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RED/レッド |
2/2鑑賞
これはなかなか痛快で面白かったっスねぇー。
ジジィつぇぇーって感じで。
なんかもう銀魂に出てきて暴れてても違和感ないような感じだった。
ぜひ銀さんに「これもうジジィじゃねぇよ!ジジイの形をした何かだよ!」と言ってもらいたい。
ただ、一つ残念だったのは、ジョーというキャラがいるんだけど、最後にニヨニヨしながら
主人公が乗ってる車に向かってヒッチハイク(もちろん親指は下向き)してるくらいの
お遊びは欲しかったなぁーと思います。そうすればもう100%満足、だったんですけど。
そこまで悪乗りしちゃえよ!って感じの面白い話だった。
あー、一つだけご注意。
「高齢者はおとなしく老後を過ごせばいい!若者と張り合おうとするな!」なんて
真顔で言っちゃう人にはつまんないので見ない方がいいと思います(笑)。
さて物語はとあるジジイが(コラ)目覚ましより早く起きるところから始まります。
…てか多分セットはしてるけど一度も鳴ったことがない系だろうなぁ…。
ジジイの名はフランク。…こないだもフランクなのに全然フランクじゃないジジイを
見たような…。(ジジイ連呼しすぎです)
時間は6時。
で、キッチンにいってサプリメントを飲む。
この時7時になってんですけど。
え?階段下りるだけで1時間かかったとか?
(単に時間が経過してるって流れかと…)
仕事はしてなくて引退暮らしっていうのはわかるのですが、体を鍛えたりと、なかなか
パワフルですなぁ。
んで、郵便物を見たあと、年金受給担当に電話かけてる。
担当の名はサラ。
電話しながら年金の小切手をちぎってたあたり、フランクは電話をかける口実が
欲しいみたいですね。
サラも嫌がってはいないことから、あれこれいろいろと会話をよくしていることが
わかります。
…日本でこんなことしてたらメチャクチャ批判されるだろうなぁ。
公務員がさぼってる、って。
そんでサラが多分住んでいるとこだと思うのですが、今度カンザスに行く、という
フランクに対して、街についたら電話して、というサラ。
フランクめっちゃ喜んでます。
ちなみにフランクはサラが好きだというある本を自分も読んでます。
なんか老いらくの恋、というのはあまりにも純粋でほほえましい光景ですねぇ。
で。
ある時夜中に目を覚ましたフランク。
どうした?
怖い話でもラジオで聞いちゃって眠れなくなって神楽ちゃんにトイレついてきて
もらうのか!?
彼がキッチンだかに消えた後、なんと室内に銃を構えた連中が。
私はてっきりフランクの友人たちが、タチの悪いサプライズパーティでもしかけに
やってきたのかと思ったのですが、ハッキリいってそんな生易しいものではありません
でした。
こっからすがすがしいくらいのドンパチが始まります。
すごいなと思ったのがフランク、抜き取った拳銃の弾を熱したフライパンにかけて
それで時間を稼いでる間に武器を取り出してたこと。
で、その弾がはじけて、外に待機している部隊には銃撃戦をしているように見え、
彼らは一斉攻撃を開始。
…これで他の家が起きてこないのがすごいんだけど…。
秘密裏の作戦っぽいから適当に何かでっちあげて、避難でもさせたんですかね。
つーわけでフランク、あっちゅーまに一個隊全滅させました。
つぇぇぇー!
でも彼が出て行ったあと家崩壊したんですけど、これ、損害保険降りるんですかね…。
サラは自宅に帰ってきて、自分を送ってきてくれた男性の絶賛ダメ出し中。
と、何気なく通り過ぎた一室にフランクがいるのに気づく。
ここ面白かったなぁ。
コントか!みたいな。
まあびっくりしますわな、普通は。
こうして話をあきらめたフランク、とりあえず、自分が狙われていて電話も盗聴されて
いたから、サラの身も危ないということを簡単に説明して、車で連れ出しました。
と書くと穏便にいったように見えますが、実質拉致です。
ちなみにフランク、サラを待ってる間退屈だったらしく、サラの荷造りと、部屋の掃除を
してたらしいです。
これは軽く死ねる!
この後、ある男が、一人の男を殺害しようとしているシーンが出ます。
家族に電話しながら犯行に及ぶんだから大した度胸ですよ。
ミルク買って帰る、とか買い物頼まれてる場合じゃねーよ!
この男はクーパーという、なんだか絵がかけそうな名前ですが(それクーピー)、女上司が
いて、命令を受けていろいろ人を殺害して歩いてるらしい。怖いですのー。
しかもこの連中、CIAですし。
んで、次のターゲットはフランクらしいです。
つまり、冒頭でフランクを狙って失敗した連中と、クーパーらのつながりが見えてきましたね。
あれで失敗したからクーパーが駆り出されたということでしょう。
フランクらはニューオリンズのとあるアパートにいってんだけど、サラがベッドにくくり
つけられてて、「バカにばかり好かれる」って言ってたのがちょっと笑いました。
フランクはバカに見えるかもしれんけど、凄腕のスパイなんですぜ!ハゲだけど。(コラ)
その頃とある老人ホームにて。
テレビの映りが悪い、と介護士さんにいって、その介護士さん(女性)がアンテナ直してる
間、ニヤニヤとその尻を眺めてる老人が。
ジジィてめぇ!
彼の名はジョー。
そこにフランクが会いにやってきます。
ともに任務をこなしていた友人らしい。
ジョーは肝臓がんを患ってこのホームで余生を暮そうとしてるようですね。
まあ、生きて過ごせるならそれが一番ですなぁ。
んでフランクは暗殺部隊の情報を手に入れたかったらしい。
クーパーはフランクがいる場所に向かう途中飛行機の中で、フランクの家から
発見されたゴミを調べてるんだけど。
そこで破り捨てられた年金の小切手の破片を発見し、2枚がピッタリ合うのを確認…
いや瞬間的に映像変わったけど微妙にズレてたぞおっさん!
ジョーが得た情報によると、ニューヨークタイムズのチャンという記者が殺された
らしいです。
それが今回のことに何かかかわっているらしい。
フランクは立ち去る間際にあんたも気をつけろ、と忠告するのですが、ジョーは
80歳のがん患者に何ができる、と。
フランク、「撃ち殺せる」といって出て行きました。
おぃぃぃぃ!妙な死亡フラグ立てていくんじゃねぇよ!これで撃ち殺されたら
後味悪いだろうが!
サラの方はベッドのふちをぶっ壊して脱出してました。
こいつ…結構やるな。
それで通報によって警察がきたのですが、その連絡はクーパーにも入り、彼は
サラを捕まえることを指示。
なんも知らんサラは、警察が保護してくれると思ってパトカーに向かうのですが
変な薬をうたれそうになります。
警察官がひとりで、誰もいないとこに連れて行った時点で疑えよ…。
間一髪フランクが助けてくれて、打たれたのも睡眠薬だったので、フラフラになる
くらいですんだサラなんですけども。この人自分の身の危険をまだわかってない
んだなぁと思いますね。
この後追いかけてきたクーパーが車で体当たりしてきて、回転するパトカーからスッと
フランクが下りつつ銃取り出してぶっ放す、このシーンは見どころだと思います。
観てて思わず「おお!」って思ったもん。
やっぱかっこいいですよ。
ここはぜひ目をぎゅっと見開いてみて欲しいと思う。
洋画ならではのアクションだなぁと思ったんで。
クーパーはいったん引いたのですが、フランク逃げる途中、警察官が撃たれたと無線で
連絡、クーパーの特徴や車の特徴を伝えるんですね。それでクーパーは駆けつけた
警察に包囲。これは痛快だったなぁ。
この後、ジョーのところに暗殺者だと思うんだけどやってきて銃を構えてます。
ジョーもそういうことか、と言ったからには敵の正体に気づいたんでしょう。
電話を盗聴できる人物、となれば思い当るのはある組織しかなかったんじゃないかなと。
しかし残念だなぁ。
ジョーにはぜひ形勢逆転して「小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋のスミで
ガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?」と言って欲しかった。(いや、同じジジイだけども!)
サラが目覚めると車の中。ニューヨークにきているらしいです。
サラに一生懸命説明しようとしますが聞き入れられないどころか、髪の毛まで薄い、と
失礼なこと言われまくるフランク。
それでもめげずに彼は、チャイナタウンにきて、殺された記者、チャンの家族を訪ねました。
ここでは気を取り直したサラが大活躍。
話を聞いてます。
家族の言うことには、調べていた事件のことでおびえていたらしいです。
そして、このハガキが、滞在先だった南アフリカからきたというのだけれど、数字が
書いてあるだけでわからない、と。
それを見たフランク、立ち上がります。
これは大学の図書館の図書整理番号だと。
そうやってすぐ気づけるのはさすが元CIAですなぁ。
いろいろなこと叩き込まれてるもんなぁ。
んで図書館にてその番号の本を見つけた二人。
そこにはあるリストがはさんでありました。
調べてみるとなんやかんやで(おいおい)殺されたり死亡したりしていた人の名前が
書いてありました。なるほど、殺されたとわかるのでは明らかにおかしいから、事故に
見せかけたりして殺していたということですか。クーパーが殺害現場でやっていた
細工は。
ガブリエルという人間がまだ生きているということで、フランクはその人間に会いに行こうと
して、ジョーにまた情報協力を得ようとするんだけど。
電話をかけると本人は出ず、施設にかけると介護士さんが出るんですね。
そこでは血が流れた部屋の中、警察が現場検証をしていた。
ここの会話がわざと流れず、フランクの表情だけで、あることを観客に錯覚させるのは
大変に面白いと思いましたねー。
クーパーは、フランクはただのCIA職員ではなかったと考え(今頃…?)、保管庫に資料を
探しにいきます。
この資料室のじいさんもなかなかにクセもので面白い。
そこにはREDと書かれたファイルがありました。
つーか!
クーパーが見ると資料めっちゃ黒く塗りつぶされてるんですね。
日本政府の裁判資料じゃないんだから!
資料室のじいさんが語るところによると、フランクは秘密工作員で、数々の犯罪者を
始末してきたらしいです。
そして時には政権を転覆させたこともあった。
天賦の才能があると。
REDの名称は、危険な年金生活者だってさ。
えー…。そこは意訳せずに、引退した超危険人物、でいいんじゃないかと思うけど。
フランクの方はジョーの協力が得られなくなったことで、別の協力者が必要と考え、
マーヴィンという人物を訪ねます。
2年前死んでるんじゃないの、というサラに、奴は何度も死んでる、というフランク。
そういう一癖二癖ある人物ってことですか。
マーヴィンの隠れ家にいって、大声出すなとか注意するフランクですが、サラ
ききゃしなかった。
茂みの中からマーヴィンが銃構えて飛び出してきてるし。
ああ、もう見ただけで普通の人間じゃないわこれは。
で、隠れ家に案内されるんだけど、目の前にある家はおとりで、入り口はさびれた
車のボンネットっていうのがかっこいい。…これ雨降ったら大変そう…。
まだしつこく、あっちの家に住まないの?とか言ってるサラ。
だからー…囮ですってば…人の話たまには聞こうよ…。
マーヴィンはリストの人間のことについて調べます。
1981年に、グアテマラにいた人間だとあっという間に判明。すごいですね。
なんでも、ある原住民を皆殺しにした若い将校を救出する任務にかかわって
いた人間らしい。フランクらもその時たまたまグアテマラに任務でいた模様。
というわけでまだ生きてる人間、ガブリエルという人に会いに行くわけなんだけども、
マーヴィン、ブタつれてくるって。
ピンクの豚のぬいぐるみを持って歩くおっさん…こんなもんが歩いてたら通報するわ!
サラは公衆電話でどこかに電話かけてるんだけど。
マーヴィンは盗聴される、殺されるとか異常に気にしてて、空を飛んでいるヘリを
双眼鏡でのぞいて確認する。
この後、ガブリエルと話をしにいこうと、空港に移動するんだけど後ろを歩いていた女を
とっ捕まえて銃を突きつけるんですね。
自分たちを尾行してた、って。
もちろんまったく関係ない女性。
あわててフランクとりなして、ガブリエルのとこへ。
ここでブタのしっぽもってぷらーんぷらーんしてるマーヴィンが妙にかわいかった。
ガブリエルに話を聞こうとするフランクですが、何を恐れているのか、ガブリエルも
またナイフを持って反撃しようとしてくる。
で、話を聞くと彼は、ある男を乗せて飛べと言われただけで、何も知らないと。
そんな中またマーヴィンが、さっきのヘリが飛んでる!やっぱり監視されていたと
騒ぎ始めます。
驚くフランク。
マーヴィンがメモを取り出してくるのですが。
「それ、4じゃなくてCじゃね」
「え?」
みたいな感じで、ガブリエルがじゃあ自分が確認してみると窓際に寄ったところ
狙撃されました。
やっぱりマーヴィンが正しかったんじゃねーかよ!
あわてて逃げ出す3人。
空港の積荷おいてあるところでも狙撃されるんだけど、そこに現れたのは、さっき
マーヴィンが銃を突き付けていた無関係の女でした。
やっぱりこいつも暗殺部隊だったわけです。
マーヴィンの嗅覚すげぇよ!
でもこの女が「あたしだよジィさん」と言ったのがかなり気に食わなかったようで、
殺していいかと言い出すマーヴィン。
ここの撃ちあいはもうマーヴィン大活躍といってもいい。
めっちゃかっこよかった。手りゅう弾打ち返してたし。普通そこで爆発するだろ!
ジィさんと言われてブチ切れたマーヴィン目が座っててこぇぇ。
ジイさん怒らせちゃだめですよ、うん…。
この後煙幕を張ってフランク、ズラかろうと逃げます。
ズラじゃない、ヅラだ!あっ違った桂だ!
敵がCIAだというなら、狙いを探る場所はあそこしかない、ということでフランクなんと、
ロシア大使館に。
これ協力者じゃない、とわりとまともなことを言うマーヴィンとサラに笑いました。
フランク単身乗り込んでいきます。
何か起きるかと思ったら、割と平和的に迎えられた。
イヴァンという人が迎えてくれるんだけど、彼はいわばフランクとは敵同士。
イーゴリを殺されたかりがあるぞ、という彼に、実はこちら側に寝返って生きていると
いうことを打ち明けるフランク。
イヴァンは驚きつつも、CIA側の女スパイもこっちに寝返って普通に暮らしている
ことを話します。
お前ら寝返りまくりだろうが!仕事になりゃしねぇよ!
で、フランクはさっくり、CIA本部に入りたいということを話します。
自分の力では無理みたいなこと言ってたけどフランクに貸しを作るのも悪くない、と
思ったみたいで、彼が用意してくれた身分証をもとにフランクとサラは堂々CIAに潜入。
ここで、エレベーターで網膜認証をするためにコンタクトを入れようとするんだけど。
なんで最初から入れてこねーんだよという気もするのですが、ともかくエレベーターの
中でコンタクト落としてしまって、サラが探すんですね。
網膜認識できなかったということでエレベーターが途中でとまって、銃を突きつけた
連中がやってくるんだけどサラが、「コンタクト落としたの!一緒に探して!」とすごい
剣幕でいってて、それに押された連中が一緒に探そうとするシーンが面白かった。
サラの度胸と、状況のコミカルさがめっちゃよかった。
んで無事認証されまして。
資料室にやってきました。
入るのには6時間ごとに変わる暗号が必要だ、というフランクですが。
横の壁壊してロックあけて入りやがった。
こういう時警報とかならんのですか!暗号の意味ねぇよ!
入った先にいたのは、例の資料室のおっさん。
別段驚いた風でもなく、懐かしそうにフランクと再会の言葉を交わすのがなんかかっこいい。
フランクはグアテマラの資料を受け取ります。
ばれたら重罪だと冗談言うフランクに、私が怖がるとでも?というおっさんいいなぁ。
まあ死亡フラグにならなくて何よりです…。
あとおっさんは、新人のクーパーという男がフランクのこと調べてましたよ、とも言う。
それで予定を変更してフランク、なんとクーパーのとこに乗り込んでいっちゃう。
殴り合いをして去っていくんだから何をしてんだよお前はって感じですけども。
あとIDカード盗んでたのはわざとって意味もあるかも知んないですね。
この後彼らは駆けつけてきたレスキューの服を借りて逃げ出すんですが。
クーパーはフランクを撃っていたから、それを目印に探させようとしてた。
サラが消防士に付き添って、消防士はケガをしている人を運んでる感じで中から
出てきたんだけど、ケガしてる人を確認すると若い人だったので、こいつじゃない、
ということになる。
クーパーはフランクの外見伝えるのに思い切りハゲつーてました。
ハゲじゃねーよ!スキンヘッドっつーんだよ!
ともあれこれは、消防士にふんしたフランクが、殴り倒した消防士を抱えて出てきた
というしくみだったわけです。すごい大胆不敵ですね。
まんまとCIAから逃げおおせた二人の前に現れたのは。
車を用意してたマーヴィンと、後ろから降りてきたジョーでした。
生きてたらしい。
振り返りざま相手を撃ったみたいで、現場に落ちていたのは暗殺者の血だった
ようですね。
クーパーのとこに上司がやってきて、ふがいなさを叱るのですが、クーパーは
どうしてフランクを殺せという命令が出ているのか、と初めて疑問を持ったようです。
でも上司も聞かされてないらしい。
こいつもなんか裏がありそうな感じですね。
ケガをしたフランクの治療のために一行は、あるペンションにやってきました。
行くと撃ち殺されるぞ、とか、防弾チョッキはと聞かれて役に立たない、とかえらい
物騒なんですけども。
フランクが入っていくと女主人がいました。
ケガの治療にきたと知ると彼女、ヴィクトリアは花の下に隠していた銃を取り出す。
ああ、確かにこれは防弾チョッキ役に立たないですね…。
また、外にいるマーヴィンに銃おろさせてとも言ってました。
そこまで気づいてるのもすげぇっていうかマーヴィンまた植物の中に紛れてるよ!
いちいち厳重に擬態しすぎなんだよ!
ここでヴィクトリアは人殺しの名人であり、元MI6の人間だということが判明します。
穏やかな暮らしをしているけど、たまになんか違う仕事もしてるっていうから多分、
必殺仕事人でもしているに違いない。
彼らはリストを元に話をして、ダニングという人間がまだ生きていることを知ります。
軍需産業の会社のトップらしい。
CIAが守るという形で監視しているようですが。
彼らはダニングのところに乗り込んでいきます。
ここはどっちかというとせっかくだから激しい撃ちあい見せて欲しかったなぁ。
ま、最後の見せ場があるのでここではやらなかったのかもしれませんが。
(あまりアクションを増やしすぎるとそれはそれで物語が単調になりますから)
外でヴィクトリアが銃構えて見張りをしていて、フランクらが乗り込んでいく、という
計画なんだけども。
サラにヴィクトリアが、もしフランクを悲しませたら殺して森に埋めるわよ、と
さらっといってるのがすごかった。
あと、許されぬ恋をしてそれが上にばれて、恋人の胸に3発銃弾撃ちこんだ
とか恐ろしいことも…。
ダニングの方は地下の隠し部屋に3人を招いて話をする…つもりが縛り上げ
られて情報はかされてます。
グアテマラで救出された若い将校というのは、今の副大統領、スタントンでした。
なんかよくわからんけど、過去を消すために今頃になって事情知ってるものを
皆殺しし始めたってことでしょうか。
つかなんで原住民を皆殺しにしたのかは語られなかったんですが。
まあいいわ。
で、ヴィクトリアの連絡によって彼らはこの屋敷が包囲され、逃げ出せなくなった
ことを知る。
一人囮がいればヴィクトリアが援護して逃げられるというので彼らは別れの
言葉を口にし、クーパーに連絡をとって、投降するから撃たないようにといって
正面から出て行きます。
ところが誰かが発砲して、出てきた人物は倒れるんですな。
クーパーは誰が撃ったとか言ってるけどおそらく、フランクに生きていられては
都合の悪い人間がやれと命令してたんでしょうね。
が、死んでいたのはフランクではなく、彼の格好をしていたジョーでした。
立てー!立つんだジョォォォォォ!!!
ってかこれで防弾チョッキ着てたオチとかはないんか、って思いました…。だって
武器商人の屋敷にいたんだし。
しかもこの後フランクらは脱出を始めて銃撃戦になるから、どさくさに紛れて
ジョーも逃げてると思ったんだけどなぁ。これだけが残念です。
あと逃げる途中でサラ、足滑らして落ちてとっ捕まりました。
どこまで運が悪いんだこの人は…。
フランクらの前に車が現れて、中から顔を出したのはイヴァンでした。
ここでヴィクトリアがハニーって言ってて、フランクらが「おい、ハニーっていったぞ」と
ビックリしてるのが笑えた。
つまりヴィクトリアの恋人ってイヴァンだったわけですね。
イヴァンの隠れ家にて彼は、胸を撃たれた跡をフランクに見せます。
つまり殺したと見せかけてヴィクトリアは彼を生かしてたんですね。
人殺しの名人ということは逆に、どこを撃てば死なないかもわかってるわけですし。
ばれたら自分の身が危うくなるのも気にしなかったということでしょう。
イヴァンはサラのことについて力を貸す、と約束してくれます。
クーパーに電話がかかってきてそれはフランクからなんですが。
逆探知してみればなんと彼は、クーパーの家からかけていた。
それだけで彼にとっては十分な脅しになりますよね。
サラの身の安全は保障する、と約束するクーパー。
つーかお前も家族いるんならもっと安全なところにいさせろよ。一軒家構えてるとか
アホですかぁー。
クーパーがあわてて帰宅すると、家族は無事で警察官とかきてたんだけど。
部屋の中に、クーパーのIDと死亡者リスト、それと、グアテマラの資料が置いて
ありました。
これによってクーパーはなぜ彼らが狙われているのかを理解したと思います。
この後いよいよフランクらは、スタントンのとこに乗り込んでいきます。
大統領候補になるための、チャリティと称した金集めぱーちーですな。
皆が力を合わせて侵入して計画を進めていくさまは、まさに「華麗!」ってな感じでした。
イヴァンもさりげなく侵入してるのがいい。
マーヴィンは働く人として、ヴィクトリアは客として入るんだけど。
こんなこと言ったら失礼かもしれませんけど、年をとっててもヴィクトリア役の女優さん
メチャクチャきれいでした。白いドレスがすごい似合ってて、こんな年の取り方が出来たら
女性として最高だろうなぁって感じでしたね。
あと、イヴァンが堂々とヴィクトリアと踊りを踊っててすごい名残惜しそうにしてたのも
よかったです。恋人として堂々踊れるのなんてこんな機会くらいだもんね。
で、イヴァンが異臭騒ぎを起こして、スタントンとSSが逃げ始めたところでヴィクトリアが
マーヴィンとともに銃を乱射して逃げ道をふさぐ。
別のところから逃げようとする彼らをある場所に誘導してくのが目的と考えればいいのかな。
イヴァンがペン片手にエレベーターから降りてきたので何かと思ったら、代車でやってきた
リムジンをペン型の爆弾スイッチで爆発させて、またエレベーターに乗って去って行った。
…それだけ!?
最初から待機しとけや!
クーパーの方はどこに敵がいるやらわからずてんやわんや状態です。
ヴィクトリアはどんどんスタントンらを追い詰めていくんだけど、マーヴィンが銃を渡して、
空になったら別のと取り替える、っていうのがいいなぁ。
SSは手ごわいわね、と言ったその直後、待ち伏せされていて、ヴィクトリアは被弾してしまう。
彼女はマーヴィンに後を託して戦線離脱するんですね。
このまま死んだらどうしよう、と気になってたんだけど。
頼れる恋人、イヴァンが登場。
「よければ手を貸しましょうか」とフェンスをあけて、彼女を連れていくのがかっこよかった。
スタントンらの方はようやく外に出れたって感じなんだけど、そこに、体に爆弾を巻きつけた
マーヴィンが奇声を発しながら走ってくる。一人ぼっちになった志村が遭遇するお化けみたいな
感じで。
…まあ、普通逃げますよね。
つーかマーヴィンこれ演技に思えねーよ!お前絶対素でやってるよ!
スタントンらはそこにやっときたリムジンに乗り込むわけですが。
何とか追いついてきたクーパーが、その車に乗ってはいけない、と忠告するけど、
SSにしてみたらまた不審者が、くらいにしか思わんわけで。
車は走り去りました。
そーです、運転手はフランクでした。
フランクはクーパーに、サラとスタントンの交換を要求する。
で、フランクは一人できたのに、クーパーは上司と一緒にきてんですよ。
お前はどこに行くのでも保護者連れか!
あと、ダニングもきて、スタントンを撃ってます。
こいつ生かしておいたのが間違いだとかいって。
ともかく彼らは、フランクがスタントンを撃ったことにして、それをクーパーが制圧しようと
して、フランクとサラを射殺したという筋書きにしようとします。
で、クーパーはフランクに手錠をかけるのだけど、この時実はカギも一緒に渡していた。
クーパーは最後の最後で、こんなことは間違っていると気づけたんだと思います。
各所に隠れていたヴィクトリアらの援護もあって女上司とダニングは射殺。
クーパーはフランクに、スタントンのことは任せてくれ、と言います。
そのあとの「じいちゃん」はいらんやろ!
お前そのじいちゃんにコテンパンにされただろうが!
つーか会話してる最中に発砲音したよ!誰だよ!空気読めよ!
マーヴィンが、ダニングをこいつだけは許せんとか言って撃ってました。
ああ、マーヴィンならしかたねぇわ…こいつ空気読めねぇし…。
そういうわけで無事に解決したわけですけど。
車の中でラブラブを見せつけるフランクとサラ。
まあ最終的にはくっついてよかったですね。
ジョーのことがきれいに忘れ去られてますけど。
ここの帰り道のところで、道に立ってるジョーを発見するオチ、というのが欲しかったなぁ。
で、そんな彼らにイヴァンは、借りを返してほしい、と過酷な任務を頼むのでありました。
フランク、キミならできる!
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