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CONSTANTINE |
5/11鑑賞
まず、この話は最も根本的な天使と悪魔が登場してきます。アメリカなど、英語圏は大体
キリスト教なので聖書に登場する言葉が出てきても普通に受け止められるのですが、日本
だとたまに「ん?」となるシーンもあるでしょう。
それを制限された翻訳の中で見事にあらわした林さんはすごいと思います。
(私はこの翻訳者さん好きです。アイロボット、リーグオブレジェンドもこの人です)
ここの映画はいつもタイトルからして凝ってるなと思ってみてます。
今回は映画会社のタイトルが出た後それが地獄の業火に焼かれてボロボロになって
飛んでいきました。
さてはて。なにやら発掘作業をしている怪しげな男二人。例えるならアンガールズといった
ところ。ジャカジャカジャーンとやりだしそうな雰囲気です。要するに金目のものを探している
んでしょうな。(要するにって前の文章と全然つながっていませんが)
一人がドリフコントみたく地面を踏み抜いたところで何かを発見。なんと、ナチスドイツの
旗にくるまれています。中には、槍の穂先みたいなものが?
突然男はそれを胸に抱いてあたりをキョロキョロ。でもって歩き出して車に見事ドカン。
しかし裂けたのは車のほうでした。いやいいんだけどなんで半けつをアップにするのか。
野郎の尻見てもうれしくねーよ。
一方ロシアはエンピツを使った…ではなくて、一方どっかの国では女性に悪魔がとり付いて
天井をはっておりました。いつも思うんですが、悪魔ってなんでとり付いたらまず天井歩くの?
マニュアルでもあるの?いや、とりついてウケケケケケとかいいながらテレビ見てもいいと
思うんですよ。(それじゃただのテレビっ子だろ)
ともあれやってきましたコンスタンティン。もう登場時からやさぐれています。しかも悪魔相手に
「俺の名はコンスタンティン。くそったれ」とか言っています。何がいきなりくそったれなのか
わかりませんが、律儀に名を名乗るところは挨拶のマナーとして評価しておきたいところです。
相手が誰であろうとひとまず名を名乗る。これで武士に出会っても「何者じゃ!名を名乗れ!」
といわれなくてすみます。
どうでもいいけど、目をつぶっとけといわれたおっさん、好奇心に負けて目を開いて悪魔を
見てしまいました。結果、黒い頭がたちまち白髪に。このシーン一瞬だから分かりにくいですが
芸が細かいですなぁ。(見間違えだったらすいません)
悪魔を鏡に封じ込め、その鏡は外へまっさかさま。いやー、窓の外を人が通っていたらなんて
まったく気にしないあたり豪快です。そして鏡はコンスタ(コンスタンティンは長いので短くします)
を待って「俺はチャズ・クレイマーだくそったれ」と練習していた彼の車にクリティカルヒット。
まあコラテラルで、死体が屋根の上に落ちてきてベコベコになったことを思えば、ボンネット
がかなりへこんだくらい気にしない気にしない。にしてもアメリカではタクシーの上に落下するのが
流行なんでしょうか?「イエローキャブ落下の会」とかあるのでしょうか。
ちなみにチャズは、アイロボットで散々スプーナーにまとわりついていた子です。どこの映画
でも相手にされない役回りですが、ポジション的にはドリフで言う高木ブーだと思います。
コンスタは友人であり今は落ちぶれてしまったヘネシー神父に、「あの悪魔祓いは完全じゃない
から何か変なことあったら知らせて」と適当なこと言って立ち去っていきました。
にしてもコンスタの部屋、窓に聖水がズラリと並べてあります。魔よけらしいですがすごいです
なぁ。あれ絶対下手にブラインドあけると、レンズの役割果たして火事になるよなぁ。
さてさて教会です。一人の女性が告悔にきました。この告悔というのはまさしく自分の罪を
告白するものであり、その内容がどんなものであろうと神父は漏らしてはいけないとされて
います。確か。
それにしてもこの女性、すごいですなぁ。…眉毛が。
夢の中でさっき出てきた女性が違う部屋で寝ていておきて「イザベル」って呼ばれてなんか
飛んだ。
とこう書くとまったく意味が分かりませんが、私も意味がわかりませんでした。
いや、これから分かっていきます。
ちなみに聖書に出てくるイザベルという名前は異教の国からきた王妃に使われており、
確か…王の尻を叩いて圧政を敷いた人だったように記憶しています。
アンジェラの方は名前の通り「エンジェル」から取ったんでしょうな。つまりこの双子は、正反対の
位置づけであるものだと。そういう意図があって名前をつけたか分かりませんが、なかなか興味
深いと思います。
ちなみにコンスタの場合はジョン。「John」はヨハネを英語読みしたものであり、この映画の
下敷きとなっているのはズバリ、ヨハネの黙示録。つまりコンスタの親もきちんとしたクリスチャン
であるということです。コンスタンティンの方も「コンスタンティヌスT世(初代ローマ皇帝)」から
きてるようです。キリストを処刑したとされるロンギィヌスの槍を発見した人物だそうです。
日本と違い海外では、ジョンさん、ジャックさん、マイケルといった苗字より同じ名前の方が
多いですね。私が昔知り合った外国人の方もジョンという方でした。
これは、聖人にあやかった名前をつけるという意味もありますが、変わった名前の場合、
悪魔に目をつけられやすい、魅入られやすいから同じ名前をつけて皆の中に埋没させる、
というものらしいです。確かに外国映画でもたまに、主人公が名を名乗ったりすると「変わった
名前だな」というシーンがありますが、あれはちゃんと文化的背景に基づいたものであった
わけです。
イザベルの遺体に対面したアンジェラ。どうでもいいけどあんまり顔のアップはちょっと…。
ヘネシー神父もそうでしたがアップにしすぎるのは気持ち悪い。あとこのシーンで骨折している
刑事さんがいたんですが、あれは何か意味があるんでしょうか?
とにかく、エレベーターの中でニアミスしたコンスタとアンジェラ。エレベーターに乗ろうとして
「お断りだね」と言われたアンジェラ、第一印象最悪です。
でもって槍を持ったまま歩いていくアンガールズの一人。なんか牛がバタバタ倒れていってますよ?
吉本興業のネタ練習?
もう一人の友人、ビーマンが悪魔退治の道具をたくさん持ってきました。なんかこの人、
ヴァン・ヘルシングに出てきた道具を発明していたあのおっさんみたいですね。悪魔祓いの
映画に一人はこういう、道具そろえる人出てきますな。
あの、振ったら効果てきめんという「スクリーチ・ビートル・ボックス」欲しいですな。
で、また教会に行くとアンジェラと鉢合わせ。その間コンスタはガブリエルと話をしています。
この天使・ガブリエルは、あの大天使ガブリエルではないみたいですね。ハーフブリード(自由に
人間界へ出入りできる使者。犬夜叉で言う半妖的立場)なんでウロウロしとるみたいです。
へー。
ソファーに座るときにスーツのすそを跳ね上げて座ってましたが、そんなにシワが気になるなら
毎日着替えろ。
で、コンスタは天国に行きたいと願っているようですが、ガブリエルはもっとよい事をしろと
言う。使者にしちゃ態度でかいなおい。
そんなわけで散々な気分のまま外に出たコンスタは悪魔にいきなり襲われます。
で、あの箱振って武器使って撃退、と。しかし虫やらカニ?やらなんやら…そこらのもの
くっつけて体にするのか、悪魔は。うはははは、うちの家なんか本とビデオテープしか
ないぞ!(張り合うな)
ヘネシー神父は律儀に新聞を捜していてなんか事件と関係ありそうなものを見つけました。
この人サイコメトラーかなにかなのかな?そこで「イザベル!」という悪魔の声を聞いたわけです。
えーさらに一方アンジェラ。屋上の防犯カメラでイザベルが飛び降りるシーンを見ていて、
彼女が「コンスタンティン」とつぶやいたのを目にします。これが一体誰の仕業なのか。
それぞれ別の方向を向いていたさまざまな謎がひとつの方向を向き始めました。
コンスタはミッドナイトという人が経営するクラブへ。この店は完全な中立なので、悪魔側、
天使側のハーフブリードがいるとのこと。ああ、そういう店があるといいですね。
しかし中に入ると悪魔側しかおらんような…。ねえちゃんはべらせてウハウハですよ。
やっぱり悪魔も人間と考えることは同じか。
ミッドナイドに事情を話すけども信じてもらえてない様子。ああ、皆最初はそういうのさ。
でもって後ろからコンスタに野次を飛ばしてきたのがバルザサール。ベルゼバブ、もしくは
ベールゼブブといえば分かりますでしょうか。蝿の王と言われています。近寄るとものすごい
悪臭で人間は失神するといわれているけど、あの悪魔なのかな?単にガブリエルと同じで
同じ名前というだけでしょうか?ま、ともあれこの人、このクラブの常連らしいですけど、
毎日ちまちま通ってるんですかね…。いつもニコニコ現金払いですか?カードですか?
悪魔だけに持ってるカードはブラックカードなんだろうか。
飲んだくれてるコンスタですが。クモに腹立ててコップで閉じ込めてしまってます。
こん時に「ようこそ俺の世界へ」って言ってますけど、原文「Welcom to my life」って言ってる
から多分「クモごときが」という風な皮肉じゃないかと。いやまあいいですけど、こまけぇことは。
しかしクモは益虫なので殺してはいかんよコンスタ。
そこにアンジェラがきてそっけなく彼は追い返すわけですが、悪魔の影が窓を走っていくのを
見てあわてておいかけます。彼女に追いついたところで、彼だけが、後ろのほうから街の
灯りが消えていくのを目撃(ちょっと振り返るシーンと、消える街灯が映ってます)。
あれこれ話すうちに本格的に真っ暗。アンジェラは停電ねと言いますけど、いや停電だったら
あんたの後ろついてるのおかしいやろ!
ここでコンスタは悪魔を追っ払うことにしますが、アンジェラさん、目を閉じろといわれたら
閉じたほうがよろしいかと。
案の定すごいことになってました。いやーあれは怖いね。あかりをつけたら壁にゴキブリが
びっしり。(話ちがってますから)
アンジェラの部屋でイザベルがどこにいるか確認することにしたコンスタ。水はどこにでも
つながってるから、足を水につけて地獄へいけるとか。さては貴様ドラえもん見てたな。
あれも雨から都会にくるまでの水の旅という話がありますが。いやそんなことはどうでもいい。
地獄へやってきました。なるほど、キリスト教で言う地獄は恐ろしいものですな。まさに
この世の地獄。(だからさっきから地獄だと)
その中でコンスタはイザベルを見つけました。彼女がちぎってなげたタグを必死でつかんで
戻ってきましたけど、イザベルが、コンスタが来るの待って手渡せばよかったんでは?
この、コンスタが帰ってくる時に砕けた珠はなんなんでしょうね?聖水かまあ水が入って
いて、それで現世とのつながりを作って戻ってくるという意味でしょうか。
すっかり忘れられているヘネシー神父。さっさとコンスタに連絡すればいいものを一人
遺体安置所にやってきて、イザベルの遺体を確認。そこにある紋章を見つけてあわてて
飛び出します。が、気付けに飲もうとした酒のボトルは空。あわてて入った店の酒も飲もうと
いますが何故か出ません。パニックになる神父。
まあアメリカなら飲んだ後食べた後に空の袋見せて金払うのは当たり前のことなので、
別に飲もうが構いませんが(そういう問題ではない)、ちょっと落ち着こうな。
そして狂ったように自分の手をアイスピック?でつく神父を、水を飲みながら見物している
バルザサール。おっさんおっさん、あんたそのミネラルウォーター金払ったんかい。飲んだ後に
払えばいいといってもこの騒ぎだ、踏み倒すつもりだろ。ほれ、店員の天使のハーフブリードも
にらんでるやん。(多分そういう意味でにらんだのではないと思う)
そんな騒ぎも露知らず、コンスタとアンジェラはメシ食ってますけど、コンスタはさっきから
手元のホットケーキ?か何かをぐじゃぐじゃするだけで食いません。食うなら食べる!食わない
ならつつかない!
あとこのシーンの後ろに、ハリポタのハグリッドのそっくりさんがいる。
コナンでは、映画のラストに隠しキャラが出てくると、次はそのキャラが主役となるという話が
あるみたいですが(迷宮の十字路最後のキッドとか。今回の水平線上の…でも最後出てたと
思うんですが)、でも別にコンスタにハグリッドが出ても意味ないような気がするので、偶然の
一致でしょう。
にしても、アンジェラは聞いてるだけだからジュース飲めていいけど、コンスタはしゃべりまくりで
大変だな。
もう一人忘れ去られていた、ビーマンに連絡をとるコンスタ。神父が残していた紋章を伝えると、
ビーマンはあわてます。何か心当たりがあるみたいです。
つか神父、「店中の酒を飲みつくして死んだ」って言われてるけど「飲みまくって死んだ」だろ。
飲みつくしてないやん。
神父が死の間際に残したもの。これはまさにダイイングメッセージですなぁ。
イザベルの部屋にやってきて手がかりを探すコンスタ。何かアンジェラは隠しているみたいです。
あれこれ議論の末アンジェラは、「よく窓に息を吹きかけてメッセージを残してた」といい、窓に
息を吹きかけてメッセージを浮き上がらせますが、あのう…。息を吸った時点で何故か浮き上がって
きてますけど。自動応答メッセージですか、これは。
ビーマンは、サタンの息子、マモンがやってこようとしている、とコンスタに伝えます。あの紋章は
マモンのものであり、コリント書が21章まで存在する地獄の聖書によると、神の助けを借りて
この世に現れる、と。
そこまで告げたところでビーマンは何者かに襲われ電話は遮断。彼の身に何が?
コンスタらがたどり着くと、蝿の群れが彼を襲っていました。犯人は奴で間違いなさそうです。
ほれ、「今日も元気にドカンを決めたらようらん背負ってリーゼント」とか歌ってた…。それは
横浜銀蝿じゃあ!!!!!
一方完全に忘れられている槍ですが、あのアンガールズが車をのっとって目的地へ向かって
いるようです。
とりあえず地獄を見てくることにしたアンジェラは、そこでビーマンが殺された現場?を見たのかな
よくわからんのですが、犯人の手がかりを見つけました。
にしてもコンスタ、お風呂にアヒル飾ってるんですか。風呂に入っている時「悪魔祓いのコンスタ
ちゃんですよーバーロー」とか語りかけてたりするんでしょうか。見たらうなされそうですが。
ビーマンの部屋へ戻り、アンジェラは落ちていたコインを見つけ出します。が、素手でつかんじゃ
ダメだろ。証拠品は手袋もしくはハンカチ。といっても悪魔どもに指紋があるかどうかはわかりません
けども。
ビーマンの部屋、天井からいろんなビンがぶら下がっているんですが、これは伊東家の裏技で
やってるやつですか?
ところで、コンスタら、普通にバルザサールのいるところへやってきますがどうやって住処を
調べたんでしょうか?
しかもバルザサールはバルザサールでなんか顔整えるのに夢中だし。さらに火を浴びせられて
「火は友達だ」とか言ってるし。お前はキャプ翼の大空翼か。火を手に「火は友達!怖くない!
いくよー、岬クン!」とか言っちゃうのか。(お前こそどこまで行っちゃうんだ)
つーかバルザサール格好つけた割りに弱い!コンスタに昇天させられかけてるやん。
マモンがよみがえる手がかりとして槍の情報を手に入れたコンスタはさっさと次の目的地に
行こうとしますが、そこでバルザサールが最後っ屁として「その女を連れてきてくれたからな」
みたいなことを言っています。
バルザサールを粉々に吹っ飛ばして出て行く二人。
虫の息なバルのもとへ誰かがやってきました。ここで気をつけてみていると影で誰かが
わかりますな。
約束を守ったからというバルを無視してその誰かはバルをフッ飛ばしました。いや、いいのか
あんたがそんなことして。
それはさておきアンジェラがものの見事にエレベーターのドアから吸い込まれ、壁をぶち破って
さらわれていきました。いやいやいや!
外に出たらそっから上へ浮上すりゃいいじゃん!なんでそんなドカドカ壁ぶち破っていくんですか。
アンジェラが死ぬっちゅーねん!
さしもの体当たりコントにはコンスタもついていけなかったようで、途中で断念。
ハイ、さーよおーなーらー。
ぶちきれたコンスタ、チャズをつれてミッドナイトの部屋へ殴りこみ。最初は怒ったミッドナイトも
事情を知り、「椅子」を貸してくれます。
この椅子というのがドラえもんでいうタイムマシンみたいな。
槍を持ち歩いているのは誰なのか、どういう経緯をたどったのか、そして今アンジェラがどこに
いるのかまでバッチリ彼は見てきました。つーか半ケツはもういいから。
ここで冒頭を思い出してみて下さい。槍を手にしたアンガールズが突然あたりを見回したことを。
あの時コンスタは後ろに立っていたのです。いやあなるほど。
で、こいつに見つかって首絞められて危機に陥ったコンスタをミッドナイトが引きずり出して助けて
くれました。なるほど、この椅子の欠点は乗り降りが自由じゃないということか。これは未来デパート
では扱えませんねぇ。(売ってないから)
さてもっと強力な武器が必要です。控え選手のチャズ君がここで思いがけない能力を発揮、
控え選手でも勉強を欠かさないところは流石です。
十字架を溶かして作った、ラテン語で“a cruce salus”(魂の救済は十字架から生まれる)、
“decus it tutamen”(救済の装飾と手段)、“dei gratia”(神の恩寵により)と刻まれた弾丸と、
ただの水を聖水に変える力があると言われる十字架を持って、さあ悪魔退治です。
一方アンジェラはイザベルが落ちたプールへドボン。二人揃ってドボンする姉妹も姉妹ですが、
毎回大変なことになるこのプール管理者も頭が痛いと思います。
さて乗り込んだコンスタ。いきなり椅子に乗って自己紹介かますので何かと思ったら、
ライターをスプリンクラーにかざしています。
当然水が降り注ぐわけで。
実はそれは、チャズが十字架を入れて聖水に変えていたものでした。
いやー、いきなり何してんのかと思ったよコンスタ。椅子に乗って自己紹介して、ライターの火を
スプリンクラーにつけてれば誰だって頭おかしくなったかと思うって!
で、アンジェラにはもうマモン?が乗り移っていたわけですがそれを何とか祓って落ち着いた
ところに、チャズが何者かに襲われて命を落とします。
最高ブチ切れMAXモードのコンスタは、両腕にある紋章を使ってその敵の正体を強制的に
具現化しようとしますが、彼の頭を踏みつけて現れたのはなんと、足が外反母趾ぎみの
ガブリエル。あんた靴ちゃんとしたの履きなよ。
ここで本来の姿に戻ったガブリエルを見ることが出来ますが、なんか両手にいっぱいタグ
つけてるんですけども。タグ愛好家?右手に5つ、左手に7つ?くらいくっついてます。
圧倒的な力の差で吹っ飛ばされたコンスタは、ある奇策を思いついてルシファーを呼び出し
ましたよ。このルシファー役のおっさんがかわいいんだ。
しかも仕事が忙しいとか言うてますよ。確定申告ちゃんと行ったか?
コンスタの魂が手に入るということでもう心はウキウキウォッチング。小刻みに手を叩いたり
リズムをとったり、もうクリスマス前の子供のごとくおおはしゃぎ。ここは一発後ろからぜひ
ひざカックンをお見舞いしてみたいものです。
つかコンスタのたばこの火くらい悪魔の力でつけてやれよ。何手動で付けちゃってんだよ。
にしても外反母趾のガブリエルといいルシファーといい、はだしがデフォみたいですが
ケガはしないんでしょうか?ドラえもんみたいに地面から数センチ浮いてるんでしょうか?
それとガブリエル、アップになって思ったのですがなんか鼻の頭の形が変。溝がついてる。
さてルシファーはコンスタから槍のことを聞き、顔は余裕あるもののかなり真剣な感じで
ガブリエルから息子をさらい、地獄に叩き落します。でもってガブリエルはやりすぎて羽を
焼かれてプールへドボン。だからプール管理者のことも少しは考えろと。お前らはあれか、
トイレにドボンでも宣伝したいのか。それセボンだから。
戻ってきたルシファーは、槍のことがあるからか、コンスタの願いをひとつ聞いてやると
いいます。悪い奴でも大物になるときちんと義理を通すといいますがまさにその通りですなぁ。
で、イザベルの魂を天国に送ったようですがえらいあっさり。
「ん、送った」みたいな感じで。なんかかわいいぞこの親父。
というかこんな軽いノリの人が地獄を統治しているかと思うと、ちょっと地獄に行くのが
楽しみですね!(行くな)
そして息絶えたコンスタを口笛ふきふき引っ張っていくルシファー。コンスタが物にブチ
あたろうがなんだろうがおかまいなし。
しかし突然彼の体が重くなります。何をしても持ち上がりません。
そして光が差し込んできました。
そう、「sacrifice」。ガブリエルがどんなに提案しても跳ね除けてきたそれを、コンスタンティンは
最後の最後で成し遂げたわけです。
ここでコンスタが中指立ててそれはそれはすばらしい笑みを見せてくれるわけですが(まさに
フ×ッ×ン)、右手の腱切れてたよね…?なんか原作情報によると、これは神様がルシファーに
対してわざとやったみたいです。何やってんだあんた。
ところがどっこい釣り上げた獲物をそう簡単に逃すルシファーではありません。
もう少し生きろ、と、肺がんの素?を取り上げて去っていきました。うお、味なことするねぃ。
生き返ったコンスタと目を覚ましたアンジェラ。コンスタは人間になったガブリエルを殴り飛ばした
後アンジェラとともに立ち去っていきますが…。おおい、チャズすっかり忘れ去られてますがな!
つかこのプール朝になったら大騒ぎやろ。ガブリエルもそこで水に入っていかない!
事件が解決してコンスタは、君に贈り物があるといってアンジェラをひそかに喜ばせた後
槍を押し付けて立ち去っていきます。誰かこの男をJAROに通報しとけ。
そして…。スタッフロールが出始めても席を立ってはいけません。
ステキな「The end」が待っています。
ちなみにルシファーとはさまざまな物語に登場するように、最初は神に仕える天使だった
ものが、反逆を試みて神の怒りを買い、地獄に叩き落された堕天使です。
イザヤ書の第14章にこのような記述があります。
「輝く者、夜明けの子よ。ああ、あなたが天から落ちようとは!諸国の民を無力にさせていた
者よ、あなたが地に切り倒されようとは!あなたは心の中で言った。『わたしは天に上る。
私は神の星の上にわたしの王座を上げ、北の最果ての会見の山に座すのだ。わたしは雲の
高き所の上に上り、自分を至高者に似せる』と。しかしあなたはシェオル(注:地獄の意味)に、
あなの最果てに下ろされるであろう。あなたを見る者は、あなたを見つめ、あなたを念入りに
調べて言う。『これが地を動揺させ、多くの王国を激動させていた者か。産出的な地を荒野の
ようにし、その諸都市を覆し、その捕らわれた人達のためにも故国への道を開かなかった者か』」
(参考:聖書)
この後もかなり続くのですが割愛します。
つまりルシファーは神から呪いの言葉を投げつけられたという感じですな。ちなみに「あかつきの子、
ルシファーよ」という呼びかけもあります。明けの明星つまり金星のことをさしてルシファーと
言うみたいですね。これは、日の出直前まで輝いている金星を例えたものでしょう。
この映画は面白かったです。DVDが楽しみです。
それと、この映画より、CMで流れた海賊版撲滅キャンペーンのCMの方が怖くて
直視できなかったことを付け加えておきます。怖いんじゃ!
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