多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→劇場版 BLEACH ブリーチ Fade to Black 君の名を呼ぶ


BLEACH ブリーチ Fade to Black
君の名を呼ぶ

12/13鑑賞

 劇場版初回が3、二作目が5とすると今回は4くらい。
 ルキアが嫌いなわけじゃないんだけど、なんか一護が大変なのかルキアが大変なのか
話があっちゃこっちゃって感じで、あんまりハラハラして見ることがなかったなぁと思いまして。
前回は話が練り込まれてて、あれだけのキャラが出てくるのにちゃんと動かしててすごいなと
思ったんだけど今回は、大変失礼な言い方を許していただけるなら、「手抜き」というのが
はしばしに見えた気がする。
 あの姉弟キャラにしても「どうせ死ぬんだし」っていう雰囲気が出ていて、感情移入しにくい
キャラクターになっていたと思いました。
 感想は人それぞれなんだろうけど私は少なくとも、大風呂敷を広げ過ぎたという感じがしました。
まさに初回みたく、「最大のピンチを表現したいんだけど、メインキャラも抑えとかなきゃ」って
感じであわただしかった。
 あと…現世組ここにきて完全無視に入りましたね。
 というわけでほんっとアレですが。
 DVDで見てもいいんじゃないかな…。
 全体的に手抜きとかいってすいませんが。作画がひどすぎるところとか、前売り券に前作ほど
金かけてないなぁみたいな感じもあったので。
 好きな方には厳しい意見ばっかで申し訳ないっス。

 さてさて。
 CMがすごかった。ドラゴンボールとヤッターマンでした。
 ヤッターマンはなかなかいいんじゃないの?みたいな雰囲気で最後、ヤッターマン一号が、
画面ど真ん中のオモッチャマに「オモッチャマ…すごい邪魔なんだけど」って言ってたのが
面白かったです。CMば第2弾があるらしい!ということは出てくるのは当然…あの人達っすね!
 お、ナルト10周年っていうのは知りませんでした。長いことやってますね。サイが出るなら
ちょっと見たいぞ!

 えーと。
 のっけから誰かがピアノ弾いてるのでメジャーとかと間違えたかと思いましたが、ひいている
のはマユリ様でした。
 なんでパイレーツのタコ船長とかこれといい、キワモノ(すいません)に限ってピアノを引きたがる
んだ!ええい!あれか、コナンのDVD見たんか!
 ああ、パソコンのキーボードがわりみたくなってんだ…。昔のルパンの、コピー人間のやつ
思い出したな。マモーがぱらりらりん〜♪ってひくとレーザービームが出るの。
 まあそらいいんだけどさ、何かが完成したとか言ってたらいきなり侵入されてるわけですよ。
あんたんとこのセキュリティどんなんだよ。セコムかアルソック入れなさいよ。
 完成した薬が奪われた上に、マユリの記憶がなくなってしまった。よし、奴は今ただの
弱いおっさんだ!まるでダメなおっさん、略してマダオだ!やるなら今!
 とか思ったんだけどネムちゃんが来た。
 ただ止められるわけでもなく、機械を破壊して大変なことに。なんか生クリームみたいなんが
大量に出た。あ、これ生クリームじゃないんですか。どちらかというと速乾コンクリートみたいな
感じだ。おお、皆がどんどん固まっていく。いくら年末だからってそんな突貫工事しなくても。
(違います)

 剣八が来てなんかおお喜びで切ってんだけど…あーた何してんですか…。固まっちゃった
からここでいきなりドロップアウトだよ。おおい、ここにもマダオがいたよ!こっちは本物だよ!
 騒ぎに気づいてやってきたルキアなんですがここで誰かに止められて、あらわれたのは、
ど、どうしたんだお前、前髪だけプリーチに失敗しちゃったのか?っていう前髪を持ったおねーちゃん
でした。いや前髪はどうでもいい。
 とにかく、あなたの存在を消すとか言って、もう一人のやってきた男がカマを振り下ろして
ルキアを切ったんですよ。
 あなたの存在を消す以前にねーちゃんの前髪を消してやれよ。
 んでまぁ、どっか離れたところに降り立ったこの姉弟と、座りこむ呆然としたルキア、その
後にタイトルが出ます。静かに、不気味に出るタイトルはなかなか良かったと思う。

 さて現世。
 一護不穏な気配を感じたけれども気付かず。
 コンはルキアが置いて行った暗号メモと格闘中なんですよ。
 ところがここで一護はルキアの記憶をなくしてしまう。けれどもそれは一瞬ですぐに
思い出しました。
 ここで注意した方がいいのは、ルキアの記憶思い出す時にモノクロなんですけど、
チラチラが結構ひどくて目にきます。きつかった。
 そんでメモを見て心配になって、浦原商店を訪れたんだけれども、彼らもまたルキアの
記憶をなくしてしまっていた。
 実はこのシーン、面白いことがわかるんですけど、それはまあのちほど。
 浦原さんは浦原さんで、ソウルソサエティで事件があり、マユリが錯乱して、瀞霊廷の
1/3が壊滅したと。おいおいおい結構な被害だな。
 浦原さんは割と頭の回転が速いから、これらを結びつけて考えてるみたいですね。
ルキアの名前も、店の売上帳に名前があったからということでとりあえず一護のことを
信じてくれて、ソウルソサエティへの門を開いてくれた。

 うん、親切でやってくれたとは思うんだけど…上空っていうのはどうかな…。一護
墜落してるけどまさかここでブリーチ終わらないよな。
 ソウルソサエティ、ポンペイみたいな状態になっとるがな。
 んで一護とコンは、檜佐木を見つけて声をかけるのですが、彼らは一護に関する
記憶も失ってしまっており、まるで初めて彼がやってきた時のような反応をみせる
わけですな。
 つかまあ同じ展開っつーか。
 ここで敵のあの姉弟が攻撃をしかけたもんだから、てっきり皆は一護がやったと
思うわけですよ。
 
 敵は門を壊してルコン街へ。何をしにいくんでしょーねー。少なくともお菓子買いに
いったんじゃないとは思うんですが。

 恋次もきたんだけどこっちも記憶すっとんでる。で、次は白哉か!?とか期待
したんだけど狛村さんだった。あーたすっかりかぶりもの外したんですな。いや、
いいけど。
 そんでさぁ、一護と戦うべく卍解したのはいいんだ。いいんだけど今のこの状況じゃ
めっちゃ周囲に迷惑かけてますがな!
 一護も吹っ飛んだが狛村の武者も倒れ込んで被害甚大。

 ルキアはとある小さな家で目を覚ましていました。
 ここで昔過ごした記憶はニセモノじゃないけど、その中間というか、朽木家に養女と
してきたこととか死神になったことはすっぽり記憶が抜けているようですね。
 そこにあの姉が抱きついてきて、やっと会えたとか言うてるのですよ。
 ルキアは2人に見覚えがあるようですがさて…この記憶は本物か否か…。

 そんで瀞霊廷では山本のじーちゃんが皆から報告を受けてて、どうやら敵であるところの
一護はここのことを熟知しているらしいとか言うんですね。
 うんまあ、熟知していることについて何ら疑問は抱かないのかとか、三番隊の存在は
どうやら今回の映画ではまるっと無視されるらしいとかいろいろ突っ込みたいところは
ありますがまあいいや。
 その問題の一護は、山田花太郎に手当されていました。いいやつだ、山田花太郎!
 あなたを前にも手当したような…とかいってるところから、一護の記憶は皆の中から
完全に消えたわけではないのでは、という部分もあるみたいですね。
 手当の心はたなごころ、とか…。
 おい、ここに川藤、川藤がいるぞ!

 またも姉弟とルキアのシーンなんですがここで、一番最初にルキアが出てきた時に
懐へ入れていた紙の正体がわかります。
 彼らがルキアの絵をマネして呼び出してたんですね。
 あんたたち…なにもこんな絵をマネしなくていいんだよ…あ、いや決してルキアの美的
センスが壊滅的だとかそういうのではなく…ええ…。
 2人には名はなく、ルキアがつけてやると約束していたのだそうです。何となく見えて
きたぞ。
 つーか花子と太郎でいいじゃん。純和風で。

 ここのシーンなんですが。
 作画がひどすぎる。
 ルキアの目がでかすぎてくっつきすぎて、もうちょっとなんとかならんのかって感じ。
 ともかく、ルキアは2人に名前をつけると約束したけれども、何らかのハプニングがあって
告げないまま別れ別れになってしまったらしい。
 そして2人は、ケガをしてルキアはずっと眠っていたとウソをつきます。
 ここで弟がけなげで可愛いんですよ。姉のついたウソを一生懸命フォローしてあげて
いる。いい弟だなぁ。

 一方で白哉は家に戻っております。
 ええい、ふすまをあけたら閉めんか!全部開けて歩くんじゃねぇ!
 多分ルキアの部屋ではないか、というところに来たんだけれども彼には記憶がないから、
なぜそんな部屋があるかわからない。
 んで仏壇の前でひさなの写真を見ております。
 そこになんと一護現る。
 でも流石はびゃっくんですから落ち着いて話を聞いてます。
 ひさなのことや、その知らない「ルキア」は義理の妹だと聞かされて、彼も考えるところが
あったのでしょう。
 ところがどっこいタイミングの悪いことに、じいやが一護の姿を見かけていて人を呼んでしまった。
空気読めないじいさんだこと。
 白哉は一護に「ひさなのことをなぜ知っている」と尋ねます。一護が説明しようとした
ところに問答無用で恋次登場。ええい、空気読めない男がまた一人!
 ちなみにここの作画も影の付け方が悪いというか、なんでいきなりキャラやつれてんの?
みたいな感じになっているのでびっくりしました。

 恋次を吹っ飛ばした一護に白哉は刀を抜きはしたものの、ひさなが生まれた街を教えて
やるんですね。
 そういえば姉弟にルキアが呼び出されていたところもそこだったような。
 そんなことになっているとは知らないルキアは、屋根からある丘を見ていて、妙に気になる
のに気付きます。
 そこには3つの名もなき墓があったんですが。これはやっぱりあれとあれとあれ、っつー
意味なんかなと最後らへん見て思いましたよ。
 あと恋次がざびまると話してた。もう卍解出来るんだぜみたいな。
 そうか、ルキアを助けるために卍解したからその記憶もまた抜け落ちてるわけか。
 つーか各斬魂刀は記憶持ってんじゃないのこれ。対話できる人なら気付きそうだけど。

 このあとは白哉が、ひさなのことを思い出しています。
 若かりし頃の白哉とひさなの思い出が出て来て、ここはすんごいほのぼのしてて良かった
です。白哉ってかなりの愛妻家だったんだなーと。
 そしてひさなは記憶の中で言います。「命をかけてでも見つけなければいけないのです」
けれども白哉には「何を」探していたかの記憶がない。
 気になる白哉は備忘録だと思うんですけどそれ出してパラパラと。
 …最初からそうしろよ!というか日記つけてたんだな!
 んで、ハッとしてますよー。
 多分あれだな、「黒崎一護が私のことを呼び捨てにしてムカツク」とか書いてあったんだろうな!

 ルキアのにおいをコンがたどって一護らは丘にやってきます。そこにはルキアがいた。けれども
彼に対する記憶を一切なくしてしまっていた。
 さらにそこに、ブリーチ失敗した姉とおとなしい弟がやってきます。(失敗してねーよ)
 ここの作画はルキアきれいでしたよ。かわいかった。
 弟の攻撃もすごかったけど何より般若みたいな姉の顔がこえぇよ。
 姉は死神に対してすんごい嫌悪感あるらしい。あれか、昔カツアゲでもされたんか。
 つーかろくに戦わないうちにルキアつれて逃げられたし。

 一方で浦原さんはマユリに会いにきてました。
 今回の出来事に心当たりあったっぽいのか。つまり記憶が消えたことによって、マユリと
ルキアは同じ敵に遭遇したと。
 つか中尾さんちょっと声の調子悪いですか…?なんかややかすれ気味だったような。
気のせいだったらすいません。

 落ち込んでる一護の周りをトットットットと歩いてるコンがかわいかったです。
 一護は一護でどうしたらいいかわからず途方にくれる。
 ルキアはルキアで姉らを問い詰めてます。姉らは遠いところに飛ばされていて戻ってくるのに
100年かかったと。
 んー…。
 多分ルキアに対する気持ちというかそれは純粋なんだと思うんだけど、その分他はどう
なろうがどうでもいい、邪魔するものは排除するっていうのはまんま子供が力持ったような
感じだから余計にタチが悪い。
 ルキアは思い出せないこととか、時折よぎる本物の記憶に苦しんでる様子。まあ無理やり
ねじ曲げているようなもんだからなぁ。
 この姉弟はもうやっちまったから仕方ないけど例えば、普通にルキアと会って話をして、
思い出してもらうというのはできなかったのかと。
 ルキアの性格をよく知っているのなら、思いだせないからとすげない態度をとるような
人でもないというのはわかると思うんですけど…。
 やり方を間違っちゃったね。

 ともあれ一護は楽しそうに暗号メモを書いていたルキアを思い出し、なんか立ち直った
様子。
 ところが日番谷隊長と一角、弓親が登場。これはピンチ。
 っていうか一護も「剣八はどうした」とか言えば彼らもちょっと話を聞く気になったとか
思うんですけども。
 そこへ恋次登場。
 納得いかないけれども恋次は「俺の魂がてめぇを敵じゃねぇと言っている」と、わかった
ようなわからんようなことを言って一護の味方に。あ、でも呼び捨てにするなとか怒る
ところは怒るんだ。
 んでなんかズシーンズシーンとまるでジャイアンが登場したような雰囲気になるから
何かと思ったら、ソウルソサエティのジャイア…いやいや、山じいが登場。他の隊長も
そろっておりますな。
 じいちゃんの霊圧かよこれ。
 さらにピンチになったところで、隊長の服を着た浦原さん登場。いやーすごいですわー。
 彼が登場してくれればほれ、口八丁手八丁で。

 ルキアの方は、姉弟がなんか「かりすぎた?」とか「私達は無敵よ」とか言ってます。
あの日のこと思い出させちゃダメとか。
 ここで弟が「お姉ちゃん」って言うのがかわいいなぁ。この弟、セリフは少ないんだけど
姉のことをすっごく大事に思ってるって感じでよかったです。
 姉のわがままに振り回される弟。どこも下は苦労するなぁ、うんうん。新八ーここにも
仲間がいたぞー!
 
 浦原は「一大事とお察ししますが」と前置きした上で、皆がある記憶がスッポリ抜けて
いることとか、違和感があるはずとか指摘。その上で一護と恋次をまず行かせた上で
説明に入りましたよ。
 一護は一護で恋次に、ルキアのこと忘れてるの怒ってるし。おこったってしょうがないだろ。
 でも彼もふっと思い出したみたいなんですね。昔子供のころ一緒に生きていたルキアと
いう少女がいたって。

 浦原さんの説明始まったんだけどさ。
 説明を聞くとそもそも…あんたが原因じゃないのって思えるんですけど…。
 ホロウの実験をしていたんだけどそれは魂魄をのっとり記憶を奪う力があると。それが
ルキアの記憶を刈り取ったとしたら、とか。
 ただしそれにそんな力はないので何かの力が加わったと。さすが春水さん、推測が
早い!かっこいい!ほれるねいやはや。
 一護がルキアの記憶を忘れなかったのは、今死神化出来ているのがルキアの力
だったからであり、その代りに皆の記憶から一護の情報も消えてしまったと。
 ただし彼にルキアの力を譲渡するという重罪を甘受するほどの恩を一護から受けて
いるはずだ、と浦原さん推理。あんた名探偵になれるよ!
 ちなみに浦原商店に来た時点で浦原さん自身も実は一護のことを忘れていたらしい。
これが面白かったポイントですね。
 けれども彼は落ちついて話を聞いていたと。すごいな。だてに実力者なわけじゃないですな。

 マユリの記憶がなくならなかったのは、彼自身が自分の記憶のバックアップをとっていた
からだそうです。すげぇ!私なんてバックアップとる以前に今朝のことも思い出せんぞ!
(それ、もうろくしてます)
 
 一護はルキアの居場所を必死に捜索中。すると、マユリの装置に向かう姉弟とルキアの
姿にたどり着きます。
 追えー!
 っていうか今回もざびまるに乗っていく2人がみられるのか。いや便利だからいいんだけどね、
うん。エコだしね、うん。
 得意げに出したけど一護には「知ってるよ!」って言われたしね。
 ちなみにここのBGMはブリーチらしくてかっこよかったです。

 ルキアは姉らがこの装置を使って死神をやっつけるとか言ってるのを聞いて止めますが、
姉、泣き落としに出たー!
 しかし通用しないと知ると死神をやっつけなきゃいけないとかいって黒いオーラとか
出してます。おーい誰かー、戦国BASARAのお市さん呼んできてー。こりゃ彼女でないと
ダメだー。

 えー、一護、恋次とルキア対峙しましたが…。
 姉は必死でなんかだだっこみたくなってるわ、弟はオロオロしとるわ、昔の映像はバリバリ
流れて「あ、ルキアあの頃は顔まんまるだったな」とかなってるわ…。後ろでヘタレイタリアが
隠れて白旗振ってそうな勢いだった。(意味不明)

 姉、「ダメ、死神に戻っちゃ!」と自爆しました。
 これによってルキアは本当の記憶を思い出しましたよ。
 でも姉がなんか暴走したし。うーむ。
 一緒になるとか言うとると思ったら、ルキアの中に2人がフュージョンしたといいますか。
白い、ブラックルキアが誕生しました。(わからん)

 えーなんかもう大変なことになったので、隊長ら全員狩りだされて速乾コンクリートと
戦うハメに。
 何がすごいってもっとあとなんですけど、山じい以下全員でばったばったなぎ倒しておいて
春水さんらがあっさりと「こりゃでかすぎる。だめだ」って言ったことでしょうか。
 食い止める努力はぁぁ!?
 ともあれここの浮竹さんと春水さんはかっこよかったです。夜一さんとソイフォンは見てて
かわいかったです。
 乱菊さんとか一角らも出て来てよかったんだけど…あの…イヅルはどこにいっちゃったん
でしょうか…?

 一角がはじき飛ばされた先に固まってた剣八がいまして。剣八やっと復活!つーか
パワー全開じゃないスか!でもあともう少しで映画終わりますけど。
 なんかもうここの暴れっぷりがすんごい悪役みたいでした…。

 ルキアはなんかすごいことになってる。目が真っ黒でまるでグレイのようだ。
 んで手が出せないで困ってる隊長らを尻目に白哉、あっさりと技使って内部に突入。
お前ひとりで行くんかーい!皆つれてってやれよ!
 真黒な目のルキアを、六杖光牢使って白哉が動きとめました。おお、丁度今やってる
テレビでも出たところだよ。つくづくルキアはこんな役だな!
 ともかく白哉は、一護の言うことが真実ならなおさら、この始末は私がと言います。
 ここで固まってしまったコンが、「ねぇさんを助けて」って泣きながら言うのはちょっと
ホロリときた。いいシーンでしたよ。
 それを見て一護は自分が戦う、というんですね。
 以前自分はルキアに力をもらったから、同じ方法でルキアを元に戻せるはずだ、と。

 ここは対比が面白かったです。
 黒のオーラをまとって白い服のルキアと、白のオーラをまとって黒の一護と。画面
モノクロだなぁおい。
 ルキアあっさり戻りまして、投げだされた姉弟が。

 白哉らはもはや用はないと知り、外の始末をつけます。いやーここは豪快でかっこ
いいですよ。

 姉弟は昔、浦原さんが実験に使っていたホロウのとりついた死神に襲われたことがあり、
それをルキアが助けたんだけれども、逆にルキアもやられて2人は殺されてしまった。その
時に2人の持っていた力によってホロウごとウェコムンドに飛ばされ、2人はその力を
取り込んで戻ってきたから、記憶を狩ることができたと。
 けれどもルキアはその時にホロウによって記憶を狩られてしまってたから2人を忘れて
しまっていたらしいです。まあお互いに悪いわけではないから可哀想だよなぁ。

 ルキアは2人に名を思い出したと、教えてやります。
 ほむらとしずくと。
 えええええその流れで言ったら姉がしずくで弟がほむらじゃないの!?
 姉がほむらで弟がしずくなんですか!?
 いや、いいけど…。
 その上でルキアはほむらは一人ではない。いつも隣にしずくがいる、と諭すんですね。
けれども時すでに遅く2人の寿命は迫っていました。
 ここのルキアの絶叫はなんていうかすごかったと思いました。
 白哉も黙って見守るしかなく…っていう雰囲気が重かったというか。

 この後ルキアと一護が「先に帰ってんぞ、死神」「死神ではない、朽木ルキアだ」と
前のやりとりをしていたのはよかった。
 あと、コンが…(笑)。

 ちょっと最後に気になったのは、主題歌がラブソングだったことでしょうか。これルキアと
一護の関係に合ってないよ、と思った。
 もうちょっと考えて選択してほしいっス。
 EDに合わせて流れる、それぞれの斬魂刀のシルエットはかっこ良かった。
 最後音楽のところに合わせて白哉の技、刀が桜になるシーンが再現されていたのは
見る価値ありますよ。メッチャいい演出だったです。
 一番最後はあれわざわざ作った実際の刀ですかね。絵はよかったっスよ。ほんとつくづく
ラブソングなのが残念だ。

 私はもっと姉弟の一面を見たかったなと思いました。あれじゃただのだだっこだ。
 いや純粋だからこそ、ルキアを一途に思う気持ちでこんなことしちゃったというのはいいん
だけども、とにかく一護の行動メインだからそこらへんがかなりおざなりになってたんだよね。
姉弟の悲劇さがほとんど伝わらない。なんか軽い気持ちでやっちゃいました、みたくなっちゃった。
 それに護廷十三隊vs一護ったってちょっとしか戦ってないじゃん。そのあたりも中途半端。
いくつもエピソードを入れるとこうなるって感じっスよ。
 各々のエピソードは嫌いじゃないんですけどね。白哉とひさなの話とか。
 この姉弟をもっと悪寄りにして(と言ったらあかんけど)、ルキアとのエピソードはばっさりと
諦めて、一護と護廷十三隊との対決をメインに持ってきてその中現れるルキア、という感じに
持っていけばもっとなんとかなった気はするのですが…。それだとまた原作の焼き直しみたい
だしなぁ。
 もしくはルキアと姉弟の話をメインに持ってくるのであれば、記憶をなくすというエピソードは
やめて、事情を知って手を出せない一護に護廷十三隊が敵となって対立という構図でも
良かったような気がする。単純に一護がルキアを助けていろいろ味方になる、では前作の
日番谷隊長とかぶってしまうから。
 いろいろ書きましたが、もっと感情移入する何かが欲しかったなあ…。
 次回作はもっとカラブリみたいな話になってもいいんじゃないかと。悲しい結末で終わらないで
欲しいっス。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→劇場版 BLEACH ブリーチ Fade to Black 君の名を呼ぶ