多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→崖っぷちの男


崖っぷちの男

7/11鑑賞

 これは久しぶりに言えます。
 今すぐ見に行け。
 そして、何のネタバレもなく、何の前情報もなく楽しみたいという人は今すぐこのページを
閉じて見に行って下さい。
 今回は特に全部ネタバレしようと思ってるので(笑)。
  
 何かあるだろうなと思ってはいたけれど、ここまで騙されたのは初めてで本当に面白かった
です。
 最後まで見た時観客はやっと気づくのです。
「あの時からもう騙されていたんだ」って。

 ある男がニューヨークのルーズベルトホテルというところにやってきました。
 彼の名はウォーカー。
 眺めのいい部屋をとってまったり。
 ところが彼は食事をとった後、自分の指紋をふき取り始めます。
 そうして何かメモを残し、窓の外へ。
 おいおいおい!自殺するなら宿泊料金払ってからにしてくれよ!(そういう問題ではない)
 ここのカメラワークがなかなか面白かったんだけど、下を映すとなんかヒューンってなるから
やめて!
 下にいた人達も、窓の外に男が立っているのに気づき騒ぎ始めます。
 
 ここから約一年前のことでした。
 刑務所に入っているニックという男性が、カウンセラーだと思うけど、上告が却下された
ということを知らされる。
 元の生活にはもう戻れない、25年の実刑が下るだろうと。
 ニックは元警察官でした。
 いったい何があったんでしょうか。
 そこに、警察官であった頃の相棒である、えーと…名前忘れた。
 あ、マイクか。ハーイマイク!ハーイジェーン!(英語の教科書じゃないんだから)
 マイクがやってきて、無実の罪を晴らさないとな!と言ってることから、ニックは冤罪を
訴えているのだけれどなぜかそれが退けられているという、この物語の根底になる伏線が
さらっと語られています。
 そしてニックは、彼の弟ジョーイからマイクに連絡があり、父が危篤状態であることを知らされる。
 つかここ聞き間違えて、ダッド(父)がデッド(死)に聞こえて、「あ、お父さん死んだんだ」と
思ってしまった。まだ早かった!←コラ

 マイクはニックに、もし父が死んだ時葬儀には出られるよう手配する、と言ってくれます。
 そうしてそれは本当のことになりました。
 父の葬儀の場に立ち会うニック。
 日本だとこういうのは難しいですかね。どうなんだろう。
 まあともかく、久しぶりに家族と会ったのが父の葬儀の場というあまりありがたくない
状況に置いて、ニックはジョーイとケンカを始める。
 そのどさくさで彼は、止めに入った警察官の拳銃を盗んでジョーイに手錠を外させ逃走
したのでありました。
 この機会を狙ってたんでしょうなぁ。
 まあ警察官だからいろいろ知ってるし慣れてるってのもあるだろうし。
 
 で、車で逃走したニックなんだけど、列車の前をギリギリ横切ろうとした!
 普通の映画なら間一髪すり抜け…モロに接触してますけどォォォォ!!!
 車横転して大破したよォォォ!!!!
「崖っぷちの男」、完。(まだ崖っぷちにすら立ってねぇぇぇぇ!!!)

 追いかけてた警察官があわてて探すものの、ニックの姿はなく。
 大体想像はつくと思うのですが彼は、接触した貨物列車に紛れて逃げていたのでありました。
 そうしてどこかの倉庫にたどり着き、彼は身支度を整えて逃走したのです。
 この時点でこういうサスペンスもの?アクションもの?とか見慣れてる人なら、誰か協力者が
いることくらいは察しがついたかもしれませんね。

 ここまでが一年前までの話。

 ウォーカーことニックが飛び降りようとしているホテル一帯のブロックは閉鎖されました。
 あ、あっさりネタバレしましたけどこれニックです。(早すぎるよ!!!)

 連絡を受けた刑事のドハティというおっさんが部屋に入ってくるけど、ニックは、マーサー
という刑事を呼ぶよう指示。
 ホテル一階ではマーカスという刑事が、ニックと話した従業員から情報を集めたいとか
いってました。
 ドハティはマーサーを呼ぶ間に室内から指紋を採取して身元を特定するように指示。
 でもってマーサーなんだけど、なんかえらい機嫌悪いんですけど。
 二日酔い?
 とか思ったら違った。
 精神状態があまりよろしくないらしい。
 この理由は後でわかります。

 マーサー、ダルダルな感じでやってきたんだけど、死神のお出ましだとか言われてる。
 ひどい奴だなおい。
 これが乱菊さんにでも見えるのか!(そっちの死神じゃねぇよ!)
 マーサー、ニックになんで私を指名した、と声をかける。
 ニックは、有名人だからと言いました。
 少し前に説得に失敗して、警察官が飛び降り自殺をしてしまった、その交渉をやったのが
マーサーらしいです。
 そんなあーた、人の心の傷をえぐるようなことをせんでも…。
 やり取りを聞いていたドハティも「なるほど、見事な説得術だ」と皮肉言い過ぎです。
 ニューヨーク市警は皮肉がうまくないとなれんのか!

 しばらくのやり取りの後、シーン変わっていきなり変なおじさんが出てきます。(志村けんじゃないよ)
 このおっさんは宝石商のデイヴィッドという人です。
 はい皆さん、唇をかんで「デイヴィッド!」グーッド!
 …発音はさておき、不正な資金がどうこうと言われてますが、彼のもっぱらの興味は
本日行われる、自社ビル完成パーティ。
 些細なことはどうでもいいのでありました。

 ホテルの方では、ニックと接触した職員が、チップを多くもらったんだよ、あの人の目は
正直な目をしていたよと証言中。
 一方ドハティは、指紋が一つも出なかったと言われて不信感を抱き、マーサーに知らせる。
 ここでマーサーはタバコを吸う?とニックに差し出したけれど、今ここで身元がばれる
わけにはいかないニックは断りました。
 たばこを吸うとその吸い殻から指紋採取されますからね。その辺は警察官だったから
やり方知ってるでしょうし。
 と、ここで「ニック、聞こえてるか」という声が唐突に入ってくる。
 ニックあわててマーサーから離れたところにいって応答。
 ここで初めて、ニックがなぜこんなことをしたのかという理由が見えてくる。
 彼はもちろん自殺の意思などなかった。
 耳にはめ込んだイヤホンと襟元に仕込んだマイクで誰かと話していたんですね。
 彼の話し相手はジョーイ、弟でした。
 ジョーイはアンジーとともに、デイヴィッドのビル近くにやってきていたのでありました。
 彼らが一体何をしようとしているのか。
 それが、少しずつ明かされていくのであります。

 ジョーイらはデイヴィッドのビルに屋上から侵入しようとしていた。
 ブルーシートで事前におおってあるから、中で何しようとしているかはわからないけれども、
侵入のための穴をあける時、爆弾の爆発音で気づかれる可能性がある。
 ここでニックはわざと、飛び降りるフリをして観衆に騒ぎを起こさせ、音をまぎれさせるんですね。
これは面白いなぁと思った。
 ちなみに弟とのやり取りから、あの葬儀の時の脱走劇は弟と仕組んでやったものだとわかる。
 騒ぎを起こして逃走するために殴り合いのケンカをしたらしい。
 ここから計画は始まっていたんですね。
 …と大体の人は思うでしょうが、最後まで見るともう一段階逆転があるぞ!

 ニックはここでもういいと判断したのかわからんのだけど、マーサーにタバコもらって吸って、
それを返してました。
 自分の身元を明かすタイミングが早いような気もするけど…。脱走犯とわかったら問答無用で
捕まえにくるだろうし。
 で、ジョーイらの方は中に潜入して、いろいろやってんだけど。
 どこの世界にもいるもんですねぇ。
 特ダネを狙うアホテレビ局が、ヘリを飛ばしてきてニックに接近。
 彼はヘリの風で振り落されそうになります。
 もうこんなん打ち落としたらよろしいのに。
 これはさすがに大問題だろう…。

 一方テレビを見ていたマイクは、飛び降りで騒がれているニュースを見て、それがニックだと
気付く。
 そして、一年前の脱走劇について、ジョーイ名義で借りられていた倉庫があったと知ります。
 
 ニック、マーサーにメチャクチャ怒ってます。
 そりゃそうだ。
 ジョーイの方は侵入してて…おい、なんか道具落としたぞ。
 エレベーターシャフトの下の方に転がり落ちていったぞ。
「もういらないよな」とか言ってる場合か!
 ともかく、監視カメラがある中をいろいろな道具を使って入っていくのは面白かったですね。
 警備員も、飛び降りのニュースに夢中であまりちゃんと見てないし。
 ここに榎本がいたら!!!!(by鍵のかかった部屋)

 このあとジョーイ、監視カメラに写真をセットして、自分らが歩いてもバレないようにしてるん
だけど、確認のために腰ふりダンスをしていて、アンジーに呆れられてるのちょっと笑った。
 つかどうでもいいけどこいつら、セキュリティ頑丈なビルに潜入してるのに緊張感がなさすぎる!
 ところが次の部屋にたどり着いた時に、事前に調べていた図面にないものが設置されて
いる、とジョーイがニックに報告。
 アンジーは熱センサーよ、見たことがあると言う。
 昔豪邸に忍び込んだら、天井に設置されていたって。
 侵入の常習犯かてめーは!!!

 ニックの方はマーサーと話をしている最中で、突然隠れて会話するわけにもいかないので、
マーサーとの会話でうまくごまかしながら対処法を伝えるのが面白かった。
 というわけで、消火器で熱センサーを冷やしながら突破というものすごいことをするジョーイら。
 で、ニックの方は身元が判明してたのですが、その一方でマイクはジョーイが借りていた
貸し倉庫に潜入。
 ある事実を知ります。
(ここは今の時点ではやってることの意味がわからなくても、後で思い返せば何をしていたか
わかります)
 つかジョーイも、こういうことになった場合を想定して、証拠物件はもっと別なとこに隠して
おけばよかったのに…。
 マーサーはニックに、あなたディヴィッドのダイヤを盗んだ逃走犯ね、と語りかける。
 ここでディヴィッドとニックのつながりが判明しましたね。
 今ジョーイらが潜入しているビルはディヴィッドのもの。そして、道をはさんだこのホテルも
ディヴィッド所有。
 マーサーは、ここで騒ぐことで自分の無実を主張、証明したいのね、といい方向に誤解して
くれました。
 や、結果的には確かにそれで間違ってないんだけど、今ニックがやろうとしていることは
ちょっとだけそれとは違うから。

 マイクはジョーイの倉庫から持ち出した書類を焼いてました。
 で。
 マーカスはニックの身元が判明したことで不安に思ったのか、ディヴィッドのビルに入りたいと
連絡。
 下を見てニックは、警察がビルに向かっていることを知りあわてる。
 だから身元を明らかにするのが早すぎる言うたやろが!
 ニック、ホテルの角まで歩いていって、紙幣をばらまきました。
 なるほど、うまいな。
 でもあまり時間稼ぎになってなかったけど!
 ジョーイらは、侵入しようとしていた形跡がバレてはまずいので、あわてて道具とかを片づけて
通風孔に隠れる。
 ここは面白かったなぁ。本気でハラハラしました。
 あと、「機械がくっつかない!」と騒いでるんだけど、これは金庫を開けるためのパスワードを
読み取るカメラだったらしいです。
 で、マーカスが入ってきた時に、熱センサーから水滴が落ちかけるんだけど、やばい、気づかれる!
と思ったら間一髪彼が動いたので、水滴は床に落ち、気づかれませんでした。
 こういうとこがなかなか面白い演出でした。

 ディヴィッドの方は、騒いでるのがニックと知って、逮捕されるか飛び降りるしかないだろ、という
感じ。
 で、マーカスにすぐ捕まえろ、でないと警察に圧力かけて駐禁取り締まりにさせっぞ、みたいな
脅しをしています。
 
 彼らが去った後、ジョーイらは再び潜入作業を開始。
 ここに榎本がいたら作業楽になっただろうなぁ…。(彼は今国外旅行中ですから!)
 マーサーの方は、突入部隊が用意されたと聞いて驚く。
 ニュースではニックが過去、ディヴィッドのダイヤを盗み、売りさばいたという報道がなされて
いました。
 ニックはマーサーに、ディヴィッドのダイヤを運ぶアルバイトをしていて、本人とダイヤを無事に
送り届けた直後、2人組の覆面男に襲われ、気づいたら自分が盗んだことにされていたと話す。
 なるほど、何か見えてきましたね。
 ディヴィッドの話っぷりからして、ダイヤを盗まれたことにして自分はかけていた保険金をせしめる。
それで会社の危機を建て直し、ビルも建てて順風満帆といったところなわけですか。
 また、警察内部に犯行にかかわった人間がいる可能性もありますね。でないとニックの訴えが
一切聞き入れられず棄却されるのはおかしい。
 マーサーは、そこまで言うなら調べてみるけど嘘だったら私が突き落とすわよ、と言う。
 なんだかんだいってやり手ですなぁ、この人も。

 ホテルの下ではマイクが書類を持ってやってきて、ドハティに渡すと言う。
 ただし、上がる途中不自然に何枚か書類を隠してました。
 ここの時点でこいつがニックの事件に関わってる可能性はなんか出てきましたね。
 
 さて。
 マーサーの方はある重要な情報を手に入れます。
 警察官が証拠として押収したコカインを横流しするということが発覚したのだけれど、それに
関わっていたとされる、ウォーカーという名の警察官が殺された。
 ニックはウォーカーが横流ししていた犯人だと指摘していたんだけど、これによってニックを
恨んでいた仲間は結構いただろうということで、つまり、ディヴィッドの件と絡んではめられた
可能性が出てきたわけですね。
 ちなみにこの話をマーカスにしても彼は全然信用してなくて、突入部隊用意してるから、
ばっかりです。
 誰かこいつを放り出せ!

 ジョーイらの方は、アンジーが通風孔から金庫の中に行く予定だったんだけど、狭い、怖い
とか言い出して、さっきまでの威勢はどこに!?といった感じです。
 ニックのとこにはあの、彼はいい人だったと証言していた従業員がご飯持ってきてくれて
渡していました。
 警戒の強いニックがなぜ彼からだけはきちんと食べ物を受け取ったのか。
 後でわかります。

 アンジーなんとか中に入りまして、センサーの配線を解除しようとするんだけど。
 ニックは、赤いコードを切れ、とアドバイス。
 あの…使ってるライトが赤いせいで、全部赤く見えるんですけど。
 普通の色のライト持ってないのか!
 誰だこの赤いライト準備したのは!!!!
 一番濃い赤色のコードを切断したアンジーですが、直後バランスを崩して落下。
 心配したジョーイは、暗証番号を解除して中へ。
 センサー解除がうまくいったからいいけど失敗してたら警報鳴り響くやろが!もっと
行動慎重になれ!

 この後金庫を開けて二人は例のダイヤを探します。
 つまり、ニックが盗んだとされるダイヤです。
 盗んだことになってるから売れないので保管してあるはず、とニックらは考えていた。

 一方マーサーの方は、自分がいるのに強引に突入部隊がきてるんでおかしいと感じ、
自分も窓の外に出るというムチャをやらかします。
 この人も肝の座った人だな。
 しかし困ったのはニック。
 隠れてジョーイと通信できなくなりました!(笑)
 あれ、お前が部屋の中に入れば解決するんじゃね?←捕まるゥゥゥ!!!
 
 ところがここでさらに予定外のことが起きる。
 ジョーイから、どこを探してもダイヤがないと連絡を受けてニックは焦る。
 誰と話してるの!?と言うマーサーが面白かった。
 ですよねー…。
 ここでニックは、マーサーにやっと、自分がダイヤを盗もうとしていることを明かします。
 でも、ないものを探していても仕方ないので、最悪のケースを想定してあらかじめ決めて
いたらしく、ジョーイらは警報装置を作動させて逃走する。
 せっかくここまできたのにねぇ…。

 警報が作動したのでディヴィッドがあわててやってきましたよ!
 で、彼はなんと、金庫の中の隠し扉にあった金庫からダイヤを取り出す。
 やっぱり別のところに隠してたか!
 これをジョーイらが知ってれば…。

 ニックの方にも急展開が。
 マイクがこっそり潜入してて、マーサーらを締め出してしまった。
 ニックはマイクが自分をはめた人間だと気づいてるから最初から警戒している。
 で、突入部隊もやってきたんでもうなんやかんやみたいな感じですが、ニックギリギリ
逃走。
 こっからはラストに向けて怒涛の展開になりますので、目を離さないことをお勧めします。

 ディヴィッドが自室に戻ってくると、ジョーイらがいて、ダイヤを奪い、彼を金庫に手錠で
つないで去って行きます。
 そのダイヤの入ったバッグをホテルに戻ってきてフロントに預けるジョーイ。
 そこには例の従業員がいました。
 ジョーイとアンジーはそのままホテルを出ていくのですが…。
 ディヴィッドから連絡を受けたマーカスが待ち伏せていた。
 ここはちょっと想定外だったでしょうね。
 うまく逃げ切れていれば成功だったんだけど。
 ニックの方はあの従業員が助けてくれてしかもダイヤを渡してくれて逃走。
 ここで彼もまた、仲間だったというのが分かりますがはてさて…。

 ところが屋上でニックは、ジョーイが捕まっていたのを知る。
 マーカスもまた、マイクと同じ裏切り者だったんですな。
 ダイヤはディヴィッドの元に。
 ところがやってきたマイクが陰からマーカスを撃ち助けてくれる。
 彼は悪事はやってはいたけれど、ニックがはめられるとは知らず、ずっと良心の
呵責を感じていたようです。
 あと、マーカスは防弾チョッキきてたから助かってたんだけど、追いかけてきたマーサーが
撃ってました。
 このあたりの展開はなかなかよかったな。
 てーかマイクは結局助かったのか。最後出てこなかったけど。
 で、ジョーイが呼ぶので下を見てみると、ディヴィッドはダイヤを取り戻して車に乗り込む
ところだった。
 最後の最後でニックは無実の罪を晴らす証拠を手に入れられなかった。
 でも彼は諦めませんでした。
 飛び降りを助けるためのマットが下に敷かれてるのに気づき、なんとここへジャンプ。 
 あっという間に下へ到達するけれど、そこには警察官もいた。
 てーか確かにこれならすぐ下に降りられるけど怖すぎるわ!反動付け過ぎてマットから
はみ出たら画面が「しばらくお待ちください」のまま終了するやろが!
 
 ここで面白いなと思ったのが、ずっと騒いでた観衆の中の一人が警察官にとびかかって、
その隙にニックはディヴィッドを殴り倒し、ダイヤを手に入れるんですね。
 それはニックが盗み、砕いて売りさばいたと言われていたダイヤでした。
 それがここにあるということは、ディヴィッドが保険金詐欺を行った、ニックは無実だという
証拠に他なりませんでした。

 後日ニックは正式に釈放されました。
 ドハティは先に帰ったけど、先に迎えに来ていたマーサーとともにニックは、あるバーに
寄ります。
 そこには、彼の無実を喜ぶ人たちが撃集まっていました。
 ニュースがニックのことをやってるので、番組変えてよってニック言うんだけど、バーテンダーが
「私のお気に入りだ」と変えなかったのはちょっと笑いました。まああの、協力してくれた
ホテル従業員なんですけどね。
 この店で働いているの、と驚くマーサーにしれっとニック言いました。
「親父だ」
 そう、あの時から彼らの計画は始まっていた。

 あとジョーイ、アンジーにプロポーズしてました。
 このダイヤは…あのダイヤなんですかね?
 ともあれ、崖っぷち男、見事崖っぷちから生還いたしました。



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