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DOG×POLICE 純白の絆 |
10/16鑑賞
冒頭で、サラリーマンNEOの劇場版告知があったのですが、独特でなかなか面白かったです。
大きなデパートのシーンから始まるのですが、もう音楽がすでにここで何か起きる予感を
想定させるもので怖いったらありゃしない。
ここで時計を見ている奴がいますが、そいつの視線の先はゴミ箱。この中に爆弾を仕掛けた
可能性がありますね。あと、チラッとしか映らなかったけど、こいつ警備員だと思う。警備員なら
同じとこウロウロしても怪しまれないし、こいつ意外に頭がいいですね。
この後ゴミ箱に女の子がゴミを捨てて、音楽盛り上がったからここで爆発か!?と思ったら
爆発しなかった。その後清掃員がゴミ箱をいじったところで爆発しました。
一度安心させておいてその直後に爆発というやり方はお化け屋敷と似た脅かし方で、この演出
考えた人は相当心理に長けてますね。
ともあれすごい爆発が起きまして。
警察がやってくるわけですが、死者1名とか報告されてたんだけど、あの爆発の規模でむしろ
一名なのがすげぇわ!
この現場で野次馬整理をしていた早川が主人公なわけですが、不自然に視線を逸らした
外国人をパーッとおっかけてってしまいます。
ああ組織には向かない人間だなぁ…。映画向きではありますが。
途中車に轢かれながらもおっかける早川。あれで無事とかどんな体だよ。
応援呼べばいいのに。
タックルした時に、ジッポから薬が落ちてたから、多分こいつは犯人ではなくて薬の売人か
何かですね。
この後取り押さえるのに手こずって、チャリのおっちゃん巻き込んだり、駐車してあった車が
ボッコボコになったりして、結構被害甚大な気がするのですが…。車の持ち主が戻って
きたら、変な外国人が手錠でつながれてるわ、ガラスは砕けてるわ、ボディはボコボコに
なってるわだったらショックどころの話じゃねーぞ!
早川はこの後、自転車のおっちゃんが、赤ちゃんが生まれる、行かなければといったので
二人乗りして乗っけてくのですが。
なんと赤ちゃんとは、犬の赤ちゃんだった。獣医か!!!
結局早川は、犬の出産シーンに立ち会うことに。
しかし最後に生まれたアルビノの赤ちゃんが息をしてなくて、獣医らは「もうダメだな」と
言うのだけど、早川は戻ってこい!とか声をかけます。
ここのシーン、早川があきらめてる獣医に対していきなり声を荒げてあわてだすんだけど、
この演技はちょっと意味がわからない。いきなりヒートアップするから「ど、どこにキレる
ポイントが!?」とか思っちゃいましたよ…。
あとなんか演技、猿ロックと同じだぞ。
ともあれ、アルビノの赤ちゃんは自発呼吸を始め、よかったと胸をなでおろす早川。
これが運命の出会いだとは、戻ったら持ち場ほったらかしてどこ行ってたと大目玉食らった
早川にはわかる由もないのでありました…。
寮に戻って皆もあれやこれや言ってるけど、共通するのは、問題を起こさずに手柄を上げろ
ってことみたいですね。
警察ではスタンドプレーは嫌われるからなぁ。組織の輪を乱すことにもなるし。
ちなみに、早川の父も、警察官であったことがわかります。
そうしていると、早川に異動の話が出ます。
刑事課かとウキウキしてたら、犬訓練所…。
左遷ですか?
係長の向井が、ドッグフード試供品とかを食べてチェックしてて、早川はうげぇーとかなって
ますけど、まあ犬に愛情注いでる人はそんなものだと思う。
西村という人が、犬に刺身食わせたと怒られてるけど、給与入ったんで、という言い訳が
よかったなぁ。お金を犬のために使ってやるみたいなのが。
向井は早川に、水野の下に入るように言います。
この水野がにこりともしねぇ厳しそうな女性ですよ!いや、ニコリとはするんだけど大体
そういう時は早川に無理難題を押し付ける時だ!
警察犬との区別がつかない早川に水野は、警備犬の役目を伝える。
事件を未然に防いだり犯人を制圧したりする大変な仕事らしいです。
で、早川が制圧なんて見たことない、と言っちゃったばっかりに。
「着てみ」というニッコリ水野の言葉とともに、分厚い防護服を着せられて早川、犬にアタック
されるハメに。
そうなりますよねー…。
そういうわけで、この後友達と飲み会してたのを見ても、早川が、ここの配属になったことに
たいして、不満を持っているというのがよくわかります。
警備犬は犯人を制圧した実績がなく、いつも現場で待機させられているということに対して、
犬は犯人と人質との区別がつかない、ということがあるみたいです。
大変ですね。
で、そのことをボーッとして考えていた早川、防護服を着てない方を犬にかまれて大変なことに。
………早川を優秀な警察官とチェーンジ!!!!
税金で養われてる犬屋と言われてますが、万が一に備えるのは大切なことであり、それを、
市民を守る立場の、同じ警察官が否定したら身もふたもないですよ。
それだったら出動の機会がないとこの警察官は削ればいいってことになるだろうが。
危機管理、安全面に対するコストだけは削ったらあかんのですよ。
万が一に備えて、何もなければいい、何か起きた時のために待機しているのが警備犬の存在
意義でしょうが。
水野に強く反発する早川は、自分の力をもっと生かせる場所がある、とかでかいこと言っちゃって、
すべきことをちゃんとしてから言って、と怒られます。
そりゃそうだ。
何かしたわけでもない、事実上の左遷みたいなもんなのに、俺は才能あるんだぜ、生かせる
場所に行きたいんだぜとか言われても、普通の会社なら「寝言は寝て言え」と言われますもんね。
この後早川、なんと向井に直談判。
土下座して、刑事課と話して下さいとか言ってます。
アホかこいつ。
向井は、早川が前にいたとこの課長と話した、と言う。
早川は確かに手柄をあげてきたけれども、犯人確保の時にはいつも単独だった、と。
つまり、仲間がいないか、人を信頼しなかったか、そんな人間は組織捜査の邪魔だ、と
言います。
確かにねー。
そんな人間が刑事課いったらたちまち、市民からの苦情が舞い込みまくるでしょうなぁ。
あげく、大きなヘマをやらかしそうな気がする。
皆も早川はこの仕事に向かないと思うーってな感じですが、西村。お前、プレッツェルの
ストック多すぎだ。大瓶2つてどういうことよ。ブッシュみたいに喉つまらせんぞ!
早川はやさぐれてるわけですが、そんな彼を向井が迎えにきて、民間の犬訓練所に
連れて行ってくれます。
そこは前に早川が、アルビノの子が生まれるのに立ち会ったところでした。
すごい縁ですねぇ。
向井は、早川がアルビノの子を助けたという話を聞いたから、自分のところに
引っ張った、というけど、だったらそれを最初から言って欲しかった!
アルビノの子は、体が弱いので警備犬にはなれないということらしいですが、向井は
この犬、シロを早川のバディに決めてしまいます。
早川がやる気ないんだったら、金かけていい犬あてがっても仕方ないだろ、みたいな
ことらしいですが、多分それだけの理由ではないと思いますね。
落ちこぼれ同志といったら失礼だけど、シロから教えられるものを吸収して、早川が
成長していく可能性、それにかけたのではないでしょうか。
新たな爆破事件のニュースを見て皆は、どうして警備犬に声かからないんだろうと
不満たらたらな感じですが、そこに早川がシロをバディにしたという話を聞いてビックリ。
水野の指導を受けつつ早川もシロを訓練しようとするのですが、何一つ思い通りに
いかない。
つーか全力で逃げられてんじゃねーよ!
シロは早川を下に見てんじゃねーか!
この後、SATとの合同訓練に皆参加してるんだけど、皆が実は結構なエリートだったと
話を聞いてビックリする早川。確かに、落ちこぼれが左遷されてここにやってくるだけじゃ
優秀な警備犬は育たないですからね。早川だけがアレな異動だっただけってことでしょう。
SATも、警備犬の能力に好評価といった感じです。
水野とブランドの素晴らしい能力に感心したらしい早川は、どうしたら二人のようになれる、と
聞き、水野は、絆、信頼関係を築くこと、と言うんですが。
早川いきなりそこでシロと訓練を始めてしまいました。
…すいませんがこの単細胞野郎、何とかなりませんかね…。
踊る大捜査線の青島君とチェーンジ!(無理だから!)
そういうわけでこれまでのヤサグレっぷりがウソのような張り切りを見せる早川。
訓練もうまいこと行っていたのですが、今度はシロがダウン。
まあいきなり早川がやる気出したもんなぁ…ちょっとはシロのことも考えてやろうよ!虚弱体質
設定が忘れ去られてるよ!(設定とか言うな)
さて。
この後初めて犯人が出てきます。
なんと初登場がパンイチ。しかももっさりブリーフ。
あれ?なんかオマエ、出演作銀魂と間違えてね?銀さんにいじられつつ、もっさりブリーフの
何が悪いとかいう将軍役じゃね?
この犯人は顔に少しやけどの跡がありました。
まあ裸でいるというのは火薬扱う上では間違っちゃいませんな。あれ静電気とかもやばいから。
夏であってもバチバチ静電気来る私は危ないな、うん。
どうでもいいけどもっさりブリーフで登場するならたるんだ腹を何とかしろ。(銀ちゃん!ブタが何か
言ってるアルヨ!)
シロは大したことなかったのですが皆は、シロには炎天下の訓練は無理だ、現場はさらに苦しむ
ことになるだろう、シロに責任ある仕事は無理だと言います。
まあ確かにここで意地張って任務を失敗したり犯人取り逃したりしたら意味ないですもんね。
でも水野がなんだかんだ声をかけてきて励ましてくれるのですね。
自分がこの仕事をやっているのも警備犬の広報活動になれば、という水野。
しっかりとした目的持ってる人は強いですね。
で、早川は水野が警察学校同期だったことを言うのだけど、なんで思い出したかというと、その
警察学校の隣にあったバーで、どっかの男と飲み比べしてて勝ったのが水野だったらしい。
…そういう覚え方をしてるって…お前の記憶領域は無駄遣いばかりだ!
なんか水野の表情的に黒歴史っぽいぞそれは!
水野、早川を蹴って立ち去っていきましたが、シロに「なんで俺が蹴られる」とか言ってました。
シロの表情が「知るかボケェ」みたいな顔してたぞオイ。
向井はお偉いさんからこないだの訓練を褒められるのですが、10年前の立てこもり事件を
引きずってるのか、と聞かれます。
ここに何やら警備犬にまつわる話がありそうですねぇ。
ともかく捜査本部では犯人像の推理が始まってるんだけど、ここで出てくる局長とかいうのが
近藤って名で笑った。局長だから近藤なのか、たまたまなのか知りませんが。
あと近藤は、犯人は反社会的な人間だ、と推理してるんだけどこの後犯人からかかってきた
電話で、「まさか反社会的な人間が犯人なんて考えてるんじゃなかろうね」とメタクタに言われて
たの超笑いました。バーカバーカ。
ともあれ犯人像を推理しているところに犯人から連絡があり、局長は街中にいる捜査員に、
今から犯人の声を流すから同じ口の動きをしている奴がいたらしょっ引けみたいなことを言います。
これだけ頭のいい犯人が、人目あるところで電話かけてくるとは思えんのですがね…。
で、犯人の声を聴くと女の子みたいなのですが、オタク設定の西村が即座に反応、ミクだと
言います。
あれだ、ボーカロイドみたいな感じらしいですよ。
そういうソフトを使って犯人はしゃべってきていると。
…絵が、ネギ持った女の子なあたり、もうミクじゃねーかよ…。いいけど。
犯人の目的はゲームをすること、と言います。
セリフがあのサカキバラ事件の犯人みたいな感じでいちいちムカつくなこいつ。
今度の爆発を止められたらヒントをあげるという犯人。
ということはすでにもう仕掛けは終わってるってことか。
今回この話の中で犯人の動きがあまり出てこなかったのが残念だけど、これだけ都内警戒
されていて、すんなり爆弾持ち込んで仕掛けるってのもある意味すごいな。
こうして通話は切れたのですが、逆探知は無理で中東の電話回線に侵入したようです、とか
言ってたけど、そこまでわかってるならログ追えるだろ…。
警備犬にも応援要請が出て、あるショッピングモールにて爆弾を探すことになります。
早川はまだシロが訓練途中なので水野のフォローにつくことになりました。
そうして爆弾を探すのですが、大きなバルーンに爆弾が発見されるんですね。
それでやれやれて感じだけど。
ゲームを仕掛けてくる犯人が一つで済ませるとは考えられないから、他の人達は引き続き
捜索を続けた方がいいと思いますよ…。
と、水野が連れていたブランドが騒いで犯人が駐車場にいるかも、と彼女は考える。
普通ならここで本部に連絡を入れればよかったのに、調子に乗った早川が、そんなヒマないだろ
とかいって探索を始めちゃうんですね。
あれほど、組織捜査だとか言われてたのが全然頭に入ってないな。
やっぱりこの仕事ナメてるとしか思えないですよ。
水野も制止して応援呼べばよかったのに。
一方バルーンの下にあった金の玉(略して金←略す必要ないだろ!)から出てきた爆発物を
処理している人たちですが。
おい、マジックハンドで慎重につかんでるわりにその爆弾、ガスガスバルーンに当たってんぞ。
もうちょっとこう、ちゃんと演技しようよ!
水野らの方はブランドが走り出して早川が車の下に仕掛けられた爆弾に気づいて制止しようと
したのですが遅く、爆弾に巻き込まれました。
いやーでも死んだかと思ったよ。死ななくてよかった。
早川は冷静にあたりを見回して、警備員服の人間が車で逃げていくのを目撃しました。
だから応援要請しとけばさっさと捕まえられたかも知れないのに…。犯人も追ってくるまでは
油断してただろうから。
自分の力を過信するからこういうことになるんですよ。
本部にて向井らが大塚に謝罪してる中、早川は、犯人はあの爆発の中、耳を押さえた感じは
なかった。耳栓をしていたかも知れないが、耳が聞こえない可能性もある、と言います。
しかし捜査本部は犯人を取り逃がしたことにメチャクチャ怒っていて(当たり前ですが)、もうちょっと
早く知らせていれば緊急配備できたのに、とイヤミチクチク。
まあそれはいいとして、田尻とかいうのが、犬のことまで貶していたのはどうかと思いましたね。
犬は人間の命令があったから走っただけで、爆弾が起爆したのはたまたま、犬は悪くないです。
お前の車を犬のトイレにしてやろうか!
早川が怒って食って掛かるんだけど、水野がこれ以上うちの恥をさらさないでと止めました。
確かにミスをしたのは全面的に悪いですからね。連絡もせずに勝手なことしちゃったし。
10年前と同じと大塚に言われる向井。
部下の責任とはいえ、指示徹底させなかったのはトップである向井の責任ですね…。
この後、10年前の立てこもり事件で何があったのかが分かります。
要請を受けて警備犬を出動させたのですが、犯人と人質がいる現場で、犬を飛び込ませたところ、
真っ先に人質が動いてしまったため、人質の足にかみついて大けが負わせたらしい。
これは大失態と言われても仕方ないですけど、犬は悪くない、判断ミスの問題ですね。
それで当時向井の上司だった人が責任とってやめたのだそうです。
それから8年後、ある女性警察官が警備犬の優秀さを証明したい、といってここを志望して
入ってきたのだけど、それが上司の娘である、水野だったということらしいです。
なるほどねー。だからあんなに決意が固かったんでしょう。
早川が戻ってくると皆が厳しい顔をしていて、ブランドは全治1か月ということがわかるのだけど、
安心する早川に対して皆はもう、ブランドは引退するしかないという。
爆発のトラウマで二度と車を追おうとしないだろうってんですね。
なんか気持ちはわかるなぁ。
犬だって同じ目に遭うかもと思ったら怖いですもんね。
んでこないだの事件の失態が報道されているのだけど、捜査本部は全責任を警備課に押し付ける
ことにしたらしくて、報道でも、警備犬のせいで取り逃がした、捜査員の判断ミスとか言っててすごい
ムカつく。そんなことまでマスコミにリークしてどうするんだ。内部争いが起きてるって暴露する
ようなもんじゃないか。頭悪いのー。
ブランドのとこにいた水野のとこに早川がやってきて、自分が勝手なことしたからと謝ります。
謝るくらいなら最初からすんなよ。
自分なら何とかできるという過信がこんな事態招いたんじゃねーか。
水野が早川を責めず、自分も成果を焦るあまり取り返しのつかないことしたと言ってて、
しっかりした人だなーと思いました。
でも、皆の苦労がご破算て、なんかいきなり古い言い方になりましたが大丈夫ですか
水野さん。
仕事を辞めるという彼女に早川は、ここで踏ん張れよと言います。
まあ早川が言いたいこともわからんでもない。
取り返しのつかないミスをしたからこそ、これからも後輩を育てていく時に、自分の苦い体験談
として、後輩が絶対に同じ過ちをしないように話すことができるとも思いますよ。
つーか早川が、水野がくれたボールを取り出してこの後語るのですが、檻に入ってる犬がめっちゃ
ボールに反応してるのが可愛かった。
捜査本部では、大塚が、早川がいったように耳が聞こえない人間で容疑者を絞っていた
ところ、被疑者が絞れたと報告していました。
一度目の爆破事件で警備員として働いてた久坂という男が、鼓膜を破ってるらしいです。
その時に久坂は会社に、警備システムの甘さを指摘、きちんとしたプランを提案したのですが
会社は受け入れず、久坂はやめたらしい。
こういうのってありますよね。
でもきちんとそういうのを受け止めて、検討するくらいの余裕は欲しいものです。
ぶっちゃけ、部下からの提案でタダで良いシステムに改良できたらめっけもんですし。
久坂は子供の頃から、近所の物置やら車を爆発させるといういたずらを繰り返していたことが
わかります。
どんな子供だオイ。
また爆発事件が起きて今度は死者も多かったのですが、その報道を見て早川は、シロに
火薬のにおいを追わせる訓練をしたいと言い出します。
シロの母は臭いをかぎ分ける能力が大変に高かったという、今作りませんでした?みたいな
設定が出てきて、その才能をシロも継いでいるはずということで訓練が始まります。
つかまあ早川がいきなりここで熱血キャラになるのもどうかと思いますけど。
向井に皆が頭を下げて、皆で訓練することになりました。
そうしていざ始めてみると、隠れた人間の居場所を当てるのもシロは早く、火薬に関しても、
二重にビンに入れた火薬をサクッと見つけるなど、すごい能力であることが分かる。
つか火薬に関しては、誰かが説明で、火薬ビンを隠した人についた、微量の火薬をかぎ分けたんだ
とか言ってたけど、だったら、火薬をビンに入れる人、隠す人別々にしたらどうなんだろう。
いや実際の現場では絶対ないとは言い切れないし…。(そこまでやってたらこの映画終わりません!)
そんな中向井のところに大塚がやってきて、早川のおかげで犯人が見つかった、と資料を
渡してくれます。
この人も悪い人じゃないんでしょうなぁ。
犯人の動きは活発になってきて、捜査本部にまた電話がかかってきます。
またもヒントを出そうとする犯人に対して、ヒントならいらんぞと強気の局長。
犯人像が分かってるから強気ですね!
でもこの後のシーン面白かった。
電話で局長、「警察がそちらに向かっている。サイレンが聞こえてくるだろ」と言うのですね。
今まで久坂は耳が聞こえなかったために、音声ソフトを使っていた。
だからサイレンが聞こえてくるだろ、と言われると直接窓から外を確認するしかないわけです。
パトカーが来てないのを確認して戻る久坂ですが、そこには「引っ掛かったな久坂」という文字が。
してやられましたねー。
でもここであわてないのがすごい。
久坂は、ビッグシップに爆弾をしかけた、人を避難させるようなことがあればその場で爆破
すると言います。
ということは現場に来て確認する可能性がありますね、久坂本人が。
犬でも見つけられない場所だ、ということで、総員現場へ急行です。
と、電話を切った久坂、珍しく服を着てました。
どうしたんだ!もっさりブリーフじゃ寒くなったのか!
(単にもう爆弾作る作業が終わったからだと思います!)
で。
ビッグシップ。
ジョブズ氏講演とか書いてあってビビッたのですが、ジャブズ氏だった。まあジョブズ氏を
もじったんだと思いますけど、先日ご本人亡くなられただけに、これはなんとも…。
爆弾が仕掛けられたと聞いて早川飛び出して行こうとするのですが、向井がものすごい口調で
怒る。単独行動は許さんと。
そりゃそうですね。
いつも単独で突っ走った結果が捜査失敗だったり被害出しながらの犯人逮捕だったり
するもんなぁ…。
皆もメチャクチャビックリした顔だったのが印象的でした。
こんなに怒った向井を見たことなかったんじゃないでしょうか。
空気がビリビリ震える感じでした。
で、皆で出動準備をすることになりました。
結局行くんかい!
ま、犬屋の意地見せるぞ!というのはかっこよかったですね。
そういうわけで大塚のとこに、向井らがやってきました。
大塚も恨みがあるわけではないから、爆弾か被疑者を探し出せと言う。
今回はシロも加わって検索開始です。
まあ大体想像つくと思うのですが、シロが爆弾を見つけます。(あっさり!)
犯人の匂いをたどっていくのだけど、映像で犯人があるドアを開けて入っていく感じが
再現されていたのが面白い。シロがたどる匂いのイメージ映像、みたいな感じで。
天井の隅っこで爆弾を見つけ、今度はちゃんと連絡した早川ですが、爆発までに数十秒で
時間がないということで、いきなり爆弾持って走り出しました。
液体を満たしてあったことから、これ動かしても爆発するタイプの爆弾ではないかと思ったの
ですが、早川がガッシャガッシャ扱っても爆発しない時点で、すごい設定が荒いというか…
よく誘爆しなかったな…。
しかもたった30秒で広い建物内を走り抜け、外に出た早川、ギリギリ爆発物処理班の用意
した液体窒素に突っ込んでセーフです。どんだけトンデモな展開なんだよコレ…。
ところがこれで終わりではなかった。
シロが吠えたことで早川はこの人ごみの中に犯人、久坂がいることに気づく。
で、雑踏警備をしていたのが先輩だと気づくと早川なんと、銃を奪って上に発射。
お前これだけで処分ものだぞ…。
早川は、犯人が耳が聞こえないことから、逃げていく人たちの中で、ワケわからず歩いてる
ような人間(つまり犯人)を見つけようとしたんでしょうね。
久坂が爆発物を放って逃げたので一瞬ひるみましたが、早川はシロと追いかける。
人間より断然早いはずのシロが、猛ダッシュして追いつけないなんて久坂は時速何キロで
走ってんだよ。
地下鉄に逃げ込み、線路に降りて走っていく久坂ですが。
シロがまったく見失わず追跡していくので早川助かるゥー!
ところがその先で爆弾があって、驚いてると、拳銃を持った久坂に追い詰められてピーンチ!な
早川さん。
あのさ…いい加減、何も考えずにまっしぐらに突進するのやめましょうよ…。
あれだけ訓練重ねてもこの部分は直ってないじゃないか!
あれこれ言う早川に、何言ってるか聞こえなーいとかいう久坂でしたが。
早川それで気づく。
シロに合図出しても気づかれないということに。
というわけで一人と一匹でとびかかったのはいいのですが、久坂は発砲しまくりだし
早坂は撃たれるし、活躍したのはシロだけ、というグダグダな結果に。
え…これどうやってオチつければいい…?
しかもこれで爆発が起きた拍子に、早川は鉄骨の下敷きに、久坂もなんかいろいろ
下敷きになって死んだ。
オィィィィィ!!!一番悪い結果になってんじゃねーか!こっから主人公助かる
展開が思いつかねぇよ!!!!
自分はもうダメだから一人で逃げろ、とシロに言う早川。
シロがしゃべれたら多分こういうでしょう。
「まだ給料もらってねぇんだよ!!!」
あ、これは違いました。新八君のセリフでしたね。
…シロがしゃべれたら多分こういうでしょう。
「っていうか、体右にずらせばよくね?抜けられそうだし?」
………まあともかく、ここのシーンは特に感動はなかったです。
もうちょっと早川が真に迫る演技すればいいのに…ケガしたシーンの演技全部
同じなんだもんよ。
それはともかく、シロの演技はめっちゃよかったです。キューンキューンってないてて
迫真の演技でした。
早川からもらったボールをくわえて走り出すシロ。
改札も抜けて走ります。
向かったのは地上にいて、早川の危機を知らない水野のとこでした。
血がついたボールを見て早川の危機を悟った水野。ここで何人か応援連れていけば
いいものを一人で救助に向かいます。
もうちょっとこうさぁ、考えようよ…。
あとシロ君、身長的に潜り抜けられるとはいえ、3回も自動改札通り抜けたら駅の人に
迷惑だからね!?
この時点でもうすでに爆発まで5分なのですが、意外に長い5分でした。
鉄骨をてこの要領で鉄パイプ使って押しのけた水野さん。その前に、重なっているのを
一つ一つずらした方が早かったような気もしますが。
逃げる最中ついに爆弾が爆発して、これがまたすごい威力で吹っ飛ばされそうになった
水野を早川が庇う。
…あの、地下鉄なわけですから、電車とか大丈夫だったんでしょうか?とてもじゃないけど
かなりの確率で巻き込まれてそうな気がするんですが。
で。
病院に運び込まれた早川、意外にしぶとかった。
目をさましました。
水野はそんな彼にブランドとやり直すとつげ、二人がいい雰囲気になったところでシロが
乱入してくるのは面白かったなぁ。皆が連れてきたらしいですけど。
この映画はやっぱワンコが可愛いのがポイントでしょうか。
警察犬とはまた違った任務を背負う警備犬。
いいですねぇー。
やっぱり任務が終わった後は風呂入ってビール飲んで「あいつ犬使いあれぇよー」とか
「催涙弾使った後にゴーとか言うなよ」とか言ってんでしょうか。言ってるわけないですね。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→DOG×POLICE 純白の絆