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豊臣兄弟!

第33話(26/08/30)

 

 勝家と秀吉の軍がぶつかり、敗走した勝家は北庄城へ。
 秀吉は城を落とすよう家臣に命じます。
 秀長は使者を使わして降伏を促せというも秀吉はならんといった。
 あの勝家が降伏などするはずがないからと。
 そして利家を先鋒として行かせます。
 寝返った人間を行かせるのは世の常ですな。
 
 敗走した勝家が城に戻ってくるとお市は食事を用意したという。
 侍女を逃がしたので自分が作った、と。
 勝家は食事をしている場合かというも、お市が「せっかく作ったのに…」というから食べることに。
 ここは微笑ましくてかわいかった。
 はじめてこの夫婦が夫婦らしくなったなというか。
 しかも、おいしいという勝家に、また嘘をとかいってるし。
 料理の腕だけはだめだったか…!
 お市だけでも逃げてほしいという勝家にお市は、長政に嫁いだことを覚えているか、といった。
 あの時お市は、「お前と一緒になるほうがましだった」と言って戯言だと言っていました。
 でも今は本当にそう思ってると。
 長政も勝家も自分にはもったいない人だったというのですね。
 てかお市が嫁いだ家は没落していくやん…死神みたいなもんじゃないか。

 秀吉のほうは、姫を脱出させると連絡があった、と蜂須賀を待機させています。
 彼は姫たちだけでいいのか、と確認していた。
 秀吉もものすごい葛藤があったんだろうなと思う。
 でも同時に、お市を生かしておいたらこの先ずっと天下を統一する邪魔になり続ける、というのもわかっていたんでしょうね。

 是非もないこと、と秀吉は叫びました。

 お市のほうは茶々に守り刀を渡していた。
 これは相手を傷つけるものではなく、自分の身を守るものだから、秀吉と刺し違えようと思うなと。
 よかったちゃんとくぎさしてくれた…!
 そして生きて妹を守れという。
 茶々が妹二人の守り刀になれ、と。
 そして父のような良い人と巡り会ってよい子を産め、と言います。
 それがああなるんだから皮肉なものですよね。
 お江の方は徳川のキーパーソンになるけども。

 茶々は織田と浅井の血は絶やしませぬ、と言います。
 なんて壮大なフラグなんだ…。

 そうして城の外に出た茶々たち。
 雑兵が守り刀を取り上げようとしますが、官兵衛が止めた。
 これ以上この人たちから何も奪うなと秀吉の命令だ、と。
 秀吉わかってたんだろうなあ。

 そういうわけで秀吉は城攻めを指示。
 秀長にもここを離れぬよう言います。
 てか城を攻めるエキストラの皆さんがひょろひょろだよ…心配になるレベルだよ。
 あと家臣らも誰が誰だかわからん。

 お市はもう最期を見送るのはたくさんだからと自分から死のうとしていた。
 しかし勝家は止めた。
 今一度あらがおう、と。

 燃え盛る城を見て秀長はどういう気持ちだったのか。
 秀吉を振り返れば彼もまた必死に耐えていた。
 いくら非情になろうとしてもなれない部分もあるもんなあ。
 秀長、すまんといって走っていってしまった。

 天守閣まで逃げてきた勝家とお市。
 こんな時なのに空は青くてきれいでしたね。
 駆けつけてきた雑兵らにお市は頼もしいのう、と言ってます。
 そして、「よく見ておけ。これが戦じゃ」と言って二人で飛び降りた。
 いやあのさ…クレしんのオトナ帝国じゃないんだからさ。あっちは助かってるけど。
 あまりにも雑な扱いすぎて笑ってしまった。
 駆けつけて、目の前で見た秀長もショックを受けます。

 というか武士としてはこれ一番恥な死に方じゃないの。
 討ち死にとか切腹ならともかく、奥さんと飛び降りとかさ。
 あの勝家がこういう恥な死に方選ぶのかなあ…。

 秀吉は知らせを聞いて勝鬨をあげよ、という。
 最初にやったのは利家でした。
 秀吉が加わり、ようやくみんなも勝鬨をあげはじめるけど秀吉は耐え切れず途中でやめていた。
 気持ちはわかります。
 利家も泣いてました。
 誰もが心から喜べない勝利でした。
 ちなみに秀吉の兜にスタジオ天井のライトが映りまくってた。

 秀長は戦場を歩いていた。
 焼け落ち、死者があちこちに転がっている中、二羽の美しい蝶が飛んでいました。
 彼はきっと勝家とお市だと思ったでしょう。

 信孝が捕まっていて、信雄に勝ったのはお前ではない秀吉だ、と捨て台詞はいてる。
 彼はこのあと自害させられたとのことです。

 そして秀吉は三法師を自分の庇護下に置き、戦後処理をしていました。
 あと、中川の息子を呼び出し、お前の父親は命をかけて戦ってくれたとか言ってます。
 史実ではこのあとこの息子、家が取り潰されてもおかしくないポカやらかすも、秀吉から「お前の父は戦場で頑張ってくれたから」と許されるんだけど、そのあたりどうするんだろう。
 というか利家が首を持ってきた時点で中川が裏切ったのは明白で、その時点で一族斬首でもおかしくないんだけどね。
 一つ歴史とあわないことするからその後の話がつじつまあわなくなってくる。

 三姉妹は秀吉に案内されていた。
 廊下を歩いている時、茶々は目の前を歩く秀吉に守り刀を抜こうとする。
 その時あの蝶の一羽が秀吉の肩に止まるのです。
 茶々はお市の言葉を思い出した。
 母はいつでもそなたらを見ている、と。

 秀吉止まってたけどたぶん、茶々がそういう感情を向けているのも知っていて、切られてもいいみたいな気持ちはあったのではないか…と思いました。
 三姉妹は寧々と引き合わされていました。
 寧々が名を名乗っても知らんふりしている茶々。
 お前さすがにそれは恥ずかしいぞ。
 寧々にも、それはお市の名を汚すことになる、と諭され、三人はようやくきちんと名乗りました。
 
 秀吉は、寧々は強いのーと感心していた。
 寧々からしたらお市から託されたのだからって気持ちがあったと思うんだよね。
 母替わりとして育てねばならないって決意があったんでしょう。
 秀吉は、それに比べてあいつは…と言ってる。
 秀長はあれから大徳寺にこもって自分と向き合う日々を送っていたのでした。
 結論が出なければ寺で修業っていうのはありだと思う。
 掃除をする日々っていうのは己と向き合うことだからね。
 ただ秀吉は、自分が連れ戻しにいってもしダメだったらもうどうにもできない、それが怖いから迎えにいかないんだと言ってました。
 やっぱり気配りの秀吉、いろいろ考えてるんだね。

 廊下を掃除していた秀長、歩いてきた人とぶつかってしまう。
 その人、手に持ってた茶器を落としてしまうんですね。
 あーあ…。
 寺の坊主どもも、これは大事なものだと大慌て。
 でも、その落としたはずの利休は笑った。面白い、と。
 
 利休、自分で金継ぎしてるのすごいわ。
 器用なんだなあ。
 そして秀長に、なんぞつらいことでもあったのかと聞く。
 ずっとそういう顔をしていると。
 秀長は、大事な茶碗を壊してしまっては笑ってもいられないのです、逆になぜあなたは笑っていられるのか、と問うた。
 利休は金継ぎを終えて、前よりずっといい、と喜んでいます。
 この金継ぎって文化は日本独特のもので(リペアそのものはもちろん海外にもあります)、主に茶器を直すのに使われる技術なんですが、本当に金が映えて美しいのですよ。
 もったいない文化を美術にまで高めた技術である、と言ってもいいと思います。

 利休はこの金継ぎをした茶碗で秀長に茶を入れてくれた。
 これすぐ乾くわけじゃないので数日してから茶に招かれて…ってことなんだろうなと勝手に脳内補完しております。
 で。
 秀長は茶を飲んでおいしゅうございます、といった。
 利休も別の茶碗で茶を入れて飲むけど、ものすごい顔してる。
 こんな苦いもん、よくおいしいと思えますな。と。
 自分は茶好きじゃないと利休はいいます。
 驚く秀長。
 そして彼は懐から袋を取り出し、その中の干菓子(かな?)を取り出して口に入れる。
 この茶菓子の甘さを引き立たせるために茶を飲むんだという離宮。
 うまいものが待っていると思えば、茶碗を直すのも苦い茶を飲むのも楽しいのだと。
 秀長も一つお菓子もらって食べてました。
 なお本当の順番は菓子を食べてから茶です。

 秀長わらってます。
 もしかしてずっと問うていたことの答えが出たのかもしれませんね。
 みんなにもこのお菓子を食べさせてやりたいという秀長に、あわてて「もうやらんで」と袋を隠す利休。
 面白いキャラですねえ。

 もともと茶が苦いのは、薬みたいな意味合いがあるからだそうです。
 にしてもあれはきついよねえ、確かに。

 秀長が大の字に寝そべっていると、寺の鐘の音が聞こえてきた。
 彼は思い出します。
 村を出る時に決意したことを。
 起き上がる秀長。
 おい、志村、うしろー。
 ちかが立っていました。
 手に縄持ってる。
 このまま思い詰めて秀長が命を絶ってしまうのではないか、と心配したちかは、首に縄をつけてでも連れて帰るためやってきたというのです。
 どのみち首しまるやないか。
 そういう決意できたのになぜ秀長はすがすがしい顔をしているのか、と怒っていたようです。
 秀長は、たった今立ち直ったのだと告げる。
 したらちかは、なんて身勝手なと怒る。
 そして、この縄で楽にしてやる!と。
 どないせーっちゅーねん。
 連れ戻したいのかトドメさしたいのか。
 まあわちゃわちゃしてるからいいでしょう。

 秀長姫路城にいって秀吉に土下座していました。
 まあ秀吉も、許すもなにもって感じだろうしね。
 秀長は秀吉に心得違いをしているという。
 そんな顔をしているものに天下統一などできないと。
 自分に天下人となる覚悟を打ち明けてからの秀吉はずっとそうだったと。
 たやすい道のりでないのはわかっている、その時に笑って暮らせる世があるならば、楽しき道ではないか、と秀長は説きます。
 
 その大仕事をわしらがやるんじゃ、と楽しそうに言う秀長にドン引きしてる秀吉。
 ここはちょっと面白かった。
 秀長は、だからこそ笑おうというのですね。
 自分たちが笑っていないと民を笑わせることはできないと。
 秀吉を支えるために自分がその道を見つける、と秀長は言います。
 お市に問われたことの答えがようやく出た感じですね。
 あと、秀吉を笑わせようと手をしゅっしゅやってるのがなんか面白くてツボにはまった。

 宴が開かれました。
 みんなが待ってる中、秀吉と秀長はなかなか現れない。
 ようやくきたと思ったら、月代をそり上げて、OPのあの最終形態の姿になっていた。(フリーザみたいな言い方すんな)
 秀吉はようやくここでみんなに、自分が天下人になることを告げます。
 そうして力を貸してほしい、と。
 どうやらみんなも気づいていたようで、やっと言いおったと喜んでます。
 
 進む道は遠く険しく、そして楽しき道である。
 けれどもこの二人がいて、みんながいて、少しずつでも進んでいける道だと思います。
 
 
 次回第34話。
 妓夫太郎「どうしてだ?“禍福は糾える縄のごとし”だろ いいことも悪いこともかわるがわる来いよ」

 


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