多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ハリーポッターと不死鳥の騎士団


ハリーポッターと不死鳥の騎士団

8/5鑑賞

 今回どんなものかなと思っていましたが、ハリーが一人でカリカリしていたことを除けば
そんなに悪い話ではなかったと思います。
 いや別にハリーもしたくてカリカリしてるわけじゃないのですが。

 あと映画前のCMがっ!デスノート「L」再起動のでした!
 静止画面のシーンが使われていて、それに声をあてるといったものなのですが。
ワタリ「L、世界一有名な魔法少年を知っていますか?」
L「ええ、額に傷のある、メガネの少年ですね」
ワタリ「このあと、本当の秘密が明らかにされるそうですよ」
L「私達、こんなこと話してていいんですか?」
ワタリ「来年はLの秘密も明らかになりますよ」
L「…そうなんですか?」
 あなたはデスノートのLしか知らない…!

 メチャクチャ笑った。緊張感ねぇぇぇぇぇ!

 OPはかなり不気味な始まり方でした。前回とひけをとらないです。
 墨を水に流したような感じの雲でした。
 視界が開けるとそこは農場みたいなところ。
 おおっとー、ハリーがいきなりいじめられているー。ビッグDって誰?ああ、あの
元チビデブか。図体ばかりでかくなりやがってコノヤロー。
 つーかお前らいい年こいてまだいじめとかやってんの?恥ずかしい…。

 ハリーは、悪夢を見てうなされることについてからかわれている様子。
「セドリックを殺さないで!」「お母さん助けて!」とか。
 は?それが変ですか?
「大根ビデオにとっといて」とか「ピーマンが踊ってる」とかいう寝言よりマシだと
思いますが。(実話)
 しかも、母親は死んだのか?とか言っている。それは言っちゃなんねーべ、デブ。
 ハリーが怒るのと同時に、にわかに空は掻き曇り怪しい天候に。
 途端にビビるいじめっ子ども。バーーーーーーーカ。
 びびるくらいならいじめんじゃねーよ。

 しかし空から何かがやってくるような気配です。
 よし、ハリー!左に受け流すんだ!

 んで夕立になったんで、地下道に逃げ込むわけですが。
 うわぁー…ホラー映画で絶対何か出てくるパターンの地下道だよ…。いつも
思うんだけど、私こういうとこに出くわしたら雨が降ってても入り口付近に立ちますよ。
よく中へ入っていこうとか思えるな…。
 そこへ彼らを襲ってきたのはなんとディメンター。あれ?この人達むやみやたらに
襲わないんじゃないの?
 たまりかねたハリー、守護霊を呼んで追い払いました。カッチョエー!
 で、近所のおばちゃんらしきフィッグさんという人がひょこひょこ歩いてまいりました。
ただこの人も魔法使いらしいです。
「杖をしまうな、戻ってきたらどうするのか」と言ってましたから。かっこいいなぁ。

 ちなみにダドリーを連れ帰るの苦労してました、ハリー…。お前も気苦労が耐えない
ねぇ。しかも帰り着いてからも、ダドリーにこんなことした犯人にされてるし…。お前
助けてもらった例もいえないのかコラ。ほんっとどうしようもないな。

 そのハリーに手紙がやってきます。マチルダ?マファルダ?忘れたけど、一般人の
前で魔法使ったから退学だってさ。しばくぞテメー。緊急避難ッつー言葉もないのか
ここには。

 そんでダドリーを両親が車で病院に連れて行くのですが。
 よく見てください。
 車に乗せられるダドリー、頭を車の天井で打ってます。(やったのは父親)

 そうして散々な目にあったハリーは八つ当たり。
 で、眠る彼のところにやってきたのは…ムーディ勝山!じゃなくて…誰だっけ…
(本当に思い出せない)…ああああムーディで合ってますやん!マッド・アイ・ムーディ
です。紛らわしいからマッドアイにします。
 くそ、右から左へ受け流すやろうめ!(八つ当たり)

 彼らはハリーを助けに来てくれたのです。退学の件も校長が、懲戒尋問まで保留
ということにしてくれ、ひとまず退学は逃れました。
 ここでニンファドークと呼ばれた女性、感情で髪の毛の色変わるのかな。美人の
女性でしたー。
 して、ホウキを呼んでずぱーんと飛んでいきました。ここの音楽はなかなかにかっこいい
ですよ。
 うーん…逆を返せばここ以外は特に意識した音楽はなかったなぁ…。
 今回もまたジョン・ウィリアムズじゃないんですねぇー。

 ともかく、あるアパートの前に降り立った一行。立派なアパートですが、マッドアイが
ドンドンと床を叩くと真っ二つに裂けて新たな部屋が。あれ?これだるま妖怪相談所?
(ゲゲゲの鬼太郎見てないとわからないネタしないように)
 そこへ入っていくといろんな人が話し合っている声が聞こえてきます。
 それをさえぎってウィズリーおばさんがハリーを迎えてくれました。
 あとなんかグチグチ言ってる屋敷しもべがいる。ブツブツうるさいなお前は。つぶやきシローか。

 ここはフェニックス騎士団というところのメンバーが集まる場所であって、これからの
ことを相談していたと聞かされます。
 ところがハリーは、夏の間中自分はカヤの外だったと怒りまくり。
 ハァ?オメーが一番だとでも思ってるのか?
 皆が心配して遠ざけておいてくれたんじゃないか。
 鼻にピーナッツ入れてやろうかテメー。

 そういうわけで話を聞きたい子供たちは、魔法グッズの耳をそーっとおろして聞こうと
します。声だけですがセブルスもいて素敵。が、シリウスに「うるさいぞスニベルズ」とか
言われてるし。お前ひどいなシリウス…。ほんっと、味方じゃない人には容赦しないよね。
 ちなみにその耳、クルックシャンクスがもっていってしまいました。ネコも上にあげとき
なさいって…。

 大人たちがハリーを遠ざけていたのは、新聞記事のこともありました。
 闇の帝王が復活したという話を魔法省が徹底的に否定し、あまつさえダンブルドアが
大臣の座を狙ってこんなことをしている、ということが書かれていたわけですね。そりゃ
怒るわ。
 …で、まあ食事になったのはいいんですが…あのぅ…セブルスは…。え?声だけの
出演なんですか、前半。ひどいや。

 ちなみに闇の帝王はあるものを探し求めているみたいです。なんでしょうね。まあ
14年前も連載し、今も連載が続いているこち亀の増刊号「亀ダス」でないことは確かですが。
 あ、ジャンプ最新刊とか?(ジャンプネタはもういい)
 
 そんで魔法省にハリーとロンのお父さんは向かうのですが、向かう手段がこれまた
前作と違っていろんなアイディア使われていて面白いです。
 しかも情報通達手段が最新なのかアナログなのかわからんのですが、フクロウから
メモの飛行機になってました。フクロウだと、エレベーターに乗り込む時フンの被害が
ひどいらしいって。フンだけにフンガイか。(山田くーん!!!!!)
 …っていうか直接そのフロアにフクロウが出入りできるようにしておけばエレベーターに
フクロウが乗り込むこともないっていうか、フクロウは空中でホバリングしているわけ
だから、物理学的にいけばエレベーターの動きについていけず、天井にぶつかるか壁か
人にぶつかると思うのですが?

 魔法省についたらビックリ仰天。なんと審問時刻が変更になり、5分後になったと。
お前日本のひどい裁判でもそんなことありえんぞ。
 神秘部通ったらルシウスがいたけど、こいつも手先やったって言えばいいのに。
 前のゴブレットでは、過去を見たハリーですが、その裁判の場でも証言だけでファッジの
息子が捕らえられていましたよね。いかにルシウスといえども、手先のあかしが腕
ですっけ?あるわけだから調べられたらばれるやん、とか思うのですが…。なしてこういう
ことをしないかね?
 ともかく、ルシウスさん、…非常に申し上げにくいのですが…額の面積広がってませんか?

 そんで尋問は始まったのですが、ダンブルドアやってきましたよー!
 ファッジはわざと立ち合せないように時間を変更したっぽいですね。しかしダンブルドアも
それをよんで3時間前から来てたらしい。どんだけ速いねん、ジジイ。(失礼だから)
 幸いなことに証人もあり、あれこれすったもんだの挙句にハリーは無罪放免。良かった。
ところがダンブルドアはさっさと立ち去ってしまいます。ハリーを残して。何かあったんで
しょうか?
 3時間も待ってたからトイレ我慢してたのか?

 こうして無罪となったハリーは学校へ。
 ここでシリウスが犬の格好でついてくるのがかわいいです。キョロキョロしててバカ犬
っぽくて良かった。←ほめてない
 んで人間の姿になってハリーと話してるの。マッドアイも見つかったらどうする、と
いいつつ、ドアの前に立って見張りしてあげてるのはやさしいなぁと思いました。
 シリウスは昔の写真をハリーに見せてくれます。昔の騎士団の写真らしいです。
 ところが別れのあと、プラットホームに、律儀に見送りにきているヴォルデモートの
姿が。…何してはるんですか?あ、夢だったんだ…。いやー、ハリーの見送りに来て
くれたのかと思いましたよ。しっかしスーツいいけどさ…もうちょっとこう、かっこいいの
着なよ…ムダに似合ってねーよ…。

 学校について、馬車に乗り込もうとしたところで、変な骨だけの鳥とも馬ともつかぬ
動物がいるのにハリーは驚きますが、誰も見えない様子。ところが先に乗り込んでいた
ルーナには見えているようです。
 今回の新しい顔、ルーナですが、この子のしゃべり方独特で好きだなぁ。字幕の
訳し方もこの子に限ってはなんかうまいこと雰囲気あってて(〜なンだ、とかいう風に)、
気に入りました。この子、名女優になりそうだなぁー…。
 ちなみにナーグル避けペンダントとかいうのをしてますが、ナーグルが何か誰にも
わからんっちゅーねん。

 学校でも新しい教師が。…え?これ林家パー子さんちゃいますのん?全身ピンク。
ドロレス・アンブリッジ?面倒くさいからピンクババアでええですやん。
 このビンクババア、ファッジの忠実な部下らしくて、要するに魔法省からの見張りが
きたってことらしいです。
 鼻の穴でかすぎやっちゅーねん。
 ちなみにパンフレットを見てわかったのですが、このババアのピンクの色も、ナルニア
国物語の氷の女王と同じく、後半に行くに従って色がどぎつくなっていくとのことですから、
注意して見ていると面白いかも知れません。

 学校に着くと、ハリーの裁判のことやら、ダンブルドアのことやら書き立てられた新聞を
皆見ていて、ハリーに冷ややかに接します。
 あのさぁ…毎回毎回きみら、気持ちいいくらい新聞に騙されるよね?ちょっとは自分の
頭で考えようとか思わんのか。お前らがクビで支えとんのはカボチャですかコラ。

 そんでさらにイライラの増すハリー。
 何かがやってくるとか言ってるけど、だから左に受け流せ。
 
 …ビンクババアが受け持つのは闇の防衛術ですか…。闇の防衛というよりも、ババアの
小言の防衛術を教わりたいものですが…。しかもOWL試験魔法レベル試験、通称フクロウ
試験とかいうのを勝手に導入するし。
 要するにこの人は、試験でいい点を取れる子=頭がいいという典型的な考えの持ち主
なんでしょうな。たわけめ。
 安全で危険のない方法で呪文を学ぶ、実践は一切なし、テクストのみってか。
 それ、一度も実技で運転しないで運転免許取らすのと、どっちが危険ですか?

 まあハリーもイライラカリカリしとるもんですから、必要以上に噛み付いちゃって、
罰の書き取りを命じられるわけです。

 ピンクババアはハリーを待ってるわけですが、ココアにどんだけ砂糖入れとんねん。
3杯も入れんなや。(普通のココアは甘くないので砂糖入れて調整しますが、それに
しても入れすぎ)
 机にはファッジの写真が…キモッ。
 で、やってきたハリーに罰の書き取りをさせますが、これがなんと。左手に書いた
文章がひっかかれた傷のようになって浮かび上がるというもの。陰湿やのう、このババア。
 戻ってきた彼を見てハーマイオニーは、校長に言うべきだと言いますが、ハリーは
それを拒否。
 なんか友達にも突っ張っちゃってどうすんだハリー。お前は突っ張り棒か。

 んでシリウスに手紙出すのですが…。
 まあ丁寧な季節の挨拶はいいとして。
 流石に「自分だけが被害者」みたいな言い方は今回はどうかと思う、ハリー。
半分くらいはあんたのイライラが原因だと思う。バファリンの半分は優しさで
できてんだぞ。

 そうしてモヤモヤしながら森の中に入っていくと、はだしで鳥と戯れている
ルーナと出会います。鳥っつーてもあの馬車のところで見たやつですが。
 これはセストラルという名前らしいです。
 ルーナはハリーのことをちゃんと信じてくれていました。
 ヴォルデモートはわざとハリーを孤立させようとしているのだと。
 それを聞いたハリーの顔から険がとれましたから、なんつーか、彼も納得した
んでしょうね。まあそれで納得しとけばいいと思う。これ以上イライラしなくて済むなら。

 で、ハリーはちゃんと仲直り。良かった良かった。

 ところがピンクババアの侵略は当然これだけでは終わらなかった。
 各先生の査定を勝手に始めちゃったんですな。
 ここの見ものはもちろんセブルス!
「最初は闇の防衛術を希望されたとか?」
「………Yes.」
「願いは叶わなかったの?」
「…みればおわかりだろう」(わざと字幕と違うニュアンスにしてみました)
 メチャクチャ笑いました。で、笑いをこらえてたロンを殴ったとことか。いいわぁー。このシーン。
 DVDになったら繰り返し見よっと。
 ただちょっとピンクババアがひどいなと思ったのは、音楽の教師がいるのですが、これは
どういったらいいのかな、小さい身長の人なのですが、それをわざわざ計ったりしちゃいけ
ねーべ?その人の才能に関係ねーべ、ババアよ。そんだったらおまいさんの体重も計らせて
やろうか?

 ちなみにトレローニ先生に関してはその力が疑われても仕方がないと思います(笑)。

 で、トレローニがクビになりかけたのを救うダンブルドア。
 ところがここでもハリーの声を無視するように校長は去っていってしまうのでした…。
 だからトイレ行きたかったんじゃねーの?

 校内の様子がおかしいことに、シリウスがまた暖炉から連絡をとってきます。
 魔法省は戦闘訓練をさせたくないのだと、ファッジはダンブルドアが自分の座を狙い、
生徒たちを纏め上げて戦いを挑むのではないかと、被害妄想がすごいらしいです。
 うーんそれは考えなかったわ…。ファッジどれだけ自分がすごい人物だと思ってんだ。

 ロンとハーマイオニーはハリーをつれ、また、その他の主だった生徒らを集めてさびれた
店に集まり、戦うべきだと言います。ただしそれには戦闘訓練をする先生が必要だと。
 …セブルスとか…。
 まあ今は表立ってはあの人動けないでしょうけども、それでも頼み込めば実は渋々
ながらアドバイスしてくれそうな気がしないでもないのですが。
 実はセブルスは人がいい(いい人、ではない)んじゃないかなーと思ったりもしてます。

 ともあれ、セブルスはイヤだったと見えて彼らは、ハリーに先生を頼むのです。
 過去いろいろと戦ってきた業績があるからと。
 確かにあんだけかいくぐってくれば大抵のことは退けられるような気がする。
 ちなみに軍団名は「ダンブルドア軍団」になりました。「たけし軍団」にしとけ。

 ところがあのピンクババアはちゃっかり気づいてやがりました。その監視の目を
逃れて練習するには、誰にも見つからない場所が必要です。
 メンバーの一人、ネビルが遭遇したのは、「必要な部屋」。心から誰かがその
存在を必要とする時に出てくる部屋だそうです。
 …おい誰だ、トイレに行きたい時便利だっつったの。人が言おうとしたこと先取り
しやがって。

 部屋の存在を見つけたフィルチでしたが、トビラがあかないのでその前で待ってます。
…寝てるぅぅぅぅぅぅ!しかもその反対側からハリー達出てきてるぅぅぅぅ!意味ねぇー!
 誰かが地図みたいなものを持って指示してるシーンがあるから、ハリーがリーマスから
返してもらったあの地図が役に立っているのかも知れませんね。

 で、ピンクババア、校則を増やしました。違法行為の有無を全生徒から聴取するって。
はいはいはい。
 またも増えました。尋問官募集ってさ。ドラコら飛びつきました。…どうでもいいけど
あんたたち今回これくらいしか出番なかったね。

 フィルチとドラコ達4人で見張ってるのが面白いですよ。ここはこの話の中の
笑いどころなんでしょうね。

 その一方でダンブルドア軍団はめきめきと成果をあげていきました。
ジニーはハリーを熱心に見ていますが、ハリーはチョウを熱心に見ていました。何この
伏線っぽい三角関係。
 訓練をしながらチョウは、セドリックも防衛術を身につけていたら…と嘆きます。
 でもハリーはそれを見ていたわけですから、セドリックは身につけていて立派に
戦った、けれども相手が悪かったんだ、と言うわけですね。確かに大人たちでさえ
てこずる相手だったのですがセドがやられても仕方のないところ。

 んでここであの全世界を騒がせた、チューのシーンですよ。なんかムダに長くて
どうしようかと思った(笑)。

 安心していたのもつかの間、ハリーは夢を見てうなされ、その中でロンの父親が
襲われていたことからダンブルドアに相談。
 ところがここで校長の様子がおかしいのに「こっちを見ろ!」と激昂。
 こぇぇぇぇぇぇぇ!なんですか、何があったの。
 気まずくなったところでセブルス来たですよ。良かった。
 彼は有無を言わさずハリーを連れて行きます。
 心を閉ざす訓練をするために。

 で、自分が心に入ろうとするから対抗しろとか言うのですね。
「開心(レジリメンス)!」と
 いや術を開始する前に先に防ぐ方法を教えてやれよ。ルールを知らない相手に
先にサッカーでボールけり始めておいて、シュートしたら勝ちねって教えるくらい
アンフェアだよ!
 まああれだ、ハリーはそんなことわかんないわけですから、もう覗かれ放題ですよ。
覗かれ放題とかいうと誤解されそうだな。

 季節は変わってクリスマス。
 あの秘密基地かな、乾杯してます。ハリーの後ろでシリウスがちょっとモジモジしてる
のが可愛い。
 この後、またあのつぶやきシローがうだうだ言いながら歩いているのですが、シリウスが
これを叱ったことによって、ここがシリウスの屋敷?家かな、関係ある場所だとわかるの
です。
 …ってか壁に家計図書くなよ…。壁中に家系の顔があるって落ち着いてその部屋いられ
ねーよ…。
 こんな部屋があればシリウスが16歳で家出したとかいうのもわかるわー。

 ちなみに家出したシリウスが転がり込んだのはジェームズの家だったらしいです。なるほど、
彼が異常なまでにジェームズを慕い尊敬し、リリーごと守ろうとし、死んだ今となっては
ハリーを大切にするわけですわ。
 ここでシリウスは、すべてが片付いたら平和な家族として暮らそう、とハリーに言うのですね。

 えー…。
 歴代、そのようなセリフをほざいて映画の最後まで生きている人を見たことがないのですが。

 そんなこんなで不在だったハグリットが戻ってきました。聞けば巨人族のところにいって
いたそうで、闇の勢力と戦うべく勧誘していたとのこと。ところがどっこいデスイーターも
勧誘にきていたらしいです。どんだけ人気者よ、巨人族。…巨人軍はあまり人気ないので
しょうか?(世界違うから)
 ただ、勧誘のことはさておき、巨人族は、ダンブルドアが優しくしてくれたことは覚えて
いたそうです。

 一方。
 アズカバンから脱走者が10名出ました。つかこの髪振り乱してるおばさん怖いんですけど。
 しかもこれもシリウスのせいにされてるし。
 マグルの首相にも知らされたってよ。
 あ、これがベラトリックスとかいうおばはんですか。

 この新聞記事を見た生徒の一人がハリーに謝ってくるのですね。最近の新聞内容は
おかしい、けなして悪かったと。
 ネビルはネビルで様子が変でした。聞けば、その昔両親を拷問したのがベラトリックス
だったとのこと。そりゃあ(生きてはいますが)両親の仇ってなわけですな。
 守護霊も頑張って出せるようになって、訓練も一段落…と思ったのもつかの間。
 なんと部屋が発見されてしまったのでした。裏切り者はチョウ?ドラコ達につれられて
います。

 軍団を結成して乗っ取りを企んだと詰め寄るピンクババアに対し、ハリーが庇おうとした
のをさえぎってさらに「自分がやった」というダンブルドア。けろっとしていうから余計に
かっこいいなぁおい、このジジイ。水戸黄門なみにかっこいいぞ。
 アズカバンに連行されかけましたけど、不死鳥にばばーっと連れてってもらって消え去り
ました。
 やることが粋だ、っていわれたら手を出せないわな、ピンクババア。
 ここでダンブルドア軍団、と言われてハッとするハリーが見られます。そのような名称に
していたから校長が疑われたと、気がついたのでしょう。

 でもまた校則増えた。ママとのお約束条項かよコラ。
 しかもフィルチ、校舎中の絵を外して回っています。校内の防犯は彼らも一役かって
いると思うのですが…。この人なんか権力者の言いなりなんですね。腹立つわー。
 

 罰の書き取りを全員やらされました。何かいおうとするチョウをハリーでさえ無視。何か
事情があったんだろうとは思いますが…。

 あとここで、ハグリッドが巨人のグロウピーというのを紹介してくれます。異母兄弟だっけ、
ともかく、ハリー達に紹介。伏線なのは見え見えです。
 ちなみにグロウピーはハーマイオニーがお気に入りのようです。

 一方。まだ閉心術の練習中のハリー。
 過去の映像って第1作目とか2作目の映画でカット撮ってたのかな?それとも合成
とかの方かな?

 セブルスがわざと彼を怒らせるようなことを言っているから、挑発して心を乱して、
特訓してるのかと思ったのですが。…こいつは地でやってるな…。
 人生は不当なんだよ、と。
 あんたは性格が不当ですよね。(失礼な)

 で、怒ったハリーは逆に防御の呪文を唱えて、セブルスの思い出の中に入って
しまうという…。
 いやーおいしい過去だった(笑)。
 セブルス役の子が結構イメージどおりですごいなと思ったのと、あとジェームズが
びっくりするくらい性格悪そうな外見になってて驚きました。
 ただこれはセブルスの思い出だから、そのように映るのかも知れませんが。
 スニベルズと呼ばれ宙吊りにされ、5人を睨みつけるセブルスと、意地悪く「ズボン
脱がしてみせようかー」とか言ってるジェームズ。これはひどいな。
 ちなみにシリウスやらリーマスやらは見損なってしまった。残念。次見たとき
注意してジェームズ以外見ておこう。
 若いセブルス役をされているのは、ALEC HOPKINSさんという方だそうです。

 心の中を見られて動揺したセブルス。まあ誰でも動揺すると思うのですが、ハリーを
追い出します。
 ハリーもハリーで動揺してると思うんですけどね。いろんな人から「君の両親は素晴らしい
人だった」と言われていて、両親を尊敬していたのに、あんな陰湿ないじめをしていたと
知ったわけですから。私なら過去にいってジェームズ殴るぞ。
 ま、ともあれ、これでセブルスが、校長にハリーを守れといわれながらも冷たくあたる
理由がわかったのではないでしょうか?
 
 ピンクババアにいろいろやられて不満な双子。
 一丁やるかと決意した様子です。何かやらかしてくれそうですな!

 OWL試験にて。
 双子の放った花火大爆発。こりゃ愉快。
 校則とかすべて落下したし、ピンクババアはボサボサになったし。痛快ですなぁ。
 ま、双子にしてみれば重い処分が下ること、場合によっては退学処分も考えた上で
やったんでしょうからためらいがなくて良いですね。

 ここで密かにガッツポーズしている音楽の先生がキュートです。

 ところがその場で倒れこむハリー。異変に気がついたハーマイオニーが駆け寄ります。
シリウスがヴォルデモートに捕まり、拷問を受けている幻覚を見て、彼は神秘部で何かが
あったと感じ取るのです。
 …ってかそれさー、駆けつける前にオッドアイとかに連絡とったほうがいいんじゃないの?
つーかオッドアイを学校で見かけないのですが彼は何をしているの?
 ここでハーマイオニー冷静に「わなじゃないの?」と言ってます。私もそう思う。
 だって他のフェニックス騎士団が騒いでないし…。
 ここはちゃんと、味方の指示を仰ぐべきだと思う。
 ハリーの、困ったちゃんだなーと思うところは、自分達だけで立ち向かうことが勇気だと
勘違いしちゃってる部分ですかねぇ。ここでも、オッドアイかダンブルドア、もしくはロンの
両親に急いで連絡をとるだけでも、今後のことが随分展開違っていたと思うのですが。
 まあ物語に本気で怒っても仕方がないんだけどさ、ハリーのこういう、なんていうのかな、
自分が自分がってとこは、悪い意味でジェームズに似ちゃったなーと思うわけです。

 さて移動しなければならないということですが、学生の移動用煙突はすべて見張られて
いる。が、一つだけ見張られてない場所があるということで、ピンクババアの部屋に忍び込む
一行。ところが壁に飾られていたネコが一匹、報告のために姿を消したのには気がついて
いない様子で…。

 ピンクババアがすぐ現れまして、彼らは捕らえられてしまいます。
 何をしようとしていたかはかせようと、ババアはセブルスを呼びます。
 ここで彼女はセブルスを「スネイプ」だったかな、そのように呼んでいます。まあ他の
教師たちも全部ファミリーネームで呼んでいることからしても、馴れ合うつもりはないという
気なんでしょうね。っていうか敬称くらいつけろやババア。
 ともかく。
 呼ばれてきたセブルスは、真実薬をと言われて、生徒の尋問に使った、ミス・チョウに
使ったので最後だと言います。ここでハリーは、チョウがわざと裏切ったのではなく、
薬を飲まされて自白したのだとわかります。
 …生徒全員に尋問したはずだけど、ハリーらからはばれなかったということは、セブルスが
わざと薬を、偽物飲ませたということなんでしょうか?だって尋問すれば確実に真実が
わかるのはハリーだもんねぇ。まあいいや。原作は読んでないから尋問をどのようにハリーが
逃れたのかは知りませんが。
 ともかく、「もう薬はありません。ポッターに毒を盛るのなら大賛成ですが。残念です」と
言ってセブルスは去ります。お前最後なんつったぁぁぁぁぁぁ!

 そんなセブルスにハリーは決死の思いで、「パッドフッドが危険です!あれが隠されて
いる場所にいる!」と叫びますが、ピンクババアの「What's talking about, Snape?」という問いに
セブルスは「何のことやら」とすっとぼけました。
 ここも原作読んでないから知らないけど、恐らく神秘部にこの後忍び込んだハリーらの
危機を知らせたのはセブルスなんじゃないかなぁ…。いやこれは希望が混じってるんです
けども。そうだったらいいなぁ…。腐っても騎士団とか…。

 拷問にかけられそうになったハリーを救うため、ハーマイオニーは、ダンブルドアの秘密の
武器があるといって、ピンクババアを森に連れて行きます。
 ところが頼りにしようと思っていた(推定)グロウピーだかゲリピーだか知りませんが、とにかく
あの巨人は逃げ出してしまっていました。意味あるんかコラ。
 そこへやってきたのはケンタウロス。魔法省が生息地域を厳しく制限していたことに腹を
立てていた彼らを、ピンクババア、戦いを仕掛けちまいましたよ…。
 あわてて縛り上げられたケンタウロスを助けるハリーとハーマイオニー。そこへやっと
グロウピーがきて、ハーマイオニーを助けるのです。
 一転ピンチに陥り、私の無実を証明しなさいというババアにハリーは一言。
「ボクはウソをついてはいけない」
 ピンクババアはケンタウロスらに、森の奥へ連れ去られていきました。バッハハーイ(古い)。

 ダンブルドア軍団も逃げ出してきまして、さて急いでロンドンへ向かわないといけません。
(ここで、逃げ出してきたのかというハリー達に「ゲーゲートローチを食べさせた。見せたら
飛びついてきた」と字幕はなってますが…。「腹が減ってたんだろ」を入れないとわかんない
と思うんだけど。セリフではそのようにいってたと思うし)
 ルーナの提案でセストラルに乗って行くのはいいんだけど…。これ「死を見た人間でないと
見えない」っていってた割にはアッサリと皆乗っちゃってるな。
 あとこんなに大勢連れていってどこに待たせておくつもりなんだろう…。
 という観客の疑問をもとに、残り時間も少ないわけですから彼らはさくさくと魔法省の神秘部に
たどり着きました。
 えっ?入れないようにする防犯システムとかないの?めっちゃ簡単に入れてますけど。

 で、シリウスを探すんだけど誰もいなくて、ハリーは一つの水晶玉に気がつきます。
 ダークロードを破る力が近づいてきている、片方が生きる限り片方は死なねばならない、
と予言しています。
 それを考える暇もなく、ルシウスがやってまいりましたよぉぉぉぉぉ。
 しかもやっぱりシリウスのことは罠じゃねぇかよぉぉぉぉぉ!
 後ろからはベラトリックスがきてました。
 つーかこんだけ乱闘騒ぎになっても誰もこない魔法省って一体…。

 ルシウスはハリーに取引を持ちかけます。
 この水晶はハリーの額の傷の秘密もわかると。だから渡せばいいよ、みたいなこと
言うのですが。
「ボクは14年待った。だからもう少し待つ」
 ハリー、笑いどころわかってるわー。
 ちなみになして今までデスイーター達が手を出さなかったかというと、この水晶は誰でも
触れるっつーんじゃなくて、その水晶に関係ある人でないと触れない、持ち出せないっぽい
ですね。なるほろね。

 で、そこを豪快に壊しつつ逃げ回りまして、ドア開けたら床がなかったよーんって感じで
落下。どこやねんここは。
「なるほど、さすが神秘部だ」
 ってそんな突っ込みいりません、ハリー。

 真ん中になんか変な逆Uの字方のものが立ってんですが。あーあれだ、卒業式の時
在校生が卒業生通らすために作る門みたいなの。アーチか。
 これ何?これ通ったら服着てたのが水着になるとか、裸になるとかいうやつ?ドリフ
ネタできるやつ?
 よーわからんのですが、そっから不審な声が聞こえてくるのですが、それが聞こえるのは
ハリーとルーナだけみたいです。

 そこへデスイーターがあっという間にやってきて、あっという間にハリー以外の連中を
さらってしまいピンチに。
 ルシウスがきて手を出し、その水晶玉を寄越せと。
 こういう時タバコ吸うキャラだったら、タバコを取り出して吸い、それを相手の手のひらに
押し付けるというネタが出来るのですが…チッ。(これどういう映画!?)

 絶体絶命のピンチにシリウスが駆けつけまして、ルシウスを殴り飛ばしましたよぉぉぉ!
流石はケンカ殺法、魔法よりこっちの方が手馴れていらっしゃる。
 んで他の騎士団もきまして、黒いのと光ってるのともうこんがらがってバターみたいな
展開になりました。だけどここの登場シーンはしびれるほどかっこいいぞ!
 シリウス、戦う中でハリーへ「Just James!」と声かけてました。で、ハリーがルシウスの
杖をふっとばし、シリウスがルシウス自身を吹っ飛ばしてハリーへ笑いかけようとする
シリウスになんと「アバダケタブラ」の呪文が。
 シリウスはアーチの向こうへ消え去っていったのでした。ここのシリウスの表情がなんとも
いえませんね。
 後を追おうとするハリーを抱きとめるリーマス。彼のメインの出番ここしかありませんから、
彼のファンは見逃してはなりませぬ。(ひどい扱いだ…)
 なんかここはあっさりしすぎていて、彼が死んだって感じはなかったですね。原作に出てきた
ような、重要なこれからのことを示すと思われるエピソードもまったくなかったので、ここいらは
原作者と話し合ってカットすることにしたのかも…。
 まあ、なんつーか重要な人物の割にはちとあっさりだったかなーと。
 丁寧に描かれても間が持たないといわれりゃそうですが。

 そうしてベラトリックスを追いかけていったハリーですが、そこに現れたのはヴォルデモート。
ベラに対して強い呪文をかけようとしないハリーを臆病者と罵るけど、彼は臆病ではない。正しい
心を持ってるんだよ。
 街中で似合わないスーツ着て「ハリーハリー」と呼ぶお前にいわれたかねーよ。

 さてここで校長とヴォルデモートの一騎打ちです。効果がすごすぎて何が起きているのか
ろくにわからないのが残念ですが、とにかく派手です。お二人とももう若くないのですから、
撮影現場で無理を強いられていないことを祈ります。
 で、ヴォル、ハリーの心に逃れようとしますが、ここはハリー、セブルスに習った閉心術の
威力を発揮、追い出しました。
 …ここでハリーの姿がヴォルの姿になるのですが…あの顔でこの服はキッツィのう…
いやサイズじゃなくてセンスが…。

 ヴォルを追い出したハリーは、彼にこう言います。
「愛も友情も知らない、かわいそうな奴」と。
 バイキンマンと同じなんだよ。でもバイキンマンは鼻あるけどな。

 そういうわけですべて済んだころになってようやくファッジ登場。
 ほんっっっっとに役に立たない連中だなおい。

 こうしてすべての疑惑は晴れ、新聞はハリーとダンブルドアの無実が証明されたこと、
ピンクババアの停職、ダンブルドア校長復帰、闇の帝王の復活などを報じたのでした。
 
 校長が遠ざかっていたのは、ヴォルが自分とハリーの絆を利用しないようにするため
でした。つーことはまだ何か隠されたものがありそうですね。
 
 これからも戦いは激化していくことでしょう。
 けれどもハリーにあってヴォルデモートにないもの。
 仲間、信頼、愛、友情。
 ジャンプみてーだなオイ。
 ともかく、これらをハリーが持っている限り決して負けることはないでしょう。
 ただヴォルデモートも、そういうのを知らないで育ったというのなら同情しますけどね。

 心からの悪人はいない、そういうものを描きたくない。
 そういった漫画家さんがいましたが、まさにそんな人なのかなと思います。
 出来る限り、一人でも多くの登場人物が幸せになってくれるといいのですが。
 それとルシウスの、額の後退っぷりが次回心配です。



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