多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→笑う警官


笑う警官

11/18鑑賞

 えーっとね、面白いことは面白いんだけど、なんか拍子ぬけって感じでした。社会派サスペンス
だからこんなものなのかもしれないのですが、もうちょっとこう、ハラハラドキドキする展開が欲し
かったかなと。
 すっごい淡々と話が進むので物足りない感じの方が大きかったです。
 あと、名前が出ないから誰が誰だか全然わかんない。「何々が言っていた」とか言われても
その役の人が誰かわかんないから話の展開がなかなかつかめない。名前が分かってくるのは
物語も中頃になってきてから。これが残念でした。


 さて物語は、とある警察官の自殺から始まります。
 これが事件の始まりでした。

 そのあとサックスをどっかの喫茶店で吹いている男性の姿があるのですが、悠長に演奏は
いいですがなんかその音楽に乗って女性が殺害されてんですが。合わないなぁ…。
 あとキャストをローマ字で書かれると読むのつらいです…。

 北海道警の裏金疑惑がニュースで報道されており、捜査費をはじめとする様々な費用が
全部裏金になってしまっているため、現場に経費が下りてこないって話がでてます。
 捜査費とかは決められてますからねぇ。これがないと大変ですよ。
 そんな中、冒頭の、警部の自殺があったようです。
 道警幹部は、裏金の事実はないと発表したものの、マスコミからは「現役捜査員が匿名で
捜査費を受け取ってないって言ったんですよー」「どうなんですかー」と突っ込まれまくっています。
 …あれ、夜神父がおるやん!飛ばされたのか!(違う役です)
 
 この事態をほっておけないということで国も動きだし、百条委員会というのが設置されました。
簡単に言うと何者の干渉も受けることなく、事務に関する調査権を持つ委員会らしい。要するに
圧力はムダってことですね。

 この後えーと小島という人と植村という人が話しているのですが何言ってるかボソボソしてて
聞き取れん。
 自殺したのが葛西という警部だというのはわかりました。
 で、葛西さんは日報に「私はうたってない」という遺書を残していたらしいです。
 つまり何かの疑いをかけられたけれども、それを認めていないってことですな。

 植村は新人の新宮君を脅しています。
 警察で裏切り者が出ると、ブラックリスト対象になってずぅーっと監視下に置かれるんだぜぇー
みたいな感じですね。
 一生仲間内から冷遇され続けると。

 …あれぇ新宮君。キミ少し前まで「すごいですよ竜崎さん!ボクにぜひあなたの力を
研究させて下さい!ほらこの通りケガもしてきたんです!」って言って盛大にひかれていた
人ですよねぇ、オルトロスの犬で。
 なんか…キワモノといっては失礼だが変わった役が多いのぅ。個性的でいいですが。
 
 んで一方では広々とした部屋の中に女が倒れてました。
 あの、そのままで寝てたら風邪引きますよ?(多分殺されてると思います)
 その死体を尻目になにやら工作をする手が。
 相当手慣れてる感じがしますね。

 その死体が発見されたのは、下の階の住人が水漏れがしている、と言いにきたことから
でした。
 つーかこの部屋おかしい。何もない。生活感がない。
 で、この発見が8:12のことでした。
 死体にかけられてた手錠は警察のもので、しかもこの死体の女性は警察官であると
わかります。
 姉さん、事件です!(見ればわかる)
 名前は水村。おととしだかのミス道警らしい。うん、いらない情報だね!
 道警の生活安全部所属で、なぜこんなところにいたのか、この部屋にはテレビも
冷蔵庫もないと、刑事達が首をかしげていたところに鑑識が、浴槽の排水溝に下着が
つまっていたとやってくるんですね。
 つまり、意図的に誰かが詰まらせたということになる。あんまり排水溝にこういったものを
うっかりながしちゃう人は聞いたことないです。

 ところがそこに道警の刑事達がやってきて、この事件は本部が引き継ぐことになった、
って言うんですね。
 所轄の刑事は怒るけど、明け渡せって言われたらどうにもならんわけで。
 
 さてその所轄であるとこの大通署では皆が、裏金作りの証言台へ誰かが呼ばれた、
誰だろうって話をしてるんですね。
 名前を出せば絶対口封じされるから名前が書かれていないのは当たり前なわけで。

 したらそこにさっきの刑事らが戻ってきてプリプリ怒ってる。上司の人も、なんで現場
明け渡せって言われたか知らん、って話をしてます。
 それで佐伯が来たので皆ゾロゾロそろって話に行くのが面白いです。
 喫煙室で話してるんだけど、確かにここって絶好の会議室だよなぁーとちょっと思いました。

 何でも追い払われた後、現場にこっそり戻ってみたら、なんとキャリアのおえら方まで
きていたと。水村の上司である浅野部長のほかに、刑事部だっけ、石岡部長と。
 どう考えても道警の動きが早すぎる、ということで不信感を持ったらしいです。
 小島は、殺された水村でなくて、場所が問題だったのではと発言。それなら誰が
殺されていようと関係ないって。
 部屋は生活臭がなかったことから、生活安全部が借りていた部屋だったのではないか
と推測されています。
 んで、ケータイや財布がなかったこと、テレビボードの上に、テレビを置いていた跡は
あったけれどもテレビはなかった、形状からして液晶テレビだろうと。
 さすが刑事、あの短期間でいろいろ見てるもんですね。感心しましたよ。
 私は「おい死体のおねぇちゃんパンツ見えるぞ」ってのしか気にしてなかった。(どこを
見ている)

 手錠を掛けられていたからといって、加害者は警官、とは断定できない。現場の
備品ならそこにあってもおかしくないから、ということで結局振り出しに戻った感じ。

 んで佐伯がちょっと呼ばれたんですね。
 容疑者が同僚警察官の津久井だと断定されたと。
 水村とも交際していたことがあり、あの部屋のカギは津久井も持っているはずだと。
 しかもあの部屋からは覚せい剤と実弾が発見されたということ、そして今有給を取って
いるものの行方不明であるということから、一気に物々しい配備になります。
 まあ…警察官が被害者加害者であれば確かに早期解決をしなければ警察の威信に
関わることだとは思いますが、拳銃所持をこんな早期から出すっていうのはちょっと
おかしいですね。

 とここまで書いてたらどっかの警察で、「親密になりたかったから」という理由で女性
警察官の部屋に侵入した警察官が、通報で駆け付けた警察官にスプレーを吹きかけたり
して捕まっていました。タイムリーすぎる!っていうか警察の威信ガタガタやないか!

 また刑事達がうだうだ集まって話をしているのですがお前ら仕事はいいのか。一応
公務中だろう。
 まあともかくですね、あまりにも物々しい雰囲気に、殺人して逃亡中なのはわかるけど
いきなり射殺か、と驚く面々。
 そんな中、佐伯に一本の電話がかかってきます。二本も三本も着信するわけはない
ので一本は一本です。技あり!←その一本じゃない。

 18:09
 小島は一人帰ろうとしている新宮に声をかけました。どうも皆フラッとどこかに消えて
行っちゃったらしいです。誰からも声をかけてもらえないなんて…ほろり。
 それで結局することもないので帰ろうとしていたらしい。誰か!もっと新宮くんを気に
かけてあげて!
 
 新宮は、水村殺しがニュースになっていないこと、皆は何かを知っている感じがする
と言っています。それが刑事のカンであるならば大変素晴らしい。
 小島はこれからある場所に行くが一緒に行く?と誘うんですね。

 ブラックバードという喫茶店らしいのですが、そこは警察のお偉いさんから近づくなと
言われている店らしいです。アホですのー、近づくなと言われたら行ってみたくなるのが
人間の心理やで!
 小島も入るのは初めてらしいです。
 ここのマスターは元警察官だったのですが、ヤクザの女に手をつけてクビになったらしい。
 小島は「正義より組織が大事なら入らない方がいい」と言います。あんたここまで連れて
きておいて何をほざきますやら。

 で、意を決して入る2人。
 …うん、みんな勢ぞろいしてたね!結局お前ら出入りしてんじゃねーか!近づくなって
言われてるの台無しだよ!誰ひとり守ってねーよ!

 ここで小島が驚いている間にマスターがさりげなくドアに鍵かけにいってました。気が
きくな。
 ここに集まっている理由として佐伯が「俺達はバンドのメンバーだしぃー」と白々しい
ことを言ってるのがよかった。バンド名はなんだ。ジジイーズか。(ひどい)
 あ、「ラフィングポリスマン」だそうです。何のヒネリもねーな。まあいいけど。
 それで佐伯は話の流れを無視していきなり小島に「お前パソコン得意だよな」と
話しかけています。話の腰を折るな!
 
 なんでもここは、裏捜査本部らしいですよ。出て行きたければ帰ってもいいらしいです。
 どうも、佐伯は津久井からの電話を受けていたようです。
 自分はやっていない、上の連中にハメられたと。
 
 実は津久井こそが百条委員会に呼ばれている証人だったのです。誰かに嗅ぎつけられた
らしく、昨日は尾行されている気配があったのでまいたと。
 で、その時に佐伯は携帯を使わず有線から2時間後に電話してこいよ、といって切った
わけですが。

 皆はあの証言者は津久井だったのかと驚いています。
 んで、水村が殺されたのは23時頃で、津久井が尾行に気づいてまいたのが19時30分。
その時間に何の意味があるのかよくわかんないんですがともかく、今朝に死体が発見
されて、その2時間後に被疑者が特定され、直後に射殺命令。
 タイミングが良すぎる、と言う佐伯。
 タイミング良すぎるも何も、誰かが仕組んでやったとしか思えない早さだろうが!
 
 彼らは津久井が証人であることを指して、組織防衛のために無実の警察官が殺され、
証言者に濡れ衣を着せて射殺するつもりか、ひどいと憤っています。
 もしかしたら水村は事情とは無関係に殺された可能性もある。
 誰かがその死を利用しようとしたのかも知れないと。
 そして道警はいつ水村殺しを知ったのか。見はられていた可能性もある、と。

 金田一だと謎解き編の2週目くらいでやっとわかってきそうな情報を、のっけからポンポン
出していきます。展開速いです。
 浴槽を詰まらせたのも、通報を入れさせるためか、と言っている面々。
 まずは殺した奴を見つけなくては。明日の委員会が開かれるまでに犯人を見つけて射殺
命令を解除し、津久井を送り届けなくてはいけない。
 委員会が開かれるのは午前10時と聞いて皆そろって時計見てるのはなんか面白かった
なぁ。
 それでたった15時間ちょっとかよーと皆文句を言っています。
 確かに短すぎますね。
 大丈夫!これ映画だから必ず時間内に解決するから!(それ言っちゃダメ)

 新宮は絶対やりましょうよ!とかめっちゃ熱血してんですけど、それを岩井という刑事が
黙れド新人と叱る。おいおい、新人呼ばわりだけでもひどいのにド新人とは!まあ「超新人」
とか言われても困るけど。
 こで植村が両脇に立たれて「座れ、鬱陶しい!」って言ってるのが面白かった。きれーな
ねぇちゃんが立つならまだしもおっさん2人だもんな。しかも妙に暑苦しい。

 佐伯は各自の判断で動けって言うんですね。
 このまま放置したら、犯人が分からないまま片付けられてしまう、と。
 小島も「いろいろとタイミングが良すぎる。これをおかしいと思わなければ刑事をやって
いる意味がない」となかなか強烈な皮肉を。
 反発していた岩井は出て行ってしまいます。まあ、組織の中にいる自分の身の安全を
考えたら彼の行動も間違っているとはいえないと思う。
 まあ、いつの間に、マスターがかけていたカギを外して出て行ったのかという疑惑はありますが。
(細かいことはどうでもいい)

 そんで黙って話を聞いていたマスターが唐突に言うんですね。
 「それで、食事は6人前で?」と。

 全然足りないある!この店の食糧全部もってこいある!(なんでいきなり銀魂の神楽ちゃんネタ!?)

 ともかく、皆が「えっ5人しかいねーよ?」的な感じで見ていると、奥のドアからなんと津久井が
でてくる。
 あれ、落ちあうとか以前にもう来てんじゃねーか!夕べからいたらしいです。
 マスターとは、函館時代の先輩後輩の仲だったらしい。ああ、こういうのって警察辞めた後でも
続くらしいですからね。かっこいいですねー。

 さてプンスカしながら出て行った岩井ですが。
 歩道橋が特捜に占拠されとるぅぅぅ!これ道路横断したら危ない個所に設置されてる
ものなのにー!おばあちゃんとかがヨロヨロしながらやってきたらどうするんだ!せめて人
一人通れるくらい開けとけよ!

 で、岩井はそのびっしりと並んだ人の中に後輩の姿を見つけて駆け寄りました。

 津久井は水村との関係を話しています。あの部屋で過去会ったことは何度かあるけれども、
最後に行ったのは去年のことで、カギも取り上げられてしまったのでもう行ってないと。
 でもテレビはあったというんですね。
 つまり物取りの可能性も出てきたわけです。
 A号(犯歴)照会のために道警のデータベースに入る必要がある、という佐伯。
 それで、津久井はいつまでここにいるんだ、岩井がそこら巡回中の奴に声かけたりしたら
やばいぞ、と言われています。信用ないな岩井!
 それで津久井はここを出ますって言うんですね。
 射殺命令まで出るとは思ってなかったからどうしていいかわからんらしい。

 彼は委員会に呼ばれて何をしゃべる気だ、と聞かれましたがそれはしゃべりませんでした。
 あと植村が、葛西の自殺した件について津久井を問い詰めてますが、それは彼がやった
わけじゃないだろう。恩があるのはわかるけど。

 そういうわけで津久井を護送していくらしいです。
 小島は一人残ってネットをつなぐらしい。
 ここで小島がマスターに「ここからネットにつなげたことで、あなたが調べを受けるかも」って
言うんだけど、マスターの言ったことがふるっています。
「俺は怖い刑事さんに脅されて仕方なく貸しただけだよ」って。

 さて、追われている割にはわりと呑気にのこのこ出ている津久井と佐伯らが車に乗ろうと
していると、岩井がやってくるんですね。少しだけど、検問と巡回の場所押さえたからって。
 さっきの歩道橋で後輩に会って、何も知らない後輩が無実の人間を射殺するかと思うと
やりきれなくなったらしい。いいやつだな。
 つかそれで津久井に、やってないって誓えますかって聞くのはいいけどさっさと車乗れよ!
そこで見つかったらどうするんだお前らは!

 えー、何事もなく津久井の方は送り届けられまして(ちょっと検問に引っかかりそうになるとかの
描写くらいあってもと思うんですが)、小島の方は、A号照会のことについて話をしています。
法務省のデータベースは前科があればヒットしますけど、ガードは鉄壁。道警の方はガードは
緩いけど、管轄外の場合はヒットしないと。

 さてさて。
 植村と町田は現場百篇の言葉通り、水村が殺されていた現場に来ています。
 なんか…どっちも津久井のことについて幹部にチクってそうな気がするなって思ったら
後で分かったんだけど本当にチクってやがった!怪しいように思わせて怪しくないとか
いう展開をする気はないのか!そのまんまでどうする!

 小島さんの方は手持無沙汰なのか、佐伯に、あとで婦人警官にも探りを入れてみるって
言ってんですね。
 ある時から水村は高級なものを身につけ始めてて、それが同僚の間で噂になっていた
らしい。
 そのパトロンが立場のある人なら、そうそう人目のあるところでは会っていないだろうと。
 佐伯、話を聞いて「それぞれの判断で動いてくれ」と言ってます。
 お前はもっとやる気を出せ!

 町田はテレビ台の上に、テレビが置かれていた跡を発見し、やったぁぁぁぁとか言いながら
撮影しています。しかもテレビ台の引き出しを開けたらテレビの保証書が入っていた。
ひゃっほほほーい!って感じですな。

 そんな中石岡のところに電話が。津久井の所在について匿名の電話が入ったらしいです。
さて、電話できそうな状況なのは誰かなー。

 この後、津久井と佐伯の関係がわかります。
 昔人身売買の捜査で潜入捜査をしていたらしいんだけど、信用を得て取引現場にという
ところでなぜか2人が警察官であることがバレ、瀕死の重傷を負わされたらしいんですね。
 何とか命は助かったものの、津久井は病院通いをするハメになり、佐伯は酒びたりになって
離婚したと。
 でもそれでお互い2人は強いきずなで結ばれたらしい。ふたりはプリキュア!(やめなさい)
 だから津久井が佐伯に嘘を言うことはないでしょうね。戦友だもんね。

 さて佐伯と小島がデータベースに入ろうとスタンバイしているところに、ドアをガンガンと激しく
叩く音が。
 驚いて隠れる2人。
 マスターが出てみると、酔っ払いのおか…ニューハーフのおねぇさまでした。
 よし、10円やるから帰れ!
 
 ホッとした2人。
 小島は佐伯に、いつ頃からこの店を知っているの、と聞きます。
 サックスを吹ける場所を探していて、ここにたどり着いたらしいです。同僚にも見られない
だろうし、って。
 小島、一度聞きに来ないと…とか言ってますよ。
 一度だけ女性の前で吹いたことがあるらしいですけどね。わかれた奥さんの前で。
 …よく考えたら家でやれ、家で!

 んでこんなほのぼのした話で終わるかと思いきや、話の腰をバッキリ折って小島、
「マスコミにリークしてますよね、内部情報を」と言うのです。
 びっくりだわ!
 でもマスターが戻ってきたのでその話は終わりになりました。

 植村と町田は一生懸命、リサイクルショップにテレビを持ち込んだ人間を探していました。
そしてやっとこさ見つけるのです。やったなぁ2人。
 んでそれを佐伯に報告。
 佐伯はその特徴から絞り込めそうだと思ってるみたいですね。
 んで、フランクミューラーの時計と聞いて小島が、そういえば水村もフランクミューラーの
時計をしていたようだと思い当たってます。
 見ただけでメーカーわかるなんてすごいですね。私なんざバッグにロゴがついてても
どこのやらわかりませんが。ああ、シャネルはわかる。こないだ映画見たから。

 ともかく犯人の情報がなければ難しいっていうことで佐伯は、生き地獄…ではなくて
生き字引の諸橋とか言う人に電話して絞り込んでもらうって言うんですね。窃盗犯の
ことならお任せ!の人らしいよ!
 刑事さんってこういう職人気質の人多いですよね。得意分野を必ず持ってるっていう。
 ところで今「とくいぶんや」って打ったら、「徳井文弥」って出たけど誰やねん徳井文弥。

 手口から絞り込んでもらうということであれこれ伝えて待つことしばし。
 佐伯はまた諸橋に電話しています。
 後でわかりますがここ、二度ともさりげなく佐伯から電話しているところに注目です。

 植村達は犯人がテレビと時計を持ち込んだというショップにきました。
 それで、諸橋から聞いた前科のある人間を小島がデータベースで絞り込んで顔写真を
町田に送信、それを店長に見せて確認してました。携帯電話は便利ですのー!
 その写真の中に確かに犯人がいた。
 谷川という人物らしいです。
 いやーすごいスピードで特定されましたねー。さすが。
 で町田さん、何やら顔が悪い…もとい、顔色が悪いですがどうしましたか。トイレ
行きたいんか。

 佐伯に電話かかってきたと思ったらその町田からなんですが。
 たれこんじゃいました、って。
 お前そんな、猫拾っちゃいましたみたいな口調で言われても。

 町田が津久井の場所をたれこんだと聞いて佐伯はマスターに、隠れる場所を聞いて
います。
 なんと地下室があるらしいです。
 ということで津久井に、地下室に隠れているよう指示しました。
 居場所わかっても、警察もマスター宅に踏み込まないからすげぇわ。

 町田の言い分としては、自分にも大事な家族いるから、自分の立場を考えてのこと
らしいんでまあ気持ちもわからなくはないですが。
 新宮君がまたいきり立っています。お前カルシウム足りないんじゃないのか。
 それでまあ、町田もメンバーに戻ることになったところで、誰だったか忘れたけど、
何の葛藤もない正義はただのマンガだ、って新宮をいさめててなるほどなーって
思いました。

 日付も変わった頃佐伯に公衆電話から電話がかかってくる。
 大森っていう警察官らしいんだけど、水村を殺したのが津久井じゃないという噂が
チラホラ出ていて、それを確かめるために電話してきたらしいです。
 その情報源はイチカチョウらしい。おっやるな、イチカチョウ。
 それでその大森君は、出来ることがあれば協力します、みんな異常だと思ってます、
と頼もしいことを言ってくれます。

 一方小島の方にも匿名で電話がかかってきてました。
 前にあるデパートで上級職の人がある時計を買っているのを見たと。それから数日して
水村が同じ時計をつけ始めたので、断定はできないけど、その人がパトロンの可能性が
あると。
 んで、盗聴を心配して名前を言うのははばかられるのでメールで送りますって言うん
ですね。
 あと、鑑識の方でも誰かが動いているようなことを言って電話は切れました。
 でも鑑識ここで出ただけで後は登場しなかったんだよねぇ…。

 ともかく2人は、広まってきている、組織に染まりきれない人が、とちょっと感動した後で
メールに注目。
 その上級職というのは浅野だったんですね。生活安全部部長です。

 一方植村らは張り込んでいて谷川を捕まえました。捕まえたっつかあわてて逃げる
時に階段から落ちたんだけど。アホじゃの。
 ただ谷川は、自分は殺してない、殴ったらぐったりしたのでそこにあった手錠を
はめただけだって言うんですね。そんでテレビと時計を盗んだと。
 それで、浅野の顔を見せると「殺したんこいつや、うちで会った」という。
 どういう意味かと思ったら。

 浅野と水村はSMの関係にあり、それが盗撮されていたDVDが、盗んだデッキの中に
入っていたと。それを谷川は見たということらしい。わかりにくいのー!
 つまり浅野はこれをもとに水村にゆすられていたと考えることができる。
 つかここで岩井かな、DVD見て笑ってんだけどよく笑えるな!
 
 というわけで佐伯が浅野の家に向かいました。面が割れるのは少ない方がいいってことで。
 そんで谷川はどうするって聞かれた時に、ブラックバードにでも連れて行くか、って誰かが
冗談を言ったら「約束が違う!」と谷川が言う。
 おいおい皆スルーしてるけど変だぞなんか。約束て。

 で、佐伯を見送った後谷川のアパートに戻ろうとして小島は気づくんですね。
 ここまでのシナリオができすぎていることに。
 
 谷川の言うことにゃ、侵入して物色していたら、水村がきたので殴って逃げたと。
 でもカギはかかっていたはずで、いくら古いカギだからといってもどうやって入ったのか。

 ここで本人に聞いてみるかって言って、バスルームから谷川が引っ張り出されてくるのは
ちょっと笑いました。
 ブラックバードに異常に反応したこと、約束が違うと言ったことを指摘して、誰に頼まれた
んだ、と聞いています。

 場面は佐伯と浅野に移りまして、佐伯は自分一人を処分したところであと5人いるから
意味ないよん、ボクは真犯人を見つけたいだけだよん、と話しています。
 まあ結局、佐伯が引かないと感じた浅野は、水村の要求がエスカレートしていって
持て余していたこと、昨日呼び出されて行ったら倒れていたので強盗殺人で処理できると
思って殺したことを白状します。
 でも盗撮をしたのは水村ではなく、石岡だったんですね。
 つまり浅野自体も石岡にハメられたわけです。
 何やらもっときな臭くなってまいりましたのー!
 石岡はキャリアといっても私大だから、どうしても東大出のキャリアとは差をつけられる。
だからこれで浅野を揺さぶってたらしいです。
 それで、自首して射殺命令を解除してくれ、という佐伯に、お前は石岡の犬だろ、と
わけわからんことを言いだす浅野。

 というかこの時点で本当にわけわかんなかったですよ。
 その後も当たり前のように話が進行していったんですが、もっとこう考えてほしかったと
いうか…。

 ともかく、石岡がほっておかない、お前を消すぞと言ってくる浅野に佐伯は、人の命より
大事な正義はない、と言います。
 で、浅野は一応命令解除の電話を石岡にかけるのですが。
 その後石岡はどっかに電話をかけました。
「札幌は雪になる」と。
 おお、スノータイヤを用意せねば。(違う)
 ここであのあまり出番がなかったように思われていたマスターが、殺し屋だったことが
判明します。おおっとこれは大穴ー!
 こうして浅野は始末されてしまいます。
 浅野が9時に自首をして、それをもって射殺命令が解かれると思ってる佐伯たち、
ピンチです!

 で、佐伯と小島、落ちあって話をするのですが。
 小島は、諸橋のことを聞いています。
 あれから連絡をとってみたら、昨日は風邪を引いて寝ていて、電話を受けてないことが
わかった。では佐伯がかけたのは誰だったのかと。
 そして谷川も、カギを渡されて空き巣に入ったことをはいた。指示したのはあのマスターだと。
 つまり最初から仕組まれたことだったのではないか、と。

 佐伯は、この話を聞けばお前達にも危険が及ぶ。それでも聞くかって言ってて、小島と
新宮はうなずくのですが、そこまで振っといて「今は時間ない」ですよ。
 お前は話をする気があるのかー!
 石岡の方は羊は処分しましたという報告を受けて高笑い。
 いやー最初むせたのかと思ったよ。高笑いかよ。さすが夜神父。キラなみの笑い方だ!

 05:25
 津久井を迎えにいって水村を殺したのは浅野だ、という話をする佐伯。
 石岡が用意したスケープゴードだったんだと。
 よくわからんけどつまり皆利用されたってことですね。

 で、津久井は佐伯の知っているある場所に隠れることになります。
 おおっと迎えに出た人松ケンじゃないですか!声でわかったよ!まさかこんなところに
出演しているとは!
 でも津久井を部屋に案内するのに足が悪いからおぶっていってとかムチャクチャだな!

 さて佐伯の方はあの大森と落ち合って今後の相談です。こっからいよいよ大詰めですよ!
 大森も、警官だって上が腐ってりゃ腹が立ちます、と頼もしいことを言ってくれます。
 そりゃどれだけ現場にやる気があっても、タテ社会で上から押さえつけられて、捜査も
ままならな、じゃ腹立つよなぁ…。
 マスターの方は津久井がいると思ってウホウホで帰ると誰もいませんでした。はい、残念でしたー!


 さてさてそういうわけで、話を聞いた新宮が佐伯を殴ったり、石岡の犬って意味が明かされたり
するのですが、なんかちょっと盛り上がりにかけるのー。
 石岡が小島も巻き込むよう指示したのは、佐伯に続いて内部情報をリークする人間が増えて
いたため、石岡はさらに上から、組織を締め直せと指示されていた。
 それでファイル対象者をあぶりだすためだったらしいです。
 …全然答えになってない気がしますが。

 この後新宮が「どうしてマスコミにリークしたんですか」って言いかけたのを小島が「ちょっと
黙ってて」って黙らせてたのが笑える。新人はどこまで行っても新人やのー!

 以前の潜入捜査で、絶対バレるはずのない津久井と佐伯の正体がばれたのは、同僚が
捜査の情報を売ったらしい。
 彼らは復帰した後そいつをトッ捕まえて道警につきだしたと。
 その時に対応したのが石岡で、彼はこんな風に内部のダニを洗い出してほしいって
頼んだわけですね。
 けれども彼らは気づいてしまった。もっと大きなダニに取り込まれてしまったことを。
 そして、上層部の腐敗をずーっと見てきた。
 まあこうなれば、そうやすやすとやめられないですからね。死ぬまで飼殺しみたいな
感じですよ。それにせめてもの反抗心でリークしていたらしいです。
 だからこの機会をずっと待っていた。必ず百条委員会で証言しなければならないと。

 
 射殺命令が解除されてなかったどころか、浅野が死体で発見されたということで皆
びびってます。
 で、ここで津久井が乗ってくる車の車種を小島が言ってんですが。
 なんでそんなことをするのかと思ったら、「内部のダニ」をあぶりだすためだった。
 植村が石岡に報告してるんですよ。やはりこの人も犬だったか。

 国会議事堂に堂々と車が乗り付けてくるんですけど、マスターが遠くからライフルを構えて
立ってんですね。
 で、降りてきた津久井…と見せかけて佐伯だった。
 ここで明らかにどう見ても津久井と違うんだけどマスターは顔知ってるはずなのに、そのまま
佐伯を撃ったんですね。何してんだお前は。
 まあこれでマスコミ大騒ぎになるから誰も手が出せなくなりますけどね。いくらなんでも容疑者とは
いえ、無抵抗の人間を公衆の面前で撃とうとした、なんてことになったら大変だし。
 というか撃たないでと割って入った小島さんが全然間に合っていませんでした。

 その光景を見ながら、送迎の白バイ隊員に扮していた津久井は堂々と乗り込んでいきます。
もう一人の警官、ボディガードについてやれよとか思うんですが。
 ともかくそういうわけで一件落着。
 石岡の方はマスターにまた片付けられていました。上の方からの命令だったらしいです。
 所詮キャリアといえども捨て駒よのー!

 そういうわけで最終的には皆処分受けてバラバラに飛ばされたらしいですが。
 佐伯と小島がいい感じになったところで物語は終わるのでした。

 最後、死んだはずのメンツとかがブラックバードにいて、バンド演奏を聴いているという演出は
素敵でよかったなと思いました。悪人だろうがまあ終わったからいいわ。


 うーん、前に「16 Block」を見てるからか、迫力が全然足りないなーって思いました。そりゃあ
仕方がないことなんだけども、すごいおとなしい感じというか。ま、謎解きの方に重きが置かれて
いたからかもしれませんね。
 もう少しハラハラするシーンが欲しかったです。
 つーかスピード解決しすぎだよ!
 松ケンが出てたのがうれしかったです。



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