずかしくないのかよ武士として。
なんかもう親子そろってアホというか。
大久保が騒ぎを聞きつけて止めにやってきました。
大久保も、家を売ったところでその後どうやって暮らしていくつもりだと西郷をいさめる。
が、西郷、どっちの味方だとか怒ってる。
お前はアホか。
家売って金作って信吾を医者に見せた後、どこで暮らすつもりなんだよ。
こういう後先考えないのは嫌い。
父親は父親で、誰かが金を貸してくれるとか見栄はってるし…。
そんな騒動があったのを聞いて赤山は、良い親子だとか言ってますが。
なんか嫌なフラグの予感するなあ。
一方江戸城。
阿部という、幕府の権力者がいるんだけど斉彬は彼に、薩摩藩の汚職などを全部
報告します。
禁止されてる密貿易とか、琉球への出兵とか。
で、これ全部自分の父がやったことだと。
阿部は了承したと言い、貴殿が立ち上がるのを待っていたと言います。
彼も斉彬が薩摩藩主になって欲しいと思ってたのかも知れないですね。
実は不正の情報つかんでいたのかも知れん。
徳川だったら全国に諜報部隊放ってそうだし。
その頃西郷と父は、赤山が紹介してくれた商家に金を借りに行ってました。
100両借りるとか言ってます。(この頃だと1両大体18〜22万円くらいだそうです)
は?
アホかよ。
10両あればとりあえず何とかなるだろうがよ。
そんなに借りてどうすんだよ。
商家は板垣というとこらしいです。
板垣退助と関係あるのかな。
ともあれ、「100両はちょっとムチャすわー」と言う板垣に対して西郷は土間に土下座して
何とか貸してくれ、と頼み込みます。
その様子に板垣は、ちゃんと返してくれる人だと判断しました、と100両貸してくれるのでした。
すごい細かいことだけど、こういう田舎だったら、小判じゃなくて銭じゃないですかね。
お金使うのに小判で払っても多分お釣りがないもんよ。
まあテレビ用にわかりやすく小判を使ったのかも知れませんが。
何とか金を借りることができた2人。ちなみに返済できたのは明治維新後だったそうです。
帰宅途中で、「小判は金を使ってるから柔らかいそうだ。噛んでみよう」とか言ってます。
どうでもええわ!
と、噛んで「思ったより固かった」と言ってたら、芋泥棒!と叫ぶ声が。
子供が芋をもって走っていて、大人数人に囲まれてんですね。
で、その子は泥棒ではない、自分の畑から芋をとっただけだという。
西郷があわててやってきて割り込むわけですが、彼がどうこうするでもなく、子供は棒切れで
大人三人ぶちのめして走り去っていった。
つええ…。
西郷が逆に大人に「大丈夫か」って声かけてたの笑った。
彼の名は中村半次郎。
あれぇ。
その名前聞いた事あるぞ。
確か、人斬り半次郎。
というても、そんなに言われるほど人を斬ってたわけではないようですけどね。
明治政府の影の立役者というべきか。
というか、西郷が半次郎のいざこざをとめにいった時に、また金でも渡すのかと
ヒヤヒヤしたわ。
さすがに小判は渡せないですな。
ちなみになぜこんな騒ぎになったかというと、半次郎の父親は藩の要職についてたらしいん
だけど、預かっていた金を使い込んでしまったために島流しにあい、所有していた家田畑は
藩に召し上げられてしまったそうです。
まあそれは仕方ないな。
西郷家では久しぶりに米のご飯が出てました。
うまかーって言うのはいいけど口の中見せなくていいんで…。
で、西郷は熊吉の実家が、うちが食べるものがなくて困ってた時に助けてくれたという
理由から、米を届けにいこうと思い立つ。
そういうわけで米俵2つをもって訪ねると…。
イシというおばあさんが二人を迎えてくれました。
あとの家族は出稼ぎに出ていていないらしい。
どうでもいいけどここのシーン無駄に長かったな。
イシばあが、米俵に石が入ってるんじゃないだろうなと疑うシーンがあるんだけど、西郷が
そんなことはない、とちゃんと米を見せて笑いあって、そのあとぐだぐだ同じ会話してて、
何の意味があんだろうと…。
それとなんで精米されてるんですかね米。
で、西郷はせっかくだから泊まって行けというイシばあの誘いを受けて泊まるのですが…。
朝起きると、コソコソと家族で道を行く者がいた。
西郷、半次郎だと気付いて声をかけると、なんと夜逃げの最中でした。
夜逃げを朝してどうするんだ!←問題はそこじゃない。
西郷は、逃散は禁止されているぞというが、半次郎は自分たちは農民じゃないと怒る。
お前もズレてるな。
(侍の逃走は脱藩、農民の脱走は逃散とか走りと言った)
それはともかくとして西郷としては見た以上見逃すことは出来ないというけども、半次郎は
西郷の話を聞いて、脱藩したら二度と侍には戻れないと知り、逃げることをやめます。
というわけでとりあえず家に戻ろうという話になりました。
なんじゃそりゃ…。
西郷は、自分が何とかするからということで、荷車を貸してやり一家を手伝います。
つーかそうやって何とかするからって簡単に言うけど、前回の隠し田はどうなったんだよ。
自力で解決できてない気がするんですが。
上に報告すればいいという気持ちなのかも知れないけど、そう次から次へと「何とか
してくれ」って持ってこられる赤山も困るだろ。
生活大変なのはそこだけじゃないわけだし。
その頃斉彬は江戸で、子供が病気にかかって命を落としていました。
これで4人目らしいです、亡くなったの。
となると何か生活に問題あるんじゃないかな…病原菌に感染しやすい状況とか。
知らんけど。
ちなみに床下から呪いをかけた木簡?が見つかり、人々はこれを由羅の呪いだと噂
していたようです。
数日後、西郷は井之上に呼びつけられた。
あ、そのもっと上の山元ってやつか。
百姓の夜逃げを手伝っただろうということらしいです。
西郷はけろっとして、家に戻るのを手伝っただけと言うも、山元は夜逃げを手伝ったとか
いって聞き入れない。
お前は人の話を聞けよ。
処分を下す、と言ってたところへ赤山がやってきて、この件は自分が預かる、というわけです。
どうやら何か勘違いした大久保があわてて赤山に知らせ、西郷の難を救ったらしい。
大久保、ええやつや…。
で西郷は赤山に、中村半次郎の田畑を安堵してもらえないかと言います。
父親が藩の金を使い込んだというのも、生活がひっ迫していたからであり、今後こういう
ような人がまた出てくる可能性があるって。
でもそのたびに田畑取り戻させていたら、それで困る人も出てくると思うんだけどなあ。
前回の金貸しだってそうだけど、慈善事業でやってるんじゃないのだし。
どうも、西郷をいい人にしたいばかりにいろんなことがねじ曲がってる気がする。
赤山は、斉彬が藩主になる日も遠くない、そうなったら薩摩は変わると言うのでした。
その年の12月。
阿部は調所を呼びつけました。
薩摩藩の不正を示して、これらは斉彬の父がやったことだろう、と言うも、調所は、全部
自分の仕組んだことだと言うのですね。
これは父に言われてやったのか、もとから自分で申し出たのか…どっちなんだろう。
阿部は、すっとぼけるなら薩摩に検使を送るぞと言うも、調所動じない。
これは経験の差がありますねえ。
そんで調所は誰がこれを報告したのか知りたいと言う。
したら斉彬が出てきた。
多分調所は誰がやったのかを知るのが目的だった部分もあるんだろうなあ。
斉彬だとわかったら、こっそり薩摩に知らせて、なんかいろいろやろうと思ってんだろうと。
阿部も、久光だとか適当なこと言っておけばいいのに。←ダメだろ
というわけで、斉彬はこのまま終わりにはしたくないから今夜酒でも飲もうと誘うの
ですが、調所は用事があると断る。
そしてふと、斉彬が生まれた時のことを思い出した、あの時飲んだ酒のうまさを思い出した、
というのでありました。
あ、これ死ぬフラグですね。
このあと調所、自分ひとりでやりましたという手紙をしたためて、毒を飲んで死ぬわけですが
なんで武士らしく切腹しないのかなと思ってたら…そういうことかぁ…。
つーか毒の量ハンパなかったぞ。
お茶碗に半分の量くらいあったけどそれ一気に飲んだの?逆にすげーわ。絶対どっかで
むせますよこれ。
斉彬は酒の席を設けて待ってましたが、調所が死んだという報告を受けて、外に出て
鉄瓶つかんで酒を盃についで飲んでました。
この鉄瓶、当然取っ手も熱いから、それすら気にならないような心の痛み、というのを
表現したのかなと思いました。
さて薩摩の方ですよ。
調所が死んだという知らせを受けて由羅が、調所は毒を盛られて殺されたのですよーと
大騒ぎ。
なるほど切腹では殺されたことにならんもんなあ。
久光の前で、犯人は斉彬、私も斉彬の子を呪い殺してるとか思われてるから殺されるー!と
大げさに騒いでみせたもんだから、アホ…純粋な久光はコロッと騙されてしまうわけですよ。
そういうわけで斉彬父もバカ…視野が狭いから、斉彬派を粛清せよ、というわけでどんどん
薩摩での斉彬の味方が切腹させられたり、島流しにあうわけです。
なんか本当に久光がこの後の激動の時代に、藩主じゃなくて良かったと思いますわ…。
斉彬もそこまで褒められた人じゃないけど(いい人に書かれてるけど、歴史を見ると決して
良い人じゃない)、日本の敵は西洋ときちんと知っていたのは良かった。
だから薩摩が西洋に支配されずに済んだ。
ともあれこの、お由羅騒動によって沢山の人が処罰されたわけで。
話を聞いてきた、と西郷の友人が小屋に入ってきて話をするのはいいんだけど、お前戸を
ちゃんと閉めろ。開いてるぞ。閉め方雑!
みんなは、こんな風に集まってコソコソ話をしてるのもやばいかも知れん、目をつけられる
かもしれん、と心配します。
確かにねえ。
と、ここで西郷父が青い顔をして帰ってくる。
何も知らない母親はあれやこれや言って冷かしたりするのですが。
ここの父の演技やっぱうめーなあ。茫然としてる感じが。
すぐに話しださないのがうまいと思う。
西郷父は皆に告げるのです。
赤山に切腹の沙汰が下った、と。
なんかこれを見てると長州の展開と似てるなと思いますね。
長州もまた、若者を導いていた吉田松陰という人が粛清されて、逆にそれで将来を憂う若者たちが
立ち上がることになった。
だからこそ薩摩と手を組むことができたのかも知れないなあと思いました。
次回第4話。
「少年はカブト虫を通し生命の尊さを知る」