多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→タイタンの戦い


タイタンの戦い

5/16鑑賞

 これは面白かったですよ、うん。面白かったけど、パンフレットの表紙だとかポスターで
ネタバレされたの初めてだこのヤロー。落ちのシーンもってきてどうする。
 というわけでこの写真をトップに選んだ人は廊下に立ってなさい!

 あと劇場窓口でチケット買う時に、そこ3D上映なかったのですが、看板でペルセウスの
絵に「僕は飛び出しません!」って書いてあってメチャクチャ笑いました。あれ作った人は
センスがあると思う。面白いしよくわかるし。

 で、作品自体バランスが取れていてよかったです。3D見てないから何とも言えないけど、
3Dであることにこだわり過ぎてストーリーおざなり、なんてこともなかったし2Dで見ても
十分迫力ある。何より、パーシージャクソンみたく、様々なエピソードを取り入れてうまく
まとめたなぁと思いますね。ラスボス倒すのに、あそこに行くのが必要、次あれが必要とか
どんどん出てくるから話大丈夫か、最後ショボくなるんじゃないのと心配してたけど、全然
そんなことなかったです。そこそこ、どのエピソードも消化してたな。
 これはやっぱりDVDより映画で見た方がよかですよ。
 一つだけ文句をつけるなら、邦題がまずいってこと。
 タイタンの戦いではなく、いうなればタイタン族への逆襲みたいなもんだし。

 さてさて。
 ナレーションが、巨人族の時代、タイタンの時代がどうのとか言ってます。
 まあこのあたりはギリシャ神話の前の方の話なので知らなくても問題ありません。
興味ある人は読んでみると、ゼウスらがどのように生まれたかわかるので面白いとは
思いますけど。

 んで、ゼウスの依頼によって兄のハデスはおぞましい怪物、クラーケンを生み出した。
このクラーケンは結構な人気者で、いろいろなゲームとか小説などに敵キャラとしてよく
登場しますね。私は勝手にイカと想像してたんだけど。(ドラクエだろ)

 んで父らを倒した後ゼウスは全知全能の神となり、ポセイドンは海の王となった。しかし
ハデスはゼウスに騙されて、暗黒の地、冥界を収めることとなった。
 だからつまりハデスはゼウスを恨んでいて、機会があれば自分が取って代わろうとしている
わけですね。(という設定が多いけど本当は、ハデスは死者に安らぎを与える神です)
 これだけ覚えておきゃ大体理解できるかと。
 あとはこの話自体は、誰もが聞いたことあるような神話の話をなぞらえてあるので理解
できると思います。

 ゼウスが人を作り、その祈りによって神々は不死となった。
 そして人々は次第に増え、神々に不審を抱いたり反旗を翻したりするようになってきた。
 そんな中、ひとりの子が誕生した。

 誕生したっていうか棺に入ってるつーかいきなり海に沈められているというか…。
 これ主人公が死んでるバッドエンドじゃないのか!?

 その棺を拾い上げたおっさんはいい人で、中には母子が入ってて母は死んでしまって
いたのですが、子供は生きていたので育てることにするんですね。
 名前をペルセウスとつけられました。このおっさん、ディクテュスでいいのかなぁ…。勝手に
設定しちゃうのもあれなのでおっさんでいきます。
 そのペルセウスとおっさんの様子を遠くから見守っている女がおりました。彼女はずっと
ペルセウスが成長するまで見守っています。そうだね、猿飛のさっちゃんだね!(違います)

 おっさんはのちに奥さんとの間に子供が生まれたけれども、ペルセウスのこともわけへだて
なく愛し、育ててくれました。だから彼は心優しい青年になったのでしょうね。

 そうして彼が青年になった頃、まあいろいろと神がやんちゃして人間達は苦しめられて
いたわけですよ。
 奥さんは、神に祈りましょう、と言ってて、おっちゃんは、いつか誰かが立ち上がるはずだ、
と言ってます。
 ある大陸に差し掛かった時にペルセウスは、そこにいる人達が、岩の上にたたずむゼウス像を
倒している現場に遭遇するんですね。
 これのポーズは雷を食らわせようとしているポーズだなぁ。
 ともあれペルセウスらの目の前で、像は海に沈んでいくっていうか危ねぇなお前ら!下に
人がいるかいないか確認してから落とせや!
 ここでペルセウスの船に直撃したら開始10分で終わりじゃねーか!
 この映画どんだけバッドエンドフラグあるんだ!

 なんか像を倒した兵士たちは、アルゴスの王と王妃に万歳とかアホなことほざいてます。
 ところがゼウスの像が水没した直後、モンスターが現れて兵士たちを襲います。ハデスが
現れたのはともかくとしてだな。なんでペルセウスを見てその船まで沈めるかなあ。こういう
関係ない人間まで巻き込むから、祈るどころから憎まれるんだろうが!お前生え際もっと
後退すんぞハデス!

 えと、ちょっとここのシーンがわかりにくくて残念だった。
 見た当初は、親子は海面に浮かんでいて(船の破片が覆いかぶさった形で)、ペルセウスは
別のところにいて、沈んでいく船を引き上げようと海底に向かったのかと思ってみてました。
 そうじゃなくて、ひっくり返った船に巻き込まれて家族達は海底へ沈み、ペルセウスはそれに
気づいて助けにいったらしい。
 彼の奮闘むなしく、船は家族もろとも沈んでいってしまいました。船底に穴を開けようとする
のではなくてひっくり返せば何とかなったかも知れませんがまあともかくですね。

 気がつけばペルセウスは兵士たちに拾い上げられて町中に来てました。なんかもう呆然と
するのもわかる気がする。
 神のきまぐれで一瞬にして家族失ったわけだしね。

 オリュンポスの方ではゼウスがなんかイライラしてて、そこにハデスがやってきて、俺が
人間こらしめてやっからよーみたいな話をしています。そうしたら人間はもっと神を恐れる
だろうから、と。
 さすがデコッパチは言うことが違うぜ!(おでこ関係ねー!)
 ゼウスの後ろでタカがすごい退屈そうにしてるのがかわいかった。

 確かハデスってオリュンポス十二神の中に含まれていないというか、ゼウスの兄で
ありながら席がないんですよね。なにこのイジメ。(確かキリスト教の宗教的なものが
からんでいたかと思うんですが)

 そういうわけでポセイドンも賛同したので、アポロンは反対してましたが、ゼウスはハデスに
今回の人間へのこらしめを任せることにします。

 ペルセウスは呆然としたまま兵士につれられて、アルゴスの王と王妃がいるとこに
ついていきました。
 町の民の中には兵士を応援している人もいましたが、神に逆らわない方がいい、と言ってる
人もいました。あれ…大泉洋さんですよね?(似てるけど違います!)

 王は神をも恐れない傲慢な人間で、オリュンポスは没落した、これからは人間の時代だと
言っている。
 そんな中娘のアンドロメダが、呆然としてるペルセウスに飲み物を持ってきてくれるの
ですが、王妃がいきなりペルセウスを平手打ちしたよ!?触れるなとか!いやいやいや!
なんかちげぇ!ペルセウスは奴隷でもなんでもないんだしお前こそ何様だ。
 アンドロメダは以前から町の様子に心を痛めていて、神を挑発するのはよくないみたいな
こと思ってるんですね。もっと人々に王族として優しくしなくてはいけないみたいな気持ちを
持ってるらしい。
 
 その話をまったくスルーしまして王妃カシオペアは自分のことをアフロディーテより美しい
とか自分が神とか言っちゃうわけですよ。
 古今東西このような暴言を吐いて神が許してくれた例などありません。
 たちまちのうちにハデスが現れ(神話では本当は、怒ったのはポセイドン)、その暴言の
代償に兵士たちを皆殺しにし、カシオペアも醜くして殺すわけですよ。
 ただハデスはペルセウスが阪神もとい半神であることに気づいたようです。

 去り際ハデスは、10日後の日蝕のときにクラーケンを放つ。アルゴスを滅ぼされたくなければ
アンドロメダをいけにえにささげて怒りを鎮めさせろ、と言いました。
 まさに親の因果が子に報い状態です。
 あ、あとハデスはペルセウスに、お前のとーちゃんゼウスだべと勝手にネタばらししてました。
いいのかそれ。
 買ってきたジャンプ読もうと思ったら友達が先に「今週のナルトでさー」ってネタばれしてきた、
みたいな。
 
 天界に戻ったハデスはゼウスに、アルゴスにお前の子いたべ。隠し子だろ、と言う。
 でもゼウスは、神に祈らないなら普通の人間と同じだからいらねーよとか言いました。

 あの、いいですかハデスさん。
 あんたが余計なこと言ったせいでペルセウス、アルゴスの兵士に拷問受けてるんですけど。
 神のスパイか的な感じで。
 しかも拷問してるやつがドラコ。
 
 業務連絡、業務連絡。
 ホグワーツ校のハリー・ポッターさん。ホグワーツ校のハリー・ポッターさん。
 至急「タイタンの戦い」までお越しください。

 アルゴスの王は、ペルセウスに我々に手を貸せ、この町を救えとか言ってます。
 アンドロメダの方は、自分一人の命でこの町が助かるならとか言ってますが、王はまあ
娘が可愛くて仕方ないわけですから、神になんかやるものかって感じらしいんですね。
 ペルセウスも、自分の父は神に殺された、でも戦士じゃないと戦うことを拒否。
 牢に入れられてます。

 同じ半神のパーシー・ジャクソンとはえらい違いですねっていうかこいつら力合わせたら
勝てるんじゃね?(時代がえらく違います)

 そこに面会しにきた女性がいました。名前をイオという。
 あなたですか。自己紹介だけで敵を全滅させたという戦士は。
(それドラクエの呪文ってだけだし、そもそもそのこと知らないと通じないネタだし)

 彼女はペルセウスをずっと守護してきたと言い、人と神との中間に存在するものだ、と
言います。
 昔ゼウスの求愛拒んだら不老不死にされたらしい。
 あいつらこういうことしますからね…日本の神様とはえらいちがいだ。
(ギリシャ神話の神々はひどく人間くさく、気まぐれで、よくケンカします)
 んで、ペルセウスの出自に関して話します。
 簡単に言うと人間の反逆に怒ったゼウスが王に化けて王妃と浮気し、それで出来た子が
ペルセウスってことです。
 王は怒って王妃とペルセウスを入れた棺を海にドボンしたと。
 そこ、不法投棄やめなさーい!
 この時王はゼウスの雷に全身を焼かれて死んだらしい。
 アルゴスの王妃がペルセウスの母だったよなぁとか思ってたら、これでアルゴスの王と
王妃がいなくなったので、今現在のバカ王とバカ王妃が国を治めているという設定らしい
ですね。なるほどね。あんなバカ親からアンドロメダのようないい子が…。

 イオは、ペルセウスがクラーケンを倒すのが使命、と言います。使命なんか知るか、
というペルセウス。気持ちはわかりますね。人からあれこれ押し付けられてはいそうですか
って従うのも腹が立つだろうし。
 ハデスと戦いたいんだ、と言うペルセウスに、クラーケン倒したらハデスも力を失うよ、
とうまく炊きつけるイオ。さすが伊達に年食ってねぇな!(失礼だろ)

 クラーケンを倒す方法はある魔女が知ってる、ということで一行はまずそこの魔女の
ところに向かうことになります。

 出発準備のところで武器の中にフクロウのオモチャがあってペルセウスがそれを
手にとって、ドラコだかがなんだそれはと言ってるシーンがありました。
 本当に何だろうと思って調べてみたら、このタイタンの戦いという映画はリメイク版で、
以前のオリジナルに出てきたものらしいです。オマージュですかね。

 んで出発しようとした兵士たちの前に、モンスター狩りが得意だという兄弟が現れます。
まあ兵力は多い方がいいので一緒に行くことになりました。
 モンスター狩りが得意でも神と戦ったことあるんかいって気もしますが。

 一方ハデス。
 冥界の王なんだからどっしり構えておけばいいのに、自分からあっちこっちと動く
忙しい人です。部下いないのかお前は。
 そういえばパーシージャクソンの方のハデスもなんかそんな感じだったような…。
 ハデスは、変なおっさんに、俺とお前の共通の敵ってゼウスじゃん?しかもお前が
殺したと思ってた血のつながらない息子、生きてんべ?とか話しかけてます。
 ああ、これがあのゼウスにしてやられた王か。アクエリアスさんでしたっけ?(それ
スポーツ飲料じゃん!アクリシウスだよ!)

 ハデスがいきなり口をあけて息吹きかけるからえ?嫌がらせ?とか思ったら
力を与えていたらしい。そんな、ネズミ男の臭い息攻撃とかじゃないんだからもっと
かっこよくやってくれよ、神!
 これでハデスは、アクリシウスに力を与え、ペルセウスを倒させようとするわけです。
 ゼウスには自分が人間達に畏敬の念を呼び戻すとか言っておきながら、裏では
自分が実権を握ろうとあれこれやっとるわけですね。

 えー。
 ペルセウスらの方。
 まだ歩いてました…。
 野営してる時に、まるでジャイアンの歌のごとく、パープーと下手な笛吹いてる人が
いるんだけど、それをドラコが取り上げてボッキリおっちゃうんですね。それでどうする
かと思ったら、また新しい笛を出して吹き始めた。ここはめっちゃ笑いました。こいつ、
笛のストックを10本くらい持ってやがるぞ!

 ゼウスの方はなんだかんだいいつつもペルセウスが気になるようで、人形を見て
「ペルセウス…」とか呟いてました。おっさん、キモい。

 ペルセウスがほてほてと森の中を歩いていると、何か光るものがありました。
 不思議に思ってそこに近寄ってみると、なんと大きな竹の中が光って…るのは竹取
物語ですが、これは落ちていた柄が光っていました。
 ペルセウスが拾い上げてみれば、それはたちまち大きな剣となった。つまり、こっそり
ゼウスが置いといたんだろうなとは思うのですが。
 周囲見渡せばどきどきしながら隠れて見守っているゼウスがいたかも知れん!
 でもペルセウスは、自分は人として戦うからってドラコかなぁこれ、その柄を渡して
しまいます。ゼウスパパ、がっかり。

 さらにペルセウスがほてほて森の中を歩いていますと(いい加減戻れやって思うのですが)、
今度はたくさんのペガサスがいるんですね。
 したらいきなりそいつらが逃げ出したから何かと思ったら、黒いペガサスがやってきた。
 …これ黒にする必要ありました…?ゼウスパパよ。
 イオは、これは人は乗せないのよ、とか言います。
 乗せない以前にこんなんに鞍なしで乗ったら尻が4つに割れるがな。

 と、ここでいきなり変な化け物が兵士たちを襲ってきます。せっかく来たペガサスも逃げて
しまいました。何のために来たんだお前は。またもゼウスパパがっかり。

 現れたのは変わり果てた姿のアクリシウス。
 …っていうかその勢いでペルセウス崖転がり落ちてますな…戦う以前に…。

 ペルセウスは腕かじられたんですが気丈にも追いかけます。
 でも、皆がもういいというのを振り切って追いかけたものだから、なんか妙な場所に
誘い込まれたような気がしないでもないんですが。
 案の定でっかいサソリに襲われました。
 ペルセウス君は、「罠」という言葉を辞書で引いて下さい。

 こんだけでかいと、尾の毒は大したことない以前に刺された時点でそれが致命傷に
なって死ぬな…。
 あっちゅーまに戦力をごっそり持ってかれました。
 皆戦うけどやっと倒したと思ったのもつかの間、倍率ドンさらに倍って感じでサソリが
次々と現れましたよ。
 ここで彼らを救ったのが、ジンという一族でした。

 ほっとしたのもつかの間ペルセウスは、あの噛まれたところからハデスの毒に
やられて倒れてしまいます。
 ほんっと手のかかる主人公だなおい!

 町の方ではアンドロメダが、町の子供達にパンを配ってあげていて、いい人だなと
思いましたね。
 んであの大泉洋が、アンドロメダをハデスへの生贄としてささげよー!とか皆に
演説してるわけです。皆もそりゃ一人の犠牲で助かるならそれがいいわけですから
すっげぇ賛同してた。

 ドラコ達は犠牲になった兵士の死体を埋葬してて、目に硬貨乗っけてますけど、その
文化こんな時代からあったっけ?まあいいけども。
 つーかドラコ、手を洗って部下の服で拭いて行くのはよせ。

 ジン一族のリーダーであるシークがですね、こっそりとペルセウスのところにきて、
どう見ても腕を治してあげているのだと思うのですが、兵士に取り囲まれて攻撃されてる
のはちょっと可哀想だと思った。
 最初から殺すつもりなら助けてくれないだろ!もうちょっと考えろ!
 恩人殺すとこだぞ!

 回復したペルセウスにシークは、神々の暴虐を正すものを待っていた、協力すると言い、
一緒に魔女のところに向かうことを約束してくれます。
 …すっかり忘れていましたが、クラーケンを倒す以前に、そのヒントを知っている魔女の
ところにすらたどり着いていないのでありました。
 これ本当に映画終わるまでに間に合うのか!?

 ペルセウスはドラコにお前が(半神としての)力を使わないからこんなに死者が出た、と
ツンツンいやみを言われています。
 確かに、いくら人として戦うといっても、成果出せなかったら意味ないですよね。
 ペルセウスは絶対人として戦うって言ってるけど、変な意地張ってどうするよ。
 もっと大人になれ。

 ジン一族が飼いならしているサソリに乗って移動を始めた一行。
 …確かに歩かなくていい分移動は楽だけど、サソリ歩くの遅くね?まあでかいから、その
一歩が10メートルくらいは移動できそうですが…。
 さっきまでの、突っ込んできたサソリの速さはなんだったのかって感じです。

 ペルセウスが笑顔くらいしたらどうだってドラコに言ってて、ドラコは、神を出し抜けたら
笑ってやるさってこいつにしてはわりとかっこいいことを言っていました。
 嫌な奴ほど死ぬ前にはいい人になる法則!(早々とネタばらしすんなぁぁぁぁ!!!)

 魔女のいるとこにやってきてイオはペルセウスに、必要なことだけ尋ねろと警告します。
 つーか魔女が妖怪手の目なんですけど…。(掌に目がある妖怪)
 魔女は、クラーケン無敵だしぃとかむかつくことを言うのですが、まあいろいろありまして、
メドゥーサと目が合えばなんでも石になると言い出します。
 メドゥーサが住むのは三途の河の向こう、冥界のはじっこだと。
 ペルセウスは、無理にメドゥーサ本人連れてこなくても、首だけ斬って持ってくればいいん
じゃね?と割とひどいことを言います。メドゥーサいい迷惑です。
 
 立ち去ろうとしたペルセウスに魔女は、旅は失敗に終わるとかお前は死ぬとか言いましたが
ぶっちゃけこれは別に当たりませんでした。
 
 というわけで一行、ここまできたら死なばもろともとばかりに次はメドゥーサ目指します。
 あの、ほんっっっとにクラーケン退治、間に合うんですよね…?

 すると、変なおっさんがペルセウスのところにやってきました。
 それはなんだかんだいっても親バカ全開のゼウスパパでした。贈り物がことごとく失敗に
終わったのでとうとう本人がきたらしいです。
 ゼウスは、ペルセウスに庇護を与えたいという。
 ああ、あれか、あんたがたどこさの。…それ肥後じゃね?

 ペルセウスは、人は人のために生き、人のために戦って死ぬのだから、そういうことは
いらん、と言う。
 ハデスを倒すって。

 ゼウスパパすっかりいじけて、誘いこれだけだぞーいいのかーみたいなこと言いますが
ペルセウスに、断る手間が省けるから結構と追い打ちまでくらってしまいました。
 ゼウスパパ、打たれ弱ぇぇぇぇぇ!!!!
 負け惜しみか知りませんがゼウスは役立つからって金貨を1枚くれました。
 あ、それはもらっておくんだペルセウス…。

 町を出発する時についてきたモンスター狩りの兄弟は自分達はいかないといい、
サソリの甲羅で作った盾をペルセウスにくれて別れることになりました。

 んでもって冥界に行くには船がいるわけですが。
 シークがさっきの金貨を受け取って川に投げました。
 おお、よく跳ねること。これ3回くらい飛んだんじゃね!?(それは今どうでもいい)
 すると、三途の河を渡す船がやってまいりました。
 中割と普通の船なんだな。

 イオはここでペルセウスに、メドゥーサの動きを教えて訓練してくれるのですが、たまたま
押し倒す形になってちょっといい雰囲気になりかけた時にドラコが、もうすぐつくぞって呼びに
きました。もうちょっと待ってあげようよ!

 メドゥーサはパーシージャクソンの時に出てきたエピソードの方が正しいです。
 人間の傲慢が神の怒りを買ってしまった、という話ですので。
 でも、メドゥーサの胴体が蛇の設定だったからキャラデザみたいなのはこっちが
好きだなぁ。パーシージャクソンの方は首から下は普通の人間って感じだったので。

 ともあれこのメドゥーサのところでの戦いも迫力あってすごかったです。つーかここで
ペルセウス以外全滅しちゃうのかよ…というのはちょっと残念でしたが。あんまり、旅の
仲間が皆死んでいくっていうのは好きじゃないです。
 シークが自爆してメドゥーサにダメージ与えたのはすごいとは思ったけど、ペルセウスも
その爆発モロにくらって死にそうでした。だからバッドエンドフラグやめぃというに!
 ドラコも死ぬんだけどその時に、メドゥーサの胴体を動けないようにしてて、ペルセウスに
「神を出しぬけたな」って笑って石になっていくのがかっこよかったです。

 盾が鏡の役割を果たすことに気づいたペルセウスは、メドゥーサの位置を確認して
後は目を閉じて一閃。
 このあと、首を失った胴体がマグマの中に落ちてくのはすごい映像でした。
 この映画は確かに3Dで見たいなぁ、と思いました。

 で。
 ペルセウスが出てきたのですが。
 イオがホッとしていたのもつかの間、アクリシウスの攻撃にイオはやられてしまう。
 普通の剣ではかなわないと知ったペルセウスはやっと、ゼウスパパがくれた剣で戦います。
今頃ゼウスパパ大喜びでしょう。
 倒された時、アクリシウスが正気に戻って、ペルセウス、神にはなるなと言って死んで
いきました。
 彼は気づいたでしょうか。それが、呪われし王だったことに。
 ここ、アクシリウスも最後にはペルセウスを息子と認めてくれたのかなぁとちょっとだけ
思いました。血はつながってないけど、受け入れたのかなと。

 で。
 イオは死にました。あれぇ不老不死の設定は…?
 あと、時間がないとペルセウスが困っていたら、黒いペガサスがやってきて彼を
乗せてくれたのはいいんですが、冥界に来るのに船でやってきたのに、なんで飛んで
アルゴスの国に戻れるのか甚だ疑問です。
 そこはイオが最後の力で地上に戻すとかさぁ、ちょっと何か欲しかったな…。

 一方町の方では、クラーケン出現ですよ。
 皆はアンドロメダを連れ出し(彼女も承知の上なのですが)、いけにえにと捧げます。
 つーかクラーケン思い切り町を破壊してるんですけど。
 あれ?アンドロメダをささげたら町助けてくれる約束じゃなかったの?思いっきり破壊活動
されてますけど?
 おいハゲ!話が違うぞ!(ハゲじゃないよハデスだよ!)

 ペルセウス、かっこよく駆け付けたのですが、ハデスの使い魔にメドゥーサの首取られて
大慌てです。
 …お前は人類滅亡させる気か!
 そこに登場したのはメドゥーサ退治の前に別れたモンスター狩りのおっさん達。
 さすが、おいしいところを嗅ぎつけてやってきます。

 そういうわけでペルセウスは見事クラーケンを石にし、アンドロメダを助け…アンドロメダ
海中に落ちて行きましたけどぉぉぉぉぉぉ!!!!!
 ハデスも、ペルセウスの剣にやどったゼウスの雷によってまたまた冥界の底へ
バイビーって感じです。(古いな!)

 あと大泉洋はクラーケンの残骸に王もろとも潰されてました。
 まーたアルゴスの王と王妃全滅だよ。

 ペルセウスは海にもぐってアンドロメダを助け上げました。今度こそ、助けられて
よかったですね。
 つーか失神してる2人のとこに黒いペガサスやってくるんだけど、顔舐めてでも起こして
やればいいのに、野郎の顔をなめるのは嫌だったのか、足で砂浜をかいて、水をぶっかけて
起こすというやり方。結構性格悪いです。
 
 そういうわけでペルセウスはアンドロメダと結婚…は断って、兵士として女王に仕えると
言ったのでありました。

 ゼウスの像が建っていたところにいたペルセウスのとこへ、ゼウスパパがやってきます。
 ゼウスパパは人間と暮らすというペルセウスに、なら奥さんいるよねって勝手にイオを
押しつけて去っていきました。これ、両思いじゃなかったらどうするつもりだったのか…。

 …っていうかそういうことができるならペルセウスの家族を返してやれよぉぉぉぉぉ!!!

 で、2000年後に今度はポセイドンが騒ぎを起こす、と。
 パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々に続く!(続きません)




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→タイタンの戦い