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パリより愛をこめて |
5/30鑑賞
これは久々面白かったです。話なんかどうでもいいんだよ!アクションだよアクション!って
感じの映画だった。
確かに話としては荒がある部分もあるんだけど、アクションがものすごい迫力あって
いいですよ。そりゃR15指定になるわ!的な…。
えーラジオをガチャガチャ変えながら車を走らせているのは、この物語の主人公である
リース君。はい、別にいろいろ貸し出しをしているわけではありません。こういう名前です。
リースは表向きはアメリカ大使の補佐官です。大使相手にチェスしても手加減せず、ぐうの音も
出ないくらい叩きのめす無意識ドSです。(待て)
しかし裏の顔はCIAの見習い捜査官でした。つーかここの設定が見ていて少しわかりにく
かったです。
今日も指令を受けてリース君がやったのは、ある場所に止めてある車のナンバープレートを
付け替えるという、結構地味な仕事でした。
でも自分の車のトランクが、ナンバー式で開ける設定なのはちょっとカッコ良かったな。
で、リースはもっと重大な任務につきたい、と希望してるんですね。
次に彼が与えられた任務は、外相の部屋にマイクを仕掛けるということでした。
マイクもらってない、というリースに、左ポケットに入っているという電話の相手。
さぐったら本当に入ってました。
…そんなだからいつまでも見習いなんじゃないのか…?
あとリースには恋人である、キャロリンがいました。
すいませんがもうこの時点である程度展開が読めるっていうか…その…。まあいいんだよ!
キャロリンさんは寝室のカーテンで服を作らないこと!「魔法にかけられて」のジゼル
ですかーこのヤロー!それとリースのネクタイを引っ張って引きずりまわさないこと!犬じゃ
ねーんだから!
なんですかー!この映画はサディスティック星人の調教モノですかぁー!
えー会議にて。
外相てフランスのおっさんのことなんかな。
ともかく任務で言われたとおりマイクをつけようとするんですが。
オーソドックスにガムを噛んで、それでニチャーとマイクをテーブルの裏にくっつけようと
したリース。
何度試みてもマイクが落ちてきます。
あれ…?それもしかして「歯にくっつかないガム」じゃね?(にちゃっとしない)
最終的にはホチキスでマイクをテーブル裏にとめました。
うぉぉぉぉぃ!!!!!!
そして任務を終えてリースが帰宅すると、なんとアパートの階段に血がこぼれているでは
ありませんか!
へっぴり腰でモップ片手に屋上へ上がるリース。
そこにはキャロリンの死体が…あったら映画終わりますんで、キャロリンが料理片手に
「ソースこぼしちゃったの☆」と昔のマンガかてめーは!的なオチをぶちまけてくれました。
拭いとけちゃんと!!!!
さらにキャロインは、待ちきれないから私からプロポーズ♪みたいな感じでごつい指輪を
プレゼントしてくれました。
どう考えても指輪というより人を殴るための凶器に見えます。
(手元のメモ見たら既にこの時点で「これ盗聴器だったりして」って書いてた…)
と、いいムードになりかけたところで、任務の仕事が入ります。
空港で税関にひっかかっている、今回の任務の相棒を救いだして欲しいらしいです。
こいつらは盗聴器でも仕掛けていて、いいムードになると電話かけてくるのが趣味なんで
しょうか?
えー税関にいたのは、太陽拳が使えそうな頭の持ち主、ワックスでした。
(頭の輝きはどうでもいいー!)
栄養ドリンクを持ちこもうとして税関にひっかかり、モメていたらしい。
つか身分を明かすわけにはいかないんだっけ?
そりゃあ大変ですなー。
んでリースが早くもうんざりさせられながらしたことは。
自分の地位を利用して「外交文書」のシールを貼ることでした。やるな!
基本的に大使とかその関係者は、外交官の場合立場を利用して、税関をノーチェックで
通ることができます。
これは信頼に基づいてであり、これを利用して麻薬を持ちこんでいたことがばれ、逮捕
されたようなこともあったハズ。
まーリースはぎゃんぎゃんうるさいワックスにうんざりして、てっとり早くこれをやったという
ことですね。
ちなみにワックスが持ち込もうとしていたのは、栄養ドリンクに隠していた銃でした。
いくらでも用意できるというリースに、これでないとダメだというワックス。
愛用の銃らしいです。
んでワックスは、今度は、ある中華料理店のことを聞く。
リース、(味が)まずい中華屋だと言ってますが。
いやあのリースくん。
任務で来てる人が、ご飯目的にそういうこと聞かないと思うんだ、うん!
その料理屋にいってもギャーギャー文句言ってるワックス、店員を呼びつけて、リースが
いった、卵は中国語でダンズがあってるかどうか確かめようとするのですが。
この店員、私中国語出来ませんとか言いやがった。
(つーか「蛋」(タン)じゃないのか…?)
ワックスが拳銃取り出すから、おいおいこんなことで怒るのかよと思ったら。
やっぱり捜査の方できてました。
麻薬を探してるらしい。
ここで銃撃戦になるのですが、呑気にメシ食ってたリース君はアワアワするばかりです。
やい見習い捜査員。
もっとやりがいある仕事したかったんじゃなかったのか。
しかも麻薬欲しければ他で手に入れてやる!とかトンチンカンなこと言いだすリース君。
君は一体ワックスが何しにきたと思ってるんだね…?
この後店員を片付けたワックスが天井を撃ちまくると、粉がザザーッと落ちてきます。
いくらなんでも上に薬隠してあったとしてもこんな簡単に落ちてこないだろうと思うのですが、
そこはほれ、こういう映画ですから気にしちゃいけません。
ワックスはリースに、そこの花瓶にこの薬を適当につめておくように言いました。
ワックスは次に、泳がせるために逃がした店員の後を追うという。
で、彼は国防長官の娘が、ここの店のヤクを吸って死んだとかリースに言います。
んで役目は組織を壊滅させることだと。
それとリースに花瓶持ち歩けと言ったこととどうつながるかよくわかりませんが、まあそういう
ことで麻薬ルートを追ってるらしい。
やばい路地に潜入した彼らはそのまま、その麻薬ルートのアジトっぽいとこに乗り込んで
いってまた銃撃戦ですわ。リースが花瓶持ってヒイヒイ言いながらついてく感じが面白い。
ワックスが乗り込んでいって、リースは下で待機なんだけど、らせん階段の上から、ワックスが
片付けた人間がどさどさ落ちてくるわけですよ。最初はびびったけどちょっと学習して
避けるリースとかが笑えます。
そんでワックスは組織の偉い人みたいな感じの奴に、ヤクの元締めの情報かけって
いってそのメモもって逃げます。
まあこの後も当然銃撃戦ですが。この映画、大体こんな感じです。
リースはワックスの乱暴なやり方に不満があるみたいなんだけど、ワックスはまったく
気にしてない。
仕事の合間にキャロインに電話しようと試みるリースでしたが、充電が切れてつながらず。
仮にも捜査員のはしくれなら充電器くらい持ち歩いとけよ…。
そしてワックスは、本当は麻薬の捜査ではなく、テロリストを追っていると話します。その
ためになんでエッフェル塔上ったかよくわからんのですが。あれ…これどさくさにまぎれて
観光もしてね?
ともかく、麻薬を売ったお金を爆薬に変えてテロを起こそうとしていて、その捜査のために
ワックスはやってきたらしい。
で、いきなり急ブレーキするワックス。
あぶねぇぇぇ!車の中に花びんから薬が大量に飛び散っただろうが!死ぬぞ!
2人は薬を買うフリをしてヤクの元締めのとこに行くわけですよ。
んでワックスはおねえちゃんもひっかけて(ポン引きを知っている世代がいるかどうか…)、
アパートのエレベーターに入ろうとするんですが。
なぜかここにキャロリンがいてびびるリース。
ワックスは適当な部屋に入ってそこにいた、同じような目的でいた客を追い出し居座ります。
リースの方はその客が充電器持ってたの見つけて、おいてけとか言ってました。お前公私混同
してんなよ…。
んでワックスはリースに、窓から、下の銀行に出入りする不審な奴がいたら教えろという。
リースは電話かけてキャロリンに事情説明するのですが、一緒にいたワックスを、彼は
ポン引きじゃないと説明しているのが笑えました。でも任務だから内容は話せない。
キャロリンが、そんな仕事すぐやめて食事につれてってとかいってて、この女も結構勝手
だなとちょっと思いました。
…っていうかなんでこんなところにキャロインがいたのかをまず疑うべきじゃね?
で、リース、危険な場所に潜入しているというのもすっかり忘れていた様子で、誰かが
やってきてドア開けて、ポン引き連中にボッコボッコに殴られてました。
あれ、この人結構アホじゃないですか?
余裕綽々であやしい連中が銀行から出てくるのを確認したワックス。てっとり早くリースを
殴ってた連中を射殺して、金持ってる連中を尾行していきます。
いやあのリースさん、花瓶持って尾行したらそりゃあ目立つよ!
ワックスもそれに気づいたらしくて、蓮中の車のナンバーを読み取り、衛星追跡システムを
使いました。さすが!
そういうわけで本当の組織のヤサに乗り込むわけですけども。
ここでやっとリースの花瓶が役に立ったよ!
というか本当に役に立ったのか見ていてあまりわからなかったよ!
でもいいんだ、そういう映画だから!
あ、あとリースが、ソマリアで教わった、10代のガキに銃を向けられたら大人しく従えって
いうのはあれはマジです。
大人はそんなでもないけど(というと語弊があるけど)、ガキはかんったんに撃ちますよ。
物取りで済むならさっさとしたがっておいた方が命まで取られませんから。
その前にそういう危険なとこ行くなって話だけども。
それで上の階にいった2人ですが。
部屋の中入るとなんか上品なおっちゃんがいてミントティーごちそうしてくれたよ!
サービスしてもらってる場合かワックス!
ワックスは下の階で秘密兵器を作ってるのを見つける。
降りようとした時におっちゃんがカップ渡してくれたので、飲んで「うまいな。どこで買える?」
「自家栽培だ」「そりゃ残念」と悠長な会話かましてたのは面白かった。
ワックスは窓からてっとり早く乗り込むわけですが、階段降りてきたリースには入ってくるなと
言う。ドアに爆薬が仕掛けられてるらしいです。
…え?こいつら普段の出入りどうしてたの?
そこには、ベストに仕掛けられた爆弾がありました。
要するに自爆テロとかによく使われるやつですね。
ワックスは、数人が逃走しようとしているのを見つけて、降りるよりはこうしたほうが早いとばかりに、
計算してそこからベストの1つを落としてて、それがモロ下の逃走車直撃してたのは迫力あって
すごかったっす。
力任せに押しいるばかりかと思ったらそういうところちゃんと考えてるんだなぁと。
脱出しようとした2人は、リースの写真がたくさん貼られてる部屋を見つけます。
…テロリストの中にリースのストーカーが!(違う)
私はこの時点でもう、ある人間を疑ってたんですが。
警察官がやってきたのを見たリースは、あのドアには爆薬が仕掛けられている、危ないと
言いに行こうとしてワックスに、もう間に合わないと止められる。
それでも止めにいって爆発に巻き込まれてヨレヨレになり、ワックスに引きずられていくと
いう…あんた一生見習いのままがいいかもしれん…。
パトカーを乗り逃げしようとしたワックスですが、走り出して少ししてリースが、置いてきた自分の
車に荷物が載ってる、とか、あれには指紋がベタベタついてる、戻れとムチャなこと言いだす。
…一応CIAの見習いとはいえ捜査員の方ですよね!?
多分ワックスも同じこと思ったと思います。
てっとり早くパトカーをバックさせて車ぶつけ、セットした爆薬で爆発させてました。
証拠隠滅するために仕掛けておいたのはわかるけど、これ街中で追突事故でも起こしたら
問答無用で爆発じゃねーか!
その夜ワックスは、トレンチコートのおっさん達と会って、あのアジトから持ってきた情報を
紙袋と交換する。
俺の弱みだとかなんとかいうから何かと思ったら、ロイヤルバーガーでした。
あれだ、しんちゃんに対するチョコビ的な。(うわぁ…)
リースここで、自分はこの仕事に向いてない、と言います。
え?今頃気づいたん!?
ワックスはなぐさめつつ、リースとともにキャロリンのところへ向かうのですが。
あの…紙袋ちゃんと捨てていけぇ。
キャロリンは上機嫌で、ポン引きと間違えてどんぴきしていたワックスを迎えてくれます。
あと、キャロリンの友達のニコールって子も出てきましたが、この場面限りなので名前忘れて
いいです。
あのビルにキャロリンがいた理由は服の生地を仕入れにいってたらしい。
どう見てもそんな店ありませんでしたが。
ワックスはどこからか電話を受けて何かを聞いていたようですが…。
皆で盛り上がってる中、ニコールの携帯に電話がかかってきて、「ローズなんていないわ」
と彼女は答える。
と、「それを待っていた」とワックスがいきなり彼女を撃ち殺しました。
そうだろうなとは思ったんですよ。
キャロリンもテロリストだというワックスにリース、懸命に彼女をかばっててイライラします。
でもってワックスが指輪を調べてみると、GPSが仕込まれていた。
ここでワックスでも撃てばよかったんですが、リースがアワアワしてる間にキャロリン、
逃げるフリをして家具の下に隠してあった拳銃でリースを撃ち逃走。
すいませんがリースさん、この後の責任どう取るつもりですか…。いやマジに…。
その後部屋の中からはわんさか盗聴器やらカメラやら出てきたらしいです。
リースは腕撃たれただけで命に別状はなかったわけですが、もう俺どうすんの!?って
感じですよね。
で、リース、キャロリンのことは何もしらない、私生活のことは話してくれなかったからと
いう。
お前…実はアホだろ。
そこにキャロリンから電話がかかってきて、撃つつもりはなかったとか、信条に目覚めたとか
言って切ります。
んでリースの方は大使から電話かかってきて、仕事すっぽかして何してる、と叱られる。
それでワックスは気づいた。
テロリストの目的は、開かれるサミットの代表団暗殺だと。
ワックスはテロリストを止めるために出て行きます。
今回の運転手がめちゃくちゃ運転うまくて、カーチェイスが面白かったです。
リースの方はずっと考えていて、キャロリンがデザインしていた服を見つけた。
ワックスはカーチェイスの途中、運転しているテロリストが、やってくるアメリカのお偉いさんの
車に突っ込むつもりだと気づいて電話するんですが。
そのお偉いさんのババアが危険認識低いっていうか、コース変更しないとかアホかって感じ
なんですけど。普通は危険だって情報入ったらコース変えるだろうがぁぁぁ!
真正面から突っ込んでくる車を秘書の方が見つけて「伏せて!」とか言ってんじゃねーか!
ダメリカもたいがいにせーよ!
ここのちょっと前、カーチェイスしながらランチャーでテロリストの車吹き飛ばそうと車から
身を乗り出してるワックスに、リースから電話かかってくるのが、東京DOGSみたいでちょっと
笑いました。
彼はその車にはキャロリンは乗ってない、ダミーだという。
ワックスが確認してみれば確かに、乗っていたのは人形でした。
つまりキャロリンはすでに別行動でサミット会場に乗り込んでいる可能性が高いわけです。
んでワックスは先廻りして、アメリカのサミット代表団に突っ込もうとしていたテロリストの車を
ギリギリで吹っ飛ばすわけです。ここはすごかったー。
一方リースはサミット会場に入ろうとするのですが、自分のパスがキャロリンに使われていて
入れないという有様。
あんた…最後までグダグダじゃねーか!
でも大使が運よく見つけてくれたので入れました。
リースは話を説明するのですが、このおっさん聞きやしません。
そんな中リースは拳銃を奪って強引に人々をその場にしゃがませ、その中でキャロリンを
見つけた。
この後、自爆テロしようとしてた彼女を説得して自首させるという言い流れなのかと
思いきや!
キャロリンが爆弾を爆発させようとしたのでリースは発砲。
キャロリンを射殺しました。え…そういう流れ…?説得無意味…?
つーかキャロリン撃った後その体なんとかしないとダメだろ!ちょっとの衝撃で爆発するんだぞ!
ワックスがなんとか受け止めて解除したからよかったものの…。
撃ったことは撃ったけど最後のツメが甘すぎるゥゥゥゥ!
この人本当にCIA捜査員なんですよね!?
この後到着したアメリカ大使、めっちゃ怒ってました。
半なにこの空気読まないおばさん。お前が辞職しろ!
そういうわけで自信を取り戻したか何なのか知りませんが、ワックスとリースは相棒として
スタートするのでありました。
…見どころは花びんだと思います。(嘘)
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