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ガリバー旅行記 |
4/20鑑賞
誰もが子供の頃、ワクワクしながら読んだことのある作品だと思いますが、話が分かってる分
あまり期待しないで見たから面白かったかも。
面白そう、どんな話だろう、と期待しすぎていくと、「えっ」てなるかもしんないです。
まあ、映画で見たい人は見ればいいですが、DVD待ちで見てもいいかもと思います。
話そのものはホントにガリバーの話なんで。
さてこのOPですが、OPに関しては大画面で見る価値あるかも知れない。
精巧につくられたミニチュアなんですよ。人は合成だと思うけど。
このセットだけでも欲しいー!と思いましたね。(どこに置く気だ)
さてそれが実際の風景になりまして。
朝ガリバーが目覚める風景から始まるのですが、おっさんのシャワーシーンとか必要かな!
そんなもんドアップで見せられても全然うれしくないんだけど!
くそっ、すべての主人公がこんなシーンで始まればサービスカットになると思うなよ!
(誰に文句を言っている)
新聞社の郵便室勤務のガリバーは、冒頭の数分を見ただけでもわかるくらい、口だけ男
っぽい感じです。
後輩相手に偉そうな態度のわりに、自分は好きな相手、ダーシーをデートに誘うことすら
出来てない調子。
ちなみに速攻で後輩にダーシーへの好意見抜かれてるの笑いました。
いつだってデートに誘える、と強がって見せてますが、まあ断られると傷つくから誘わない、
誘わないでいれば進展はしないけどそのかわりフラれることもない、という、まるで「描かない
マンガ家」みたいな展開やのぅ、お前!(「描かないマンガ家」白泉社)
この後、後輩とガリバーエレベーターに乗り込んで、「次にダーシーに会ったらデートに誘うさ!」と
勇ましいガリバーなのでありましたが、なんとそこにダーシー乗り込んでくる。
この後輩がイイんですね。
「お、僕閉所恐怖症でした」とエレベーター降りてっちゃう。いいですねぇ。
でもガリバーは結局チキンハートなのでダーシーを誘えませんでした。
ここのダーシーの様子を見てると、そんな悪くもない感じなんですけどねぇ。
はい、次いってみよー!
ガリバー、ゲームで遊んでるので、てっきり家かと思ったら、郵便室にゲーム持ち込んで
遊んでやがった。
お前!そんな勤務態度じゃいかんやろが!
そこに後輩がやってきて、ここの室長に昇進した、と言います。
つまりガリバーは彼の部下ということに。
早速タメ口になる後輩が素敵すぎます。
後輩はガリバーは口だけのダメな人間だ、明日から7時に出勤して、と結構辛辣なことを
言うのでありました。
がっくりしてガリバー、ダーシーのところに行くんだけど、ここでも生来の口だけ男が災いして、
旅行に関するコラムを書くことになってしまうんですね。
アホだなぁ…軽くイラッとくるくらい。
で、当然そんなこと書いたこともない彼はかけるわけがありませんから、何と旅行雑誌から
盗用。今までの口だけ男だったのがもっと最低な男に成り下がったことに気づけ、ガリバー!
事情を知らないダーシーは、ガリバーの書いたコラムを見てベタボメ。
でもって、ガリバーなら任せられる、と、バミューダトライアングルの先にあるとこへの取材を
頼むわけですな。
ガリバーとしても自分が招いた災いみたいなもんだからいまさら言えないわけで。
そういうわけでガリバー、ボートに乗って出発することになります。
…これでこんなとこ行ったら死ぬやろ!もっと大きなのはなかったんか!
と言うわけで何とかなるだろうと能天気なガリバー。
そういうところ、ちょっとだけうらやましいです。
つーか本当に装備が何もなしなんだが大丈夫か!
ほぼ丸腰でステージボスのとこ行くようなもんだぞ!
いつの間にか昼寝していたガリバー、雨で目を覚ますと目の前に竜巻が。
非常用具も全然チェックしてなかったのでアヒルの置物とか意味ないもん入ってるし…。
あと救命具つけても竜巻巻き込まれたら意味ありませんから!残念!
「ガリバー旅行記」、俺達の戦いはこれからだ!ご声援ありがとうございました。
で、ガリバーが目を覚ますと、小人の国にたどり着いていたわけですな。
しかも縛られている真っ最中。
逃げようとするんだけど結局捕まって、この国の王様の前に連れて行かれたガリバー。
ちなみに彼が倒れた時にケツに挟まった小人は、命からがら助かったことが、運ばれていく
時のガヤの声でわかります。
縛られているガリバーにメアリー王女は可哀想!って感じなんだけど、皆は、野獣が何
しにきた、さては敵対する国、ブレフスキュの回しものだなってな風で、ガリバーを牢に
閉じ込めることにしてしまう。
ガリバーはガリバーで、ドッキリだと思ってました。
ドッキリするのにこんな小さな人間用意できるか!
その牢獄には先に、一人の小人が閉じ込められていました。
彼の名はホレイショ。え?じゃがいもの?←それバレイショ。
彼は、身分が低いのに、メアリー王女を見たからつーて閉じ込められたらしいです。
王女の婚約者はガリバーを最初に捕まえたエドワードという指揮官なわけですが、要するに
嫉妬にかられてそういうのを排除してってるってことでしょ。
ガリバーはエドワードが最初から気に入らないわけなので、ヘボチンだのなんだの文句
言ってるんだけど、そこに本人が来てあわてて、「ヘボチンとは自分の国の言葉で、偉大な
英雄の意味です」と説明すんだけど、エドワードが、「そうか、では私はこの国の大ヘボチンだ!」
と言ってるのめっちゃ笑いました。知らないっていいな。
んでガリバーが外に出されて労働させられていると、敵国がなんと攻めてまいりました。
この時に、警鐘で知らせてるらしいんだけど、1回鳴るとなに、2回鳴るとなに、と決めているのは
いいとして、3回鳴ったことに関して、2回鳴って少し間開けて1回鳴ったとか言ってる場合か!
つーか要するに非常事態ってことだろうが!
鳴らし方をもうちょっと考えろ!
城にもぐりこんだ敵国の兵士が、メアリーをとらえようとしているわけですが、大声で「私は
さらわれるのね!」と言ってて、ガリバーが「えっ何してんのあの人」とツッコミ入れてたのは
笑った。
それでもガリバーは大きさを生かして兵士を蹴散らし、メアリーを助けます。
そのあと、「わかりやすい警報作ってよ」と言いながら、城が燃えてるのに対しても対処。
ガリバーの言う通りですね!何回鳴ったかじゃ、最初聞いてないとわからんだろうが!
鳴らし方を工夫せい!
敵を蹴散らし、火事を鎮火して王を救ったことに対して皆はガリバーに心から感謝します。
つーかプールの水持ってきた方が早かったような…。
まあともかく、祝宴の席を開くことになって、外で待ってたガリバーにメッセンジャーが
王からの知らせを持ってくるのだけど、ガリバーは、ホレイショも一緒でないといやだ、と
なかなかいいこと言ってて、ホレイショは自分を認めてくれたガリバーに感激します。
そういうわけで宴が開かれるわけですが。
よせばいいのにここでガリバーは、気が大きくなっちゃって、自分は大統領だったとか、
ダーシーは恋人とか適当に言っちゃうわけですね。
あ、ここでさらっと流されてましたが伏線として、どこから来たと聞かれて「忌み嫌われ島から
じゃないだろうな」と言った人がいて、一同は恐れおののく、というシーンがあります。
これはのちのち出てきます。
エドワードはさっさと帰って欲しいので、船を見つけさせるってな感じですが。
ガリバーは王に寝床を用意して欲しいと言って、国民に家を建ててもらうんですな。
この国は大工の国で皆腕がいいらしく、あっという間にガリバーサイズの家が出来ました。
この技術はすごいわ!
パプペポン神殿みたいにもっとこう、豪華なのがあったりとか、うちは飛べたはずだぞ、茂吉なら
出来たんだけどなーと言い出さないだけガリバーはマシだと思います。(銀魂じゃないんだから)
そういうわけで大満足のガリバー。
劇場でスターウォーズの、ダースベイターがルークに自分が父であることを告げるシーンを
やらせてるので、ああ、話をしてこの国の人たちに楽しませてあげてるんだな、と思ったら…。
あれ?ガリバーの父がダースベイダーだったことになってるよ?
お前が息子だったダースベイダーの方がショックだろうが!
しかもこの後、タイタニックの話になってます。
ダーシーを助けて自らは水に沈んで心肺停止になった、と。
いやいやいや!それだったら死んでるから!
面白くないエドワードにそこのところを突っ込まれてガリバー、この事故で自分は生き返って、
アバターになったと言います。
そっち…?
民衆は感激しまくりですが、そんな人生送ってたらこんなところには来んわ!
この後ガリバーとホレイショは話をしてんだけど、ホレイショの、この調子でいけばあと4年したら
メアリーは僕と口をきいてくれそう、と言うのを聞いて、ガリバーは、そんなもたもたしてられない、
口説けというわけです。
自分はダーシー相手に手も足も出なかったクセにねぇ。
この後、ガリバーの言うとおりにメアリーをホレイショはくどくわけですが、最初は何か雲行き
怪しかったけど、踊ってなんとかなった!←それごまかしただけじゃね?
ところがそこにご機嫌よろしくないエドワードがやってきて、グダグダとメアリー相手に話をする
わけですよ。うぜぇなこいつは…。
ガリバーとは別の意味のダメ男だよ。
そこに兵士らから知らせが入り、ガリバーの船が見つかったというんですね。
早く帰って欲しいエドワードとしてはホクホクでガリバーに知らせに行くわけです。
船修理できるよね、というガリバー。
あのぅ…。
どうも見たところ、修理って言うか捨てた方が早いだろってくらい、バッキバキに壊れてるん
ですけども…。何この「適当に3つに切り分けました!」的な船は!
ここでガリバー、携帯を見つけてダーシーからの留守電を聞くのですが、ダーシーは、ガリバーが
書いてきた旅行コラムが雑誌のパクリと気づいてメチャクチャ怒ってました。
そして、自分が取材に出るハメになったつーて文句も言ってました。
まあそりゃそうなりますわな。
エドワードはその頃王に、ガリバーは信用ならない候、船が見つかりまして候、本来なら国に
戻りたいはずで候、なのにここに残りたいと申し候言ってます。
候候うっせー!
と思ってたら王もそのように思っていたようで、なぜ候をつけて話すのだ、と突っ込んでます。
エドワードは言いました。
「それがこの国の習わしでございます」
王てめぇ。自分でやったんじゃねーか!廃止しろ!
ところが王はそれを聞き入れず、ガリバーを警備の将軍にするわけですね。
エドワードは降格して副将軍。
面白くないわけがない。
そこでエドワードがやったのは、国の防衛装置を解除することでした。
お前自分のプライドのためにこの国を滅ぼそうとするのか。最低だな。
わざとらしく、防衛装置が壊れたーとか言ってるエドワード。
お前、これ日本だと外患援助罪だからな!
ガリバーが出てきたんだけど、たくさんの船にびびるガリバー。
エドワードも、「あれ全部全滅させちゃって」と軽すぎます。
ガリバー、服脱いで海の中に入って相手の船に行くんだけど、暴力沙汰とか好きじゃ
ないので、こっちが暴れるから適当にビックリして逃げるフリしてよ、というわけですが。
そんなもん通じるはずがありませんでした。
敵に囲まれて撃たれるガリバー。
ですが、状況的にはBB弾が体にあたってるようなもの。
痛くはあったけど死ぬわけじゃないので、俄然強気になったガリバーは船を引っ張って反撃。
敵は逃げていきました。
これでいよいよガリバー、調子に乗っちゃうわけですね。
そこらへんでやめとけよ…。
リリパットの国にニューヨークの街並み作らせたり、音楽広めたり好き勝手しておりますな。
そんなガリバーに、ホレイショは心配して、軍の訓練とかしなくていいのかい、とか言うけど、
ガリバーはいざとなったら自分が出て行けばいいんだから、という調子です。
その頃エドワードはメアリーと口論になり、メアリーに出て行けと言われてしまいます。
大変な屈辱を受けたエドワードはそのまま敵国に行くんですね。
どうしようもないなこいつは…。
ただこいつもそこそこ頭がいいですから、ガリバーがきたせいでリリパットは腐りきった
国になってしまった、このままではこの国も同じにされてしまう、と危機感をあおり、ガリバーの
船から拾ってきた、メカの設計図を渡してこれを作らせるわけです。
こっちも技術とか持ってる国ですか…。
つーかそのメカ、スターウォーズのやつじゃね?
ホレイショはガリバーからもらったアドバイス通り、メアリーとデートしているのですが、
ガリバーのアドバイスに従ったってロクなことないわけですから、こっちもメアリーを怒らせて
しまいます。
どうしようもないな。
そこに警鐘が5つなります。
どういう意味、と聞くガリバーに、初めてだと答えるホレイショ。
うん、いまいち危機感が伝わらん!
エドワードが敵国の服を着てメカに乗って現れて、ガリバーに決闘を申し込むわけですな。
ナメきってるガリバーは決闘を受けて、ケチョンケチョンにやられる。
つか街中でやったらいかんでしょ!被害出るから!
ここでやられてる時に、ジャック・スパロウと組んでマグニートやらを助けた、しかも24時間
しかなかった、と、いろんな映画のエピソードがメチャクチャに交じりすぎな解説をホレイショ
してるけど、これも以前ガリバーから武勇伝として聞いたらしいです。
そんな豪華な面子が集まる映画があったら見てみたいわ!
そういうわけでガリバーはまた括り付けられて、忌み嫌われし島へ追放となったわけですが…。
なんとこの島、巨人が住む島だったのでありました。
この住人からしたらリリパットの国の人たちはアリンコサイズだな…。
リリパットは敵国に支配されたような感じで、弾圧されてるんじゃないけど、ガリバーの看板
とか外されたり、メアリー王女が監視下に置かれたりしてました。
ホレイショが来て、ガリバーはうそつきだったという王女を慰めている時に、あらたな野獣が
流れ着いたみたいな話が入ってきます。
それはダーシーでした。
ああ、取材に行かないといけなくなったといってたよね…。
ガリバーの方は巨人に捕まってドールハウスに寝かされてました。
ネグリジェになってるの笑える。
しかもオシメまでつけられましたよ!
お茶会とかさせられとるし…。
ちなみに隣の人形に話しかけてますが、これマジの人間じゃねーか!
多分漂流してたどり着いて、ここから出してもらえず死んでしまったっぽいですね。
よく捨てられなかったな…。
どっかの飛行機乗りらしいですが。
この服はぎ取って脱出すればいいんじゃないの、ガリバー。
ホレイショは船に乗って忌み嫌われし島にやってきて、ガリバーのもとへ。
こいついいやつですね。
やさぐれているガリバーに事情を話し、ダーシーが捕まったことを知ったガリバーも
勇気を出してリリパットに戻ります。さっきのパイロットの服とバラシュートが役に立ちましたね。
ここのシーンでホレイショがガリバーに、いろいろやり遂げたじゃないかと励ましの声をかけていて、
やっぱいい人だなと思いました。
で、リリパットに戻って、ダーシーのところに行ったガリバー。
ここで、ダーシーが「何故みんな私を王女と呼ぶの」って言ってて、ガリバーがアチャーって
感じだったの笑った。自分の恋人設定で話をしてましたもんね。
でもちゃんと、ガリバー、ダーシーに告白したのでよかったです。
そんないい雰囲気を「今は現実に集中して」とぶった切るダーシー。
あの、もうちょっとこう…。
この後もとらわれていた王を出してあげて、この国の守護者にもう一度なります、と誓ってる
ガリバーを「あなたメール室担当よ!?」というダーシー。
ちょっと黙ってろ!
ガリバーはもう一度エドワードに決闘を申し込みます。
ここではホレイショも活躍しててなかなか良かったです。エドワードも卑怯な手使ったん
だからこれくらいの加勢は見逃されるべきだな。
この後、ロボの後ろの配線を引っ張って切って「パンツのゴム切ってやった」と言ってる
ガリバーが面白かった。
そういうわけで見事エドワードに勝ったガリバー。
そしてホレイショもメアリーにみんなの前でプロポーズを…。
してるところに王登場。
すごい剣幕だったので何かと思ったら、こんな勇ましい行為見たことない、とほめたたえて
いました。
うん、もうちょっと後にしてあげて!今すごい大事なシーンの最中!
でも二人の結婚を許すと言ってくれたので、なんかなし崩しに二人は結婚OKみたいになってました。
ところがいつの間にか脱出していたエドワードが現れて、メアリーを人質にとります。
新たなピンチが!
と思いきやメアリー、エドワードにグーパンチ。
つぇぇぇ!この人結構つぇぇぇ!!!
でもこれでまだ解決したわけじゃなくて、王は敵国の王に戦争だー!とか言うてるわけですよ。
これを聞いたガリバーは、本気かよ、なんでまだ戦おうとするんだ、と止めます。
戦争したっていいことない、と。
そして彼の言葉に合わせてみんなが歌いだして、ミュージカルみたいなノリになったところで、
ふたつの国は和解して、戦争を回避することが出来ました。
ガリバーがやった最大の功績ですな。
そういうわけでガリバーとダーシーの二人はこの国を後にし、ニューヨークへ戻りました。
戻ってからのガリバーはというと…。
あれこれコラムを書いて、あの後輩からも尊敬される人間になってました。
後輩が新人とともにやってきて、メール室の仕事も大事だぞ、大人物はメール室出身だからな、と
教えてるのがよかったですね。
ガリバーが、「小っちゃい人間だっているんだぞー」と言ってダーシーに小突かれてるのも
笑える。
ちっちゃい人間たちにでっかい人間が教わったこと。
ガリバーはちゃんとわかったようですね。
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