多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→マダガスカル


マダガスカル

8/23鑑賞

 やってきました大人も子供もゲラゲラ笑える楽しい映画。何も考えずに見てればいい映画。
これは私の中でかなりのヒットでした。面白い!

 草原を駆け抜けるシマウマ。どこまでも駆け抜け、がけを跳び越そうとしたところで…いきなり
ライオン登場。と思ったら親友のアレックスみたいです。彼はマーティの誕生日のためにとって
おきのプレゼントを持ってきた様子。
 あ、ああそうなんだ…。奥歯に何か挟まってるって言うから食うつもりなのかと思ったよ…。

 彼、アレックスはこの動物園の人気者。すんごいショーで盛り上がっております。その司会は
マーティ。ってどんな動物園だここは。
 一方何か怪しいことをやらかしてるペンギンどもが。穴掘ってるみたいなんですけど。…銀行
強盗でもやらかすのか?
 そのペンギンども、隣のマーティの檻に出たらしく「コトバワカリマスカ?」とか言ってますが。
南極以前にこの動物園からすら脱出できてないじゃん。
 彼らに偶然外の世界のことを聞かされたマーティ。草原を夢見る彼にとってはひどく、誘惑的な
話に聞こえたみたいですね。
 それにしても、閉園後に動物へのマッサージ…。至れり尽くせりな動物園ですね。スイマセン、
バカ一匹飼ってもらえませんか。芸は出来ませんが一日中寝てることはできます。

 マーティの誕生日を祝うべくキリンのメルマンとカバのグロリアも集まってきましたが、マーティ
は気もそぞろって感じ。
 
 彼は野生の王国へ行きたいのだと。
 きれいな空気、どこまでも広がる草原と。
 アレックスはそんな彼をいさめます。「ステーキがそこに転がっているか?」と。
 野生は自由。誰からも束縛されません。しかしその自由は、裏を返せば明日の保障はないと
いうこと。
 元々野生だった動物を飼いならす…というのは、動物にとっては確かに食事の心配をしなくて
いい分まだましなのかもしれません。
 が、逆に外へ放り出された飼育動物は。残念ながら大半が野生に戻ることは出来ません。
(だからむやみにペットを捨ててはダメです)

 それでも野生への夢を捨てきれないマーティはこっそり動物園を抜け出し…。
 いやだから動物が簡単に抜け出せる動物園ってどうなのよ。しかも交通機関利用してるし。
 メルマンにアレックス指しゃぶってるって言われて起きたアレックス。あははー、ライオンでも
指しゃぶるんだー…ってちげーよ、マーティがいねーんだよ。
 さあ大変だ。ってわけで3匹は彼を探しに街へ。壁ぶち壊して出るなよ…。
 駅に来た3匹。電車に乗ろうとしてますけども。白線の外に頭出したら危ないって!しかも
お前らが見てるのは反対方向だよ。
 後ろからきた電車をギリギリかわしつつ乗り込む3匹。で、切符どうやって買ったんだよ。
 アレックス、ばあちゃんに叩きのめされてました(笑)。すっげぇ。さすがどこの国でもじいちゃん
ばあちゃんは強いですなぁ。
 そんなこんなでマーティも見つけたしとっ捕まえてお説教…してる間に人間達に囲まれて
しまいました。
 アレックスがマーティを押さえて「お前言葉巧みに説得する系は下手だから」って言ってます。
が、そもそもキミらのコトバは人間に通じてないわけで…。
 彼らは眠らされて箱の中。どこへ送られていくのでしょうか。
 ドナドナドーナードォナー…。

 元々はマーティのせいだとケンカを始めるアレックスとマーティ。ところがどっこい彼らがつまれて
いる船はなんとペンギンらが乗っ取り。
 おいおい、ヨンファ(亡国のイージス)に続いて今度はペンギンか。人間達の警備は一体
どうなっとんのだ。これで東京突っ込む気か。よし仙石さん、今度はカンフーの得意なペンギン
が相手だ。
 しかし流石はペンギン。本能に忠実です。南極めざしてまっしぐら。

 えーと。
 ペンギン達につぐ。
 ペンギンは寒い地方に住むもの、と思われていますが、本当に寒い地方に住んでいるペンギン
は全体の一割。大抵のペンギンは暖かいというか、普通の地域に住んでいます。

 って説明してる間にアレックス達が流されていったやないか!(知るか)

 フラフラになりながらマーティ達を探すアレックス。「マーティメルマングロリアメルマン
マーティグロリア」って何の呪文だおい。
 木箱の中からビーナスのごとくヒトデとワカメをくっつけて出てきたグロリアを華麗に
スルーして浜辺を見れば、マーティが呑気にイルカでサーフィン。
 キミら危機感ないですなぁ。ま、しょうがないけど。
 しかもここのマーティとアレックスが見つけて駆け寄るシーン。
「アレックスゥー!」
「マァーティー!」
 101回目のプロポーズのような素敵な音楽がながれ、スローモーションになりますが…
アレックス拳握りしめてる!

 で、彼らはどっかの動物園に送られたと思ってる様子。
 森林に入っていったらなんかサルが「踊るのすきすき」とか踊ってた。私はお金がすきすき。

 アレックス達は話をしようとするんだけど、アレックスの背にクモが乗って、アレックスが
悲鳴を上げて追い払おうとしたら、フォッサを追い払っちゃった、というのは面白かったなぁ。
全体的に、トムとジェリーのノリがあるんですね。
 フォッサというのはこの島の肉食動物みたいです。
 サル達は彼らを歓迎。モーリスという、王国でいえば大臣みたいなポジションの人は
まだ警戒している様子。アレックスを「化け物」と言ってます。
 アレックスは、人間に会いたいと言いますが、サルが紹介してくれたのは遭難して
死んでる人間。生きてる人間はいませんでした。
 ここに居たってようやっと彼らは見も知らぬ場所にきたと悟ったみたい。
 パニックになります。
 確か人間の場合は、情報が処理量を一気に超えるとパニックになるそうです。こう
なると自分で沈めることはなかなか出来ないそうで。この間の行動は頭で考えている
わけではなく、したがってかなり危険。
 んだからパニックにならないようにしましょう、といわれるわけですね。

 アレックスはなかなか立派な像を作ってたいまつに火をともそうとするんですけど、
メルマンが失敗して火を「像」につけてしまって大失敗。
 マーティは楽しそうに小屋作って火を焚いてフィーバー状態。あの、動物って火を
本能的に恐れないの…?
 で、作ったHELPの文字が、Pの上がおっこっちゃってHELLになっちゃったと。
 がんばれアレックス。とりあえず食い物はあるんだから恵まれてるだろ。
 しっかしあれですな、ボンボンの方が逆境には弱いというのは本当ですな。
 開き直ってメルマンとグロリアがマーティと仲良くやっているのに、アレックス一人
意地張ってます。
 現実を認められないんだろうねぇ。
 そして、仲直りしてご飯とかもらってるんですが、シマウマは草食動物、アレックスは
肉食。根本的に合わないんですね。
 この先アレックスは暮らしていけるんでしょうか?
 というかアレックスは肉の状態でもらってるから知らないけれど、その肉の元の
形は…ってなわけで。
 この先一波乱ありそうですがな。

 サル達に歓迎されてもてなしを受けてワイワイ楽しそうですが。
 腹ぺこりんのアレックス。サルたちが肉に見え、あげくにマーティの尻にがぶり。
 モーリスはアレックスが肉食獣だと指摘するんですが。どうも皆は分かってない様子。
 しかし野生に戻ってハッキリ自分のことを自覚したアレックスは仲間と別れを告げ
フォッサ達のいる肉食獣テリトリーへ行くのでした。
 動物園で飼いならされていようとも、生まれたときから人に慣れていようとも。動物に
とっての本能というのはいわば生きるすべです。いざ命の危機となったら本能が目を
覚まし、目の前の獲物に対してキバをむきます。当たり前のことです。
 散歩させていた犬とかが突然通行人にキバをむいたり(これは怒らせるようにからかった
人もいたりしますが)、芸をさせていた動物に突然襲い掛かられたりした時、人はよく
動物が裏切ったという言い方をします。
 しかし動物とはこのように、本能に従っただけであってそれを責めるのは酷。勝手に
裏切られたと思っているのは人間の方です。

 船がやってきたと、大喜びでアレックスを呼びに行くマーティ。いや、その船から
ペンギン降りてきたから。ってもう行っちゃったのかよ。
 マーティってお使い頼まれたらよしきたって飛び出していくタイプですよね。行き先も
聞かず、財布も持たず。で、最低2回は引き返すハメになると。

 そんで、マーティの説得にも応じずアレックスは引きこもったまま。
 あの手この手で彼を励ますマーティ。
 ところがそんな彼にフォッサの集団が。
 あわてて逃げだすマーティ。やってきたメルマンとグロリアも巻き込んで大変なことに。
 そこへ駆けつけたるはペンギン集団。すっげぇ。
 で、アレックスもやってきて助けて万事解決と。
 いやあ仲間って本当にいいものですね。(水野晴郎口調で)
 
 アレックスのご飯も、ペンギンが作った寿司で代用がきくことが判明。いいのか?いいのか?
まあそれはともかく、船にタップリの食料積んで出発。目指すはニューヨーク。
 あれっ、ペンギンは乗らないの?とか燃料大丈夫?とか思ったんですが。
 やっぱり燃料なかったみたいです。
 ま、海の真ん中でさまよっていたら誰かが見つけてくれるだろう。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→マダガスカル