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イングロリアス・バスターズ

12/6鑑賞

 なんだろうなぁこれ、どういったらいいんだろう。
 ブラックユーモアというのはちょっときれいすぎる気がするっていうか、毒々しい笑い
っていったらいいのかな。不謹慎な笑いがあって面白い、と思いました。
(それをブラックユーモアと言うんじゃ…)
 あと雑誌のインタビューでダランティーノ監督が、「ランダ大佐をやれる役者が全然
見つからなかったから、映画はとりやめ、脚本はそのまま出版して、他のプロジェクトに
とりかかる、というギリギリのところで役者が見つかった」と言っていた意味がわかり
ました。こりゃ映画見る前に読んじゃいけなかったなぁ。映画見たあとなら「なるほど」と
ニンマリできたんですが。
 ともかくそういう映画です。←お前この説明だけでどういう映画かわかったら映画レビュー
とかいらねーんだよ。

 物語は全部で5章。分け方にそんなに意味があるわけじゃないんですが(笑)。
 西部劇調で雰囲気はよかったですよ。

 さて第一章。
 1941年。ナチス支配下のフランスにて。
 この時はちょうど第二次世界大戦ですねー。この映画に合わせて不謹慎なジョークで言う
ならば、この頃の歴史はドイツにとっては思い出すたび「あ゛ー」ってなる黒歴史。
 ともかくそんな中、ある農場のおっさんのところにドイツ軍がやってきます。
 筆頭はランダ大佐。
 彼はユダヤ人を探しては殺戮していく、ユダヤ・ハンターの異名を持つ自称「探偵」。
これ聞いた時点でかなり頭悪そうな感じですが、実際のところはなかなかのキレ者です。
 彼がやってきた理由はぶっちゃけていえば、ユダヤ人家族の行方が1家族だけつかめて
なくて、このおっちゃんがかくまっているのではないかという噂があったからなんですね。
 それでランダ大佐はおっちゃんに、ワインを断って農場なんだからミルクくれよって言うの
ですが、出された一杯をなんと一気飲み。
 …これNG出したらきついだろうなぁ…。
「すいません、今のもう一度お願いします。カメラの調子が悪くて!」
「ああ、いいよ」
 飲み干すランス大佐。
「あーっとすいません、ちょっと角度が悪かったです!もう一度!」
「うん、いいよ」
 またまた飲み干すランス大佐。
「はい、リハOKです!本番いきます!」
「ダメだこりゃ!」

 いやこの映画ドリフじゃないから。マジで。

 で、このあとすごいのが。
 フランス語を辞めてお互いに英語で話し始めるところ。
 このおっちゃんが何者かわからんですが、英語使えるのがすごいですね。
 そして大佐は巧みな会話でおっちゃんを追い詰めて行って、床下にそのユダヤ人家族が
隠れていることを白状させるんですね。
 なんですごいって言ったかというと、「こんな会話をしていても静かなのは、彼らは英語を
理解していないからだな?」とランダが確認しているところ。
 なるほど、何を話しているかわからなければ、今自分達が殺されそうになっているのにも
気づかず静かにしてるだろうなと思って。
 そういうわけでフランス語に戻り、ランダは出て行くと見せかけて部下を呼び寄せ、床下の
家族を射殺するんですけど。
 一人、生きていた娘、ショシャナが逃げ出すんですね。
 撃とうとして「ま、いっか」てな感じで辞めるランダ。まいっかの前にその拳銃で撃って届くのか
って気もしますが。
 彼は知らない。
 これが今後ナチスの運命を大きく変えることを。
 ジャジャーン!
 
 それとどうでもいいけど、私もパイプ吸っていいかっておっちゃんに聞いて出したパイプが
でけーよランダ!お前はどんだけ肺活量すごいんだよ!一瞬冗談で出したかと思ったよ!

 さてさて第二章。
 アメリカ人が、ナチス軍皆殺し用のゲリラ部隊を立ち上げておりました。
 その名もバスターズ。
 率いるのはレイン中尉。
 残酷に殺して怖さを見せつけろ、恐怖に震えるようにしろ、とか言ってますけど、頭の皮を
はげとか命令するのはいいとして、それを持ってこさせた後どうするつもりだ。持てあます
だろうが。

 このあと、ヒトラー出てきたけどめっさ似てる!
 顔は言わずもがな、神経質でピリピリしてそうなとことか。すごい役者さん連れてきたな。
 前にも確かこっちはくそまじめな映画で「ワルキューレ」っていうのがありましたが、あっちの
ヒトラーはどうだったんでしょうね。
 そのヒトラーは、ユダヤの熊と呼ばれるバスターズのメンバーを非常に恐れていて、あいつを
絶対来させるな的なことを言ってます。
 で。
 この後の展開がちょっとコメディでおもしろかった。
 部下が「ブッツとはお会いになりますか」と聞いてきて「誰だそいつは」と聞いてんですね。
 それで部下が、「レイン中尉の襲撃から逃げてきた男で、会いたいと総統が言っておられ
ました」って言うと「そうだった。会おう」とか言ってたのが。
 お前自分で言って忘れんな。メモしとけ。

 この後レインが捕まえたドイツ兵を殺したりするシーンがあるのですが、ヒューゴという
名の人がいますが、それドイツ人には発音しにくいらしくて「フーゴ」とランダとかは言ってた
みたいですね。ウムラウトの発音とかはできるくせになんでこれができんのだ。
(日本人もLとRの使い分けできないから人のこと言えない)
 まあ自分達の言語にない発音はしにくいんでしょうなぁ。

 で、とっつかまったドイツ兵が個人的にいかりや長介さんに似てるなと思ったのですが、
それはどうでもよろしい。
 この先の果樹園に、ナチの偵察がいるがどれだけいるか、それと配置を教えろと言われて
このドイツ兵は、仲間を危険にさらすことはできないって言うんですね。
 すごい心意気ある人ですわ。
 それでこの兵士は最後まで口を割らずに殺されたんですが、部下はあっさり場所教えてて、
お前はお前でプライドはないんかとちょっと思った。
 この後部下は無事解放されて、しゃべったとは言うな、解放されたと言え、ナチスに我々が
何をするか言うために解放された、とレインに言い含められています。
 この報告を聞いたヒトラーは、「解放されたんじゃない、逃げたと言え」ってこのブッツに
言ってんだけど解放されたとか逃げたとかもうどうでもええわ!
 
 ただブッツ、帰ったら兵士をやめるって答えたらレインによって、額に卍を書かれて
いたんですね。理由は、軍服を脱いだらお前がナチスだってことがわからなくなる、から
らしい。
 ここはどうでもいいシーンのように見えて実は伏線だったり。

 まあ目印として額に刻むっていうのはどこの国でも同じなんでしょうなあ。というかやはり
ドイツと日本の考え方が似てるのか?
 日本の江戸時代の刑罰でも、額に入れ墨するのがあったんですよ。といっても3回やると
「犬」という刺青が完成するというもので、一度にいれるものじゃないんですが。ちなみに
4回目やると死刑です。(何の罪をするとこれ、というのではなくて刑罰の一つ)

 さて第三章。
 ショシャナは生き延びて、ある映画館の支配人になっていました。伯母からついだ映画館
らしいです。
 看板をいじっているところにやってきたのは、フレデリックとかいうドイツ兵。連合軍兵士を
大量に殺したとしてドイツでは英雄扱いされている兵士です。…これは…アメリカだと愛称が
「フレディ」になるところにかけたりしてんでしょうか?(エルム街の悪夢)

 それはともかく鬱陶しいなこいつ。
 ショシャナに気があるのバレバレですけどね。
 ちなみに彼女はここではミミューと名乗っているので、今後ミミューとします。

 ミミューが喫茶店で本を読んでいると、見つけたフレディが当たり前のように入ってきて
当たり前のように相席しようとしてる。空気読めてねぇ。
 うわぁぁぁこいつうっとうしい!体を乗っ取るのが目的とかいいつつボンゴレに協力して
10年後も働いちゃったりしてるどっかのパイナポー頭と同じくらい鬱陶しい!
(パイナポーファンには心よりお詫び申し上げます。←ちゃんと骸って言おうか!)

 フレディは英雄なので話している間にもいろんな人が来てサインを求めたりワイワイ
話したりしているのですが、ミミューはそんなことには興味ない様子。気持ちはわかります。
自分の家族がドイツ兵に殺されていて、こいつは違うといっても同じように人を殺して
いるんだから、チヤホヤ以前に人として付き合う気にはなりませんわなぁ。

 んでフレディ、聞かれてもないのに、今度ぼくちんの活躍が映画になるんだひょっほほーい
「国家の誇り」って言って、ボク主演だもんねーとしゃべっています。
 ここまでしゃべったところでミミュー、立ち去りました。当たり前。

 ところが後日ミミューのところにドイツ兵が来て、彼女は強引にどっかに連れていかれる
んですね。
 連れて行かれたところが、ヨーゼフとかいう今回の映画を作ったという男と、フレディ。
…おい、フレディが今招待したんだよとかほざいたぞ。お前の国では有無を言わさず車に
乗せて無理やり連れてくることを招待つーのかボケナスが。
 ヨーゼフが回りくどく言ってますがつまりは、フレディがあーだこーだいって、今回の映画の
上映を、ミミューの映画館にしたいと言ってるらしい。
 ミミューにとってはまたとない機会ですよね。
 ナチス軍を大量に殺す。

 ところがそこにランダ登場。お前なにしにきたんだよ。鼻の下伸びすぎだよおっさん。
 緊張するミミュー。
 彼は、どうやってフレディと知り合った、とか聞いておきながら「シュトゥルーデル食った?
うまいよ、食べようよ」みたいなこと言って注文してます。食うか話すかどっちかにしろ!
 そうか、オーストリアのお菓子って書いてあったけど、ドイツとオーストリアは仲良しだから
ここにも普通に出させてんのかなぁ。
 まあいいわ。
 エスプレッソとは渋い趣味してんなおっさん。それでいてミミューにはミルクとかなめてんのか。
 カプチーノ頼まなかっただけイヤミじゃないんでしょうが…。(カプチーノは朝食用で普通
昼食・夕食には飲まない)
 それでなんだったっけ、そうだフレディと知り合った話だ。
 つーかだからおっさん自分から話をふっておいてムシャムシャ食ってんじゃねーよ!
 どんだけ腹へってんだよ!
 偶然知り合ったというミミューの話をどう受け止めたか知りませんが、とりあえず、映写は
ミミューがやってね、働いているとかいう黒人には扱わせないでねって言っておっさん、
シュトゥルーデルを完食して去って行きました。
 ここで「Negro」って言葉が出て来てこれが黒人のことなのですが、差別用語なんで
普通の会話では絶対に使わないようにしたほうがいいです。Fuckって言うのと同じような
もんです。

 上映が本格的に決まり、ミミューはこの映画館ごとナチスを焼き尽くすという計画を立てます。
映画用のフィルムは紙の3倍燃えやすいらしい。ああ、ありましたねー。機械の熱さで
燃えちゃったりして、つなぎあわせるたびにコマ数が当然ですが減っていっちゃうやつ。
 解説は、ありがたいけどすごい違和感ある。いや、悪い意味ではなくて。(これもタランティーノ
作品の醍醐味なんだと思うのですが)

 さてさて第四章です。
 連合軍らの会議中。
 ヒコックス中尉とかいう人がお偉いさんに呼ばれて、ドイツ映画に詳しかったかどうか
聞かれています。
 つまり、あの上映に、映画の評論家として参加させようという魂胆らしい。もともとこの
人は映画評論家だったのでその点は問題ないようですが、まずは計画を練るために
ドイツにいる、こちらのスパイと接触する必要があると。
 ある店で落ち合う必要があるらしいのですが…。

 そのスパイは、ドイツでは有名な女優らしいんですが、2年スパイとして活動していて、
情報を流してるようです。
 彼女がどうしてスパイをしているのかはわかりませんでしたが、確かに誰も女優が裏切って
いるとは思わないでしょうから、いいポジションといえばそうですね。
 
 さて待ち合わせのお店なのですが。
 これが地下にあるんですな。
 何かあった時困るというヒコックス。
 ドイツ兵のいない店を選んだらこうなったということらしいですが。
 バスターズからはヒューゴらが参加して、実際に彼らがお店に行ってみると、ドイツ兵で
いっぱいだよバカヤロウてな状況でした。
 なんか兵士の一人に子供が生まれて父親になったお祝いをしてるらしい。
 それはそれで、話し合い中止にする合図とか決めてなかったんかお前らは。

 んで女優であるところのブリジットさんですがヒコックスらと合流して、話をしようとしている
時に、酔っ払ってるアホ兵士が絡んできて、なかなか進められないんですね。
 このアホ兵士、ヒコックスやヒューゴのドイツ語のアクセントがおかしい、と言いだす。
 それをうまいこと彼らは「ここは将校の席だ。お前ら一般兵は戻れ」って言って、仲間たちも
そのアホ兵士を引きずって連れて行こうとするんですけども。
 店の奥の席で静かに飲んでいた、いかにも「俺は気づいてたぜ」風の将校が、いや俺も
おかしいと思うってやってくるんですね。いいからお前はそっから出てこないで黙って飲んでろ!
 やばい雰囲気になりかけましたがうまいこと言いくるめて難を逃れたヒコックス達。
 しかしこの将校が空気読めてなくてなかなか席を移動しない。
 いますよね、こういううざいやつ。
 人の話に割り込んできて、盛り上がってる時に「何の話?」って一から説明させようとするのが。
 たまりかねてヒコックスがハッキリ迷惑だ、って言うと、酒をおごってくれたら去るという。
図々しいな!
 んでグラスを3つくれーとヒコックスが言うのですが。
 将校、それを見て顔色が変わる。
 それに気づいてこちらも顔色を変えるブリジット。
 なんだよはやってんのか。

 まあ実際のところは、その3つ、と頼んだ手のしぐさがあれだったんですけどね。
 ドイツ式では、3つという時には親指、人差し指、中指を立てると。ヒコックスがやったのは
人差し指、中指、薬指。だからドイツ人だと言ってる君達は何者だと、こういうわけです。
 中国人だって言っとけヒコックス!(その設定はかなり無理がある)←中国でも似たような
形で示すため。
 それで結局ごまかしきれなくなって撃ち合いをした結果、ブリジット以外全滅。
 …君らはまともにナチスを倒すつもりはあるのかね…。

 レインらが助けにやってくるんですがその時に、息子が生まれたんだって奴だけ
生き残ってたんだけど、これはブリジットが撃ち殺しました。
 結局皆死ぬんだな。
 
 足を撃ち抜かれた上に、映画評論家として潜入するはずだったヒコックスも死んで
どうしたもんかって感じですが、登山で骨折したことにして、あと俺らを付添として潜入
させろとブリジットにムチャ振りをするレイン。
 イタリア語なら少しだけ話せるから、イタリア人ということにして入れば問題ないと
言っていますが…。
(ここはしっかり会話を聞いておいた方が面白いです。画面はちょっとグロいですけど)

 一方ランダの方は、店の現場から、女性ものの靴の片方と、血にまみれたブリジットの
サインハンカチを見つけていました。なんでそういう大事なものを回収しとかんのだ
ばかたれが!

 さて最終章です。
 ミミューの方もバックに小型拳銃を隠したりして、準備は万端といったところ。
 それと彼女は事前に、とある映像を自分達で撮影していたみたいです。
 それを最後に上映する予定らしい。

 映画館にはナチスの偉いさんとかその関係者とか来るんですが、白い矢印で名前が
でるのが笑える。
 ゲーリングとか。
 なんか銀魂の人気投票の時の順位思い出した。
 
 ブリジットはレインらをともなってやってきましたが、早速ランダが声をかけてるんですね。
まあ疑ってるからねぇ。
 で、足は骨折したとごまかすブリジットですが…。
 レインらをイタリア人のカメラマン、付添ですのでドイツ語はわかりませんわヲホホと紹介
するブリジット。

 えー。
 私はこの映画のキモ、笑いどころ、見どころはここだと思ってます。
 
 ブリジット余裕こいていたらなんとレインらに流暢なイタリア語で話しかけはじめる
ランダ。困るレイン。
 ここのシーン、めっちゃ笑いました。
 
 まあこれでランダの疑惑は確定に変わったわけなんですが。
 レインの部下2人は用意されていた席に向かいまして。
 足にダイナマイト巻いてあるのが説明で出るのが面白いな。

 ブリジットの方は正体がばれたとは知らず、ランダの誘いについていってしまいます。
 静かな部屋で2人向き合って話を始めるんですが、ここで彼女は正体がばれてランダに
殺されてしまって、ランダは電話をかけてレインを捕まえることを命じるんですね。
 なんかちょっとこの展開は意外だなと思いましたね。
 もっと頭脳を駆使してブリジットが逃げるかと思ってたんで。つーかあの店で助かった
意味ねぇな!

 こうして捕まったレインともう一人の部下なんですが。部下の方は別のとこで捕まった
らしい。何してんだお前は。
 
 ランダは彼らを殺しはせず、取引を持ちかけてきます。
 今ここで自分が映画館に電話して、レインの部下2人を捕まえさせなければ、ゲリラは
成功して、ヒットラー以下ナチスは全滅すると。
 でもそれで戦争は終わることになる。つまり終わらせるも終わらせないも自分の選択
次第。だから、戦争を終わらせた英雄として自分に富と名誉を寄こせと言いたいらしい。
 そのためにはレインの上司と直接交渉が必要だから、無線があるここにこっそり連れて
きたらしいですよ。
 なんか…悪党というにはすごすぎるというか。
 一番かしこく立ち回っているといえばそうですが、こいつが生き延びるのは腹立ちますよね。

 映画館の方でも、ミミューがちゃくちゃくとその時を待っていたんですが、なんと抜け出した
フレディがやってきてしまうんですね。
 映写室の中に入れてくれないミミューに、大人しく戻るかと思いきや「ボクは英雄なんだぞ
プンプン」とか言いだすフレディ。
 結局こいつは、ちやほやしてくれないミミューに腹立ててるだけじゃねーか。
 何が英雄だ。人殺しめ。
 ドアに鍵をかけてくれと要求し、その間にフレディを撃ったミミューですが、ちょっとばかし
情けをかけたために自分自身も撃たれてしまう。うーん、ミミューくらいは生き残って
欲しかったんだけどなぁ。
 まあ映像自体はセットしてあるので、あとは彼女の相棒であるところのマルセルが、うまく
火をつけてくれるのを待つだけです。
 
 映画館が火事になってパニックになって、その上あの部下が銃を乱射したものだから
映画館はまさしく墓場となり果てててすごい状態になってました。
 
 んでランダの方ですが。
 お前…交渉なげぇよ!いつまでしゃべってんだよ!
 映画終わっちまうだろうが!

 レインは彼らを連れてアメリカ領土になるとこまでやってきて、ランダはめっちゃ上機嫌で、
「こっから先は俺投降したドイツ兵ね!」とかやっちゃってんですが。
 そうは問屋がおろさなかった。
 レイン、ニヤニヤしながら「お前軍服を脱いだらナチス軍ってわからなくなっちゃうだろ?」と。
 まあ、そういうわけです。

 
 表現にいろいろグロい部分があるものの、これはこれで悪ノリって感じでおもしろかったです。
 一つ心配なのは、ドイツの人達が嫌な印象持たないかなぁってことなんですが。ナチスの
ことはドイツの人たちにとって「恥ずべき歴史」ですからね。
 ともかく、やっぱりタランティーノ作品だなぁって思ったお話でした。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→イングロリアス・バスターズ