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塔の上のラプンツェル

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3/23鑑賞

 こんな時期に見たからか、すごい癒されました。
 ディズニーが描く童話は基本ハッピーエンドの王道パターンが多いですが、これもそれを
踏襲していて、大人でも楽しめる内容に仕上がってました。…まあ…原作は知らないでいた
方がいいと思います(私もこんな内容だったっけ!?とちょっとびっくりしたので)。

 さてさて。
 ナレーションはこの物語の主人公であるラプンツェルではなくて、最初悪役として登場する、
フリン・ライダーという、それだけ聞いたら仮面ライダーが不倫してそうな名前ですが、のっけから
「この物語は俺がどうやって死んだかの物語だ」とネタ晴らし。
 てめぇ何してやがんだ冒頭3秒で結末ばらしやがって!古本屋で購入したら「この人が犯人
です」と書かれてた推理小説みたいなことしてんじゃねぇよ。

 ともあれそのライダーの言うことには、ある、魔法の花があって、それにはけがや病気を癒す
力があり、ある年寄りがその花を見つけて一人独占していたのですね。
 この年寄りを覚えておいた方がいいよ!ってだからいちいち伏線を説明してくれなくていいから!
 ある王国ではお妃が待望の子供を授かったものの、病気になってしまい、国民たちは奇跡を求めて
その花を探していました。
 んでさっきり年寄りことゴーテルは、自分一人が若返っていつまでも幸せに暮らすため、その
花を隠していた。
 花は特別な歌を歌うことによって力を発揮していました。
 ところがある時その花は見つかり、持ち去られてしまう。
 つーかいくらお妃のためとはいえ、根ごとゴッソリ持っていってしまうのも…。金の卵を産むガチョウの
腹を裂いたら終わりなのと同様、ごっそり持っていって、花を浮かべた水を妃に飲ませて回復したのは
いいとしても、この後奇跡を求める人はどうしたらいいのか、って話なんですが…。
 せめて花びらを一枚だけ持っていくとかさぁ。

 ともあれそれで妃の病気は治り、愛らしい女の子が生まれました。
 これがラプンツェルでした。
 
 ところがある時花を取られて若さを求めるゴーテルが忍び込んできて、ラプンツェルに花の奇跡が
宿ったことを知り、髪の毛を持ち去ろうとするのですが、切ると力を失うことがわかります。
 つまり、ラプンツェル本体がアクア・ウィタエ(フランス語で命の水)のようなものですか。これは困り
ましたね。
 まともな魔女とかだったら王様にワケ話して、若返りのために花の力をこれからも分けてもらえるよう
言ったかもしれませんが、それだと話が成り立たないので、ゴーテルはラプンツェルをさらっていって
しまった。そうして誰の目も届かない、森の奥深くの塔に彼女を閉じ込め、それはそれは大切に育てた
わけです。
 歌を歌うと彼女の力でゴーテルは若返ったらしい。
 …ラプンツェルが年取って死んだら若返ることはできなくなるのでは…。
 
 そうしてラプンツェルは何も知らないまま、ゴーテルを母と信じて育ったのですが、段々老いてきて
それが歌を歌うと若返ることに疑問は持たなかったのでしょうか。ま、それが当たり前と思って生きて
くればそうなるか…。
 ただ、ゴーテルも、ラプンツェルが誕生日の日になると窓を開けて、明かりが空を埋め尽くすほど
飛んでいるのを見ていることは知らなかった。
 それは、娘を失った国王と王妃が毎年飛ばしていたのにならって国民も飛ばすようになった明かりでした。
 日本でいう灯篭流しみたいな感じだった。
 あと、ラプンツェルの友達であるカメレオンのパスカルがかわいいです。
 
 成長したラプンツェルは美人になってましたが、髪の毛がありえないくらい長いんですけど。
 50メートルくらいあるんですけど。変身後異常に増毛してるプリキュアでもこんな長くねーぞ!
(長かったら戦いにくい!)

 ラプンツェルは毎日毎日、絵をかいたり本を読んだりしてるらしいですが、同じ日々過ごせば退屈に
なってきますわな。
 そんなある日、明日は例の明かりが飛ぶ日だと気づいたラプンツェル。
 明日は外に出してもらおう、と考えるのですが…。

 一方これから大冒険に巻き込まれるとは知らないフリン・ライダー。
 城にいってティアラ盗み出しに行くのだけど、警備の兵士がクシャミしてるのへ「花粉症?」とか話しかけてる
のが余裕っぽくて笑える。
 つーか兵士もティアラを背に周囲見張るんじゃなくて、誰か一人くらいはティアラそのものを見てないとダメ
だろうが!それだから上から賊に侵入されても、花粉症?とか言われるまで気づけないんだよ!
 
 ゴーテルがやってきたので、髪の毛を塔の外に垂らして引き上げるラプンツェル。
 つーかゴーテルはいつも何をして暮らしてんだよ。
 この後ゴーテル、年老いてきたのでラプンツェルに歌を歌って若返らせてもらおうとするんだけど、
頼みごとをしたいラプンツェルがめっちゃ早口で歌ってて笑えた。それでも効果あるんかよ!
 んでラプンツェルは、明日18歳になるから、あの明かりを見に行きたいのよマジでとか言うのだけど、
ゴーテルは、口の中でもごもごしゃべるのやめて、とか。
 冗談よとか言ってるけどお前の冗談には悪意がありまくりなんだよ!
 ゴーテルは、外には危険がいっぱい、お前が出たら餌食にされてしまうよ、と歌で諭します。
 おーい、諸悪の根源が何か言ってんぞー。
 というわけで母、もう言わないでといって塔を出ていくのですが。
 いやだから一緒に暮らさないのかよ。
 
 ライダーの方ですが、兵士に追われて逃げる途中、自分の手配書が貼ってあるのを見てビックリしています。
「俺の鼻、こんな風じゃねーぞ!」
 …似顔絵でなんかすごいことになってたワンピースのサンジよりマシじゃないですか…。あれかなり長い
間、あのままで回ってたんだぞ…。しかもソックリで間違われた人もいたし。
 で、ライダーは逃げる途中一緒に組んで仕事をしていた、えーと…ストイコビッチ?違うな。スタビントン兄弟を
見捨てて逃走。それくらいには、ワルな奴だったわけです。
 ところがここで、お偉いさんの乗ってた馬、マキシマスがすごい追跡を開始。
 崖にライダーを追い詰めたまではよかったけど、ティアラの入ったかばんが落ちそうになって枝にひっかかり、
それを取る段階で二人(一人と一頭?)は川へ転落。
 なんだか「あぶない刑事」の追跡劇見てるような感じです。
 この後マキシマスが、デカワンコも顔負けの匂い追跡を開始するのが面白かった。お前は犬か!

 何とか逃げ切ったライダーは森の奥へ入り、偶然ラプンツェルのいる塔を発見します。
 そうして中に入ったライダーでしたが。
 いきなり視界が真っ暗に。
 ラプンツェルがフライパンで殴ってました…。
 お前いきなりそんなことしたらあかんがな!フライパンがぼこぼこになるだろ!(え、そっちの心配…?)

 初めて見た人間に驚くラプンツェル。
 つつくうちライダーが起きてきたのでまた殴って気絶させてます。
 主役死ぬがな!
 クローゼットへの押し込み方もおかしい!なんかおかしい!
 殺人事件で死体処分してるわけじゃないんだから!
(あーなんかライダーを早く助けないとそうなりそうな感じです)
 で、自分一人でもなんとかなった、悪者なんて大したことないじゃない、とラプンツェルが妙な自信を
持ってるわけでずか、彼女はライダーが持っていたティアラを見つけてかぶってみる。
 それは偶然にも、王がラプンツェルのために作ったティアラなわけですが、この時の彼女には
気づくはずもなく。
 ゴーテルが帰ってきたのでそれを隠してラプンツェルは、すごいことがある、と報告しようとするの
ですが、ゴーテルは外に連れてけってことだと思って話を聞かず。
 後から考えてみればこれでよかったのかもしれません。
 もしゴーテルに見つかっていたらライダーは始末され、ラプンツェルは元の生活に戻っていたで
しょうからね。

 ラプンツェルは誕生日のお祝いとして絵の具が欲しいと言い、調達してくるには3日かかる、という
ゴーテルをうまいこと追っ払います。
 考えましたね。
 つーか食料とか大丈夫なんかこの塔は…。
 
 その後目を覚ましたライダー。自分が髪の毛で椅子に縛り付けられていることに気づきます。
 古今東西、髪の毛をこんな使い方するのはラプンツェルくらいのもんだと思います。
 ライダーは、君が誰か知らないが一言言わせて、ヤァ、と声をかけるのですが。
 多分ライダーとしてはキメ顔のつもりなんだと思います。
 私にはどう見ても、悪いことたくらんでる変態が下心丸出しでニヤリとしているようにしか見えません。
 ティアラのありかを探すライダー、部屋の中を見回して、ツボの中にあると即座に見抜いたので、また
気絶させられてるのが笑えます。
 その間にラプンツェル、隠し場所変えたらしい。
 つーか殴りすぎだろ!いい加減顔変形するわ!

 で、ラプンツェルは今度こそ、あのティアラを返して欲しければ自分を塔の外に連れていって、明かりを
見せて、そうしてここに送り返して欲しい、と頼むわけです。
 それだけのことを言うのにずいぶん時間かかったなぁおい!

 またまたライダー、あのヘン顔してます。(自分ではハンサムな男のつもりらしい)
 だから、変態がほくそえんでるようにしか見えんのですがそれ。
 調子悪いとかじゃなく、お前は今まで鏡を見たことがないのか!
 
 というわけで初めて塔の外に出たラプンツェル。
 この後自然の美しさに感動し、黙って出てきた罪悪感に泣き崩れ、をしばらく繰り返します。
 躁鬱がすごいですのー!!!!!京極堂の話に出てくる関口くんレベルだよ!!!!
 後ろでライダーがあきれてるし。
 さっさと仕事終わらせたいというか、彼女を塔に戻らせてティアラを取り戻したい彼としては、
彼女を脅かしてやれと、ならず者たちがいる酒場に連れてくる。
 でも彼女は逆に怖いということを知らなかったので、すっかり仲良くなってしまうんですね。
 これは面白かった。
 皆の夢を聞いたりしてるし。

 そんなこととはつゆ知らず、マキシマスは一人(一頭?)ライダーを探しているのですが、
偶然森の中でゴーテルと遭遇。
 しかしゴーテルはその頭の良さから、誰かがこの近くまでこれに乗ってやってきた、ラプンツェルに
会ったかもしれないと考え、塔に引き返します。
 経過として推理は間違っているが結果としては合ってるな!
 隠してあった出入り口から中に入ったゴーテルは、ラプンツェルがいなくなってるのを発見しました。
 予想外に早く追跡者がやってきそうですね。

 そうとは知らないラプンツェルは酒場で楽しくやっていました。
 ある者はピアニスト、ある者は素敵な恋人、ある者はパントマイマーになりたかった夢。
 これはなかなか楽しかったですね。
 つか一人のジジイが天使になりたいとか言ってるけど安心しろ!あと何年かしたら勝手になれるから!
(コラコラ)
 ライダーも夢を語れとフラれて、ないというんだけど、皆がナイフ向けてきて、歌うハメになるのは
ちょっと笑いました。
 そうしてワイワイしてる中に、すっかり忘れてましたが、お尋ね者のライダーを見つけたために誰かが
衛兵を呼びにいってたんですね。
 あわてる二人。
 そんな二人をならず者たちは隠し扉を使って逃がしてくれます。
 でもマキシマスがあっという間に隠し扉を見つけて、衛兵達は後を追ってその中へ。
 一方、一部始終を見ていたゴーテルは、天使の格好をしてたジジイを脅して、抜け道の出口へ
先回りしようってわけなんですな。
 これが予想通りにいかないのが面白い。

 抜け道から逃げた二人は、衛兵と、なぜかいるスタビントン兄弟とマキシマスに追い詰められて
大ピンチ。
 なんとかラプンツェルの髪の毛で逃げるんだけど、ライダーがフライパンでマキシマスと戦うハメに
なってて「これいいね」とか言ってたのが面白かった。
 フライパンを誰一人正しい用途で使ってねー!

 この後マキシマスは柱とか倒してライダーおっかけようとするのですが。
 あのぅ…あなたが倒された柱は多分、ダムの建設工事においてかなり大切な柱だったように見えたの
ですが…。
 と言うわけでダム決壊。
 二人は命からがら通路に逃げ込むけど、そこにも水がきて大ピンチに。
 逃げられないことを悟ったライダーが自分の名前は本当はユージンって言うんだ、と言ってて。
 不倫ライダーやら友人やら忙しい名前だのー!
 ここでラプンツェル、下が暗くて見えないというライダーの言葉に自分の髪は魔法で光るということを
思い出します。もうちょっと早く思い出してほしかった!
 というわけでギリギリ、二人は光る髪の毛が水流で引き込まれている先を見つけ、なんとか脱出。
 フライパンもちゃんと拾っていくライダーが面白い。
 でも外に出てライダーは、髪の毛が光るとかあり得ないと、美少女戦士もの全否定な発言を
しやがります。
 え、お前知らなかったの!?最近の女の子たちの髪の毛は変身途中で光るんだぜ!
(平然と嘘を言わないように)

 一方、待ち伏せしていたゴーテルですが、スタビントン兄弟が出てきたのでがっかり。
 しかしこれをすかさず好機に変えるのは、さすが長年生きてきた魔女です。
 彼女は言葉巧みにこの兄弟がライダーを狙うように仕向けるのです。
 なんでも治す魔法の髪の毛を持ったラプンツェルを手に入れれば、大儲けできると言って。

 そんなことも知らずラプンツェルは、ケガをしたライダーを治してあげてるのですが。
 怖がらないでと言われたので、懸命に怖いのを隠すライダーのリアクションが「ばばばばばか
言ってんじゃねぇよ!ここここわくなんかねぇよ」って言ってる銀さんみたいでちょっと笑った。
 ラプンツェルは、髪の毛は切ると茶色くなって力を失う、と昔ゴーテルが切ったところを見せます。
 なるほど、一度切ると力は永遠に失われ、伸びないってことなんでしょうか。
 それもそれで面倒だな…。
 ラプンツェルは、この力のために狙われ、ゴーテルが自分を塔にかくして育ててきたのだと
ライダーに話します。
 ま、実際は力を独り占めするためなんですけどね、そのこと知らないから。

 ライダーが薪を集めに行く時にラプンツェルが、ライダーよりユージンの方が好き、と
言ってたのはなんかかわいかった。
 ところがそんな彼女の前に、ゴーテルが現れます。
 つれもどすのかと思いきや彼女は、ティアラを渡して、これを渡したらあの男は直ちに
去っていくだろう、というわけなんですな。だから傷つく前に帰ってこいと。というかお前は
ラプンツェルが隠してたティアラ見つけたんか。その方がすげぇわ。
 この時点ですでにライダーはだんだんとラプンツェルのために何かしたいと思いつつあった
はずなので、そういうことはないと思うのですが、恐らくゴーテルには恐ろしい計画があった
のでしょう。

 つーかこれで様子を見るとか言ってたゴーテル。
 …二人はそのまま眠って朝になったわけなんですけども。
 ずっと見張ってたんだろうか…。
 そんな二人の前に、やっと行方を突き止めたマキシマスが現れます。
 ここのシーンはめっちゃ笑えます。
 マキシマスはライダーを捕まえようとするのだけど、ラプンツェルが明かりを見たら帰るから
待ってほしいと懇願し、マキシマスはそれを受け入れる。
 この後二人は握手させられるんだけど、ラプンツェルの見てないとこでマキシマスがライダーに
ワンパン入れるの笑った。お前らは銀さんと土方の後ろでコソコソ殴り合いしてる沖田と神楽か!

 お城の城下町についたラプンツェル。
 皆とたちまち打ち解けてダンスしたり遊んだり、髪の毛を編んでもらったりするのが面白かった。
 まあどう見てもあの長さがこれでまとまるわけはないって感じなんですがそれはアニメだし。
 彼女は街中に飾られている、王と王妃と消えたプリンセスの肖像画を見ます。
 それが自分のことだとは気付きもせずに。

 この後ラプンツェルとライダーは海に船で乗り出し、あの明かりを見ます。
 ここのシーンはやっぱすごいきれいでした。
 でもラプンツェルは知らないけど、飛ばしている王や王妃や国民はとても悲しい気持ちで飛ばしてるん
ですよね。消えたラプンツェルに戻ってきて欲しいという気持ちを込めているわけだから。

 船の上でラプンツェル、ライダーと歌を歌ってたけど、これは魔法使わないので髪の毛は光らないんで
しょうか?

 この後ライダーはラプンツェルが隠していたティアラを受け取るのだけど。
 スタビントン兄弟が岸に居るのに気づいて、話をつけるつもりで出かけていくんですね。
 彼にしてみればティアラを渡して本当に帰ってくるつもりだったんだと思います。
 しかし待っていたラプンツェルの前に現れたのは兄弟の方で、ライダーは船に乗って離れていくところ
だった。
 何かあるだろうなとは思っていたけど。
 そうしてゴーテルが現れて、自分の計画通りに兄弟を叩きのめし、ショックに打ちひしがれる
ラプンツェルを連れてまんまと塔に帰っていくのですよ。
 ライダーはというと、兄弟にやられてロープで船に縛り付けられていたんですね。ティアラとともに。
 これは汚いわー。

 兵士に見つかって連行されるライダー。
 それをたまたまマキシマスが見ていました。
 つーか君に乗っていた人は結局どこにいったのだね…。

 塔に戻ったラプンツェルですが、持っていた城の紋章入りの布が光り、彼女はいきなり記憶を
取り戻します。
 この展開は何なんだよオイ…。
 まあそれで彼女は、ゴーテルこそが自分をこの塔に閉じ込めた張本人であり、自分はさらわれた
プリンセスであったと気づいたのでありました。すごい唐突だ!

 処刑されそうになってたライダーなんだけど、連れて行かれた先でいなり扉が閉まって、兵士の前に
「合言葉を言え」というジジイが。あの天使になってたジジイだー!
 なんと、ならず者たちが助けにきてくれたんですね。
 ここのやり取りは面白いです。皆それぞれ役に立ってるし。
 んでマキシマスに乗り込んだライダーは塔のところへ。
 ラプンツェルを助けに行くのだけど、待ち伏せていたゴーテルに刺されてしまいます。
 お前…そういう可能性とかは考えておけよ…。つーか武器のフライパンをどうして腹に仕込んで
おかんのだ!(この後の展開に影響が出るから!)

 これからはゴーテルのそばに居て、魔法も使うからどうしても今ライダーのケガを治させて
欲しい、と懇願するラプンツェル。
 ライダーは、自分のためにラプンツェルを犠牲にはできない、と言って、彼女を引き寄せて最後の
力で髪の毛を根元からバッサリ斬り落とすんですね。
 …見ていて、ケガを治してから切ってもよかったのでは…と思ったけど、ま、ライダーにしてみれば
自分の命より大切なことだったんでしょう。
 ラプンツェルの切り落とされた髪の毛はたちまち、真っ黒(真っ茶色?)になり、力を失ってしまいます。
 ゴーテルはショックで一気においさらばえ、パスカルがうまいこと髪の毛をロープみたいにしてて
それに引っ掛かって塔の外に落ち、消えていきました。こんな末路もどうかと思うけど。
 しかしどれだけラプンツェルが歌を歌っても、ライダーの目が開くことはありませんでした。

 とまあここで終わると子供にもトラウマになると思うので…。
 ラプンツェルの涙がライダーに落ちた時、傷口から花が生え、ライダーは目を覚まします。
 つまり髪の毛に魔法が宿っていたのではなくて、ラプンツェル自身があの花の力を持っていた、と
考えていいのかも知れないですね。
 つーか傷口から花が咲くっていうのがどことなくシュールだった。

 というわけで目を覚ましたライダー。いや、ユージン。
 彼は「俺言ったっけ、その髪の毛の色の方がいいって」と、「ソフィーの髪の毛、星の光に染まってるね」と
言い放ったハウルのようなこと言ってました。
 城には、驚くべきニュースがもたらされていました。
 王と王妃は、やってきたラプンツェルとユージンに会います。
 ここでラプンツェルを二人は抱きしめるんだけど、ユージンも王妃に手を引っ張られて一緒に加わるのが
なんかよかった。

 城ではお祝いが一週間続き、ならず者たちも思わぬ形で夢をかなえることになったみたいです。
 これはホントよかったなぁ。
 で、ユージンがナレーションで「ラプンツェルに何年も『結婚して!』とせがまれて仕方なくOKした…」って
言ったところでラプンツェルに怒られて、プロポーズは自分がした、と訂正してるの笑いました。
 ちなみにオチは風船を持って天使の格好した例のジジイが持っていきやがりました。ジジィ、てめー!


 


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