多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→グリーン・ホーネット


グリーン・ホーネット

1/26鑑賞

 話はまあそこそこなんだけど(アクションがちょっと物足りない)、キャラ二人の関係が
ちょっと変わっててビックリしましたね。
 普通二人組といったら対等な立場だと思うんだけど、このはあくまでも、「ホーネット」と
「その運転手」って描かれ方をしていて、運転手が相棒だといっても受け入れられない。
それが斬新ではあるんだけど、実際に活躍してるのは運転手だから、それはどうなの
って感じでしたね。
 ホーネットが白人、運転手がアジア系ということで隠れた人種差別じゃないか…と考える
のはちと穿ちすぎですかね?
 ま、この立場の違いが物語中盤の盛り上がりでもあるので面白いとは思います。
 ただやっぱもっとアクションみたかったなぁ。
 ストーリーに重心置かれてるみたいで、あまり活躍シーンが見られなかったのはもったい
ないです。最後は派手にやるけど。

 前置きが長くなりました。
 あと、グリーン・ホーネットポスターの、「3Dメガネの扱い方」を見ながらニヨニヨして
窓口いったら2D上映だった。わかってた!わかってたよ!

 ブリッドの父は大きな新聞社の社長でした。
 学校でたびたび問題を起こしては帰されてくる息子に怒ってるんだけど。
 息子は今回のケンカは人を助けようとしてのことだった、と言いますが父、聞きゃしません。
 本当に素行に問題があるのならともかく、子供が正当性をきちんと主張しようとしているので
あればまずそれは聞いてやらんと…。
 厳しくしつけて育てるにしても、何を言っても聞いてもらえない、となったら子供は話すことを
やめてしまいますよ。
 父はブリッドが持っていた人形の首を引っこ抜いて捨ててしまいました。
 なんで人形ごと取り上げないでそんな怖いことをするんだ!

 この後は、この町を仕切っているマフィアのボスっぽい人が出てきます。
 あるクラブにいってそこのオーナーに、この町で商売するなら俺に許可とれ、今日限りこの
店は自分が仕切る、というのですが。
 オーナーは部下に銃を持たせているからすっごい強気なんですな。
 このボスへのダメ出しが始まりました。
 まず名前が言いにくい。
 チャドノフスキーという名らしいです、ボス。
 …チャドでいいじゃん!(それ某死神代行マンガの、最近出番がめっきり減った、気は
優しくて力持ちの子とかぶるからダメ!)
 さらにスーツがダメだと。自分のスーツはかっこいい、と。
 自分の部下のスーツもかっこいいと言いました。
 お前はファッションチェックのピーコか!
 
 ボス、あっという間に部下を銃で撃ち殺しましてですね。
 部下が油断してたのもあったんでしょうが。
 オーナーまっ青。
 この状況でも、どうすれば私は怖くなるか?ということを聞いているボスと、それに
「名を変えてカラフルなスーツきれば」と言ってるオーナーが笑えます。
 このおっさんがカラフルなスーツきたらお笑い芸人にしか見えないやろが!
 というわけでボス、仕掛けておいた爆弾を爆発させてその場を離れました。
 これくらいの行動力と度胸がないとこの町を仕切れないってことなんでしょうね。
 どうでもいいけど急いで逃げるくらいなら、爆弾でがれき飛んでこない位置に車を止めて
おけばいいのに…。

 さて、成長したブリッドはアパートの一室でバカ騒ぎ。
 あれからバカ息子に育ってしまったのか…。
 この後帰宅するんだけど、誰かがコーヒーを置いてました。
 見事な腕前ですねぇこのコーヒー。
 入れてた器械も本格的な感じでかっこよかったです。
 
 そこに父が来て、だらしないブリッドの生活ぶりを叱ります。
 自分は徹夜でこの町の犯罪状況ぶりを社説に書いていた、と。(これある意味伏線かも)
 ブリッドとしては、父の会社を継ぐよりも、コンピューター修理とかの仕事して暮らしたい
らしいです。
 あと、女を私のガレージに入れるな、と叱っていった。
 昨日の夜酔っぱらってブリッドは女性に、所有している車十数台を自慢していたわけですが、
あれ全部父のかよ…っていうか車持ちすぎだよあんた!
 厳しい割に私生活金かけすぎだろ!

 またまたブリッドが遊び歩いて帰宅すると。
 情勢が一気に変わっていました。
 父が急死していたのです。
 車の中のテレビでそれを確認するブリッド。
(ここでチラッと、「運転手」が映る)
 ハチに刺されて急死したらしいです。
 これさー、後でわかるけど、ハチに刺された跡と注射器で注入した跡も見分けつかないなら、
その監察医は仕事辞めた方がいいぞ。

 父の葬儀では、スカンロンだかスカポンタンだか知らんけど、検事が、俺達友達じゃないか
困ったことがあったら声かけてくれよな、と言ってきました。
 その笑顔がなんだかうすら寒いんですがねぇ…。

 父の銅像が立ったのを見ていたブリッド。
 そのあと彼は新聞社にいきます。
 新聞社では、父の友人でもあり、この会社を支えていたアックスフォード(以下アックスと書きます)が
迎えてくれます。
 ブリッドは自分は新聞のことを知らないからと言うんだけど。
 まあその方が賢明でしょうなぁ。
 見たところアックスは真面目に取り組んでそうだし。

 翌朝ブリッド、クソまずいコーヒーに激怒です。
 メイドが言うことには、全員働いていた人間を解雇したから、って。
 運転手でもあるカトーが毎朝コーヒーを入れていたらしいです。
 私はこれ、実は父がブリッドのためにせめて何かできることを、みたいな意味で入れていた
のかと思ってました。だから、父が死んでからコーヒーを淹れられる人がいなくなった、的な。
 深読みしすぎでした…。
 ともあれ激怒してカトーを呼びつけたブリッド。
 コーヒーのために呼び出すんですから何様だって感じですが。
 
 なんでカトーでないとあの味にならないかと聞かれて、カトーは自分が作ったマシンを見せる。
 感心するブリッド。
 で、カトーを雇いなおす気になったらしい。
 
 この後の会話が。
 カトーは出身を聞かれて「上海だ」というのですが、ブリッド「日本は好きだ」
 てめぇぇぇぇぇ!!!!
 言うにことかいて何が日本だコノヤロー!
 お前らだってロサンゼルス出身とか言った時に「イギリスのどこらへん?」とか聞かれたら
ブチ切れるやろが!
 アジア系ならなんでも日本だと思ってんじゃねーぞっていうか制作側もちゃんと調べろ!
(この映画ではいくつか、根本的に日本文化を誤解していると思われるシーンが出てくる。
まあシャレなのかもしれませんが…)

 身寄りがなく児童施設で育ったというカトーは、路上暮らしもしたりした、と言います。
 で、ある時働いていた修理工場にブリッドの父がやってきて、その才能を見出し、運転手と
して採用したらしいですね。あとコーヒーも、おいしいのを入れろと言ってきたらしい。
 さらにカトーは、自分が作ったという車を見せます。
 銃弾をはじくようにしてあるらしい。
 タイヤも、パンクしてもすぐ戻るとか。
 かっこいいですねー。
 相手の車を攻撃するような武器を見て「ベン・ハー」みたい、とキャッキャ騒ぐブリッド。
 ベン・ハーて!…時代が違いすぎて私の聞き間違いかと思っただろうが!

 カトーの作業場でスケッチを勝手に見ていたブリッド。
 その中に、女の子のイラストを見つけてヘンタイかとか言います。
 てめぇ、なんでもコミック見たら変態と言えばいいと思うなよ!
 日本のHENTAIパワー、見せてやろうか!(そこで張り合うなよ)
 そんな彼に、ジュースビンの蓋を手刀で外して飛ばしてみせるカトー。
 え?ニンジャのつもり?カトーが何をしたいのかよくわからんのですが。
 あとスケッチブックにブルース・リーのスケッチがあったのは、以前グリーン・ホーネットの
カトーをブルース・リーが演じて出世作になったから?
 
 ともかく、カトーの才能を「人間アーミーナイフ(これで終わりかと思ったらまだいろいろな才能が
出てくる)」と称したブリッド。
 子供の頃、女の子をいじめから守ってケンカになったことを話したけれど、父が聞き入れてくれ
なかったことなどを話します。
 で、正義をやろうとか言ってカトー誘って出かけていくわけですよ。
 それでやったことが、父の銅像の頭部をもぐこと。
 …正義…?
 お前の正義とはこんなくっだらねぇ小学生なみのいたずらか?コラ。

 そこでブリッドは、夜道で襲われるカップルを発見。
 やめろとか声をかけて自分が襲われるハメに。
 バカだろ!お前律儀に銅像の頭持って逃げてること見てもバカだろ!

 ここでピンチに気づいたカトー。
 さっそうと登場、悪党どもをぶちのめします。
 カッケェェェェェ!!!!
 カトーの能力は、それぞれの立ち位置とか武器を確認して、あっという間にぶちのめせる
ことらしい。…あなた、「SPEC」に出た方がよかったんじゃないですかね…。
 こんな、正義正義叫んでて自分は何もできない人間と組んだことが間違いのような
気がします。

 パトカーがやってきて二人は逃げるわけですが。
 盛り上がったブリッドがいらんことして焦るカトー。
 しかもパトカーどっかの建物に突っ込みましたよ?
 正義振りかざすやつがそんなことしてんじゃねーよタワケ。
 
 帰宅したブリッド、テンションがすごいです。
 どちらかというと活躍したのはカトーだと思うのですが。
 そのカトーは、自分は危険なところで育ったから、ケンカが強くなったみたいなことを
言っています。
 かっこいいですねぇ。
 ブリッドは、自分たちが人を救った、こういうことを続けようと言い出します。
 カトーがいれば悪いやつ100万人でも倒せる、と。
 …………カトーだけ頑張ってますよね…?
 さらに銅像の頭が盗まれたことがニュースになってたんだけど、カトーは映ってないし、
二人組は武器持ってると報道されたり散々ですよ。

 と言うわけでブリッド、ダークヒーローになればいいと提案。
 正義の味方だと、例えば人質を取られると手を出せないけど、悪いやつなら、人質が
通じないと悪党も思うから、そういう手を使ってくることはない、と。
 ブリッドの行動で唯一評価できるのはコレですねぇ。
 正義をあっさり捨てたというか。
 悪党には悪党っていうことで。

 カトー、少し考えてこう言いました。
「それだと僕たちは、警察と悪党の両方から殺される」
 ……ごもっとも。

 ともかく、うまいことカトーを丸め込んだブリッド、今度は自分のとこの新聞を使うことを
思いつきます。
 さあ、ブリッドの悪乗り、始まるよー!
 自分たちのことを報道してほしくてたまらないブリッドは、この二人組を追うよう言います。
 あ、ちなみにカトーを連れて乗り込んできたもんだから関係を聞かれて、パートナーだよと
答えたはいいものの、プラトニックな意味での男友達とか説明してて、ドツボにはまってたのは
ちょっと笑った。
 仕事上のパートナーって言えばよかったのに!言葉は難しーのー!

 んでともかく、どう呼ぶかって話になったんですが。
 ブリッドがセンス悪い名をあげていく中、カトーが言った「グリーン・ホーネット(緑のスズメバチ)」が
採用されます。
 で。
 ブリッドはカトーにも名前を付けようとするのですが、それは思い切り断られました。
 あれぇ?二人はプリキュアみたいな感じで、二人はグリーン・ホーネットじゃないの!?
 ブリッドだけの名前なの!?
 アックスは心配顔でしたがはてさて…。

 ある時会社に女性がやってきます。
 名前はレノア。
 あれですか、室内干しでも匂わない?(それは柔軟剤ですね)

 女性に気づいたカトーが身だしなみ整えてるのがちょっとかわいかったです。
 彼女はブリッドが雇った秘書でした。
 ブリッドは一応この会社のことをレノアに聞く。
 レノアは、ここ数年記事が平坦な感じになってきていると指摘。
 以前、チャドノフスキーがやったクラブ爆破の記事などは他社と一線を画していたのに
最近は勢いがないみたいなことを言います。
 いいことを思いついたらしいブリッド、ホーネットのことについて尋ねる。
 これからのホーネットの行動を分析してもらおうということですね。
 つまり、それを参考に行動に移る、と。
 こういう時の知恵は働くな!

 レノアは何も知らずに、ホーネットは悪党の縄張りを荒らすでしょう、と言う。
 小物からやがては頂点へ、と。

 このあとブリッドがレノアを褒めようとして失敗していたのはさておいて、大いに
喜んだブリッドはレノアを正社員として採用します。
 で、カトーが隣でメモとってたのでそれを見るんだけど。
 カトー、レノアをスケッチしてました。
 お前は人の話をちゃんと聞けぇ!

 そういうわけで本格的に行動を始めることにした二人。
 …あれ?ちょっと待って。
 この新聞社が初めに「グリーン・ホーネット」と名付けたんですよね。
 それをそのまま名乗って問題ないんでしょうか。
 いや新聞に出たから連中がこの名を採用した、と考えることはできるけども、普通は
自分たちから名乗るわけで。
 いいけども…。

 カトーは車を改造してさまざまな武器を取り付けました。
 さらにマスクも作る。
 一方ブリッドは遊び歩いてました。
 …え、何この人?
 弟は肉体労働、兄は頭脳労働、これでギャラは同じみたいな?
(どこの海老一染之助染太郎だ)
 好きな作業とはいえ、コツコツ作っていってるカトーがいじらしすぎます。
 ある意味私は、グリーン・ホーネットの95%はカトーでできてると思うんですけども。

 車が完成してさっそうと出かける二人。
 ブリッドは様々な仕掛けに大喜びです。
 …さっそうと出たはいいがどこに行けばわからないのでレノアに電話をかけるブリッド。
 お前アホだろ。
 ブリッドに頼まれてホーネットの犯行予測をしていたレノアは場所をファックス。
 その場所に行くブリッド。
 もう一度言うぞ。お前アホだろ。
 こんなことしたら普通正体に気づかれるんだけどな。
 
 レノアの指摘した場所にやってきたものの、早くもびびってるブリッド。
 カトーに、怪しげな連中とお前が話せというんだけど、こっちもテンパってんのか
英語が話せないというカトー。安心しろ!今お前が話してる言葉が英語だ!

 というわけで窓を開けたら悪い連中が手を突っ込んできたのでビビりまくるブリッド。
 カトーがさっそうと車を降りてぶちのめします。
 ブリッドはアワアワしてるだけでした。
 カトーさん、考え直すなら今のうち!
 
 彼らが麻薬を売っていたことを知り、二人は車で麻薬製造工場に突っ込む。
 その中にいたおっさんに名刺を渡すブリッド。
 なんかこうさぁ、もっと額に張るとか壁に張るとかかっこつけようよ…。
 そのあと爆弾打ち込んでメチャクチャにして逃げていきます。
 
 ホーネットが銅像の首を切り落とした報道では気にしてなかったチャドノフスキーも、
これには黙ってられません。
 工場の責任者から話を聞いた後そいつを撃ち殺して、ホーネットのせいで死んだとか
ムチャな責任転嫁してます。
 この責任者が、ホーネットのことを怖かったといってるんだけど。
 仮面をつけた大人はスーツ着てる大人より少し怖いっていってて、どういう基準なんだ
お前はって思った。
 で、チャドノフスキーは偉大な人間がスーツ着て人殺してんだよ、とか言うし。
 君らの怖い基準がよくわからない!
 まあ「怖くない」というのがチャドノフスキーに対しての禁句だというのはわかった。

 ブリッドは調子こいて、ホーネットのことを大きく報道させます。
 見出しまで指摘したり、スカンロンは震えてると入れるようにさせたり。
 見かねたアックスが、新聞はナンパの道具じゃないと怒ります。
 ブリッドとレノア(レノアが新聞記事などをいろいろ提案)はやりすぎた、責任を負うのは
私だ、というけれども。
 調子こいてるブリッドは聞き入れません。
 
 この後パトに追われるブリッドとカトーが、信号無視して撮影されたつーてて、カトーが
カメラ爆破するシーンですね。かっこいいです、カトー。
 
 カトーはブリッドに武器を作ります。
 ノッカアウトガスというものなんですが。
 つまりは、ブリッドは弱いから武器を持たせて戦えるようにしよう、というカトーの親切心
だったわけですね。
 でもブリッドは自分も強いと思っちゃってるからそれを素直に受け取らない。
 カトーに、それならお前はヌンチャクもてとかいってます。
 素手が強い相手に武器を持たせてどうする。
(使い慣れてない武器は逆にハンデになったりする)
 ともかく、ガンに興味を示したブリッド。
 どう使うのとカトーが言わないうちからいじって自分に食らいました。
 ダメだこいつ…本物のアホだ。

 次にブリッドが目覚めると。
 2時だ、と言われてそんなに寝ちゃってたの?と驚く。
 カトーはさらに、木曜日だ、というんですね。
 4日も寝てたのか!?とビックリするブリッドですが。
 実は…翌週の木曜日でしたー!
 つまり11日も寝てたわけです。
 寝てたレベルじゃねーぞ!昏睡って言うんだよ!と怒るブリッド。
 カトーもさすがに悪いと思ったようで、改良して効果は一時間にした、と言います。
 そのガンをカトーに向けて使うブリッド。
 わざとじゃないのにそれはないだろ!

 会社にやってきた二人。
 仕事がたまってるので自室で書類を見ているブリッドですが、カトーとレノアが楽しく
話しているのが気に入らない様子。
 それでカトーにコーヒー入れろと命令。
 自分をブリッドのパートナーだと思っていたカトーは怒る。
 そりゃ当たり前ですよね。
 幹部として雇い入れたことになってんだから。
 ブリッドも調子こきすぎだと思った。
 このあたりから二人の関係はギクシャクし始めます。つーか最初からだったような
気もするけど。

 その夜カトーは友達と飲みに行くと出かけていくのですが。
 実はレノアと会ってました。
 ただレノアの方はカトーといい雰囲気になるわけではない感じ。
 カトーはホーネットについてレノアに尋ねます。
 つーか正しくは「黒服の運転手」について聞くんだけど。
 カトーにとっては相棒だったつもりでも、世間的には単なる運転手のチンピラでしょとか
言われてショックだった様子。これはちょっと笑いました。
 全然報われて無いよ、カトー!
 ただ、レノアは気になることを言い出しました。
 ホーネットは注目を集めすぎた。
 おそらくこの町を仕切ってるボスに、取引を持ち出して呼び出されて始末されるでしょう、と
言うんですね。
 それも2週間以内に。
 気になるカトー。
 
 チャドノフスキーの方も、どんどん部下が離れ始めていることに気になったようで
ホーネットの始末に乗り出します。
 何も知らないブリッドは名刺のメールアドレスをもとにチャドノフスキーがよこした、
呼び出しを頭から信じて大喜び。
 アホですのー…。
 カトーは罠かもしれない、と言いますが、ブリッドはもう有頂天ですからどうしようもないです。
 一緒に対策を考えようとカトーに言われても、お前、俺のことを役立たずだと思ってる
だろう、作戦は自分が考えておくから先に帰れと。
 役立たずだなんて思ってないよ!無能だと思ってるだけだよ!
 
 チャドノフスキーとの場に向かいながら、ハチを追い詰めたやつは刺されるんだぜ、
とか言ってるブリッド。
 カトーは確かにホーネットだけどお前はどちらかというと日本ミツバチだよブリッド!
(日本ミツバチはとてもおとなしいハチ)
 ゲームじゃないんだぞ、とカトーが言いますが聞きゃしません。
 
 ちなみにブリッドが考えた最高の作戦とは、カトーに先に行かせ、自分は車の中で
携帯を通じて指示をする、というものでした。
 えーっと?
 それは作戦というより、捨て駒扱いですよね?

 まあこんなバカな作戦以前に、チャドノフスキーは二人が何もできないように、
トレーラーで挟み込んで追い詰め、穴に車ごと落として生き埋めにするという、
手っ取り早い作戦をとってきました。
 カトーが下見にいってたらまだ違ったんでしょうが…。
 で、次の作戦はなんですか、ブリッドさん!

 パニックになっているブリッドをよそにカトーは、車に搭載しているミサイルを発射し、
トレーラーごと吹き飛ばして何とか脱出。この人本当にすごいですねぇ。
 ブリッドのガスガンもここでやっと効果発揮。
 二人は命からがら逃げだします。
 なんかもう情けないなぁ。誰かさんのせいで…。

 カトーがむすっとして何も言わないのに対してブリッド、無視かよとか言ってますが、
お前のくだらねー作戦のせいで死にかけたわけだから、当然だと思うんですけども。
 しかもカトーに、俺はヒーローだがお前はただの運転手、って。
 その運転手が今まで頑張ってきたわけですが?
 気難しいブリッド父と、ブリッドを相手にしてたから忍耐強かったカトーも我慢の限界。
 怒ったカトーをさらに挑発するブリッド。
 はっきりいって力の差は力士と赤ちゃん並。
 デケーこと言うわりにふっとばされてるブリッドが笑える。
 二人はこの後マジゲンカに突入します。
 これは話の流れからしていいんだけど、ちょっとシーンが長すぎて途中で飽きた。
 最終的にはプールに落ちるのですが、カトーが泳げなくて、さすがに頭が冷えて我に
返ったらしいブリッドが浮き輪投げてあげていたのはホッとしました。

 カトーはずぶ濡れのままレノアのとこにいくんだけど、二人の仲を誤解したらしい
ブリッドがレノアに解雇言い渡した、ということで叩き出されてしまいます。
 カトーが可哀想すぎる…。
 
 しかしその頃もっと大変なことが起きていました。
 激怒したチャドノフスキーが懸賞金をかけてホーネットを殺すことを呼び掛けたのです。
 この後部下がほうぼうに指示して回るさまが、画面分割という形で描かれたのは
面白かったけど、あまり細かくなるとどこ見ればいいかわからなくなるからほどほどに
しておいてください!

 ブリッドが出社すると、アックスが渋い顔をしていました。
 煽り立てた結果がこれだ、と。
 チャドノフスキーによるホーネット探しに巻き込まれて、殺された人の記事が載っていました。
 アックスはこれからは私に任せろと言います。
 ブリッドもやっと理解したんでしょうね。
 調子こいてやってた結果が多くの無関係な人の命を奪ったことを。
 ブリッドに会いに来たスカンロンは、自分がこれから記事をどう書いたらいいかアドバイス
する、って言うんですね。
 …それはおかしいだろ。
 アホなブリッドもさすがに気づいたようで、スカンロンは自分が検事として再選するために
新聞記事を操って都合のいい記事を書こうとしているのか、と気づく。
 で、彼を追い出します。
 
 そのあと倉庫で書類を調べていて、ブリッドはあることに気づく。

 一方チャドノフスキーはなんかイメチェン図ってました。
 ブラッドノフスキーになるそうです。
 言いにくさ変わってないんですけども。
 略してブラスキーでいいじゃん。(それだとなんか女性下着好きなおっさんに聞こえる!)
 
 ブリッドはレノアのところにいって、解雇を撤回したあと、スカンロンの話をしています。
 彼が検事になった後、ブリッドの父は犯罪報道を故意にやめており、それで犯罪が
少なくなったかのように思われていたらしいですね。 
 つまり、スカンロンが検事になったから犯罪者がいなくなったわけではなくて、犯罪は
減ってなくてその報道が減っていただけだった。
 このことでブリッドは力になって欲しい、とレノアに頼みにきたらしいです。
 でもキスしようとして叩き出されてました。
 お前は公私分けて話をすることをいい加減に覚えろ!
 それだから「空気読み間違えたか」って言った時にレノアに「いつもね」って言われるんだよ!

 カトーの方はぼへーって感じでしたが。
 チャドノフスキーからメールが入る。
 それは、手打ちの証として殺人の仕事を紹介するからそれをやってくれという内容でした。
 殺してほしい相手の名はブリッド。
 驚くカトー。

 ブリッドの方はレノアに言われて、スカンロンと一度会って話をしよう、ということになります。
 その場所は、チャドノフスキーがカトーに指定してきた場所・時刻と同じでした。
 ま、カトーは頭いいですから。
 ブリッドのようになーんも考えずに行動したりしません。
 店でスカンロンと話をしていたブリッドは、ここで恐るべき真相を知ります。
 それは、スカンロンが父を殺したというものでした。
 注射器でハチの毒を注射したっつーんですね。
 理由は、今まで父は、社員がケガさせられたことによって、守るために犯罪の記事を掲載
しなくなっていたんだけど、ブリッドの、人を守るためにケンカしたってことを聞いて自らの行いを
反省し、犯罪の記事をきちんと乗せるようになっていたかららしいです。
 ともかく、記事操作させるよう脅してきた内容を録音したぞ、と得意げに言うブリッド。
 …だからー……ここはわかった、と聞いておいて社に戻ってその音声をネット公開する
というような手をどうして考えられないんだブリッド。
 カトーがいたらうまくやっただろうに…。
 ちなみに録音したのはスシ型USBメモリ。具はマグロ!めっちゃどうでもいい!
 ここでブリッド、フルスピードで脳を働かせて推理、みたいなシーンが出てきますが
実際には別に時間遅くなってなかったようで、スカンロンに「5分間君の間抜けな顔を
眺めていたが」とか言われててちょっと笑った。

 一方カトーの方は、リモコンで車の中にホーネットが乗っているように見せかけて
チャドノフスキーと話をし、店の中へ。
 ここでカトーはもちろんブリッドを撃つようなまねはしませんでした。
 まあいろいろ撃ちたい気持ちはあったでしょうが(笑)。
 車の中がからだと気づいたチャドノフスキーらが乗り込んできて店内は銃撃戦に。
 ブリッドが叫んでるせいで位置モロバレやないか!黙れ!

 車に乗り込んだ二人は、音声をネットにアップしようということで新聞社へ。
 ここのアクションは見もので面白いですよ。
 つーか見どころがここしかないのもったいない。もっと欲しかったな…。
 あとブリッドもカトーに謝るのは後でいいから!

 カーチェイスには車に搭載していた武器があれこれ使われて面白いです。
 しまいにゃヌンチャク本当に出てくるし…。
 これでカトーが戦ってる間、ブリッドは武器で助けようとして、中国語で書かれてる
らしくて「何で英語で書かない!」とムチャ言いながら操作して、逆にカトーを窮地に
追いこんでました。
 すいませんがおとなしくしててもらえませんかね!
 戻ってきたカトーがもう何も触るなって言ってたの笑った。

 新聞社に車で突入した二人。
 カトーはチャドノフスキーらを足止めして、ブリッドへ先に行かせようとするのですが。
 このバカ、USBを新聞用の紙のっけてたトレーラーに落としやがった…。
 何とかそれを取り戻して再び合流して、エレベーターに車ごと乗りこんで上へっていう
ムチャなことをする二人。
 車は前半分だけになっちゃったんですが、これで動けるの?と聞くブリッドに
「前輪駆動だ」と答えるカトー。
 なんか前輪駆動の意味が違うような気がする!
(本当はこういうことも想定して、前部分だけでも動けるようにカトーが作っていた)
 エレベーターで移動する最中に武器をちゃんとチェックするカトー。冷静ですねぇ。

 で、最上階にやってきて、車から降りるのかと思いきやそのままフロアを突き進む
二人。
 迷惑だから!
 新聞記事作れなくなるから!

 カトーが車の武器で応戦している間に、パソコンを立ち上げてデータをネットで
流そうとするブリッドですが。
 衝撃の事実発覚。
 ………録音できてませんでした………。
 ここまできてそれはねぇよ!
 一番のキメどころでなんてことしてくれやがんだよてめぇは!
 
 カトーの方はチャドノフスキーに追い詰められてピンチ。
 それを発見したブリッド。
 なんと!
 ここで隠された彼の才能が発揮!
 カトーのように敵の位置と武器を瞬時に把握。かっこよく飛び出して敵を次々に
倒し、カトーに銃を突き付けているチャドノフスキーのところへ!
 さっそうと壊れた家具を飛び越え…ようとしてけつまずきました。
 もういいから帰れ。

 不幸中の幸い、チャドノフスキーがそちらに気を取られたので、隙をついてカトー
自力で脱出、チャドノフスキーを倒しました。
 ここでスカンロンもいたんだけど、こいつを何とかしようとした時に通報を受けてやって
きた警察が突入。
 撃たれて負傷していたブリッドはカトーとともに逃げることにするんだけど、カトーが
逃がさないとスカンロンに向かって車を発進させて、彼ごと窓突き破って飛び出ていく
のはなかなかよかった。
 二人は脱出装置で脱出します。

 それでレノアのとこに逃げ込むんだけど。
 めっちゃレノアがパニくってて、二人をコテンパンにしてたの笑いました。
 で、事情を理解したレノアは、やってきた警察をうまいこと返しまして。
 ともかくブリッドがケガしてるんで何とかしないとというんだけど、弾を摘出するといっても
ブリッドが耐えられるわけもない。
 そこでレノアは一計を案じます。

 翌日記者会見しているブリッド。
 これからはアックスに記事を任せることにしたと発表していると、そこにカトーが現れ
(ホーネットの運転手として)ブリッドを撃って逃げていく。もちろん空砲。
 それでブリッドは病院へ運んでもらう、というわけです。
 うまくやりましたね。

 この後二人はブリッド父の銅像を直しにいきます。
 …首が思い切り下を向いている気がするのですが…。
 あとブリッドはそろそろ、カトーのニックネーム考えるのをあきらめて下さい!

 レノアが参謀として加わったことで、続編が作られるんじゃないかなーと思っているの
ですが。
 次はぜひブリッド抜きでやりたいものですね!(日独伊の同盟国ジョークじゃないんだから)
 



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→グリーン・ホーネット