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豊臣兄弟!

第23話(26/06/14)

 

 荒木を寝返らせたことで毛利陣営は沸き立っていました。
 宇喜多はここで一気に織田勢をたたいて息の根を止めたほうがというも毛利輝元は、それに大義はあるかと言っていた。
 今回の戦いは播磨を救うものであり、天下を望めば天によって罰を受けるだろうと。
 元就の教えがそうなんですよね。
 自分の領土を守ることに注力して、天下を取ろうなんて考えるなと。
 もし織田が自分らの領土に手を伸ばしてきたらその時こそ滅ぼしてくれるというわけです。
 家臣らも信長は裏切られまくっているといい、輝元も宇喜多に「裏切られるほうが間抜けなのよ」と言い放ちました。
 お前その言葉覚えておけよ。

 光秀は荒木を説得しにきたけど失敗。
 逆に、お前も今後どうなるかわからんぞと警告されていた。
 これが本能寺への伏線になるかもしれませんねえ。

 秀吉らは、光秀の説得でも無理だったかーという感じ。
 荒木のしぶとさを信長は買っていたんだという秀吉。
 それが悪いほうに作用してしまいましたねえ。
 官兵衛は責任を感じたのか自分が説得してくる、という。
 半兵衛はちょうどいいから織田を裏切ったらどうなるかという見せしめとして荒木を討ち取ろうという。
 官兵衛は信長なら許してくれるに決まっているから説得してくる、というも半兵衛はまた裏切ったらどうするのかと。
 荒木はそういう男だもんね。
 この点に関しては半兵衛のほうが荒木という男を正しく理解してると思う。

 二人の小競り合いに蜂須賀が割って入るんだけど、二人から理解できんやつは黙ってろって言われて笑いました。
 どうしてもいこうとする官兵衛に、いってはならんと声を荒らげる半兵衛。
 自分の落ち度だという官兵衛に、そう思うならなおさらだ、という半兵衛でしたが…。
 そのまま倒れてしまいます。
 その間に官兵衛は姿を消していた。
 軍師官兵衛の時には最初から完成された軍師、みたいなイメージでしたけど、こちらのドラマではまだまだこのころは自分の考えで突っ走る、未熟な軍師ってとこですね。

 そういうわけで荒木の説得にきた官兵衛ですが、荒木は信長が許してくれるとは思わん、という。
 結局時世を見ていいほうに寝返って生き延びてきたわけですしね。
 官兵衛は兵に囲まれて切られそうになるも、荒木は何かあった時の人質になるかもしれんから生かしておけという。
 ただし、官兵衛が毛利方に寝返ったと噂を流すと。
 このあとの続きは映画『黒牢城』で!(違う)

 秀吉陣営は官兵衛が帰ってこないことについて、みんなでどう思う?と言ってました。
 官兵衛は野心があるから寝返っても不思議じゃない、という者もいた。
 そして秀長が、信長が官兵衛の子供、松寿丸を始末するようにと言ってきた。
 今松寿丸は長浜城にいて寧々が見ているそうです。
 この時松寿丸を始末してさえいれば…!(誰も官兵衛の子・長政があんなポンコツぼんくら息子になるなんて思わんし)
 秀長は、子供を人質に差し出しておいて裏切るわけがないといいます。
 半兵衛は、病気で死んだ子の首を代わりに差し出せばいいでしょう、自分がやりますといった。
 時間がもったいないと。
 蜂須賀が、「こういうふてぶてしいやつは死なんわ」と言ってて半兵衛が「ふてぶてしいやつでも病にかかれば死にまする」と軽口で返していて。
 この二人の関係も好きなんですよね。
 心半兵衛が心許してるような感じで。

 松寿丸の代わりに別の子の首を差し出して信長に見せるという半兵衛。
 もしばれたとしても私の一存で済む。
 これはもうすぐ死にゆく自分でなければできないことだと。
 すごい自虐的なんですよね。
 秀長はゆっくり休んでくれというのですが秀吉は役目を半兵衛に任せます。
 蜂須賀の顔がすごい泣きそうだったけど、たぶんいろいろわかってたんだろうなあ。

 長浜城にやってきた半兵衛ですが。
 寧々らの様子がおかしい。
 彼はもう松寿丸を始末する話が耳に入っていたのだと気づきます。
 秀長たちも、地蔵に半兵衛が手をあわせていたのを見たものがいる、という証言から、本当に松寿丸を殺すつもりであるのだと気づく。
 確かに入れ替えがばれてしまった時に、半兵衛だけの咎では済まないですからねえ。
 絶対秀吉まで処罰される。
 だからこそなんでしょう。
 秀長は秀吉に急いで報告するも、彼は最初から分かっていた様子でした。

 長浜城には妊娠しているちかと与一郎、安藤がいた。
 半兵衛は安藤の様子に彼から話が伝わったんだろうなと理解。
 松寿丸を探すといいます。
 寧々は松寿丸は城をもう出ましたというも半兵衛は、数日前から部下にこの城を見張らせていたのでそれはないという。
 ここらは半兵衛らしいですね。
 官兵衛だったらこうはいかない。
 秀吉がさんざん自慢したからこの城の作りは頭に入っている、という半兵衛。
 隠し部屋が3つ、抜け道が2つ、だがそれらはおそらく使わないであろう。
 つまり半兵衛が心理的に探しづらい場所だ、ということで秀吉らの母の部屋ではないかと考える。
 妹が思わず「なんでわかるの」って反応しちゃってましたね。

 なかなかトラップがコントみたいで面白かった。
 障子開いたら1枚の障子が倒れてくるのは笑ったな。
 もしかして前回のアドリブ部分(記憶を失った秀吉が逃げ出した時に偶然障子が倒れ掛かり、秀長があわてて支えた)からヒントを得たのかな?とはちょっと思いました。
 で。
 母の部屋というかなんか書庫の奥みたいな感じだったけど、そこに母と松寿丸がいた。
 やってきたのは秀長でした。
 なんでこっちのほうが到着早いん。
 新幹線使ったんか。
 てか半兵衛具合悪いのにトラップが容赦なくて笑いました。

 女性陣が半兵衛の前に立ちふさがります。
 私たちを切ってから通りなさいという寧々にちかは、私子が生まれるからまだ死にたくないとか姉もまだ死ぬつもりはないとか言い出して割と内輪もめしてる。
 ちかは官兵衛が裏切った証はないでしょうという。
 半兵衛は今きちっと見せしめしないと、荒木と同じことをするものが現れいずれ織田は瓦解するという。
 姉は、秀吉や秀長は何をしとるんじゃあの大馬鹿兄弟と文句を言ってた。
 そうしたら「誰が大馬鹿者じゃ」と秀長が現れるんですね。
 話が違うと半兵衛に怒っていた。
 命が残りわずかだからといって半兵衛にだけ責めを押しつけることはしないと。
 替え玉を使う作戦は見事だったという。
 そうしてる間に後ろでこそこそ逃げるやつがいるんですね。
 半兵衛が追おうとする部下を止める。
 替え玉を使ったのはそなただろうと。
 母の部屋に入ると中に子がいた。
 それは与一郎でした。
 つまり、逃げたのが本物だったと。
 うまいな。
 これだから嫌いになれんという半兵衛。
 わしの勝ちじゃ、と秀長は言います。
 お前それ負けフラグや…。
 案の定部下たちが逃げたほうも追ってて松寿丸を捕まえてきた。
 ところがこの時、ちかが産気づきます。
 慌てる一同。
 さっきまでの気迫はどこへやら、半兵衛があわあわしてるのめちゃくちゃ面白い。
 こういう時、男にできることは何もないですからね。(差別で言ってるんじゃないよ)

 男性陣はたたき出され、ちかのお産が始まりました。
 秀長、一時休戦にしてくれと半兵衛に申し出ます。

 安藤が廊下をうろうろしていて、それを秀長が冷静にといさめるのですが、彼も心配なあまりイモを山盛り皮むきしてて笑いました。
 そんな中、赤子の鳴き声が。
 娘さんでした。
 失礼だけど私、さっきまでちかさんのお芝居かと思ってた。
 ここをうまく収めるための。
 本当に産気づいていたんだねえ。

 秀長はちかのことをいたわります。
 そのやり取りを半兵衛はじっと見てた。
 彼はどんな気持ちだったでしょうね。
 そして子供を抱いてくれと言われて慌てる半兵衛。
 めっちゃうろたえてる。
 こういう半兵衛好きだなあ。
 どうすればとか言ってるし。
 名をなんとつけようかのうという秀長。
 エリザベスとかは。(なんでじゃ)
 半兵衛も考えてくれ、と言いかけたところで秀長は半兵衛の様子に気づく。
 彼は泣いていました。
 腕の中の命の尊さに気づいたんだろうな。
 こういうの、理屈ではないんだよね。

 半兵衛は秀長に自分の負けだといいます。
 あの子を抱いた手で松寿丸を殺すことはできないと。
 やっぱり最初の作戦でよかったんじゃん。
 松寿丸は自分の城、菩提山城にかくまうといいます。
 あとのことは頼みます、と。
 秀長はあとのことも半兵衛がというのですが。
 彼の顔を見て「承知した」と。

 そうして半兵衛は当初の計画通り、別の子の首をしれっと信長に差し出しました。
 この信長が気付いていたかはわかりません。
(官兵衛が救出された、後の話でなんと言うかですね)
 信長は半兵衛をねぎらい、このような役目をよく引き受けてくれたという。
 半兵衛は得をした気分です、というのでした。
 今まで戦った中でももっとも手ごわい相手で、もっとも面白き戦であったと。
 ここまで聞いたら信長もうすうす気づいたかもしれません。
「これでお別れです」という半兵衛。
 お役に立てず申し訳ありません、と頭をさげる彼に信長は「大儀であった」と声をかけるのでした。

 しばらくして半兵衛は三木城を攻める陣にいました。
 形勢は有利だぞ、と秀吉が言うのだけど寝たきりになっている半兵衛は、そんなことはないと気づいていた。
 そして自分も戦に出たいと言います。
 自分が風向きを変えて見せると。
 
 今でいうなんていうの、ベッドにちょっと傾斜ついたようなものを小道具さんが作ってくれて(小道具さん言うな)、それに乗って出陣した半兵衛。
 山の上でみんなとみています。
 蜂須賀が、自分にかつがせおって、今度はお前が俺をかつげよとか軽口言ってる。
 秀吉らも笑顔なのがいいな。
 苦境なんだけど、半兵衛なら何とかしてくれる、そういう気持ちがあるのでしょうね。

 そして半兵衛はまもなく風が変わります、と言います。
 藤堂が駆け込んできました。
 宇喜多が我らに寝返りましたと。

 宇喜多は、織田が毛利よりたくさん貢物をよこしてきたというのですね。
 多分これこそが半兵衛の調略だったのではないかと思うのですか。(風を変えるといってたやつ)
 毛利との盟約はという家臣に宇喜多は言います。
「輝元が言っておったろう、「裏切られる者がおろかなのだ」と」
 自分の言葉が特大ブーメランになって戻ってきましたね、輝元。

 輝元は宇喜多の裏切りを知り、こうしてはおれない、領地の守りを固めよと指示。
 敵が引いていきます。
 銀山をもらっていたのが資金源になりましたね。
 みんなそれを見ながら喜んでいました。

 後ろで一人、彼らを見ている半兵衛。
「死にとうないのう、まだ死にとうない。お前らのせいじゃぞ…」
 それが最後の言葉でした。
 こうして秀吉を支えてきた懐刀ともいえる竹中半兵衛は短い生涯を閉じました。
 半兵衛が息絶えてるのに気づいたみんなが、起きよって声かけてるのがすごく悲しかった。
 あの面白かった日々はもう帰ってこないんですよね。

 秀長は、この戦はわれらの勝ちでござる、見事な策でござったと声をかけます。
 これまでいろいろ戦国ドラマで半兵衛は死んでいましたがこのドラマのように、戦地に赴いてみんなの笑顔を見ながら死ぬというのは珍しい気がします。
 こういう話があってもいいんじゃないでしょうか。
 きっと本物の半兵衛も最後まで戦で秀吉の隣にありたいと思っていたでしょうから。
 
 さらば半兵衛。
 彼は映画で黒田官兵衛に転生します。(台無し)

 
 次回第24話。
 栗花落カナヲ「どうでもいいの  全部どうでもいいから 自分で決められないの」

 


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