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クレヨンしんちゃん |
4/24鑑賞
この映画を見るのに必要な準備。
●適度な空腹
●冷蔵庫に以下のもの
・焼きそば用生めん
・キャベツ、ニンジン、タマネギ、もやし、お肉
・生卵
・焼きそばソース
絶対焼きそば食べたくなるから。
インスタントでもいいけど、ここは映画にならって生めんがいいかなぁと思います。
というわけでいってみよー。
冒頭、すき家のCM流れたの面白かった。焼きそばが出てるからコラボしたんだろうけど、
でも私は牛丼と焼きそばは別に食べた方がいいと思う。(オイ)
これはある晴れの日、春日部で起きた奇跡と友情と空腹の物語であるっていうナレーション
ちょっと笑いました。
OPかわいかったですね。
んで、飛行船が飛んでてその中で、A級グルメとかいう連中が優雅に食事してんだけど。
ボスのグルメッポーイとかいうやつ、ピアノに合わせて手を振りながら食べてるけど、それ
マナーじゃなくてどちらかというと迷惑な行為だから。(ソースが飛んだりする)
この中でナイフを落とした人がいて、マナー違反としてどっか連れていかれたけど、ボスの方が
よっぽどマナー悪いわ!
彼らは今春日部で開催されている、B級グルメカーニバルをつぶしにやってきたのでありました。
さてしんちゃんは、そのカーニバルのCM見て焼きそばの歌を歌いながらお着替え中。…全然
着替え進んでねーな。
アクション仮面が、焼きそば、ソースの健さんの焼きそばを食べると強くなって敵を倒すって
いうの笑いました。なんで食べ終わるまで敵が待ってんだよおい。
しかもポイッて入ってた器投げるから、ヒーローがそれでいいのかと思ったら、ちゃんとゴミ箱に
分別されて入ったし。
しんちゃんはみさえとひろしに、カーニバル行きたいと訴えるけど、ひろしは当然会社で、みさえも
みまわりの予防接種があるからと断られる。
日曜日いけ、日曜日。
あとしんちゃん、「会社行かなくたってとーちゃんの代わりはいるし」とか言っちゃだめぇぇぇぇ!!!
それは働いてる人にとってザキにも値する呪文!
で、幼稚園でも皆が行きたいつーてて、今日は平日なんで人少ないはずってことになって、
帰ってから皆で行こうという展開に。
風間君はカッコつけて、B級グルメなんかーとか言ってるけど超無視されてて、これが将来大きく
なると黒バスの黄瀬君になるんですね!と思った。
(黄瀬も黒子にちょくちょく無視されてるから…ってひどいっス!!!)
行ったことがあるネネちゃんによると、駅からシャトルバス1本なので迷わないらしい。
その頃B級グルメカーニバルでは、A級グルメ機構の連中が乗り込んできてぶっ潰しにかかって
ました。
私この光景みてて思ったんですが、A級だから偉い、B級だからくだらないってのは、アホの
極みだと思うんですよね。
ファストフードが世界に広まった時に、イタリアの方で、古き良き食を大切にしようと、スローフード
運動が持ち上がったことがあります。
ただ、ファストフードが広まったからといって昔ながらのものが駆逐されてしまうかというとそうでも
ないと思うし、ファストフードがダメと頭から決めてかかるものでもないと思うのです。
もちろん、古い伝統を守っていく、食材の味を生かす作り方(スローフード)を大切にするのはいいこと
だけれども、どちらかのみの食というのは本当につまらないと思う。
ファストフードもあり、スローフードもあり、そういうのが混在しているからこそのグルメではないのかと。
おせん13巻にも出てきますが、寿司、てんぷらなどのファストフードを楽しみつつ、1時間かかる
ウナギ料理を楽しむ(ウナギは客の顔見てさばけってのがある)、そういうのは昔からある日本人の
食スタイルだと思います。
それよりなにより一番大事なのは、素材をきちんと生かせる人材を受け継いでいくってことでしょう。
話がずれました。
で、B級グルメ会場が壊されていくんだけど、ソースの健さんが守ってる焼きそばの屋台だけは
残されてる状態ってのがなかなか興味深いですね。
健さんは、秘伝のソースがあれば何とかなるとか言い出してどこかへ電話。
このピンチにソースあれば何とかなるって展開がわからないよ!(子供向け、子供向け)
電話を受けたのは紅子っていう女性なんですが、銀行に預けてあったソースをもって健さんのとこに
向かおうとすると、見張りがすでにいるんですよ。
どんだけ調べ上げられてんだ。
このソースは元々は吉田兼好から連なる、「ケンさん」の流れで今の健さんは50代目だそうです。
おい、なんか明らかに違うケンさんいたぞ!
しんちゃん帰宅すると、みさえは予防接種に出かけてて、シロのえさやりお願いね、みたいな
メモ書きがあって、シロが皿くわえて期待の目で見てんだけど、ちょうどいいから出かけちゃおー
と、しんちゃんハリキリ。シロがっくり。
シロが可哀想すぎるだろうが!
つーわけで皆集合すると…。
しんちゃん、カーニバルということで、カーニバル仕様の衣装で。
そういう意味じゃねぇんだよォォォォ!!!なんでグルメカーニバルがきちんと言えないのに
カーニバルの意味は理解してんだよ!
で、駅への道を歩いていると、逃げてきた紅子に会い、このソースを託されるわけです。
紅子も大切なものと教えておけばいいのに、なんか雑な説明だな。いいけど。(これがあれば
究極の焼きそばが作れるとは言ったけど、狙われてるとまでは言ってない)
あと、電柱に紅子がのぼって逃げようとした時に、しんちゃんはともかく風間君までパンツ
見てたのちょっと笑った。紫だとかなんとか。
パンツみたせいなのか、張り切って引き受けてしまう風間君。
そういうわけで紅子はしんちゃんらが逃げるための時間を稼ごうと出て行ったのでありました。
……言ったそばからソースを置きっぱなしにするんじゃない!!!!!
紅子早速捕まってたけど、持ってたのが植木鉢だとわかって、追手の一人トリュフは相棒のブタ、
ピギーとともにソース探しへ。ブタは鼻がいいですからねぇ…。
しんちゃんらは、乗るシャトルバスを探してました。
ネネちゃんが園長先生みたいな名前だったとか言ってるから何かと思ったら、93町でくみちょー。
組長先生泣くわ!あ、違った園長先生泣くわ!
で、バスがグルメカーニバルに行くと確認した後、マサオくんらがトイレに行くと言い出して、ネネ
ちゃんがソースのツボ見張ってたんだけど。
背を向けてる間にそのバスでちゃって、別のバスが止まるんですね。
シロだけは気づいてワンワン言ってるけど、ネネちゃんらにわかるはずがない。
そういうわけで別のバスに乗ってしまいました…。
一方、キャビアというA級グルメ機構の人間が、ボスからの命令を受けてソース回収に出動。
ただしソースはこぼしてはいけない、私が彼らの目の前で破棄する、と。
絶対こいつソースに執着あるよなぁ。
みさえは帰宅してしんちゃんがいなくて、探し回ってもいなくて心配していたら、風間君のママから
電話かかってきて、風間君が置手紙していったということで、みんながグルメカーニバルに行った
ことを知ります。
その頃まあしんちゃんらは、まったくどこかわからない田舎でバス降りてたんですけどね…。
お金どうしたんだろう。
まあともかく、どうやって帰るのとか言ってると、キャビアが偶然通りかかった風を装って
車に乗せるわけですよ。
知らない人の車にのっちゃダメだろという風間君に対して「きれいな人の言葉には乗った方が
いいbyヒロシ」とか言うしんちゃんめっちゃ笑った。ヒロシ何教えてんだよ。そんなことしてるから
釜抱えて自爆になるんだよ。(それ松永久秀やろが!しかも戦国BASARAのって言わないとつながりが
わかんねーよ!←中の人が同じ)
車に乗ってキャビア料理をふるまわれたはいいけどお子様の口にはあわなかったらしく、皆まずいー
とか言ってるの笑いました。そりゃうまくないよなぁ。
しんちゃんがマヨネーズ取り出してて、こいつ、マヨラー!って思った。
土方さん!仲間いたぞ!よかったなオイ!
そういうわけで知らない間にキャビアを撃退。
てーかルパンも真っ青の崖から転落オチだったが大丈夫なのかもろもろと。
しんちゃんらは命からがら山の中へ。
この時風間君、かすかべぼうえいたいの手帳を落としていきます。
キャビアはそういうの知らないもんだからボスへ、敵はKBTという組織です、危険です、とか報告
してて笑った。
んで山の中に逃げたしんちゃんら、絶賛遭難中。…おい!
風間君が地図を持ってきたといってたんだけど、地図はあるけど今どこにいるかわからないオチか?
と思ったら、地図が世界地図だった。
うん、渾身のボケだな!
皆は何持ってきたのとかいっててまあ皆役に立たないものばっかりなんだけど、遭難した時に
持ち物を確認するのは冷静になるための手段なのであながち間違ってない。
でもしんちゃん、食べ物ある?とか聞かれて、カンタムロボの右手とシルマルダシのシリを出して
くるのはどうかと思う。食えるかって話だろうが!
ここでマサオ君実はビスケット1枚を発見してんだけど、いろいろな葛藤から言わずに済ませてた。
まあ気持ちはわかる。
ちなみにしんちゃん、チョコビ持ってた。最初からそれを出せってんだよ!!!!
つーか風間君とかGPSつき防犯ブザーとか持ってないんかねぇ。
ともかくここでシロが吠えだして、ボーちゃんが、動物には帰巣本能がある!とかいうので皆
ついていくことにします。
一方みさえの方は心配してヒロシに電話するんだけど、けんもほろろな対応。
この時点でグルメカーニバルにも電話が通じないということがわかります。
そんでヒロシは役に立たないので、みさえさん、風間君のママとおちあって、カーニバル会場へ。
こっちはちゃんとカーニバル会場行きのシャトルバスに乗ってました。
その頃しんちゃんは、マサオくんと「ソース」「すみそ」「ソース」というエンドレスしりとりを
しながら歩いてました。
…楽しいのかそれは。
しかも道が開けたと思ったら、ボロッボロの吊り橋が。
てかここは本当にどこなんだよ!
そのボロい吊り橋を渡り始めたんだけど、ソース背負ってるマサオくんめっちゃびびってる。
まあ気持ちはわかる。
しんちゃんは鼻歌うたいながらかろやかにステップ。
余裕すぎだろお前。
しかも歌ってる歌が「ロンドン橋落ちた〜落ちた〜落ちた〜」
うん、しんちゃん!その歌は今やめとこうか!
ボーちゃんらが、子供は大人より体重が軽い、力士みたいな人がこない限り大丈夫だよ、と
マサオ君に声かけてるんだけど。
と、そこへ新たな敵が。
力士みたいな人きちゃっただろうが!!!!
フォアグラ錦って敵なんですよ。
どすこーいってしこ踏まれるたび大変なことになってて、びびった一同がすごい勢いで走って
いくの笑った。マサオ君なんか余裕のトップ独走ですよ。
ここで最後風間君が落ちそうになるんだけど、しんちゃんが助けていて、指相撲してふざけてんだけど、
でもやっぱ優しいなと思いました。
その頃、気になるヒロシは部下に言われてみさえに電話。
ところがここでみさえはカーニバル会場のゲートに到着してるんだけど、A級グルメ機構に支配
されていたそこはドレスコードというものが出来ていて、風間君のママは通れたのですが、
みさえははじかれてしまう。
その声を聴いていたヒロシは心配になって会社飛び出していくんですね。
ここはちょっとかっこよかった。さすがヒロシだなって。
「仕事は(部下に)頼めても、オヤジは頼めないからな」と。
バッチリ決まったのに部下の川口、「ハァー?」て。
おめー空気読めや!!!!
さてしんちゃん一行、露天風呂を発見したんだけど。
風間君が見て、わぁーサルがいるーとかやってたら、その中にちゃっかり服脱いで入ってる
しんちゃんがいたのは笑いましたね。さすがお約束どころを外さない。
で、その岩場にトリュフののったオムレツがあるわけですよ。
みんなおなかがすいてるからすごい顔で取り合いしててめっちゃ笑った。
てかしんちゃん、ソース背負ったまま露天風呂入ったらあかんやろが!ソースの風味が
台無しになるゥゥゥ!!!
しかも結局オムレツは露天風呂の中に落ちて、トリュフはボーちゃんの額に。
でもトリュフは変なにおいしてると大不評。まあ子供らにしたらそうですよ。
そこに敵のトリュフ登場。
で、豚のプギーがいっぱい現れて、後足でふらりーと立ってんですが。
え、これ普通に4WD(四足歩行)で攻撃した方が確実じゃないですか。ブタが立ち上がって
ヨロヨロやってきても怖くないんですけど。むしろこれ突いたら倒れますやん!
出すもの出した方がいいわよとか言われてしんちゃん、モロ出しですよ。しかもオナラまで
出しやがった。そういう「出すもの出せ」ってことじゃねーんだよ!
あ、ここちょっと気になったんですが。
表現規制が厳しくなったのか、昔は出てたしんちゃんのぞうさんが今は出ないんですね。
大人向け漫画だったのに子供むけとして作られるとどんどんこういうことになるなぁ。ああ面倒くさい。
すごい臭いにトリュフは温泉へin。プギーにしんちゃんらを追っかけさせてます。
この逃げる途中でソースの蓋があいて大ピンチ。しかも風間君蓋閉めようとして転がっとる。
まあそのおかげで豚どもがソースなめるのに夢中になって逃げられたんですけど。
中身なくなったら持っていく意味ないんだからな!
一方みさえはヒロシと合流して、ドレスで入ってるんだけど、ヒロシがぼそりと「買ったんじゃ
ないだろーな」とか言ってたの笑いました。
何言ってんですかヒロシさん!買ったにきまってるでしょ!(多分)
んでここでボス、グルメッポーイはみさえとヒロシが追ってる子供達の親だと知って連れてこいと
命じるわけです。
教育してA級化してやれって。
その頃しんちゃんら。
風間君らが心細くて「ママー」って言ってるのへ「パパも呼んだげて」って言ってて。
ああそれはしんちゃんの言うとおりだなと思いかけたんだけど、おじーちゃんおばーちゃんもとか
ついでにとなりのおばさんも、って言いだしたのめっちゃ笑った。
ただこの後皆で、誰が悪いって言い合いしてて、しんちゃんの表情を見たら、おちゃらけてる
ように見えてしんちゃんも実は心細いんだなぁということが分かります。だって子供だもんね。
風間くん、かすかべぼうえいたいは解散だー!と叫ぶのだけど。
その時飛行船がやってきて、食べ物につられた一同、見事罠にかかって連れていかれました。
あのぅ、ソースとシロが思い切り置き去りにされたんですけども…。
しんちゃんの前にあらわれたグルメッポーイ、名を名乗った時に「グルメっぽい?」としんちゃんに
言われてえらい剣幕で言い直してたから、どうやら名前にもコンプレックスがあるようだ。
んで、大事なものを出せばA級お子様ランチ出してやると言われて、ここに至ってなお、ソースを
彼等が求めてると知らないしんちゃんと風間君、チョコビを渡す。
それを握りつぶすグルメッポーイ。
食べ物無駄にしたらあかんやろが!
A級グルメからしたらこんなもん、忌むべきものかもしれんが、食べ物を粗末にするのは
一番最低のマナーやぞ!
しんちゃんらは、焼きそばをグルメッポーイが嫌ってるのを知り、焼きそば食べたことないのー?と。
でもって、豪華な食事を食べている彼に、ちっとも楽しそうじゃない、と言う。
そんで子供達、焼きそばについてうちのはこう、うちのはって話し始めるんですね。
それこそがおふくろの味っていうか、大事な「食」だと思います。
そうそう、みさえらはテーブルマナーを学ばされていたんだけど、川越シェフまでもとっ捕まって
いたのめっちゃ笑った。早くでないとトリコの出演に間に合わないぞ!
そんでソースを渡せと言われて、ソース誰がもってる、ってことになって。
しんちゃんが、シロに見張っててって渡したって言ってたシーンで皆愕然となるとこが面白い。
で、あそこにきれいなおねいさんが、としんちゃんがいって、続けて風間君が「わーパープル」とか
言ってて。お前そのパンツネタ押すなぁ…。
逃げた先で飛行船があってそれに乗るんだけど、風間君が律儀に取説探してて面白かった。
こんなものは動かした者の勝ちなんだよ!
なんとか操縦しつつ外に飛び出したんだけど、ここでとある問題が。
しんちゃんが持ってた操縦桿、とれた…。
お前は坂本辰馬かぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
お約束外さんのォォォォ!!!
パラシュートを見つけて、マサオ君につけて脱出、ってやろうとすんだけど、脱出した瞬間
皆衝撃でバラバラになっちゃって、空中を移動して手をつなぎ合うの面白かったです。
あとマサオ君に届かないからって屁で前進するしんちゃんとか。臭いかがされる風間君が
可哀想だろうが!
ちなみにマサオ君は怖さのあまり硬直してた(笑)。
あ、ここで夕日の美しさに皆が感動するのは良かったですね。
今の状態を忘れるほどきれいだったんだろうなって感じで。
てかなんかこの展開だと終わる方向だろうが!
こうして森の中に降り立って、シロと再会したしんちゃんら。
今日はもう暗いのでということで野宿することにするけれども、皆何も食べてないので
おなかすきまくり。
火を起こすのでも風間君が苦労してたら、しんちゃんが持ってたシリマルダシのシリが
どうやらライトになるみたいだし。ううーむ。
そんでここでマサオ君が葛藤のすえ、ビスケットを出すんですよ。
よく勇気振り絞ったと思います。
これを皆で分けたらかけらになってしまうけど、ちゃんとわけて、シロの分もあって
食べるのがよかったです。(しかししんちゃんは皮肉も忘れなかった)
その頃グルメッポーイは昔のことを思い出していました。
両親からテーブルマナーを徹底的に仕込まれていて、ある時ソースの健さんが出店を
出してるとこに出会うんですね。
そのソースの匂いはとても魅力的で、食べてみたかったんだけど両親が、こんなけがらわしい
もの食べるんじゃない、みたいな。
なんかここのシーンは、チャーリーとチョコレート工場思い出しましたね。子供を虫歯にさせまいと
するあまり、お菓子を自由に食べさせなかった父親と、それに反発して家を飛び出してチョコレート
工場作ったウィリー・ウォンカとみたいなの。
彼はお菓子を愛する側に回ったけど、グルメッポーイは迫害する側に回っちゃったんですね。
でもそれは、興味があることの裏返しなのではないか、と思います。
さて朝。
皆ワイルドになってて笑った。
ワイルドに吠えるぜ!(ワイルドタイガーは出てきません!)
一方牢屋に入れられてたみさえは紅子と争いをしてて、助けを求められた見張りが「お客様」と
言いながら入ってくると、ヒロシのはきっぱなしの靴下の匂いで倒されるという、アレな展開でしたが、
みさえはお芝居と言いつつも、子供を危険な目にあわせるきっかけになった紅子に怒っていた
のは本当で、やっぱ優しいなと思いましたね。
そんで牢屋から出たけど、周りにはまだまだ閉じ込められている人が…。
しんちゃんらは誰がソースを持っているかわからないようにする作戦で行くのだけど、当然その前に
立ちふさがるはキャビア、トリュフ、フォアグラ錦ですよ。
フォアグラ錦が、その膨らんだ腹には何が詰まってる、と呼びとめてて、しんちゃんが「夢と希望
ですよ」って言ったの、簡単に騙されてて笑った。
まあ後の二人はごまかしきれませんでしたけども。
ここの戦いは面白かったです。
皆が皆ピンチの友達を守ろうとして、「ソースをもってるのは僕」「私よ」と言ってる中、「オラ
じゃないぞー!」というしんちゃん。
空気読めや!!!!っていうかそれだと自分が持ってますと言ってるようなもんだろうがあぁぁぁぁ!!!!
プギーらに対してはシロがキリッと後足で立っただけじゃなくて、フラダンスしてるの面白かったです。
ま、どうやって彼らを撃退したかは見てもらうとして、みさえとか風間君のママも負けてなかったのが
すごい。
てか風間君、そっと入るぞとか言ってママ見かけたからって手ふってんじゃねーよ!
一発で敵に見つかっただろうが!
でも風間ママ、敵のそこは蹴ったらあきません…。ヒロシがひゅーんって感じになってて面白かった。
そしてしんちゃんらはいよいよソースの健さんのところにたどり着いたのですが、あと一歩と
いうところでグルメッポーイの手にソースのツボがわたってしまう。
個人的にしんちゃんにゲンコツしたのは許せん、グルメッポーイ。
ところが、ツボの中身は空っぽでした。
あらかじめしんちゃんらは中身を自分達がもってた水筒に移し替えていた。
このアイディアはしびれましたねー。
そうしてしんちゃんらは自分達で焼きそばを作るという。
敵に組み伏せられていた健さんもやってみろって言うんですね。
まあ、誰が作っても同じっていうんじゃなくて、なんていうかな、皆でワイワイ作ることの
楽しさにかけたんじゃないですかね、健さんは。
阻止しようと上がっていくグルメッポーイでしたが、しんちゃんに促されて焼きそばを食べて、
「やっぱりうまいじゃないか」って言ってたのは印象的でした。
そうして皆で楽しく食べるとおいしいよって言ってて、皆で上で食べてるのは良かったですね。
エンディングでは皆で会場直してたり、健さんの焼きそばが出来るのを待ってるグルメッポーイが
いたりして面白かった。
A級とかB級の区切りなんてのはわかりませんが、例えば高級食材使ったおいしい料理なら
黙って食べてその美味しさを味わえばいいと思う。
B級料理っていうのは、食材が高級じゃなくても、「ザッと作ってパッと盛りつけ」る簡単な
ものでも、皆とワイワイ食べておいしさを楽しむこと、そういうとこに面白さがあるんじゃないのかなと
思います。
だからB級グルメがダメとかファストフードがダメとかじゃなく。
TPOによってそれを区別できること。それこそが本当の食ってもんなんじゃないかなぁ。
そんな難しいことをしんちゃんは言ってるわけじゃないんだろうけど、楽しくない食事はどれだけ
高級食材でもおいしくないんだろうと思います。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!