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ベッドタイム・ストーリー

4/1鑑賞

 こんなこと言ったら怒られるかも知れませんが、ディズニーにしてはいまいち、ワクワク感が
足りないというか、大人の視点にありすぎて面白味がそがれてしまったとか、そんな感じが
します。
 現実にありえないことが起きるというのはもっと「えっ、ありえない」という感じが欲しかった。
 微妙にリアリティあるとこが多すぎて。
 ちょっとディズニーにしては燃焼不足かな?という気がしないでもないです。

 
 さて物語はじーちゃんの語りから始まります。椅子の座り心地はどうだいとか、トイレは
済ませたかいとか言ってくれるのはありがたいけど、それならトイレ行ってくるから一旦映像
ストップしてくれや!(無理です)
 じーちゃんの名はマーティ。小さなモーテルの経営者であり、彼にはウェンディとスキーター
という子供がおりました。
 ウェンディはフロントを、スキーターはドアマンを…って子供すぎてトランクもててない!
お客さんに「ひとつ持とうか」って気を遣われてる!
 ともかく、子どもの発想力とはあなどれないもので、マーティさんはしばしば、このモーテル
運営のアイディアを子供たちから得ていたみたいですね。
 確かに、常識にとらわれない分ハッとするようなところがあるんですよね。

 ところが、マーティは父親としては最高だったのですが(つか自分で言うなよ)、ビジネスの
才能はなく、バリーという友人にこのモーテルを売り渡す約束をせざるをえませんでした。
 バリーは、スキーターが大人になったらホテルの支配人にする、という約束をマーティと
したのですが…。
 マーティさん、そういう大事なことは文書にすべきですぜ。

 というわけでそれから25年後。
 ホテルの雑用係として働いているスキーター。でも配線とかいろいろいじれるから、技術は
いいみたいですね。
 マイクテストで勝手に座を盛り上げたりして、空気読めなさはハンパないっぽいですが…。
 どこの世界で、ホテルの発表会だというのに、「後ろの人ボクがバリーって言ったらノッティンガム
って言って!」とか盛り上げるバカがいるんだスキーター!
 「盛り上げておきました、バリーさん」じゃねーよ!

 …ともかく、バリーさんでてきましたが、ものすごい潔癖症だ。こんなんでよく生きてこれたな。
 彼の言うことにゃ、マーティから買い取ったモーテルを壊してホテルを新しく建てたんだけど、
それももう老朽化してきているので、ここは閉鎖して、新しいところに最新式のホテルを建てる
そうです。
 総支配人は、スキーターではなく、ケンドル・ダンカンという、ばかやろーてめーこのやろーみたいな
たけし軍団がやってきそうな、いけすかない奴です。バリーさんに取り入るのがうまいだけの人間だ。
少なくとも経営の才能はなさそうな感じだけど。
 あと、ここにバリーの娘であり、女優でもある、バイオレットがいるんだけど、スキーターは彼女を
ほめようとして、うわさだけは知ってるとか、とっかえひっかえ彼氏が変わるとか、説明すればする
ほどドツボにはまってますけど。
 きれいな娘さんがいると噂に聞いてますよ、とだけ言っておけばいいものを…。決して悪気が
あるんじゃないんだろうけど、この人は口で損するタイプですね。
 ケンドルとバイオレットは仲がいいらしい。まあ娘と仲良くしておけば…って魂胆なんだろうねぇ。

 スキーターはお姉さんのウェンディのところを訪ねていきます。
 彼女は学校の校長をしているらしいんだけど、この学校の閉鎖、取り壊しが決まって、子どもたちを
食べさせていくために仕事先を見つけないといけない。
 ただし、子供を結構厳しく育ててるみたいで、お菓子を与えるなとかスキーターに言ってます。
 つーか!あんたが子供に食べさせようとしている、ヘルシー?だかメルシーだか知らんけど
その、草がぼうぼうに飛び出してるケーキの方がこぇぇよ!ポイズンクッキングかよ!
 ちなみに結婚したけど離婚したらしいです。

 というわけでウェンディ姉さんの子供、パトリックとボビーを一週間預かることになりました。
2人はいつかパパが戻ってくると信じていて、それはそれでなんか健気だなあって感じです。
 そんでスキーターが一旦家に戻ろうと駐車場に来ると、やってきたジルに注意されます。
 彼女はウェンディの学校の先生。
 なんでスキーターが注意されたかっていうと、駐車場を2台分占拠してたからなんですな。
 ああいるよね。
 むやみにでかい車のりまわしておいて、入れる技術がないからって平気で数台分占領して
駐車したりとか、バイクとめるところがあるのにわざわざ駐車場にとめるバカ。ああいうの見ると
レッカー移動して欲しいと思いますね。迷惑だから。

 スキーターは、ホテルの車だから傷つけるわけにはいかないんだよーへへーんとか言ってるし。
お前は私用でホテルの車使うなよ…。
 というわけでスキーターとジルの出会いはさんざんでした。
 
 ウェンディが出かける日、スキーターはやってくるのですが、なんと家にテレビがないと
きいてあわてて姉に電話をかけて「緊急事態だ!」と言います。
 電話片手に隣の部屋から顔を出す姉。
 家の中にいるなら電話かけんじゃねーよスキーター!

 というわけでその日はそのまま寝ることにしたんですが、つか子供たちの寝室、テレビは
ないけどそこそこ大きな画面のパソコンありますけど。
 ちなみに絵本もなんか環境保全に関する本とかばっかだし。
 あと、スキーターの頭の上に突然乗っていたバグジーというモルモットがかわいい。目が
でけぇよ。でも愛嬌あっていいですねー。私これ、早くもおとぎ話がはじまって、そちらの
世界からいきなりやってきたのかと思った。

 というわけで子供達に寝る前の物語をせがまれて話し始めたスキーター。
 なんかこの寝物語とかにはお約束があるらしいです。そんなん映画で一度も言わなかった
じゃねーか。ちゃんと出してくれよ…。
1.子供に語らせてはならない
2.自分を主人公にしてはならない
3.ハッピーエンドにしなければならない
 だそうです。
 まあすごい当然のことなんですが、一つも守られていません。

 あるところに、城のかっこいい騎士なんかではない単なる貧しい農民がいました。その名を
Mr.過小評価。うぉぉぉぉい!もっと真面目な名をつけろ!
 というわけでお助け役さんだそうです。…まあいいけどさ…。
 お話の中ではもちろんスキーターが役を務めます。
 そんでまあ王様が、国のチャンピオンにおべっかつかいのケンドルを選んで、お助け役は
大きな靴に移り住み、ワニに食われましたおしまい、という、はっきりいって話のセンスがない
にもほどがあるみたいな締めくくり方をすると当然抗議がありまして。
 パトリックとボビーは、お助け役にもチャンスがあるべきだと主張。そうするとお城にいた皆が
もうお助け役がおべっかつかいに勝ったかのように騒ぎ、喜んでおります。
 ジル演じるところの人魚先生が立ち泳ぎとか、パトリックとボビーがアイリッシュダンスとか
なんかムダな小技きかすなって感じですけども…。
 そして、ガムボールの雨が降りました、としめくくり。
 おいおいガムボールってちょっとした雹なみの破壊力あるじゃねーか!みんな平然としてる
けど頭に当たったら痛いぞ!
 そこにベルが鳴るんですね。何かと思ったら、バグジーがもう眠いからとベル鳴らしてた。
頭いいといやいいけど…。
 そういうわけで初日の話は終わり。

 翌朝の朝食レシピは、スキーターがものすごい味音痴だということがよくわかりました。
歯磨き粉はさすがに食えねーよ!

 そこへバリーの呼び出しがあり、テレビが壊れたから直せと言われます。
 子供達がいるのでホテルに彼らを連れて行き、そこにたまたま居合わせたバイオレットに監視を
頼んでます。
 なんだかなーと思いはしたけど、バイオレットが結構真面目に相手してて、結構いいとこ
あるんだなとビックリですよ。

 バリーの部屋真っ暗だったんですが、明るくするとウィルスの活動が活発になるからだ
そうですよ。アホだこいつ。それよりも部屋の乾燥に気をつけろや!ウィルスは湿度に弱い
ですからな!
 テレビを直しながらスキーターは、ホテルのテーマについてバリーと話しています。彼の
アイディアにひらめくものを感じたパリーは、彼にもチャンスをやると、ケンドルを呼んで
話してんですな。
 ケンドルが提案した、ロックンロールをテーマにしたホテルはもう何度もやってるから、
次のホテルにふさわしいテーマを考えた方を支配人にするって。
 なんと一発大逆転でスキーターにもチャンスが回ってきたわけです。
 驚かずにはいられないスキーター。
 週末のパーティで発表することになるらしいですよ。

 というわけでノリノリのスキーターですが、いい車にのっていた頭軽そうな男にバカに
されて頭にきたところでガス欠。
 ところがどっこい。
 そこにガムボールが降ってくるのですよ。
 昨日の話を思い出して唖然とするスキーター。
 ああ彼が振り返って車の上を見上げていたら気づいたでしょう。
 たまたま橋の上で事故を起こした車から、ガムボールが落ちて来ているだけだという
ことに。
 まあここは、現実はこうなんだよって意味でやってるとは思うのですが、先にトリックを
ばらしてしまうと、あー次もでしょ、みたいな感じになってしまうからちょっともったいないな
とは思いました。

 例えばここで種明かしをせずに、次の寝物語が現実になってスキーターがビックリしてる
時に、新聞で「ガムボールが空から降る」という記事を見つけるとかね。

 ともかく、ジルがホテルにやってきて、スキーターが子供たちのためにとってくれた
部屋に入りましたよ。この時に受付にケンドルと愛人かな?彼をうまくたらしこんでる
女がいて、バグジーを気持ち悪いとか言ってる。失礼なやつだな。
 スキーターの親友、ミッキーが夕食を持ってきてくれて皆で食事してるんですが、
スキーターには今日起きたことが不思議で仕方がない。
 そりゃあ欲も出ようってもんでしょうなあ。

 今夜の物語は、ウェスタンですか。西部劇っぽいです。
 一流の車に乗らなきゃとか言ってるがそれ馬を赤く塗っただけだよね。それフェラーリ?
なんか犬に「4WD」って書いてある写真思い出したぞ。←犬は4つ足なので基本間違いではない。
 タダでフェラーリもらえるとかいってスキーター喜んでます。が、唐突に物語終わったし!
 教訓は?とミッキーがいいことを言いましたよ!
 というわけで、ごろつきに絡まれていたバイオレット姫を助けて、このお嬢さんからとった
ものを返せ、と取り上げ、無事に送り届けて、お礼をしたいといわれた。
 ここでスキーター、「現金で1億ドルもらおうか」って。お前それ良い子の童話じゃない
から!どっちかってーと大人の童話みたくなっちゃうから!
 でバイオレットといい雰囲気になりかけたところで、怒りっぽい人が現れてスキーターの
足を蹴っ飛ばしたところでおしまいだそうです。うーん…。
 ここでかわいかったのはバグジーの毛が三つ編みになってたことでしょうか。いつのまに!?

 スキーターはさっそく(フェラーリをゲットするために)でかけようとし、ミッキーに、泊まって
欲しいと言ってますが、なんかミッキーは寝ると発作起こすらしい。何かはわからないけど
物騒な奴だな!

 まあ普通に考えたらどう見てももらえるわけないのですが、すっかり信じ込んでしまって
いるスキーターは、フェラーリを売っているところでウロウロ。
 すると、あの物語に出てきた、フェラーリという名の赤く塗った車をくれた酋長さんが
きて、スキーターはウキウキで、ガムを食べればいいですかね!?みたいな感じで
ガムを食って目を閉じるんですね。
 その後…。もちろんフェラーリはもらえるはずもなく、このオバカさんは財布をすられた
のでありました。
 アホかあああああ!

 そういうわけで「いいもんね、財布には3ドルしか入ってなかったもんね」みたいな、
ランボさんのような負け惜しみをいいつつ彼が帰宅していると、路上でパパラッチに絡まれて
いるバイオレットを発見。
 パパラッチに水を浴びせかけてひるませたところは素晴らしいですが、バイオレットにも
思い切りかかってます、水。
 車に乗せた後スキーターは車のエンジンをふかせて発砲したようにみせかけ、パパラッチに
カメラをおいていかせてて、このあたりは頭脳勝負だなって感じでした。
 これだけアイディア持ってるのになんでこれまで出世しなかったんでしょうかねー。人が
良すぎたのかねぇ。

 そういうわけでバイオレットが、赤いフェラーリに乗ってたんですが、それをくれると
勘違いして気持ち悪がられたり、怒りっぽい人に蹴飛ばされたりと、かなり中途半端な
実現の仕方してますが、スキーターは人が良すぎるのか、欲が深すぎるのかいまいち
よくわかりませぬ。

 俺は無実だ!とか微妙なうなされ方をしているミッキーですが、訪ねてきたジルが
盛大に引いていますよ。
 スキーターはケンドルと話をしてんだけど、ケンドルは、たまたまバイオレットを助けた
からといっていい気になるなみたいな忠告を。
 そこでスキーターからは2つの忠告が。
 1つは口にケーキのかけらがついてること、もう1つは自分が経営者になったら、君を雇うか
どうかは俺次第だ、だから口のきき方には気を付けた方がいい、ということ。
 ああ調子にのっちゃってる!スキーター調子こいちゃってるよ!もう子供たちの
物語があれば勝ったも同然とか思ってるよ!

 翌日ケンドルは、新しいホテルの建設予定地に来ています。
 そこはなんと、ウェンディが校長をしていて、閉鎖・取り壊しになる学校だったんですね。
そこでホテルで見たジルを見つけた。
 ケンドル、こっちから揺さぶりかけるつもりでしょうね。どこまで卑怯なんでしょうかー。

 スキーターの家なのかな、場所設定がよくわからんかったけど、スキーターは子供たち
2人に、これからキャンプに行く、と言います。
 どうでもいいがその後ろのパソコンの壁紙。子供達をとった微笑ましい写真なのは
わかるんですが、ソファに頭乗せてるところをとったもんだから、パッと見ると、ソファの
上に生首二つ乗ってるみたいで気持ち悪いっス。

 彼らがやってきたのは屋上でした。これはスキーターの家なのかホテルの屋上なのか?
まあどちらにしろ、満天の星が見えてきれいだと思います。イメージを養うにはいいでしょうね、
星が何に見えるか例えるのは。
 マシュマロ焼いて食べてます。これ結構おいしいんだよね。
 でも気をつけないと左目の下にトゲトゲの入れ墨が入った、経費の半分くらいはマシマロ
購入代金です、みたいなミルフィオーレのツンツン頭代表が食べにきちゃうぞ!

 ここでお話タイムとか言ってるけど…まさかここで寝るんですか…?よく外で寝ようという
気になるな。
 ともかく今回はスパルタカスとか言ってたからギリシャの頃か。映画「300」くらいの時代の
話ですかね。
 ともかく、スキータカスは皆からバカにされていたけれども、実力を見せるチャンスに恵まれ、
皇帝に気に入られれば国が手に入ると。
 んでなんかすごいパフォーマンスをしてみせています。
 ジャンプ台を作って、その間に象(となぜかいるバグジー)を並べて見せて、見事飛んだりとか。
それで王女といい雰囲気になって2人は、古い居酒屋に入りました。…なんでだ。
 そこには、昔学生のころスキーターをいじめていた女の子達がいましたが、今のスキーターを
見てとてもうらやましがりました。
 あと踊ってる。
 そうして2人はビーチにやってきて、打ち上げられていた毛むくじゃらの男を救ったあとに、
雨が降ってきたので魔法のほら穴に入りました。そこにリンカーンがいました。

 …いやいやいや!なんでリンカーン!?今までいい雰囲気だったのにいきなりリンカーン!?
えっ彼は何をしにきたんですか!?

 ここでスキーターが怒ってしまったために、パトリックとボビーは話を辞めて眠ってしまって、
何のこっちゃみたいな感じでこの日の話は終わり。これ現実になったらハンパねーな!
 
 一応スキーターはバイオレットに電話掛けて誘ってますが、バイオレットはこれからベガスに
行くので誘いどころではありませんでした。
 当たり前だ。
 スキーター、ビーチに来てるし…。そこで人にぶつかったんですが、それはジルでした。
 なぜか突然ビーチに来たくなったと。
 そういうわけで2人はお昼をともにするため、あるお店に入ります。
 するとなんと、そこには学生時代スキーターをいじめていた女性たちが集まっていました。
やなとこだけ忠実に現実になってんな、おい。
 ジルに頼んで今の彼女ということにして、中途半端な自慢をしたスキーター。でもその
女性たちは結構本気でスキーターを羨ましがってるんですね。成長して立派になったから
らしいよ。あといきなり変な踊りしてて笑えました。
 …寝物語が本当になる基準がわかんねーよ!
 
 そういうわけで2人は店を出て浜辺を歩いています。
 倒れていた毛むくじゃらのおっさんを助けたころで雨が降ってきて雨宿りです。
 そして明日に迫ったプレゼンの話をしてスキーターはジルを見に来てって誘ってます。
 …あんた…明日なのに何も用意してないよね…。寝物語に頼り過ぎでは…。

 そしてスキーターは唐突に気づくのです。
 キミだったのか、と。
 物語での王女はこの人だったと。
 でもそうだとするともう一つ問題が残っています。
 子供達が、洞窟に入ったらリンカーンがいたといったこと。
 あわてるスキーターですが、上の隙間から落っこちてきたのは1セントコイン。ああ、
なるほどね、裏がリンカーンのデザイン。

 というわけで雰囲気は台無しになりましたのでジルは帰りました。
 スキーターはもっとこう、計画性をもった方がいいと思いました。

 いよいよ今夜の物語で明日のプレゼンの勝敗が決まる、ということでスキーターの気合の
入れようはハンパねぇ感じです。
 物語が銀河っぽくなってるっていうかそれスターウォーズじゃねーか!
 ともかく、ケンドルとスキーターがそこで戦ってスキーターは勝つんだけども、ケンドルの愛人が
彼に火の球を投げて、スキーターは燃えかすになってしまう。
 ここで話終わったあぁぁぁ!
 なんたるバッドエンド!
 抗議するスキーターに子供達は、「だって現実にはハッピーエンドなんてないから、リアルな
話にしたんだよ」と言ってます。初日にスキーターが話をしてあげた時に、物語の中で
スキーターがワニに食われて終わった話をしてしまったからでしょうね。
 物語の中でくらいは、ハッピーエンドじゃないとね!

 スキーター、どっかに出かけてるんですが、カーラジオから流れてくる音楽の歌詞が「Burn」
とか「Burning」とかで笑えます。どの局に変えてもそう。トムとジェリーかよ。
 スーパーで、鍋つかみとか防火スプレーとか買ってます。後者はわかるけど鍋つかみは
どう見ても役に立たないだろ!お前はあれか、炎を鍋つかみで掴むつもりなのか!それとも
ボンゴレみたくXボンバーするのか、鍋つかみで!スパナ呼んでこい!

 その防火スプレーの威力を試そうと、噴射してるんですが、それが店員の目に入って大騒ぎ。
スキーター、詫びるかわりに「ほら自分にもやるから!」って噴射して「目が!目が!」って
言ってます。…え?バルスですか?(違う)

 プレゼンは皮肉なことに、ファイヤーダンスとかそこらじゅうでとにかく火がすげぇ。で、アイス
食べてたら中にハチが入っていて、舌を刺されたスキーターは話せなくなってしまうんです。
アホかお前は。
 ただし、先にケンドルがプレゼンやったけど、ブロードウェイミュージカルをテーマにしてて
しらーっとして受けてなかったからそれはそれでよし。
 で、スキーターのプレゼンはミッキーが通訳してうまいことやってます。

 子供にとってはホテルすべてが魅力的である、ふかふかのベッドに広いロビー、そして
アリゲーター。…いくらなんでもエレベーターとアリゲーターは間違えないだろ、ミッキー!

 ともかく、アットホームなホテルを目指すところもあるけど、それは間違ってる。
 自宅にいる気分を味わいたいならそもそも泊まりに来ない。
 くるお客さんは日常から解放されたくてやってくる
 目指したいのはそこです、と。
 
 これがバリーにはとても受けた。
 だから次のホテルの支配人はスキーターに決まった。
 ここまでは確かにハッピーエンドでした。

 ところがそのホテルの建設地が、あの学校であると知りスキーターは驚く。今まで
知らなかったからね。
 あと、ケーキに火がともされてやってきたのですが、スキーターびびって防火スプレー
かけて消した。
 …というわけでスキーターは光の速さで天国から地獄へ。つまり、クビになったわけです。
 あんた…せっかく掴んだチャンスを…。

 でもそうしちゃおれないのでスキーターはジルを学校に訪ねるんですが、ジルは、
ケンドルからあれこれ吹き込まれてて、スキーターに腹を立てちゃって話を聞いてくれない。
子供たちからも嫌われ、しょんぼりしていると、天からマーティの声が聞こえて来て、
自分のストーリーは自分で作れと励ましてくれるんですね。
 今一度立ち上がれスキーター!なんかもうロッキーのノリじゃねーか!

 学校は封鎖され、爆破準備がなされています。陣頭指揮をとっているのはケンドル。
あーやな予感するわー。
 一方でジルは、バリーに交渉してるんですが、こちらは聞く耳持たず。そうしてバリーは
建設許可の確認のために、市へやってきた。
 室長だか、ドナなんとかって書かれている、都市計画課のドアを開けると、親しく話し
こんでいるスキーターとドナが。そうです、あの、以前スキーターをいじめていたとかいう
女性の中にいたドナが、ここのお偉いさんになっていたのです。
 このドナの声はBLEACHの日番谷隊長の人っスよ。多分この人がドナだと思うんだけどなぁ。

 そういうわけでスキーターから話を聞いたドナは、ホテルの建設許可を取り消し。ただし
その変わりに、ビーチ近くの土地がたまたま売りに出たのでそれを、とバリーに提案します。
そうとなれば彼に拒否するところはまったくありません。
 というわけで無事学校は助かったんだけど、ケンドルに連絡しようとすると、なんか工事に
影響でたらいかんとかで携帯の電源を切ってやがる。無線もねーのかよ。

 さあここからパトカーでもなんでもドナが要請してやれよと思うのですが、なぜかいきなり
スキーターはジルを連れて現場に向かいます。
 ここのアクションが「なんでこう無意味なところに力入れるんだ」ってくらいすごいんですよ。
道路逆走したりとか、競輪の中に紛れ込んだりとか、しまいにゃ、踏切が通れないからって
列車の隙間を飛んじゃう。ついでに、そこにいた財布盗んだ相手からも財布取り返して
しまう。
 …いや本当このアクションこそもっと何かと戦うシーンでやろうよ!バックで無意味に、
これまでの物語のシーンとか浮かんでるし、いきなり再現だし!
 今までのまとめ的回想だよコレ。少年マンガだと「俺達の戦いはこれからだ!」的な
展開だよコレ。

 一方で現場では、ウェンディが、パトリックとボビーがいないことに気づいてあわてて
いました。ケンドルに、校舎の中に入ったのかも、とかいうけど聞いてくれない。
 こういう時は実際はものすごい厳重な警備しなきゃいけないから、ま、探さないで
爆破ってのはありえないですけどね。
 子供達は、閉鎖反対のポスターを張ろうと中に入っちゃってたんですな。
 おいおいお前らは爆破の風に乗って宇宙にでも行くつもりですかコノヤロー。

 そういうわけで間一髪飛び込んできたスキーターが、もうありえんだろってくらい
ケンドルを吹きとばしたりして何とかセーフ。
 学校が助かったことを知らせます。

 そういうわけでなんとかハッピーエンドになりまして、スキーターはホテルの話を
ことわり、「家族」と小さなモーテルを経営してました。
 バリーはあのあと医学の道に進み、バイオレットはミッキーとホテルを経営、
スキーターとジル、そしてバグジーも奥さんを見つけてダブル結婚式。…うん、さすがは
ねずみ算、バグジーの子供めっちゃ増えた!
 その孫はおとぎ話を沢山作って、スキーターはいい迷惑だったらしいですが、それは
また別のお話。
 今宵はここまでにしとうございます。




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