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麒麟がくる |
第1話(20/01/19)
最初出てきた段階でこんなとっぽいにーちゃんが光秀?と思ったけどOPとのギャップが
すごくて、あーわざとこういう演出にしてるのかなとびっくりしました。
なんでもないような田舎侍(失礼)が変貌していくまでが見られるのかなと。
1547年のことでした。
室町時代末期のこの時代、日本では各所で内紛がおき、足利政権も権力を失い
国内は退廃していました。
で、光秀の住む美濃にもその波は押し寄せてきていた。
光秀が馬で疾走するシーン、草の色合いがおかしすぎる。
なんでこんなビビットカラーの草なの。CGなのか色合いいじってるのか知らんけど
お弁当についてくるバランの中を走ってるようでめちゃくちゃ違和感ありました。
あとカメラ(多分ドローン)の動きがカクカクすぎる。
ともあれ光秀は野党がきたという知らせを受けて仲間とともに迎え撃つためにやって
きたのでした。
この野党というのも食うに困った近隣の武装連中だろうねどうせ。
で、15人らしいんだけど15人にしちゃ戦ってる人数多かった気がするが。
野党のカメラ目線の画面は面白かったな。(矢があたって倒れる)
彼らの目当ては稲刈りが終わって収穫されている俵でした。
当時の俵は今の俵の半分、30キロだったのでこうして大の大人なら楽々持ち上げ
られるし、馬にもつけて持ち運べますね。
今の俵だとひとつの俵が60キロのはずなので持ち上げるの大変だし馬も2つ
つけられたら人乗った瞬間につぶれると思う。(約180キロ)
野党に入られないようにするためには壁が必要ですな。いうてもそんなの作れるの
トランプ大統領くらいのもんでしょうが。
ここで野党のトップが鉄砲を持ち出してきて撃った。
それは光秀ではなく、後ろの与八という人に当たっていました。
ここで光秀に当たっていれば…!(これから一年の大河ドラマが過去の総集編になるわ)
それは光秀にとって初めて見る武器だった。
で、野党は引き上げていくのですが、菊丸という男が助け出されていました。
近隣の村からさらわれてきたのを助けられたらしい。
菊丸は鉄砲について、堺で手に入れられる武器だと説明する。
仲間らが我等の勝利だ、というのへ被害は大きかったことを怒る光秀。
それはいいけど怒る前にまず草むらの火消そうよ。
燃え広がったら死ぬぞ…。
ここでOPですね。
さて光秀は叔父に会い、殿に野党で困ってる話をしたいというのですが、叔父からは
いい加減にしろと怒られてしまった。
「黙れこわっぱ!」て言わないのがおじさん(それ真田丸や)
んで考えた光秀は城の前に立ってました。
殿(斉藤道三)が鷹狩りに行くと聞いていたのでここで待っていれば会えるはず、それで
話しかけるなら問題ないだろうというまんまストーカー思考で待ち伏せていたのでした。
(失礼やろ)
そこに義龍が通りかかった。
自分が許すから入れよーと中にいれてくれます。
ああ、友人関係だったっけ。
で、鷹狩りは道三の奥さんの病気が思わしくないから中止になった、と光秀に教えて
くれる。(奥さんは光秀の親類らしい)
よかったな、下手したら一日待ちぼうけになるところだった。
というかそういう情報は仕入れてないのか光秀…。
道三のとこにいくとなんか数珠用の珊瑚の玉をより分けているところだった。
ざっといくらあるから聞かれて義龍は1500〜1600くらいかなと答えたら道三に
「お前は敵の数を見誤って負けるぞ」とかいきなりひどいこと言われた。
光秀は二千を越えるかなーとか言います。
20人分の数珠を作ってくれと頼まれたという道三の言葉から、数珠には108の玉が
いるからそれ掛けて二千以上という数を算出したのだと。
さすがは名探偵明智小五郎の祖先やで!(それフィクションんん!)
道三、玉をいくつか投げて褒美であげるとか言ってます。
ここで光秀、お願いがあると話を切り出す。
いや、玉拾えよ。
あげるっていった道三の立場…。
光秀は鉄砲の話をし、それを野党が持っていたこと、堺に行けば買えること、美濃の
ためには持っておいたほうがいいと思うことを言いました。
そんで旅に出る許可が欲しいという光秀に道三は、それで自分のメリットは何があると
言い出した。
損得勘定うぜーな。
というか鉄砲持っておけばいざという時の備えにならないかも知れないけどなるかも
しれないじゃないか!
というわけで光秀、奥さんのために名医を見つけてくるから、と約束して旅に出ることに
しました。
帰宅した光秀、いきなりケツから入っていくから、明智家にはこんな風習があったのか…!と
感心しかけたら、「悪いことをした時はケツを叩くから尻から入って来い」という母親の
教えだったと判明。なんだ。
で、旅に出ることを勝手に決めました、と母に言うけど、別に止めるような感じでは
ないですね、母。
明智は土岐源氏の流れだから恥ずかしくない行動をと諭してます。
ああ、この時代源氏の子孫っていうのはすごく名誉あることだったもんね。
(なので勝手に源氏の子孫名乗っていた武士も多く、のちの歴史学者を悩ませるハメに)
この旅の途中、弁慶みたいなのがいて(おそらくは破戒僧)15文を関所通過料として
取り立てていたり、野党が出たが光秀あっという間に追い払う、というのは当時の治安を
見せる感じなのかな。
堺についた光秀。
芸人がいたり遊女がいたり、にぎやかなことにビックリしてるようですね。
キンケイがいた。かわいいな。キンケイ触りたい。
あと外国人がいるのにも光秀驚いていました。
で。
鉄砲を販売している辻屋にきた光秀ですが。
ここで鉄砲売ってると聞いて買いにきましたー、的なことを言うも店内、何こいつ…みたいな
雰囲気です。
確かに。
あんまり表向きに売ってる感じではないよなあ…。
あれ?光秀なんか空気読めない子の雰囲気が…。
三淵って人が鉄砲欲しいのかと話してるとこへ宗次郎という人が鉄砲持ってきた。
この人がこの店の主みたいですね。
三淵が試しうちをして見せてくれて、その威力に驚く光秀。
しかし準備が面倒な上に連発が出来ないので、飾るのにはいいけど実戦には使えない
よねーと三淵言います。
確かにこの時代だとそうですね。
威力はバツグンですが数がないと話にならない武器ではある。
三淵は光秀に、鉄砲注文して作るのにはヘタすると三ヶ月かかるし、道三には見たままを
伝えればいいんじゃないの、と言って去っていきます。
ところがそこにある男が入ってきて三淵と軽いにらみ合いになる。
彼らは出て行きましたが宗次郎にその男は、なんで自分が来るのを知っていながら
あいつらを呼んだんだと怒っています。
ワシを怒らせて生き延びたやつはいないぞ、と。
そうだそうだ!この人怒らせたら人材派遣会社で安く働かされるぞ!
(それ映画「カイジ」の社長や!←中の人が同じ)
宗次郎にはこういいましたが、光秀にはにこっと笑ったこの男。
のちに信長を何度も裏切る松永弾正久秀です。裏切りこそが人生。
なんかめちゃくちゃ人がいい感じだけど何かありそうだよなあ。
メシにいって光秀に話すことには、自分は美濃の国が好きだと。
道三の父親のことも知っていて、彼は身ひとつで今の美濃の国のトップになった
すごい人だ、ととても褒めるんですよ。
そういう、実力で成り上がっていく人が好きなのかな松永。
逆に、手放しで褒めすぎて何か裏があるのかな…とは思いました。
だって松永だもん。
その辺の胡散臭さ、よく出てました。さすがですな。
というわけでメシにつれてこられた光秀ですが。
松永は、ワシ三好って人のとこに仕えてるんだけど、将軍にめっちゃ嫌われていて
首狙われてんのよね、と話します。
今は足利義輝だからあのめっちゃ強かった人か。(最期が)
それでまた斉藤家のことを褒める松永だけど、酔っ払ってきた光秀は、今の殿は
ケチだし、美濃全体がまとまってるわけじゃないし、好きじゃないみたいな話をする
わけですよ。
こいつバカだな…。
いつ敵になるかも知れんようなやつにベラベラと自分とこの内情をさ…。
松永すごいニヤニヤしながら聞いていたから何かしそうだなと思ってんだけど。
で、酔いつぶれた光秀が目を覚ますとフトコロのお金がない。
あわてるも、ふと見てみたら枕元になんと、鉄砲が置いてあった。
松永が、自分がなんとかしてやるといってた約束を守ったわけですね。
意外だ…!
これはひょっとして将軍暗殺とか起きるんじゃないだろうか!(オイ)
松永に感謝した光秀、あとは名医を連れて戻るだけです。
意気揚々と京に乗り込んだ光秀ですが…。
この時代の京は度重なる戦で建物は破壊され、人々は食うものもなく、死体は
そこらに捨て置かれているという有様でした。
きらびやかだったのは今は昔、という感じですね。
名医を聞いて歩いていた光秀は、今は将軍もそれなりの医者も全部ここを
嫌がって近江に逃げていると僧侶から聞かされます。
一応、望月という名の医者がその先にいるが…ということで、訪ねていく光秀。
そこには駒という名の望月の身の回りの世話をしてるらしき女の子がいて
望月は留守だという。
彼女は蚊帳を質に入れにいく途中でした。
しょっちゅう借金取りがきているので光秀もそれと間違われた模様。
おそらく、金もない病人のために治療費を取らずにいるから借金がかさんで
いるのではないでしょうかね。
光秀は自分が訪ねた理由を話すと、駒は美濃にいったらどれくらいくれる、
百貫かと言い出す。
この当時の貨幣価値をそのまま現代のに置き換えてもものすごい差が出てくる
のですが、大体100万円前後じゃないですかねえ。
江戸時代だと100貫は大体600万円くらい(差があります)。
光秀はまさか道三はケチだからというわけにもいかないので「相応に」とかごまかして
います。
帰宅すると望月が帰っていた。
梅という女の子とともにサイコロで遊んでます。
この梅が成長してのちに名だたるギャンブラーを相手に戦う「賭けグルイ」という
作品が…あ、違うのか。(名前一ミリもあってねーわ!)
歯が痛かったそうなので鍼を打っていたみたいです。
望月は鍼灸医でしたか。
それで光秀は事情を話すけど、名医なら将軍の周りにいっぱいいるからそっち
行ったらとか言われます。
駒は、そんな意地っ張りなこと言っても金が欲しいでしょ、と言う。
借金返せるしいろいろ直してこの地域の人たちの医療に本腰入れられる、というわけです。
望月は以前、金持ちの家に呼ばれていって、ここの病人をおいてはせ参じたら、なんと
治して欲しいといわれたのはただの犬だった、それでお偉いさんらは見切ったんだ
という話をする。
で光秀は、自分も早くになくなった父から誇りだけは失うなと言われて育ってきた
からこの話はなかったことにみたいなことを切り出すんですね。
なんか雰囲気的に望月いってもいいよみたいな感じでしたが…(笑)。
そこに火事の知らせが入る。
あわててみんな駆けつけると、さっきやってきていた梅が家の中に取り残されて
いるという。柱にはさまれて脱出できないらしい。
光秀はいてもたってもいられず、水をかぶって梅の父親とともに中へ入ります。
望月が自分の上掛けを託していた。梅にかけてあげてってことだろうね。
ということは防火の設定とかあるのかなと思ったら特にそういうことはなく。
(少年漫画の読みすぎです)
うわー…外めっちゃ燃えてたけど中広い上に全然燃えてないんですね!(シッ)
光秀は梅の父と協力して彼女を無事助け出します。
助け出された時、梅の足めちゃくちゃ綺麗だったんですが、次のシーンではスス
まみれになってた。ちゃんとしろよ…。
この後駒は、自分も戦で家が火事になり両親は焼け死んでしまったが、火の中から
自分を助けだしてくれた人がいるという話を。
その人が誰かは知らんらしいです。
この話っぷりだと今後の展開にかかわってくれば面白いけど多分それなさそうだな…。
で、光秀は、いつか戦は終わる世がくる、終わらせる人がいる、その人は麒麟をつれて
来る、と話します。
麒麟です。(それ芸人の人だし文字じゃ声わからんし…!)
旅をしてわかった、美濃にも京にも麒麟はいない、何かを変えないと美濃にも京にも
麒麟はこないという光秀。
そんな狭い地域旅したくらいですべてをわかった気になるなよ、と信長なら言いそうですが。
そういう話をしてきたら望月がやってきた。
ウロウロしながら「あー困った困った、家が焼けてしまった。あーあいっそ美濃にでも
いこうかな」
光秀、痛恨のノーリアクション!!!!
あれぇ…こいつKY(空気読めない)黒田官兵衛孝高より空気読めてない…。
そんなわけで光秀は望月を連れて帰路へ。
そのころ美濃では、信長の父が戦争をしかけてきたらしく、戦準備が進んでいました。
そこに帰蝶が、自分も戦うから嫁ぎ先から帰ってきた!みたいにしてやってきた。
うーんこの帰蝶は全然迫力たらんなあ。
前線に出て戦うというより普通の奥さんって感じだなあ…残念。
あと帰蝶は光秀の叔父に声をかけて、初めて彼が旅に出てることを知ります。
あ、光秀と帰蝶は親類関係か何かだったっけ。
さあきな臭くなってまいりました。
次回第2話。
「足手まといなのは力のない者では無い、覚悟の無い者だ。」(BLEACH 朽木ルキア)
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ&もろもろの感想→麒麟がくる