多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→西郷どん


西郷どん

第44話(18/11/25)

 最終回まであと2回くらいですかね?ぜんぜんチェックしてないけど。いつも大河ドラマは
いつ最終回になるかチェックせずに見てるので…。

 明治6年11月、西郷は鹿児島で静かに過ごしておりました。
 政府でいろいろしようとしてたから自宅の景色3年も見れんかったわーみたいな書も
したためているようですね。
 したら表が騒がしくなった。
 そこには半次郎をはじめとする、薩摩士族の主だった連中がいて西郷は驚く。
 皆西郷をしたって、仕事を辞めて戻ってきたというのでした。
 そりゃ西郷怒りますわ…。
 弟3もいたわ。

 西郷が政府を去り際半次郎らに仕事をやめてはいかんといったのに、その言葉を
ないがしろにしたの気づいてないんかな、この子等は。まあそれが未熟ゆえにという
ところでしょうね。
 皆は、西郷を追い出した今の政府でなんか働けないという。
 また、西郷にも政府に戻ってきて欲しいからこうして追いかけてきたのだと言います。
 もともと皆西郷に取り立ててもらった人達だしね。
 大久保はそんな西郷をだましうちするようにして追い出したのだからなおさら今の
政府はダメだ、というわけです。
 西郷は二度とここに来るなと追い出しました。
 そりゃそうなるわ。

 一方鹿児島の県知事になってる大山。
 薩摩士族が皆帰ってきてるゥー!と頭抱えてました。
 話を聞いてる俊斉、最初は「大久保あわててるだろうなあ」と笑ってたけど、今300人の
薩摩出身警察官がやめて帰ってきてるから、600人の薩摩士族が無職になってるといわれて
笑ってるどころではなくなった様子。
 やばいですねえ。
 このまま不満が高まって暴れられたらどうにもならないし、鹿児島にも600人にあてがう
仕事がないわけです。
 どうしますかね。

 西郷の家にはたびたび半次郎らが押しかけてきていました。
 出かけているという熊吉に、何とかして西郷と話がしたいから逃げないでくれと伝えて
欲しいという半次郎。
 そんな彼に糸が立ち上がりました。
 自分は政治のことはわからないけれども、皆を見ていると腹が立つ。
 西郷は新しい国を作るため、今までずっと走り続けてきた。それを見てきた皆が、今度は
自分らで走る番ではないのですか、と。
 そうですねぇ。
 ただ、たきつけたようにも見えるんだけど(笑)。

 私は糸の言ったことは正しいと思います。
 西郷を慕ってきたと言いつつ、結局西郷に動くことを要請してるわけだから、不満あるなら
自分らで何とかしろよって感じですね。

 東京では新八と川路が外国の視察から戻ってきて、薩摩の面々がほとんどいなくなって
いる、と驚いていました。
 信吾が迎えているのだけど二人に、二人はやめてくれるなよ、と声をかける。
 なんだかねー。
 このあと大久保のとこにいったはいいけど、用事が立て込んでいて待たされるのはいいとして、
明かりくらいつけてやればいいのに大久保。
 それとも、大久保自身は倹約家であったという伏線なのかなこれは。
 ともあれ大久保は新八と川路に対して、警察の建て直しを依頼します。
 薩摩の人間が大量に辞めちゃったからね。
 今、西国では各地で士族の不満が高まっているため、それを押さえ込まなければならないと。
 不満解消ではなく押さえ込む、ですかぁ…。まあ仕方ないのだろうね。
 西郷がいたら不満解消に動いてくれていたのだろうけど。

 新八はなんで西郷は政府を去った、と質問しますが大久保は、自分の役目は終わったと帰って
いっただけだ、と。
 ぜんぜん納得できる回答じゃないじゃん…。
 それでも川路は、それは私情ですから警察の件については仕事を請けるといいました。
 これで警視総監・川路が誕生するわけですね。

 と、そこに大変な知らせが。
 岩倉が何者かに襲われたというのです。
 土佐訛りのやつに襲われたらしい。
 顔でも切られたのかと思ったら顔にたれていたのは髪の毛か何かで、たいしたケガではなさそうですな。
 3日後、やはり土佐藩士が犯人だったと判明しましたが、ヅラはまだまだ油断できない、
これが皮切りになるかも知れない、といってます。
 そうだそうだ、もっと脅してやれ。
 慢心してるとこうなるってね。
 
 そして佐賀では、あの江藤を担ぎ出しついに反乱が起きました。
 その報告を受けてヅラは、もっとも警戒すべきは鹿児島だという。
 あれほど多くの不満を持つ人間がいると、西郷でも抑えきれない、というわけです。
 誰かが、もしかしたらその西郷が不満を持つものたちの先導として立つやも、というけれども
大久保はそれはないといいました。
 信用しているのか単に情報つかんでるからそうではないと確信しているのか…。

 そのころ西郷はそんなことは知らずにのんびり風呂に入っていました。
 糸の一喝以来半次郎らこなくなったそうです。
 西郷は半次郎らが東京に戻ってくれないかなあ、と案じていました。
 ただ鹿児島でも、士族の不満はもう限界にきていた。
 さらに大久保の家に石が投げ込まれたりするようなひどいことが起きていました。
 つーか大久保、家は気にかけてないんかね。
 警備くらいおいてやれやと思うけど…。
 満寿から話を聞いた西郷も、ひどいことだと同情します。
 自分の気配りが足らなかったと。
 夜、大久保家に立っててあげたらと思ったけどそれじゃ西郷が寝られないか。
 満寿は、大久保からたびたび東京にこないかと誘われていた、というのですが、大久保家の
墓を守る役目があるから断っていたと言います。
 あと、おゆうのことも、うすうすわかってるみたいですね。
 でもこんなことがあっては怖くていられないから、と。
 そういうわけで満寿らはやがて東京に引っ越していきました。
 このあと、代わりに大久保家に入った人、しばらく誤解されて襲撃されたりもしたんでしょうかね。
それともしばらく空き家になってたのかな?

 明治7年2月15日。
 江藤は佐賀城に攻撃開始。
 これが世に言う佐賀の乱でした。
 半次郎らは、佐賀ではついに江藤が立ったらしい、と皆話をしています。
 四国でも反乱が起きていたようですね。
 薩摩はダメだなあ、と皆言ってて、佐賀にいくか、と一部盛り上がってる人がいました。
 半次郎はそれはダメだという。
 もともと自分らは、西郷に東京へ戻ってもらうためにきているのであり、反乱をするために
いるんじゃないって。
 まあそこはわかってんだね、半次郎。

 そしてその夜、西郷の家に誰か来た。
 江藤でした。
 彼は西郷に、お前が立てば後藤、板垣も立つから力を貸してくれと言いにきたのでした。
 なんか…どいつもこいつもわかってないというか。
 西郷は勘違いするな、と江藤に言った。
 政府を自分の手に取り戻す、だとか取り潰すということを思ってはいない。
 どうやったらこの鹿児島から政府を支えられるかを考えているのだ、と。
 江藤は、今の政府はお前を追い出したんだぞ、というもそれは私情だという西郷。
 大久保と自分の単なるケンカの結果、と割り切ってるんだろうね。
 江藤は西郷に、失望したといって帰っていきます。
 勝手に期待してやってこられた上に、勝手に失望される西郷もいい迷惑なんですが。
 あと庭木を怒りに任せて切るな。かわいそうだろうが植物が。

 こうして江藤は、わざわざ佐賀に赴いてきていた大久保に捕らえられ、裁判なしで斬首、
さらし首にされたのでした。
 その話を聞いてヅラとかも、さらし首はやりすぎだと言うのだけど大久保は、これで政府に
対して反乱を起こせばどうなるか、と皆震え上がったはずだという。
 二度と反乱を引き起こさないため、最後の江藤のお役目だって。
 こういう言い方もなあ。
 皆ドン引きしてるやん。

 そのころ大久保が立てた満寿らのための新居では…。
 おゆうが満寿と向き合ってました。
 うーん。
 で、大久保が帰宅するとおゆうが出てきたので彼はびっくり。
 ここの「おっ!」って言うのちょっと笑った。
 おゆうは、これから1と6のつく日はうちにきてもいいという取り決めになりました、と言って
帰っていくんですが。
 そうなると、おゆうのとこにいっていい日は「1、6、11〜19、21、26、31日」となりますか。
多くないですか?
 いいけども。

 鹿児島でも、江藤の処刑の話は伝わっていました。
 川口もむごいことをする、と言ってます。
 反乱しようとしていた連中は震え上がっているだろう、という川口に、反対にこれで闘志を
燃やして暴れようと思うやつもいる、という西郷。
 次に同じ目にあうのはそういう連中だと。

 そしてやはり西郷の思ったとおり、血気にはやる連中はいました。
 それはいいけどお前らどこに向けて銃撃ってんだ。
 向こうに人が歩いていたら危ないだろうが!
 考えなしにそういうことするからあかんのだよ。
 半次郎はそういう、血気にはやる連中を冷静に見てました。

 そして西郷はといえば、大山に会いにいっていた。
 銭出せとか言ってて、押し込みかって言われてた。
 笑える。
 深刻になっていくこの情勢で、大山だけがなんかホッとするというか…西郷も昔からの
付き合いだから気安い感じでいいねえ。大久保はあんななってしまいましたけども。
 で、ゼニのようなハゲならある、と大山が見せていて、西郷が「本当だ!」と驚いて、
大山が「お前のせいだ!」と言ってるのめっちゃ面白い。
 で、まあ西郷としては、暴れそうな連中を押さえ込む策があるから、そのために金を出して
くれと言いにきたわけであって、大山としてもそれをやってくれるなら願ってもないというわけです。
 その策とは、学校をこしらえるということでした。
 剣術だけでなく、銃や大砲の使い方、他にも漢学や洋学も教える。
 その中からいずれ海外に留学する者も出てくるかもしれない。
 まあ文武両道の士族を育てていこうというわけですね。
 そしたら政府にも採用されやすくなるでしょうな。
 大山が、そろいもそろって勝手なこと言いおってというから西郷が戸惑ってると、新八が
姿を現した。
 彼もまた、政府をやめて帰ってきたのでした。
 西郷は、欧米見てきたのにもったいないというけれど、新八は、見てきたからこそだというんですね。
 イギリス、フランスは蒸気機関車が走り、大きな建物が建っていたって。
 それは大久保から聞いて知っているという西郷だったけど、次の新八の言葉にビックリした。
 人々はそんな建物の隅っこでネズミのように縮まって暮らして、誰も笑ってないと。
 それは大久保言いませんでしたね。
 わざと言わなかったのかも知れない。西郷が気にするから。
 新八は、そんな国を作る手伝いは出来ない、西郷が作る学校の手伝いをしたいといいます。
 そらそうでしょうねえ。
 そんなことしてたら出世できんぞという西郷に、俺や大山が出世したいようなやつに見えるか、と
さりげなく大山巻き込んでいて笑える。

 海外では、貧困というのは不幸であり、誰も笑ってないみたいなのは事実としてあったので、
幕末に日本を訪れた海外の人達は、貧しくも皆がニコニコ生活している日本を見てたいそう
驚いたといいます。
 日本の貧困家庭は貧しいのに皆が幸せそうに暮らしている、と書いてた人もいます。
 まあ実際生活状況が違うのでしょうけどね。

 で。
 新八が西郷家の人にアコーディオンを披露していると半次郎たちがやってきて、ずっと考えたけど
やはり西郷しかおらん、西郷がいないとこの国は滅びるとか大げさなことを言い出すわけですよ。
やり直すためなら命は惜しまん、と。
 そんな彼らに西郷は、学校を手伝ってくれないかと声をかける。
 薩摩の若い士族にいろいろ教えるのはお前らしかいない、と。
 で、政府には戻らないのかといわれ、大久保に任せているというも皆は、大久保は江藤を斬首
したやつだ、と怒ってる。
 半次郎も納得してないねえ。
 西郷は、お前らこそが若いものの先に立てというけれども、半次郎は、自分達はいつまでも
西郷の背中を追いかけていたい、といって飛び出していってしまいました。
 バカだねえ。
 西郷の学校を手伝うということは、西郷と並んで立つということなのに。
 いつまでも背中だけ見てればいいわけじゃないでしょうよ。

 明治6年、西郷の学校、「私学校」が誕生しました。
 大山も、政府の金だが役人の贅沢に消えるよりいい、とほめてます。
 と、そこに菊次郎がいとことともに帰国してきた。
 彼もまた私学校に通うことになります。

 そのころ半次郎はまだやさぐれていたけれども、不満もつ士族らが、西郷は逃げてるだけじゃん、
学校なんか作って士族の不満からも逃げてる、と批判してたやつらは許さなかった。
 まあそういう心はちゃんと持ってんだね。

 と、私学校にいきなり賊が押し入ってきた。
 え、モニタリングですか?(やめなさい)
 皆歯が立たずやられるばかり。
 賊は最終的に銃の筒を刀で真っ二つ。
 ああ…貴重な最新銃が…!
 賊は半次郎でした。
 彼の腕前は皆知ってるようで、人斬り半次郎と恐れられた人だといってますね。
 弾が切れたら最終的に役立つのは剣だ、剣の強い者が生き残るのだ、わかったかと言う半次郎。
 今こうして実戦で見せ付けられたわけだから、誰も否やはないですね。
 半次郎が仲間に加わった!

 そして政府では密偵からの報告を受け取ってました。
 熊本、福岡、山口から不満が高まっていると。
 鹿児島は、と聞く大久保。
 川路は、鹿児島は西郷が学校作って士族が集まってるといいます。
 密偵の数増やせという大久保ですが、この士族が集まってるというのをどうとらえたんでしょうね。
反逆の準備してるとでもかんぐったのか。
 ナレでも、これが西南戦争の火種となるとはとか言ってたから、政府から直接取り潰しの命令とか
きたりするのかも知れませんね。
 

 次回第45話。
 「ガラじゃない事をするとガラじゃない事が起こる」



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→西郷どん