多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ウルヴァリン:SAMURAI


ウルヴァリン:SAMURAI

9/18鑑賞

 えっとこれちょっと混乱したんだけども、何かの続編というわけではなくて、単純なスピンオフと
考えた方がいいみたいです。
 なんかジーンが出てきたり、ウルが世捨て人みたくなってたのでこれ何の続編??とか混乱
してしまった。
 あと…話はちょっと微妙です。
 何より、オチを言ってしまいますけど、ウルに対して恩義を感じている日本人が最後、その恩を
あだで返そうとする形で描かれているのは悲しかった。
 もちろん日本人でそういうのがないってわけじゃないし、そそのかした連中が悪いの
だけれども…。
 もうちっと日本らしさを出して欲しかったな。侍とか忍者とかそういう方向ではなく。
 まあ海外受けはいいんでしょうけどね…忍者も日本刀も出たし…。
 というわけでせっかくのシリーズだけどこれは本当に期待しないで見る方が楽しめると思う。
 DVDでもいいかと。
 どんなに良い素材でも料理人がド素人だとポイズンクッキングが出来上がる、といういい例です。

 さて物語は、長崎に原爆が落とされるとこから始まります。
 ウルヴァリン(以下ウル)はなぜか古井戸の中にいるというワケわかんない展開。
 彼を見つけたヤシダという兵士は逃げるように言うのですが、ウルはこの古井戸の中の方が
安全だという。
 そうしてる間にヤシダの上司らはもはやこれまでと次々切腹、ここからしてまったくワケ
わからんのですがともあれ、ヤシダはウルが助けて古井戸の中へ。
 それでも原爆の威力は防げるものではなく、ウルがヤシダの上にかぶさって助けてくれると
いう、この人はやっぱいい人なんだなぁという感じでした。
 
 で、現代かな。
 ウルはジーンの悪夢にうなされている。
 自分がジーンを殺したという罪悪感にずっとさいなまれていて、森の中で暮らしているみたい
ですね。
 でもクマとは友達になったみたいです。うーむ。
 そんで街中に降りて買い物をしているんだけどウルはたまたまボウガンだの猟銃だの
買い込んでいる、あまりタチのよろしくない連中を目撃していた。そしてそのウルの様子を見て
いる人物が一人。
 山の中にウルがいると叫び声が聞こえて、いってみるとテントが襲われた形跡があり、しばらく
行くと矢を射られてひん死の状態のクマが。
 ウルはクマを苦しめないようとどめ刺してやったんだけど、その矢に毒が塗られているのに
気付き、怒って山を下り、バーに行く。
 そこには命からがら逃げのびたというハンターが自慢話ぶっこいてたわけですよ。
 ここまではワケわからないまま見てても、これから意味がわかります。
 ウルが怒っていたのは、クマがハントされるのは仕方ないことだとしても、禁止されている
毒矢を使って狩りをしたことでした。その結果手負いのクマが人を襲い、5人殺すことになった。
1人逃げ帰ったハンターは、それが自分のせいだとは気づきもせずに、クマ仕留めてやったぜーと
自慢話をしていたからウルが激怒したわけで。
 気持ちはわかるなあ。
 しかもクマが突然襲ってきたとか言ってたけど、矢はクマの背中に刺さっていたので、
ハンター側から攻撃を仕掛けたのは明らか。
 
 ウルはこのハンターの手に矢を刺して、毒矢じゃなければ死なないから安心しろ、と
言ってました。倍返しだ!(いや流行りの言葉無理して使わんでいいから)
 ここに、ウルの動きを数日見張ってた赤髪の女の子が乗り込んできて、こんな奴ら
殺す価値もないわ。どうせ一週間後車の事故で死ぬし、と彼を連れ出す。
 ってかこの女性すごい存在感ある人だなぁ。髪の毛きれいですね。
 彼女の名はユキオ。…ユキオ!?
 まあいいけど。オは緒とか央の漢字が入ると考えればおかしくないな。
 で、ユキオはヤシダから、この刀と一緒に受けた借りを返したいと言われている、と
話をする。
 てかウル、刀のこと覚えてないんじゃないの。名前も。
 ヤシダはもう余命いくばくかで、会ってお別れを言いたいと言っている、というけどウルは
日本まで行くの面倒だし、と断る。
 しかしユキオが言った、苦痛からの解放がある、悪夢にうなされてるんでしょという
言葉が気になって、結局日本に向かうことになるのでした。
 彼が日本に行かなかったらこれどうなってたんだろう…。

 飛行機の中でウルはユキオに未来が見えるのかと尋ねる。
 全部ではなくちょっとだけ見えるっぽい。
 まああの連中の死が見えたのは本当のようですが。
 
 そんでヤシダはあれから大財閥を作り上げてものすごいグループになってて、そんかし
いろいろ拉致とか暗殺とかやっかいなことがあるみたいで警戒も厳重でした。
 ウルが金属反応ありで止められていたのはちょっと笑った。
 骨がねぇ。
 屋敷に通されてウロウロしていると、剣の稽古をしている男性がいる。あれはヤシダの
息子で名前をシンゲン。…お館さむわぁぁぁぁぁぁ!!!!!
 で。
 その娘はマリコ。
 ヤシダの孫にあたるマリコがヤシダと面会してたのだけど、ここの会話からしてどうやら
ヤシダは後継者として、マリコを選んだらしい。
 そりゃいきなり全権託されても困るわなぁ…。私ならやった!金使い放題!ってなもんですが。←
 飛び出してくるマリコ。
 マリコは、そんな汚い人をおじい様に会わせないでと割とズバッと言いまして、ユキオも
これには納得だったのか、ウル無理やり入浴ですよ。
 女性二人に囲まれて、というと聞こえはいいが、なんかすごい絵面だな…。
 この後ヤシダの屋敷の全景がチラッと映るけど、目の前が海で、まるで今にも海から
怪獣が出て来そうな勢いだった。ロケットパーンチ!

 んでやっとこさウルはヤシダに会うことが出来るのですが。
 ここで専門の医師としてグリーンという女性が登場します。妙に存在感あるからおかしい
とは思ったんだよ…。
 それとここ、ウルが室内をざっと見るシーン。何があるかよーく見ておくといいと思います。
 ヤシダはウルに何を言うのかと思ったら、年取らないで生きるの辛いっしょ、何とか
したげるよってことだった。
 え、それ言うためにお前わざわざ日本に呼んだの…。それメールで済むんじゃね?(おい)
 ヤシダが言った「死なせてやる」とはどういうことなのか。
 ヤシダは、他の人間にウルの治癒能力を移植することが出来るんだぜ、と言うので何かと
思ったらつまり、自分に永遠の命を寄越せということらしい。
 お前は死にたがってるからいいんだろみたいな。
 いやそういうことでもない気がするんだけども…。
 永遠の命を得てマリコを護りたいのだ、というヤシダにウルは後悔するからよせという。
それは永遠の命を得ていた彼だからこそ言える言葉なんでしょうね。
 それで彼は出て行くんだけど、シンゲンとマリコが言い争いをしていて、マリコが殴られ、
飛び出していくのを見る。
 で、危ないとこだったマリコを助けるわけですが。
 この家警備は厳重なのに、柵がないってどういうことだ!危ないだろうが!ちょっと
酔っぱらって歩いたら海に転落するぞ!
 
 ウルはユキオに話が違う、お別れを言うだけだったはずだと怒る。
 てかウル、日本にきたのは初めてっぽいはずなのに、よくお茶の入れ方知ってたな。いいけど。
それとユキオ、着物の時はピアスなどは外すものですよ。
 ユキオは飛行機を手配しておいた、と彼に告げるのですが…。
 その夜またウルはうなされていたけど、なんか茶がおかしい感じになってるぞ。これ細工されて
ないですか!?

 と、ウルは座敷の中がざわざわしているのに気づいて目を覚ます。
 ヤシダが死んだらしい。
 結構速かったな。
 ユキオは予知できなかったとショック。
 実はこれも伏線だったとは…。
 
 そんで葬式になるんだけど。
 もうこれからして違和感バリバリ。
 ユキオの着物がおかしい。グリーンもおかしい。あと銃を持って集まってるって何。いや
大物だからっていうのはわかるけど、まんまこれヤクザの葬式ですよ。
 そこに政治家が来てインタビュー受けてたけど、こんな葬式に参加したら大問題でしょ。
 まあ日本人監督が作ってるわけじゃないから仕方ないけど、なんつーかこの葬式はなに
って感じだった。
 ちなみにこの政治家、モリは、マリコの婚約者だそうです。
 あと屋根から警備してる弓の使い手はハラダといって、マリコの幼馴染らしいです。
 …日本人使ってくれよ…日本語で話すシーンめっちゃおかしいと思ったら中国人じゃ
ねーかよ…。
 えーとそれでなんだっけ。
 ウルは、坊さんが刺青を入れてるのを発見して明らかにおかしいと思い声を掛けるん
だけど、案の定彼らはヤクザで、マリコを誘拐しようとしてやってきてて、葬儀の場が
とんだ乱闘に。
 おかしいのは、シンゲンらが平然としているとこですね。
 自分の娘が襲われてるのに。
 ここのバトルはなかなか見応えありましたがウルは体の異変に気付く。
 傷の治りが異様に遅くなっていた。
 もうこの時点で何かされたとみるべきでしょうな。
 グリーンは平然と撮影してるけど、それに文句言った男が返り討ちにあった時点で
この女性もミュータントであるとわかります。
 えーとそれでハラダは、ウルのことを「え、誰」みたいな感じでありながらも、マリコを
助けようとしてるのだと気づいて戦いを支えるのがなかなか面白かった。

 そういうわけでまあいろいろありましたがマリコを連れてウルは逃げ、マリコは
新幹線に乗ってどっかに向かう。
 と、ウルものってるわけですよ。
 お前ら切符は…。
 あとウルさん、「この新幹線時速500キロ?」
 まだその速度は出ませんから!
 マリコは、長崎に向かったようです。ここに別荘があるということらしい。
 …それは多分動き読まれてるんじゃないですかね…とか思ったんだけど、なんと!
そこそこ追手がやってこなかった!

 あ、ちなみにこの新幹線ですが、ヤクザが乗り込んできてウルと乱闘になるんだけど、
なんで普通の人間が新幹線の屋根でウルと同等の戦いを繰り広げられるのか、というのは
ちょっとわかんない。専門の殺し屋とかならともかく。リボーンに出てくるマフィアじゃないん
だから、超戦闘とか無理ですから!
 なんとか戻ってきたウル、この新幹線はやばいから降りよう、といって降りてすたすた
いって、たどり着いたのがラブホ。
 うぉぉぉぉい!!!!!なんでだよ!
 いや身を隠すのに最適ってのはわかるけど、なんか唐突過ぎるだろ!
 ウルはマリコを部屋に寝かせ、自分は見張りするとかいってたけどぶっ倒れた。
 まあ怪我もしてるし疲れてるからだろうなぁ。
 彼を助けてくれたのは、ホテル受付おばちゃんのお孫さんで、獣医さんらしいです。
 まあ…確かにおおまかなカテゴリでは医者ではあるが…。
 
 ここでウルはグリーンは何者だと尋ねる。
 なんでも、ヤシダがアメリカにいって知り合った女医で、治癒能力を移植できるって
いうのは彼女に吹きこまれたらしい。
 なるほど、治癒能力が消えているのはその女がウルをとっ捕まえるために何かしたと
みるのがいいですね。
 そのグリーンはハラダと組んでるらしくて、とっとと二人を見つけなさいよとか言ってた。
 つまり、シンゲン側とこいつらはまた違うってことか。
 ややこしいな…。
 
 ホテルで休んで少し回復したウルとマリコは長崎の別荘へ。
 ちゃんと食料も買い込んでるとこがすごいな。
 マリコは、ハラダとは昔結婚の約束をしていたと話す。
 本当は好きあってた人達なのかな。
 ヤシダが、結婚は15まで待てって言ってたから待ってたらしいけど、おっさん結婚できる
のは16歳からや…。
 あとウルは箸をご飯に立てない!それは仏飯だ!
 つーかこのエピソードいらんやろ。
 マリコはあの夜、シンゲンと言い争ってたことについて、自分が後継者に指名されたこと、
ヤシダが死んだら3日後に遺言書が公開され、自分が後継者と公開されることを話す。
 それが彼女には嫌だったらしいですね。
 確かに順番からすればシンゲンだし、マリコもシンゲンに後継者になって欲しかったらしい。
 で、ウルが「ノブトロモは…」って言いだすから何かと思ったら「ノブロー」つまり、モリのこと
だった。何の暗号かと思っただろうが!
 彼はろくな人間じゃないんだけど、シンゲンが決めたマリコの婚約者らしい。
 あれでも政治家だから政界へのパイプはあると。
 傀儡にする気満々じゃねーか!
 ヤシダはシンゲンのこういう、野心満々なところが気に入らなかったのかも知れませんね。
 …ってかだから飯に箸を刺すなと言うてるやろがウル!!!
 
 長崎でまったりしている二人。
 ウルが、道路に倒木があって通れないと聞いて、除去作業手伝ってるのなんか可愛かった。
さすがに武器出すわけにもいかないからノコギリひいてたし。
 で、彼はここがヤシダと出会った場所、彼を助けた場所だというのを思い出す。
 あの時ヤシダは、自分を守ってくれたお礼だと言って持っていた刀を差しだそうとしたけれど、
ウルは受け取らず、いつかもらいにいくから持っててくれって言ったらしい。

 マリコはその話を聞いて、ヤシダは言っていた、人は必ず立ち直れる、あなたも、と告げる。
 なんかその時点まではヤシダまともだったっぽいんだけどなぁ。
 やはりあのグリーンがいろいろ吹き込んだんだろうなあ。
 それでマリコは突然、ジーンって誰と言い出す。
 ウルが寝言で言ってたらしい。
 え、誰でもいいじゃん。
 なんでそう、人の事情にズカズカ踏み込みたがるのか。
 しかもこの後いきなり二人いい雰囲気になっててこの展開がサッパリわからん…。
 アメリカ映画にありがちといえばありがちな展開だけども。

 そしてウルはまたジーンの夢を見て、彼女は「貴方が愛した者は皆死ぬ」とでっかいフラグを立てて
いくのでありました。
 あとマリコがやたらクズリと言ってるけど、クズリというのは英名ウルヴァリンの動物のことです。
なぜわざわざ和名で呼ぶのか…。
 えーとそれで、まだジーンって誰というマリコ。
 うぜぇぇぇぇぇぇ!!!こいつうぜぇぇぇぇぇぇ!!!!
 彼氏の携帯こっそり見るタイプだ!←
 ウルは、彼女は死んだ、自分が殺した、と言う。
 その時、クズリとしての自分も一緒に葬ったのだと。
 彼女の死のショックでウルは世捨て人になってたということですね。
 
 と、ウルが起きるとマリコはいなくて、なんか外でさらわれてた。
 だからなんで追われてる身でうかつに外に出るのか…。
 ウルはおっかけますがマリコはさらわれてしまいます。
 一人放り出した奴に、誰がさらわせたか聞くウル。
 さらにそこへ、ユキオがやってきました。おっせーよ。
 ウルはモリに会う、と言う。
 でもユキオはウルの死を予知したと止める。
 背中が血だらけで自分の心臓をつかんでいた、止まった心臓をと。
 まあある意味当たるっちゃ当たるけども…。
 でもウルはマリコのことをほっとけないのでモリのとこに乗り込んでいきます。
 モリは金髪ねーちゃんらと遊びまくってたわ…。
 10の単語で質問に答えろと問い詰めるウルが笑える。律儀にカウントしてるユキオとか。
 答え次第では窓から投げるというウルの迫力に、シンゲンが黒幕と答えるモリ。
 実はヤシダは自分の治療に財産のほとんどを使っただけでなく、会社の金も使いこみ
倒産寸前になっていたと。
 あーちなみにアダマンチウムを集めまくってたらしいです。
 ウルの骨と同じ成分。
 で、シンゲンはその事実を隠ぺいすることで、自分が実験握れるぜウハウハ、という
ことを企んでいたけど、ヤシダはマリコを指名したと。
 …や、負債しか残ってないものを継いだところでどうなるって話ですが…。
 ともあれ、シンゲンは報酬を約束してくれたからマリコを襲わせたというモリ。
 ウル、こいつを窓からぶんなげました。
 ユキオが下を見ると、モリはプールに落下してたわけですが、「なぜプールがあると
知ってたの」「知らなかった」
 この会話はすごく良かった。

 さてマリコはシンゲンの前に連れてこられてました。
 さすがに実の娘を殺すほどひどい人間でもなかったのかなと思うけど、こっから
先はわからんなぁ。
 んでシンゲンさんや、いろいろ話をしてるのはいいんだけど、お前の家、忍者集団が
潜入してるぞおい。ラストサムライか!
 シンゲンが障子ぱーんと開けたら忍者だらけっての、悪いんだけどメチャクチャ笑った。
ドリフでしか見た事ねーよこんな光景!
 で、マリコはハラダのもとへ。こいつらハラダの部下か。
 シンゲンはグリーンにやられて池にドボンし、マリコはハラダに連れられてどこかへ。
 そこに駆けつけてきたユキオとウル。
 うん、全然間に合わないどころか、かすりもしてない!
 ヤシダの治療室に入っていくと、女を取り返しにこいって地図が。
 完全な罠だなこれ。
 あとウルはここで以前あったものがなくなっていることに気づいて、ヤシダが使っていた、
全身レントゲンみたいな装置を使って自分の体をスキャンする。
 すると、自分の心臓にウネウネ動く虫がくっついてた。
 以前ヤシダが生きていた時にウルは、ビンに入った虫がいたのを見てたんですね。
 それが今きたらなくなっていた。
 そして消えた自分の治癒能力ということで、何か仕掛けられたのかもと気づいたと。
 頭いいな。
 一方その頃池ポチャされたシンゲンは、なぜか鎧を着こんで日本刀を手に取ってました。
 別に今いるウルとユキオを襲ったところでどうなるわけでもないんだけど…ここの展開も
ようわからんなぁ…。
 
 ウルは今からこれを自分の手で取り出すといい、ユキオは心配してたら、シンゲンが
襲い掛かってきたので心配するどころではなくなった。
 で、心臓から虫を取りだしたショックでウルは心肺停止。
 ユキオが見たのはこの光景ですね。
 でも、本来の治癒能力を取り戻したのでウル復活ですよ。
 あれだ、仙豆食べてフルパワーでスーパーサイヤ人になった悟空、的な。
 ウルは、娘を殺そうとするような奴は殺す価値はないとか言うけど、結局シンゲンが
襲いかかってきたので殺してた。うーん…。
 ちなみに、マリコを連れ出したのはグリーンで、ヤシダはミュータントになるのが夢
だったとシンゲンが言ってました。
 だから、マリコは囮で本当に用があるのはウルってことなんでしょうね。
 ユキオは床に散らばっていた書類の中に、スーツプロフィールというものを見つけてました。
 
 このシンゲンの使い方は本当にもったいないなと思う。
 最後一緒にマリコを助けにいって死ぬオチの方がまだ日本人らしいと思うよ。
 なんかこの作品に出てくる「武士」って全然武士らしくないんだよね。
 野望あって卑怯で恩をあだで返すっていう。
 そこらが残念。
 日本人としてはちょっと納得いかない。武士としての矜持を示して欲しかったというか。
 あ、でもさすが真田さんだけあって殺陣はめっちゃかっこよかった。
 ユキオ役の人もうまいんだけど、真田さんと組んだらうまいってだけで、冒頭のウルを
迎えに来るシーンでのバトルというかシーンは全然迫力なかったので。
 
 そういうわけで山中の研究所ですよ。
 てかなんでユキオ置いてったのか(ケガしてたから?)とか、バイクどこで調達したの
とかいろいろ疑問はあるんだけど、雪の中でウルはハラダ率いる忍者集団とバトル。
強いはずなのになぜか弓矢に勝てず捕まるウル。
 毒がぬってあったという、冒頭のエピソード真似てるのはいいにしても、こんなやすやす
捕まるって…。
 
 マリコはグリーンからヨロイのロボット見せられてます。
 先代があなたを選んだ理由がこれとか言われても意味わからんのですが。
 あとそのロボ、本田忠勝じゃないのか。
 家康を背に乗せて戦ったとかいう。
 
 あと、捕まったウルなんだけど、爪をそのヨロイロボに焼き切られそうになってて、ここの
意味がよくわからんのですが、ともかくそれを危機一髪マリコが助けた。
(後でここからウルの能力を奪おうとするシーンが出て来たから、そうするために爪を
落とそうとしたのかも。他の場所じゃダメなん?)
 それでハラダもマリコがピンチとなればこれを助けるのは当たり前だから、グリーンに
矢を放つわけですよ。
 ウルはロボと対決、乗り込んできたユキオはグリーンと対決。
 ハラダはマゴマゴしている!(おい)
 ウル、右手の爪きり落とされて大ピンチやがな。
 でもこれ確か生えて来たよね…?
 
 ハラダがウルを助けてロボを倒そうとしてやられまして。
 ロボの持ってる剣を使おうとするウルは、昔ヤシダが言った、日本刀は両手で持つものだ
という言葉を思い出し、両手で持つ。
 すると剣が赤く光りはじめる。
 この辺のとこがよくわからんけどまあいいんです!
 で、頭を吹っ飛ばすとロボは落下していくんだけどウルも一緒に落ちて大ピンチ。
 ユキオはグリーンをやっつけてました。
 ここのやりかたはなんかすごいなと思った。

 ロボの中身はヤシダで、死んだと思ったら生きてた。
 だからユキオの予知が働かなかったんですね。
 ヤシダはウルから治癒能力を奪おうとしてたけれども、ウルの切られた爪を拾った
マリコがこれを突き立て、ウルもコードとか引っこ抜いて、新しい爪が生えて来たので
ロボにブッサして終わり、みたいな。
 で、改めて「俺は別れを言いに来た。サヨナラ」と今度こそ本当の別れを告げます。
 このサヨナラ言うまでに本当にえらい目にあいましたな。

 この後ウルはまたジーンの夢を見るのだけれど、彼女はウルに「ずっと私といて」と
言ってくる。しかしウルは断り、彼女は扉をあけてどこかに消えていくのでした。
 
 そういうわけでウルはユキオとともに飛行機に飛び立ってどっかに向かうんですが…。
 この後とある空港にて、マグニートやXと出会ってました。
 今度はどこに続くんだ!

 というわけで、この話は多分日本へのオマージュというかそういうので作られた
本当に番外編って感じなのではないかなと思いました。
 鎧ロボもまったく意味わかんない。ヤシダが生きて入ってたというのはありにしても
その形にする必要は?みたいな。
 本当にちょっと突っ込みどころ多い映画でした。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ウルヴァリン:SAMURAI