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豊臣兄弟!

第19話(26/05/17)

 

 信長は家督を息子に譲り隠居することに。
 早いと思われるかもしれませんが実際そうなんですよ。
 本能寺の時点ではもう息子が織田家家督を継いでいたのです。(だから光秀は信長と信忠を同時襲撃した)
 こうして信長は安土に城を築きはじめます。
 ところがそこでモメごとが。
 藤堂が、このような石垣ではすぐ崩れてしまうと注意しており、やってる人らは今更変更といわれても困る、ということでもめていたのです。
 実際彼は城造りの名人として知られており、江戸城の築城も任されています。
 彼の石垣は地震でも崩れない、と言われました。

 さてさて
 秀長は一人では城を築くことはできないぞ、と諭す。
 てかこの屋敷にかかってる幕が長ネギみたいな色の采配で、そっちに気を取られてて話聞いてなかったよ。
 藤堂も結局言い方次第なんだよね。
 頭ごなしにこうしたほうがいい、じゃなくて、これこれこうで、と説明することも大事だと思う。

 秀吉のほうは柴田勝家とモメておりました。
 上杉謙信との戦いで、七尾城が落ちたと聞き助けに向かったのだけれど間に合わなかったとということで秀吉はいったん引き上げたほうがいいと判断したのですね。
 ところが勝家は謙信の首を取るといってきかない。
 秀吉は七尾城が落ちて助けを求めてきたのですら謙信の罠かもしれないと考えたわけです。
 ここで勝家は、お前らなんかしょせん家臣は寄せ集めだろうと言ってしまう。
 お市を助けた時にはあんなに結託できてたのになあ…。
 
 藤堂は自分のやったことは間違ってないとプンプンしながら街を歩いていた。
 そこに知らせが入る。
 ちかが男と会っていると。
 彼はすわ、と秀長に知らせにいきますが、秀長は知っていると。
 むろん彼だって悔しくないわけではない。でもいろいろあるのだと。
 しかし藤堂は、ちかがあっているのは百姓ではなく、百姓に変装した侍であるというのですね。
 つまりどこかの国の人間と内通している可能性があると。
 そうなると話が変わってきます。
 
 意を決して秀長はちかに尋ねことにした。
 でもちかは詮索するなという。
 おまけに翌朝になったらちかの姿が消えていた。
 おぃぃぃ!!

 ここで秀長に会いに来た人がいた。
 ちかとたびたびあっていたという、村川という人物でした。
 彼は意外なことにちかを助けて欲しいといいに来たのでした。
 その理由は、近江と美濃の国境、歩いて半日ほどかかる村にあった。

 与一郎という子が住んでいました。
 秀長は彼に会いに行きます。
 この子はちかと、前の夫との子であり、今は祖父、祖母が引き取って育てていたのでした。
 ちかの夫堀池は浅野家家臣として戦って敗れたため、今この祖父母は侍から百姓となって暮らしているようです。
 ちかの父親・安藤が織田家に寝返ったから、再婚したらもう与一郎には会わせないというわけですかね。
 ちかはそれでも与一郎のことが心配で、村川と会っては近況を聞いていたということだったのでした。
 秀長は、母に言われた通りだ、自分は何もちかのことをわかっていなかったと猛省します。

 祖父母に秀長は会いますが、けんもほろろな対応をされてしまう。
 藤堂も説得無理だなーと。
 お前はそもそも話し合いが最初から無理だろうが。
 後ろにはちかの夫がきていたという鎧がありました。
 これを息子だと思って暮らしているそうです、祖父母は。
 …偶像崇拝みたいなもんなんでしょうね。

 秀長は、ちかに頼まれてきたのではなく自分の一存でなのだが、与一郎を養子に欲しいといいます。
 まあ断られますわな…。
 祖父母は与一郎にとっての父はちかの夫だけ、と言うけれども秀長は、だったら与一郎の母だってちかだけでしょう、と。
 与一郎はちかのことなんか覚えてないという祖父。
 与一郎も本当のことは言えんよなあ。
 
 村川の家で世話になっていると、ちかがやってきて、だれがこんなことを頼んだと叫ぶ。
 いやあなたがいきなりいなくなるからこんなことに…。
 秀長は、ちかと与一郎が一緒に暮らしてほしかったのだ、と言います。

 そして夜、秀長は直のことを話しました。
 直が死んだ時自分も死のうとしたのだと。
 だから、夫が死んでも生きようとしたちかはすごい、とほめるのです。
 でもそれは子供がいたからってのもあるんじゃないかな。
 もし直との間に子供がいたなら、秀長だってその子のために何としてでも生きようと思ったんじゃないかと思うのですが。

 ともかくそれで秀長は死のうとした時に、直の父から自分が万事円満の世を作る男だとかけをしたと聞かされ死ねなくなったのだという。
 そなたにとって与一郎の存在がそうなのだろうと。
 一人でよう耐えられた、気づいてやれんですまんかった。
 わしが力になる。
 ちかもその言葉を受けて、与一郎と一緒に生きたいといいます。
 この夫婦は初めて本音で話せたんじゃないですかね。
 きっと直さんも言ってると思いますよ。
「私ってすごいな。ちかさんの背中も押せちゃうんだ」って。

 ちかの傷は与一郎をつれて逃げようとして祖父に切られたらしい。
 うーん。
 そんなことするのもどうかと思いますが…。

 秀長は二人を説き伏せてくる、と言います。
 与一郎のところに行くと、矢の練習をしていた。
 祖父からは的を憎き織田と思って射よといわれていたけどうまくあたらないでいた。
 秀長は、あの的の下あたりに柿があると思ってみよと与一郎に言うのですね。
 的の中心は枝。
 柿にあてたらだめだから、枝を狙ってうまく柿を落とすのだと。
 そうすると見事的にあたる。
 さらには、秀長はどこから調達してきたのか柿を取り出し、「みよ、柿じゃー」と渡してあげるのです。
 うまい教え方ですよね。
 弓にはこういう使い方もあると伝える秀長。

 そこに祖父母がやってきて、祖父は秀長に対し弓を引こうとするができなかった。
 さらにそこにちかもやってきた。
 事態がさらにややこしくなりそうな…。

 祖父はちかに与一郎は渡さないといいます。
 ちかはそれでいいという。
 時折ここにやってきてこっそり与一郎の姿を見ていたから、それでいいというわけです。
 ただ、与一郎に織田への恨みを果たさせようとすることだけはやめてほしいという。
 自分もそうやってきたけれど、憎しみだけで生きていくのはつらい、与一郎にそんな思いはさせたくないのだと。
 気持ちがすまないのなら自分を切ってくれというちかですが、祖父は刀を抜けなかった。
 ちかを傷つけたあの日から、祖父も刀が抜けなくなったというのです。
 勝手なことしておいて勝手に傷ついてんなこのジジイ。

 鎧を息子として頼ろうとする祖父に対し、祖母は鎧を倒した。
 自分たちの息子はもっと優しく、いつも笑っていたといいます。
 祖母も苦しかったんだろうな。
 祖父は与一郎にお前はどうしたいと聞きます。
 与一郎は、弓で柿をいっぱいとって、ちかに食べさせたいという。
 祖父母にもと。
 そうして祖父母はようやく心を開き、与一郎を託すことにしたのでした。
 わだかまりが解けてよかったなと思います。

 あと秀長は百姓として、野菜を植えるならもう少し苗と苗の間をあけたほうがいいとアドバイスします。
 きっと秀長のことだから、戦がない時にはここに通って、百姓としていろいろ教えていくんじゃないかな。
 その傍らにはちかと与一郎の姿があるんじゃないかな、と思います。
 そして、
祖父「わしが作った野菜はうまかろう、与一郎」
秀長「わしが助言して育った野菜はうまかろう与一郎」
祖父「わしが」
秀長「わしが」
ちか・祖母「よしなさい、みっともない」
と、小競り合いなどできていたらいいな、と。

 ちかは藤堂にもお礼を言っていました。
 もともとは藤堂が後をつけていたからこその解決につながったわけだしね。

 藤堂もみんなに頭を下げて、石垣について案を話し合うことにしました。
 きっと強固で崩れにくくて、火災で城が燃え落ちても石垣だけは健在で、のちの世にここに城があったことを示す重要な手掛かりとなる石垣が完成することと思います。←

 庭で与一郎とちかがキャッキャしてて、自分も早く仲間に入りたいのう、と言ってる秀長がほほぉましくてよかった。
 血がつながってなくても子は似てくるらしいぞ、と。
 そんな中、福島と加藤がやってきて、与一郎を釣りに誘ってくれました。
 いい仲間ができた感じですね。
 与一郎もここで秀長のことを父上と呼んでました。
 秀長が仲間に入れるのは近いんじゃないですかね。

 そして秀長はちかにいいます。
 どうか一つ約束してほしい。
 誰かを守るためでも自分の命と引き換えにするようなことはしないでくれ。
 自分が必ずうまくいく道を見つけるからと。

 そんな中秀吉が戻ってくるのですが…。
 彼は柴田と衝突して秀吉軍を引き上げたのだといいます。
 こっちはまた波乱の予感ですねえ。


 次回第20話。
 愈史郎「独りで死ぬのは惨めだな」

 


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