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テルマエ・ロマエ |
5/2鑑賞
アレンジがかなり入ってましたが(半分以上)エピソードそのものは、原作の面白いとこ
全部入れてあるので、悪くないと思いました。
なんでキャストに日本人を使ったのかよくわかんないけど、それも含めてのコメディ映画
なのかなぁって感じですかね。
さて物語はヘタリアのじいちゃん、ローマ帝国の時代です。
こーのー世の天国とはー(いいから早く本編に)
ローマ帝国の始まりは、紀元前753年。
神聖ローマ帝国と混同されがちですが、まあヘタリア知ってる人なら間違わんでしょうが、
神聖ローマ帝国とはこの、紀元前に強大な支配力を誇ったローマ帝国が消えた後に出てきた
方です。
ローマ帝国の繁栄に貢献した皇帝は、その次についた皇帝によって神格化されてきました。
何やらゼウスが怒りだしそうな内容ですな。
ともかく、紀元前128年に、ハドリアヌスという皇帝がいた。
暴君として恐れられた皇帝であったが、民衆には巨大な浴場を建設して支持を得ていた
とのこと。
その時代のお話です。
ルシウスという、設計技師がいるのですが、彼は設計のデザインが古いと言われて職を
失いつつあり、にぎやかな浴場を設計できる新人技師が採用されるようになっていました。
ルシウスとしては風呂場内でワイワイガヤガヤうるさいより、静かに入りたいらしい。
そんで友人に誘われてある公衆浴場にきたルシウスですが。
うーん風呂場だから野郎どもの裸ばっかりだぜ。
さて。
その風呂場の中でルシウスは潜って静かな雰囲気を味わっているのですが、そこに
大きな穴を見つける。
なんだこれはと確認していたルシウス、その穴に引き込まれて流されました。
こうして出た先で彼は魔法を操り、メガネ小僧と対立する魔法使いに…のシリーズは
去年完結しましたね!(しかもあのルシウスは悪役じゃねーか!)
ルシウスが流されていくシーンでオペラみたいなん歌ってる人がいますが、ハッキリ
いってこの人は何の関係もないです。でもいい味出してます。
流された先で湯から上がったルシウス。
そこはなんと、現代日本の銭湯でした。
ルシウスに対して驚いてるおっさんが、ちょうどいい位置にいるなぁ。これならモザイク
必要ないね!
つーか周りジジイばっかりじゃねーか!若い男いないよここ!(何を期待してるんだ)
ルシウスは、顔の平たい民族だ、そうかここは奴隷浴場か、と考え、皆が「湯あたりした
のでは、外に出たら」と言っているのを、場違いだから出て行けと言ってるのだ、と解釈。
そうして外(正確には脱衣所)に出て仰天する。
浴場の洗面器にも驚いていましたが、扇風機や服を入れるカゴ、イベント告知のポスター
とか。あと鏡も。
なんと機能的だと驚くルシウスですが。
言葉が通じないので会話しようもなくて、外に出てみるルシウス。
うん、この国は裸だといろいろやばいから!戻って!
ここでも、道を歩いてるおばあさんがちょうど良い位置に…計算しつくされてるなぁ(笑)。
引き返したルシウス、間違えて女湯に入ってしまい、投げられた物が額にあたって昏倒。
ここで、彼は気絶してるから知りませんが、マミという女性に会います。
いきなり観察してスケッチしはじめてるし…。
で、おっさんたちが入ってきてルシウスを連れて行きます。
お前ら、連れて行くためとはいえ、着替えてる人もいるんだから女湯にノコノコ入ってきたら
ダメだろ…。
起きたルシウス、フルーツ牛乳を奢ってもらって、そのおいしさに感動。
ローマの文化が負けた、しかしそれを悟られるわけにはいかない、泣くな、とかやってるルシウス。
何をしてるんだお前は。
そうしたところでふと気づけば、ローマ浴場に寝かされていました。
湯あたりしていたらしい。
夢を見ていたのか…と考えるルシウスですが、手にはフルーツ牛乳のビンが。
夢ではなかったのであります。
それから数か月後。
ルシウスの考えた新しい浴場は大評判でした。
あの短期間で覚えたことを最大限に生かしてるのはすごいと思う。
壁には、ベスビオス火山の壁画が。
あー…それあと50年くらいしたら史上最悪の噴火起こしますよ…。
フルーツ牛乳もどきの出来上がりに納得してないルシウスが笑えます。本当にこだわるなぁ。
ちなみに手桶には「クロリン」って書いてあった。
そこまで再現しなくても…。
この風呂に入っていると、ルシウスと友人の共通の師匠さんが、自宅に風呂が欲しいと
言い出す。
この時代も風呂というのは、高貴な身分や金持ちが持つもので、普通の人達は公衆浴場に
入りに来ていました。
日本は昔からあったと思われがちですが、家に風呂があるのが当たり前になった歴史は
意外に浅く、ここ5、60年のことです。それでここまで文化発展させるんだからどんだけ風呂好き
なんだよって感じですよね。
そういう意味では、古代ローマ人と日本人というのは通じるものがあるかもしれんです。
と、ここで師匠さんが、あかすりの道具を流してしまったというので、それをとりに行って
あげるやさしいルシウス。
潜ったところでまーた流されました。
はい、オペラおっさんきました!
狭い空間に流れ着いたルシウスが出てみると。
思い切り家庭用の風呂じゃねーか!
ルシウスは機能的な風呂の構造に驚きます。
どうやって風呂を焚いているのだ、奴隷は大変だなとかめっちゃ面白かった。
シャワー、シャンプーハット、シャンプーなどいろいろなものに感心するルシウス。
で。
その家は、彼は知らなかったのですがマミがアシスタントでいっている漫画家さんの
家でした。
つーかこの漫画家さんがヤマザキさんだよ!
マミは漫画の才能がない、とムチャクチャ言われてます。
つーか才能ないにしても、原作者と組んで書くというやり方もありますけどね。
そこにじいさんが、風呂湧いたかのーとか来るんだけど。
漫画家さんに「ヨネコさん」って言ってて「私はミチコです!」って言われてるのが面白かった。
ボケてるやないかこのじいさん!
んでじいさんが風呂に来ると、ルシウスがいるわけですよ。
ヘルパーさんだと思ってるじいさんは、背中を流させるわけですが、シャンプーハットやシャワーの
使い方を知って感動するルシウス。
シャンプーハットなんか、このじいさんは平たい顔族の族長か!とか言ってるし。
うん、いや…えーと。
新八くん!新八君!ちょっとここ来て突っ込んでくれ!
マミが通りかかると、ルシウスが脱衣所で悩んでいたの超笑った。
で、彼女はインパクトある主人公これや!てな具合でスケブを取りに戻るんだけど、その間に
ルシアスはそこにあった殺虫剤を顔に向けて噴射してしまい、あがいてるうちにローマに戻ってた。
ひと月後。
師匠の家で風呂が完成してました。
再現度たけぇー!
珍しいから見物客来てるらしいんだけど、よく考えたらこれ、外に設置されてるから、丸見え
じゃねーか!ううーん…。
ルシウスの名声は響き渡り、ローマ一の建築家として、奥さんもホクホクという感じらしいの
ですが、何が不満なんかルシウスは、子供を作るのを拒否してて、奥さんプンスカです。
つーか奥さんに愛情があるように見えないんだけど、なんでこの人結婚したんだろう…。
(原作では仕事が忙しくなって放置しすぎて離婚された)
そこに、皇帝が呼んでいると、アントニヌスという偉い人がやってきます。
公衆浴場にやってくると…おっと、SPECの吉川さんじゃないですか!生きていたんですね!
誰かのスペックでこの時代に飛ばされてきたんですか!?←違う。
彼の名はケイオニウス。女たらしのどーしよーもない奴です。でも一応偉い人。
ケイオニウスが待っていて、この先に皇帝ハドリアヌスがいる、と。
ルシウスが中に入ると皇帝がいて、ここを少し直したというんですね。
ルシウスの設計も大変に素晴らしかったけど、皇帝が直したことで、月明かりが入り素敵な感じに
なってるらしい。
皇帝はルシウスに、風呂は騒がしく入るもんじゃなくて、安らぎを与えるものだと言い、ルシウスも
共感する。どうやら彼は皇帝に気に入られたようですな。
そんでルシウスは、皇帝が旅に出てたのは、平和を維持するための視察だったのを知り、
彼の慧眼に驚きます。
でもって、自分のために風呂を作って欲しいという皇帝。
斬新な要素が欲しいと。
そんなもんお前、デザイン募集とかしろや。(何言ってんだよ)
さて、今回はものすごい重い任務です。
悩むルシウス。
深夜ウロウロしていて、平たい顔族に助け求めよう!と走っててコケて川みたいなとこにドボン
したの超笑いました。何してんだよお前は。
…マミ、風呂の湯を入れながら寝ちゃってますがな。
ここはシステムバスとかの展示コーナーなんですが、湯をはろうとして寝こけてたらしい。
上司に怒られてます。
そこにルシウスがドボン。
ジェットバスに驚くルシウスですが、上司は彼をマミが男連れ込んだと勘違い。
男連れ込むにしてもいきなり風呂に入れるアホがおるか!!!!
もうちょっと普通に考えろ!(普通の人は空中から男が現れた、とか考えないから!)
本格的に風呂に入りだしてしまうルシウス。
マミ、引っ張り出してそばにあったガウンを渡してますがな。
で、ルシウスは勘違いして、文明を案内してもらおうってんでマミを連れまわすことに。
便器の展示を興味深く見ているルシウス。
マミ、キャラ立ってるわーと感心してるけど、それどころじゃない気がするんですが。
次にお風呂の展示を見に行って、アロマキャンドルや、クラゲの展示に癒されるーとか
なってるルシウス。
ここで彼はトイレに行きたくなって案内してもらうんですが、フタが(当然ですが)あるので、
自分のような、今すぐ用を足したい人間には邪魔だ!とかいってると。
近づいて自動的にフタがあがったので驚く。
さらに音楽も流れ出したので、「フタをあけて音楽を流すのに何人奴隷を使っているのだ!」と。
超笑いました。
でも仕組みが分からないと確かに自分の持ってる知識総動員することになるから、そういう
ことになるんだろうなとは思うけども。
また、いろいろ印刷してあるトイレットペーパーも、用を足しながら読むものだったのか、と
いたく感心。
つーかあれ思うんですけど、あまりにも素敵なデザインだと使うのもったいないっていうか。
使いづらいというか。どうなんだろう。
ルシウスはここでしりふきを探すがない。で、ウォシュレットの表示に気づいて恐る恐る押して
みると。
快適さに大感動ですよ。
もう表現方法が面白い。
感動して泣いちゃってるもん。
ラーフラさん!対抗するためにラーフラさんを呼べぇ!(by聖☆おにいさん)
あと、この時代のトイレはルシウスも言ってる通り、おしりをスポンジのようなもので拭くのが
一般的。ただ、下水道は発達していたので一応水洗ということになります。ちなみにここまで
トイレが発達していたのも古代ローマだけ。
マミの方は、ルシウスが消えたので何とか助かった形ですが、騒動起こしたのでクビに
なってしまいました。彼女に残ったのは、ルシウスが渡したコインと置いていったトーガのみ。
ルシウス、ローマに戻ってまいりました。
そして数ヶ月後、完成した風呂に満足な皇帝。
この泡は下から奴隷が空気吹き込んでるらしい。こっちの方が大変やないか!
トイレの水洗も誰かがやってるらしいですね。
ううーん…。
皇帝はルシウスに褒美をやって、妻をいたわれと言ってくれますが、彼が帰宅すると奥さん、
友人と絶賛浮気中でした…。
会社をクビになったマミは、実家に戻るのですが、なんとこれが旅館だよ…。今後の展開に
関わってくる伏線がこんなにあからさまなのも珍しい。
ここに天狗の湯というのがあって、常連客のじいさまら数人がいるんですが。
長老と呼ばれてるじいちゃんが、「今、川が見えた」とか言ってて、いかついおっちゃんに「それ
三途の川だ」とか言われてたの笑った。
マミは、そのメンバーの中の、教授というじいちゃんにルシウスのコインを見せる。
すると教授はラテン語だという。
ルシウスが来ていたトーガも、古代ローマのものだと。
すごいですねぇ。
その頃皇帝はエジプトにきていました。
で、また皇帝の使いがルシウスを呼びに来る。
なんでも、皇帝が可愛がっていた少年が死んで、皇帝がしょんぼりしてるから元気づけて
やってよということらしいです。
別の少年をあてがえ!(コラコラコラコラ)
皇帝のとこに行くと、ナイル川からワニ連れ帰ってきたとか、甘い果実を食べたとかウダウダ
言ってる。あ、ダメですねこれ。(諦めないで!)
しかしワニが弱ってきたので、このワニが死ぬとき自分も死ぬのかも知れない、とまるで
どっかの「最後の一葉」みたいなことを言いだす皇帝。
マミの方は、トーガが本物であるとわかって、自分が出会ったのは本物の古代ローマ人かと
驚く。
さらに、彼女がいる場所に現れるということもわかります。
長老が運命じゃ!とか言ってますが…。
ところがこの時マミには、見合いの話が持ち込まれていました。
このままでいても将来どうなるかわからないと思ったマミは見合いの話を受ける。
アントニヌスは、皇帝には何とか立ち直ってほしいみたいなことを言ってまして、ルシウスに
壊れた風呂を直して欲しいと案内してくるのですが…。
まあ案の定またおぼれました、ルシウス。
この後、オペラおっさんが完全にくつろいでいて、あわてて上着羽織って歌いだすのめっちゃ
面白かったです。このシーンのために今までのがあったんだなぁと思って。
ちなみにルシウスが現れたのは、子宝祈願のお祭りしてる場所だったんですが、現れた
のもつかの間、女性らに抱き着かれておぼれ、再度また流されていきました。
このシーンは必要だったかなぁ。原作にも確かにあるんですが、特にこの映画にはかかわって
こないのだから、バッサリやっちゃってもよかったかなとは思うんですがね。まあ、オペラおっさんと
あわせて、お遊び的な演出、ということにしておきましょう。(偉そうだなオイ)
次にルシウスが現れたのは、ワニが飼育されているとこでした。
もう風呂関係ねぇぇぇ!!!
マミは見合い相手といたんですが、ルシウスに気づく。
この見合い相手、ここの動物園のオーナーか何かですかね。
飼育員から鍵渡してもらって素早くあけてルシウス助け出してたけど。
ルシウスはもうマミのことを覚えていますから、ここも案内してもらおう!と抱きかかえて歩きだして
います。つーかどこにいってもマミがいることに疑問はないのかよオイ。
この後ルシウス、植物園を歩いていて、パイプに気づき抱えてたマミを落とすのが面白かった。ひでぇよ!
パイプの中にお湯だと思うんだけど、これを循環させて温度を保っているのだと感心するルシウスは、
そこに皇帝が食べたと言っていた果実がなっているのに気づく。
バナナでした。
今のバナナって品種改良されていて、タネがあまりないようになってんじゃないっけ。
まあいいわ、それで、タネがあるのに気づいて彼は、何としてもこれを持ち帰ろう、そうして果実を育てれば
皇帝も元気になるのではと考えます。
が、マミはもうデートする気満々で彼を連れて行く。
足湯みたいなとこにつれてきて温泉まんじゅう食わせてますがな。
あと弓矢のゲームとか。
したら、サルがバナナを取って逃げるのを目撃、ルシウスおっかけていきます。
何してんだよおめーはよ。
外に出て露天風呂にやってきたルシウス、入ってみます。
こういう解放された風呂もいいなぁとか言ってたら、そばに流れてる川でバナナを見つけたルシウス。
つーかもうマミどうすんだよとか、なんで追いかけてたのに風呂入っちゃうんだよとかもろもろの
突っ込みすっ飛ばして、バナナを追いかけて川の中に入ったルシウスは流されて古代ローマに
戻ってまいりました。
ルシウスのお風呂で元気になった皇帝。
死んだ少年の石像も作らせたしワニも元気になったし満足満足みたいな。
しかしルシウスは、これらは自分のアイディアではないことを気にして、皇帝に全部打ち明けようと
するのですが、そこに、このあたり一帯の抵抗勢力が反乱を起こしたという報告が入り、皇帝は
急いで出かけていきます。
この頃、ここら辺の蛮族の反乱にあい、手を焼いていたらしいです。
ローマ兵士は疲弊しており、状況的にも劣勢らしい。
そんなおりルシウスは皇帝から、ケイオニウスを養子にしようと思う、という手紙を受け取る。
彼が女好きでだらしないことを知っているルシウスは一抹の不安を覚えます。
そして、ケイオニウスはまだ民衆の支持を得られていないから、ルシウスが手伝って、民衆向けの
浴場を作り、人気が得られるようにして欲しい、と手紙には書いてありました。
責任重大すぎるやないか!
悩むルシウス。
辞退したら皇帝の意にそむくことになるぞ、とケイオニウスも言ってくるのでますますプレッシャーです。
そんなところに、ルシウスのせいで仕事が激減した!という技師が襲いかかってきて、ルシウスは
側にあった井戸にドボン。
うーん。
目覚めたルシウスは、寝かされている場所が温かいことに気づきます。
現代の日本で、彼は知らなかったけど偶然にもマミの旅館の湯にきてました。
打った腰も痛くないことに気づくルシウス。
あと、この湯は傷にもいいと知り驚きます。
で、おっさんらに温泉卵を進められて食べ、感動するルシウス。
そりゃあおいしいだろうなぁ。
「うまっ!」っていうシーン面白かった。
そんで、ヤクザみたいなごっついおっちゃんがドブロクを出してくるのだけど。
腐ってた!
めっちゃ腐ってた!
毒を飲まされた!とあわてるルシウスはフラフラと歩いていき、古代ローマ語を練習していた
マミのとこへ。
マミ、驚いてそこの湯を飲ませます。これは解毒の作用があるらしい。
すごい展開だなおい。
ラテン語で、これは解毒の作用がある、と説明するマミ。すごすぎます。
ところがルシウス、酒が回ってきた!とまーたフラフラして、今度はマミごと湯にドボンですよ。
何してんだてめぇ。
ローマに戻ったルシウスですが、マミが一緒にいてビックリ。
女好きのケイオニウスが嫌がるマミを連れて行こうとするのだけど、やってきたアントニヌスが
これを助ける。さすがです。
ただ、これでアントニヌスはケイオニウスに怨みを買う形になってしまいました。
何事もなければいいのですが…。
ちなみにここのマミとケイオニウスらが会話してるシーン。
右上に「バイリンガル」の文字が。別にいいから!こいつら日本語話しててもおかしくない人たちだから!
ルシウスはともかく、ケイオニウスのためには浴場を作れない、断りに行くといってて、マミは
それを止めるのですが。
自分を殺してまで生きたくないというルシウス。
マミが言うとおり、現代ならば、したくない仕事もしなければやっていけないですけど、この
時代であれば、つらくても信じる道だけ進むってのは容易だったかもしれませんね。
えー、ここからのシーンしばらくは少しシリアスな内容になっていきますのでちょっとダレる
かもしんないです。
現代の方ではおっちゃんたちが、消えたマミを探してお湯に飛び込んでました。
つーか!ドブロクのおっちゃん!腐ってる言いながら飲んだらあかん!
ルシウスを追いかけて見失ってしまったマミは、広場でお偉いさんが、アントニヌスが
遠い場所に派遣されることを発表していたのを聞きます。
ルシウスが皇帝に会いにやってくると、皇帝はすっかりやつれておりました。
で、彼はキッパリとケイオニウスのために浴場を作ることはできないと断り、皇帝も以前に
助けられた恩があるからと、ルシウスのこの行為を許します。ただし二度と顔を見せるなと。
ルシウスは帰る途中山を通って、地面が温かいのを発見する。温泉がある場所なんでしょうね。
で、彼が帰宅するとマミが、アントニヌスの話をしてくる。
史実では、ケイオニウスがそこに派遣され、病没したことにより、次期皇帝はアントニヌスに
なるらしい。
つまりマミがいたせいで歴史が変わってしまったと。
このままではケイオニウスが後継者になるとあわてるマミですが。
まあルシウスに意味がわからないのも仕方がない。
マミは、このままではハドリアヌスの神格化はなされない、歴史から彼の業績がすべて
抹消されると訴えかけます。
ルシウスは一応ケイオニウスに、もし次期皇帝になったら、ハドリアヌスを神格化して
くれるか、と聞くけど、鼻であしらわれてしまいました。
さらにケイオニウスに技師の才能を散々いわれて落ち込むルシウスにマミが、技術は
自分たちのものでも、悩んだ末にそれに出会い導き出した答えなのだから恥じることはない、
と励まします。
勇気づけられたらしいルシウス、アントニヌスの派遣を阻止できればいいんだなと確認。
そうして彼は密かにアントニヌスに会います。
この後彼は殺される危険を顧みずに皇帝に会いに行く。アントニヌスの使いだと言って。
で、彼からの「この場所に浴場を作って兵士らの癒しとしてはどうか」という提案を
伝えるのであります。
まあ皇帝も気性は荒いけどアホなわけではありませんからこれを承諾。
そうして浴場を作ることに………2人でか!
誰か手伝う奴はいないのか!
そこに何故か突然やってきたマミの父親とかおっさんら。
あ、流されたまま忘れてた…。
奴隷みたいな扱いで働かされていたらしい。
まあ人手としてはないよりマシか。
つーか長老「ここがあの世か」とか言ってるが大丈夫かこれ!
マミは父親らから、浴場をここに作るのは何年かかるかわからんが、小屋を作ったら
どうかと言われる。
地熱を利用して体をいやすあれですね。
こうして少しずつですが小屋が作られ、兵士がどんどん運ばれてきて。
兵士らも手伝うようになって、あたり一帯湯治場みたくなってたのはよかった。
同時にローマ帝国の勢力も戻り、ローマは勢いを取り戻します。
マミは夜、入浴の為の注意事項などを絵で描きながら、本当は夢をあきらめようと
していたけどもう一度もがいてみるよ!とドヤ顔でルシウスに…あ、ダメだこれ、全然
聞いてませんね!
ローマ軍が勝利して、夜、マミとルシウスは星を見上げていました。
いい雰囲気なのがいいですねー。
北極星を教えられてマミ、2000年前からあるんだとか言ってるけど、もっと前から
ありますから!突然2000年前にあらわれたわけじゃないから!
マミから、彼女の時代では皇帝の偉業が世界中に広まっていると知り、なんだか嬉しそうな
感じのルシウス。さらに自分の風呂も残ってると言われて、皇帝のことが知れ渡っている
だけで充分だ、と結構謙虚です。
さてここの会話中に、後ろで騒いでたおっさんらが突然消えています。
焚火の火がはねて目に入ったと大騒ぎしていたのがヒントであります。
ルシウスはマミに、私もまだまだもがいてみる、と言い、マミはあの時ちゃんと聞いていた
んだ、と気づく。
ちょっといい雰囲気になったのですが(ハリウッド映画だと大体キスシーンになる)、事務所
NGでもあったのか、ここでマミの体が消え始める。(事務所NGてオイ)
ルシウスはここで、帰るきっかけになったのは涙を流した時だと気づく。
マミも今感動して泣いてたから消え始めたわけですね。
おっさんらは火の粉が目に入って涙が出たから消えたらしい。
ルシウスは言います。
「きっとまた会える、ローマの道はすべてに通じているのだから」
そりゃそうだけどさぁ…。
ローマでは、皇帝がアントニヌスの提案を褒め、そしてルシウスを褒めていました。
この賢明な皇帝は彼の嘘などちゃーんとお見通しだったわけです。でも、皆のおかげと
感謝するルシウスが相変わらず謙虚でいいなと思った。
アントニヌスもローマにとどまれることになりました。
この後簡単にそれぞれの経歴が出ます。
現代に戻ってきたマミは漫画の持ち込みをしてました。
ルシウスが主人公の、「テルマエ・ロマエ」。
反応が良かったのか知りませんがウキウキしながらマミが歩いていると。
あーなんか水に落ちた音がした。
やっぱりルシウスでした。
この終わり方はよかったなぁ。
エンディングではみんなが湯に入ってくつろいでる様子が出てきます。
つーかエンディングの歌、いい湯だなを使うわけにはいかんかったんでしょうか。
あれ使ってれば完璧だったなぁー。
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