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XX(エクスクロス) 魔境伝説 |
12/12鑑賞
思っていたより面白かったです。原作の、シリーズ2作目を先に読んでしまっていたから、
二人とも助かるってのはわかっちゃってたんですけども、それを読んじゃってるがゆえに「は?
どうなんのこれ」みたいなとこもあって面白かった。
でも原作はほんと読みづらい…。
さてさて。
いきなり冒頭から携帯鳴りっぱなしやがな。観客が「誰だよ鳴らしてんじゃねーよ」みたいな
感じでキョロキョロしてましたが、映画の中の音です。ってか床に携帯転がってるからバイブ音が
すんごく不愉快だった。はやく出るかとめるかしろよ。
ちょっとこのシーン長すぎました。
で。
ガラリと扉があいて女がその携帯に出ると、電波悪くてブツブツとぎれながらも男の声が
こう言います。
「早くそこから逃げろ!足を切り落とされるぞ!」
これからどうなるかと思った瞬間!
…映像まき戻りましたがな…。
いきなりぶっとんで、ひとりで温泉に入っている女性。
誰かの気配を感じてあわてて浴衣に着替え逃走しましたがなんかとっ捕まってはりつけに
されて、足を切りおとされました。
さてタイトル。
XXのとこに顔があるのがちょっと気持ち悪くて、よく考えたなーと思いましたね。
女性二人連れで車が走っております。
助手席の女が電話かけまくりでうっとうしいというか。
ここでタイトル。
第一章 白いケータイは押入れの中で
いや第一章とかどんだけやるつもりやねん。
運転しているのは「しより」というちょっと変わった名前の女性。一方派手派手しい助手席の
子は愛子。この愛子、地獄のババぬきみた時はうぜぇーって思ったけど、この映画の方では
なかなか良かったです。逆にしよりは今回もババぬきの方もうぜぇーみたいな。(失礼)
愛子は何人もの男と付き合っていて、それをしよりはあんましよく思ってないみたいで。自分
との友人関係もそこそこなのか、みたいなこと言ってます。
女の友情は愛情よりモロいのは当たり前だろ!(シャレにならないことを言わないように)
つか、愛子のことを疑ってるけどしより自身はどうなのって感じですね。自分のことを大切な
存在だよねと相手に確かめたがる人ほど、自分がそういう立場になるとなんだかんだ理由
つけて見捨てたりしますからなぁ。
ともあれ、車はほっそーいトンネルにさしかかるのですが、出たらなんと道路を横断している
人影が。
あわててブレーキを踏み、轢くのは免れたのですが、愛子、さっさと車降りて怒鳴りつけに
いこうとしてる。
いや、どう考えても危険なほど飛ばしてたあなた方が悪いんですが。
よくこういう場面で「何やってる」とか歩行者怒鳴りつける人いるけど、お前が「何やってる」だ。
人影は若い女性。
彼女は何を言うでもなく、「チョキチョキチョキ…」と言いながら通り過ぎていきました。
バルタン星の方ですか?
この女性の正体はあとでバッチリわかります。
…ってカート引っ張ってゴスロリだとコミケ帰りにしか見えねーよ。(偏見)
車を降りた二人は、ロープウェイに乗ります。…車乗り入れできんの?これがなんてか
後でおかしいと思ったんですけどねぇ…。
ともかくそこから歩きになるとかいうのでうんざりしてたら、男の人が阿鹿里温泉とロゴの
入ったボロッボロの車に乗せていってくれると。
その道すがらがまたおかしい。
あちこちにかかしが立ってるんだけど、どう見てもおかしい。
私ならこの時点で「車に忘れ物した」とかいって帰りますよ。友人もうまいこと言って
引きずって帰ります。つーかこんな、何かあった時に外部へ連絡とれないようなとこは
いやだ。
ついてみるとロッジはいやに立派。まるでここだけセットで作りましたよ、っていうくらい
立派。新品同様。…電気きてんだなぁ…。
つーか!
出迎えたばーさん!お茶注いでるの、おもくそこぼれとるがな!どんだけ注ぐんじゃ!
お前はひとみばあさんか!(by志村けん)
んでこのばあさんも何かごちゃごちゃ言うのですが何言ってるか聞き取れない。ここは
機械で音声いじっていて、なんか新しい演出で面白かった。
つか消火器まであるんですなこのロッジ。どんだけ近代的だ。
それとドアにかかってる木みたいなの。真に申し上げにくいのですが、足のミイラの
ように見えるような…。
温泉に入っているしよりと愛子。
二人がここに来たのは、まずしよりがつきあっていた彼氏に浮気されて、離れたかった
からだとわかります。愛子はそれに付き合ったのかな。ひとりでくればいいのに、しより…。
いやまあともかく、それでしより、愛子には私の気持ちはわからないとか言ってんですよ。
傷ついてるのはわかるけど、友達にまでそうやってとげとげしいことを言うのはどうかと
思う。しよりのことを思って連れてきてくれた愛子に失礼じゃないのかと。
結構しより性格悪い。
で、しよりが出ていき、残った愛子は携帯を取り出してどこかへ電話をかけ「しより今
お風呂でたから。予定通り」と言います。多分しよりの彼氏と仲直り計画でも立ててるん
じゃないのかこれ。
一方。過去のことを思い出しているしより。
クラブにいったら髪の毛の長い女と抱き合っている彼氏、圭一を見かけたと。
んで握りしめていた携帯に圭一から電話かかってきたんですが。
おぃぃぃぃぃ!いきなり川に携帯投げ捨ててるよこの人!
着信拒否すれば済むことだろうが!
ふっつーに川汚すなよこの女!
むかつくなぁ。
その時どこからか変な音が聞こえてきて、しよりはびっくりしてロッジに戻ります。
ところがどこかで電話が鳴っているのを聞き、自分のは捨てたはずと思ってあちこち
探し、二階の押し入れで携帯を見つけるわけです。
これが冒頭のシーン。…なげえょ!
てか早く取りに行けよ!うるさいから。
携帯の相手は言いました。
「どうして電話に出ない!そこから逃げろ!足を切り落とされるぞ!」と。
その時ドアを激しく叩く音が。
驚くしより。
…って何開けちゃってんのぉぉぉ!あんたはどんだけ無警戒ですかぁぁぁぁぁ!
チェーンなんてな、何の役にも立たないんだぞ開けてしまえば。
ドアを叩いていたのは茶を入れてたばーさんで、夕食の用意ができてるから、と
言いにきたわけです。メシが終わったら内線で知らせてね、と。
…最初から内線で連絡すればよかったんじゃないのか。
ところで、お前らのいう夕食というのは、テーブルにならべてあるヘビのぶつ切りと
カエルの蒸し焼きと、昆虫の炒め物をさすのか。
両生類じゃねぇんだぞこちとら!
で。
騒ぎが収まったところでしより、電話再開。
相手は物部昭という男性。この携帯は妹しずかのものだったのですが、押入れの
中にあったというしよりの言葉を聞いて戸惑う物部。
その時突然停電になります。
いけにえにされる、という物部の言葉を信じないしより。そこでやっと天井に描かれて
いた絵に気付くのですね。村人が旅の女を捕まえて足を切り落としてる絵に。こんな
絵をロッジに書いておく村人もどうかと思うが、今頃になって気づくこいつもどうかって
感じだ。
ともかく、物部が言うには、山に捧げるイキガミとして、旅の女を捕まえて左足を切り
落とし、祠に死ぬまで閉じ込めると。その風習が現代にも残っているのだそうで。まあ
日本はどうだか知りませんが、海外の未開の土地だとまだ、食人の風習がある地域
も残っておりますからねぇ。こんな風習があっても不思議ではない。
そして村人たちは仲間同士の証明として生まれたら左足の腱を切るのだそうです。
そりゃ生活しにくくてしかたがねーわな。
なるほど、阿鹿里は足狩りに通じるのか。
これだけ話してもらって、さらに愛子が今行方不明になっているにも関わらず、「ありえ
ない」とかぬかしてるしより。まあ普通こういうことを言うキャラは殺人鬼に殺される
セオリーだったりしますが、主人公なので死ななかった。
ここにいたってようやく、ロッジを村人たちに囲まれてパニックになるしより。
これだけ危機感のない人間が生き残れたのは奇跡としかいいようがないと思います。
…てかどうしたらいいとか、電話してるヒマあったらさっさと着替えて逃げればいいと
思うんですけども。
このシーンはねぇ、本当に見ていてイライラしますね。しよりの呑気っぷりに。
で、何とか着替えて踏み込まれると同時に裏から飛び降りて逃げだしたのですが。
…あの、さらに突っ込ませていただいてもいいですか。
闇夜に白い服はねーよ!せめて浴衣の上に羽織ってたあの上着くらい着ようよ!
どんだけ危機感ないんだこいつ。
逃げながら愛子にメールしてたら、温泉のトイレで待つという返信がきました。一方
物部からは、東の古いトンネルに今向かってると連絡が。
また物部は尋ねます。
この村のことをどうやって知ったのかと。
しよりは愛子がネットで調べて誘ってくれた、愛子も助けないととか言うのですが、
物部は言います。
「ネットには、阿鹿里村の情報はない」と。
愛子はやつらの仲間かも知れないから信じない方がいい、誰も信じるなと言って
通話は切れてしまいます。
そんでまあ、わかれ道にたどり着いて、温泉への道、トンネルへの道と迷った挙句
しよりは温泉へ向かいます。私ならそこの分かれ道に隠れて、愛子に今ここってメール
送りますけどね。
信じられるかどうかはそこに来てから反応見ればいいのだし。
そんで、道を走っていたら誰かがやってきたのでしよりはあわてて隠れます。その、
何者かはそのまま走り去っていきました。
しよりさんへ。
村人が残らず左足を引きずっていること。その何者かはきっちり走っていたことを考えれば、
少なくともその人間は村人ではないということがわかるかと思うのですが。
温泉のトイレへたどり着いたしより。
女子トイレはカギがかかっていて入れず。電話すると違うトイレにいるとかなんとか。
…君らあれやな、携帯もってても全然役に立ってないのな。
っていうかどこにいるか確認を…と思ったら愛子、何かに襲われたらしく切れた。
そんで男子トイレに入ってみるしよりですが。
あのですね、しよりさん。
あんな大声が聞こえてそこにいたら、電話越しじゃなくても聞こえると思うのですよ。
わざわざそこに入っても、誰もいないと思うんですよ。
男子トイレは何者かに切り裂かれたような跡がたくさんありました。
そこへ弥生というもう一人の友達から電話が入りました。こっちはなんか二人と違って
頭よさそうな感じですよ。
冷静に分析してます。
で、弥生は愛子があまり好きではないらしくて、こっちも愛子に気をつけて、と忠告。
弥生は足を骨折してるので助けに行けないけど頑張って、と励まします。
骨折してるわりにはペディキュアえらい気合い入ってんなー。
ってかさ。
道の真ん中で白い服で突っ立って電話してれば、見つからない方がどうか
って感じなんですけど。
ダメだこれ、突っ込みきれねー。誰かメガネの新八呼んでこい!
しより、とっ捕まりました。
おいおいおいおいまた映像戻るのかよ。ってかどこまで戻るのォォォォ!!!!!
…温泉まで戻りました。
しよりが立ち去った後愛子がどこかに電話するとこから。ここからかよぉ!
第二章 赤いケータイはトイレの個室で
まあ突っ込んでますけど、でもこういう運び方も展開よくていいかも知れん。原作が
結構クセある書き方だから、この方がわかりやすくていいかも。
温泉につかっていた愛子はあの、トンネル抜けた時に会った女が立っているのに
驚いて温泉を出ます。こちらはちゃんと服着てる。こっちはさすが用心深いな。
ただ、なしていきなりトイレにいったのか不明なんだけど。普通ロッジに戻りません
かね?
ここらあたりの行動は不明。
てかまあしよりと愛子の行動自体がもう突っ込みどころ多くて疲れるからアレですが。
男子トイレに入った愛子。
なんかサイレントヒル状態になりそうだなここ。
その時突然停電に。
びっくりしているとトイレに誰かきました。
今時厚底ブーツかよ…。
愛子が隠れていると、最悪のタイミングでしよりからメールが。「連絡ちょうだい」と
いうものでした。
音がトイレに鳴り響きます。
連絡もくそも。というか隠れてんなら音だけでも切っておけばいいのに。
いやいやいや!
なんで追い詰められてるのにメール送ってんだ愛子!余裕あんな。
というわけでこっからは愛子とレイカのバトル。
レイカは厚底ブーツ、ピンクのゴスロリ。あ、ゴスロリって言わないんですかね、
とにかくレースフリフリの格好だ。これでトイレ這いつくばるんだからすごいとは思うけど。
武器はハサミ。
ちなみに襲われた動機は、愛子がレイカの元彼をとったからだそうです。しかもそれを
覚えてない愛子にレイカ、怒り心頭。ちなみにその元彼はさくっと殺してきたみたい
です。こぇぇな!
でも私、このレイカってキャラは結構好きなんですよ。地獄のババ抜きでも抜群の
個性を見せますから。
つーか愛子も恋愛面に関してはどうだかって感じですねぇ。人の彼氏をとるとこういう
目に遭うと、身をもって実感できたかと思います。
てかレイカ、突進してくるのはいいけど、手広げてるから通路せまいのに思いきり
左右にぶつかりまくってるんだけど。…頭弱い子?
追い詰められた愛子は決死の反撃。
洗剤をかけるのですが。
あああああああああ混ぜたら危険!!!!!!
というわけでひるんだレイカを置き去りに愛子逃走。
ここでわかるんですよ。
しよりがすれ違ったのが誰だったか、が。
うんまあ大体見当はついたけどね…。
ここで早送りになりまして。しよりがとっ捕まったシーンまで飛びました。
なんとか村人から逃げだしたはいいけれども足くじいた。アホだしより。あと
道の真ん中に立ちなさんなというのに。
第三章 しよりのケータイは闇の中で
物部、もう少しで到着するとか言ってます。
ここが疑問なんだけど、最初からこの村、車で入れるのならどうしてしより
達は車を置いてきたのかって話なんですが。
普通はやや遠回りになっても、できるだけ宿泊先に近いところに車起きませんか。
帰りも面倒くさいじゃん。
ここがよくわかんなかったなぁ。
全然関係ないけど、いつも映画の中で逃げる時に限って車ってエンジンかからなく
なるよね!
海外の車は壊れやすいから「カモーン!カモンカモン!」って言いながらかける気持ちは
わからんでもないが。
一度でいいから見てみたい。
すんなりエンジンかかって遠くのゾンビをしり目に悠々逃げ出す主役。
トンネルの前に立つしより。後ろからは村人。
と、そこへ真っ赤なスポーツカーが!
物部か!?
と思いきや、わかれた圭一でした。
同時に、弥生からもメールが。
城南大学に物部という人はいないわ、と。
そこにかかってきた物部からの電話に、出ることをためらうしより。
さあ、誰のことを信じますか?
私なら物部さんですけどね。
ま、今までの情報を総合して。愛子はちょっとわかんない。圭一もタイミングよすぎて
微妙。
またここで少し戻りまして。
愛子が逃げてて、電話かけてます。誰かはわからないのですが、この相手は結構
薄情ですよ。
しよりとはぐれた、みたいなこと言ったら「じゃ、がんばれ」とか言って切られたし。
おいおい…。
この電話の相手はつまり、愛子を助けるつもりがない、ということは村人側という
ことではありませんか?
ともあれ、資材置き場に出た愛子。
そこにトイレがありました。
「またトイレ」と言って中へ入る愛子。
いやいやいやいや!おかしいだろ!
それ村人に囲まれたらもう逃げ場所ないだろ!
なんでそんなとこにわざわざ隠れちゃってんのこの人!
ここでしよりから電話。温泉のトイレに到着したけど…というので愛子は「別の
トイレにいる」と答えるわけですね。はい、つながりました。
ところがここで襲われた愛子。
ってか。
トイレひっくり返されましたがな。
そうなると、大体どうなるかは見当つくわけで…。
愛子本当にアホだな…。
そういうわけでカモーンとか挑発してるレイカが外に。ってかあんた衣装変えてん
じゃねーよ!真っ黒のゴスロリかよ!
でも確かにこれは頭がいい。うっとうしい村人から逃げるには黒が最適だ。ひょっとして
この登場人物の中で一番頭いいの、レイカじゃないですか?
ともあれ汚物まみれになってキレた愛子と2ラウンド目開始。
ここもなかなかすごいですね。
大きなハサミのレイカに対してチェーンソーで相手する愛子。
なんかもう、フレディVSジェイソンもこれ見たら二人揃って逃げだしそうだな、みたいな。
そんでここでまた、追い詰められた愛子はレイカに向かってスプレーをかけます。それを
かさで防ぐレイカ。
「同じ手を二度食うか!」
「同じ手を二度やるかぁぁぁ!」
傘を投げて迫ってくるレイカになんか燃料をぶっかけた愛子は、ライターで火を付けました。
燃え上がり爆発するレイカ。おいおいそれは戦隊もので悪役がやられる時のパターンだぞ。
ここでしよりから電話だかメール。
ここはどのあたりのシーンだったかなぁ…。忘れたけど、出てたらレイカが尚もまだたちあがって
迫ってくるのですよ。お前はルパンVSコピー人間のマモーかよ。
愛子、回し蹴りを食らわし、レイカ撃沈。レイカもすげーが愛子もすげーよ。
そんでまあ古いトンネルに足を引きずりつつたどり着くと、しよりが圭一の車に乗って
逃げるとこだったんですね。つまり愛子は置き去りにされたわけだ。
これはもう…愛子に友達だよねとか言ってたしよりが一番ひどいですよホントに。
終章 2人のケータイはXXで
愛子はずるずると座り込み、携帯がアップになるのですが。
このシーンで何がビックリしたって、あれだけ激しい戦闘しときながらマニキュアとかストーン
とかがきれーに爪にくっついてることだよ。
足の鳥肌もすごかったので、そこらへんはもっと映らないようにしてあげたらいいと思います。
一方しより。
圭一から、しよりと別れるように仕組んだのは愛子だと聞かされてショックを受けます。
やり直したくても愛子に邪魔されていたとか。
で、それで愛子に頼んでこの温泉に連れてきてもらって仲直りしようとしてたとか。
…あのさ。
しよりさん聞き流してるけどこいつ、今何気にものすごいこと言いましたよ。
金田一とかコナンなら反応してるとこですよ。
やり直したくても愛子に邪魔されていた圭一がなぜ仲直りを愛子に頼むのか、って
とこだろうがぁぁぁぁぁ!
愛子にしより電話かけて、全部聞いたとかずっと信じてたのにとか、村の秘密知ってたとか
言いたい放題言ってますよ。お前が一番自己中心的で身勝手だろ、しより。
で。
しばらくして物部から電話が。
しよりは物部にも冷たく、「城南大学にあなたの名前はなかったと友達が調べてくれた」
とか言いますが物部は「俺は講師だ。教員名簿も調べたのか」と。
さらに物部は言います。
「妹を村に連れ出したのは朝宮圭一だ。彼はこの村の出身者だ」
誰かー、しよりさんに10トンたらい落として差し上げてー!
一方愛子も弥生から真実を聞かされておりました。
愛子も言います。温泉に誘い出せと言ったのは圭一で、自分ではないと。
でまあ、いろいろ迷った挙句に愛子はしよりを助ける決心をするのですね。偉いなぁ。
私なら助けません。心せまいから。
しっかし、もうそろそろつくといった割に物部さん、こねーなぁ。40分くらい経過して
ますけど。
そういうわけで見事村に連れ戻されたしより。目を覚ますと儀式が始っていました。
「これより 生き神奉納の儀式を始める」
と。
まあここでしよりと圭一のどうでもいい話が展開されるのですが、なんかもう圭一も
しよりも大概なので本当にどうでもいいです。
で。
危機一髪愛子が助けに来て、物部さんもようやく車で突っ込んできて、そこにレイカが
またしつこく表れてもう三つ巴の戦いみたいな感じになりますが。
あのさ、殺されそうになっている状況下で、舞台の上で抱き合って友情を確かめ合って
いる愛子さんとしよりさんは、もうちょっと周りを見るクセをつけた方がいいと思います。
圭一をけり飛ばして村を脱出し、物部さんの顔にがっくりしたところで物語はおしまい。
ってか最後にまたレイカかよ!
あと物部さん、妹をまったく探そうとしてなかったけどこれはいいのかなぁ。普通は
行方不明になってたら探そうとしませんか。やけにあっさり死んだものと諦めてますね。
このあたりのこまごまとしたことはちょっと気になりました。
物部さんの声はすんごいかっこ良かったです。
声と実際の「物部さん」は別の人がしてるみたい。なんでそんなことしてるのかよく
わからんのだけど。
ちょっと最後のオチはいただけなかったなぁ。(がっくりというやつね)
声は、踊る大捜査線でたびたび登場する、SATの草壁隊長に似てます。素敵な声です。
あと鈴木亜美さんの演技も大変素晴らしかった。
ラストの歌もあってて良かったです。
まあこの調子で第2作目「地獄のババぬき」も映画化されたら面白いかなと思いましたが、
原作はあまり緊迫感がないので、映画ではそのあたりもっと凝っていただけると嬉しいです。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→XX(エクスクロス) 魔境伝説