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センター・オブ・ジ・アース |
11/22鑑賞
まずこれは、科学的につじつまがどうとか、そういう理屈は抜きにして楽しむ映画
なんだなぁと思いました。私は2Dで見たけど、とにかく映像の迫力にこだわっている
というのはよくわかりましたんで。
いやホント映像はすごい、映像は。あとはまぁ…いいんじゃないスか。
物語は髪の毛ボーンな男の人が追いかけられているところから始まります。いやホントに
これ、銀魂に出てくる人かと思ったから。頭ボーン。
その人はなんと恐竜に襲われてて、飛び移った岩から落ちてしまうのですが。
トレバーと叫んで消えていきました。
…夢か。
おいこら今の真剣に見てたら夢かコラ。
夢を見て飛び起きたのがトレバーなんでしょう。で、落ちた方はマックスという彼の友人
らしい。
あ、いやあの、いくら映像の迫力にこだわるとかいっても、うがいしたのをはきだすシーン
下からアップとかいらんから。誰だこのシーン入れた奴。お前仕事やめろ。
で、彼は大学教授らしいんですが、どこぞの美人を見たら態度が変わるサッパリわからない
お兄さんとは大違いで、あまり人気もなく、大学からそれとなーく出て行くように言われている
様子。研究の結果が出ない時ってのはどこもシビアですね。
彼の研究室に現れたのはトレバーの天敵みたいなおっさん。早く彼を追い出してここの
部屋を使いたがってるみたいです。名前忘れたからイヤミでいいだろ。イヤミ。
で、助手は熱心に「完成だ!」とか言ってるから、偉いなちゃんと実験してるのかと思ったら
液体窒素でチョコアイス作ってやがった。
ばかめ!あの温度ではアイス作ってもドライアイスと似たような状態になってるぞ…って
思ってたらやっぱり舌が貼りついちゃってるし。アホだ。こいつら全員アホだ。アホの巣窟だ。
トレバーはいなくなったマックスの研究をついでいるらしいです。彼がいなくなってから10年。
でもこうしてつげるほどの才能があるっていうのはすごいと思う。
けれども、なんかデータがうまいこととれてないからイヤミは大学側にいいつけて、研究を
終わらせようと画策している様子。
さてトレバー帰宅してボケラーっとしていますがなんと。
今日は彼のおいっこ、ショーンが来る日だったのです。
留守電を再生しながらあわてて片付けるトレバー。片づけ方の思考が私と同じで笑ったわ。
とりあえずすぐ片づけられないものは使わない場所に押し込んでおく、的なやつ。押入れあけ
られたら終わりですよ、みたいな感じで。
んでまあ、マックスの奥さんであるところの義姉さんがショーンを連れてやってくるのですが
このショーンがもう反抗期真っ盛りという感じで。
トレバーに「それゲームボーイ?」ときかれて得意げに「PSPだよ」とか言ってます。ニンテンドー
DSじゃない時点でお前もいばれんぞ、ショーン。
2人はカナダに引っ越すことにして、ショーンを10日預かってもらっている間に、義姉さんは
カナダで家探すらしいです。
確か向こうの物件探しって、直接ですよね。賃貸ならその物件の持ち主とか管理会社に、
売買ならその相手に直接って感じで。日本みたく不動産屋は通さなかった感じがあります。
だから自分の目で見て回れる分、逆にあちこち行かないといけないってのはありますな。
でも向こうだとなんか比較的いい物件が多そうな気がする。家が広くて当たり前にセキュリティ
とかプールとかついてそうな。
ともあれ、義姉さんが持ってきたマックスの形見をゴソゴソやりながらトレバーはショーンと
会話を試みます。
彼は、中から出てきたヨーヨーに興味津津。あれこれ振り回していました。
で、トレバーはといえば、地底旅行という本に夢中。ショーンがライトを落下させてしまいそれが
モロトレバーに当たっても気づいてない様子。お前いつか死ぬぞ。
その本に夢中になっていたのは、マックスのメモがあちこちに書き込まれていたことと、あながち
その物語がまったくの架空ではないことに気づいたからでした。
つーわけで研究室に移動してあれこれ見せていると、なんとマックスがメモしていた数値(各地の
温度とかその他)に合致。
このチャンスを逃すまいと彼はアイスランドに飛ぶことを決意。
マックスはきっとそこから地底に行ったに違いないからと。
この辺の強引さはまあ見逃してもいいんじゃないでしょうか。でないと冒険が始まらんもんね。
あれだ、イーグルアイで「そこから逃げなさい」とか言われているのにも関わらず逃げずに、
いきなり捕まったどっかの主人公とは大違いだ。物語終わらす気か。
ショーンも一緒に行くということでいざ出発。
飛行機の中でショーンは、PSPを使ってインターネットで、マックスが書き留めていた単語を
調べてました。PSPってインターネット使えるんですか?というか入力はどうやってすんの?
でもちょっとだけ感心した。
で。
そのなんちゃらかんちゃら研究所にいったところ、お目当ての研究者はすでに3年前亡くなって
おり、娘のハンナがおりました。
私これ、ずっとアンナさんだと思ってたんだけどハンナなんですね。
まあいいわ。
ハンナは、「お兄さん(マックス)はヴェルニアンだったのね」と言います。
ダルメシアンの仲間か何かと思いましたが、「地底旅行」を書いたジュール・ヴェルヌが本当に
それを体験して書いたのだ、と主張し研究する人をそう呼ぶらしいです。つかハリポタ好きの
人をポッタリアンと言ったりとかお前らはあれか、何でもアンをつけないと気が済まないのか。
ドラえもん見てみろ!アンを取っても大好きだって言ってるぞ。
アンアンアンとっても大好きって。(そのとってもはとても、だ)
ともかく彼らはハンナの案内を受けて問題の火口へ向かうことにしたのでありました。
ちなみにここで「時給」5000クローナとハンナは言っていましたが、今アイスランドはお金の
価値が大暴落したはずなので、日本円にすると5000円です。それでもたけぇよおめ、そりゃ。
落雷で、逃げ込んだ洞窟の奥深くに閉じ込められてしまった彼らは、脱出できる道を探して
ウロウロします。
あわてるショーンを尻目に、冷静に持ち物を確認しているあたりはさすが慣れたハンナと
トレバーだと思いますね。
で、道を進んでいくと突然の断崖絶壁。いやーこれはマジ怖かったですね。びっくりです。
ただしそこに立ち入り禁止の看板があるのを見て、この下に古い坑道があれば出られると、
彼らはロープを使って降りることにするんですね。
しかし発煙筒をたいたら火花が散ってまじやばかった。周囲がマグネシウムで出来てる
らしい。これは怖いな。…ってか無味無臭のガスがあったかも知らんのだからもっと警戒
しようよ。
で、ハンナが取り出したのはパキンとおると光るやつ。あのアイドルのライブとかでよく
ふられてるようなの。まあここにアイドルはいませんから、トレバーはそれを放り投げて
高さを確認し、一同ロープで降りる。
ところがトレバーがおっこちて、巻き添えになるからとハンナがロープを切ったんですが
転落するかと思いきや、高さ残り30cmくらいのとこで、これは笑えました。
その先には坑道があって、トロッコがあったので乗って行きました。
まあこの時点で大体見ている人は、インディジョーンズを想像したと思うんですが。
大体そのとおりになりました(笑)。
たどり着いた先の壁の向こうに何かある、とショーンが気付いていってみればそこは
宝石の原石が山ほどありました。うらやましい。純度も高そうだし。
はい、こっからCMのシーンです。
つまり、床がビキビキーっと割れて全員落下。
つーか壁が薄い場合は無理に二足歩行せず、はいつくばって体重分散させた方が
安全ですが。もう遅いか。
落下してる時に当然悲鳴をあげますけど、まだ落ちてる、と確認した上で息継ぎして
さらに悲鳴を上げるな。
普通はこんだけ落ちると気を失いますけどね、これは映画だから。
でもって彼らは深い水?に転落して何とか這い上がります。
そして彼らが見たのは、地底に広がる世界でした。
これがもうきれいなんだわ。
鳥も光ってるし。
まさに楽園です。
明るさは、上空で発火してるガスによるものらしいです。
彼らは冒険していくうちに、人間の手で作られた小屋を発見します。最初はヴェルヌの
ものだと思っていたトレバーですが、それがマックスのものであると気づいたんですね。
それと同時にハンナが死体を見つけます。死因はなんだったか忘れたけどそれは多分
マックスに間違いないだろうと。
ここの、ショーンにあてた日記はちょっとジーンとしましたね。
それで、時間があればいいのですが、マグマがまた地上に出そうな雰囲気で、そうなると
ここは100度に達するからとても生きてられないと。
あ、これでマックス死んだんだっけかな。
ともかく、脱出することにして彼らはいかだをつくっていざ海へ。
最初は順調だったんですが、するどい牙を持った魚に襲われて大ピンチ。スーパーマリオかよ
こら。
そこにショーンに電話がかかってきて「今おじさんと一緒に釣りしてる」とか言ってて笑えました。
というか電話に出るな!
帆が飛ばされそうになってそれをつかんだショーンは一緒にすっ飛ばされていきました。
だからお前はアホか…。
というよりも、あんなに物語最初の方でヨーヨーを使いこなしていたのに、伏線として使われて
いなかったのがあれ意味あったのか、って感じなんですが。
で、ショーンとはぐれてしまったハンナ、トレバー。
ショーンはどっかの島に打ち上げられていて、ついてきた光る鳥と一緒に前へ前へと進みます。
ここで「鳥としゃべってる。やばいなー俺」とかショーンが言ってますが、それはあれか、フォーゲル
パークに行ったら鳥に話しかけてる私への挑戦かコラ。
一方2人も島にあがって、とにかく間欠泉の出る川を目指すことはショーンにも話してあるから
向かってるはずだ、と歩き始めます。
方向はわかってるらしいっス。
で、等身大の食虫植物に襲われそうになってドタバタ。これのモデルはハエトリグサでしょうね。
もっとも、獲物が触れる前に自主的に襲いかかるというのはアレンジでしょうが。
最後、起き上がった植物を後ろ手に殴ってるのはブルースリーみたいで笑える。
ショーンは、強烈な磁力によって岩場が浮いているところを横断中。当然下は何にもなしの、落ちたら
マグマにどぼーんな場所。うわこれ私なら絶対いけないですわ。もしくは。いくつもの岩を向こうに
送ってある程度足場を固めてからはいつくばって、って感じかなぁ。
もうここのシーンは3Dで見てたらさぞかし怖いんでしょうね…。ほんっと見てるだけでもこぇぇわコレ。
鳥に思わずショーンが「羽なしでやってみろよ」というのもわかる気がする。
ここで鳥がアップになるんですが、すんごいかわいいんですよ。それだけで許すね、私は(笑)。
次に彼がたどりついたのは、ドラクエ8に出てくる砂漠の竜骨の迷宮近くみたいな感じのとこ
でした。竜の骨が転がってるみたいな感じで。
まあ普通そこに骨があれば、その手の動物がいるかなくらいは思うかと思うんですが。
ショーンは恐竜におっかけられて大慌て。ハハハハハ、ドラゴンボールZ・OP&EDの悟飯かよ。
(そんなこと言ってる場合ではない)
命からがら逃げ込んだ洞窟の、反対側から、彼を探しにきたトレバーが気付いて助けてくれて
2人は無事再会。
このあと、鬱陶しい恐竜を、頭を使ってトレバーがマグマの中に落っことしていたのはまあ
なかなかって感じで。つかあれ一匹?一匹なわけねーだろ。まあいいけどさぁ。話進まんから。
ちなみにトレバー。「今思い出した。野外調査は嫌いだったんだ」うん、今思い出すな。
そんで彼らは恐竜の骨をボートにしてやってきたハンナと合流。いざマグマの上に待機します。
けれどもそこに水蒸気はなく、下にはマグマが。
マグマの上に落っこちた時に「こちらの乗り物、ちょっとだけ揺れます」とか意味のないこと
をトレバーが言ってたのは笑った。
水蒸気ならまだ我慢できる熱さも、マグマが直接吹きあげた場合、熱いとか以前に即死して
しまいます。
つーことで大慌てな彼らでしたが、気づいたのは、周囲の壁がマグネシウムだということ。
おおっこの映画で珍しく伏線が出てきたぞ!
で、見事発煙筒で引火させて、水を噴出させ、水蒸気の力によって脱出!…はいいんですが、
これどうやっておりるんですか?
なんか一面畑のところにうまいとこ落下して、ベリーまみれになったりすごいことにはなりま
したが一安心。
つかおっさんが畑つぶされたとかいって抗議してます。言葉からしてこれイタリアだべ?
つーことはこれ、ベスビオス火山ですね。その名を冠したワインがあることで有名な。ああ
だからブドウ畑みたいなのがあったのかな。
ともかく、ショーンは袋の中から宝石を渡しておっさんにあげています。すると態度が一変。
「どうぞどうぞ、何度でもすべってください」と。いやもう一度だけでいいだろ。
そういうわけで彼らは大学に戻り、ショーンがちゃっかり持ってきた宝石でビルを買って
そこで研究を続けることに。
イヤミが「部屋に私の荷物運んでるよ」とやってきた時も余裕しゃくしゃくで「ああ、どうぞ。僕は
ビル買ったから」と言っててスカッとしました。それと、「僕の研究の成果は科学誌で読めると
思うよ」と言っていたのも。
そんでショーンとトレバーは冬休みの予定を計画中。ショーンはバッグの中のペットにエサを
やっていますが…。
あの光る鳥つれてきたんかい!
ま、いろいろ思うところはあるけども、ひとまずハッピーエンドということで。
これがもし1500円で3D映画見られるってんなら見てたかも知れません。2000円はちょっと
なあ。
DVDになったら昔小学何年生とかについてたメガネで3D味わえるとかあればいいのに。
ともあれ、2000円くらい払ってあげますわんという方は親子で見ると楽しくて良いかと思い
ます。ただし多分三半器官の弱い人はてきめんに酔うと思うのでご注意を。
こんな地底があったら行ってみたいなぁ。アルマゲドンとかコアみたいなのはお断りですが。
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