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クレヨンしんちゃん |
4/22鑑賞
今回の映画はエコ環境への挑戦だと思いましたよ(笑)。皮肉が利いてて面白かったです。
そしてメインテーマは家族愛だと思うんですが、この二つのテーマをうまいことまとめてたなぁ
と思いますね。
ルキア失踪とソウルソサエティに忘れ去られた一護、両方のテーマをやろうとして中途半端に
なっちゃったどっかの死神代行映画とは大違いだ…。
あと、今年9月公開の「BALLAD 名もなき恋のうた」のCMが入ってました。設定としては
しんちゃんはシンイチというキャラになってるみたいですね。ま、実写じゃあなぁ…。
つか体は子ども頭脳は大人のあの人っスか?
ともあれこちらも楽しみです。
(現時点で主演の方逮捕というニュース入ってきましたが…どうなるんでしょうか…せっかく
いい映画なのに)
さてさて。
なんかいきなり変なシーンから始まりましたよ。
母を訪ねて三千里の冒頭シーンみたいな、みさえとしんちゃんの涙の別れ…っていうか。
急にぶりぶりざいもんが飛んできたのでびっくりしたんですけど、やっぱ現実としてはみさえが
見ていた夢で、ぶりぶりざいもんが飛んできたと思ったのは、ねぞうの悪いしんちゃんのしりでした。
寝相が悪いにもほどがあるわ!しかもへをこいたし。
なんかもうすべてが自由ですな。
今回のオープニングは動物王国でした。毎回ほんと大変だなぁと思いますね。ちゃんと凝ってて
面白いです。
山道をトラックが走っていると、紙袋を沢山もったねーちゃんが立ってるんですね。
この時点で普通の人なら目を合わさずに通り過ぎるかと思うのですが、トラックの運ちゃんは
気軽に声をかけてます。声をかけた結果が銃撃とか。だから通り過ぎろと言っただろう!
この時点でどちらが敵か味方かはわかりませんが、紙袋から明らかに尺の合わない銃を取り出して
いる時点でこのお姉ちゃんがタダものではないのは確かです。
お前は背中からバットを取り出すハレルヤか!
(しかし背中にバットを隠すネタならサザエさんのカツオの方が先)
ともかく、そのトラックは谷へまっさかさま、積み荷のトランクが川を流れていきました。
ねーちゃん舌うち。
当たり前だ。荷物に用事があるとか言っときながらそれ落としたら意味ないだろうが!
一方のはら一家。
めっちゃ元気ですなぁ。
ひろしは食欲ないとか言ってるけど。
で、ようちえんバスを待っているみさえですが大事なことに気づく。
今日はエコデーとかでお迎えのバスはこない、連れて行かないといけないと。
近所のあのおばちゃんが声をかけようとするんだけど、あまりのみさえの迫力に声
かけられず。
しんちゃんが「うんち」って言って戻ってきてまた「うぉりゃー!」と走り出すんだけど、
今度はゴミを出し忘れたのに気付いて戻ってくるみさえ。
彼女、競輪に出たら絶対ぶっちぎりで優勝できますよ…。
そのゴミを出しにいったところ、新しく町内会長になったとかいう四膳守とかいう奴が
ゴミを分別してんですよ。
面倒くさいからマモルって書きますが。
いやこの分別作業ね、いいとは思いますよ、いいとは。でも結局対応できなくて
埋めたり燃やしたりしているところがあるわけだから、必要なのは、高性能の焼却炉
ではないかと思うんですよ。
燃やせるものはできる限りもやして有毒ガスを安全に処理する、そうすれば埋め立てる
ゴミも減って土壌が汚れなくて済む。リサイクルできないものはこうしておいて、できるものは
分けるでいいんじゃないですかね。
不謹慎な話ですが私は、30種類近く分別して出す地域なんか「それが本当にリサイクル
出来ているのか?」と思ってますから。
ともかくこのマモルがとても胡散臭いのは確かだな。
エコを声高に言うやつに限って自分はしてなかったりするんだ。
しんちゃんはチョウチョと勘違いしてます。まあこのあたりはほのぼのする勘違いだから
いいけどさ。
そして街中でもエコのための募金とか始まってるんだけど…。
ひろしの行く手に立ちふさがって無理やり募金を言ってる時点でもう強制だよ。慈善じゃないよ。
んでしんちゃんの幼稚園にもこのマモルが来まして、君達のような小さな力でも集まれば大きな
力になるとか、きれいな地球を作ろうとか。
ゴミ拾いはとてもいいことだけど、マサオくんがクツは燃えるゴミか燃えないゴミか悩んでいたら、
マモルが分別して捨てればいいとか言ってるし。なんだかなぁ…。そこまでやることか?
で、しんちゃんは川辺に落ちていたトランクを見つけます。あけると中には緑色の液体が。
まあ彼のことだからやるだろうとは思ったけどやっぱりそのまま持ち帰ったよ!
ひろしが帰ってくると、玄関に段ボール箱がいくつかある。ゴミ分別用の箱だそうです。すーぐ
影響されるからなぁ、みさえさん。悪いことじゃないけどさぁ。
で、ひろしが暑いからってクーラーつけようとするととめてるし。環境のためだとか。
エコで怖いのはこういう、極端から極端に走ることですね。長続きしないことをやったって
ダメなんよ。毎日コツコツできることからしないとね。
風呂場でしんちゃん髪の毛洗ってますけど、爽快感が違うとか言ってますよ。
アクション仮面シャンプーかー。昔、アクション仮面のマスクをかぶったしんちゃんのシャンプー
だったかな、そういうのは子供グッズで出てましたけどね。
ひろしが使わせてって言ってるけどダメと断られてます。
こういう子供と同じレベルで話ができる父親っていいねぇ。本気で使わせてって言ってる
もんねぇ、この人。
ちなみに浴槽には湯がちょっとしか入ってなくて、ケチくさいとか言ってます。
ただこれはみさえさんが正しい。沸かす式でないのならもったいないからね。
ペットボトルを数本、中に水入れて浴槽に入れるとかさが増えていいですよ。
地球は水の星と言われます。約7割が海水などに覆われています。けれども飲める水で
考えると全体の割合からたった0.01%であり、それを人類は取り合っているわけです。
風呂の湯は飲める水にカウントしないにしても、生活水も1%もないのは確か。
だから水を「湯水のように使う」という考え方は少し改めた方がいいかも知れません。
それでひろしが風呂上がりにビールを飲もうとするとそれがない。
仕方無く彼は、緑色の液体を見つけて飲んでみます。
みさえもやってきて一緒に分け合って飲んでます。
彼らはドリンク剤だと思ったらしいんですが。
そこにしんちゃんがきて衝撃を受ける。ってかすごい顔だなおい。今回こんなものすごい
驚きの描写がいくつかあって、斬新ではあるけどこぇぇよ!
しんちゃん、自分が飲むつもりだったんですね。
謝るひろしとみさえですが、拾って来たと聞いて「オェェェェ!」とまた騒いでました。
うん、まあ拾ってこられちゃなぁ。
翌朝、ひろしがシロの小屋の上で「コケコッコー」とか叫んでましたよ。
いやー、ビックリですよ!シロの犬小屋がそんなに丈夫だったとは!(そっちか)
でもってデパートにしんちゃんらと出かけたみさえは…。
みかんが転がってきてとうっっっ、とじゃらしております。
おいおい、この時期のみかんはまだすっぱいって。(だからそっちかよ)
我に返ってすたすたすたと逃げるみさえですが…。
会社にいったひろしもなんか変なことになってますねぇ。
そうしてさらに翌朝。
ここは少しだけみさえとひろしの視点で画面が動くから面白いです。
ともかく鏡を見てお互い仰天。
ひろしはニワトリに、みさえはネコになってたのです。
つかネコっていうかこれ模様からしてヒョウとかジャガーだべ?
写真みたらヒョウですねぇ。
ともかく、そういう風になっちゃってビックリですよ。
しんのすけもまたまたすごい驚き方してますが、彼が驚いたのは、自分を抜きに
して2人がかぶりものしていることだった。お前もそっちかい!
しんちゃんはひろしの頭から羽根抜いて喜んでるし。お前結構ひどいな!
そういうわけで調理しようにも火が怖くて仕方がないので、しんちゃんにお弁当を
買いに行ってもらうことにしてます。つーか出前とればいいじゃん。
あとレンジとかさぁ。湯を沸かしてインスタントラーメンとか。
しんちゃんもクマになった!?とか驚くみさえに、クマの着ぐるみを着ているブタの
着ぐるみだよとか言ってて笑える。つーか二重に着るなよ。
そういうわけでしんちゃんは「この年で親の介護か…」とシャレにならないことを
いいつつ買い物に出かけました。
とーちゃん鳥から弁当でいいかなぁってお前…!
デパートで冒頭に出てきたあのねーちゃんが、ブランド服をこっからここまで、という
すごい大人買いしてるんですけど、しんちゃんはそのねーちゃんをさくっとナンパ。
面白いねぇ。
と、不審な集団が走っていくのを見つけておねーちゃんはどっかにいってしまいます。
あっけにとられる店員をまたしんちゃんナンパしてるし。
お前弁当早く持って帰ってやれよ。
そのデパートの大型モニターではあのマモルが映って、省エネで電気を大幅カットさせて
いただきますとかいって照明がかなり暗くなってます。アホか、こんなん省エネでもなんでも
ない、ケチって言うんだ。安全性確保の方が重要だろうが。
公園で遊んでいたマサオ君達ですが、水を飲もうとすると節水とか書いてあって出ない。
ここまでやるのかよ、マモルは。
ボーちゃんがお金を持っているということで、自販機でコーラを買いますが、これも電気
節約でぬるい。
生ぬるいコーラ!
これはちょっとしたホラーですよ。
そこにしんちゃんがきて、こっちの悩みの方が深刻だ、とーちゃんとかーちゃんが動物に
なっちゃった、と。
そういうわけで皆はのはら家へ。
それを陰で聞いていた人物がおりましたよー。
で。
家にやってきた一行ですが、謎の不審者集団に襲われます。
ウマになった人間がきた、と思ったらウマヅラの男、ブンベツだった。
…円楽師匠ですか?
他の連中も犬とかネコのかぶり物だった。中途半端な!
襲われそうになりましたが、転がってたコーラ踏んだおかげで皆はからくも外に逃れましたよ。
ひろしが車を出そうとするのですが、いつの間にかペダル式になってた!1トン近い物体を
ペダルでこいで動かすとは!
こんなもんがエコかアホめ!
ともかくそれに乗り込んで皆脱出。シロがブンベツにかみついて助けていたのがかっこ
よかったですねぇー。
で。
大して速度も出ないから、敵が乗ってくるサーフボードにローラーついたような乗り物でも
追いつかれてるわけですよ。つーか敵の乗り物、徹底的にエコだな!
だけど、ペットボトル爆弾とかエコじゃねーだろ!
お前らちゃんと全部拾えよ!
途中すごい上り坂にさしかかるけど、そこはみさえの鍛えた足ですごい勢いでこいで上がり
ましたよ!いやーすごいわ、主婦は違うね、主婦は。
次は缶に砂をつめた爆弾攻撃ですが、だからお前らちゃんとこれ全部拾えよ?
そこに現れたのは多分ピンクキャデラックじゃないかなと思うんだけど、それに乗ったあの
ねーちゃんです。
相変わらず紙袋から物を出すなぁ。
ともかく爆弾を出しては投げ、出しては投げといった感じで敵を…追い払えそうで追い払えて
ねーよ!
しんちゃんがいつの間にか乗り込んでて、紙袋に手をつっこんだらしんちゃんのしりを
掴んでたってのはおもしろかったです。
そういうわけでみさえが連れて戻るんですが、ねーちゃんの車、ガス欠起こしてました。
来る前に給油くらいしろや!
ぐだぐだだな!
それで結局ひろしの車も、トウモロコシの罠で捕まってしまうんですよ。ニワトリだからね、
そりゃひきつけられるよね!アホか!
鳥だけにとりかえしがつかないーとか。
うん、山田君、ひろしの座布団全部持ってっちゃって。
連れて行かれた場所に現れたのはマモルでした。
結局町長は仮の姿で、地球を守るために野望を持ってるとか。
部下がヘンテコな踊りしてるぞ。
ベルトコンベアにいろいろ乗ってるが、そこのると危険だから。
銀魂でも「ベルトコンベアには気をつけろ」って言われただろうがぁ!銀さんみたいに
記憶とんじゃうよ!
ベルトコンベアで一人死んだように流されていくやつがいたけど…まさか銀さん、銀さん
なのかっ!?
この組織の名は「セーブ・キーピング・ビューティフル・アース」の頭文字をとって
SKBE、スケッベらしいがどう見てもスケベじゃねーか。
マントの下、裸に葉っぱ一枚だったら変態にしか見えんわアホ。
結局人間を動物にしてしまう薬を開発してたんですが、それをひろしとみさえが飲んで
しまったと。それで彼らから成分を抽出して、これから薬の大量生産に入るらしい。
エコじゃなくてエゴだとひろしが言ってるけどまさにそのとおりだと思います。
ごみの問題は確かに何とかしなければならないけれど、人間が今全部動物になっても
何ら解決するものではないしね。
マモルが言ってるのは短絡的なことでしかないんですよ。
つーか!
モニターの文字がうぜーよ!
セリフ全部表示しなくていいから!
そういうわけで捕まってみさえ、ひろしと引き離されたしんちゃん達ですが。
拷問と聞いて男のすね毛にすりすりされる図を考えて震えてるしんちゃんにどう突っ込んだら
いいものか…。そりゃ風間君も勘違いしてるだろ、としか言えないわけで。
で、なんとか皆で協力して脱出したものの、どこをどう逃げていいかわからない。
たまたま逃げ込んだ先にあった冷蔵庫に飲み物があったからと皆のんじゃうんですね。
どー見てもあやしいですが…。
しんちゃんも飲もうとしたんだけど、ひまわりにねだられて先にあげてる。それはそれで
いいお兄ちゃんなんだけど、お前も気づけよ!拾って来た液体と同じ色だろうが!
一方で、ガス欠でリタイヤしてたねーちゃんが戻ってきました。
サイドカーのついたバイクはいいんだけどさぁ、だから紙袋に銃を入れてくるなっつーに。
しかもそれバズーカだべ?どう考えても尺が合わないっつの。
まあこういうのも面白いですけどね。紙袋に武器を入れてるキャラとか。
危機を感じたマモルは、みさえとひろしを本部に連れて行く、といって連れ出します。
そこへたまたましんちゃんが逃げている途中で見つけて、追いかけて行くんですね。
屋上にやってきて、みさえがまさに連れ去られようとしているところに全力で走って行く
しんちゃんがかわいかった。
…手前で進路変えてねーちゃんのとこにいかなければな。
ここでみさえが、しんちゃんを叱ったつもりが咆哮になって、呆然としてたのがすごい
印象的でした。
これにはしんちゃんもショックを受けたみたいで追うこともできず見上げてる。
そうして2人は飛行船で連れ去られていってしまったのでした。
つーかねーちゃん届かないんだから撃つなよ!
落ちて来て自分達がピンチになっとるだろうが!
球体の塊に偶然皆入って、燃えさかるビルからは脱出したわけなんですが、落ちた
ところが線路ど真ん中。
ということで皆走る走る。
つーか横に走れよ!なんで電車の前全力で、一部尻を出しながら走ってんだよ!
で。
田んぼに落ちた一行。
ドロだらけですな、はっはっは。
風間君達はここで別れて交番に行くのですが…省エネのため休みとか。警察ぅぅぅぅ!
しんちゃんとひまわり、ねーちゃんは家に戻ってきます。
風呂に入ってるおねーちゃんに、後ろ向いて石鹸渡してるしんちゃんが可愛い。
普段あんだけおちゃらけてても、見ないようにしてるっていうのは、みさえさんの教育が
いいからだと思います。
名前を聞かれておねーちゃん、ビクトリアって言ってるけど偽名だし。しんちゃんが覚え
られないのでビッキーでいいとか。
まあともかく、彼女は、好きなものをなくさないために戦ってるとか言ってるけど、なんか
今までの映画キャラクターとは違うんだよなぁ。本気さが感じられないというか。
で、風呂からあがって勝手に服を探してんですけど、安ものしかないとか文句。
しかもしんちゃんが風呂場に入ってみたらぐっちゃぐちゃで、しかもアクション仮面シャンプーも
全部使われちゃってた。そりゃ呆然とするわ。
しんちゃんが自分で食べようと用意してたラーメンとチョコビも食べられちゃってた。可哀想。
このビッキー、今どきの片づけられない女そのものですね。
で、ビッキーは本部に行くといい、しんちゃんは当然ついて行くといいますが、もうみさえと
ひろしはすっかり心も動物になってしまっていて、今から会っても忘れているはずだ、と
言い聞かせてます。
ビッキーは出ていくけれどもしんちゃんは、それでもムダなんかじゃないと、準備開始。
振りかえればひまわりとシロもいる。
勇ましく出かけようとした彼らの前に立ちふさがる影が!
それはマサオ君達で、帰ろうとしたら動物の姿になっちゃったらしいです。
変なドリンクを飲むからだろうが!
ちなみにマサオ君がコウモリ、風間君がペンギン、ネネちゃんがウサギ、ボーちゃんが
絶滅危惧種のオオセンザンコウ。
センザンコウはそれだけで有鱗目という分類があるらしいです。すごいね!
つーかなんでボーちゃんだけそんなややこしいものを持ってくるんだ!
結局彼らも行くことになるのですが…。
ビッキーが、アクション仮面シャンプーをたっぷり使ったおかげでシロが臭いをたどっていくの
ですが、街中はすっかりエコに洗脳されててなんだかなぁって感じです。
ただ途中で雨が降ってきて追跡不可能になっちゃうんですが、たまたまブンベツが車で通り
かかり、コウモリのマサオ君が空を飛んで追跡する。
そうして本部にたどり着くわけですよ。
本部がゴミ工場ってのはなかなかシュールですな。
入口を見つけて入ってるんだけど、トロッコで行く仕組みなのは面白かった。途中でブンベツに
見つかってアクション繰り広げたりとか。
そして出た先は自然が広がる大地でした。
風間君が「かすかべ空洞説」というのを言ってます。しんちゃんは「食べかけのドーナツ?」と
言ってましたが。花形、お前はしんちゃんと同じレベルだぞ!(ドラマ「BOSS」キャラクター)
つまりは、「センター・オブ・ジ・アース」の世界みたいなもんですね。地球の地下に空洞があって、
失われた大自然がある、みたいな。
んでそのジャングルの中にたどり着いたものの、罠にかかりそうになってなんとか逃げて、
ネネちゃんの能力を生かしつつ本部の中へ進んでいってますよ。
ここでジェロがエコの歌を歌わされてるシーンがありました。
その年売れた人を出すのはしんちゃん映画ならではですね。毎回面白いです。
あとそんなことしてる間にひまわりが、薬を詰めてるベルトコンベアに乗ってどこかに
行っちゃいましたけど。ベルトコンベァァァァ!
しんちゃんもしんちゃんで光の速さで女の人たちをナンパしにいってるし。敵に決まっとる
だろうがぁ!
で。
ビッキーの方も捕まってました。
どいつもこいつも捕まってんじゃねーかよ!
マモルの前に連れてこられたしんちゃん達ですが、「あ、スケベ」と言って「スケッベだ!」
って怒られてますよ。
幼稚園児にはどだい無理な話だろ。
しかもしんちゃんは隣に立ってるマイハシのナンパで話聞いてねぇし。
ここでマモルは昔は、きちんとしたボランティアだったことがわかります。
熱心に地球を守る運動をしていたけど、まったく報われることはなかった。
そんなさなかに偶然ここの地下を見つけて、これを守るためには人類を動物にすればいい
ということになって、薬を開発してたと。
なんだかなぁ。
しんちゃんは、マモルが地球から受け取ったというメッセージを気のせいと一蹴してますけどね。
そりゃそうだ。
ひろしとみさえに会わせてやる、と言われたしんちゃんはある部屋に連れてこられます。
現れたのは、すっかりニワトリになってしまったひろしと、記憶をなくしたみさえ。
ヒョウになってしまってるので、しんちゃんのことなんてわかるわけがない。
それでもしんちゃんは「かーちゃん!」ってずっと呼んでて、たまたましんちゃんのしりが
みさえの顔にヒットするんですね。
それでみさえは思い出した。
昔、しんちゃんが生まれて、小さい頃からしんちゃんの寝相が悪かったこととか。
しりばっかり出してたこととか。
飛行船で連れ去られる時の、しんちゃんの驚いた顔とか。
「あんたはダメな子なんかじゃない、しんのすけ。しんちゃんはとってもいい子」
みさえは記憶を取り戻しました。
やっぱ母と子のきずなってのはすごく強いつながりだと思います。
ひろしはまあ…ダメっぽいですが。
マモルが舌打ちをしてあわてて出ていくんですね。
ざまあみろって思いましたよ。
のはら一家のきずなはこんなに強いんだぞって。
みさえはしんちゃんを乗せておっかけるのですが、ひろしを連れて行くのにしんちゃんが
パン屑まいてたのは笑った。ひろしぃぃぃぃぃ!
マサオ君らはこき使われてましたがそこにみさえらがかっこよく登場!
しかししんちゃんはみさえを「オラのペットだぞ」と紹介。
お前何言ってんだ!
逃げた先に現れたマイハシ。
しんちゃんがみさえの前に立ってて、かーちゃんはオラが守るって言っててかっこいいんだけど、
マイハシの服にぶら下がって「たまたまブーラブラ」とかさぁ…。
マサオ君達もブンベツに見つかったけど、こっちも軽ーく撃退したので良しとしましょう。
他の追手もいなしてるしなぁ。キレるとすごいってことですね。
マサオがまたブラックマサオになってて笑える。
ビッキーもうまく抜け出して、しかけていた爆弾を作動。
本部はたちまち水に浸食されます。
あーはいはい、ここで出番なかった風間君の活躍ですね(笑)。
流されて出た先はかすかべ駅。
うん、なんか一気に現実に引き戻された気分だね!
やっとひろしの記憶も戻りまして。
やれやれと思ったのもつかのま、かすかべはすっかり動物王国になっちゃってました。
ムツゴロウさんおお喜び、みたいな感じで。
ジェロも黒豹になっちゃってたし。
そうしていると下から地響きがしてきて、キマイラの像が。
これは伝説の生き物とされていて、頭はライオン、胴体はヤギ、尾はヘビで白い翼をもつ
魔獣です。ライオンの口からは火を噴くとされています。つーか面白いものもってきましたねー。
それにのってマモル登場。
ひろしが立ち向かいましたが一撃で沈みました。うん、どう見ても戦えないから。
マモルはパンツからDXと書かれたドリンクを出して飲んでます。すると彼の姿がみるみる
うちにキマイラに!
お前、存在しない動物になるなんてそれはずりぃよ!
あとビンを投げ捨てるな!エコ活動家だろうがお前。
みさえもかなわずしんちゃんも一旦劇画調になったものの吹き飛ばされまして。丁度下に
落ちた時にドリンクをもらって上がってくる。
そして飲んで変身したのはゾウ。…ちっちゃい!ちっちゃいよしんちゃん!
結局しんちゃんもかなわないのですが、そこにしろくまが現れた!
正体はひまわりでした。
お前も飲んだのか、おぃぃぃぃ!
つーわけで即興ブレーメンの音楽隊みたいになって突進ですよ。シロがおしっこかけてる
とか…。まあ精神的なダメージはあるからな!
みさえが攻撃しながら、家族がいるからいいんだ、あんたにはそういう大切な人は
いないのか!と言ってました。
穴の中に転落しそうになったキマイラを助け上げてるんですけど、そこにビッキーがきて
もうあきらめなさいと言っている。
彼はビッキーを良子ー!って呼んでた。
そう、ビッキーは良子だったのです。思い切り日本人じゃねーか!
結局ですね。
マモルがこういうことを始めたのはビッキーが、ゴミは分別しないわ風呂はあふれさせるわ、
服を買いあさってすぐあきるわで、こんな奴は動物にしたほうがいいと思ったからです。
つまり地球を巻き込んだ夫婦喧嘩じゃねーか!
お前らは地球を巻き込んで兄妹ケンカやらかしたアベルとアテナか!(聖闘士星矢)
私が動物になればいいんでしょ、とビッキーも薬を飲もうとするんだけれども、マモルはそれを
阻止。
結局大切な人だから動物にしたくなかったんだよね。
そういうわけでのはら一家は満足して帰って行きました。
「私はあの家族から学んだ。家族への愛イコール、地球への愛だったんだ」
マモルがまた薬取り出して元に戻ったので、のはら一家戻ってきて「人間に戻る薬あんじゃ
ねーか!寄こせ!」と飛びかかってました。
いいラスト台無しだ。
ともかく、そういうわけでいつもの朝がやってきました。
いつもの、のはら一家。
それが一番です。
ちょっとだけひろしは節水とかに気をつけるようになりました。
今回の映画は、エコとか環境保護をヒステリックに唱える今の状況に対しての、皮肉が
こめられていたような感じがします。
ひろしが映画の中でもいってたけど、エコ活動をするかしないかは本人の自由。強制
したらただのエゴです。
それに、大変な思いまでしてするのは違うと思うし、守れるものと守れないものはあります。
だからこそ、この映画から、「本当に気をつけるエコって何だろう」っていうことを見た人が
感じとってくれたら、それが一番いいんじゃないでしょうか。
私にとってのエコは、そうですねぇ…。動植物をあるがままに受け入れるってことですかね。
やたら持ち帰らない、摘まない、移動させない、動物のテリトリーに踏み込まない。これくらいが
精一杯です。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国