多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル


ミッション:インポッシブル
ゴースト・プロトコル

12/28鑑賞

 いやー相変わらずのアクション。前回よりまして面白かったと思います。
 今回この映画を見るのに覚えておくべき情報は一つ。
 イーサンは前回の終わりで、結婚した奥さんジュリアに自分はIMFの人間、と本当の
ことを打ち明けていた、ということです。
 つか前回のレビュー読み返してみたけどこの頃はまだメモ取りながら映画見て
なかったせいか、短いなぁ…。いや突っ込みどころを書きたいがために話の内容を
ガッツリ書いてしまう今が悪いのか。←どうでもいいわ。

 今回は冒頭からしっかり見ておかないと、それぞれの行動の意味がわからなくなる
部分があるので気をつけましょう。

 ブタペストにて、ある情報を盗み出したスパイが一人逃走中。
 この人、敵が近づいたらわかる装置を持ってたらしいんですが、ハッキリいってその敵が
目の前にきてから装置が反応しても遅いと思うんですけど。
 誰だこの装置作った奴は。
 少なくとも20メートル先くらいから感知とかできんのか!(システムの構成的に無理)
 彼はやってきた女に撃たれてしまいます。
 装置の画面には「暗殺者モロー」の文字が。
 うん、めっちゃ遅い!
 こうしてこのスパイが奪ったらしき情報は、暗殺者モローの手に渡ってしまいました。
 いきなり冒頭からミッション大失敗ですがな。

 場所変わってモスクワのとある刑務所。
 おい、壁に向かって石投げしてる奴。うるさいぞ!(主役なんだよ!)
 この後展開される刑務所内でのやり取りにずーっと石投げる効果音が響きまくってんじゃ
ねーかよ!集中できんわ!
 この刑務所のゴロツキどもが収容されているドア、それがいきなり開いて大混乱に。
 それはこの、石を投げていた囚人を出すためのものでした。
 …つかイーサンなんですけどね。
 彼はなぜかいきなり、逃走経路の出口に向かわず、囚人の収容されているドアを開けろと、
この作戦を実行していたベンジーに要求。
 ある囚人を連れていくためでした。
 情報屋である…誰でしたっけ?ラーメンズの髪がぼわわっとしてる方。(似てるのは髪型だけ!)
 あ、ボグダンか。
 それを連れて逃げるイーサン。
 脱出劇が鮮やかでかっこいいですねぇ。
 まあ看守の方は囚人と乱闘でそれどころじゃないけど。
 穴をあけて待ち受けていたのはジェーンでした。
 穴が開いたのに感心してそれを覗きこんだボグダンをイーサンがサッと後ろから引っ張って
退かせるのがよかった。ワイヤー飛んできて危なかったぞおい。
 この後爆破して逃げようって感じなんだけど、えらい導火線長いなぁ、どこまで引いたんです?
とか思ってたらOPのための導火線だった!(気付こうよ!)

 ボグダンを別のグループに引き渡した後、ベンジーはなんでイーサンがロシアの刑務所に
いたか尋ねるけど彼は答えない。
(後でわかるけどこれも彼自身の重大な任務の一つだった)
 代わりにイーサンは自分を呼び出すなんてよっぼど緊急のことなんだろと言うわけですよ。
 そこでベンジーは、あるファイルを取られたということを話します。
 冒頭で失敗していたスパイはハナウェイという名なんですけど、彼は、「コバルト」という名の
男に渡されるはずだったファイルを奪う予定だったんですね。
 で、それを奪ったらモローに奪われたという、奪って奪われてみたいな、スリが通行人の財布を
すったらひったくりにあった的な話です。(おい)
 この時ベンジーやジェーンも一緒に任務についていたんだけど、ハナウェイは人物認識できる
コンタクトレンズを目にはめていて、それでファイル持ってる奴を認識してファイル奪ったらしい。
これが、モローを認識して警告してきたけど遅かった理由か。目で見ないと認識確認できないなんて
面倒くさいなぁ…。
 ハナウェイはジェーンに、言えばよかった、君が美しいってと、なんだか風祭警部のようなことを
言って死んだのでありました。(こっちは本当に死にました)
 ジェーンとしてはモローは憎い敵なわけですね。いろんな意味で。

 イーサンはモロー知ってるらしい。報酬はダイヤでという殺し屋らしいです。
 さらに、ミッション失敗したそのファイルというのは、核ミサイルの発射コードとのこと。
 あーなんだか面倒くさいことになってきた…。
 これをコバルトが入手しようとしているっぽい。
 で、イーサンは公衆電話(に見せかけた組織との連絡手段)のとこにいって次のミッションを
聞いてるのだけど、その間にベンジーとジェーンは、奥さんと別れた後姿消してその後不明とか
個人的な暗殺に走ったらしいよとかいろいろ噂してます。
 君ら一応スパイなんだから、噂にしても安易に情報もらすのやめなさいよ。

 コバルトの情報を得るには、クレムリンというとこに潜入しないと無理と言われる。
 ここらへん、流れがちょっと乱暴だけど、クレムリンというのはロシアの中枢で、そこに行けば
コバルトに関する情報あるっぽいよ!ということらしい。
 ただまあ中枢なだけに、警備としてはかなり厳しいでしょうが。
 で、この内容は5秒後に消滅するということでイーサン、車に戻りかけるんだけど、また電話の
とこに戻ってきて叩いて壊してる。
 …ロシア製だから壊れてて発動しなかったとでも言いたいんだろうか?いいけど。
 
 そういうわけでミッション開始なわけですよ。
 イーサンとベンジーが変装して潜入、ジェーンは風船でカメラを内部に潜入させる。
 中に入った後、イーサンは個人情報が入ってる部屋に潜入するのだけど、この仕掛けが
面白かった。すごいアイディアだなと思って。あとベンジー、不用意にカメラの前に立つなよ。
お前の顔のドアップがスクリーン映ったらごまかしてる意味ないだろうが。

 そういう苦労して部屋に入ったのにコバルトに関する情報はナシ。さらに何者かが
彼らが使ってた無線で「リーダー、爆弾仕掛け終わったよ」とか言ってくるわけです。
 銀ちゃん!誰かが私のこと呼んでるアル!(そっちのリーダーじゃない!)
 途端にクレムリンの中は非常態勢に。
 あわてて脱出するイーサンは途中でトランク持った男とすれ違う。
 どう見ても恰好的にこいつが怪しいと思うんだけど…。(周囲は皆軍服の中、こいつだけ
スーツ)
 外に脱出したイーサンですがその途端爆発が起きてふっとばされてブラックアウトですよ。
 目が覚めたら病院…ではあったけど、彼は手錠で拘束されてた。
 刑事かと思ってたら諜報員(まあ刑事みたいなもん)のおっさんが、イーサンをクレムリン
爆破の犯人として逮捕してたわけです。
 決め手はあの無線か。
 犯人もそれを見越してわざと言ったんでしょうしね。
 イーサンはそこでスーツの男が、何かを盗んでその痕跡を消すために爆破した
こと、それを自分になすりつけたことに気づきます。さすがそういうのは早いな。
 でもここで、諜報員のアナトリーが、カッコつけてタバコをくわえてイーサンを脅してたら、
看護師にパッとタバコとられたのはめっちゃ笑いました。
 カッコ悪ゥー!
 イーサンはカルテのクリップをサッと取って手錠を外しあっという間に逃走。さすが。
 ただビルの壁に立ってたら思いのほか高くて、それに気づいたアナトリーが余裕で「戻って
こいよ」とか言ってて。ニヨニヨしながらタバコふかしてたら、イーサンに物の見事に脱出
されてしまって、あわてて追いかけていったのも笑いました。お前はお笑い要員か!

 イーサンはIMFに電話で助けを求めます。電話はそこらの人のを取ったんだけど、
連絡した後どぶに捨てたし。人のだろうが!!!!

 クレムリンが爆破されたというニュースを見た、とあるメガネおっさんは家族に今すぐ
街を出よう、というのですが、ふと見たら家族はとっ捕まってました。はぇぇのー!!!
 イーサンらがおっかけてるあのスーツの男がメガネおっさんを捕まえにきたらしい。
 このおっさんなんか才能あるらしいな。

 イーサンの方は救出にきた車に乗ってたけどそこには長官がいました。
 クレムリン爆破をイーサンが容疑かけられてることで、IMFとしてはまずい状況にある
らしい。アメリカ政府は、IMFを切り離すことにしたらしいです。
 ここでイーサンはペンを借りて似顔絵を描き、そこに同席していた分析官のブラントに
この男を知ってるかと尋ねる。
 あのスーツの男か。つーかうまいな!
 えーと、ヘンドリクスという名らしいですが、イーサンはこいつがコバルトだ、こいつが
盗みの痕跡を隠すために爆破したんだよと言うけれど、今更言っても無理だろうなと
いうことらしいです。
 んで、アメリカ政府はゴーストプロトコルを発動、つまりIMFは実質上の活動停止に
追い込まれたわけで。
 ところが長官は、このままアメリカに帰ってもいいけど、ここで逃走することもできるよと
イーサンに言い出す。
 要するに、解決できる見込みがあるならやってもいいよ、という意味なんだろうなと
思いましたがどうですかね。
 長官は装備品がある場所を伝えたりとか、USBメモリを一つイーサンにくれたりするん
だけどこの直後、いきなり車が襲われる。
 これはコバルトらの仕業ですかね。
 ここで長官は射殺されてしまいます。
 なんと!ドロップアウトとは!
 イーサンに「君は友達だ」つーて死亡フラグなんか立てるから…。

 水中に車が転落して、何とか逃れたイーサンとブラント。
 イーサンはとっさに運転手の死体に発煙筒をくっつけて向こうに漂流させ、敵が
狙い撃ちしてる間に脱出。
 こういうとっさの機転はさすがですね。
 ブラントは、「どうして敵が狙うと思ったの」「なんでうまくいくと思ったの」とかうざい。
 お前はどちてボウヤか!

 彼らは長官が言ってた武器を隠してある列車の車両に乗り込みます。
 この乗り込む過程がちょっとギャグチックで面白かった。
 車両が動き出していて、暗証番号をプッシュした後網膜照合しないといけないんだけど、
それがえらい大変で、必死になってるイーサンにちょっと笑いました。
 何とかして乗り込むとそこにはベンジーとジェーンもいた。
 あ、そーいやクレムリンで別れて以来だな…てっきり爆発で死んだのかと。(おい)
 イーサンは誰かに連絡して、彼をドバイへ送りこめとか言ってる。
 これはかなり後になって意味がわかりますから忘れてても問題ないです。
 
 さて、ヘンドリクスことコバルトは、クレムリンから核ミサイルの起爆装置を持ち出した
ということがわかります。
 よくわかんないけど、これがあれば核ミサイルの発射コードとあわせて使えるって
ことですかね。どこのを使うのか知りませんが。
 で、そのコードはモローが持っていて、36時間でドバイにあるホテルで受け渡しをする
ことになってる、コバルトの部下もそこに向かってるから、次のミッションはこのコードを
自分らで奪うことだ、とイーサンは告げる。
 
 モローからコードを受け取ってニセモノにすり替えてコバルトの部下に届け、部下を
尾行する、と。
 おい誰だ朝飯前だよとか言った奴は。
 前もそうだけど言うのは簡単でも途中いろいろはしょりすぎな部分があるだろうが!
そんな簡単に実行できたら映画30分で終わるわ!

 ジェーンはモローを殺してやると息巻いてますが、情報源だから殺すなよーてな
感じで、部下もモローもまずは泳がせようという感じになります。
 んで作戦としては、イーサンとブラントがコバルトの部下のフリをしてモローに会い、
コードを受け取る。そしてニセモノにすり替えたコードを今度はモローのフリをした
ジェーンが本物の、コバルトの部下に渡すという内容です。
 ところがホテルに潜入してみると、細工するためのエレベーターとか防犯カメラの
回線がなんていうの、このホテルの中のサーバーでのみ管理されていて、侵入
出来ないことがわかり、外から「物理的に」サーバーをオンラインにしなきゃならないと
いう、コンピューターに弱い人にはサッパリな展開が。
 あれだ、要するに、アクションシーンの必要性ということですよ。(コラ)
 窓を切ってイーサンが外からサーバー室に潜入することになりますが、ここで
窓ガラスに張り付くグローブをベンジーが渡してくれる。
 んで行くんだけど、途中で片方壊れた。
 ベンジーてめぇ、ちゃんとしたものを渡せよ!
 根性でサーバー室もぐりこんでオンラインにした後、イーサン戻ってくるけど、ロープの
長さが足りなくて飛び込んだものの、なんか盛大にぶつかって落ちかけてた。
 まあ、ブラントとジェーンの連係プレーで何とかなったんですが。
 ヒヤッとしたわぁ…。
 ブラントは目にコンタクトレンズ入れてました。
 これで見た書類をプリンターに送ってプリントアウトできるらしいです。
 便利だなー。
 ただここでカメラを監視していたベンジーが、ブラントの部下は暗号解読のプロを
連れてきた、コードをすり替えてニセモノを渡すとバレるぞと言い出す。
 イーサンは何を思ったか、本物を渡そうと言い出します。彼なりの計画があっての
ことなんでしょうが、それに反対するブラントは受け入れられないとギャーギャー騒ぎだし、
おい話聞けよてめぇ状態ですよ。
 他に手段はないと言うイーサン。
 さらに、マスクを作ってた機械も故障しやがって、なんかグダグダな感じに。
 今回のミッションが大変だったのは半分以上機械のせいだなという気がするんですけど。
 仕方がないので変装なしでイーサンらはそれぞれ配備につきます。
 イーサンが砂よけのゴーグル持ったままモローのとこ言っちゃって、ブラントに言われて
あわててポッケにしまうのが面白かったなぁ。

 イーサンの、モローは顔を知らないはず、という読みは当たってましたね。
 どちらがコバルトの部下?って聞きましたもん。
 それをイーサンの無線で聞いてジェーンも同じセリフ言ってました。
 んでモローから受け取ったコードを本物か確認する、という名目でブラントはコードを
コピー。
 それがジェーンのトランクへプリントアウト。
 でも早々にコバルトの部下らに開けられては困るので、開け方が分からないフリを
して時間稼ぎするジェーンすごかったです。
 さらに、ジェーンの方にはベンジーがホテルの人として潜入してて、コバルトの部下らが
渡したダイヤをこっそり盗んで、イーサンらのとこに持ってくのがすごい。
 ところがここでモロー、ブラントのコンタクトレンズに気づく。
 幸いジェーンらの方は取引が終了してコードを渡してたけど、コバルトの部下はこれで
用済みとばかりに暗号解読のプロのメガネおっさんを殺していきます。これでもし何か
不都合出たら誰にも聞けないわけだけど、そこのとこはどうするつもりなんだろう。
 イーサンらの方は乱闘になってる間にモローに逃げられてましたが、ここは連絡を受けた
ジェーンがとっ捕まえました。かっこいいです。
 ベンジーが見張りを変わるんだけど。
 あーなんだろう、嫌な予感しかしねぇ。
 
 イーサンの方は逃げてる部下をおっかけてます。
 なのになぜか突然、あのロシア諜報員参上ですよ。
 構っちゃいられないので吹っ飛ばして、部下を追いかけるイーサン。
 外すごい砂嵐ですがな。
 ベンジーの方は案の定、モローから目を離して、その隙をつかれてやられました。
 おい、一流のエージェントォォォォ!!!!
 ジェーンとの乱闘になるんだけど、ジェーン、モローをビルの外に蹴り落とします。
 まあそれしかなかったというか、ベンジーが悪いというか…。

 イーサンと部下の追いかけっこは、砂嵐の中すごい迫力あって面白かった。
 イーサン、自分がゴーグル持ってたの思い出してそれをかけて追跡。持ってて
よかったゴーグル!
 相手が車で突っ込んできたりしてすごかったです。
 イーサンも車盗んで追いかけるんだけど、ぶつけて逃走不可能にしようと思ったら
相手も読んでたらしく、逃げてったのはビックリした。
 しかし。
 実はこの部下、コバルトの変装だったのであります。
 単なる核ミサイル信奉者かと思いきや、イーサンと互角以上に張り合うなんてどこの
エージェントだよ。
 つかこういう映画見るたび思うんだけど、超一流のエージェントだとか、世界最強の
相手と互角に張り合うだけでなく、その手から逃げるって相手も相当ですよね。
 今回のコバルトもただのおっさんな感じなのに。
(それ言い出したら映画終わりますがな)

 モローを殺したことについてブラントとジェーンが言い争いしてますが、二人とも
落ち着いてよく思い出すんだ!
 元々の発端は目を離したベンジーにあることを!
(新たな火種をまかないように)

 イーサンの方は皆をほっといてあるとこに出かけていきました。
 作戦変更で別の手を考えるらしい。
 んで会いにいったのはラーメンズの(もうそれはいい)…ボグダンでした。
 彼の手引きで武器屋に会いにいったのです。
 ここの目的が何だったのかよくわからんのだけど、もしかしたらある人間を引き寄せる
ためだったのかなぁ。
 交渉は失敗だったんだけど武器屋は、ロシアのポンコツ衛星をとあるインドのテレコムが
買ったという話をします。その人は軍事目的に使うとかじゃなくて単に、自分とこがやってる
テレビ局の回線のために購入したらしいんだけど。
 イーサンは、コバルトがそれを使って核ミサイルを撃ってくる可能性があると考えます。
 よくわからんけど衛星でなんか回線つないで指示を出すってことなんですかね。

 一方落ち着いたらしいブラントらの方ですが。
 ブラントは2人に重大な秘密を打ち明けます。

 少し前にクロアチアにて、ある夫婦を監視する任務についていたそうです。
 暗殺チームに狙われているという情報があったらしい。
 自分はその夫婦に警告したいという誘惑にとらわれたけれども、任務だからと黙って
監視を続けた。
 そしてある時夫がジョギングに出かけたので、自分がその監視につき、奥さんの方は
2人の部下に任せた。
 戻ってくると部下は倒されていて奥さんは行方不明、しばらくして死体の一部が見つかり、
ブラントは任務を降りた。
 夫はそれきり見てない、と言ったあと、イーサンに会うまでとブラントが言ったから、つまり
ブラントが語っていたのはイーサンの話だということになります。
 その後イーサンは暗殺に関わったと思われる人間を殺し、逮捕されてロシアの刑務所に
入れられていた、と。
 任務外の殺人だからアメリカ政府も守らなかったというわけですね。
 ブラントはずっと悩んでいたと言います。
 奥さんの死は自分の責任だと。
 うーん…。
 ただ、ここで思ったのは、イーサンがそんな無防備な男だろうか、という点なんですね。
 自分が狙われる可能性は常に考えてる人だろうから、きっと何かあったんだろうと思ったの
ですが、この時には確信に至らず。
 
 この後イーサンがブラントに対してただの分析官じゃないね、君もエージェントだねみたいな
ことを言うシーンがあるけど、何かと思ったら多分計画に参加させるためだろうなぁ。働き手は
多い方がいいもんねぇ…。
 
 さて一同は、インドに向かうことに。
 なるほど、究極のカレーを探しに!(うん、それ怪物くんな!)
 その頃武器屋は、起爆装置の行方と、あんたが追ってる男の行方が分かったよと
ロシアの諜報員に電話していたのでありました。

 計画としては、テレコムの社長のナスをジェーンが誘惑して、衛星を使うためのコードを
知るみたいな感じらしいです。
 コバルトが使う前に出し抜こう、と。
 ジェーンにモローのことは責めないが恨みは消えないよ、と声をかけるイーサン。
 ジェーンは、奥さんの敵を討った時気分は晴れた?とか聞いてます。
 お前聞くなよ。
 ブラントがこっそり打ち明けたことを…。
 死者は生き返らない、とイーサンは言います。
 そりゃそうだろうなぁ。
 それでもブチ殺さずにおられないのが恨みっていうか、愛する者を奪われた悲しさってか
そういうもんなんだろうなと思いますね。

 えーベンジーはブラントに半重力装置のついた服の説明をしてますが、グローブやら
マスク装置やら見て来たブラントは大丈夫なんだろうな本当に!という感じです。
 その気持ち、よーくわかります。
 あとベンジー、お前は「俺が守ってやる」連呼しすぎだ。そういうこと言うと大体失敗
するから連呼やめなさい!

 ジェーンはナスを頑張って誘惑中。
 ナスがセクハラかましてきたので手首決めてたら、使用人が入ってきたのでごまかして
たのはちょっと笑った。
 ブラントの方はコンピュータールームに飛び込む前に準備運動…なげえよ!早く飛び込もうよ!
信用しきれないのはわかるけどさ!
 ブラントが何とか目的地にたどり着いてゴソゴソしていると、なんか様子がおかしくなる。
 テレビ局に忍び込んだコバルトが衛星を操ってミサイル発射をしちゃったわけですよ。
 ここで普通の映画だったら「何とか発射を阻止したぞ、やったね!」で終わるのだけど、
そんな安易な展開にならないのがこのシリーズの面白いとこだと思う。
 ジェーンが無理にナスからコードを聞き出すも時すでにお寿司。いや遅し。(寒い)
 ブラントは戻れって言われるけど、装置がうまいこといかず、えらい目にあってました。
 何とか死なずに生還して、「今度は僕が金持ちを誘惑する!」と言ったのは超笑った。
言いたくもなりますわな…。

 コバルトはミサイルを発射してまして悠々と引き揚げるんだけど、イーサンとジェーンが
そこに向かい、ジェーンは中へ、イーサンはコバルトを追っかけていきます。
 さあクライマックスに向かってここからはハラハラドキドキたまにポロリのアクションだよ!
 ジェーンは撃たれながらもブラントの部下を追っ払い、ベンジーに回線を復活させてミサイルの
核弾頭を無効にする信号を送れるようにしろと言う。つまり起爆しないようにということですね。
 
 コバルトの方は全力で逃走中。こいつ、おっさんのクセに意外と速いぞ!
 駐車場にてトランクの奪い合いになり、いくつか車がボコボコに。
 これどうすんだよ…。
 トランクはあっちゃこっちゃと転がってなかなか取れず。
 ここでトランクポロリが展開されるよ!(嬉しくないポロリだ!)
 最終的にはコバルトがそれを奪ってなんでか飛び降りて死ぬんだけど。
 なんでそんなことしたんかよくわからんなぁ。
 イーサンは足をけがしてて降りてるヒマはないと判断、そこにあった車に乗り込みます。
 キーレスプッシュエンジンのクセに何故かエンジンがかかる車。(キーがないとエンジンかからない)
 まあいいわ。
 それで下に飛び降りて、車から出て彼はトランクを開け、起爆装置を解除しようとします。
 いやいやいやいや!
「ミッション完了!」とか言いながらボタンを押すな。
 巨大ロボに乗って技名叫びながらボタン押す戦隊かお前は!
 ゴーカイスターバーストでも出たらどうするんだ!
 その頃ブラントはコバルトの部下を蹴散らしテレビ局の電源を回復(ベンジーが助けに来てた)、
ジェーンはベンジーに言われた通りの動作をして回線をつなぎ、何度か「ミッション完了!」と
言ってボタン押しては空振りに終わってた恥ずかしいイーサンも、これにて本当のミッション完了と
なってめでたしめでたしなのでありました。
 それを見て死んだコバルトはどういう思いだったか知りませんが。

 駆けつけてきたロシア諜報員のえー…アナトリーは状況を見て初めて、イーサンが敵ではなかった
こと、彼が今何を成し遂げたのかを悟ります。そこらへんはさすがだな。
 なんかアンダルシア〜女神の報酬〜のラストシーンを見てるみたいだ。
 つまりイーサンが変な連絡をしていたのは、アナトリーをここに呼び寄せて、最終的にアメリカの
汚名を晴らすためだった、というわけです。そこまで考えてやってんだからすごいな。

 核が爆発しなかったミサイルはなんか建物にぶつかった後、海にドボンしました。

 それから8週間後。
 イーサンはルーサーと飲んでました。
 彼はあの後海の中をミサイル探すミッションで大変だったらしい。
 で、ここでベンジーらと落ち合いまして。
 大変な報告が。
 なんと、イーサンがコバルトとの戦いでつぶした車、保険が下りないらしい!
 アメリカ政府払ってやれよォォォォ!!!
 
 イーサンは皆に次のミッションだ、と言って、ベンジーとジェーンは携帯を受け取って帰ってくん
だけど、ブラントだけは受け取らずに去ろうとする。
 そんな彼にイーサンは言います。
 (妻の)死の確証はあるのか、と。
 この会話に不自然に挟み込まれてくる、ある映像があります。
 それを見てると多分イーサンの言葉を待つまでもなく、真相がわかると思います。

 イーサンはあるミッションのためにあの刑務所に入る必要があり(それは結果的に今回の
ミッションにつながる内容)、だからそこにうまいこと自分の希望を重ねたというか、そういう
ことにしたんじゃないかなと思いますね。
 表向きには別れたということになってるだろうけど、イーサンを煙たがる組織は奥さんを人質に
取れば有効と考える。
 しかし、ブラントが任務失敗したと思っていれば、その情報についてはいたるところから漏れてる
だろうから、裏社会で「イーサンは妻を殺されたらしい、どうやら本当の情報のようだ」って広まるん
じゃないでしょうか。そうなれば奥さんを人質に取られる危険性もなくなりますね。

 最後、イーサンに気づいて微笑みかけるジュリアの映像がすごく良かったです。
 名前変えたのかまではわかりませんでしたが、イーサンのこと、多分絶対に嗅ぎ付けられない
方法で保護してるんだと思います。
 表向き堂々と会えることはなくても、まあ何らかの方法で連絡とったり、話をしたりできてるん
じゃないかなーとは思いますね。

 そうしてイーサンはまた次の任務に。
 つか最後字幕で「シンジケートと名乗る組織が…」とか出てたけど、「ある組織が」の間違い
とかじゃなくてですか?ちゃんと聞いてなかったからもとの英語わからんけど。
 シンジケートってまんま組織じゃないですか…。いいけども。
 
 アクションがホント面白かったし、スパイとしてのいろんな工作の手際っていうかああいうのが
見ていてスカッとする作品です。
 1と2をちゃんと見てないので見ようかなぁ。
 いい作品ですね。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル