10/20鑑賞多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→カムイ外伝
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カムイ外伝 |
10/20鑑賞
…これは………キャストよかったと思うけどねぇ………ああ、20年くらい前なら受けた
かもしれないなってストーリーでした。
ここまで山も谷もないアクション物語って初めて見た。
だらだらーっと物語が進んで人を助けてだらだらーっと逃げてピンチらしいピンチでなく
皆死んでカムイだけは勝ちました、なんじゃそりゃって感じです。
原作どうか知りませんが、ピンチらしいピンチがないのと、カムイがどれだけ強いかわから
ないから、最後の戦いがどうなのかがわからない。そういう、「キャラの見せ方」がなってない。
少年マンガ編集なら多分そう言うと思います。(仮にも世に出てる作品に対して失礼だと
思いますが)
それと気になったのがエンディング曲。あれ何かの曲のアレンジじゃないかなと思って
聞いていましたが調べてみたらやっぱりそうで、ガイドブックとかには書いてあるのにエンド
クレジットに出さないのはちょっと問題じゃないの？まあ著作権切れてるのでしょうが、そういう
とこはきちんとしてなくていいのかなと思いました。
つーわけで、まあアクションはすごい頑張ってるし、動き不自然でないから面白いことは
面白いのですが、松ケンはもう少し体鍛えよう！どこに尻がプルプルの忍者がおるか！
(どこを見ている)
えーと最初は、紙芝居みたいな感じで説明が入ります。よかった、このまま全編紙芝居で
いかれたらどうしようかと！(松ケンさん達の出番ねぇー！)
時代は１７世紀、徳川の時代だそうです。
カムイは、非人の子として生まれたがために蔑まれていました。
今学校で教えてるかわかんないけど「えた・ひにん」という蔑称がありまして。
私らの頃にはこれは江戸幕府が、農民に不満を抱かせないように「お前らよりひどいやつが
いるんだぞ」と作った階級だと習いました。
要するに人ではない存在というものですね。
同じ人間同士何がかわるわけではないのにねぇ。
ともかくそういうことで、カムイは忍びになり沢山の人を殺してきた。
けれどもその後抜け忍になって今度は追われる身に。
彼はいつしか、誰も信じられなくなっていたとのことです。
…人の多いところにまぎれて暮らせばいいんじゃないですかね…江戸とか…。
さて彼がまだ子供だったころ、忍を抜けようとした女性がいました。
名をベンガル…じゃなくてスガルか。ずっと津軽だと思ってたよ！
彼女は忍びらとやり合った末に谷底に落ちていきますが…。どう考えても死んでないな。
ただ、こうやって抜け忍になると家族が殺されてしまうらしいです。昔スガルの父が抜けようと
した時にスガルが殺したらしいのですが、今度はスガルの母や妹らが殺されるらしい。そうまで
して抜けたかった理由は何でしょうね。
労働環境に問題があるんじゃないのか、この忍び集団。保険が完備されてないとか週休二日制が
守られてないとか有給とりにくいとかさぁ。
それから14年後。
道に一人の男が倒れていました。
あっカムイだ。
カムイ外伝、応援ありがとうございました。〜完〜
あ、違うのか。
道に伏せて足音を聞いていたらしいです。
おいおい、容易に聞き取れるほどドタバタ追いかけてくる追忍ってホントは無能なんじゃないのか。
カムイも普通に走って逃げるんだ…。こう、姿くらましとかするわけではないのね。
一方でぐんべーとかいうおっさんが唐突に出てきます。
ハッキリ言ってこのオッサン、ほとんど本編に絡まないのでどうでもいいです。
カムイの方は木の枝をさわさわしていて、なんだこいつ木にセクハラか？とか思ってたら、
上に忍者が乗ったら折れる仕掛けをしていた。よかったな、くのいち！キミの体重で折れた
わけでは決してないぞ！
そういうわけで追手を一人一人倒していくやり方は流石って感じですね。時間はかかるが
それでも確実に減らせる。
あと、「カムイの秘術、「飯綱落とし」である」ってナレーションが入ってました。
「すみません、私がやりました！」って飯綱さんを落とす技ですね。(違います)←飯綱さんに
しか使えねぇし。
後ろから相手をつかんでおとして首の骨を折るという技です。
当然ですが真似するとその時点で相手も自分も人生終了なので絶対にやめましょう。
んで追手の一人が、「追われる者が追手を待ち受けることもある」とか言ってるカムイに
「死ね！」というんですが。カムイは「生きる！」と即答。
お前らはどっかの芸人か。
ここで追手を倒すのに使ったカムイの技は「変移抜刀霞斬り」というそうです。特撮ものだと
叫んでる間に斬られそうな技です。
あと、ミクモとかいう幼馴染っぽいくのいちもいたけど、普通に倒してました。
ここで手裏剣だかクナイが飛んでくるシーンがありましたが、これはなかなかよかった。
思わず避けそうになった感じで。
さてそんな死闘をカムイが繰り返していたころ、突然出てきたぐんべーのおっさんは鹿狩りを
していました。俺がやったんだぜひゃっほうてな感じです。
で、その馬を河原で洗っている人がいたのですが、ある男がその馬の脚を切り落として逃げて
しまうのですね。
この映画こういうシーンとか結構グロいですよ。
そんで馬は死んでしまって、ぐんべーはめっさ怒って臣下やらその洗ってた人やらをムチで
殴ってるんですが、いやそんなことをしてる間に、人相とか服装とかどっちに逃げたかを聞き
出して効率よく捜査せいよアホが。
さてカムイはこの、馬の脚を盗んだ男に興味を持ち、わざと自分が持っているように見せかけて
追手に矢を射らせ、川へ転落したと見せかけて変わり身の術を使い、男を助けて逃げるのです。
まあわざと目立とうという気持ちはわからんでもないが「ハーッハッハッハ！」とか、普段大声
出し慣れてない奴がそういう声を張り上げると声かれるぞ、カムイ。
ここのシーン実に残念なのが、映像の見せ方がなっちゃいないってこと。
皆が賊を討ちとったぞー！と喜んで近づいてみれば、川の底から浮かんだのは服を着せた
木に矢が刺さっていた様子だった、というのを現したいのだと思うのですが、なまじヒキで画面
作ってるもんだから、浮かんできたのが何かまったくわからない。よく確認しようと見ているうちに
次のシーンになってしまう。これ変わり身の術知らなかったらチンプンカンプンですよ。
浮かんできて、次のシーンでアップにするか、誰かの「木に変わっとる！」くらいのセリフ入れろ。
裏をかかれたぐんべー、大層怒って臣下２人を討ち首にして、「痛いか、でもワシの一次郎
(馬)はもっと痛かったんじゃ」とか言ってます。お前んとこの馬は文書ソフトか。←それ一太郎。
(今どきこのネタがわかる人はどれくらいいるのか…)
で、いかにも悪女ですって顔の奥さんが「あゆはぁー、犯人のクビがチョー欲しいって感じー？」
みたいなことを言いだします。お前はサロメか。
ぐんべーもいい感じにタチ悪く酔っ払ってますので「ひゃひゃー賊をひっとらえよ〜お前らいけー！」
って感じです。
ちなみにこのかなり後の展開を見る限り、部下も出て行ったはいいがどうしたらいいかわからず、
適当に一刻くらいウロウロして戻ってきたのではないかと思います。
ぐんべーの部下はオージンジに電話したほうがいい。
えーと。そんでさっきの馬の脚泥棒。
この男、はんべーというのですが、船にカムイをのっけておきながら、降りろとか言ってます。
それなら最初から乗せるんじゃねぇよ。
でもって荒れ狂う海の真っ只中におとしていくのですが。
さすがはカムイ、何とか頑張ってどっかの島に流れ着いた。
そうしてカムイをある人達が温めてくれて、おかげでカムイは目を覚ますのですが。
ううーん、きれいなおねえちゃんが裸で温めてくれるのはともかく、おっさんが添い寝してる
のは絵面的にむさくるしい！
あとカムイがうなされてるって心配してるけど、それ多分胸の上にのっかってるガキのせいだと
思う。おろさんか！せっかく生き返ったのに死ぬぅ！
で。
彼におっさんことはんべーは、ワシが助けたんじゃー、わしゃ命の恩人じゃーとかとんでもない
ことを言ってます。
お前のとこの国では、船から人を荒れ狂う海の真っ只中につき落とすことを命の恩人とかぬかす
のか。
そんで殴りかかるカムイですが、体力が戻ってないので適当にあしらわれとる。それはいいが
フンドシ一丁だとアレなので服を着ようや、忍者！
あとここの方言を聞いているとどうも山陽くさい感じなんですが、実際どうなんでしょうね。確か
あちらでよく聞く言葉のような気がする。瀬戸内海あたりとか。
そんでそのはんべーの奥さんが問題だった。彼女はなんと14年前里を抜けたスガルだったの
です。今はおしかと名乗ってるらしい。
はんべが離れを貸してくれたらしいのですが、さやかが「おかあちゃんときれいにしたんよ」と
いうのでカムイが行ってみると。
戸を開けると包丁が飛び出してきました。
お前の国では普通に戸をあけると人が刺されて死ぬようなしかけを「きれいにした」と言うんか！
まあスガルがやったらしいんですけどね。
そのスガルに包丁返しにいって、俺はもう敵ではない、お前と同じ追われる身の抜け忍だと
言いますが、スガルは「私の居場所を教えるつもりだろう」と信じない。
まあ気持ちはわかるけどそれだったらカムイさっさと帰ってると思うし。
そういうわけで仕方なく包丁をおさめたスガルですが、魚をだんだん！とぶった切ってて
そっちの方がおっかねぇよ！
さて夕食。娘のさやかは早くもカムイの世話女房気取りです。
なんですかねぇー。まあいいですけど。
それを外からきぃー！って感じで見てる兄ちゃんがいました。ああ、さやかのことが好き
みたいですねー。
でもこういう風につけ回したり様子見たりするの女々しい。
はんべーは、なんか作業場でコソコソ作ってました。
馬のヒヅメから何かを作ってるらしいですが。
そこにくないが飛んできてカムイ追いました。またスガルかー？
っていうかこんなところであのＬ走りが再現されるとは！(Ｌは姿勢が悪かっただけです)
ここ何かあるかと思ったら別になにもありませんでした。
さてはんべーが作っていたものとは。
今でいうルアー、疑似餌ですね。
…山の獣の骨からでも十分作れそうな気がするのですが。
あと釣りに出る時にさやか、カムイカムイってうるさい。お前何回カムイって言うつもりだ。
そういうわけで、見ていて「どのへんで！？」とか思ったのですが、この暮らしでカムイは
癒されつつあるらしいです。ほんっとどの辺でだ…。
皆がワイワイ祭りで盛り上がっている頃、あの兄いがはんべーの小屋をコソコソして
るのを、はんべーに見つかるのですね。
それで彼は、さやかはお前にやるつもりだったけどやんねーと言います。
それで兄いはめっちゃ反感持つわけです。
カムイが海を見ているとはんべーがやってきて、ここで漁師になれといきなりスカウトです。
どう見ても泳ぎが苦手っぽいカムイに漁師になれって、お前ワンピースの読みすぎだろ。
(泳げないルフィが海賊王目指して海に出る話)
はんべーは14年前スガルを助けて、その正体を知りながらわざと知らんふりをして夫婦に
なっていたのでした。だから、カムイが忍者だと知ってあの時、スガルを助けるために突き落とした
らしい。気持ちはわからんでもないが人殺しになりかねんからやめとけ。
つーかお前、流れ着いたスガルを抱え上げる時のやり方が女に対するやり方じゃねーよ。
それじゃイタリア捕まえて抱えて行くドイツだよ。
スガルのことは黙っておいてくれと頼むはんべーにカムイは黙って立ち去りました。
多分誰にも言う気はないでしょうなー。
兄いの方はさやかへの点数稼ぎにと、赤いクシを買ってました。
つーかお前どこに来てるんだ。
そしてそんな折、尋ね人の看板を見るのです。
そこには馬の脚を盗んだ人間としてはんべーの人相がきが。
ここの、兄いの思考がわからんのですよ。
これではんべーに、「お前お尋ね者になっとるぞ、俺は黙っててやるから」とでも言って
おけば感謝されてさやかにもポイントアップの可能性があったのに、なんとこいつ、ぐんべーに
情報を売るわけなんですよ。それでさやかに好かれるわけがない。バカじゃなかろうか。
私はてっきり弱みを握る方だと思ったんですけどねー。
で、カムイは何も知らず、子供達の湯あみの様子を見ていました。
気をつけろスガル、こいつロリコンだ！(監視してるだけ！)
ああ、なんで見てたかと思ったら監視してたんじゃなくて、出て行こうとしてたんですね、
ひっそりと。
それならそうと置き手紙すればいいのに。
言わないからって。
船を繰り出したらいきなり襲われて、誰かと思ったら「おめーさっきまで家にいたはず！」の
スガルさんですよ。
絶対言うに違いないって襲ってきたのですね。
あんたら水中でやりあうのは構いませんが、その上をぐんべーの船が幾艘か島に向かって
ますけど…。ええいどうして２人とも気づかんのだ！
そういうわけでまだまだ気づいてない２人は陸に上がってあーだこーだまだモメてます。
どうしようもないのでカムイは、「お前の素性、はんべーは知っているぞ。知った上で、命がけで
守ろうとしている」と告げます。
するとスガル、「ならば私も命がけではんべーどのを守りましょう」とカムイにむかって棒状の
手裏剣投げてます。…いや、はんべーは知ってんだからカムイのこと信じればいいじゃんって
いうかなんでその答えがそうなるんかよくわからんけど、ともかくまあそういうくだらないことを
している間にですね、村大騒ぎ。
スガルなら外しはせん、おしかだから外したのだとかヘリクツ言ってる間に村燃えとるがな！
後ろを見んかー！
ここでカムイの首に急所は外したとはいえ手裏剣がささったはずなのですが、この後、
まったく痛まなかったようです。自然に消えていました。
燃えているのははんべーの家で、さやかが「おとーちゃんが！」って言ってたのでてっきり、
中に取り残されていて大変なことになっているのか、よしカムイ飛び込め！とか思っていたら
ぐんべーに連れて行かれただけでした。
え…普通家族もろともひっ立てられるとかないの…？いやいいですけど。
で、作業場からも火が上がってさやかが行くと、兄いがヘラヘラしながらルアーを手に
でてくる。
こっちはこいつが火を付けたみたいですね。
それでさやか「お前がとーちゃんを売ったんかー！」とか言ってるのに兄い、なぜか笑い
つつ、「赤いクシだぞ」って出してきた。
お前はこの時代の空気読めないナンバーワン男だ。
さやか、「ほんまにみにきー(みにくい)男じゃ」って言うんだけど、方言出したいのはわかるけど
ちょっときつすぎてわからんのでもうちょっと何とかしてほしかったな…。
さやかが刃物で刺そうとしたところ、カムイがサッとやってきてそれを取り上げ、「お前が
ケガれることはない」って言ってたのはかっこ良かったです。
つーわけでこれは村の衆の知るところとなり、兄いは囲まれて殴られまくってました。
これはまあ当然の報いですわな。
一方はんべー。
はりつけで公開処刑されそうな感じです。
つーか江戸の時代にこんな勝手なことしてると幕府からアレな感じで怒られたと思うの
ですが、まあそこまで突っ込むのはやぼってもんですかね。
民衆が見守る中、馬が飛び込んできて、スガルとカムイが助けにやってきました。
…特にピンチになることもなく、さくっとはんべーを助けて逃げていきます。
といってももうあの村には戻れませんから、彼らは小舟で大海原に繰り出します。どう
見てもムチャです。
なんか別の島に行けばいいらしいのですが。
さきじまとかいうらしい。
そこの巻き網船が見えてきたからもう安心じゃーとか言ってたけど何か様子が
おかしい。
近づいてみれば人間の体がバラバラになって浮かんでるんですね。
そこに現れたるは大きなホオジロザメ。
うーん、ものすごい設定だ。
ジョーズ・日本版かこれは！
なんでこの映画途中からホラー映画になっちゃうんだよ。
というかサメがこんだけジャンプしたらすごいよ！
（真上に飛び上がることはするけど、シャチみたくすっぱーんと海面を飛ぶことはあまりない）
彼らがピンチになっておりますと、どこからともなくあらわれた船が！
おおっ長宗我部元親か！(違います)
まあなんか似たような感じで荒くれ者が現れた！
荒くれ者 が あらわれた！
荒くれ者 の こうげき！
サメＡ は 100ポイントのダメージを受けた！
サメＢ は 逃げだした！
サメＣ は 逃げだした！
まものたちを倒した！
つーわけでですね。
彼らはサメ退治を得意とする、渡衆というらしい。
うーん、そういうことはやっぱり瀬戸内海とかあの辺設定なんですかね、方言とあわせて。
まあいいわ。
そういうわけで。
渡衆が仲間にくわわった！
かしらは不動というらしい。「うごかず」の割には率先してあれこれ動いとるがな。
ともかく彼らはしばらくここに滞在し、サメを退治することを島の人たちに約束してくれます。
また、はんべーらもここの島にしばらく住まわせてもらうことになったのでした。
さやかはカムイのことをずっと気にしているのですが、スガルは「いずれカムイはここから
でていく人よ。カムイはあんたを不幸にする」と言います。
さやか、「かーちゃんはカムイのことがきらいなんじゃ！」といきなり逆切れ。
うおお貴様、今はやりのすぐ切れる若者か！
お前の方が怖いわ！
さてカムイらはサメ退治に乗り出してました。
なんかもうほんとやってることがジョーズの世界。
カムイはそんな彼らをタダものではないなと言うのですが、逆に自分がどこの出だ
と言われて困ってます。聞かなきゃいいのに…。
その夜は皆酒盛りしてたんですが、カムイが子供相手に手品やってて意外でした。
…とっくりを白い鳩に変えるとか…どこに持ってたんだハト…。
んで、みんなも寝静まったころ、カムイとさやかがいい雰囲気になっててなんか
さやかがいきなり海に潜って、カムイあまりにもあがってこないので心配になってドボン
した頃にちょうどさやかが上がって来てて面白かった。
少なくともお前よりは泳ぎうまいと思うぞ。漁師の子だもん。
さやかがとってきたのはツキヒガイ。月日貝と書きます。名前の由来はそのまんま、
さやかが言ったとおり。片方が太陽のようで、片方が月のような色をしているから。
日本産のカイで学名に最初にjaponicaがつけられた珍しいものだそうです。1791年。
んで、それをさやかはカムイにあげるんですね。
別々に持っておいたらいつか一つになろうとするんよって。
ようするに「おめーをはなさねーぞー」ということでしょうか。(恐い)
そういうこともありましてカムイは船の方に行くとなんだか様子がおかしい。
彼はいきなり何者かに襲われて、水中に逃げたところを重石を使った檻によって沈められて
しまいます。
海底にたどり着くまでに、檻に手と足をかけて脱出できんのか…とかちょっと思ったりした
のですが。
まあともかくカムイは、さっきもらったばかりの貝殻を見て、ここの砂を掘れば海底から
でられると気づきあがってきます。
なんで渡衆がこんなことをしたかというと、カムイがどれくらいのものか確かめたらしい
のです。
彼らは皆抜け忍で、ひとりよりは２人、二人よりは三人がいいということで、集まって
暮らそうやってことらしい。確かに元忍者ならこうやって生計を立てていくことも可能で
しょうが、やってることがハデすぎて追い忍に見つかったりしないんでしょうか？
…つーかこれだけ逃げられてんじゃねーか忍者の里！
一応カムイはスガルに「あいつら抜け忍だってよ。いちお報告しとくわ。俺はなんも
せんけど」って知らせにいきました。
さて。
さやかはカムイが殺されるとんでもない夢を見たとかですごくカムイのことを心配
しています。
聞かされる本人はどう思うかということをちょっと考えた方がいいと思うのですが。
あまり、「あんた死ぬから気をつけて」と言われて気分のいい人がいるようには
思えませんが。
そうしてカムイに「どこにもいかんで、悪い夢を見た」というのですが、不動は、夢は
逆夢というし、俺らのこと信じてちょうでーよーとか言ってます。
つーかそういう死にそうなフラグをボンボン立てるな、さやか。
さてまた船に乗って海に繰り出したカムイらですが、何やら村の様子がおかしいことに
気づく。
なんか閃光弾みたいなもんも飛んできたし。
つーことでカムイがあわてて戻るとなんと皆死んでいるんですね。
ひたすら倒れたままの演技も大変だと思いますが、とにかく死んでいます。
中に、カムイが通り過ぎるのに合わせて、立ったまま死んでいた人が崩れ落ちるって
演技があったんですが、タイミングはかりすぎだ。ちょっと不自然に足が動いたぞおい。
で、はんべーらも死んでいて、なぜかかろうじて生きていたスガルが「また家族を守れ
なかった」といって無念の中死んでいきます。
つーかいいシーンなのに思い切りスガルさんにハエがたかっていますが。
あと、あれだけカムイの死亡フラグを立てておいてさやかの方が死ぬという逆フラグ
初めて見ました。
カムイは、不動が水に毒を入れたのだと気づきます。彼が追い忍だったのだと。つまり
まとめてやってしまおうという魂胆ですね。
村の中で死んだふりをして待ち構えていた連中に襲われるカムイ。
それと、なんかよくわからんのだけど、淡々と絵を描いていたおっさんが、昔スガルを
追い詰めていたおっさんだった。
逃げた場所が割れていたとそういう解釈でいいんでしょうか？
こっから不動とカムイの戦いが始まるのですが、別に大した苦労もなく不動を倒して
「お前は苦しみ抜いて死んでいけ」ってカムイがいって、不動が死んで終わりです。
つか不動の構え方が奇抜すぎて、なんかトイレ我慢してるおっちゃんみたいになってた。
カムイが逃げ出さなかったら村人は死なずに済んだとか言ってますが、それを言うなら
あんたらが来なければ死なずに済んだと思いますけど。お前はたわけか。
一方ぐんべーはもうはんべーに興味なくしてました。
結局このおっさんほとんど本編に関係ないし、エンドロール見て「あれ？佐藤浩市さん
でてました？」ってパンフ確認したらぐんべーが佐藤さんでびっくりしたし。
(全然気付かなかった)
そういうわけで今日も走って行くカムイ。
島の中を走ったところであまり意味ないような気もしますが、今日もどこかで彼は走って
いるのでしょう。
さらばカムイ、とりあえず刀は振って血を払うだけでなく、ちゃんと研いどけよ。
なんかね、エピソード詰め込みすぎかなって思いました。あっちゃこっちゃと。
せっかくならぐんべーと追い忍が手を組んでピンチになるとか、そういうのがあって
ハラハラすれば面白かったかも知れんけどなー。もしくははんべーが実はすごい人で
最後家族守って戦っちゃうとかね。
いまいち盛り上がりに欠けてしまった、残念な作品だったように思いました。
アクションとかキャラとかはすごく良かったのですが。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→カムイ外伝