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西郷どん |
第32話(18/08/26)
諸外国の圧力や国内の倒幕の機運が高まり、危機感を抱いた慶喜はフランスの大使、
ロッシュを招いてある策を企てていた。
それは、そっちの国の船を兵庫にちょっと乗り入れてよというものでした。
ちょっとというにはかなり遠い距離だけどな…。
そういうわけで、イギリス、オランダ、フランスの船が兵庫にやってきました。
位置的に京の都の真向かいだから、民は今にも軍艦が襲ってくるのではないかと大騒ぎに
なっていた。
こっち側かあ。
私はてっきり日本海側かと。
いやこっち側でないと脅しの意味ないですわな。
京の町から遠いし。
で、慶喜がやりたかったのはわざと外国の軍艦をけしかけて帝に、「長州征伐をしないから
外国が怒って脅しかけにきてるんですよー」と告げ、勅命を出させることでした。
卑怯なことするよなあ。
騒動になっているのを聞いて西郷、なぜあの時自分は下関に行かなかったのだ、とまた
悔やんでいます。
このままでは幕府は朝廷に、長州再討伐の詔を出させてしまう、と。
孝明天皇、慶喜の嘘とも知らずビビってる。ヘイヘイヘーイ!
しかも徳川、このまま詔出さんかったら徳川は政から一切手を引くと言ってます。
やった!
朝廷が仕切ればええやん!(無理)
岩倉も、西郷が下手うったせいで朝廷が詔を出してしまったじゃないか、と怒ってました。
でも大久保が、いつものってお金を出すと、「あ、そう」と態度変わるのメチャクチャ笑える。
ただそれを西郷が横からとって、何かいい手はないかと聞く。
岩倉ここで、「そうだ慶喜と手を組もう」と言い出した。
それ以外で!
で、大久保が具合悪くして倒れた。
岩倉、金を懐に入れて、いつもの胃痛だからお妾さんとこ運んでやり、と。
情報なんでも知ってるなあ。
西郷が大久保を連れていくとそこは、あの飯屋にいたおゆうでした。
会ってたもんねー。
こんな関係になったという大久保。
お前なぁ…。
ただここは藩も知らないから密談にはもってこいだ、と大久保、ある手紙を取り出しました。
それは、今回の勅命は大義なきものである、こんな勅命を帝が許しても民は許さない、納得
しないだろうという、帝を批判する手紙でした。
そりゃ大騒ぎになりますな、これが世に出たら。
当然西郷も何を考えてるんだ、と怒る。
国中から追われる身になると。
でも大久保は、もう打つ手はこれしかないというんですね。
一人でもやるって。
で、西郷覚悟を決めて自分の名もその手紙に書いた。
これ下手すると切腹もののやばいやつだからねえ。
そうまでしても、何とかこの国を守りたいという決意あってこそだと思います。
この手紙はまたたく間に、諸藩やら公家の間に出回り、大騒ぎになりました。
多分大久保は岩倉の手紙をあちこちに届けていたから、そのツテを使ったんだろうね。
薩摩でも半次郎らが手紙を見て、なんと潔いことか、と感心していました。
薩摩を背負う立場となっている西郷と大久保連名の手紙ですから、そりゃあ大騒ぎになります。
岩倉もバチあたりと怒ってたけど、内心は嬉しいみたいですね。
で、キミはいつ京に戻るんだ。
慶喜は激怒してました。
まあそりゃそうだ。
それはいいけど二人の名前の上にワインをこぼすなよ。もったいない。
このワインは後でスタッフがおいしく(飲めねーわ!)
さて大久保の狙いはあたり、この手紙が出回ったことによって、各藩が長州討伐に慎重に
なったのです。
まあ正義じゃないって言われたらねえ。
長州のところにも届きました。
伊藤(のちの伊藤博文)がヅラに、高杉らも褒めてたんですよーと言うけどヅラは、俺は
騙されないからな!って態度でした。
頑固だなあ、ヅラは。
薩摩も皆が喜んでるわけではなく、長州をよしと思わない連中が大山に、これどういう
意味だよ、長州と手を組むの諦めてないのかよと文句言ってた。
どうでもいいけど今度は大山が書庫にいるのかよ。
なんでみんな順番に書庫にいるの?書庫にいる人は出世していくの?
さて二人のおかげで長州征伐はとどめられているも、いつまでも時間稼ぎが出来るわけでは
ない、ヅラと話をしなければならない、というわけで西郷は亀山社中に龍馬を訪ねました。
よっ、銀魂2大ヒットオメ!(別の作品ですから!)
龍馬はこの手紙読んで笑ったそうです。
それはそうと、ヅラに会わせるのはもう無理だなあという彼に西郷は、薩摩の名で武器を買い付けて
長州に売る話は久光の許可を得たと言います。
で、薩摩からも長州に頼みたいことがある、それは米の買い入れだと。
薩摩自体もともと米とかとれにくいとこだっけね。
だからサツマイモがはやったんですね。
この取引を龍馬に取り持って欲しい、儲かる話だから損はないでしょってことです。
龍馬が、「西郷さん、あんた…」といったきりタメてるから、間がなげーよと思ったら手を差し出した。
話がまとまった時にするしぇいくはんどじゃーと龍馬に言われ、龍馬と同じようにサッと手を出す西郷。
龍馬、笑って手を握って握手してる。
ここのシーン、さりげないけど表現がすごい。
握手を西郷は知らないのだから、龍馬のように手を差し出すことだと思ってサッと出した。
龍馬は西郷の間違いに気づいて自分から手を握りにいった。
これ、他の時代劇だと、知らないはずなのに普通に「しぇいくはんどじゃー」って言われて握手
しちゃってるのとかあるからね。
それはともかく龍馬は長州に武器を持っていきました。
最新の銃の威力を見て驚く兵士ら。
龍馬、嬉しそうです。中岡も一緒にドヤってて笑える。
ただヅラは渋い顔ですね。
武器を買い入れるのはいいけど米売るのはなあみたいな。
でも龍馬、これが最後の最後のチャンス、意地張ったら本当に滅ぼされるぞ、とヅラに
警告するのでした。
中岡も、もういっぺんだけ信じてみてはと言ってます。
あれだな、これが最後のチャンス、30分間オペレーターを増やしてお待ちしてます!みたいな。
(薩長同盟はネット通販じゃない!)
ヅラ、自分らは死を覚悟している、余計なことはするな、と龍馬の言葉をはねつける。
どうせ自分らが死んだら次は薩摩が幕府にやられるから、と。
龍馬はいい加減にしろと怒ります。
お前のせいで日本が滅ぶぞと。
でもヅラも負けてなかった。
侍の意地が分かるかっていうんですね。
そんなもんわからんわ。
アホみたいに意地はって日本滅ぼしたら何の意味もない。
龍馬は去って行ったヅラはほっといて伊藤に、長崎のグラバー邸のイギリス人から預かったと
手紙と写真を渡します。
見たのかな、知らんけど龍馬は、日本の中でいがみ合ってもつまらんと言うのでした。
そんでヅラは下に降りてきて兵士らを見てたんだけど、彼らは最初は銃で喜んでいたけども、
「これを薩摩に助けてもらって買い入れるのは我慢ならん」と銃を捨て、「我ら皆で討ち死にしようぞ」
とか言ってるのですよ。
そりゃヅラだって死なばもろともだろうけども、自分らが死んでも何にもならないということに
危機感持ったんじゃないでしょうか。
それでヅラがある時、やっと薩摩の宿を訪ねてきたのでした。
ヅラが薩摩に突き付けた条件は、朝敵の汚名をそぐこと、薩摩も一緒に長州と戦って幕府を
打倒せというものでした。
まあ内容的に、お前らがどうしてもっていうなら使ってやるからちゃんと長州のために働けよって
内容で、到底薩摩が受け入れられるものではなかった。
龍馬も、これでは薩摩が長州に許しを請うような内容だしやりすぎだという。
もしかしたらヅラはわざとこういう、薩摩を怒らせるようなことをして西郷の出方を見たのかな…と
ちょっと思いました。
大久保も、自分らの言い分もあるし、これあまりにもひどすぎるからもしかして手を組む気は
本当はないんじゃないの?と挑発。
西郷、ずっと黙ってて、よくわかった、みんなヅラの言う通りだけど、すぐには答えられないから
明日返答させてと言うのですね。
で。
佐竹という久光の部下と、小松は到底承服できるものではない、という。
でも今から久光に連絡とってる時間はないし…と。
電話しろ電話。(ねえわ)
3人が反対を唱える中、西郷はこれはヅラが歯を食いしばって書いたもの、踏みにじるのは
恥知らずである、といういます。
われらも腹をくくろうと。
ただし小松は、長州から薩摩に頭を下げるまでは何も言うな、それだけは譲れない、と言います。
お互い本当につまらん意地をはるなあ。
まあ西郷もそう思ってた部分あるんじゃないかな。
というわけで翌日…の前に。
夜西郷が考えていたらお虎が、伊藤を案内してきた。
彼はどうしても頼みたいことがあってやってきたのでした。
中山という人の家にこれを届けて欲しい、と写真、文、いくばくかの金を渡しています。
文を読んだ西郷は、これは明日だしてくれないか、と頼みます。
(この意味は後でわかる)
長州と薩摩は必ず手を結ぶ、と西郷は伝えるのでありました。
そして翌日。
通称お花畑と呼ばれる小松の屋敷で会合が行われました。
…あの…名前があんま縁起良くないというか…頭お花畑とか言いますやんか…。
そんで、薩摩は小松、西郷、大久保、佐竹、長州はヅラ、伊藤が向かい合って座り、横に龍馬が
いるんですが。
佐竹、ようかん食うなよ。
なんで他人事なんだよ。
でもってお互いの話し合いも、意地の張り合いで無言のまま時が過ぎていき、龍馬もあきれ返って
いました。
そんな中、俊斉らが怒鳴り込んでくる。
こんな朝敵なんかと手を組んでたまるかというわけですね。
もともとお前のせいでこじれたんだぞ…。
大山もいさめるのですが騒ぎは収まらない。
ここで西郷がようやく、静かにしろと一喝した。
いつまでお前らはそんなことを言ってるんだと。
そうしていがみ合ってるのが幕府の思うつぼだとまだわからんのかという西郷。
そりゃそうですよね。
藩同士でモメあっててくれたら力をごっそりそげるもの。幕府美味しいとこ取りですわな。
西郷は、長州と薩摩が手を結ぶのは日本を守るため、お前らが変わらなければ この国に
先はない、ソレが分からない者こそ朝敵である、と説明します。
ここで大山が、それはわかってるけども禁門の変で長州は自分らの仲間を殺した、と。
そのことを西郷が忘れてるはずはないと思う。
そういうのもひっくるめて、薩摩が飲みこんで手をさしのべる必要があるってことでしょう。
ヅラは、やっぱ同盟無理やん、というのですが西郷は、そんなことはないと言い、伊藤に声をかける。
伊藤、急いであの手紙と写真を出してきます。
まずその写真を薩摩の連中が見た。
知ってる顔が何人かあるようですね。
中山、という名も出てきました。
その写真を次にヅラが見た。
ヅラも知ってる顔もあったんですね。
どういうことだ、なんで薩摩と長州の奴が一緒に映ってるという大山。
西郷、これはイギリスにわたった薩摩と長州の留学生だと言います。
最初は反目しあってた留学生らだけど、生活の中で打ち解け、日本の行く末を話し合うように
なったそうです。
そうですね、確かに外国では同じ「日本人」という絆が大事だと思います。
伊藤も説明しました。
長州の村川という留学生が金が尽きてしまい、それを話したら薩摩の中山という子が
1ポンドのお金を貸してくれた。
当時の1ポンドだから多分、当面の生活資金にはなるくらいじゃないかな。
で、大変感謝した村川でしたが、その中山は肺炎にかかり、あっけなく命を落としてしまった。
それでグラバー邸、龍馬を経て伊藤から西郷に、薩摩の中山家にこれを届けて欲しい、と
写真、文とともにお金が届いたのでしょうね。
西郷はヅラに言います。
この若者たちはとっくに助け合ってる、と。
皆にも言いました。
長州とか薩摩人じゃない、日本という1つの国の人間なんだ、と。
龍馬も、薩摩も長州も異国と戦って恐ろしさを知っている、今こそ手を取れという。
西郷ここでヅラの前に行き、膝をついて頭を下げるんですね。
小松らは止めたけど西郷は聞かなかった。
もとより自分から頭下げるつもりだったんだろうなと思いますよ。
で、大久保もここまできたら自分らも腹をくくろう、とヅラの前にいって頭を下げます。
ここで西郷に「何度も言わせるな、自分らは間違ってない」というの良かったですね。
再勅命への批判状出した時もそれ言ってたもんね。
そして小松、佐竹も自分らのとこから頭下げました。
四方八方から頭下げられたらヅラも困るだろうが!
大山らも頭を下げました。
俊斉も納得いかなかったようだけど、それでもちゃんとあわせたのえらいと思う。
ヅラ、我らの負けと言います。
ここで龍馬が、侍は面倒だなと言ってたけど、もう少し後のセリフの方が良かったような…。
ともあれ龍馬は西郷に、今こそしぇいくはんどぜよと言う。
ヅラ、西郷の前に座って手を差し出します。
あ、ヅラは知ってんのか。
そして「よろしく頼む!」と。
腹から出た声でした。
龍馬も大久保と握手してました。
こうして波乱の中、薩長同盟はなったのでありました。
そして慶応2年の1/21。
梅の季節ですねえ。
改めて文書にしたためられたんですね。
西郷は一条加えたという。
それは、薩長はともに手を取り合い、日本のために尽くしていく、という内容でした。
ヅラも満足げで良かったです。
あと、今回ナレはチェストなかったなあ。
頑張ったからいいのか。
次回第33話。
「人に会うときはまずアポを」