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サロゲート |
1/26鑑賞
面白かったことは面白かったんだけど、設定の甘さが最後ちょっと目立ちました。
サロゲートの設定としては、個人個人に合わせて作成してあって、レンタルだとか
貸し出し専用なのを除いて、他人のサロゲートを操ることは難しくまた、犯罪だと
されていたのに、後半バンバン他人のサロゲート使いまくりなんだもん。
あれは流石に「アリなの?」って思いました。
それと字幕が変。この人本当に話わかって訳してんの?というとこ以前に日本語として
意味がわからないところがありました。「手をこまかけている」とか。(記憶違いかも
しれませんが)←こまねく、と手をかけるがごっちゃになったのかも。
吹き替えで見た方がわかりやすいかも…と思ったですよ。
そういうのを除けばなかなか面白かったです。予想を裏切る展開がいくつかあった
のはよかった。
さて物語は、ロボットの技術が進んで、その人の脳の神経細胞をモニターしてロボットが
動くという技術が開発されたことから始まります。
まあ何となく想像してましたが案の定兵器に転用されましたね。食糧も手当てもいらず
使い捨てに出来るロボ兵士。
で、産業に使われるようになって、思い通りの自分で生活できるということで皆がバンバン
使い始めたわけです。
ブログとかで使われているアバターが自分の代わりに生活してくれるようになったと思いねぇ。
感覚はそのまま自分に伝わり、危ない目にあった時は回線が切断されて人間には刺激が
いかないようにする。
便利かと思いますが、それは人間がますます退廃的になるだけじゃないですかねぇ。
で、これをサロゲートというのですが、それに異を唱え、人間は人間らしく生きる方が
いいと主張して自治区を作り、人間の人間による人間のための国を作った人達もいました。
サロゲートを皆が使うようになって犯罪が激減したと言われていますが、もしも本当にサロゲートが
実現したとして、犯罪激減はないでしょうなぁ。
楽しむために金がいる。そうなったらサロゲートを使用している間の人間の家に忍び込んで
金品をとった方がいいからです。
ま、あくまでもフィクションということで。
んで車に乗って誰かと話をしている、見るからに苦労してなさそうなバカボンボンが一人。
サロゲートを借りるとかいってるんですが、話してる相手はパパりんで、パパのサロゲートを
借りてオペラに行く…と見せかけて黙って遊びに行くらしい。
ホンマ、バカボンボンやで。
その車の後ろをつけてくるバイクが一段。
このバカボンボンはクラブにいって女の子といちゃついていたのですが、バイクから降りた
男に不思議な武器をつきつけられサロゲートは破壊されてしまいます。
んでその現場にやってきたのが、ハゲ…じゃなくてトム(怒られるぞ)とピーシーズ。2人は
FBI捜査官です。
男の方のサロゲートはIDチップが焼け焦げてしまっていて身元不明、女の方は身元がわかった
のでただちにそちらへ。
アパートに住んでるらしいんだけど、管理人は、いい人ってめっちゃほめるんですね。んで
2階には女物の衣装やら化粧品、ウィッグなど沢山あって、派手な暮しをしてんだなーって
感じなのですが。
死体で発見された持ち主は男でした。
女のサロゲート使うなやー!!!!!!
それにダメージを受けたかどうか知りませんが、ぐったり疲れて帰宅したトム。
彼もまたサロゲートを使っていて、サロゲートトムが充電器に入ると、本物のトムが起きて
きます。
彼は息子を亡くしたらしい、というのがこの後の映像でわかります。
奥さんが帰ってきたけどこれもサロゲートのようで、トムは、本物の奥さんと二人で
旅行に行きたいって言うけど、奥さんはけんもほろろ。
息子を失って以来この夫婦はすれ違ってしまっているみたいですね。
一方で、キャンターとかいう大学生の死体が見つかります。
これがあのサロゲートを操っていたバカボンボンでした。
彼は、サロゲートを開発したキャンター博士の息子だったことがわかります。
そして二つの死体とも、脳が液状になって殺されていて、普通サロゲートに危害が
加えられると安全装置で遮断されるのでありえない死に方だというのがわかります。
映像を分析して2人を殺害した(と思われる)人間の顔まで割り出しちゃってるのが
すごいなぁ。
でもその男が何を使って殺したかはまだわからない。
数年ぶりの殺人事件ということで驚くトム達。
キャンター博士は運営陣によって7年前、会長の座を追われており、それ以来人前に
出ることなしにいたらしいです。
トムは博士に会いに行くのですが、ここで、殺されたのは博士がいつも使っていた
サロゲートであり、たまたまあの時は息子が使っていた、つまり博士を狙った何者かが
息子だとは知らずに破壊した可能性があるということがわかるんですね。
ここでピータースが「他人のサロゲートを使うのは犯罪ですよ」と空気読まない発言を
して、博士をムッとさせてます。
お前…話を遮ってまで言うことかい。いや任務上ってのはわかるけど犯人の手掛かりを
聞きに来てんだろうが。
博士はへそを曲げかけるのですが、トムが、私も息子を亡くしたという言葉にシンパシーを
感じたのか、その後は怒ることはありませんでした。
次にトムらは、VSI、サロゲート販売会社を訪ねます。
法律の専門家まで出て来てものものしい感じで、こちらからは情報はえられませんでした
っていうか、事件の話を聞きに来ているのに「能力のアップグレードしますよ」とか商魂
たくましいな!
このシャッチョサンからは、「アイ、ロボット」の最後殺されたシャッチョサンと同じにおいが
します。
らちがあかないと思ったトムは、技術部に行くんですね。
それで眼球が破壊されたサロゲートのことを聞いてみると、丁度GIジョーから眼球のない
サロゲートが修理に出されてきた、という。
でも何も汚れてないし、IDチップは抜かれていたということで、それ以上のことはわかり
ませんでした。
軍って秘密主義だからなぁ…。
そのまま軍に行くトム。行動はやっ!
いや、見てるこっちとしては展開速くて助かるんだけどこっちの世界は時間が経過しない
のか!どう見ても捜査開始からかなり時間経ってるのになんで日が傾いてないんだ!
(何日にも分けて撮影しているからです。)
軍では、なんかもうゲーム感覚な感じでサロゲート操って戦争中です。
なんだかなぁ。
トムは、こういう武器を見たことはないか?って言うんだけど、お前ハンバーガーの食い過ぎ
じゃね?みたいな体格の軍のおっさんは何も答えてくれませんでした。
そんで戻って来ると(なんとこの時点でもまだ昼間です)、サロゲート達を襲ったらしき男の
正体がわかります。えーとなんだっけ、ストリックランドか。ストリックかランドどっちか削れば
いいのに長い名前だな。(人の名前全否定か)
このストくんですが(勝手にちぢめたー!)、以前強盗容疑で捕まったもののすぐに釈放されて
おり、内部にコネがあると考えるトム達。
そんで、市内を監視するボビーがすぐさまカメラで彼を見つけ出し、直ちに追手がさし向け
られます。
ボビー「おめぇら、こんなめんどいこと、俺にさせんなよ」←それボビーオロゴンじゃんって
いうか言葉だけじゃわかんねーよ!
このボビーはちょっとかわってて、サロゲート使うの大嫌いな人みたいです。いいんじゃ
ないかなそういうのも。
私はこのキャラ好きだなー。
そんな中、暴力事件が発生したという通報が入り、ボビーはプログラムを操って、女性を
襲っていたサロゲートを強制停止させるんですね。サロゲートを操る回線を切断したらしい。
その間に女性は逃げていきました。
これはすごいと思った。
つーかこれ何かの伏線になるかと思ったんだけどなぁ。
(ラストの展開で使われたのかもわからんけどいまいち展開が理解できず)
ピータースはまた「そんなソフト違法じゃないの」とか怒ってるけど、ボビーは、グレーゾーンだ
よとどこ吹く風。まあ、悪用しないで犯罪防止のために使うならグレーでしょうな。
トムは自分もヘリで出て、ストを追うんですが。
ストは隠し持っていた武器で反撃、警察官のサロゲートがあの前のサロゲートと同じ
やり方で殺され、トムが乗っていたヘリの操縦士も殺されます。
からくも逃れたトムはヘロヘロになりながらも追って行くんだけど、なんとそのヘリが、
サロゲート反対の自治区に墜落してしまうんですね。
まあサロゲートなわけですからトム、なおもストを追います。ストも逃げる逃げる。さすが
伊達にダイハードの主役やってないぜ!いつもこんな役ばっかりだな!
自治区ではサロゲートが入ってきたぞぉーってトムを追うのでもうしっちゃかめっちゃかな
状態です。いっぺん追い込んだのにトラックに突っ込まれたし。
やっとストを追い詰めたトム。かっこよくそのバッグを寄こせとストに迫った!
これで事件解決…になったら映画30分で終わりますので、トムのサロゲートをおばさんが
撃つわけですよ。それでもう動けなくなって仕方なくトムは回線を切りました。
自治区の連中もなんていうの、平和主義じゃねーのかよ!って感じなんですけど。殺人者を
かくまうのはどうかと思いますよ、いくら自立国家と言われても。
回戦は切ったものの、ストの武器によって大ダメージをくらっていたトムは、奥さんが
サロゲートを操っている部屋にいって名を呼ぶんですが、奥さんが出てくることは
ありませんでした。
聞こえてないのか出る気がないのか…後者だったらしばくぞって感じだけど。
んでその夜友達とわいわいやりながら帰宅した奥さんのサロゲートは倒れている
トムを見つけて病院へ。
一方でストの方は、自治区指導者の「予言者」によって、誰に指図されて武器を
使ったんだ?とか問い詰められていました。
ということはこの予言者はそれを知っていたということになりますね。
ともかく、トムが目を覚ます頃には自治区の連中が、自治権を侵されたとかいって
革命じゃー!カブト狩りじゃー!みたいなことになってて、トムはトムで目を覚ましたら
上司のストーンに停職宣言されていいことなしです。
トムは、俺の仲間が殺されたんだぞ、と言いますが、ストーンは文字通り石みたいな
奴ですから平然と「捜査終了までお前サロゲート使用禁止ね」って言って出て行きました。
この石頭野郎が。
つーかいつもこんな展開ですね、ブルース・ウィルスさん!
んで案の定彼は病院を抜け出し、あの自治区に行くんですね。
そこでトムは、ストが処刑されたことを知ります。処刑っていうかなんか予言者がもっとも
らしいこと言ってて死体を焼いてたんだけど。
予言者は、サロゲートの時代は終わるだろう、と言ってます。
んでトムは預言者に、ストは武器を持ってたはず、それ取り戻したいんだって言ったけど
「見つかったら家へ届けてやる」と、お前トムの住所知ってんのか?ということを言われた
だけでした。
んー、この予言者も絶対なんかあるなって思ってたら予想を裏切らず、家に隠してた
なんかトランクを取り出してました。あの武器じゃねーかよ。早く家に届けろよ!
まあ届けようと思って取り出したのではないことは確かですけども。
ずっと忘れ去られていたっぽいキャスター博士がここに至ってトムに接触して
きました。
博士はなぜトムの息子が死んだかを尋ねます。
トムの息子は自動車事故に巻き込まれて死んだらしいです。
サロゲートだったなら助かったかも知れませんが、それより前の事故だったんでしょうね。
気の毒な話です。
トムは、博士の息子を殺した奴は自立地区の住人に殺されたって言うんですが。
納得するわけないよなーと思ってたら博士はそれで怒ってたんじゃなくて、息子を(の
サロゲートを通じて)殺したのは最先端のテクノロジーだ。10億ドルくらいは技術開発に使われて
いるはずだ、と鋭い指摘。
つまり、裏で大きな組織が動いてるってことですよね。
博士は武器のことについて調べろ、と言いました。
んでさらにさらにトムがぐったり疲れて帰宅すると、奥さんの友人だとかいうサロゲート
どもがなんかつまらん遊びをしてました。
人間でいう麻薬みたいなもんですかねぇ。ちょっとスリルある遊びみたいな。
停職中とはいえよくFBI捜査官の家でこんなつまらん遊びをする気になるなって思うのですが。
荒れるトムに何が気に入らないのとか声をかける奥さん(のサロゲート)。
いや、間違いなく空気読めてないのはあなたです。
トムは、FBIのデータを操って、VSIが武器部門を新設したことだとか、陸軍がVSIとの
契約を破棄したことを突き止めます。
一方では、ピータースの家に男のサロゲートが侵入してあれこれデータを見た後、
彼女を殺してこのピータースのサロゲートを操り始めます。
おぃぃぃ!脳神経ごとに調整してあって簡単に操れないんじゃなかったのかよ!
えーと陸軍の方じゃないかと思うんですけどトムは、武器の話を持っていくんですね。
ODという、字幕では「オーバーロードデバイス」になっていた、イニシャルあわねーじゃ
ねーかよというのが名前らしいのですが。(多分、オーバー・ロード・デバイスではなくて、
オーバーロード・デバイスで切るのだと思われる)
ウィルスをCPUに注入して戦いを一発で終わらせることができる武器なんですが、
人体も死なせるし、想定外の結果が出て回収に至ったと。
しかしその武器が一体残っていた。
自治区が入手したとトムから聞かされた陸軍、スクランブルです。
あと入れ替わったピータースの方ですが、自治区の予言者があのトランクをピータースに
渡せ、絶対本人に渡せと預けてるんですね。
ここは後で事情を知って思い返すとなるほどなぁって感じです。
FBIでもピータースは怪しまれてない様子。確かに入れ替わってるなんて、サロゲート
見ただけじゃわからないもんなぁ。
自治区に軍が乗り込んできて予言者めっちゃ一番先に逃げてないかこれ。
撃たれたんだけど、驚きの事実判明。
サロゲートなんか使うなといっていた予言者自身がサロゲートでした。
ここまで言ってることとやってることが違うのは鳩山政権以来ですよ!(それ現在
進行形の政権ー!)
えーもう残り時間も少ないのでちゃっちゃとネタばらしになってます。
予言者を操っていたのはキャンター博士。ストは、ストーンが雇ってキャンター博士を
狙わせたら、息子の方だったと。
ストーンにこんなことをさせたのはVSIで、キャンター博士の存在が邪魔だったから
らしい。
…たかが一企業のリーダー争いに全世界を巻き込むんじゃねぇぇぇぇ!
お前らはあれか、全世界を巻き込んだ戦いがふたを開けてみたら兄妹げんかでした、
みたいな聖闘士星矢劇場版「真紅の少年伝説」ですかぁー!(例えがなげえよ)
トムはストーンのとこにいってうまいことデータをコピーして逃げだすんだけど、
ピータースが表で待ってて、入れ替わったとは知らないトムはこれに乗り込んで
逃走、途中でピータースに殺されかけて、入れ替わっていることに気付きます。
それで自分もストーンが寄こした追っ手から何とか逃げて、「うるせぇな、俺が
ボビーだよ」のボビー(またボビー・オロゴンだよ…)に連絡をとって、ピータースが
入れ替わっちゃってるからあのサロゲート強制停止してって言ったんだけど
既にピータースここにきてました。
めっちゃ動き読まれてるぅぅぅぅ!
トムはせめてと奥さんに連絡して、接続を切れって言うんですが、奥さん仕事で
忙しくて携帯に気づいてませんでした。
えー今回奥さん、完全に話の外です。
あとピータースはやってきたストーンにあの武器を向けて殺しました。まあこれで
息子の仇は討ったといや討ったことになりますけど、まだVSIは終わってないですよね。
トムの方はキャンター博士の家に乗り込んでいってました。
なんのソフトをアップロードしてるのかわからんのだけど、あの武器のデータをアップ
ロードしてるってことですかね。私はてっきり、ボビーの作ったソフトの話かと思って
たんだけど。
博士は予言者として自治区を作り、サロゲートがはびこる世界を人間の手に戻そうと
していたわけですね。
したらそれを知ってか知らずか知りませんが、VSIが差し向けたストが、博士を殺す
つもりで息子を殺してしまった。
ますます博士は「やってやるZE!」みたいな状況になったわけか…。
というわけでデータのアップロードが完成したぜウヒヒてな状態になった博士は、
人類を救えれば息子の死はムダじゃないって言うんですね。依存症になった人類を
治すって。
けれども博士がやろうとしていることは、サロゲートを使ってる人間全員を殺すという
ことなのでそれは違うと思う。
サロゲートを強制的に使えなくさせてこそ、息子さんが死んだ意味はあるんではない
でしょうか。
博士は毒を飲んで死ぬんだけど、トムは、どけーって感じで博士(の死体)を叩き落し、
代わりにピータースのサロゲートを自分が操り始めます。
博士が操れたのは開発者だからっていうので納得できるけどなんでトムがいきなり
他人のをすいすい操れるんだよー!
まあそんなことはもう時間がないのでいってられません。
トムはピータースのサロゲートを操りボビーに、接続を切り離す方法を聞きます。
つまり、ボビーが作ったソフトを使って切り離すってことなのかな。
ここはちょっとよくわからんかったけどまあそういうわけで、なんとかサロゲートと
人間の回線を遮断することは成功、これで博士のソフトが実行されても人間は死なないで
助かります。
ここで、エンターキーを押しても反応がなくて焦るトムとボビーだったんだけど、すんでの
ところでボビーがシフトキーも押すんだったことを思い出して、このシーンは「ボビーてめー
このやろー」って感じでした。
その後ボビーは、今度はサロゲートも救うんだ、とトムに言います。
YESのキー(キーボードではy)を押せばいい、というボビーに対して、なぜか動かないトム。
そこに狙撃隊が乗り込んできてピータースのサロゲートを狙ってんですね。
知ってか知らずか撃たれる直前、トムが押したのは…n(NO)でした。
博士の考え方に賛同はできないけれども、たとえ息子を失って悲しくても、サロゲートは
人間のためにあっていいものじゃない。
トムはそう思ったんだと思います。
悲しみから逃れるためにサロゲートを使っていても、その悲しみがいやされるわけではないのだから。
そして街中ではバタバタとサロゲートが倒れて行く光景が。
これ…98%サロゲートって言ってたけど中に人間いたらすごい大変なことになるのでは…。
ともかく静まり返った町から、ひとり、またひとりと生身の人間が出てきました。
帰宅したトムは、息子の部屋にいた奥さんと固く抱き合ったのでした。
エンドロールに役名が「40%off」で出てたやつ。お前は誰だ。
(多分セールで売られていたサロゲート)
んー…ちょっとキャラ作りが浅いですね。
カールじいさんが多くの人の共感を生んだのは、冒頭に奥さんとのエピソードを入れたからで、
同様にありきたりでもいいから、楽しく過ごすトム一家が事故に巻き込まれて子供は死に、奥さんが
嘆き悲しんでいるシーンを冒頭に挿入し、それから奥さんのサロゲートを登場させたら、もっと
効果的にこの話は展開したと思いますよ。サロゲートがいいか悪いかと悩むトムの心理描写も
分かりやすいものになったと思うし。ちょっと薄っぺらいぞ。
銀河鉄道999にも代表されるように人は、傷つかないからだ、永遠の命、素敵な自分を
欲しがる生き物です。
でもそれが幸せかというと、現実に戻った時の虚無感をより大きくさせるだけではないのかと。
銀河鉄道で機械の体を手に入れてしまうと二度と戻せませんが、サロゲートを使っていた
人達にはチャンスが与えられた。
もう二度とサロゲートを設計しようとする人は現れないでしょう。
自分の手で、足でしっかり生きていくからこそ、人生ってのぁ辛くもあり、楽しくもあり、生きて行く
価値があるものではないでしょうか?
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