多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→20世紀少年 第3章


20世紀少年 第3章

9/15鑑賞

 第3章にもってきたいエピソードが多くてこんな長くなっちゃったんだね、というのは何となく
わかるのですが…。長い。あと途中が退屈すぎる。1時間くらい経過した時点のところが
すごい退屈でした。どれも必要なエピソードというのはわかるんだけど、ハラハラするところが
なくてダラダラって感じで。もうちょっとこう、何とかならなかったのかなぁと。残り1時間あたりから
面白くなってきました。
 つーわけで最終章です。

 あらすじをやった後に日テレのロゴが出てくると、なんか新しいメカが出てきたのかと勘違い
するので先に出しておいてください。

 駄菓子屋をやってたばーさんが、バッジが1個足りないとかいってます。
 それで、お面かぶってたやつが捕まってた。前回からの流れでいくとこれサダキヨってことに
なりますけど、なまじお面かぶってるだけに誰かわからんわなぁ。
 彼はばーさんがいなかったので当たり券を置いてバッジをもらって帰っただけと言ってます。
確かに、つけてたから犯人つーのはちょい短絡的ですなぁ。
 そこで目が覚めるわけですが。
 友達の夢かよおい。
 流石に寝る時まではあの覆面してないみたいですね。寝てる間に窒息死しそうだもんね。
 後姿がどう見てもピーさん。(一応ここでは伏せ)

 友達、新よげんのしょを見ています。そこには、宇宙人がやってきて人間を滅ぼし、世界大統領は
仲のいい友達と楽しく暮らしました、と最後がくくられていました。小学生の作文かてめーはと言いたく
なりますが実際小学生の作ったものなので突っ込みどころは我慢しましょう。

 さて一方で、オッチョと漫画家が高い壁を登っていました。まだこの人たち戻ってきてなかった
のかとちょっと驚きです。
 彼らが目指すのは壁に囲まれた東京でしたが、オッチョは東京が昭和30年代かな、それくらいの
街並みになってしまっているのにビックリしています。
 …あの町並みは建築基準法で今は新しく建てられないかと思いますが、まあ友達が支配してる
から問題ないんでしょう。
 んで見回りに見つかっちゃったもんだからそれぞれ別れるのですが。
 はい、こっから漫画家さん当分出番ありません。ほぼ今生の別れ状態です。お気の毒に…!

 オッチョの方は、磯乃家という、ひょっとしていたずら好きでしょっちゅう「イソノー野球やろうぜ」と
メガネが誘いに来る子が住んでませんかね的なところにかくまわれていました。
 …うん、やっぱり名前がカツオだった。
 深夜の外出とかテレビ視聴が禁止されているらしいのですが、カツオがテレビ見たいとわがまま
いって、姉のサナエちゃん(おしい)がリヤカーで修理に持ってってくれたらしいです。そのために
オッチョを助けることができたともいうのですが。
 そこでオッチョは、深夜のテレビが電波ジャックされて「氷の女王」と名乗る人物が、友達が予言
している地球滅亡の8/20に武器を持って一斉蜂起を呼び掛けていること、また、もう一派、ゲンジ
という集団がいることなどを知ります。
 ゲンジという名前からヨシツネが率いているとピンときたオッチョは流石です。
 というかこの映画の流れからして私は、オッチョがある意味主役のような気がしないでも
ないんですが。

 あとサナエちゃんは「友達はいいもんですか悪いもんですか」って聞いてるけど、もっと別の
聞き方はないんか。「善人か悪人か」みたいなの。

 また、オッチョはラジオから流れてくる音楽がケンヂのものだったのでびっくり。
 どこかで生きているという確信になったのではないでしょうかね。

 で。
 翌朝オッチョはボーリング場跡地にやってくる。
 そこには神様とかあの神父さんとかがいて。
 彼はそこで氷の女王とはカンナであることを確信しました。
 あまりにもカンナが過激なことをしているのでヨシツネに皆が説得を頼んだらしいのですが、
オッチョは、二人を合わせてはいけないという。ヨシツネが友達かもしれない、と。
 えっ…それは考えてもみなかったよ!

 ユキジはヨシツネに会ってるのですが、ヨシツネは自分でさえカンナに会うのは大変、と
言います。
 ヨシツネはもうすっかり弱気で、源氏一派を率いていくのに疲れた様子。
 ユキジに変わってもらっちゃどうですかねー。
 ヨシツネは友達のことを「人はなりたい自分と現実に折り合いをつけて大人になっていく。
友達はなりたい自分と現実にすごい差があって、許しがたいギャップだったのではないか」と
評してます。
 そんでなんか自分自身気まぐれにお面をつけて歩いてみたことがあるんだけど、誰かと
間違われていじめられたことを話します。
 …まあ、普通の子はあまりそういうことしないと思うんですけど。
 それでユキジに「君にはわからない。友達の気持ちなんてわからない」って言ってます。
 私にはあなたの言うてることがわからんのですが。

 焼き鳥屋にて。
 前回出てた演歌歌手のハルさん出てます。
 昔この店長と、ケンヂと組んでロックバンドしてたらしいよ!すげぇ!
(これはのちのちの伏線)
 んで、付き人のマルオのとこに、カンナの母、キリコの居場所情報がもたらされます。
彼は急いで出ていきました。
 一人残ったハルさんは店長に「ケンヂ帰ってきたらもう一度やらないか」って聞いてんだけど、
店長が黙って奥のドアあけたらギターかかってたのはかっこ良かったですねー。

 さてマルオが向かったのは。
 カエル帝国という、おめぇどこの「興和」の回しもんだよみたいな旗が立ってる場所でした。
マルオはこれを見てピンと来たらしい。子供のころ、ケロヨンがこの旗を作ってたから。
 ここにキリコはいたんですね。
 ちなみにケロヨンとケロちゃんは別物ですのでここでケロヨンが登場しても興和からは
なにももらえないかと思われます。

 あと、ケロヨンはあの2000年大みそかの日、バーのねーちゃんと遊び歩いてて戦いには
参加しなかったそうです。えっいなかったんだ!知らなかったよ!(かわいそう)

 キリコさんは、友達がまこうとしているウィルスのワクチンを開発していて、それを自分で
試そうとしていたんですね。
 私が死ねば友達の勝ち、私が生きていれば人類の勝ち、と。
 12時間ののちに発症しなければワクチンが有効らしいです。
 とても興味深いエピソードだとは思うのですが、ワクチンの副作用で苦しむシーンがあるの
ですが、その発疹が体の右半分にしか出てないっていうのはどうかと思います。(顔にも
でてない。女優だからか…)もうちょっと手抜きしないで、左右バランスよくやってほしかった
です。カメラ右側からしか映さないからって手抜きしないように。

 12時間ずっとしゃべりとおしたキリコさんもすごいですが、それをずっと聞いていたケロヨンと
マルオもすごいと思いました。
 こうして人類はウィルスに打ち勝ったのです。おしゃべり好きが勝つ、と。(ちげぇよ)

 あとここでカンナが本当に友達とキリコさんの子供であることが語られます。
 過去の回想シーン見れば大体友達の正体は見当つくかと思います。今ちょうどオルトロス
やってるからなぁ。話し方のアクセントがそのままだ。
 そんな二人がどうして決別したか。
 キリコは、友達が何をしてるのか気になって「サークル活動」というところに出かけていくん
ですね。そこで、宗教活動みたいなのをしてるのを見てしまった。
 それでかなり引いてしまって、何も言わずに預かってくれと実家にカンナを預けて、自分は
姿をくらました。
 その後友達からのがれてアメリカでひそかにワクチン開発をしていたこと、それが友達に
ばれて研究所が襲撃された時に、たまたまソバの修行に来ていたケロヨンに助けられたことも
わかります。ていうか友達が本気でキリコを殺そうとしているのも怖いつーか。死んでもいい
みたいに思ってたわけでしょ。なんかなー。

 えーと。
 その間にオッチョさん自力でカンナの居場所付きとめて乗り込んでいました。
 人に聞いてまわる必要あったのか。
 
 カンナがここまで過激な行動に出るのにはわけがありました。
 ウィルスがまかれた時に彼女は苦労してワクチンを1つ手に入れたんですね。
 それであの中国マフィアのとこにいって誰が打つか決めていいよ、と差し出した。
 けれども彼らは製薬会社の車を襲ってワクチンを大量に手に入れてるから、と言うんですね。
それで、皆で打とう、といった。
 その後タイのマフィアのボスのとこへカンナが行って聞いたことにゃ。
 カンのいいカンナに気づかれないために自分達も打ってみせただけであれは本物の
ワクチンではなかった。カンナにはどうしても生きていて欲しかった。彼らはその翌日に
襲撃を仕掛けて全員死んだということを知らされます。
 カンナがタイマフィアのとこにいかなかったのはボスがウィルスに既に感染してたのか、
別の病で長く持たなかったからなのかわかりませんが、そういうことなんでしょう。
 それでボスは、お前は私達の娘だと言って息を引き取りました。
 私ここのシーンは好きだなぁ。カンナを助けるために皆が自分の命をかけたっていうのが。
中国マフィアのボスかっこよかったです。

 オッチョはそんな彼女に、都民を巻き添えにして、死んだ奴が喜ぶか、計画は中止に
しろ、命が危ないと思ったら逃げろと昔ケンヂは言った、と伝えます。
 そうしてケンヂが生きているかもと。
 仲間からラジオを借りたオッチョ、電波を受信してカンナに聞かせるんですね。
 そこからは間違いなくケンヂの音楽が流れていた。
 ぐーたら、すーだらというあの独特のフレーズが。

 そのケンヂはというと。
 前作の終わりからずーっと走ってました。
 それで東京に入る門の前まできて、蝶野に止められました。…あんた生きてたんだ。
あれ、前回殺されたと思ったのは記憶違いでしたか。(勝手に殺しちゃダメー!)
 ケンヂが「あーそう」と言って何事もなかったかのように行こうとして蝶野がさらにあわてて
とめるっていうのは面白かった。
 ここには関所があって、手形がないと通れないらしいです。
 この2年でやってきて通れたのは一人だけ、あとは全員撃ち殺されたそうな。
 その一人ってのが誰か気になりますが。
 
 関所が通れないので周辺に住んでいる人間たちの中で、偽造手形を作ったという
マンガ家に半ば脅しでケンヂは偽造を依頼。
 で。
 あっさり通ってしまうんですね。
 それを見て皆が作ってもらった手形持ってワーッと行くのがよかった。結局今までの
苦労は何?ってくらいあっさり通れてしまうんですが。
 蝶野も「僕もいきます!」っていうのが面白かった。

 ケンヂは蝶野にバイクを預けて自分は関所の中に入って行きます。
 さすがはカンナのおじ、わざと通行許可が出たというのを気づいていたみたいなんですね。
 関所の中に入って行くと、あれだあのハゲじいさんがいた。
 友達に嫌われてこんな閑職になっちゃったらしいですよ。

 でも、彼と友達の付き合いはかなり深かったみたいなのです。
 彼が露天商をやっている時に友達が、首をつっても締まらないロープない、と聞いてきた
のが始まりでした。つまりあれか、死んだふりするやつか。
 どうでもいいけどお前、首が締まるから死ぬんじゃなくて、首にかけてるロープに体重
かかるから死ぬんだぞ。お前の理論で行くとロープが締まらなくても首にロープひっかけて
天井からつり下がった時点で死にますから。
 やっぱ小学生じゃのう。
 あれでどうやって生きてたかむしろ不思議ですが。

 それから10年後。
 本格的に友達はこのおっさんと組んで胡散臭い啓蒙活動を始めたわけですよ。そこで
少しずつ信者を増やしていったらしい。
 その一方で、キリコの頭脳を必要とし、彼女に言いよる男は皆殺していったらしい。そういう
残酷性も持っていたわけですね。
 それでおっさんもかなり引いたらしいんですが。

 ケンヂはそんなおっさんを、「全然リアリティない。全部あいつのせいにして真実から
逃げたいだけ」と批判。
 ケンヂもあの爆発の後記憶をなくしてさまよい、人がウィルスによって沢山死んだという
ニュースを見て記憶を取り戻したらしいのですが、その時にさんざん苦しんだらしい。そういう
過去があるからこそ、おっさんを逃げてる、とばっさり。
 壮絶な過去があるからあんな、関所で堂々としてられたんですね、ケンヂ。

 さまよってた時にラジオ聞いて、わざわざあの北海道のDJのとこにいってテープ入れた
らしいよ。会わずにテープだけ入れて帰るってとこがケンヂらしいね。
 それであの音楽が流れたんですね。
 オッチョはそこまで考えたか知らないけど、音源をDJが手に入れられる可能性としたら
ケンヂが渡すしかないから、ケンヂは生きていると結論付けたのではないでしょうか。

 それでおっさんに、安っぽく死ぬな、正義の味方になる方が楽だぞ、と告げて出ていきました。
まあこのおっさんアレですから変な方向に勘違いしちゃうんですけどね。

 蝶野が律儀に待ってて、ケンヂは、カンナは無事か、と聞きます。
 蝶野も正体に気づいてたらしく、やっぱりおじさんだと大喜び。絵にかいたようなミーハーぶりです。
 で、ケンヂはカンナに会いに行くと言います。
 会いに行くといってから会いに行くどころか、行動がかなり脱線していたあたりケンヂらしいなと
思うのですが。

 カンナの方は皆に、総攻撃を延期すると告げてたんだけど、そこに友達側の人間がやってきた。
カンナは策があるのか皆を逃がして、自分一人出て行って捕まえられるんですね。仲間が殺され
ないよう、自分の身に爆弾をつけていたのはすごかった。

 そんで友達のいる本部に連れてこられたんだけど、あの鬱陶しいハイテンションな女が通りすがりに
カンナの服に拳銃を入れていくんですね。
 彼女がどう思ったかわかりませんが、敵である人間が拳銃を渡すこと自体おかしいので、疑って
かかるべきでしたね。オッチョだったら絶対警戒してただろうけど、カンナは経験浅いしなぁ。
 オッチョの方は地下に連れていかれました。

 ヨシツネとユキジは早くもカンナが捕まったという情報を手に入れていて、侵入しています。この
早さがなんともって感じですが。
 で。
 オッチョはあの双子の片割れに呼び止められて実験に使いたいからと置いていかされるん
ですが。この双子、ヨシツネに頼まれた味方側だったんですね。昔は裏切ったのにどう言う了見だ
とか思うんですが。
 オッチョが引きずっていってるとこをユキジがやってきて「味方だから大丈夫」みたいなこと
言ってたのは笑えました。

 んでカンナの方は。
 自称父親(本当なんですってば)の友達と会って、「さ、食べて」とラーメンをすすめられて
いました。
 …いや食べる食べないの前に、こんな小さいテーブルであんたと顔付き合わせて食べ…待て待て
カンナ!ここはおとなしく食べておけば、友達の素顔が拝める!あのマスクかぶったままで食べたら
大したもんですが。(マスクしてるのを忘れてうっかりコーヒー飲んで、熱さにひっくりかえった人
なら知ってます。)
 まあ食べなかったんですけどね。もったいないな、ラーメン。
 カンナは、ユキジら、皆の娘だったらどんなに良かったか、私は神の子じゃなく、人類史上
最悪の人間の娘よ、と言ってます。
 で、そう罵りながら「どこに逃げれば助かるの」と聞いている。
 いやあなた今「パパなんて大嫌い」的なことおっしゃいましたよね。その後で「今月のお小遣い
足りないの」みたいなこと言われても。パパとしたらリアクションに困るところです。
 カンナさんにはぜひツンデレを正しくマスターしていただきたいところです。

 えーと。
 双子とオッチョ達。
 予言に合わせてのUFOが作られているのを目撃しています。
 そこにヨシツネとの打ち合わせ通り停電が起きたのでユキジはカンナを助けるといって
向かいました。
 まあそのカンナは、友達にあの銃を突き付けて降りて行ってるんですけどね。
 皆行動がバラバラ!全然意志の疎通できてないよ!

 あと降りるエレベーターの中で友達は、万博だけは守るって言ってました。つまりそこに
いけば助かるってことですね。親バカ発揮。

 で、降りてきたらまたあの女がいて、試しに銃を持たせてみたら友達に向けたので
絶交とか。
 信用するカンナもカンナです。
 まあそういうわけで帰っていいよと言われるカンナ。
 そんなカンナに友達、「僕こそ20世紀少年なんだ」ってわけわかんないこと言ってました。
お前自分で少年って言える歳か!(そういう問題じゃなくて)

 あと、敷島のおっさんが出てきます。えーっと第1章でケンヂがビール代とりっぱぐれた
教授でしたっけ?オッチョ代わりに取り立てておいてやれよ。
 彼も友達に心酔してたんだけど、娘が殺されて目が覚めたらしいです。
 でも、自分が開発したロボをベタボメしてるあたりマッドサイエンティストの域は出られて
ないようだなって気もしますけど。
 今回のロボは爆弾を搭載してるらしいです。
 つーかそこの双子!ウロウロするな!鬱陶しい!落花生投げるぞ!拾え拾え。
 双子の方は、UFOを撃ち落とせるランチャーを開発してました。

 えーとここでまた唐突に子供時代。
 ケンヂが、万博にいったというその子の話に夢中になってて、あのケンヂが僕の話に
夢中だ、万博ばんざい、万博ばんざい、と。
 でもこの子は本当は行ってなかった。
 夏休み中万博に行ってるということにして、その間スケキヨのお面をかぶって彼になり
すましていたらしい。
 そうしたらいきなりいじめられたと。
 お前もか…。
 それで世界なんかなくなれと思っちゃったんですね、友達さんよ。
 泣くなよおい。マスクして泣いたら涙がマスクの内側にたまるだろうが。蒸れ蒸れだよ。

 んで町中に友達の映像が流れ、「予言なんてうっそぴょーん。僕地球一週間で滅ぼし
ちゃうもんね」と言ってました。
 神にならって一週間で地球を滅ぼす(神は一週間かけて作った)らしいのですが、最初に
東京を壊して次日本とかの予定らしいですが、おそらく日本を壊滅させたあたりから、
アメリカから核ミサイルが飛んできてぶっ飛ばされて終わりな気がしますが。
 悠長に攻撃されるのを待ってるほどのんびりした連中でもないぞ、アメリカは。まあコクピットに
ハンバーガー落とした、コーラこぼしたって大騒ぎはしてるけど。

 えー。
 ユキジ、カンナとは教会で再会しました。助けに行った意味はあったのか。
 カンナは撃てなかったというけれども、弾が入ってなかったので撃てないもクソもありません。
(まあ引き金を引けなかったことを指してるのだと思いますが)
 ユキジは殺してたら友達がやってるのと同じ、と励まします。
 でも過激派として友達の手下は殺してまわってるわけだから似たようなもんじゃないでしょうか。

 さてさて舞台は北海道に。
 あのDJが倉庫をあさっていたら人の気配がする。
 友達に騙されて戦って隠れていたというその人は13号。前回友達を射撃した人ですね。
 出て来てヘリ操縦してましたがどこに行く気なんだろう。
 
 ユキジは道場を閉鎖してました。
 教えられることはすべて教えたからだそうです。
 そうして言いました。自分の命が危ないと思ったら逃げてくれ、頼むから死なないでくれと、
昔言ってた人がいたと。

 蝶野はあれだ、自分のじいさんを殺した友達側の男を逮捕してました。
 彼は、20日の正午地球は滅亡するからもう手遅れだよーんって言ってます。
 もうどうでもいいな、ここらへんのエピソードは…。

 カンナは無事逃げ伸びていた仲間に声をかけて、万博会場にできるだけ人を集めよう、
音楽祭をやろう、と持ちかけます。
 そしてハルに出てくれるよう頼むと。
 マルオの方は、大量に作ったワクチンを持って向かってきてました。やるねぇ。

 さて8/20がやってきました。地球の向こうから太陽が出てくるという地球規模の夜明けです。
 音楽祭会場にはすごい沢山の人がきました。エキストラすげぇー!
 ぐーたらすーだら歌いながらですよ。
 そこにあのDJも登場してハルも来て盛り上がって音楽祭開始です。
 …よく考えたら東京の外にいる人不利じゃないですか?

 友達の方もふっつーにリモコン操作してましたがなんか音おかしいぞ。携帯ゲームみたい
なんだけど。
 まあともかくUFOでました。
 街中を攻撃しています。
 音楽祭はいいけどこれ終わって帰る時パニック起きませんか。外に出たら死体がゴロゴロ
転がってるわけですよ?

 マルオとケロヨン達もワクチン接種をやってました。
 地味だけど頑張ってる!

 ユキジと源氏一派は、友達のいる本部に乗り込んで制圧してんですよ。
 まさに無血開城って感じでユキジすごいなぁと思いました。
 つーかまた高嶋さん悪役か!いいけどさ。

 上にあがっていったらヨシツネの姿がなくて、ユキジはすっかり、友達はヨシツネだと
思ってるのか、あのねーちゃんに「ヨシツネは」って聞いてます。
 
 友達は外にいました。
 つーかビルの一番上の看板みたいなとこに腰かけてますよ。お前はどうやって降りる
つもりなんだ。一人楽しスギるぜ!かよ。
 今度はロボが発進するんだけどなんかヤッターマンみたいな出動の仕方だった。
 この戦いが終わったらここにヤッターマンの基地を作ればいいと思います。

 で。
 UFOが飛んでるのを見つけたオッチョ、無事1機を撃墜。もう1機をと思っていたとこに
あの13号がヘリできて、「俺は13号じゃない、田村マサオじゃー!」と男塾なみの特攻を
見せてくれました。…ロボがまだ残ってるんですけどねえ…。
 田村、落ちていきながら「宇宙と一体化するってことういうことなんだ」と言ってましたが、
多分違うと思います。

 そういうわけでオッチョの前をロボが通り過ぎていきました。
 ここの映像で、オッチョの後ろから、ビルを横切るロボ、のシーンがあったのですが
これいいですねぇ。迫りくるロボが目の前って感じで不気味で怖くてよかった。


 えー、そんな戦いが繰り広げられているとはつゆ知らず音楽祭の方。ずーーーっと
ハルさんが歌ってたらしくて皆だれて来てました。当たり前だ!

 一方ケンヂ。
 らったったーとバイクでやってきてロボに気づき、こりゃあいかんと止めに行きます。
 途中街並みが自分の子供時代のまま復元されているのに気づいて「あ、俺んちだ」
とか言いながら通り過ぎてました。

 なかなかロボに乗り込む機会がなかったんだけど、たまたまロボが停止してくれたので
そこから何とか乗り込みました。
 停止した理由はそこに、自分達の秘密基地が再現されていたから、踏みつぶさないために。
つまり操縦してる奴はそれを知っているということになりますね。
 外側はかなり苦労して上ってたんですが、中にはあっさりと乗り込んだケンヂ。
 操縦していた友達をどかして、なんとかロボを止めようとします。
 ここで駆けつけてきたオッチョがそれを目撃して、かつてケンヂとともにあの双子の片割れを
倒したことを思い出して、力を合わせてロボを突き倒すのがかっこいい。
 んで、中に爆弾があったんだと思いだして行くのですが。
 中から友達が出てきたんで一旦中止。というかこの爆弾の存在は最後まで忘れ去られて
いました。いいのか!?

 この友達に飛びかかってオッチョは覆面を取ります。
 なんとヨシツネだった。
 私は正体がフクベエだと思ってたんで「あれ!?外した!?」とかなりビビってたんですけども。
本当の友達じゃなかったんですね、彼は。
 友達の暴走を止めようとしただけとか言ってます。
 昔お面かぶったらいじめられて、その時に同じくお面をかぶっていじめられてたフクベエと
出会ったらしい。
 つかお前ら二人とも何やってんだ。
 これで親近感湧いたのか知りませんが。

 それで、ユキジと乗り込んだ時に一足先に行って友達に会ったら薬撃たれて眠ってる間に
ここにいたとか。わけわからんなぁこのあたりは…。
 そんな中本物の友達が、ケーンヂ君って言いながらやってきました。手にリモコン持ってます。

 ここで、バッジは実はケンヂが盗んでいたことがわかります。
 友達がきちんと当たり券を置いてもらって行ったあとこっそりと取って逃げた。
 疑われて殴られたりしている友達をケンヂはただ見ているだけで、それでキミが嫌いになって
全人類を全滅させることにしたとか。
 おいおいすごいスケールになっちゃったな。
 それで、遊ぶ約束をしたから遊んでよと。僕が悪者でもいいからって。
 
 …こんな理由で人類滅亡させられたらたまったもんじゃねーわ!
 宇宙の存亡を賭けた戦いがふた開けてみたら親子ゲンカでしたみたいな、どっかの
スター●ォーズ的なことしてんじゃねーよ!

 さて。
 マスクが外されたわけですが。
 あーやっぱりフクベエでした。当たっててよかった。
 あのビルから落ちた時にワイヤーで吊ってて助かったらしい。やっぱりそういうのが
あるだろうとは思ってたけど。
 けれどケンヂは、「もうやめよう。もうフクベエのフリするのやめろ」と言いました。
 俺が悪かった、とケンヂは言うんだけど。
 何が、はまだ謎のまま。
 フクベエは「終わっちゃうじゃないかー!」と言ってます。
 うん、まあ映画ももうちょっとで終わりますけど。

 ロボをまた動かそうとしたのでオッチョがリモコン取り上げようとしたら、唐突にフクベエ、
撃たれました。
 撃ったのはあのハゲおっさん。
 正義の味方になれたのか、とか言ってるけど。
 …うーんその前に空気読もうか!ちょっと今大事な場面だったねー!もうちょっと後の
登場の方がよかったねー。

 そういうわけでフクベエは倒れ込み、バランスを失ったロボはおっさんの上に倒れ込んで
おっさん死亡。立ち位置も考えとけよおっさん…。
 このおっさん最初から最後まで間が悪かったですね。それが友達に敬遠された理由じゃ
ねーのか。

 そういうわけでいろんな意味で終わりました。
 オッチョはケンヂに、こいつが誰だか知っているのか、と聞く。
 ケンヂ、いや、わからないけど俺は…と何か言いかけてました。
 最後まで言わんか!

 えー。
 世界が救われたとも知らず、ダレダレの音楽祭会場。まだやってたんだこいつら…。
 もういい加減ブーイングが起きてる中、ケンヂがやってきます。
 バイクで駆けつけてきてかっこよくステージ前に…ぶつかってこけましたがな。
 大丈夫かヒーロー!英雄と書いてひでお!(「えいゆう」だろうが!)

 そういうわけで歌が始まります。
 ハルさんが着物脱いでドラム叩き始めたのがかっこよかったです。
 これでエンディングに入るのはなかなかよかったですね。

 この後も続きがありまして。
 友達ランドにてケンヂは、過去への旅を決意します。
 つーかこのスイッチ3人で押す必要あんのか。


 バッジを盗んで友達が殴られているのを見ている小ケンヂに、大ケンヂ「やることあるだろ、
今やらないと後悔するぞ」と言いました。ちなみに、この友達を、双子と組んで殴って
たのが小学5年の時に死んだフクベエだったんですね。つまりあのフクベエはフクベエ
ではなくて、同窓会の時に皆が勝手にフクベエ認定してしまっただけだった。
 これは怖いですねー。

 んでまあ小ケンヂはちゃんと謝って、友達にも謝ってるわけですが。
 そうして今度は中学生になって、友達がなんか屋上から飛び降り自殺しようとしていた
んですね。誰からも存在を認めてもらえなくなってたからって。
 そこに20世紀少年が流れる。
 ビックリして彼は自殺をやめた。
 その後屋上に中ケンヂがやってきたので友達は「友達になってくれる?」と聞いて、中ケンヂは
「お面とっちまえよ」と言ったらもう友達はいなかった。
 階段を下りていく友達に大ケンヂは「お面とってもう一度あいつのとこ行け」と言う。
 そして、かつまたくん、本当にごめんなと言った。
 大ケンヂはちゃんと名前思い出したんですね。これは偉いな。

 友達はお面を取ってまた屋上の中ケンヂのとこに行くんですね。
 中ケンヂが曲を作ったけどいい歌詞がないって言ってたとこに、「グータラーラー
スーダラーラーはどう?」って聞く。
 お前か!あのヘンテコな歌詞はお前かコラ!

 この日、ボクに初めて友達ができた。


 まー最後まで見れば20世紀少年と名乗ってた理由とか、第2章で撃たれる前に友達が
オッチョに「このバッジ落合君ならわかるよね」とか言ってた理由とかわかるんですが。
 やっぱり全部見てみて、非常に難解な話だなと思いました。
 これは原作を読んで理解しないとダメかなぁ。とにかく難しいですね。

 とにかく登場人物が多いのと、時系列がいったりきたりが激しいので結構つらいです。
原作を知ってないと厳しいなぁって思いました。でも映像の迫力とか、なかなか良かったと
思います。
 とりあえずこれから世界征服しようとする奴は、「約束守らなかったから」とかそういう規模で
行動するのやめろ。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→20世紀少年 第3章