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サンクタム |
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9/26鑑賞
この物語は、ヘタれてない、かっこいいイタリア(byヘタリア)の物語です。(待て)←吹き替えのCVが…。
というかこの手の冒険映画にありがちなんですけど、主人公一人だけが生き残る、
もしくは恋人がいれば恋人と2人だけで生き残るという典型的なパターンやめろ。
たまには親子で生還!とかしてほしいんですけど。
洞窟に閉じ込められたけど全員脱出した、という実話を元にしてるなら、たった
一人での生還てのがどれだけ映画として物足りないかわかると思うのですが。
で、ここ読んだ方はわかると思いますけど、主役のジョシュ以外全員死にます。せめて
パパは生還させてやれよ…。いつもアメリカ映画は父親を乗り越えて少年は成長する、
っていうパターンだな!
映像は3Dで見たので面白かったけど、後半はほぼ歩いてるか静かな水の中なので
あまり3Dの迫力は感じられなかったというか…。
激流とかはすごかったんですけどね。中盤くらいまででしたね。
というわけで、実話を元にしたにしては話がちょっと残念です。
これとロサンゼルス決戦を比べるなら、ロサンゼルス決戦見に行った方がスッキリできるかと。
さていきなり冒頭から目を閉じて浮かんでいる人が出てきます。
おい、主人公いきなり水死体になってんぞコレ!
ラストシーンの象徴的なイメージかも知れないけど冒頭からネタバレするのやめろ!
唐突に映像はかわって、パプアニューギニアにて。
ジョシュという青年が、父親には黙ってやってきちゃったーテヘみたいなことを言いながら、
知り合いらしい、カールおじさん(明治のお菓子じゃねぇよ)と合流してます。
このカールっつーのはジョシュの父親であり探検家である、フランクのスポンサーみたいな
立場の人なのかな?あと、カールの恋人のビクトリア。名前からしてもう、おとなしいだけの
人じゃないなあという感じバリバリです。
彼らはヘリコプターに乗って、世界最後の秘境と言われる原生林に向かいました。
ここでヘリが墜落でもして洞窟の中をさまよう結果になるかと思ったのですがまったく
違いました。
開けた場所、大きな洞窟の近くに降り立つジョシュら。
すごいです。広いし深いし面堂終太郎なら間違いなくパニックになるレベル。
その洞窟の、ずーっとずーっと、もいっちょずーっと底には、フランクらのチームが
調査のために降り立っているらしいです。地底生活って嫌だな…。
ジョシュらがやってくると、フランクが怒ってると、案内役のルコという人が知らせて
きます。
ジョシュは、だまってやってきたことを怒られると思ってたんだけど実はそうではない
ことが後でわかります。
フランクは洞窟の中で新しい水路を見つけたようなのだけど、嵐が来るということで、
ここは数日で沈んでしまう、みたいなこと言ってます。
ああ、嫌なフラグですこと。
つーかそれだったらもう引き上げようよ!なんでこっから地底に降りていくかな主人公ども!
ビクトリアは、明らかになっている洞窟内の3D映像を見せてもらってご満悦。
つーか本当に広いなこの洞窟。
これはフィクションですが、もしかしたらこの地球上に、こんくらいの洞窟は存在して
いるかもしれませんね。
この水路は、海へ続いている、と思われているようです。
フランクらはもう4年、ここの発掘に皆関わってるらしい。
さてフランクのチームですが、ジョージという水中メカを操る人や皆が、ジュードという
女性がダイビングに集中してない、と言うんですね。
疲れてる時とかフラフラな時にダイビングやるのはもちろん危険ですから、とめた方が
いいってことですね。
そんでフランク、通信で話をしててなんかカールとえらい言い争ってます。
仲悪いのか。
ああ、嵐が来ると聞いていたからフランクが器具とか移動させたのを怒ってるのかな。
ともあれ、フランクはジョシュも呼びつけて怒るんだけど、フランクが潜水のために使う
ボンベの非常用のやつを下ろせと言ってたのに、それをジョシュはやらなかったらしい。
ジョシュは、それをしなかったくらいで何が起きるっていうのって感じだけど、やるべきこと
くらいやってから生意気なこと言おうや、ガキめ。
ジョージらも、フランクはちょっと厳しいよとか言うけど、でも、危険なことをしているのに
危機管理をきちんとしていなければ、父としてではなく、その道の経験者として叱るのは
当然だと思います。
で、ダイビングの続きをすることになるんだけど、ジュードは残れと言われるけど、自分は
大丈夫、行くといいます。
上の方ではカールが仕事の電話かかってきて鬱陶しいらしく、ビクトリアになんとか
してくれ、俺は忙しいと言ってくれ、みたいなこと言ってるのですが。
ビクトリア、洞窟に向かって携帯をポイ。
そんなところに捨てちゃいけません!!!
つーか何とかなったのは確かだけど、その他の連絡先ィィィィー!!!!
というわけでそんなことがありながらも、ジョシュ、ビクトリア、カールは洞窟の中へ。
洞窟の底にはキャンプみたいなのがあってスタッフが皆いたんですね。
なるほど。まあここにもベースがないと調査報告のたびに上にいちいち上がるの大変
だもんなぁ。
フランクとジュード、ジョージのメカはまたダイビングに向かうのですが、途中、減圧室で
フランクはレフという女性に声かけてました。こんな水中に減圧室ってあるんですね。まあ
それでないと意味がないんでしょうが、ここでジッとしてなければいけないというのも怖い
話しだなぁ。ボンベの酸素がもし切れたら、とかトラブル起きたら、みたいな。
この先、フランクは狭い穴を見つけます。
石とかのかしてその先に進むんだけど、掘って広くするのとかできないのかな。それとも
こういうとこは下手に削ったりしちゃいかんのでしょうか?
一方ジョシュらはフランクがいるところに進もうとしているわけですが、その途中でジョシュは、
探検家ってなんでもライトにして人にプレゼントしたがるとか文句いってて、首から下げている
動物のキバにライトを埋め込んだものを見せてます。
気に入らないなら最初からしとくなよ。
というか暗闇の中でライトのありがたさを知らんからそういうことを言うんだ。
どんな装備もあってムダということはないんですよ。
君はそういうことを経験したことがないからわからないのかも知れないけど。
カールは文句を言うジョシュをたしなめ、フランクはもっとも尊敬されている探検家だ、と
言ってますが、ジョシュは、人が光を当てたことがないのはこの洞窟じゃない、ここだ、とか
いって尻を出してます。
おい、人前で尻を出していいのは5歳までだ。(しんちゃんか!野原しんのすけか!)
狭い穴を見つけたフランクらは、予備ボンベを背負っていると通れないと判断、それを
置いて通っていきます。フランクにしてはありえない選択だった…と思ったけどどうなのかな。
ジュードが穴の途中に引っ掛かってパニックになりかけますが、フランクやジョージの通信の
おかげで何とか通り抜け、2人は広い、広い場所に出ます。
うわぁ…この、底も見えない、先も見えないって場所、嫌だなぁ。
フランクは頭上に、空気がある場所を見つけます。
どこかに通じてるんでしょうね。
彼がここを見つけていたのはのちのちの出来事においては、不幸中の幸いでした。
ジョージらも大喜び。
この先の探検はカールのためにとっておこうと引き返そうとした時に、ジュードのボンベに
異常が起きる。
なんと空気漏れです。
さっきひっかけた時に壊れたんですかね。
こういうのがあるから海底って怖いな…。
予備ボンベも置いてきちゃったしね。
フランクは自分のエアを分けて交互に吸わせ落ち着こうとするんだけど、パニックになってる
ジュードは自分だけが吸おうとしてフランクに引きはがされ、パニックのまま水中で呼吸して
しまい、結局おぼれて死ぬことに。
うーむ…やっぱりパニックって怖いですね。
落ち着けていたら、潜水病のリスクあるかも知れないけど、じんわり新しく見つけたとこに
上がって生きてられたかも知れないのに、ジュード。
というわけでたどり着いて事情を知ったジョシュは、ジュードを父が見捨てたとか怒りまくって
ます。
じゃああんたはその現場にいたら、人にエアーを上げて自分は死んでも構わないのかと
言いたい。
皆も、フランクだって危険な状況だった、あの状況では仕方ないし、ジュードは予備ボンベ
なしの状態でつれてくるべきではなかった、とか言ってるけどジョシュ、聞いちゃいません。
危険な状況経験したことがないから言えるきれいごとってありますよ…。
一方上の方では嵐がやってきて大変なことになってました。
まきおーこーれーあーらしーあーらしー(その嵐じゃありません)。
嵐が来るの早すぎるだろ!
地下と通信が取れず焦る一同。
ジョシュの方はそういうことが起きてるともしらんと、フランクが皆を危険な目に道連れに
していると罵りまくり。
でもフランクは落ち着いて、ジョシュが頼まれていた非常用ボンベを下さなかったから、
自分とジュードが時間がない中上に上がってわざわざ取りに行き、そのせいでジュードは
とても疲れていたこと、その状態で潜ったこと、だから、ジョシュにも責任がないと言えるのか、
と反論します。すごいですなぁ。
カールとビクトリアが上に戻るといい、ジョシュも行くというんだけど、ルコが、心配して
ついていくという。
フランクらは洞窟内に残っているのですが…。
ジョシュは怒りにまかせて胸から下げていたライト付きの牙を捨てようとするけど、たまたま
ルコが手をつかんで止めました。上から変な音がする、と。
今思えばこれがジョシュにとっては幸いしましたのー。
フランクの方も洞窟内で何か異変を感じとっていました。さすがです。
ジョシュ、上と無線で連絡するとやっとこさ通じて、嵐がサイクロンになったことを知ります。
んで、上に上がろうとするんだけど水がなだれ込んできてなかなか上がれない。
ここでメンバー2人あがったのかな?忘れましたけど、フランクがやってきて、皆で力を
併せて上に上がろうとしますが、ここでザイルを巻きつけていた岩が水流に押されて移動、
出口をふさぐ形になってしまいます。これで水も落ちてこなくなったかとか思ったけど現実は
そんなに甘くなかった!
あとここでルコが体をあちこちぶつけつつ水流に飲み込まれていきました。
もうこうなったら助からんよなぁ…。
潜ってでも助けようとしたジョシュをフランクが助けて、出来るだけのことをやった、と声
かけてあげてて、いいリーダーだと思いました。
えーちなみに、状況を知ってジョシュらを心配したフランクらが行くまでに時間があったのは、
カールの馬鹿野郎が一人、見つけたという水路にいってて、サイコーとか言いながら戻ってきたからです。
こいつもう重しつけて水の中に沈めろ!
一旦フランクらがいた場所に戻った一同。
じき、ここも水に水没してしまうらしいです。
こわいですのー。
フランクがジュードの遺体から服をはがそうとしてるんだけど、皆はダイビングスーツをきて
いるけど、ビクトリアはきてないので、体に合うのはこれだけだと脱がそうとしていたようです。
これがないと、低体温症になる、と。
でもビクトリアは、絶対に嫌だとかいって聞きいれませんでした。
専門家の言うことは聞いておけよ…水の冷たさナメんな。
リブの使い方教えてと連呼しまくってうぜぇ。
誰か!この女のボンベの酸素を全部ヘリウムガスにしてあげて!(声変わるがな!←その前に
窒息死してしまうわ!)
ジョージは一度潜水病にかかったことがあるらしくて、皆からそれを心配されています。
この危機的状況でそんなこと言ったら死亡フラグ立つやろが!!!
と、ジョシュはこの洞窟に流れ着いてきたルコを見つけるんだけど、それは、かろうじて息を
しているという大変悲惨な状況でした。なんかもうすごい無残な姿でこれはちょっと気持ち悪かった。
いや、仕方ないんでしょうけどね。
フランクは長く苦しませるのは気の毒だ、と水の中に沈めて死なせてやるのですね。
ビクトリアとかジョシュは、ここに置き去りにするの?とか手当をとか言ってるけど、そんなこと
したら全滅してしまうのはわかっていたからこその選択なんだと思います。
そりゃしょうがないよなぁ…。十分な医療機器があるだとか、この水超えたら出口だって
分かってるならフランクも考えたでしょうが。
そうして皆は一丸となって、フランクが見つけた場所に移動します。
ビクトリアを一番後ろにすると言われて彼女、不満そうですが、引っ掛かったりして彼女が
パニックになったら、その後ろの奴は全員死ぬ、と言うフランク。
もっともな選択ですな!
ひどい言い方したことは後でいくらでも謝ればいいわけですし。
というわけで狭いとこをサクサク進む一同。
ジョージが通れたのだからビクトリアも通れるだろと思ったら、ビクトリア思い切り引っ掛かって
ました。あんた、ジョージの半分くらいの横幅しかないのになんでひっかかるんだ…。
ビクトリアが出てこないことに気づいた一同。
まさか…という感じですが、何とか出てきました。
ま、あれだけ大口叩いたんですから生き残ってもらいませんと。
それで水面に出たんだけど騒いでるので何かと思ったら、ビクトリアが凍えているらしい。
だからスーツきれといっただろうが!素人判断で大丈夫とか言うのはロクなことになんねぇ!
あとフランクは、ジョージが体調を悪そうにしているのに気づいて酸素を吸わせています。
このパーティ、なかなか大変なことになりそうですな。
誰か、リレミトを!(その冒険パーティじゃねぇよ)
ライト節約のため消すようにいってフランクはジョシュに、あきらめたらダメだ、と声をかけます。
カールは、待つ間調べようと呑気なことを言い出す。
救助隊が来るまで待とうよって感じらしいですが、フランクは、生きているとは思ってないだろう、
救助隊はこない、とシビアなことを言います。
そりゃそうだろうな。
おぼれて死ぬしかないと思うだろうし。
救助隊を危険な目に遭わせて、生きてるかどうかも分からない人たちを探しに行くくらいなら
諦めるでしょうなぁ。
ジョシュは、食利用2日分あるし何とかなるだろう、ってな感じだけど、フランクはそうも言って
られないという。
さっき上がった時にフランクはナイフを地面に突き立てていたのですが、それが水没していました。
つまり、ここも水がジワジワきてるってことです。
追い立てられるって怖いですねぇ。
フランクは分かれ道でも迷うことなく進んでいてすごいです。カンらしいけど、経験に裏打ちされた
もんでしょうね。
ところがジョージの様子がおかしくて遅れがちに。
気が付いたジョシュが声をかけるのへジョージは、フランクが昔ヘマをした話を聞かせてくれます。
ある時の探検にトラックでやってきて、そばの洞窟に降りた時のこと。
フランクはこのトラックにロープを結んで重し代わりにして、二人で底に降りたらしいです。
ところが、浮上しようとしたらトラックが入り口をふさいでしまっていて、2人はなんとか車の
窓ガラスをたたき割り、脱出。トラックはあわれ洞窟の中へ。
フランクが、サイドブレーキをかけ忘れたのが原因らしいです。
…お前…。
この後フランクは、一人砂漠を歩いて助けを呼んできたとのこと。
行くのもつらいけど、待ってる方も信用してないと待てないよなあ…。
二人の信頼の強さがわかりますね。
ジョージはフランクのことを褒めた後、荷物をジョシュに託し、自分はここで休憩していく、と
言う。
それでジョシュは上に上がるんだけど、フランクはジョージが下で休んでるということを聞いて
それの意味に気づき、急いで彼を探しに行く。
フランクは、ジョージが潜水病になっていたこと、下は水がどんどん来ているから、足手まといに
ならないために死ぬつもりじゃないか、と気づいたんでしょうね。
でも、彼らが探しにいった時にはジョージは隠れていて、姿を現しませんでした。
なんかこういうのってかっこいいけどさびしいなぁ。一人ずつ脱落していくのが…。
で、二人がガックリして戻っていくとカールがはしゃぎながらビデオで撮影中。
そりゃフランクも怒ってビデオ投げ捨てるわ!そんな状況かハゲ!カールおじさんの
踊り躍らせるぞ!
カールはフランクに、あんたはこの状況でも楽しんでいるだろ、神様きどりか、みたいな
揶揄を言いますが、フランクは、こんな洞窟にとっては人間なんてどうでもいい存在だぞ、と
反論。
ジョージがいなくなったと言われてやっとカールも事の次第に気づいたようです。
ここからは崖を上っていくことになりますが、その先で狭い穴から、別の通路に行くことに
なりました。
が、下は激流渦巻く水が。落ちたらまず死ぬでしょうなぁ…。
カールは、戻った方がいい、戻って別の場所探そうみたいなこと言います。
今から戻ってももう水しかないですが、それでもいいならどうぞ。
フランクは好きにしろ、と相手にせず、ザイルを渡す作業をやろうとしますが、ビクトリアが、
ジョシュはロッククライミングが得意だから、彼がいいと言い、ジョシュも自分が行くという。
ここは何事もなくジョシュくん、ザイル張る作業、クリアですー!
いやーよかったよかった。
ジョシュの成功を見て、フランクが笑顔になってるのがよかった。
皆が少しずつ移動を始めて、文句言ってたカールもわたってるわけですが、ビクトリアが
次に行こうとしていて、フランクはライトを当てるなと注意する。
そっち見たら目がくらむからでしょうね。
案の定ビクトリア、足を滑らせて落ちそうになるのだけど(ザイルがあるから転落はしなかった)
なんと髪の毛が引っ掛かったとすごいパニック。
普通の人ならザイルを手で持って支えることもできたかも知れないけど、ビクトリアは水中で
凍えて手がうまく動かずザイルがつかめない状態。髪の毛で体重支えちゃってる状況。
専門家の忠告を無視しまくるからだ。
(ここのシーン、ちょっとグロいので苦手な人は気を付けて下さい)
パニックになったビクトリアはナイフを取り出して髪の毛を切ろうとする。フランク、ナイフは
使うな、しまえ、と叫びます。ザイルも切れてしまう可能性があるからだろうなぁ。
ジョシュがあわてて助けに行こうとするけど、フランクは、ザイルの重みが増すから危険だと
止めてるのですが、そんなこんなで結局ザイルが切れてビクトリアは水の中へ転落。
ひとしくん、ボッシュートです。ちゃらっららっら〜…。
…一人で騒いで一人で落ちましたなこの人…。
つーか誰一人フランクの注意聞いてやしねぇ。
フランク、冷静に出発しようと言いますが、ジョシュもカールも呆然。
フランクは、スーツなしでダイビングしたのも、ナイフを使おうとしたのも全部彼女自身の
決断だから仕方ない、とか、リブも一つだけになってしまった、というけど、今それを言うと
逆効果なのでやめておいた方がいいと思うよ!
言ってることは正論だけど今言わない方がいいこともある!!
カールはフランクをめっちゃ罵ってますが、そもそもビクトリアを連れてきたのも、ビクトリアを
説得して潜水スーツ着るよう言わなかったのもあなたの責任ですが。むしろこの緊急時において
フランクはビクトリアを助ける義務だってないわけで…。
ジョシュも、なんでそんな風になった、というけどフランクは自分はいい父ではなかったし、
母が望んだものは何一つあげられなかったけど、ここにいると生きている意味がわかる、と言います。
ここは自分にとって教会と同じだ、と。
ジョシュは死にたくない、と弱音を吐き、フランクは絶対大丈夫、必ず助かる、と励ます。
どうでもいいが全員電池もったいないから、ライト一つだけにして話そうよ。
(感動のシーンなのに余計なことが気になるタチ)
で、進んだ3人ですが、行き止まりの場所に突き当たる。
でもフランクは水を前にいったん休もうと言います。
それで自分はここを通れるかどうか見てくるというんだけど、なんとカールがリブつけて先にいって
しまいます。
二人を見捨てて自分だけ行くつもりだったらしい。
フランク追いかけていくけど、追い切れませんでした。
ただここで帰り道わからなくなった時に、あわてず、壁を伝って、元来た道を帰るのは
すごいと思った。やはりフランクはすごい探検家なんですね。
これからどうする、という感じですが、ジョシュはあることに気づく。
狭い穴にコウモリのフンがあるんですな。
ここから出られるかなというジョシュに、コウモリが泳いできたのでなければな、という
フランク。
もし本当にコウモリが泳いできてたらどうすんだ!(ねぇよ)
狭い崖を上がっていく二人。
つーかライト両方つけてますけど、だからどちらか片方だけつけたらどうだ。
節約しろと言いながらなんで貴重な電池をなんでそんなムダな使い方するんだ。
フランクは、母が好きだったという、詩を聞かせながら上に登っていきます。
そして二人は力を合わせて開けた場所へ。
途中、フランクが踏み台になってジョシュを上にあげ、ジョシュがフランクを引っ張りあげる
ところなんかはまるで「ファイト〜!」「いっぱぁぁぁっ!」って感じでした。
それで助かったのかと思ったけど全然助かってなかった。
ライト消えて真っ暗になりました。ほらぁぁぁぁ!だから片方ずつ使いなさいって言った
でしょぉぉぉぉぉ!!!
…ここの撮影楽だな…全部真っ暗でやるから何やっててもわからんぞ…。
まあそれでは見ている側も全然楽しくないので。
二人は時計のライトをつけつつ進みます。
地上から光が降り注ぐ場所に出られたんだけど、なんていうの、ツボみたいな地形に
なっててとてもじゃないけど上がれないんですね。ザイルの一本もないのかよ。
どうもこれは、戦車が重みで落ちてあいた穴らしい。
戦車の筒を縦にして、その上に…ってのはダメなんですかね。
彼らは残ってたオイルに布を浸して燃料に。すげぇです。
ジョシュはもしかしたら救助隊が助けにくるかも、というけど、フランクは探しに来るならな、
という感じ。
確かに。
燃料がもっと沢山あって燃やし続ければあるいは来るかも知れないよ!
というわけで二人は先に進むことを選択します。
ここに出られたと思ったのにまた進まないといけないってのは精神的にもストレスかかり
ますなぁ。
と、その先の場所で、流れてきたものが流れ着く場所に出る。
そこになんとカールがいました。
死んだかと思ってたのに…。
ボンベ切れてほうぼうのていでここにたどり着いたらしい。
ジョシュから食料をもらってほおばるカール。
人の話を聞かんからだ。しかもここにはビクトリアの死体もありました。すごい状態になってた。
おぼれて数時間であんな膨らみ方はしないと思うけどまあそれはさておき。
さらに、ジュードが暴れた時に落とした荷物も流れ着いていて、フランクはそこからケミカルライトを
発見しました。すごいですなぁこの冷静な判断力。感謝してたのもよかった。
(ケミカルライトは、ライブとかにも使う、折ると発光するやつ)
嵐がきているはずなのに、開けた場所では晴れていたから、実は1日か2日経過して嵐は
過ぎ去っていて、そのためにビクトリアの死体はふくれあがっていて、カールも飢餓状態に陥って
いたと考えるのならばつじつまはあいますけども。
で、フランク先に進もうとしたらカールがくたばれーとかいって襲いかかってきた。
助けてもらってなんだよその態度はてめぇ。
こいつやっぱりカールおじさんで躍らせておいた方がいいみたいだぞ!
(明治のイメージ下がるからやめてあげて!)
もみ合ってフランクは岩で大けがを負ってしまいます。
ジョシュはカールに、自分達が生きてられるのはフランクのおかげだ、と言うけど、
カールわかってるのかわかってないのか知らんけど水に潜っていきました。
フランクはジョシュに、洞窟を信用しろ、川をたどれば海に出られる、と言います。
ジョシュは、ボンベの酸素を二人で分け合えばいけるよ、というけど、フランクは息子一人を
生き延びさせる道を選びました。
親なら当たり前にする決断なんだろうなぁ。
もしこれが、足をけがした程度とかだったら絶対に、ジョシュのためにも生き残ってやろうと
したんでしょうけど。
そうしてジョシュは一人でボンベを持って水の中へ。
カールが途中で息絶えてたんですが、通路の上に引っ掛かっていたのはせめてもの
償いに、ジヨシュに道を示していたんでしょうか?
またまた自分一人で助かろうとした、よりも、最後はいい人になるの法則、と思っておいた
方がいいかもしれませんね。
しかしこの途中でライトが消えて真っ暗になってしまう。
けれど彼は思い出します。
「なんで探検家ってなんでもライトにしたがるんだ?」と言っていた、最後のライトが
自分の胸にかかっていたことを。
捨てなくてよかったですね。
最後のライトをつけ、彼は水面を目指します。
父が教えてくれた、詩を心の中で詠唱しながら。
ところがここで今度はボンベがつきる。
ええい…。
でも彼はあわてなかった。
壁とかにある、少しの空気を吸いつつ、少しずつ上に上がっていくんですね。
あと壁を伝っていって使う酸素の量を減らすのも頭いいと思う。
そうして彼は水中で父の声を聴きます。
「そろそろいけ」
「もう家についた?」
「もう少しだ」
ここの会話、ちょっといいなと思いました。
笑顔の父が出てくるのもかっこよかった。
こうしてジョシュは水面に浮かびあがりました。
父の本当の姿を洞窟の中で見た。
父を知ってその意味がわかった。
ジョージの言うとおりだった。
最後、ウェス・C・スカルズに捧げると出たのですが、この人が誰かよくわかりませんでした。
ともあれ、映像は、確かに自分達も水中にいるような感覚が味わえて大変に素晴らしかった
です。これはスクリーンで見た方がいいと思う。テレビで見たんじゃ、感覚が半減します。
あとは話がなぁ…。親子で生還のエンディングが見たかったです。
厳しい自然相手の話だからこそ、自然をナメなかったフランク、生きてて欲しかったなぁ。残念。
まあともかく、ジョシュが誰かと結婚して、子供が男の子だったら、必ずその胸にはペンダント
型のライトをつけさせたのではないかな、と思ったりもします。
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