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のだめカンタービレ 最終楽章
前編

1/11鑑賞

 ドラマのパリ編を見てなかったのでキャラが少しわからなくて苦労しましたが、あとはもう
この映画だけ見ても問題ないくらい面白かったです。
 音楽がすごくきれいだし、ギャグはギャグで相変わらず全開だしって感じで。
 それと、「序曲1812年」が流れたのがちょっと嬉しかった。この音楽、「V フォーヴェンデッタ」
のラストに使われている曲で演奏時間は長いんですけどすごい好きな曲です。最後ドハデに
盛りあがるしね。のだめの方でも実際に大砲撃ってて、なるほど!って感じでした。

 さてさて。
 のだめはパリ、千秋はウィーンでそれぞれ過ごしていて、千秋はこれから演奏らしくて
準備してんだけど、のだめの方はゴミにうもれて寝ててすごいです。お前毎日毎日それで
つらくないのかっていうかなんでそんなにゴミいっぱいなんだ!片付けろ!
 というかのだめさん今起きて出かける支度されてるみたいですが、パリからウィーンって
13時間くらいかかるはずなんですが大丈夫なんでしょうか。(飛行機の方が早い)
 まあ間に合ったから大丈夫なんだと思いますが。
 ここでしばらく音楽を堪能することができますが、やっぱすごいなと思いました。

 そして一ヶ月後。
 バスがだーっと通って行くんだけどここのシーンでバス内から手を振る人が。誰かと
思ってたらのだめちゃんですか。
 のだめは、ターニャ、フランクとともに買い物中。

 っていうか私あまり映画の技巧に詳しくないのですが、これ普通の映画と撮影の方法
違いません?
 セリフをあとからアテレコしてる印象を受ける。ちょうど戦隊ものがこんな感じなんですよ。
声が少しだけ口の動きと合ってない感じ。
 音楽を重視する映画だから何かこだわりがあるのかも知れませんね。

 町中は、ジャンとかいう指揮者のポスターであふれていました。
 というのも、なんかのコンクールで千秋が優勝したにも関わらず、そこの常任指揮者に
選ばれたのはジャンだったからです。
 ターニャがどうして千秋じゃないのとかヒートアップしてて怖い。バスの中だから!

 千秋はというと、シュトレーゼマンの秘書エリーゼが見つけてきた、マルレオケという
とこの常任指揮者の依頼を勝手に受けられてて「はぁ!?」みたいな感じでした。
 確かに勝手だー!千秋の意志関係ねぇぇぇ!
 ここのオケは前にシュトレーゼマンもいた伝統あるオケだということで、千秋も興味が
ないわけではないんですが…。
 

 その夜千秋上機嫌で料理作ってるんだけど、のだめが、機嫌がいいというのに気付いたのは
流石だと思う。
 パリにきてもう一年になるらしいのですが、のだめの方は勉強が大変みたいで、進級試験が
控えているらしい。
 でもなんか私生活は充実してるって気がします。ドラマで事あるごとに投げられてたりしてた
のがウソみたいだ(笑)。
 つーか私一緒に暮らしてると思ってたんですが、流石にそれはなかったですね。アパルトマンの
部屋が隣ってだけなのかー。それで入り浸ってるわけですね。ま、のだめが一緒に住んでたら
ここまで片付かないだろうし…。

 さてフランクは千秋をつれて、マルレオケに行きます。
 エキストラの演奏者を募集していて、様子を知るのにいいからって半ば引きずってきたんだけど、
指揮者として入ることになっているから顔バレするのもいやってことで変装するんですが。
 丸メガネに七三分け。
 うん、「MW-ムウ-」の美智雄だね、完全に!
 気をつけろ、こいつ爆弾持ってるぞ!(ねぇよ)

 彼らの前に現れたのは、テオというどっから見てもなだぎ武ですって人だったのですが(本人です)、
彼はマネージャーぽいポジションのようですね。
 んで中に入ってみたけど一目見てグダグダっぷりがわかるくらいのオケでした。
 しかも千秋が練習してるといい気になるなよとかコンマスに言われたし。
 なんか…このオケ、ものすごい不協和音流れてる気がする。
 ここで殺人事件が起きて明智少年が乗り込んでくるわけかぁー!(それは金田一でやってください)

 練習が始まるかと思いきや、指揮者がキャンセルしてきたので今日のリハは突然終了。
 千秋、フランクを問い詰めてこのマルレオケが壊滅寸前のグダグダであることを知ります。
 メンバーの1/3が突然やめてしまって、もう寄せ集めのオケと言われてるらしい。
 そして資金もないので演奏者はバイトしたり仕事掛け持ちしたりして、ますます人がいなくなると。
 こりゃー厳しいですのー。

 さらにさらに、あのテオがコンマス相手に、急いで指揮者探さないと、こうなったら秋から
来る予定の千秋とか言うやつでもいいとか言ってるのを、千秋目の前で聞いていて笑えます。
若くて安いからという理由で依頼されたことをしってショックな感じです。おやおや、千秋なら
「絶対に実力を認めさせてやる」くらい言うと思いましたが。まああの惨憺たる現状を見れば
それどころではないわな。
 
 ここで突然「もう皆さんわかってると思いますけど外国語はできるだけ日本語にしてお送りして
まーす」って字幕が出て笑える。まあなんて日本語のうまい外国人…て思うわけねー!
 
 千秋はSオケを思い出してますが、向こうはとりあえず弾けたので、あれよりひどいと思い
ますけども。やる気そのものがねーんだもん、演奏者に。
 んで、そんなところにルイという女性がやってきて千秋とあいさつ交わしてんだけど、それを
見たのだめが「ムッキャー!」って突進してきてこぇーのなんのって。そりゃ撮影秘話で玉木さんも
恐かったって言うわ!
 この後のだめが千秋にかみついたため、投げられたのですが、そばにいたヤギを無言で
なでなでするのだめがメッチャ面白い。ヤギなでんなー!
 ルイは、ひとりで留学するためにやってきたらしいです。ちなみにパンフによると、以前千秋と
共演したことがあるらしい。

 アパルトマンに戻って、のだめがお茶を出して…いやなんで湯のみがそんなに転がるんだ!
どうやったら茶卓に乗せてそんなにごろんごろん転がるのか知りたいよのだめ!この人は…
多分、お湯を入れるだけのカップラーメンですらポイズンクッキングに変える人だ!
 妻ですって言ってるのだめ。千秋、ルイに「あいつ変態で妄想癖あるから」って。
 あの…一応付き合っておられるんですよね…?

 ルイは千秋に部屋探し付き合って欲しいというのですが、千秋は千秋で今それどころじゃ
ないからって断るんですね。断るのはともかくとして後ろでのだめがこぇぇぇぇ!貞子か!
 ともかくのだめをたたき出して千秋、指揮の準備です。

 演奏会前日、千秋としては一応初顔合わせのハズなんですが、早々にこないだのエキストラ
だと見抜いてる人もいて面白かった。
 んでテオは千秋に、コンマスには逆らうなと念を押します。
 もめごとがイヤらしい。
 うーん…演奏はグダグダって感じがしますが。

 のだめの方は、ルイの買い物に付き合わされてたんだけど、売られてる人形の首をもいで
しまったりとか、子供とヨットのおもちゃで遊んでて池に落ちたりとかが音楽に合ってて面白かった
です。つーか!妙齢の女性がパンツ丸出しで落ちるなー!

 ちなみにオケの方、子供のバレエ団がなだれ込んできました。
 金がないのでいろんなおけいこ事とかに貸し出しているらしい。

 で、また演奏者がキャンセルになって、急いでパートを探さなければいけないのですが。
テオを脅して「死ぬ気で探せ」って言ってるのは面白かったなぁ。
 その後千秋はのだめに電話するんですね。チェレスタをやってほしいと。
 この後ののだめのリアクションすげぇー!街中に千秋と共演のビラまいたり、どこのディズニー
ステージですかみたいな着ぐるみショーになったりして面白かった。
 あの、理解できる人が非常に限定されてしまって恐縮なのですが、映画「クレヨンしんちゃん
わくわく温泉大決戦」の冒頭にある、みさえが歌う「でたーでたでたでたー」というお便秘解消の
歌の時の様子に似てる。(本当に限定的なネタだな)
 まあお金に余裕ある人はレンタルして見てみてください。面白いので。

 というか勢い付きすぎて「変態の森」とかいうところに行っちゃったけどいろんな意味で
戻って来い、のだめ!
 
 ところが、オケ会場に行くと、ルイがいるんですね。
 彼女はたまたま訪ねてきただけらしいのですが、たちまちテンションのさがるのだめ。
 しかも中に入っていくと、ルイがチェレスタだと誤解されてしまうんですね。
 びっくりする千秋。
 のだめが私はいいから、みたいなジェスチャーしてて、そうはいかないだろって感じで
千秋が引っ張りだそうとしてて。
 のだめが「空気読めってんですよ!」とドス効いた声になったのは笑いました。

 そういうわけで演奏会なんですが。Sオケの指揮者を任されたという、松田という男が
聞きにやってくるんですよ。彼は千秋の存在が気に入らないようです。
 何故なら、「黒髪の貴公子てキャラかぶってるだろ!」らしいです。
 …お前は黒髪の奇行子とでも名乗ってろ!

 フランクもおばーさんと一緒にやってきたのですが…。
 えー、演奏は案の定、「そのまんまドリフでやってよ」ってくらいひどいものでした。
 最後は足元のジュースだかなんだかですっ転んで頭突きかましてドラが鳴り響く始末。
 そりゃあ失笑ですわなー。松田がめっちゃ笑ってて、それはそれでムカつくんだけど
変顔してたからアホ丸出しみたいな感じになってました。
 ま、千秋としてみれば、以前も笑いの方が大きい拍手があったからそっからのスタート
かって感じであまり気にしてないみたいですが。
 それとちょっと意外に思ったのが、偉そうにしているだけかと思ったコンマスが、実は
そうではなかったということでした。
 彼自身もこのオケのふがいなさが悔しいらしい。

 アパートに戻ってきた千秋、のだめ、ルイなんですけど、
 そこにルイの母が現れて、約束が違う、帰って来いといって無理やり引っ張っていって
しまいます。引っ張っていくのはいいけど、千秋を殴っていくのは人としてどうなんだ。
 ここでのだめが「ムキャー!」とかいってやりかえしてくれればちょっとスッとしたのに。
 はい、ここでルイさんの出番終わりでーす!
 この後本当にチラリとも出てきません。ある意味すがすがしいです。

 千秋はルイがいきなり留学しようとした理由を薄々知っていたようでした。
 最近の演奏について酷評されていたらしい。
 誰にでもスランプはあるけど、プロっていうのは常に100点を要求されるから、本当に
厳しい世界ですね。
 ともかくのだめは、あのグダグダなオケのボレロは面白かったって言います。
 いつかは千秋と共演という夢がかなえばいいですね。まあかなったらそこで最終回だと
思うのですが。

 千秋はマルレの事務所に行きます。
 そこにコンマスとテオがいて、欠員募集のことについて話し合っているんだけど、
千秋はオーディションするなら自分も参加したいって言うんですね。
 ちゃんとしたオーディションが開かれるのはかなり久しぶりで、たくさんの応募者が
集まったらしい。

 んで、久々登場黒木君はターニャとともに練習を重ねていました。
 オーディションを知って、千秋に内緒で受けるつもりらしい。
 で、ターニャは黒木のことが好きらしくて、ピアノ演奏にもう付き合えないって文句言って
たんだけど、彼が「じゃあのだめに頼む」って言うとまたひく気になるのが可愛いです。

 のだめはでかい皿を持ってピザ買いに行こうとしていたのですが、店が休みだと
知って皆にカレーをふるまおうとします。
 つーか皿がでけぇ!直径1メートルくらいあるんだけど!それ持って買いに来られても
お店の人も困るだろ。
 がしかし、真の驚きどころは次にありました。
 部屋の中を「死」「痛」「病」「菌」とかの文字が飛び交ってて、何かと思ったら。
 のだめの作ったカレーから出てるんですよ。
 これは気づいた瞬間笑いが起きましたね。めっちゃ笑える!
 どんだけこれポイズンクッキングなんだよ!
 死亡とかいう文字が出て縁起でもねーよ!

 さすが危険だと察知した黒木君、食べるのを断りました。

 オーディションの方は淡々と進んでるんだけど、千秋とコンマスの意見がピッタリ一致
していて、後ろで女の人が「2人とも意見が合ってるじゃない」とか突っ込んでて面白いです。

 その夜…。
 のだめカレーを食べたフランクは腹痛に襲われていました。
 ご愁傷様です。

 翌日のオーディションに黒木が現れて驚く千秋。実力も段違いに成長していて、千秋は
感心するんですが。
 ターニャの様子がおかしい!弾き終わって倒れました。こっちものだめカレーか!
 ここでナレーションが「これがのちに語り継がれるのだめカレー事件である」とか言ってて
笑えます。そりゃ伝説にもなるわ!
 敵は身内にありとか…。

 んで、バソンとかいう楽器でオーディションに応募してきた人がいるのですが。
 ここの楽器説明はとてもわかりやすかった。
 でもってコンマスと千秋が褒めてて、後ろで「またこの二人結託してる」とか言われて
たのが面白かった。(他の人は反対してた)
 ここで2人が同時に後ろをギロッとにらめばなお面白かったかなとは思いますが。

 今まできっちりとしたオーディションは開かれてなくて、ではどうしていたかというと、
辞めて行く人が後継者を指名したり、世襲制であったりしたらしいです。
 だからレベル下がったんじゃないのか、このオケ。
 コンマスはずっとオーディションをすべきだと反発していたらしいです。それで反対派の
人とモメて、かれらはこのオケを辞めたと。
 要するに実力はないけど自分達の地位は守りたいというアホが今までいたわけか。
それなら辞めてもらって返って好都合でしたね。
 コンマスは本当に純粋にこのオケを守りたかったんだと思います。
 千秋も、オケはきっとよくなると思ったようですし、これで安心ですね。

 のだめの方も進級試験を受けてて、ここのシーン音楽も楽しいし表現も楽しくて面白かった
ですよ。
 それで受かったと千秋に報告に来るんだけど、それを千秋が止めてて、チュー光線が
出てるのが面白い。
 まあこの後2人で抱き合ってみてた人に冷やかされる展開もありましたけどね。外国人でも
ひゅーひゅーって言うんだぁ…。(え、そこ!?)

 定期演奏会の音楽の一つがバッハに決まったということで、マエストロに連絡を取る
千秋ですが…。
 おいおい、電話の向こうの話し方、どう見てもシュトレーゼマンだろうが千秋!
 たまたまトイレに立ってる間に、一緒にいたシュトレーゼマンが電話とったらしいん
ですが、しばらく騙されてて会話してる千秋面白いです。
 しかも正体がわかると「何やってんだジジイ」ですよ。ジジイ呼ばわり。

 オケの方は猛特訓が始まります。
 千秋の鬼のような指導に皆ウンザリって感じなんだけど、コンマスがもう一度だとか
やってて、まあ練習自体は何とか進むんですよ。

 んで町を歩いていたジャンとその恋人の並木さんとか言う人が、マルレオケのポスターが
ちっちゃいとバカにしてんですが。
 そこでのだめがフランクとともにティッシュ配りしてんですね。
 ポスターを小さくシンプルにした分、こっちに経費回せたと。
 うまい考え方ですね。
 海外ではこういうのないから、絶好の宣伝になると思う。
 ただここでのだめと並木がドラゴンボールごっこ始めててめっちゃ笑えました。お前ら
かめはめ波出せんのかよ!マンガ違うよこれ!
 ククク、ザーボンさん、このゴミどもを始末しておしまいなさい。

 ちなみに飛んでったかめはめ波でジャンの広告張ってた飛行船が割れました。

 オケのメンバーはめちゃくちゃ疲れきってて、あの黒木君でさえバスの中でウトウト
してしまってハッと起きるシーンはなかなかよかったです。
 あと、練習時間過ぎたらまたバレエ団が入ってきて「侵略に苦しみ人民って俺達の
ことかー!」って言いながら出て行ったのは笑った。まあそれで音楽の理解に近づく
ならいいんじゃないの。

 そういうわけで順調に進んでいるかに見えた練習ですが。
 まだ地雷を抱えていました。
 メンバー内の不協和音がそこここで流れ始めてきていたのですよ。

 のだめの方はティッシュ配りしていて、今ピアノ習っている先生に出会います。
ちゃっかりこれのだめの彼氏です、って言っててかわいかったです。

 オケの方でついに小競り合い発生なんですが。
 個性強そうだ、とオーディションの時に千秋が言っていた青年に対して別のメンバーが、
お前なんでノースリーブに袖だけなんだよ!そのファッションおかしいんだよ!という「え?
それ演奏に関係なくね?」みたいなツッコミをかましてて、それに対して青年が「これはな、
ジャケット着た時でも暑くないんだよ!しかもシャツを着てるように見える!」
 うむ、合理的だ。
 あれ?感心したの私だけですかね?7、8年くらい前にはやった、政府提唱だかのクソださい
半そでスーツよりなんぼかマシだと思いますけど。
 グダグダになりかけたところに、コンマスが怒って、びしっとまとめてくれててよかったです。

 一方で千秋の方は、シュトレーゼマンのもとでピアノ練習してました。
 なんか全然うまくなってないらしいです。

 千秋はしばらく帰らないらしいんですが、ターニャがのだめに「いきなり行方不明になって
心配しないの?」って声かけてて。私はのだめが電話連絡でもしに走ったのかと思ったら
部屋の隅で千秋のシャツをスーハーしてんですよ。どんだけ変態だ!お前は掃除の後、自分の
臭いのついた寝床を嗅ぎにいって安心するハムスターか!

 オケの方は欠席が目立ち始めていました。
 皆仕事掛け持ちでやってるから、練習がきつすぎて、仕事の方に出ないとやばいらしい。
 だけどコンマスは残ったメンバーだけで練習すると言ってます。偉いなぁ。
 何とか立て直したいんでしょうね。
 あと黒木は、同じパートのおっさんから、どうしても仕事に出なければならない、娘を
幼稚園に迎えに行って欲しいと頼まれていました。いきなり行って大丈夫なんか。
 つーか迎えに行くだけならともかくどうしてそれで千秋の部屋に連れてくるんだ黒木君。
 ターニャとかフランクも当たり前にいるし…どうしてだ…。

 帰って来た千秋に娘さんが、今の指揮者はあれこれ細かいからオケの人に嫌われて
るんだよって容赦ない言葉を言ってて面白いです。
 ま、要するにお父さんだって練習頑張ってるということを言いたかったみたいなんですが。
 ここで実は皆、仕事終わった後もそれぞれ頑張っているというのが分かって良かったです。
 あともう少し贅沢を言うならば、あの不協和音が解消されるエピソードが少し欲しかったなと
思いましたね。
 バラバラだった皆の心がどうやってまとまっていったのか、というところを原作になくても
少し丁寧に書いて欲しかった。

 嫌われてはいるけども、実力は本物、と皆千秋のことを認めてはいるみたいです。

 そういうわけで定期演奏会。
 えー。のだめ、盛大に寝過ごしてます。しかも千秋に送ったメールがなぜかローマ字。
ああそうか、こっちの国対応の携帯だから日本語打てないのかこれ。
 
 舞台に出る前にコンマスが、10代の時にマルレオケを見て感動したこと、千秋にとっては
このオケは踏み台の一つかもしれないが、自分は活気溢れるオケにしたいことを話します。
ここ、いいシーンだったなぁ。
 いいシーンだったんだけど、その後の映像でのだめが「むきゃー!!」と階段駆け上がって
きてて笑いました。

 演奏は素晴らしかったですよ。
 ここはもう音楽ノーカットでやってますよね多分。
 序曲1812年が流れて、しかもテオが上でちゃんと大砲鳴らしてるのに感動した。
 演奏が終わると、いつもマルレの定期演奏を見に来ていたおじいさんが、まっ先に立って
拍手しててかっこよかったです。
 あと松田は笑いにきたつもりがすっかりショック受けてて帰るって言ってた。帰れ帰れ。

 まあここで終われば大団円だったんですが前編ですからまだ続きがあります。
 千秋は演奏会を終えて、のだめと別れて住むことを決心します。
 のだめも多分演奏を聞いていて何かを悟ったのではないかと思うのですが。

 多分2人は、お互いに才能を高め合ってはいけるけど、一緒にいては才能をつぶして
しまうんじゃないかと思うのですよ。
 特にのだめは、千秋の後を追いかけて行くんじゃなくて、別の道を行かないといけない
んじゃないかと思います。千秋もそれに気づいたのでは…と考えているのですが。
 怒涛の後編は4月公開!
 多分シュトレーゼマンの病気はウソか大したものではないような気がします。
 あと最後ちょっとSオケの人達が出て来て懐かしかったです。後編ではもっとたくさん
出てくるみたいですね。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→のだめカンタービレ 最終楽章 前編