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豊臣兄弟!

第9話(26/03/08)

 今までの大河って、前の回で誰かが死ぬと、翌週何事もなかったかのように話が展開してたりして、あまりそれが好きではなかったんだけど、このドラマではしっかり次につなげてくれてよかったなと思いました。

 直の死から10日。
 姉妹が、直の死からずっと引きこもってると話をしていた。
 ご飯も食べずに落ち込んでると。
 姉が励ましにいくのですが…。
 なんと落ち込んでいたのは弥助だった。
 自分が一緒にいながら何もできなかったことを悔やんでいたのです。
 秀長だとすっかり騙されたわ!
 そうだよなあ、あの人は無理をしてでもなんでもないようにふるまう人だもんな。

 その秀長は、竹中半兵衛を調略するため、秀吉、蜂須賀とともに半兵衛の住まいへ向かうところでした。
 敵地だから討たれるリスクもあるのにすごいなあ。
 いやむしろその戦いの中で死ねたら本望くらいのヤケになってる部分はあるのかもしれない。
 姉はいっそ弥助をののしってくれたらと秀長にいうのですが、怒鳴っても直は戻らない、というのでした。

 秀吉は道中、「婚約者が死んだのに何事もないようにふるまって、強い男だ」とほめる蜂須賀に対し、そうではないというようなことを言います。
 何かしてないと立っていられないのだと。
 だからこそ自分があれをやれ、これをやれと無茶難題を押し付けるのだと。
 そんなことしかできない自分のことも不甲斐なく思う秀吉。
 いい兄弟ですね。

 さて半兵衛の家にたどり着くと、また紙でやりとりですよ。
 キレた蜂須賀が無理やりに障子をあけると、矢が飛んできた。
 やだ、矢だ!(黙れ)

 三人すごい反射神経でよけた。
 半兵衛が飛び出してきて、なんで外れたんだろうとあちこち見て、蜂須賀がすごい勢いで障子を開けたからその衝撃で矢がブレたのだと解析している。
 よかったなお前、歴史変えるとこだったぞ…。

 半兵衛は彼らの正体を知っても中に入れてくれた。
 半兵衛の住まいでは小牧山の模型が作られていた。
 人から聞いた話だけで精巧な模型を作っていたことに驚く3人。
 美術スタッフさんのたまものです。(やめなさい)
 秀吉はたいそう感心して、ここが実物と違うと指摘したりしてました。
 稲葉山を龍興からのっとったって話も、本当だろうなあと確信したのでしょうね。
 これだけ頭が回る人間なら欲しいと思ったことでしょう。

 半兵衛はもうすぐ安藤がくるから早く帰ったほうがいいよ、猟師に変装してくるならここらの猟師はキジをとるから、今度来るときはキジを手土産にもってきてねと伝えるのでした。
 ここ、後で理由に気づいたとき鳥肌立ちましたね。

 そういうわけでキジを追いかける一同。
 なお、キジは現代では日本の国鳥に指定されています。
 私も数度野生のキジに出会ったことがある。

 何も知らない安藤がやってきて、だれかきたのかと尋ねるのへ半兵衛は、道に迷った猟師がと答えた。
 安藤も頭がいいからそれで理解したのではないでしょうか。
 山に慣れている猟師が道に迷うことなんてありえない、つまり、織田の手のものがきたのだと。

 さて龍興ですが。
 松平、今川が動かないとイライラしていました。
 家臣が、松平は信長と盟約を結んでいるからこっちに味方してくれるはずがないというも、そんな盟約破ってもいいだろうと。
 それってつまり、自分に味方してくれたとしても裏切られる可能性もあるってことなんだけどわかってんのかなこのバカボンボンは。
 龍興は安藤に、半兵衛に織田が接触したらしいな、自分だってそれくらいは知ってるぞといった。
 半兵衛を殺せと。
 自分に味方してくれる軍師をそうやって殺そうとするのってどうしようもないな。
 まとまった金が欲しいからと、金の卵を産むガチョウの腹を裂くようなものですよ。

 秀長らはまた半兵衛のところを訪ねていました。
 ところが、障子を開けてみると矢は飛んできたものの半兵衛はいなかった。
 山の上の菩提山城にいると書いてありました。(竹中家が代々持ってる城)

 山の上にあるだけあって、道は険しいし登るのも大変だった。
 安来市にある月山富田城も山城なんだけど、あそこはまだあがれるからなあ。

 なんとか菩提山城にたどり着いた秀長たち。
 半兵衛は危険を感じてここに逃げ込んだのだという。
 そして、諸葛孔明の三顧の礼に例えて3回きてくれたら考えてもいいといいます。
 それを聞いて秀吉はあっさり引き上げた。
 もう一度くればいい、と前向きな様子。
 これが秀吉らしさですね。

 ところが半兵衛の住まいで話していた彼らのところに斎藤の手のものがやってきて織田の連中だろうと言ってきた。
 とっさに秀吉は猟師のフリをするけど、ここらの猟師はキジをとらんのだといわれてしまう。
 食べてもまずいからだって。
 彼らは、半兵衛たばかりやがったなって感じでしょうが…。
 しかし捕まった彼らの前に現れたのは安藤でした。
 さらにこんな形で連れてきたことを詫びた。龍興の忍びが見張ってるから、いかにもとらえたかのようにして連れてきたらしい。
 安藤は、前に秀長に言われた、信長なら面白い世を作るという言葉がずっと引っかかっていたのだといいます。
 このまま龍興についていっても安寧の世は望めないと。
 それで自分たち一同は織田に従うと頭を下げます。

 ここですね。
 半兵衛の思惑に気づいてぞくっとしたのは。
 半兵衛は訪ねてきた秀吉らにここらの猟師はよくキジをとると言った。
 秀吉らを取り囲んだ安藤の部下はここらの猟師がキジをとるはずがないといった。
 つまり、キジのことを言う猟師は織田の手のものであると、自分が直接安藤に連絡することなく知らしめたわけです。
 安藤が自分から直接織田に連絡することができないから、こういう手を仕組んだのではないかな、と。

 秀吉らは、安藤が味方についたら半兵衛も味方してくれるはずだ、とまた山に向かうのですが。
 ここで抜け道の存在を探り当てる。
 自分たちと同じように山城へ上ったはずの半兵衛があまりにも小ぎれいだったから、何かしら道があるのだろうと見当をつけていたと。
 そこをいくと確かに菩提山城へ出たのでした。
 この、城を見て安藤はここには手が加えられている、というのです。

 このあといきなり場面変わったからびっくりしたよ。

 1567年秋。
 信長はついに稲葉山城攻めに着手。
 龍興はイライラしています。
 しかも部下には織田のとこに攻め込んで打ち取ってこいと命じておきながら、自分はこっそり抜け道を使って逃げようとしていた。
 ここに半兵衛がやってきた。
 扇でめっちゃあおぎながらまた逃げる気かと言っている。
 ここで秀吉らも駆けつけてきたんですね。

 安藤が言っていたのは、半兵衛が菩提山城に手を加えたというのは、この稲葉山城と同じつくりにしていた、ということでした。
 つまり半兵衛は稲葉山城攻略を考えるために手を加えたのではないか、ということでした。
 だから同じように抜け道があると踏んでこうやって龍興のもとに駆け付けてきたというわけですね。
 ただ龍興は逃げましたけど…。
 半兵衛は強いと思える人とは味方ではなく戦ってみたかったといいつつも、手をつき、織田のために尽くします、と秀吉らに応えるのでありました。

 こうして信長は美濃を手に入れました。
 龍興にげたけどそれは些末なことだからいいらしい。

 秀長は今回の勝利を直の墓に報告していました。
 けれどもう彼には生きる目標がなかった。
 少し休みたい、という彼に声をかけてくるものがありました。
 直の父、坂井でした。
 死ぬのか、と。
 直を死なせてしまったことを謝る秀長。
 そんな彼に坂井はならば銭をよこせという。
 直が結婚のことを報告しに来た時に、彼女は祝言にどうしても来てくれと言っていた。
 秀長はみんなが満足しないと気が済まない、きっとこれから良い世の中にしてくれるのだと。
 父は、そんな世がくるはずがないといった。
 それで直は、できるに500文賭けると言ったのでした。

 坂井は秀長に言います。
 その様子ではワシの勝ちだな。
 直は見る目なかったのう。

 秀長はまだ賭けはまだ終わってない、と叫びました。
 その賭け、必ず直に勝たせてみせると。
 坂井は、お前が諦めたらすぐ銭を取りに来るからな、逃げるなよと言って帰っていきました。
 騒ぎを聞きつけてやってきた秀吉がずっと見守っていて、坂井に頭を下げるのがよかったなあ。
 いつもはこういうことがあったらとめに入る秀吉が黙って見守っていた、ということは、自分が慰めてもフォローしても意味はなく、坂井に任せたほうがいい、と判断したからだと思います。

 稲葉山城に入った信長。
 ここを岐阜と改め、岐阜城とすると宣言しました。
 必ず強くなってみせる。
 秀長は改めて決意します。
 景色を眺めていた秀長の隣に直が立っていました。
「私すごいな。 小一郎ならそういうと思った」
 この演出はちょっとうるっときました。
 直は必ず賭けに勝てますよ。
 
 次回第10話。
 我妻善逸「俺に聞いて何か答えが出ると思っているならお前は愚かだぜ」

 

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