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三銃士 |
11/12鑑賞
…チケット販売窓口で「三国志下さい」と言って「…三銃士でございますね?」と聞き
返されたのは私です。
さてさて。
冒頭に地図が映るのですが、この地図に刺さってる武器がそれぞれ三銃士の武器って
いう細かいところが良かったですね。
時は1600年の初めの頃、フランス。
フランス兄さんが神聖ローマ帝国とチクチクやりあってた頃ですか。
もちろんイギリスとも仲が悪かった。
ルイ13世が幼くしてフランスの王位を継承したため、他国がこの国を狙っていて、さらに
国内ではリシュリュー枢機卿が権力を淡々と狙うという、フランス兄さん全裸で走ってる
場合じゃないぜ!的なご時世になっていました。
んで、イタリアに舞台飛びまして。
水中からいきなりマスクの男が出てきたんで「こいつは暗殺部隊か!?」とびびって
いたら、アトスだった。思い切り味方の方だったよ!つーか登場の仕方がこぇぇよ!
でもこの映画、キャラの名前が出るから助かるな…。
彼は、恋人であるミレディにある鍵を取ってきてもらうよう頼んでいて、彼女と合流。
あれだ、ポジション的にはルパンと不二子ちゃ〜んみたいなもんだと思っておけば
よろしい。
一方運河をまたぐ建物の上では祈りをささげてる人が。
この人はアラミス。
船を襲って同じく、ある鍵を持ってる男を襲ったんだけど、鍵を取り上げた後まだ
時間があるとかいって女をナンパしてました。よーし、運河に沈めろ!
そしてもう一人。
とっ捕まってる男がいるんだけど、この人は鍵を手に入れるためにわざととっ捕まって
隙を狙っていたという豪快な人でした。
名前をポルトス。
だらだら話していたのが急に真顔になるの、いいキャラだなぁ。
ということで鍵を手に入れて合流した3人は、その鍵であける場所に向かいます。
ここがかなりサクッと流されていて残念だったのだけど、彼らは使命により、あるものを
手にいれるべくここに忍び込んだのでありました。
床に鍵穴があって差し込むと、秘密の階段が現れます。
これは!
ハリーポッターが入った秘密の部屋!?(そのシリーズは終了しました)
つーかミレディさん、あなたのその服、狭い入口につっかえそうなんですけど。主に、
エリマキトカゲみたいになってる首の飾りが…。
どうでもいいけどこの時代って、服の上に胸を乗せるみたいなスタイルだから
今にもはみ出しそうでヒヤヒヤする。(コルセットで絞めて、胸を上に盛り上げる感じ)
中に入ると、部屋の奥にいろいろものが置いてあって、ここはダ・ヴィンチの蔵らしい
です。つまり、まだ公開されてない彼の持ち物とかいっぱいあるらしい。
その中に彼らが探し求めるものがあるようなのですが、さすがは慎重派のアトス、
簡単すぎると警戒。
ものを放ってみると、トゲトゲの鉄球があちこちから飛び出してきました。
あれ?これ弾切れになるまでなんか物投げたら通りやすくなるんじゃね?
待ってられないとばかりにミレディがダッシュ。
こういうもののお約束で何故かまったく当たりません。
最後はスライディング。
かっこいいです。
かっこいいですがもうちょっと何とかならんかったのか。
…よく考えたらこれ床の重みに反応するんだから、壁を伝っていったら…。
騒ぎを聞きつけた兵隊らが駆けつけてきまして。
彼らは、ダ・ヴィンチ設計の飛行船の地図を見つけて脱出しようとするのですが、
脱出口は兵士らが固めちゃった。
というわけでアトス、爆弾で上にあなを開けようっていうわけです。
アラミスだったかな、上は運河だぞ!というのへ、「息止めてろ」ってのは笑った。
そういう問題じゃねぇぇぇぇ!!!
兵士のリーダー長が、兵士があわてて逃げ出してきたので「何をしている!」とか
叱ったら、水が噴き出してきてすごいことになって、自分もすたこら逃げるのは
面白かったです。
というわけでブツを盗み出して意気揚々としている4人ですが、いきなりミレディが
「皆に恨みはないの」とか言い出した。
…毒盛りやがったこいつ!!!!
ミレディは、イギリスのバッキンガム公爵と手を組むことにしたらしいのです。
さすがフランス兄さんと仲が悪いイギリスだぜ!容赦ないな!
アトスらが倒れる中、バッキンガムはミレディと去ってしまいました。
それから一年後。
舞台はフランスの田舎町から。
ダルタニアンという青年が剣の修行中。
父が、相手が常にフェアとは限らんといって、ナイフを隠し持っている場合がある
ことを忠告してくれます。どう見ても最後らへんあたりの伏線です。(ばらしちゃダメ!)
都にいって「海賊王銃士に俺はなる!」という彼にお金をくれる両親。
15クラウンと出てきますが、昔すぎて現代のお金に直すことができないっていうか
現代のレートに合わせるととんでもなく低いお金になるので、まあいくばくかのお金、と
とらえておけばいいかと…。
父はダルタニアンに、面倒に巻き込まれていろいろ失敗して経験を重ねろ、と
言ってくれるのですが。
いくらなんでも、気をつけろくらいは言ってあげようよ!
その3日後にこいつ早くも寄った宿場でトラブル巻き込まれてんですけど!
立ち寄った宿場で、まあ馬から降りた時に泥はねしたのはダルタニアンが悪いん
だけど、それがマントにかかったロシュフォールという男が、ダルタニアンの馬に
文句言いはじめるわけですよ。
それで謝る謝らないでダルタニアンは決闘を申し込むわけですが、ロシュフォールは
銃で一発。
まあ…誰も剣で戦うとは約束してないし…。
ここで撃たれてたら「三銃士ご声援ありがとうございました」となるわけですが、
かすっていてダルタニアンは助かる。
で、ロシュフォールがとどめ刺そうとしていたところにミレディが通りかかって、まったくの
気まぐれから助けてくれます。
自分に関わり合いのないところでは意外に優しいかもしれないなぁ、ミレディ。
さてパリにやってきたダルタニアン。
街中でロシュフォールを見かけたのでいきなり追いかけてます。
沢山人がいる中で全力ダッシュしたらどうなるかわかりそうなものですが、アトスに
ぶつかって決闘の約束を受けるダルタニアン。おい、ダメだこいつホントに…。
さらに追いかけていって今度はポルトスにぶつかるのですが、間の悪いことに
ちょうど彼は女性に衣装のお金を出してもらっていた最中で、それをダルタニアンに
指摘されて激怒、今度はダルタニアンの方から決闘を申し込みます。
お父さぁぁぁぁぁん!!!
お前んとこのダメ息子、どうしようもねぇよ!!!!
ちなみに見失って戻ってくると、馬がフンをしたとかで違反切符切られていたので
この公僕にもケンカ売る、と。アラミスでした。
その頃リシュリューはミレディと会ってました。
バッキンガムのとこにいったミレディだけど、バッキンガムからイギリスの情報を
フランスにもたらすという、ダブルスパイやってるらしいです。
ボンドもびっくりだな!
彼女はバッキンガムが兵器を完成させたと報告。
そこに無能…幼い国王がやってきて、服の色がどうとか言ってる。
フランス兄さんのクセに、イギリスのセンスに負けたくないらしい。
ああフランス兄さん、もう少ししたらパリが世界中のオシャレの最先端になると
いうのに…。
つかお前はハタ皇子か。
さてアトスとの決闘の時間になり、約束の広場にやってきたダルタニアン。
ダルタニアンが3人と約束してるとは知らないアトス達は、皆で鉢合わせしてキョトンと
いった感じ。
あーだこーだ言ってると、決闘はご法度だーとかいってロシュフォールの部下どもが
やってきます。うぜぇ…。
というわけで大体想像は出来たと思いますが、一番気が短いダルタニアンが兵士に
ケンカを売ってさっさと乱闘を始めてしまう。
やんやの喝さいを送る民衆。
いいけどお前、すぐバトル始めるそのクセなんとかしろ。
高杉晋作より気が短すぎる。
仕方なく三銃士らも戦闘に。
で、余裕が出てきたと見えて、そばに立っていた美少女をいきなりナンパに入る
ダルタニアン。
兵士がきても倒しつつ、声をかけることをあきらめません。さすがフランス人。
でも美少女は、田舎者の口説き方、とばっさり。
自信家なのね、と言われて、イヤミとも気づかずに、火曜日と美女の前ではとか
いってるダルタニアン。
おいダメだこいつ、イヤミも通じねーわ!
というわけで美少女は立ち去り、ポルトスにもダメだしを食らうダルタニアン。
行き場所もないので、三銃士の今の住まいに御厄介になることになりました。
彼らは、一年前の失態以来、リシュリューから解雇されて、ニートみたくなってる
らしいです。
まあ女性のパトロン見つけたり、公僕になったりして小金は稼いでいるっぽい
ですが。
ここで召使が出てくるんだけど、このキャラ好きだなぁ。
あとどうでもいいけど、リシュリューに松重豊さんが重なって仕方がなかった。
顔ちょっと似てるんだもん。
ダルタニアンはここで改めて、アトスらがやさぐれちゃってること、誰も信用
出来なくなっていることを知ります。
で、酒がなくなったというのでダルタニアンがお金を召使に渡すと、召使の態度が
がらっと変わってお泊りですか、と言うのですが。
召使の部屋にダルタニアンを泊まらせるということで、召使はバルコニーで寝ろと
言われてて、次のシーンでマジに寝させられてるのめっちゃ笑った。つーかバルコニー
狭すぎる!
その頃フランス国王は、イギリスから和平の話が出ているとリシュリューに話して
います。
あと、三銃士らと兵士らがやりあったというので処分を与えないといけないという
ことですが。
どうやら三銃士は解雇されたとはいえ、元は国王もお気に入りだったらしく、そこに
王妃も現れて、寛大な措置をというわけですよ。
したら王妃にベタぼれの国王としては、いいとこ見せたくなっても仕方ないのかなと
思いますね。
つかこの国王と王妃のキャラって本当に世間を知らない感じでヒヤヒヤするんだけど、
その反面初々しくてかわいくていいコンビだと思いました。
王は三銃士+ダルタニアンに、新しい服を新調するようにいい、金貨もくれ、で、
争いをするなと言い渡します。
寛大どころか甘々の処分だよ!気に入らないっぽいリシュリューですが、王に文句は
言えないので引き下がらざるを得ず。
こいつは自分がこの国を率いる能力があると思ってるので、歯がゆくてたまらんので
しょうな。
いくらそれだけの実力があったとしても、お前にはカリスマ性と人望がないよ。
で、ミレディに相談しているわけですが、バッキンガムを利用しようと彼女は言い出す。
つまり、王妃と密会を重ねていることにすればいい、と。
まずは、バッキンガムが王妃にあてた手紙をミレディが入手して、王妃の部屋に隠す。
それだけではまだ弱いので、王妃の首飾りをバッキンガムに贈ったことにすれば、
両国は戦争になるでしょう、というわけです。当然王妃は処刑されるでしょうし。
自分が国を掌握するためだけに怖い事考えるやつですな。
ミレディに、自分の手にキスさせてるのもアレだし。思い上がりもいい加減にしろと。
何も知らない皆がバッキンガムの到着を待っていますと。
連中空からきやがった!
飛行船を完成させて、それでわざわざ来たらしいです。
よーし、撃ち落とせ!(戦争になるぅぅぅ!!!)
つか宮殿を壊すんじゃねぇよ!何もないところに降りられんのかてめぇは。
フランス国王、じだんだ踏んで悔しがりまして、リシュリューにあれを自分のために
作れとか言っちゃってます。
なんでも他人のものを欲しがらない!
で、バッキンガムが下りてきてフランス国王一言。
「服の色が青だ」
青さはどうでもいい!!!!!
バッキンガムもよせばいいのに国王の服を、去年かおととしくらいに流行った色ですね
とかチクチク嫌味。
国王言ってやれ!
料理が全部まずい国にそんなことを言われる筋合いはない、とな!
ま、要するにファッションの色で張り合ってるらしいですが、マネをせずに自分らで流行を
作りだせばいいんですよ、国王。あとミレディが流行のファッションについて嘘言い過ぎだ。
このバッキンガムが滞在中、フランス国王が張りあったために兵士の服の色がしょっちゅう
変わって、最初見た時英国の兵士が隊列組んでるのかと混乱したよ。
そのバッキンガムはというと、王妃に昔のことをあーだこーだ言ってます。
昔恋人同士ではあったのかな?
にしてもこういう場では言わないのがマナーです。それから考えてもバッキンガムは
イギリス紳士として恥を知れ。
この後もバッキンガムは1分間に一度はイヤミを言わないと死ぬ体質なのか知りませんが、
三銃士に対してもチクチクチクチク言ってます。
バッキンガムがリシュリューとかと会ってる頃、ミレディは王妃の部屋の上におりました。
外から忍び込むらしい。
このシーンは妖艶ですごいというか、ミレディのすごさがよく表れてて良かったと思います。
本当に現代のスパイみたいだな。
髪飾りにピッキング道具かくしてあるのもすごいし。
あとダルタニアンはあの美女ことコンスタンスをナンパして玉砕してました。
そんなことが起きているとは知らずバカ国王…もといフランス国王は、ダルタニアンを
誘って、友人の話だがと前置きした上で、政略結婚したんだけど、相手のことは自分
気に入ったんだけど、相手が自分のことを好いていてくれるかわからない、と相談するん
ですな。
はた目から見ても相思相愛だと思うけど、純粋だからなかなか言えないんでしょうなぁ、
このバ…国王。
で、どうしたらいいかというわけです。
ダルタニアンは空気ちゃんと読んで、「それ国王の話ですよね」と指摘するようなことはせず、
きちんと気持ちを伝えればいいんですよとアドバイス。
さらに、その友人は幸運な男ですね、陛下を友人に持ってとヨイショ。
というわけで勇気を出した国王、スタスタと王妃のもとへ。
…この時点で自分の相談ってモロばれなんですが。まあいい。
王妃にぎこちなく挨拶したあと、いろいろほめるわけですよ。
ちなみに服はバッキンガムに張り合ってまた着替えてます。
その頃ミレディは王妃の部屋に潜入成功。手紙の束を隠した後、調べてあった
らしい隠し扉を開けて宝物庫へ。
ここで、罠に気づくのすごいですなぁ。ピアノ線みたいなのが張り巡らせてあるわけ
ですよ。
そんでフィギュア選手もかくや、というすごいジャンプを見せるわけですが。
次のシーンでは上にもすごいピアノ線があったはずだけどどうやって超えたんだろう。
(細かいことはいいんだよ!)
任務を成し遂げたミレディはリシュリューに報告。
バッキンガムがもし首飾りを送られたら英国一警備が厳重なとこにしまうはず、と
いうことで、ロンドン塔に持ってくとミレディは言います。
これでバッキンガムが心当たりがないと否定したとしても、そこから見つかったら
言い逃れできないというわけですか。
ロンドン塔もやすやすと忍び込むんだろうなぁ、ミレディなら。
そうすれば戦争になり、フランスはわが手にとかいうリシュリュー。
フランスがイギリスの植民地になる可能性とか考えないんでしょうか、このアホは。
あとローマ帝国とか。
リシュリューは、ミレディに対して、裏切らないようにと釘を刺した上で、自分を見捨てないと
いう保証が欲しいという彼女に、この手紙を持つ者はいかなる罪をも逃れるものとする、
という自分の署名入りの手紙を渡すわけですよ。
要するに免罪符みたいなもんですね。
何も知らないバッキンガムはまたまた服を着替えて帰っていくわけですが。
お前ホント見栄はるためだけにどんだけ替えを持ってきてんだよ。
もうあれだ、バカには見えない服でも着とけ。
つかお前、ミレディ連れて帰るんならレディファーストで先に乗せてあげなさいよ。
なんで自分がさっさと中に入っちゃってんだよ。
国王は国王で、これをと流行最先端らしい帽子貰うんだけど、バッキンガムが中に
入った途端投げ捨てるのは面白かった。
その頃掃除をしていたコンスタンスは手紙を見つけてました。
この人がまた、うまくやればいいのにと思うんだけど、王にわざわざ報告しちゃうんですよ。
首飾りを贈ったとか書いてある!、どうしたらいいだろうとリシュリューにアドバイスを求める国王。
もうリシュリューにとってはまさに「計画通り!」だったでしょうね。
彼は国王に、舞踏会を開き、その時に王妃にその首飾りをつけてくるように言えばいい、
なければ不義の証拠だと言う。
コンスタンスは首飾りを確認しにいって、なくなっていることに気づきます。
王妃ははめられたことを知り、リシュリューのとこに行くけど、正面切って文句言う事も
出来ず、可哀想だなぁと思いました。
まあ最初リシュリューのとこに問い詰めにいった時に、「どういうこと?」と王妃に言われて
リシュリューは「流れとしてはここで私が悪巧みを明かすべきなのでしょうが、何も心当たりが
ありません」とすっとぼける。いや別にそういう、ありがちな物語のストーリーとか言わなくて
いいから。さっさとゲロしちゃえよ!
コンスタンスはここで一計を案じ、ダルタニアンらのもとを訪れます。
俺に何の得がある?とかいっちゃうダルタニアンに、キスしてみせるコンスタンスもいいけど、
それで引き受けちゃうダルタニアンも大概アホだな。
まあともかくそれでイギリスに向かおうということになりますが、行く人?とかダルタニアンに言われて
アトスがキョロキョロしてるの笑える。
つーかお前らここはちゃんと手を挙げるとこだろうが!
まあアラミスはイギリス女もいいとか言われていく気になりましたが…。
ロシュフォールらが来たのでうぜぇーとかいいつつ全員脱出。
彼らが港に向かうだろうことを考えたリシュリューはアラミスに連絡して、迎え撃つ用意を密かに
させるとともに、港に見張りを立てます。
ここでコンスタンスがおとりとなって皆を逃がし、一同は船に乗り込んで一路イギリスへ。
囮のコンスタンスを追いかけていく時に兵士が一人帽子落としたけど…いいのか。
さてイギリスに向かうはいいけども、ロンドン塔に入れられていてはすんなり盗み出すことも
出来ない、ということで…。
ここの映像は面白かったですよ。
ミレディはアトスらの手の内を知ってるわけですから、こういう風に潜入してくるだろうと
バッキンガムに説明中。ちなみに首飾りのことは言えないので、アトスが個人的な恨みを
果たしに来ると説明。
個人的な恨みでわざわざ海を越えてくるか!!!
騙される方も方だよ!
えー、ミレディの説明が終わりましたところで。
アトスは、「…という作戦でくることを読んでいるだろうから別の方法で行こう」と、
俺は裏の裏の裏だぁー!的なことを言ってました。
アトスが囮になって中に入ろうとするダルタニアンを遠ざける、というものらしい。
で、ダルタニアンは兵士のフリをして入るということですか。
バッキンガムの屋敷の前で、ポルトスとこれは…アラミスかアトスかわからなかったけど
農民のフリをして馬車がぶつかったと言い争いをして、兵士の列が一瞬止まったところで、
一番後ろの兵とダルタニアンが入れ替わる。
そうして中に入り、ダルタニアンは蔵をめざ……うん、驚異の速さでとっ捕まった!
まだ何もしてねぇぇぇぇぇ!!!
潜入して10秒でつかまるとか早すぎだろ!
ミレディは侵入者が捕まったと聞いて、アトスが殺されるとこ見たくないから帰るわね
って感じだけど、馬車の従者に「出来るだけ遠くへ」と言ったことからして、ここから
逃れるのが目的と考えられます。
ミレディさんへ。
侵入者が誰か、確認してから行動した方がいいですよ。
というわけで連れてこられたダルタニアン。
多分バッキンガムもアトスだと思ってたから驚いたでしょうが。
何しに来たと言われてフフンって感じで黙ってるダルタニアン。
まあさすがに「リシュリューがあんたハメようとしてるから首飾り取り戻しに来ました」は
言えないわな。
唐突に「今何時?」とか聞くダルタニアン。「急ぐのか?」とか言っちゃってるバッキンガム。
お前ら、ドラマの録画忘れた土方と沖田じゃないんだから…。
外を見てというダルタニアンの言葉に素直に外を見ちゃうバッキンガム。
外には、飛行船を乗っ取ったアトスが。
ダルタニアンの方が囮だったっぽいです。
つーかアトス、豪快に攻撃してるけど、ダルタニアンに当たったらどうするつもりなんだこいつ。
形勢逆転となって脱出したダルタニアン。
これでロンドン塔ぶち壊して中に入るのかと思いきや、どんどん離れていくので何かと
思ったら。
アトスもアトスでミレディの行動を読んでいた。
ロンドン塔なんか信用しないだろうということで、ミレディが信用できる人間のとこに行く
はずだ、とか。
…じゃあ結局バッキンガムの不貞の証拠として示すことができねーじゃんとか思ったん
ですけども。(ロンドン塔から発見されないと意味がない)
つかミレディが信用してる人間って親のことですかね?
ともあれ、皆がニヤニヤしてるから何かと思えば、ミレディの乗ってた馬車が止まって、
従者が馬を逃がしてるんですね。
この従者、アトスの家の召使でした。
こんなところで役に立つとは!
さらに馬車も、飛行船に吊り上げられ、さすがのミレディも逃げることが出来ず、
おとなしく首飾りを渡します。
あと何のつもりか、役に立つわよつーて、リシュリューの手紙もくれた。
ミレディが馬車に隠してた武器も、アトスが読んでて事前に空砲にしてたのも
すごかったなぁ。
ただ、アトスはミレディを撃とうとするけどできなかった。それはやっぱそれで
正解なんじゃないかなと。
ただし、どうしてできなかったかと言うと、ミレディが自ら、船から身を投げたから
なんですけどね。
海の上だったから、ひょっとしたら助かるかもしれない、という計算があったのでは
ないかと思うのですが。
ミレディが落ちた後、撃ったら一生後悔していた、というアトスと、彼女らしい死に方だと
慰めるアラミスの友情がよかった。
この後飛んでいく飛行船が映ったので、ミレディ落ちたと見せかけてどっか引っ付いて
ないかと思ったけど、さすがにルパンみたいな展開にはなってなかった。
王宮の方では何も知らない国王が、王妃に「今夜の舞踏会マジ楽しみー」とか言って
ました。で、首飾りつけてきてよね、と。
王妃も気が気ではないでしょうね。
ダルタニアンらが飛行船で戻ってまいりますと、突然攻撃を受ける。
それは、ロシュフォールでした。
ミレディが飛行船の設計図を手に入れた後、こっちにも流してて、より高性能な
ものを作らせたらしい。あのフランス兄さんにそんな才能があったとは…!
さらにその先端にはコンスタンスがくくりつけられているというありさま。
ああ、捕まったんでしたね。
つーか普通こんな上空にそんな薄着でいたら凍死してしまいますがな。
で、首飾りとコンスタンス交換となるのですが、ダルタニアンも、コンスタンスが
自分たちの船に乗り込んだの確認したら、わざと戻ってくるくらいすればいいのに、
馬鹿正直にロシュフォールのとこへ首飾りを渡しにいって、やられてますし。アホかお前は。
もう用はないとばかりにロシュフォール、攻撃開始です。
大ピンチですがな!
雷雲の中に逃げるアトスら。
召使が、給与上げて下さいというけどポルトスに「黙れ」って言われるのすごく
面白かった。
ロシュフォールの船の方は、雷に巻き込まれて大変なことになってる隙に、
ダルタニアンが首飾り持って逃げました。
ロシュフォールに追い詰められてピンチになるんだけど。
この時、隠れていたアトスらが、上から攻撃を仕掛けたことで形勢逆転し、ロシュフォールは
吹き飛ばされてダルタニアンはピンチを逃れ…一緒に気絶しておられるぅぅぅぅ!!!
普通ここで脱出するパターンじゃないんですか!
ポルトスとアラミスはナイフでロシュフォールの飛行船の帆を破りつつ乗り込んで
いきました。
こうなるともう墜落するしかないわけですから大慌てなわけですよ。
ダルタニアンは降りたロシュフォールを追って最後の大決戦です。
まあ皆さん大体想像つくと思いますが、父の言った伏線が効いてきます。
で、ロシュフォールを倒し、首飾りを手にしたダルタニアン。
「都に出てくる方が悪い」
「馬に謝らない方が悪い」
最後の最後で小学生みたいなケンカすんなアホども。
さて舞踏会の時間ですが。
おい…飛行船が思い切り宮殿ぶっ壊しながら突っ込んできたんですけど。
リシュリュー、贈り物を届けに来ましたとか言ってる場合か!思い切り後ろで
燃えてんぞ!ゴミだろうがすでに!!!!
で、計画が失敗して驚いてるリシュリューにアトスが平然と、ロシュフォールは
スパイでした、我々はリシュリューの命令で動いていた、と言い国王にも報告。
あのミレディの手紙を出してみせます。
そういわれたらリシュリューもなんとも言えませんね。
どうお礼をすればと嬉しそうな国王。
そこに王妃がやってきて、顔を隠していた仮面を外してみせます。
すると首元には首飾りが。
間に合いましたね。
そういうわけで王は王妃と気持ちを確かめあい、リシュリューもアトスらを取り込んだ
得策だと思ったらしくおとがめはなし。
つかリシュリューが手を出してきても誰もキスしないのも面白かったです。
誰がお前に従うかよってことですよね。
…あれ?
一人ワリを食ったの、バッキンガムじゃね?
というわけで舞踏会はずーっと続いたのでした。
うん、とりあえず燃えている飛行船の火を誰か消そうか!!!!
ダルタニアンはまた同じやり方でコンスタンスを口説いてましたが、一つ違ったのは
今回は彼女もこたえてくれたということです。
この後4人で「one for all all for one」とやるのはかっこよかったです。
その後ろで召使がなんか言ってるんだけど、皆に「黙れ」って言われてて笑った。
つか召使、両手に食べ物持ちすぎだろう。トムとジェリーのトムか!
さて。
すっかり忘れ去られた感のあるバッキンガムですが、フランスに向かっていました。
ミレディも海中から引き揚げたらしいです。
ただ扱いを見る限り、ダブルスパイはばれたのかしらん?
どうやら戦争がはじまりそうですが、それはまた別の話。
全体的に楽しく観られました。
3Dが苦手なので見ませんでしたけど、3Dは迫力あったかも知れないですね。
バッキンガムが唐突に出てくる感じがして、知らない人にはわかりづらいかも知れない
ので、何かしらもうちょっと説明あるといいかなと思ったんですが。
フランスを舞台にした作品なのに全員英語、というのは突っ込まない方がよろしいでしょうか。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船