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レイン・フォール / 雨の牙

5/6鑑賞

 これは面白いっつーよりもなんて言うか、淡々と展開されていくって感じで、例えるなら
80年代の殺し屋みたいな古臭さがあるように思います。(悪い意味でなく)
 あと登場人物がおっさんだらけだ!
 まー役者さんが好きなら見て損はないかなって感じですかね。ちなみにゲイリー・オールド
マンは最後死にます。(先にいっておきますが)
 ええい、シリウス役でも死んでこっちでも死んで大変だな、オールドマンさん!
 あ。おっさん好きな人も見ると幸せになれるかも知れない。どっちを向いてもおっさん
だらけ。
 おっさんおっさんおっさん〜って感じスよ。

 えーと、物語は、セキしてるおっさんがパソコンをいじってるとこから始まります。どうした、
豚インフルエンザじゃなかろうな!
 
 さて。
 いきなり主役のレインが歩いています。え…顔隠すとかもっと隠れるとかしないんだ…。
なんかハゲのおっさんに追いかけられてて逃げてますが返り討ちにして、クラブを通って
外に出ましたよ!
 で、どっかに電話して「俺はおりる」と言っている。え?どこから?(違う)
 
 電話の主は、川村が記者に会うのは明日の朝だ。今他の人間を手配している時間はないんだ、
と言ってますが。
 ここがちょっとわからんと思ったけど、あとの展開でだんだんわかってきます。
 つまり彼レインは、電話の主に依頼されて、川村が記者に渡そうとしている、あるものを
先に手に入れようとしてたわけです。
 しかし自分が襲われて、何か別の組織もかんでいると感知し、おりると言っている
ぽいですね。
 そんな、飛行機に乗ってて「降ります。ここで降ります」ってドア勝手に開けて飛び降りた
ルパンじゃあるまいし!今更途中下車できるか!
 …いやルパンはしたんだけども。

 しかもその会話は全部まるっとCIAがお見通しだ!
 ここでキンキンどなり散らしているのがシリウスことえーと…どなたでしたっけ…。忘れたから
局長でいいや。ケツ毛の。←それ近藤局長!

 つかレインの顔もこれ以上ないというくらいバレてますけど。
 彼の名はジョン・レイン。ああ、ビートルズの人ですか。それジョン・レノン。

 しっかし、顔がばれててレインこれでよく今まで捕まらなかったな…。堂々としすぎていて
却って気付かれないってことなんでしょうか?
 ちなみにここで彼の経歴がわかりますが、相当なもんです。超一流のヒットマンらしい。
 ボンゴレかヴァリアーファミリーに入れてもらってはどうだろうか?

 レインは2ヶ月前北朝鮮にわたっており、そこで、自分達の敵になる人間に雇われた可能性も
ある。
 だから日本に要請して監視カメラの映像をすべてCIAが押さえられるようにして、川村の
居場所を常に把握し、レインが必ず接触するはずだから、ものを奪い取る必要があると。
 そういうことですかね。
 で、川村は機密をメモリースティックに入れて渡すつもりらしいよ!

 川村が職場にやってきて、資料室のカギを借りて中に入っています。
 金属探知器に反応があった時に彼は、心臓のペースメーカだよって言ってましたが実は、
背広の内側にメモリースティックを忍ばせていたのでした。すげえ!
 というか資料室っていうから本とかがすごいあるのかと思っていたら、あるのはサーバーで、
全部データ化されていてすごいと思いました。
 …これ冷却装置ないじゃん…。オーバーヒートするよ、こんな部屋だと。
 で、川村は素早く何かのデータをダウンロードしましたよ!
 
 川村がすたすた歩いてて、その後ろをCIAが「おめぇ、いくらなんでもそういう尾行の仕方は
ねぇよ!」ってな感じで尾行していってます。
 こないだ万引き犯を捕まえた小学生の方がもっとうまいよ!(映像的にわかりやすくしてるんだよ)
 川村はひょっこり果物屋に入ったあとすぐ出て来てまたすたすた。
 CIAがいい感じに、「いつレインと接触するんだ!」といらいらしてて笑える。
 で、そのまま彼は電車に乗ったのですが、同じ車両にレインがいた。
 緊迫するCIA。

 ところが、川村が突然心臓発作を起こして、ドアが開くと同時に外へ倒れてしまうんですね。
キラだ!どこかにキラがいるぞ!

 局長はあわてて発砲しろ、レインを殺せとか言ってるけどお前ムチャ言うなよ。
 どう見てもレイン以外の人に当たる確率が高いだろうが!
 そういうわけでレインは逃げ、川村は死にました。
 CIAの負け〜。

 一方ですごいお屋敷に警察の人が来てますが…いやおっさん、勝手に中入っちゃ
ダメだろ!警察といってもなんで勝手にカギあけて中入ってんだよ!
 ここのシーンはちょっと意味わかんなかったかなぁ…。

 で。
 局長めっちゃ怒ってる。血管の数本切れそうなくらい怒ってる。
 メモリーの存在自体ないんでは?とか言われてさらに怒ってる。
 今この怒りで発電できそうだ!
 
 レインは、電話の主、ワタナベと落ち合って、川村の体を探したがメモリーはなかった、と
話しています。
 …どっかに郵送したとか?

 このメモリーが、マフィアとかCIAとかも狙っているものだと聞き驚くレイン。
 まあ、単にそれを奪ってくるだけの仕事だと思っていたら自分がやばい状況にさらされて
いた、と知るのはあまり気持ちのいいものではないですねぇ。
 
 そんで、どっかの副署長さんは知事から電話でさんざん文句言われています。
 14ヶ月で3人死んでるとか知らんがなそんなの。
 一方でさっきお屋敷に入ってた刑事のタッさんは、部下にその3人の死んでいた場所の
ビル名とか聞いて写真の裏にメモってます。
 一人目は、ご飯を気管に詰まらせて死んだ、二人目は睡眠薬の飲みすぎで死んだと。
………えっ連続殺人スかこれ!?
 どう見てもデスノートの仕業!(ないよ)

 んでタッさんはさっき電話を受けていたところの副署長に呼び出されて、どう見ても
これ全部自然死ですけど、というこの3つの事件の殺人の証拠を今日中にあげてちょ、と
言われてます。そらタッさんじゃなくても切れるわー…。

 タッさん自身は、汚職していた官僚が死んだんだから別にいいじゃんって感じらしい
ですね。
 気持ちはわかる。

 その頃、あのお屋敷におじょうさんが帰ってきましたよ。
 ここでこの屋敷が、死んだ川村のものであるとわかります。つーことはこのおじょうさんは
娘さんですね。
 レインも帰ってき…違うなこいつは忍び込みにきただけか。レインの家じゃなさそうです。
 で、CIAが、レインが川村の屋敷にきたことを突き止め、向かいます。
 娘さんはそんなことは知らんとシャワー浴びてます。
 おいおい、レインは窓から入ってくるし、人相悪そうな奴らはドアから入ってきとるし、
ここのセキュリティどうなってんだよ!官僚の屋敷ならもっと使用人とか警護の奴は
おらんのかよ。…いや、その前に施錠しろちゃんと。
 あとシャワー古臭いよ!今どきそんな、蛇口タイプって…。峰不二子くらいしか使ってるの
見たことないよ!

 レインは書斎から、トーマス・ペリマンという記者の名刺を見つけています。
 んで、不審者とはちあわせしたおじょうさんを助けてあげてんだけども。
 入ってきたCIAがよく見ずに銃をぶっ放したためおじょうさん、撃たれて死にましたよ…。
 国際問題になるぅぅぅぅぅ!
 そういうわけでレイン、またも逃げました。

 タッさんは部下と、川村が死んだという駅のホームにきてました。
 あれぇ、部下の長田さん。あーた踊る大捜査線でイチカチョウの役しておられましたよね。
降格か…。(違います)

 ちなみに駅員さん、川村がどんな人か知らなくて笑えました。
 有名な人なんですか?とか。

 ワタナベと、CIA局長が電話していると思われるシーンがあるのですが、こいつレインを
売ったのかそれとも最初から通じていたのかどっちだ。
 どちらにしてもムカつくな!

 それで、柔道場の師範みたいな人のところに、お屋敷でレインにのされた怪しい男
2人が来てますが…あれ、こいつら殺されてなかったんだ。
 まあいいわ。この師範みたいな人は誰なんよ。ヤクザのボスか?いやボスって言わないか。
親分か。ともかくこれはちょっとわかりにくかったなぁ。
 でも親分、メモリースチックとか…ゲーム機をすべてファミコンという世代だな!?

 レインはそのままどこかに向かってます。
 あるシャレたクラブにやってきて、記者を名乗り、ピアノを弾いていた人に接触しています。
なるほど、この人はもう一人の川村の娘なんですね。名前はみどり。
 レインはすぐに、命が狙われていること、一緒に来た方がいいことを話して、やってきた
刺客を倒して、みどりを連れて逃げます。はやっ!

 夜があけてレイン文句言ってるから何かと思ったら、みどりが立っているところがモロ
監視カメラに映る場所で、移動してほしいと言ってるらしい。
 みどりはみどりで、連れ回されてどうとかって怒ってるけど。
 …ついてきたの、あなたですよね?
 レインは朝食をがつがつ食べてますがみどりは手つかず。じゃあなんで注文したんだよ!
 もったいないだろ!
 朝食べる習慣がないとか言ってるけど朝は食べなさいや。
 いやそんなことはどうでもいいわ。
 ともかく、レインはそのまま出ていきまして。みどりあわてておいかけてる。
 おい…どちらかちゃんと金を払ったか…?

 レイン、みどりを交番に連れてってます。いい人じゃーん。
 一方でCIAは、名前を書かずにとまれる施設、特にラブホなんか隠れるのにもってこいだ
とかいいつつ手配してました。
 うむ、レインが自分の家を持ってるかもとかは考えないわけだな!

 タッさんの方は、自然死に見せかける殺し屋とかいるのかねーって話をしていますね。
 同じ車両にいたんじゃないか、とか。
 …やっぱキラですかね…。
 フードを深くかぶった、茶髪のすらりとして目つきが鋭い青年を探せ!(出演してません)

 んで、レインとみどりはいろいろ話してるんですが、レイン、電話がかかってきたけれど
それに出ないんですね。みどりは「電話なってるわよ」って。いやレインもわかってるよ。
 鳴ってないふりをしてここを立ち去る、というレインに、わけわからないまま従うみどり。
 実はここで、ワタナベが遠くから、ヒットマンとともにレインを狙っていたんですね。
 遠すぎて本人かわからなかったために、電話を鳴らして、出るそぶりを見せたら撃とうと。
気づくレインもすげーな。
 
 街中でギャーギャーとヒステリー起こすみどりにレインも結構怒ってます。
 そりゃなー、命狙われてるっていうのが実感わかないのは仕方ないとしても、父親が
死んだのならもっと警戒したほうがいいと思うし、すれ違う人に無頓着すぎるのも困ると
思う。
 ここで思ったのは、レイン、面倒見がいいなってことですかね…。
 きっと小動物とかほっておけないタチだよこの人!
 
 みどりの、死にたくないという意志を確認したあとレインは、3人でやってくる男のうち
ナイフを持っているとすればどこのポジションか、と聞いてます。
 みどりは真ん中と答えましたが…レインはそのまま、行こう、と。
 おい、正解だったのか!?理由は!?
 答えろぉぉぉぉぉ!!!!

 レインはずーっと歩き続けてるから何かと思ったら、監視カメラに映っているのが発見
されたとしても、その場所を割り出すまで6時間かかるから、移動しつづければ特定される
ことはないとか言ってます。
 …24時間歩き続けるわけですか?
 パトカーを見ても歩くスピードや方向を変えないこと、とか。
 そーいやLはおもいっきしUターンしてたな…映画で…。
 んで、レインの隠れ家到着ですよー!
 やっぱりそうか。
 というか隠れ家という名の廃墟じゃねーか!

 ともかくレインは、みどりに拳銃を渡しています。
 約束があると。
 ひとつ、どんなに頭に来ても俺を撃たないこと、ひとつ、危険がなければセーフティは
オフにしておくことと。
 つか撃ってみてって言われて撃ったら空砲だったんですが弾は!?
 まあいいわ。
 レインは出かけるそうです。
 悪い奴が来たら殺せとか言ってるけど、だから弾は入ってんのか!?

 レインはネットカフェにきて、記者のペリマンと接触を試みてます。
 この人に川村はメモリースチックを渡そうとしていたのですね!メモリースチックを!
 実際に落ち合って話をしてますが、川村が渡そうとしていたのは、汚職の証拠で
あって、確かにこれをCIAが握ったとしたら、いろいろと日本は都合の悪いことに
なるわけで。マフィア連中が狙ってるのは金のためでしょうね。
 川村は自分がガンだと知り、打ち明ける気になったらしいです。
 これは…そのメモリースティックがどこにあるか知らないけれど、大変なことになって
きましたね。
 しかも皆はレインが持っている、もしくは手がかりを持っていると思っちゃってるわけで…。

 一方でみどりさんは、隠れ家の中の鍋の蓋をあけたりして結構大変なことになってました。
ほこりいっぱいだからおとなしくしてろというに!

 レインが去った後ペリマン殺されましたよ。
 しっかし変なかっこうだなぁ…。

 タッさんは写真を見てるのですが、はん別しづらい人物の中から、レインを見つけて
ここにも、ここにもいる、と指摘しています。すげぇわー。
 つーか白黒写真に黒のマジックで丸つけるな。赤にしてくれ。どこに丸されたか
結構探したぞ!
 こいつを捕まえたら逮捕になるのかホメるのか…とタッさんは言ってますね。
 気持ちはわかるが人殺しは人殺しだ、一応。
 
 CIAの局長、口あけて寝とります。
 ええい、誰かセンタクバサミをもてー!

 ともかく。
 そこに、レインがソウル行きのキップを買ったという情報が。
 どう見てもワナだなこりゃ。
 空港とかすごい手配してます。
 あまりのCIAの横暴ぶりに、黙って協力してた日本人の女性もブチ切れですよ。
 こぇぇ…。

 そんな騒ぎを横目にレインはどーどーと新幹線でどっかに移動中でした。やっぱり
そうでしたかー。
 で、みどりは、タッさんから、地下鉄の映像を見てほしいというメッセージが入って
いたと言っています。
 知っている人が映ってるかも知れないんだそうです。

 で。
 CIAやっと騙されたことに気づいた。
 18時間以上レインが監視カメラに映ってないと知り、交通機関に手配しろと。
 おっせ!すげえおっせ!

 旅館に泊まって寝てるレインとみどりですが。
 みどりさん、寝るときにはそのピアス外した方がいいんじゃないかな…。
 彼女は、将来ニューヨークのヴィレッジヴァンガードでピアノをまたひきたい、と話します。
調べてみたら有名なジャズ・クラブみたいです。すごいなー。
 同名で賑やかな雑貨屋(書店グループらしいですが)チェーンもありますね。

 レインも昔、住んでいたアパートの屋上が自分の居場所だったことを語っています。
ネコを拾ったとか。あーやっぱり動物に好かれるタイプの人ですなーこの人。
 
 さてさて。
 レインが川村が歩いている場所にいるのを知ったCIAは現場へ急行。今回は局長も
来ましたよ!
 自分で処理するとか言ってるけど局長、ケツ毛処理するのとはワケ違うんだぞ!
(うん、ケツ毛から一旦離れようか)

 レインは川村が歩いた場所をたどって、彼がどこかに隠したかも、と確信している
ように見えました。
 そうしてあの果物屋に入って…。
 彼はついに見つけたのですよ!
 商品ケース、電灯の裏側にガムテープで張り付けられたメモリーを。
 ここのシーンはさすがにぞくりとしましたね。
 椎名さんの演技もやっぱうめー!
 レインが、確信を持ちつつ、それでもやっぱ衝撃を受けたであろう、発見のシーンですよ。
 つーかここの果物たけぇよ!←それ今関係ないだろ。
 
 レインが出てきたのを尾行する局長。
 駅のロッカールームに彼が何かを隠したのを見て、姿が見えなくなってからあわてて
こじ開けています。
 ワクワクしながらあけると…ガムテープだけが!
 バカだなレイン。
 噛んだガムとか貼りつけておいてやれよ。空振りの上に不愉快さ倍増だぞ!

 やっぱりレインは尾行に気づいていたわけですね。

 で、タッさんがレインの前に現れた。
 みどりはこない。
 つーことは警察が保護したんですかね。
 タッさんはすぐにレインが、殺し屋だと確信した風でした。
 でも、みどりには「川村を守るためレインはそこにいた」という風に話しておいた
らしいです。いい人だな、タッさん!

 レインもわざと、「あの時心臓発作を起こしたのを助けただけですよ」という。
 仕事を頼むことがあるかもな、というタッさんに、もう仕事はやめたというレイン。
 よっ!ニート!(やめなさい)

 一方で局長のところに連絡が入ってました。
 「俺だ」って。
 局長、「俺じゃわからん」って言ってるけど、局長、それオレオレ詐欺だぁー!
きっと奴は次にこう言う!
「もしもし、俺レインだけど、メモリースチックを見つけたんだ。急いで今から言う口座に
1億円振り込んでくれよ」
 …とか思ってたらホントにレインからだったー!
 いや、流石に金を振り込んでくれとは言いませんでしたが。
 しかも奴は後ろにいた!お前は「もしもし、私リカちゃん。今あなたの後ろにいるの」って
電話してくるメリーさんかー!!!(途中から名前かわっとるがな)

 局長、平然と、ワタナベはうちの窓口だよん。お前はCIAに依頼されて3人殺して
メモリー探してたんだよん、とネタばらし。
 ここで「ドッキリ」の看板を持ってワタナベが出てきたらまず間違いなく撃たれたと思うの
ですが、そういう雰囲気ではないので、レインはなんかどうでもいいって感じでメモリーを
渡して出て行きました。
 局長、うっひょう!って感じでメモリーをパソコンにさしてますが…。お前、上に報告しなくて
いいのか。
 
 結局、3人を殺させることによって官僚に脅しをかけた形でCIAに協力させたこと、わざと
ワタナベに指示させてレインを北朝鮮に行かせ、官僚達にレインを危険分子と思わせた
ことなど…やることが手混んでてむかつくなこいつ。

 レインはクラブにやってきて、局長からの命令でクラブをたたんで逃げる用意をしていた
ワタナベを殺していきました。
 気持ちはわかる。
 そして、何かをネットカフェだかのFAXで送りました。
 送られた先は…またもおっさん!あんた誰だおっさん。

 「ウィリアム・ホルツァーがメモリーを入手」
 文面にはそう書かれてありました。

 そしてCIA。
 局長、殺されてました。
 ヒットマン差し向けられましたな、こりゃ。
 はっはっは、愉快愉快。
 ちなみにパソコン画面にはニコちゃんマークが出ていました。これの意味するところは?

 それから3ヶ月後。
 そこには元気に走り回る局長の姿が!…あったりしたら大変なので、タクシーに乗っている
レインの姿がありました。
 こりゃ外国だな。
 有名なイエローキャブでしたか。つーことは彼はニューヨークにきてるんですね。
 昔いたアパートの屋上で思い出にひたってますよこの人。

 そんで、ジャズクラブにきて。
 ちゃんと看板出てましたね。「MIDORI」って。
 レインが中に入ると、演奏しているみどりの姿が。
 やっぱりなと思ったけど、みどりが楽屋に帰ってくると、「過去を振り返らず前を向いて
歩め」というメッセージが。レイン会わないで帰るつもりなんですかね。

 みどりがあわてて外に出てくると、バスストップだと思うんですがレインがいた。
 彼もこちらに気づく。
 しかしあいにくとバスがきて…でも彼は乗らなかった。
 あれちょっと待って。なんでバス左側通行?ここニューヨークですよね?

 まあそういう細かなところはさておいて。
 バスが去った後もレインはちゃんといた。
 けれども2人は言葉を交わすことなく、レインは立ち去り、みどりはそれを見送りました。
 なんていうか…切ない別れだなぁと思いましたね。
 彼女がピアノを弾き続ける限り、ひょっとしたらレインはまた聞きに来てくれるかも知れない
けど、レインは自分の立場を知っているから、必要以上に接触しないと思う。
 残念ですねー。

 そしてシーン変わって、レインがベイエリアっていえばいいのかな。
 そこで何かを取り出しました。 
 手にあったのは…メモリースティック!やっぱり本物持ってましたか。
 彼はそれを大きく振りかぶって捨てました。
 金に換えるつもりもなければとっておくつもりもないってことでしょうね。
 そこに電話が入って彼はとある変なバーにいきます。
 ターゲットらしい男に名を聞かれて、ジョン・レインだと名乗ったところで終了。

 ううーん…。
 最後はちょっとなぁ、私はこのエピソードはいらないなと思いました。
 仕事やめたといってたけど結局受けてるのなら逆に、メモリーを投げ捨てた後電話が
かかってきて(もしくはメールで)「仕事だ」と相手が告げて終わる、という方がスマートだと
思うよ。
 最後のシーンはちょっといらなかったなぁ。しまらないもん。

 でも、こういう作品のセオリーとして、レノンが死ぬかと思っていたので、それはなかった
から良かったです。
 前にジャン・レノが出ていた「レオン」は最後アレになりましたからねー。
(一応ネタバレを防ぐ)
 しっかし殺し屋はジャンとかジョンとかレノとかレインとかはやってんのかこら。

 つーわけで、アクションというわけじゃないですが、レインがCIAの包囲網を見事
かわしていくのは面白かったです。
 追われるというより逃げてるって感じではあったけども。
 うーん、レインという人間像はかなりしっかり描かれていたと思います。
 それに、椎名さんの演技が乗っかってうまく表現されたという感じ。
 単なる殺し屋っつーわけでもないし、トラウマを抱えて壊れかけてるって感じでも
なくて、そこを超えた人間っつー立ち位置があるかなと思います。
 レインさんへ。
 もう少し字を練習しましょう。



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