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レッドクリフU |
4/29鑑賞
えーと登場人物整理
曹操…今回のラスボス的立場の人。周瑜の奥さんが好きで戦争を起こしたという、
どう見ても負けのフラグ立ってます的な人。
叔材…ポジションおいしい〜。
蒋幹…成功したつもりで裏切られ。
蔡瑁、張允…ボクの名前は蔡瑁、ボクの名前は張允。二人あわせて水軍だ〜。
劉備…出番少ない。でも仁徳のある人。
関羽…ヒゲ。
張飛…でかい。
趙雲…前回ピンチを二倍にした人。
孔明…扇をかっこつけて振り回す人。頭はいい。
周瑜…気が付いたら奥さんが勝手に敵国行ってた。
孫権…気が付いたら妹が勝手に敵国行ってた。
甘興…リューク。
ろしゅく…漢字出ない。
尚香…孫権の妹。馬と劉備にパンチ。
前回のあらすじが結構詳しくてわかりやすかったです。つーか、まず簡単にナレーションで
あらすじがあって、ほうほうと聞いてて、じゃ、本編ですなと思ったらまた映像であらすじ
始まったし!
いや2回もしなくていいよ!
ともかく曹操軍と連合軍は赤壁の前でがっちりにらみ合いです。
曹操軍は数こそ多いけれども、水軍を指揮する蔡瑁、張允を始末すれば何とかなる
みたいです。
周瑜には何か秘策があるらしい。
一方で曹操の方はサッカーやってました。
「はっこれは!」
「知っているのか雷電!」
「これは古代ローマの闘技である「銛濤蹴球術」!反射神経を磨き、なおかつボールを蹴る
ことによって脚力を高めるという伝説の競技!これをスポーツへ発展させた形が現代の
サッカーだ!」
…要するにサッカーじゃねぇか!
ともかく、あれですよ、体が鍛えられるのは間違いないと思うのですが、ケガも多いような
気がします。
ちなみにここで、尚香の姿がチラチラするので、敵国にいつの間にか紛れ込んでいる
ことがわかります。
彼女が歩いて行くと、テントの中では病人がたくさんいるんですね。
ああ、新生インフルエンザ流行ってますからねぇ…。(2000年もずれてるだろうが!)
かだ先生も見てるが、疫病だからどんどん蔓延していってしまうらしい。
疫病は隔離しなければどんどん感染が広がりますが、今現在の医療においても、約100年
くらい前までは、そういうウィルスだとか細菌の仕業なんてわかってなかったんだから、
この時代は、寝かせて薬草を与えるくらいしかなかったんですな。当然治る確率は低く、
その間にどんどんさらに蔓延してしまう、と。
尚香は、孔明が前回の終わりで飛ばしていたハトを見つけ、懐に入れています。これが
唯一の伝書方法かぁ…。
んでサッカー観戦に混じってんだけど、ちょっとボールを蹴ってアシストしたりしてるのは
なんかかわいかったです。
そこで先陣切って戦っていたのが叔材という好青年でした。
君はこの映画よりも少林サッカーが向いてると思うぞ。
一方で周瑜は何やら、ツボに矢を投げ入れる遊びみたいなのをしています。
これが、関羽や張飛がやっても入らんのですね。
張飛がムキーッとなって、100本くらいの束を投げてるけどそれも全部入らないし。
アホかぁぁぁぁ!
周瑜は技術の問題ではなくて、集中力の問題ですよ、と言ってます。
え?左手はそえるだけ、じゃないの?(それバスケだろ)
んで、尚香手紙を入れて鳩を離したところ、タイミング悪く叔材の顔にヒット!
これは笑える。
しかも、話をしようとして、柵の手前と向こう側にそれぞれいるんですが、お互いに
相手の隣に行こうとして両方とも飛び越えちゃって、「位置変わっただけじゃん!」
って状態になってるし。お前らはドリフか。
ここで叔材と尚香は知り合うわけですね。
まあ何となく結末は想像つくけどなぁ。
ちなみに叔材はサッカーの成績がよかったので、曹操によって隊長に任ぜられました。
100人の部下をつけてもらえることになったそうです。
ま、敵国にもこういう人間は沢山いるってことで、悪いのは戦争と、それを仕掛ける
権力をもった人間ってことなんでしょうなぁ。
曹操軍、疫病の被害が甚大じゃなくなってきて、かだ先生は火葬にしたほうがいいと
勧めるのですが…。
このシーンでエキストラの中に、うつぶせで死んでいる死体の役なんでしょうが、こっち
見てるみたいに映ってるのがいて結構怖かったぞ!
孔明は尚香から、疫病蔓延との知らせを受け取りました。
んでその曹操はえーとこれ方相氏って言うんだっけ。中国の古い儀式に出てくる人ですよね。
日本では平安の時代に出てきた「鬼やらい」の儀式、追儺式にあたります。今では節分の
豆まきとして残っていますが、なぜ鬼をはらう側であった方相氏が鬼として節分では追い払われる
のかまではまだ調べてないのでわからないっス。
CMで出てたのはこのシーンかぁ。
追儺式で疫病をはらおうってんですね。
しかも死体を海に流しとるし…。ちょっと曹操のおっさん!
川へ不法投棄しちゃいけません!
つかあんた、水に流すっていうのはそういうことじゃないぜ!(そういうつもりでやってないだろ)
ともかく、こういうことをすると、この川多分飲み水で使われていると思うんで、そっからさらに
疫病感染が広まりませんか?
何の病気かわからんのになぁー。
で。
その死体はなんと、対岸の連合軍側に流れ着く。
村民たちはなんか知らんけど死体がきたーって感じで、怖がるどころか、装備品を奪ってるん
ですね。
いやいや危ないからあんたら!
孔明もかけつけてきて針を取り出して何やら確認。
これらが、疫病で死んだ兵士らだとわかり、あわてて村民や兵士らを遠ざけるものの、時
すでにお寿司。いや遅し。
今度は連合軍に疫病が蔓延し始めてしまいます。
ここまで曹操が読んでいたかは知りませんが…最悪だなこのおっさん。よし、今度はこの
死体をあっちに流すんだ!(しねぇよ)
針で確認したシーンは、ワインにヒ素が入っているとグラスの色が変化してわかるみたいなのと
同じ、血液で調べるやり方なんでしょうかね?ここはちょっと説明欲しかったな。
感染した人達は全部隔離、死体は火葬に。
こっちにはこういうことにも詳しい孔明がいる分よかったかも。いや、かだ先生もかなり
詳しいとは思うけど、対処はこっちが早かったなと思いました。
そして周瑜の奥さんも手当に加わってます。
いやいいけど感染したら危ないので、できればそういう人達は遠ざかっておいた方が
いいように思うんですが…でもいてもたってもいられないんでしょうね。
ええい、朝田とヴァルハラの連中を呼べ!
曹操は、向こうにも疫病蔓延したとか知って宴だし。
いやお前んとこも全然解決してないんですけど…。
どっちかっつーと両方共倒れのパターンだよコレ?
孫権も現場にやってきて、薬湯を作るのに、あおいで協力してるのがなんかかわい
らしかったです。前回では「それでもお前上に立つ人間か。いつまでも迷ってると広辞苑で
しばきますよコラ」って感じだったけど、今回は頼もしい感じです。
ところがその一方で、劉備が、夏口というところまで兵を撤退させるという。
自分の兵まで疫病で倒れてはかなわないからと。
孫権らはこれを逃亡だ、一緒に戦うといったことの裏切りだと非難しますが、周瑜は
黙って見送りました。
私はここ、「えっ劉備結構ひどい人だな!」と思ってみてたんですが…いやコロッと
騙されました。これは愉快愉快。
先にネタばらししてしまいますと実はこれ、周瑜と劉備の策だったんですね。
曹操のスパイが絶対いるだろうと計算して、おそらくは周瑜、孔明以外には作戦を
明かさずに、逃げると見せかけたわけです。
ここで「劉備ダメじゃーん」という雰囲気が後で見事にひっくり返されますから
見てて気持ちいいです。
孔明はここで残ると言いました。
ともに戦うと言った約束はたがえないと。
曹操は、疫病が連合軍に蔓延し始めていること、そして劉備が逃げたことを報告
で聞き、ニヤニヤ。やっぱりスパイはいたんですねぇ。
周瑜は屋敷の中でなんか踊ってるというか剣の舞というか。
…そういうのやるのはいいけどさ、柱に剣を刺したりさ、床に剣を刺したりさ、お前
いつか寝てる間に家崩れ落ちるぞ。
つーかこの家、いっぱい葉っぱが吹きこんできてるんですけど!
よく考えたらこの家、壁がねぇな…。
曹操軍は、船を簡単に外せる柱でつないで、横にぶわわわーっと広くしています。こう
することで船が安定するから船酔いもないとか。
えっじゃあ船の上でサッカー出来るとか!?(それは無理だろ)
取り外しも可能なので、いざ連合軍が攻めてきたら二股にわかれて追い詰めればいいと。
んで、蒋幹という、周瑜の幼馴染を曹操は呼びつけまして、周瑜んとこいって、降伏する
よう説得してこい、と。
尚香、これらの様子を見てメモしてそーっと降りて行くとなんと、たまたま立っていた叔材の
上に降りてしまう。
ええっどこをどうしたらそんな状態になるんだよお前。
しかも向かい側には叔材の部下がずらり。
非常にまずい状況です。
と思ったら、叔材は叔材で困っているらしい。
どこにいってもこの部下がずっと付いてくるとか。遊びにもいけないと愚痴を言う叔材。
…いやそれは…命令しないからじゃないスか…。
つーかそこ、すみっこでエキストラの兵士が一人笑ってるけど。
ともかく尚香は叔材に言って、けまりの練習をさせます。
だだーっと駈け出して行く部下たち。
叔材、おお喜び。
本気で気づいてなかったみたいだな…。
まあひとがいいからなんでしょうね。
そういうわけで尚香は叔材に肩車をさせて、スパイ活動の続きをやるのでした…。
おかしい!何かがおかしい!
お前、叔材の頭の上で堂々と軍の配置図を書くんじゃねぇよ!
一方で孫権ら。
矢が足りないと言ってます。
劉備が立ち去る時に4万本持っていってしまったと。
最後まで見たから「ああ、持ち去ったのはわざとか」って分かるからいいけど、わからなければ
確かに「何してくれるんですかコノヤロー」みたいな感じですわな、劉備。
かわりに団子のくし4万本じゃダメですかね。(それが一体何の役に立つというのか)
孔明はしれっとして、私が3日以内に10万本用意しましょうと周瑜に約束してる。
うん、いや、あんたら2人話すのはいいんだけどさ、なんでそんなに距離近いの?これ恋人
同士のシーンだったらこっからラブシーンだよってくらい近いんだけど。カメラがもう少し引けば
距離あいてても2人が画面内に入るんじゃないんですか?
ともかく、孔明は首をかけると。
んでもって周瑜も、蔡瑁、張允を何とかすると約束。
この二人が確信を持っていうからには、孫権はどーんと構えてていいと思いますね、どーんと。
絶対に彼らは約束をたがえないでしょうから。
で、川のほとりに立って空を見ている孔明。
そこにろしゅくさんがやってきます。
ろしゅくさんはいい人で、孔明が矢をそろえられるかどうか心配してるんですね。
一晩ここに孔明がいたことを知ってビックリしてるけど、彼に言われたとおり20艘の船を
用意したと。
で、亀が汗をかいているかと聞かれ、そうだと答えるろしゅくさん。
どうやら濃霧になるらしいです。
え?霧の守護者、骸さんの登場ですか?(違)
クフフフ…本編でもOP以外ほとんど出番ありませんよ…。
霧は私の頭の中ですよというろしゅくさんに対して孔明は微笑みながら、秘密は漏らすなかれ、
と言います。
さてさて…?
一方で周瑜のとこに蒋幹がやってきてるんですが、どうも昔から周瑜はいたずらっ子だった
らしく、いたずらをしては蒋幹に後始末を押し付けていたようで。
ああなんか誰かの関係を彷彿とさせるような…思い出せない!(無意味)
よくマンガでもありますよね。敵味方に別れた2人がいて、それの理由を聞いてみれば
幼い頃にやった(主役側は忘れている、もしくは悪気がない)ことで、敵側が被害を受けたのが
敵になった理由だったりするみたいな。コメディものに多いですね。…あんまりシリアスもの
では見ないか。
周瑜は剣の舞を見せようとして剣を抜くけれども、そこから何か手紙が落ちた。蒋幹が
拾おうとするのをさりげなく制して彼は袂にしまう。
んで、そこに部下がやってきて、蔡瑁、張允の報告がどーたらこーたら、手紙がどーたらと
話をしています。盗み聞きする蒋幹。
そうして酒を飲みまくって寝ている周瑜の袂から、手紙を取り出します。
そこには、反逆の機会を待っている、という蔡瑁、張允らの手紙でした。
起きた周瑜が、それは私のいたずらだ、と言っていますが…。
ここのやりとりはとても秀逸だと思いました。
なるほど、これで自分がわざわざ手を出さずにあの2人を始末させるのか、と。
一方孔明。
ヘンテコな船の中に乗り込んでいます。
ろしゅくさんもいます。
孔明が全然しゃべんないから、かかしに話しかけています。
「かかしどの、あなたはあの人よりマシだ」って。
かかし先生、なんか変なおっさんに呼ばれてるってばよ!
この船が進んでまいりましたので。
濃霧の中からあらわれたこれを発見した曹操軍はびっくりする。
蔡瑁、張允が指揮をとって戦闘用意。
ろしゅく、びびりまくってますが。
霧の中曹操軍から雨あられのように飛んできたのは…。
「結婚してください!」
「矢だ!」
というわけで矢でした。(わかりにくい)
つまり孔明は、相手の矢をごっそりといただいちまおう、という大胆な作戦をとったの
ですね。
そしてこれは、周瑜の計略にもつながっていくのでした。
つーか船が傾いた時に孔明、ちゃっかり転がるテーブルから酒だけ確保してるけど、
おめー、ろしゅくさんも助けてやれよ…。
敵軍は泡食って逃げていきましたー、と喜び勇んで曹操に報告する蔡瑁、張允でしたが、
彼は蒋幹から、二人が裏切っているという手紙を受取っており、濃霧の中相手の正体も
わからないのに大量の矢をくれてやったのか、と怒り心頭。
そこに運悪く、一艘はぐれたかかしだらけの、矢が大量にささった船が見つかって、
2人は処刑されてしまうのです。
部下が「彼らがいなくなったら水軍はどうするのですか」と指摘したんですが、曹操が
気づいた時には遅く、二人は首を切られた後でした。
こうして曹操はまんまと、孔明、周瑜の罠にはまったんですな。
愉快愉快。
孔明は大満足して、丞相、ありがたく矢をいただきますと言って帰って行きました。
水中におちてる矢ももったいないから拾え。
で、帰って矢を数えていると、孔明が約束した10万本に400本足りない。
約束は約束だ、と周瑜の部下は言ってるんですが、ギリギリ、送れて矢を持って
兵士が入ってきた。あぶなかったなおい、あと数分遅れてたら取り返しのつかないことに
なってたぞ。
今度は周瑜の方ですが、彼も確信を持っているらしく、まったくたじろがない。
孔明のハトが到着し、彼らは蔡瑁、張允が斬首されたことを知るのです。
絶対この二人、確信もってたよなぁ…。
ちなみに曹操、私まで愚か者にされたとかいって蒋幹も殺しました。
なんだかなー、そういうことするからどんどん、周囲から有能な奴がいなくなるん
だと思うけど。
あと尚香もスパイ活動がばれてやばいことになっているのですが、そこを、事情を
知らないとはいえ救ってくれたのが叔材でした。
人のいい彼は部下を使って彼女を助けてくれ、脱出するのに手を貸すんですね。
流石に良心がとがめたのだと思います。尚香は、お前も国に帰れと言って去って
いきました。
そして、必ず戻ると。
このあとで曹操が、疫病でぐったりしている人たちに、自分も子供が心配だとか
いろいろ話をして、士気を高めるシーンがあるんだけど、ここを見ると曹操もそんなに
悪い人じゃないのかなぁ、というのはありましたね。
歴史ってのぁ、勝った側がいい人、負けた方が悪い人的な感じになりやすいんで
(歴史は勝者が作るものだから)、曹操の印象もなんか悪いものがあったんですが、
戦争がなければいい人だったのかも知れませんね。
一方で尚香が戻ってきまして。
ここでシーン忘れたんだけど、周瑜と孔明をはたいたかどうかして、二人がむせてる
のは面白かったです。
んで、どこに行っていたと怒る孫権ですが…。
彼女が体に巻き付けていた布は、曹操軍の配備だったんですね。
すごい活躍ですよこの子。
で、服を着るのも忘れて夢中になって説明してるけど、孫権が上着をかけてやって
ちゃんと、怒って悪かったと謝っていたのはいい兄だなと思いました。
さて。
孫権達、火責めをどうするかと話していますが、今は風向きが悪くてまずい。
その様子を周瑜の奥さんも聞いていて、こっそり姿を消したのです。
周瑜、火責めの話で自分達の模型の船に火をつけていますが、案の定自分達の船に
次々燃え移っています。
問題は風向きだと。
…いや、それはもうわかったから火を消せ。
模型だけでなくこの屋敷も燃えるぅぅぅぅぅ!
孔明、天気を見ています。
風向きが変わる、と。
つまり、曹操はこのことを知らない。知っている蔡瑁は殺されてしまった。つまり、
曹操らも火責めを使うつもりだろうが、そうすれば風向きが変わって自分達がピンチに
なることを知らないわけです。
これはチャンスですね。
遊戯が高らかに俺のターン!ってくらいチャンスですね。
んで爆弾の用意とかしてるんだけど、久しく出番のなかった甘興が、まだまだ勢いが
ちいさーい!みたいなこと言ってて、最終的にでっかいの持ち出してくるんですけど、
あまりの火の勢いに甘興自身に燃え移ってて笑えました。やるだろうと思ったよ!
周瑜が帰って見ると奥さんどっかいってました。
曹操のとこに行きます、機を見て私も動きます、とか。
うぉぉぉぃ!また手間が一つ増えたぁぁぁぁ!曹操も倒さにゃならんし、奥さんも助け
ださんとならんだろうがぁぁぁぁ!何してくれとんじゃい!
さて出陣の前に、冬至だということで団子作ってます。皆で食べるらしいです。
皆が周瑜に1つずつくれたんだけど…いやいやいや、周瑜の分多すぎだから!
みんな1〜2個なのに周瑜15個くらいあるから!
皆で一気に食ってるけど周瑜も全部一気しなくていいから!出陣の前に餅をのどに詰まらせて
死んだらどうするつもりだ!つーかついてるスプーン使わないのかよ!
一方で劉備らも餅をコネコネしてました。
…出番こないねぇ…。
というわけでじれた趙雲、関羽、張飛らは戦いのために飛び出していきました。
いよいよ大きな戦いが始まります。
奥さんのことを思いやって、作戦をまず救出に変更しようという孫権に対し、周瑜は
いやこれまで通り、曹操を倒すのが先、と言います。すごい人ですわー。
奥さんが乗り込んだのを知った時点で、何があってもまず計画を優先しようと覚悟
決めたんじゃないでしょうか。
んで曹操の方にたどり着いた奥さんも、あれやこれや話してますが、まあ聞くわけは
ない、と。
なんつか…この奥さんも奥さんで、自分がくれば何とかなると思ったのか知らんけど
それはちょっと短絡的だなと思いました。
さしもの曹操も、女一人のために国を傾けるほどバカではないだろうから。
というわけで奥さん、最後の手に出ました。
茶を入れるからどうぞ一服と曹操を誘い、作法とか丁寧に説明しています。
そして、他人の言葉を受け入れろとも言っています。
つまり、機を見て動くとはこういうことだったんですね。
風向きが変わるまで、曹操を引き留めておくこと。
さて。
「誰か」の到着を待っていた周瑜、到着したと知ってニッコリ。
戦いののろしがあがりましたー。灯籠がかっこよかったです。
風向きが変わり、孔明が扇を振りました。こっちもかっこ良かったですよ。
こっからはもうただただ、映像に圧倒されるばかりです。
曹操も呆然とするばかりです。
何故なら、逃げたはずの劉備軍が四方八方から囲んでいたから。
逃げたと見せかけたのは計略で、実は別の場所から包囲するための作戦だったん
ですな。やるねぇ。
孔明が発明した、ボウガンみたいな、連続で矢を射る機械も大活躍ですな。
連合軍のかっこいい戦いをしかと見よ、って感じでしょうか。あ、別に鹿と見るんじゃ
ないですよ。(わかってる)
この戦いの中で尚香は、叔材と出会います。
しかし再会もむなしく、叔材は矢で倒れてしまう。
これは悲しかったですね。
一方で曹操は地図を見ながら現実逃避してました。
戦わなきゃ、現実と!
本陣に乗り込んで曹操を追い詰めた周瑜らでしたが、奥さんが人質に取られていて
ピンチになる。
そこへ、趙雲が棒高跳びの要領で飛びあがって、上にいた敵を倒して奥さんを外へ
逃すんですね。趙雲の棒高跳びはこれより前のシーンでも見られますが、かっこいいです。
これがのちの棒高跳びというスポーツへ発展したのである!(嘘)
落ちてきた奥さんを捨て身で抱きとめる周瑜!っていうかだっこしてあげて!それ
めっちゃ背骨折れる受け止め方!銀魂だと次のシーンで銀さんが背中おさえてのけぞってる
パターン!
無事だったのが奇跡だよお前ら!
そういうわけで、曹操を殺しはしませんでしたが決着はついて、彼らは引き上げることに
します。
「この戦いに勝者はいない」と言って。
つーか曹操、髪おろした方がイケメンだよ!ジョニデのマネをしているイエスみたいで!
外に出ると、叔材のそばに座り込んでいる尚香がいたんですが、その周囲が死体だらけ
だったので、「え、叔材を殺されたことに怒った尚香が皆殺しにしたのか!?」と一瞬思い
ましたが、犠牲はでかかったという演出なんでしょうね。あーびっくりした…それくらい
やりかねない妹なだけに。
そういうわけで戦いは決着し、孔明は周瑜と会っています。
自分が出産の手助けをした仔馬、もんもんを連れて帰って行きました。
「次に会う時は戦場だ」と。
うん、だからお前ら顔が近いっつーのに!
「真の友を得た」という周瑜の顔は晴れやかでした。
全体的に余分な部分がなく、とてもうまくまとまっていたと思います。
これだけの人物がいながら、ほとんど混乱なく見ることができましたしね。
それに終わりもぐだぐだにならなくてよかった。
さっぱり終わった感じがありました。
この後「こののち周瑜はどうなって、孫権はどうなって、再び長い戦いに身を投じることに
なるのである」みたいなことになったら興ざめですからね。
つーわけで映画を見逃した人はぜひDVDで。
でもこの迫力はやっぱり大画面で。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→レッドクリフU 未来への最終決戦