多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ダイ・ハード/ラスト・デイ


ダイ・ハード/ラスト・デイ

2/27鑑賞

 このシリーズはやっぱいいなぁと思いますね。
 味方側が死なないから安心して見てられる。
 あとメチャクチャだからそれがスッキリします。

 ということで本編。
 今回ちょっと感心したのはストーリーがかなり練ってあったことですね。最初はワケわからん
でも後でわかりますんで大丈夫。
 
 てか冒頭真っ暗な画面がずーっと続いてたんですけどこれは放送事故ですか?気のせい?
まあともかくなんか闘争の音があって、ユーリ・コマロフというおっさんがとっ捕まったというのが
わかります。
 ロシア系か。
 で、チャガーリンというおっさん(政治家)が登場するのですが、こいつはコマロフと対立していて、
あるファイルがどこにあるか探している。コマロフがそれを持っているので、自由にするのと
引き換えにファイルを出せと迫るわけです。
 でもコマロフは、そんなことはどうでもいいし、自分もう自由になる気ないし、という感じ。
 このままコマロフが裁判にかけられて証言台に立ってしまうと、自分の悪事をしゃべられる
可能性があると考えたチャガーリンはある作戦に出ることにします。
 ここまで一応前提。
 わかった!これでコマロフを法廷に連れていく16ブロックの間に敵が襲ってきて、命からがら
届ける役目を任されるのがこれから登場するマクレーン刑事…ってそのストーリーは「16Blocks」や!
(中の人は同じ)
 
 さてアメリカのCIAでも、チャガーリンが動くという情報をつかんでいる。
 後から思い返せばこれが「誰」によってもたらされた情報であるのかということでしたな。
 してやられた。
 ともかくCIAとしてもコマロフに死なれちゃ困るということで動き始めます。
 えーとここで車に何か仕掛けている男が、電話をした後にクラブに乗り込んでいって誰かを撃ち殺して
んだけども。
 まあここはワケわからんでもいいです。後でわかるから。
 それとバイクで走ってる女がある男のとこにいってるシーンがあるけどこれは、ぼへらーと見て
たんでちょっとアレなんだけど、コマロフの娘じゃなかったかな。それが悪役に情報を渡してる
みたいなシーンだと思います。ちょい情報あやふやですいません。ほんっと人の顔の見分けが
つかんのでわからなかった!

 というわけで。
 マクレーンです。
 同僚の刑事が思わせぶりに、消息を突き止めたとか書類持ってきてるから、これ絶対息子の話
だよなぁと思ったらその通りだった。
 なんでも今ロシアにいて、重い犯罪で裁判受けることになってるらしいです。
 そういうわけでマクレーンはロシアに向かいます。長年あってなくてケンカ別れしても大事な
息子だからっていうのがあるんだろうなぁ。
 あと前回出てきた娘さんが心配してるのがいい。こっちの縁は回復したみたいですね。
 車を降り際娘さんはマクレーンに言います。
「問題ごとを起こさないで」
 映画終わるやろが!!!!!

 んで。
 そのマクレーンの息子、ジャックですけども、取引をしたいとか言ってる。
 アントンを殺したのはコマロフの命令と証言するって。
 さっきのクラブで撃ち殺していたのはジャックで、彼はそれをコマロフに命じられてやったと
言うってわけですか。つまり、チャガーリンのことについてコマロフがいかなる証言をしたと
しても、そういう風に自分に都合の悪い人間を殺しているから信用できないよ、と思わせるって
こと?このあたりちょっとわかりづらくて残念なんだけど、まあこの動機そのものは本筋には
関係ないのでどうでもいいです。

 マクレーンの方はロシアの環状道路名物大渋滞にとっ捕まってたんだけど、タクシーの運転手が
英語も話せるいい人で、自分の自慢の歌を聞いてくれたからと無料にしてくれた上、裁判所なら
降りて歩いていった方が早いと言ってくれる。
 …まあその選択が始まりだったわけなんですけども…。
 つかタクシーのクセになぜ渋滞をさけて走らない!

 その頃ジャックとコマロフは裁判所に護送されていました。
 マクレーンは事情を知らないから、裁判所に入っていてく息子を暗澹たる気持ちで見てるわけです。
 ところが裁判が始まってしばらくした途端、どどーんですよ。
 チャガーリンの部下であるアリクという奴が裁判所を襲撃という大胆な作戦に出たのです。
この機に生じてコマロフからファイルを取り戻して殺そう、的な。
 うん、やっぱりね!
 この混乱に生じてジャックはコマロフを連れて脱出。
 車に乗り込んで逃げよう、というとこでマクレーン登場。
 彼は事情を知らないから、何をバカなことしてるんだ、罪を償え的なことを言うけど、ジャックは
それどころじゃないので車で逃走。
 その後ろをアリク率いる装甲車が追っかけて行く。
 この時点でマクレーンは意味が分かってないながらもとりあえず追っかけていきます。
 マクレーンとの余計なやりとりがあったため6分遅れたジャック。
 そのため作戦は中止となってしまう。
 本来ならばある合流地点でヘリに乗って逃げるはずだったと思うのです。
 それが出来なくなってしまった。
 作戦は変更され、ジャックはコマロフを連れて隠れ家に向かうことになるんだけども、装甲車が
追ってきてるわけですよ。
 こんだけ車がある中をよくもまあ追っていけるもんだなと思ったけど、イノシシが小動物を跳ね飛ばし
ながら猛進してるようなもんなので、車がいても問題ないようだ!
 っていうか何百台壊してんだよ!ってくらい凄かった。
 マクレーンもわからないながらも追っていて、どうやらこの装甲車が邪魔だということに気づいた
らしくて挑発したりしてて面白い。
 あと途中のシーンで装甲車が車どかした時、手前にバイクが映ったけど、これスタッフが映りこんだ
んじゃないですか。まあいいけど。
 装甲車も変な車が追って来てると気づいたらしくて、ロケット弾を発射するんだけど、マクレーンは
これを回避。まああんだけの修羅場くぐって来てたらなぁ。
 それ知らないからアリクらは「これ本当にロケット弾か!?」とか言ってるわけですよ。
 日本製品使わないから…。(日本は作ってません!!!!)
 この後もカーチェイスは続くのですが、まあ見事なくらいにいろいろ壊しててすがすがしい。
 あと車を変えたマクレーンがムチャしてて面白い。
 しかも娘から電話かかってきて話しながらやってるし。ジャックが車で通ったので「彼は
目の前にいる。無事なようだ」とか言ってたの笑いました。意味的には間違ってないけども!!
 そういうわけで最終的にはアリクの装甲車を撃破したマクレーン、ジャックらと合流。
 車の中で当然事情わかってないマクレーンはジャックと言い争い。
 口を出してきたコマロフに二人で「黙れ」。
 ひどい!!!

 そういうわけで隠れ家にやってきたジャックらですが。
 マクレーン、ここで初めてジャックがCIAのスパイであり、逮捕されていたのはコマロフと
接触するための作戦だったのだと知る。
 ただしその作戦がパアだとジャックはメチャクチャ怒っておりますが。
 少なくとも言い争いしていらん時間費やしたのは自分にも非があると思うんだけど。
 で、ここで潜伏して逃げようということなんですが、コマロフは娘も連れていきたいという。
確かに身内残しておいたら心配でしょうな。
 ファイルは金庫にあり、そのカギは別のホテルにあるということで、まずはホテルで娘と
落ち合うということにするんだけど、なんとこの隠れ家バレてて敵の襲撃を受けました。
 全然隠れられてねぇぇぇぇ!!!
 てかマクレーンがやれやれって感じで動じてないのも面白いです。
 慣れっこだもんね!
 マクレーン、最悪の休暇だ!とか言ってるけど、もう休暇取らない方がいいような気がする!
 とりあえず脱出する3人ですが。
 ジャック、マクレーンの携帯壊してたの笑った。まあ場所わかっちゃうからねぇ。
 2年契約なのにとか言ってたけど、壊れたと申請して新しいのもらえ!
 
 さて、ホテルの下にやってきまして。
 問題はどう忍び込むかなんだけど、ジャックが様子を調べてきている間にコマロフと
マクレーンは会話をしていて。
 マクレーンが、父親は仕事を忙しくしてればいいと思ってた、間違ってたと話してんだけど、
それを戻ってきたジャックが聞いてたのが良かった。
 お互いにいろいろすれ違ってはいるけど、親子なんだなぁと思うシーンでした。
 
 さて。
 ホテルの、鍵を隠した場所が最上階と知ったジャック、コマロフにブチブチ文句を言ってて
入るのが大変だのなんだのやってんだけど、この間にマクレーン、スタスタ歩いていって
シーツとかの清掃してる人だと思うんだけど、お金渡してサクッと従業員専用のカード借りてる
からめっちゃ笑える。行動早っ!
 コマロフがマクレーンのことをさすがだなとほめるんだけど、ジャックが「俺だって」というのも
笑えました。おめーはもうちょっとしゃきっとしろ!
 
 そういうわけで最上階にやってきて、誰もいないダンスホールにてコマロフの娘イリーナと
会い、コマロフは鍵を取り出そうとするんだけど、マクレーンは何かおかしいとジャックに言う。
これは今までのカンなんだろうなぁ。戦場を潜り抜けてきた。
 しかしジャックは自信満々で、プロの俺に従えというわけですよ。
 マクレーンはふと思いついてイリーナに、えらく早くついたなと声をかける。
 すると彼女は、環状道路で来たから早かった、と。
 はいここで冒頭のタクシー内での会話を思い出してみましょう!
 怪しいと感じたマクレーンですが、その時すでにぐるっと敵に囲まれてた。
 娘が敵だったわけですよ。
 すごい展開だ!
 コマロフは人質に取られて先に連れ去られていき。
 マクレーンは「どこがプロだ」とジャックに文句を言い。
 アリクは最初の襲撃を邪魔された腹いせもあるわけで。
 でもここでジャックは仕込んでいたナイフで縛られたロープ切ってて、マクレーンがそれに
気付いてうまく会話で時間稼ぎしてるのが面白かった。この阿吽の呼吸はさすがだと思います。
 
 関係ないけど屋上のヘリにコマロフとイリーナが乗り込むとこ、風が強すぎてイリーナのコートが
めくれて結構やばいとこまで見えてますがこれは良かったんか。

 さて。
 そういうわけで反撃に出て銃撃戦になるんだけど、ここはすごかったですねー。
 アリクは逃げたんだけど、2人を仕留めるためにヘリから銃連射だし。
 これ、ホテルの弁償誰がするんだろう…。
 命からがら逃げた二人ですがこの後どうするかということについてマクレーンは、コマロフの
言っていたファイルがチェルノブイリに関することだと知ります。
 まあ要するに不正みたいなことしてて、それ明るみに出るとやばいからコマロフを殺そうと
チャガーリンが考えてるってことですな。
 で。
 あるクラブにいって車を盗む二人。
 なんでもここのクラブは武器を持ち込めないので車に置いていくらしいんだけど、皆これ
武装してんのかよおい。どういう国なんだ。
 車の中でマクレーンが、チェルノブイリって安全なんだよな、と言ってて、ジャックがいろいろ話を
してましたが、まあこれは確かに事実ではあるんだよなぁ。
 政府が事故を隠し、翌日子供達の祭典が行われたために子供らは被ばく。今でも甲状腺異常
だとか生活に支障が出ているとか沢山あります。ベラルーシも大量の被爆者出してるし。
 完全に脅威が去ったわけではないんですなぁ。

 一方コマロフらの方は金庫を開けにいってました。

 金庫がある場所へ乗り込むにあたってマクレーンが、仕事の邪魔をして悪かったとか言ってるけど、
そういう死亡フラグを立てないで頂きたい!さすがに今回はちょっとだけハラハラしただろうが!

 コマロフが開けた金庫の中にはいろいろなものがあって、アリクはファイルを回収しさえすれば
コマロフとイリーナは処分しろと言われてるから、どこだどこだと言ってるけど、ここで大変な事態が。
 なんとアリクがコマロフによって殺されてしまう。
 つまりですね。
 コマロフはここの、売れば金になるウランを安全に回収したかった。
 ただチャガーリンのことがあったのと、ジャックが接触してきたことから、今回のことに便乗して
脱出し、ウランを回収しようという計画だったんだと思います。(鍵をとりに行った時に娘と落ち合って
人質に取られ、ジャックは事情を知らないアリクが始末して、その後この展開に、みたいな)
 そんでアリクの電話にかかってきたチャガーリンに応答するんだけど、その頃彼はコマロフが
差し向けた暗殺者に殺されていました。
 ここまではうまくいってたでしょうな。
 マクレーンさえロシアに来てなければ。
 ウランを運び出していよいよ飛び立とうという時に、そんなことが起きてるとは知らないマクレーンと
ジャックが金庫の中に入ってきて、コマロフ大丈夫かみたいに声をかけてくるわけですよ。
 そりゃあビビったでしょうなぁ。
 死んだと思ってた二人が生きてて、しかもここに来たんだから。
 アリクが死んでいるのを見つけたマクレーン、コマロフを疑います。
 コマロフはジャックに、君とは長い付き合いだろう(信用してくれ)と言うけどジャックが、残念ながら
親父との付き合いの方が長いって言ったの良かったです。
 ここでコマロフ通信機のスイッチをこっそり入れて、ヘリにいるイリーナに二人が来ていることを
知らせるのがすごかった。
 ピンチに気づいたイリーナと部下が武器もってやってくるわけですよ。
 銃撃戦ですよ。(コマロフはドサマギで逃げた)
 ここで超笑ったのが、脱出するために手りゅう弾をフォークリフトにつけて部下の方へウィーンと
押し出していくんだけど、そこで爆発が起きて部下だけがやられるはずが、そこの建物中に
爆発が起きるわけですよ。
 ジャックがうぉぉぉぉぃ!!!!みたいな感じになってて、マクレーンも意味がわかんなくて、
「ただの手りゅう弾だぞ!」とか言ってるのすごい笑いました。
 実は二人は知らなかったけど、金庫の中は放射能が高かったから中和のためのガスをまいてて
銃撃戦でそのホースが損傷してて、ガスが充満してたわけです。これに引火してこのような
大爆発になったらしい。
 ちょっとのことを大きくするマクレーンの不運がこんなとこにも…。

 ともあれジャックはコマロフを追って屋上へ。
 マクレーンはヘリの中へ。
 ところが、屋上のジャックがヘリの銃で撃たれそうになってると気づいて、親は子に尽くすもんだ
みたいなこと言いながら、ヘリの中のウラン積んだ車を走らせて外にぶらーんとぶら下がり、その
重みで銃が向かないようにするんですよ。これかっこいいわ。
 さすが場慣れしてると思った。ジャックは撃たれる、と諦めて目をつぶってたし。経験値の差ですなぁ。
 でもそのせいでマクレーン落ちそうになってて大ピンチ。
 ジャックはコマロフを突き落として、あわててマクレーンを助けに。
(コマロフがどうなったかは若干グロいので割愛)
 あ、それと、このコマロフを落とすシーン。
 ダイハードの、マクレーンがハンスを落とした時の構図と似てるなぁと思いました。
 わざと一緒にしたんでしょうかね。

 で、マクレーンは建物に飛び込んで助かったものの、イリーナが父の仇とかいってヘリごと
突っ込んでくる。ムチャすんな!
 しかし皮肉なことに二人は脱出しようと建物から飛び出してきてて、ヘリとすれ違う形になったのは
すごかったですね。
 2人は1階のプールに落ちるんだけど、ジャックが水面から上がってみればマクレーンの姿がない。
必死になって探してて、「親父!」と呼ぶのは良かったです。
 まあこのあとマクレーンは先にあがってて、「今親父って呼んだ?」「言ってない」とかいう不毛な
会話するのは良かったけど。
 マクレーンが、プールの水は(放射能的に)大丈夫か、と聞いたのへ、髪の毛が抜けるくらいだよ
と答えるジャック。そうか、マクレーンにはもう抜ける髪の毛ないから安心だね!←
 この後お前もあと5年でこうなるとかマクレーンが言ってたのは笑いました。
 マクレーン家の男は不死身だというマクレーンは、お前はジュニア・マクレーンだなとジャックに言ってて、
ジャックはジャックで「あんたはシニア」と。
 いやそんな親子漫才いいですから!
 しかも息子にまで、厄介ごとが好きなの?それとも運が悪いだけ?とか聞かれる始末。
 まあ運の悪さは多分遺伝してるような気がする!
 
 
 ストーリーとしてはちょっとわかりづらい部分もありましたが、二転三転したのは面白かった。
 あとアクションがすごかったです。
 前回みたく高速道路云々みたいな大げさなのがなかったのも良かった。
 続編はなくても構わないですけど、これ息子が今度主役になったらつまらなくなると思うので、
そういう主役交代ありの続編は作ってほしくないですね。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ダイ・ハード/ラスト・デイ