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謝罪の王様 |
10/6鑑賞
これはめっちゃ良かった。
数々ちりばめられた伏線がきれいに回収されてる映画は久しぶりです。
見て良かった〜。
冒頭、ラジオ体操のノリで土下座の説明が…。
映画館でこれ見てる設定が銀魂となんかかぶって笑える。
あと「別に…」のパロとかもあって笑った。(沢尻エリカのやつ)
というわけで長々と続いた説明は謝罪センターのCMでした。
ケース1 典子の場合。
欧米では謝るのは不利とみなされる、みたいなこと言ってるけど、今ここ日本
ですから典子さん!
シフトレバーを異様にガチャガチャしない!アクセル踏みこまない!なんで猛スピードで
バックして後ろの車に乗り上げてんだよ!
しかも今度は前進とかあぶねーよ!
この事故した相手がヤクザだったもんだからさあ大変ですよ。
んで、黒島に相談している典子曰く、その時点で自分が本当に悪いかどうか確かめる
必要があったから謝らなかった、と言ってるわけですけども。
うん、ソレどう見ても100%悪いね!黒島には「あなたが200%悪いね」って突っ込まれたね!
そんでベンツ傷物にした運転手が指詰められそうになった段階で「なんかぁ、すいません?」
みたいな謝り方しててメチャクチャ笑える。
それで典子、ヤクザの弁護士に誓約書にサインしてって言われて読まないままサインして、
黒島が読んだら来週から大阪の風俗で働くことになってた、と。
なぜちゃんと読まない…。アメリカにしばらくいたのなら向こうは契約社会だからわかるだろうが!
てかその誓約書グシャッてすんな!
早く謝るべきだったね、ここは欧米じゃないからね、と言いつつ黒島、典子を連れてヤクザの
とこにやってきたんだけど。
石を拾ってきて自分を殴れという。
ドMなんですかと聞く典子。
ドMだったらさっちゃんの出番だろうがぁぁぁぁぁ!!!
…あ、銀さんだったらためらわず殴るなこれ。
ともあれ、黒島曰く、ケガをおして謝罪にきたという状況を作ることが大事なのだそうです。
というわけで殴れ、という黒島ですが。
肩殴ったよ典子。
黒島が舌打ちしててめっちゃ笑える。
その後多分殴ったんだろうけど、典子容赦ねぇな…黒島顔が血まみれだよ…。
ここの土下座ののち黒島は、ヤクザの雑用をすることで、400万の金を見事減らして、最終的に
典子はいろいろあわせて40万払えばいい事になったわけですよ。
でも高いとか文句言う典子。
(しかも携帯いじってるので、黒島が「携帯置けやぁ!」とキレた)
じゃあオメーはおとなしく大阪いってろや!どんだけ世間ナメてんだてめぇ!
と、出会いこそアレでしたがこの後典子は割とまともに仕事します。はい。
そういうわけで典子、自分は司法書士目指してるのでここで働きたいと言い出しました。
まあ給与の話が出なかったところを見ると完全無給で勉強のため働いてんのかな?
黒島、典子に早速最初の仕事を依頼。
…ってそれがあの冒頭のCMですわ。
しかもめっちゃ笑ったのが、典子にHP作ってと頼むくだり。
理由は、CMの終わりが「土下座で検索!」ってなってんだけど、HPないから検索しても
出てこないらしい。
先にHP作っとけやぁぁぁぁ!!!!
あと、オフィスはないらしいです。この喫茶店で仕事の話を受けてるらしい。お前それ、
店長さんに迷惑じゃないのか…。
そして典子、あっという間にHP作ったんだけど完成度パねぇ!しかも早速、土下座で検索
するとちゃんとHP出る!すげぇぇぇぇぇ!
あと黒島、スパゲティに粉チーズとタバスコかけすぎ!
突っ込みがおいつかねぇぇぇぇ!!!!
銀魂から新八を誰か呼んできてくれぇぇぇぇぇぇ!!!
黒島、家はあるけど教えないよって典子に言ってた。まあ聞きたくもないでしょうねぇ別に。
ケース2 沼田の場合。
典子、喫茶店で携帯いじってる。向かい側には男性…こいつリーガルハイの新しい
弁護士やないか!こんなところにまで番宣にきやがった!(違います)
ここですごい大人しくてさわやかな男性だなぁと思ったらまったく違うでやんの。
黒島が遅れていて、典子としては話すこともなくずーっと黙ってた感じなんだけど、そこに
黒島がやってくる。電車の人身事故で遅れましたというんだけど、これが車だったら、
渋滞に巻き込まれたと言われても、それを見越して早く出てこいよと思いますよね、電車の
事故だからこそ仕方ないかと許してもらえる、と。
いやその解説はいいから。
ちなみに本当は寝坊して遅刻したらしいです。貴様。
この沼田が相談にきたのは、沼田の本社が手掛ける女性下着のプロジェクトで、沼田の
部署が一緒にプロジェクト加わることになったはいいものの、飲み会で気が大きくなりすぎて
本社の宇部という女性に思い切りセクハラ行為をしてしまったと。
それで訴訟沙汰になったようです。
翌日ちゃんと謝ったというんだけど話を聞いてみれば、「なんかぁ、ケツさわっちゃったみたいで?
しゃーせんしたー」という謝り方。
うん、これは殴るわ。
典子、こういう男がめっちゃ嫌いみたいでボロカス言ってるんだけどそれがなかなか面白い。
黒島が、「キャバ嬢と比べるのは失礼。キャバ嬢にも失礼」となかなかいいこと言ってた。
そういうわけでとんでもないクズなわけですが、それでも何とかしないといけないわけで。
典子まず沼田と落ち合って、謝罪に行かせる準備。
何をするのかと思ったら長距離を走らせるわけですよ。
ここ並行して喫茶店の店長が黒島のDVD見てるんだけど、同じ謝罪に行くにしても、
息せき切ってやってこられるのと、会社の前までタクシーで乗りつけて涼しい顔で来るの
とでは先方の受け止め方も違う、というわけです。
確かに納得!
謝罪会見とかでも、妙に涼しい顔してふんぞり返って「うちの者がやらかしたようで…」とか
いうタワケ社長より、あちこち奔走して疲れ切ったような感じで出てくる方がまだ腹立たしくても
「まあここまでしてるなら…」って思うもんねぇ。踊る大捜査線でもスリアミがメイクして演出してたな…。
ともあれ、典子はタクシーに乗って沼田を走るよう指導しておりまして。
途中人にぶつかったけどまあそれはいいとして。
そういうわけで宇部と待ち合わせのレストランに来た沼田はヨレヨレで、宇部もさすがに心配
しています。
ここまでは良かったんだがなぁ。
ここで黒島が解説することには、頭に血が上っている相手はこっちの言い分を聞いて
ないので反論してもムダって言うんですね。
そこでどれくらい聞いてないか実験しましょうって言いだして、相槌の「確かに」を「ぱしかに」に
してみましょうとか言ってる。
逆にそれ聞かれてたら余計激怒するような…。
ともあれ沼田、これ実行しやがった。
「ぱしかに」「パスカル」「ラスカル」「ラスク」「パスタ」「としちゃん」って変化してったけど最後の
としちゃんいらんやろ。
それと変化させすぎや。
案の定宇部、ラスカルってなんですか!って怒った。
…っていうかそこまでは気が付かなかったわけね?
次にわざとらしくても褒めまくることだそうですが沼田、エロいですねっていってますます
激怒させました。
こいつもう東京湾に沈めた方が早くないか…。
次のポイントとしては、目上の人間を立ち会わせて謝罪するというもので、この場合は
上司を連れてくるのが普通で……父親だしやがった!しかもこの父親も沼田に輪をかけて
バカだ!手がつけられねぇ!
宇部が帰るというので沼田、ほれ、と腕時計を差し出す。
100万以上の高価なやつだそうです。
私ならこれ受け取った瞬間プールに投げるなと思ったら案の定、宇部、投げて帰って
いきました。そりゃそうだ。
このあとカッコつけてた沼田が時計拾おうとプールにダイブしたのはめっちゃ笑った。
黒島は典子からダメだったという連絡を受けてるのだけど、彼は何か素人劇団みたいな
ところに来ていた。
次の手をもう考えてたってことなのかな。
土下座する?と聞いたらもうしてきた、と典子。
つまり、訴訟担当の弁護士のところにいって沼田土下座したらしい。
アホか。する相手が違うだろうがよ。
この弁護士は箕輪といって、バリバリ国際的に働いている有能な弁護士のようです。
あと典子が、昔大学で先生の授業受けてました、と唐突に挨拶してるけど、この
理由は後でわかります。
箕輪はとにかく、示談するつもりはない、と2人を追い返しました。
そういうわけで黒島別の手に出よう、と言うのだけど。
黒島と典子が立ち上がった時に沼田だけ座ってて、「お前も立てよ!」って怒られてて
めっちゃ笑った。
本当に沼田ってなんていうか、社会人としてダメな気がする…。
宇部が駅で電車を待っていると、人身事故のお知らせが。
これそんな都合よくあるのかなと思ったので、もしかしたら黒島がちょっとだけ放送借りたの
かも知れませんなぁ。
ともあれ、宇部が参ったなぁとか考えてると典子がどっかに電話しながら、「飛び込みだってー。
セクハラで会社クビになって自殺したらしいよー。死ぬことないじゃんねーセクハラで」とわざと
横で話す。
それで宇部一気に不安になって、沼田に電話しようとするわけですよ。
したらいきなりフェンスの向こうからガシャーンと沼田が。
いや、沼田のマスク被った黒島で、ワイヤーで釣ってあるわけですよ。
(マスクは劇団で調達した模様)
でも宇部は気が動転して見えてないから、まるで浮いてるように見える。
そこで黒島が「あれっ僕死んじゃった?さっき電車飛び込んだんですよ。セクハラで
解雇されちゃって」みたいな。
黒島が、彼女の家すぐ近くだから行こうかなとか言い出して、あわてて宇部が止めるの
面白かった。
それで宇部は彼女も怒ってないと思うよとあわててとりなすわけです。
そうして後ろから沼田が声をかけ、彼女が振り向いた隙に黒島は下へ。
この作戦はうまくいって、沼田と宇部は和解することになったのでありました。
後は沼田がまた馬鹿なこと言わないようにするだけだな…。さすがに反省はしたと思うん
だけども。
そういうわけで訴えは取り下げられ、示談ということになった、のですが。
喫茶店で座ってる沼田の様子がおかしくて、典子がやってくるんだけど、沼田なんか
黙ってんですよ。
それで、示談っていっても箕輪が納得したらじゃないですかーと典子が言うと、黒島は
確信を得たように「大丈夫だと思うよー」と言う。
ここで沼田が何か言いかけたけど声がなんか変だった。
典子はそこにあるカレーを食べていいですかって食べ始めるんだけど…食べ方
きたねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
そうして黒島がテレビをつけると、ある男性が暴行容疑で捕まったという報道が。
それは大物俳優の南部という人の息子さんでした。
あと嫁さんはもう離婚してるけど壇乃っていうこっちも有名な女優。
これが、3番目のケースのようです。
そういうわけで2人そろって相談に来てるんだけど、黒島はまた来てない。
話を典子が聞いてたら、いつの間にか隣に来てた。
ビックリするがな。
あと、話をしてて二人が険悪な雰囲気になったので黒島が「どこで誰に聞かれてるか
わかりませんよ」って言って、2人が振り向いたらお客さんの耳がでかくなってたのは
笑いました。わざわざ小道具揃えやがって…。
謝罪会見は7時からって言われたんだけどそれは今日の7時かららしい。
もっと早く相談にこいや!
なわけで早急に南部謝罪のリハーサルなんですけども。
おい、なんか謝罪会見なのに新しい嫁の紹介始めたぞ。
皆イラッとしてるだろうが!
なんかもういろいろ突っ込みどころが多すぎて、新八と神楽がボケに回って突っ込みが
追いつかなくなった銀さんの気分だわ!
もう前妻の壇乃が突っ込みしまくっててめっちゃ笑える。
あと皆ハゲハゲ言いすぎや!
でも黒島もキレまくって「おい南部!」って言ってたの笑いました。
そういうわけで改めて謝罪会見になったらしいんですが…。
皆がぐたーっとしてるとこみると失敗したようだな…。
気抜きすぎてちっとも誠意が感じられなかったらしい。
頭を下げる時間は20秒がいいらしいですよ。まあ確かに謝罪会見でもきっちり
下げてるよなぁ。
質疑応答がひどかったって言ってて何かと思ったら、南部はずっと「被害者さんのA」って
言ってたみたいです。
うん、さん付けするとこ違うね!ちょっと前につけるだけでかなり印象悪くなっちゃったね!
しかも涙は飲み水でつけたり、マイクの持ち方が変だったり、中日スポーツを中日すぽーちゅ
って言ったり散々だな!
あと時間余ったんで結局新しい嫁紹介したらしい。
バカか!
もっぺん言うぞ。
バカか!
あまりにも責められるので、南部は壇乃がやれ!というわけですが。
こっちは舞台衣装で出てきてあれっとは思ったんだけどまあまともに謝ってると
思ったんですよ。
ところがどっこい。
常にカメラ目線、そして頭下げたのが2分近く。これは長すぎる1
さらに、『平日の午後は比較的すいております』と舞台の宣伝始めちゃったよ!
もうダメだろ完全に!
謝罪会見なのか告知なのかわかんなくなってきてるよ!
まあ報道の時には普通は告知バッサリ切られますけどね!
そういうわけでなぜかいきなりこの夫婦、お互いに謝罪会見を何度もやり始めちゃったん
だけど、壇乃は謝罪会見の謝罪とか言い出すから何かと思ったら、平日の昼だけでなく
夜もすいております、と。そっちの謝罪はどうでもいいよ!!!
ただこれは黒島の作戦で、一見荒唐無稽に見えるものの、ここまでくると世間はもはや
何の謝罪だったかわからなくなってくる、と。
頭いいな!
ところがこれが想定外のピンチだったらしいです。
息子さん釈放されたらしいんだけど、まずサングラスをかけて登場。さらに着てるシャツには
「KILL YOU NEXT TIME」。
謝罪も、頭下げるのにカウントしてるのしっかり拾われたし…ううーん。
でもここで典子がいい事に気づきます。
なんでわざわざカメラの前で謝るのか、本当に謝って欲しいのは被害者ではと。
そういうわけで典子は夫婦連れて被害者さんのA(笑)に謝りにいきます。
このAさんというのが実は沼田がぶつかった男性だったのです。
あの時しこたま酔ってたAさんは、たまたま南部の息子、エリート君(これ名前です)を
見つけて声をかけたらしい。
その時には普通に応じてくれていたエリートも、しつこくしつこくAが絡むので立ち去ろうと
したんだけど、その時に南部と壇乃をひどく馬鹿にしたらしいんですな、Aが。
それでカッとなって暴行したらしい。
誰か目撃者証言してやる人いなかったのか…。
つまりAにも落ち度はあったんだけど、マスコミはそれを報道しなかったと。
まあ確かに、いきなり暴力振るった!とする方がセンセーショナルだからなぁ。こういう報道の
仕方が私は嫌いなんだけども。
エリートは親のことをすごくほめてたって言ってて、夫婦は改めてAにきちんと土下座して
謝るんですね。Aも自分が悪かったと謝る。
ここは良かったと思う。
で、ついでに典子もハゲハゲ言いすぎましたって謝ってた。
シーンは少し戻って、沼田が箕輪のところにやってきたところでした。
箕輪は沼田を追い返したわけですが、実は彼にも一つ悩みがあった。
それは今離婚した奥さんのもとにいる娘に謝りたいということでした。
一度だけ小さい頃娘に手をあげてしまったらしいです。
というのも、アメリカで弁護士資格を取ろうとしてて猛勉強してたけど、その時になんか娘さんが
当時流行ってたドラマの影響で「ワキゲボーボー 自由の女神!」ってフレーズをしつこく言ってた
らしい。
うーん…まあ子供は繰り返して言うのが好きっていっても、こういう時に言われたらイラッとするなぁ。
毎日毎日やってたらしいです。
ちなみにこれ、母親が教えたらしい。お前か。
それと箕輪、カレーの食い方汚い。…あれ…この食い方最近どっかで…。
そうして試験当日、遅刻しそうになって焦っててクローゼットあけたら、その中で娘がまた
やってたので、つい引っぱたいてしまったと。
これは黒島も言った通り、なんか手が出てしまったのは分かる気がするなぁ。
でも箕輪は親として、司法に身を置く者として自分が許せない、と気にしてるみたいです。
あ、そんで喫茶店で話をしてたんだけどカレーを注文してました。
んで気にしてたんだけど、図らずも娘と再会したらしいですよ。自分が教えてる大学に
入学してきたって。あれ、それもどっかで…。
でもきっと自分を許してないに違いない。
という話をしてたら。
典子がやってきたのであわてて箕輪はマスクをかぶりました。
あの、黒島が使ってたアレです。
何も知らない典子はカレーがあるのに気づいてカレーを食べ始めた。
はい、あの不自然な沼田のシーンにつながるわけです。
これでなぜ沼田があんな変な挙動してたのかつながった。
そしてケース5。
相談者が電話しながらやってきたんだけど黒島が、忙しいフリよしましょうよ、とあっと
言う間に見抜いてたのすごいなと思った。
本当に忙しいならここであからさまに連絡せずに、店入る前に連絡済ませてるはずだ、
的なの。さすがです。
ちなみに謝罪する時も、忙しさをアピールするのは逆効果らしいです。
そんでこの相談者、和田が言うには、撮影終わって公開を目前に控えた映画に
クレームが入ったというのです。
まずは見てくれっていうわけで黒島と典子映画見るんだけど、黒島めっさ本気で寝てる!
あとエンドロール、監督 宮藤監九郎って出てたの笑いました。
それはともかくとして、問題のシーンは、主人公が犬と再会するお祭りのシーンで、
後ろに映ってる男性。
これがマンタン王国という国の王子だったわけで、実はお忍びで日本に来ていたの
だけれどそれを当然誰も知るはずがなく、エキストラとしてちょうどいいと使ったらしいです。
そこでまず、王族の肖像権侵害は罪になる可能性があると。
さらにこの王国では飲酒は禁止なのに、お祭りだから酒飲んでた方がいい、とガンガン
酒飲ませるシーンやらせてた。あと飲酒強要も罪らしいです。
現場では、ビールスポンサー大丈夫ですよね、みたいな打ち合わせがあったらしいけど
それ聞いて黒島が、スポンサー気にしてる場合じゃなかったね、って言うのが面白い。
さらに、肉も持ってた方がいいということで持たそうとしたら、焼き鳥串を王子喜んで
食べ始めたんだけど、王国では串刺しにされている肉を食べるのは禁止。ちなみに牛は
ダメで鳥ならいいというわけではなく、単にこれは王子の好みだったらしい。だから
食うなってんだろうが!
これは緊急事態だと思った黒島は、和田以下3人に今夜早急にマンタン王国に行くよう
求める。
彼は別の仕事があるから行けないと。
それがあの、南部夫妻の事件だったわけです。
あの時急に黒島が現れたのはこれか…。
ワチャワチャで忙しくてって南部らに言ってたけどその意味はマンタン王国ではワチャワチャは
ごめんなさいという意味だかららしい。全部つながったなぁ。
黒島が別の相談受けてるの見て和田が、忙しいフリでしょって言ってたけど、彼は
お前と違って本当に忙しいから!
そういうわけで3人はマンタン王国に向かったわけですけどね。
普通に出迎えてはくれたんだけど、お土産として和田がこけしを出した時点で態度が
激変。
彼らは追い返されてしまいます。
ちなみになんでかドサクサに紛れて通訳のヒロシことワクバルも一緒に日本に来てた。
ワクバル曰く、こけしの髪型が昔戦争で捕虜にされたことを思い出させるからよくなかったらしい。
あとここで話してるのはいいんだけど、後ろに集団座頭市がいるんだけどこれは何…。
マンタン王国は政府に謝罪を求めてきて、文部科学省の大臣…あ、ダメですねこの人は。
スリアミはやめとけ。(その役はもう終わりました!)
えーとこの国松って大臣は失言大臣と言われるほどやらかしてるみたいです。
むしろそれだけの失言をして今も大臣なら有能な気がしなくもないが…。
でもこの大臣、マンタン王国の国王とは知り合いだという。
そういうわけで今度はこの国松が向かいます。
王子がアニオタだというのも知ってたので、お土産もしっかり気に入られて、ハートキャッチ
プリキュアだよ!(土産がプリキュアだというのではなく、気に入られたという意味でハートキャッチ…)
ところが。
夜が明けるとマンタン王国は日本に向けて輸出している綿をすべて輸出取りやめると言ってくる。
国松はまったく覚えがない。
しかしワクバルがすべて写真に収めていました。
何とかなりそうだということですっかりご機嫌になった国松は、酒が入って国王の奥様に抱き着いたり、
王子の奥さんに抱き着いたりその他秘書にやらかしたり、最終的に孫の頭をナデナデしたらしいです。
マンタン王国では子供の頭を撫でていいのは国王だけとされており、これが逆鱗に触れたらしい。
…なぜ酒を飲まさずに交渉成立した時点で帰国しなかった…。
えーと確かタイとかでも子供の頭には神様が宿る、神聖なものとされていて不用意に頭を
なでると親から殴られたりすることもありますので、外国旅行する時には特にタブーな行動に
ついてしっかりチェックしておきましょう。同じくタイでは足の裏を相手に見せることはものすごく
失礼なことです。
(なので足を組んで座ってはいけない)
録音もあって、国松がとめろー!って言うのを皆でレコーダーパスしあって流してたのは
笑いました。
で。
今度は内閣府の人間、枝下が出てきて自分が行くという。
黒島は土下座のプロを仕込んだと言ってたから何かと思ったら、南部にも行かせてた。
しかも何故か彼はマンタン王国でものすごく歓迎されるのです。
実は彼は20数年前、マンタン王国を舞台とした映画の主役を務めていて、以来この王国では
彼は英雄として大人気なのだそうです。
なるほど。
当時のその映画のチラシに「マンタン国民大号泣。日本人大爆笑」って書いてある。
…なんで日本人大爆笑?(後でわかります)
南部、国民に子供の頭を撫でてやってください、と言われてるから本当にすごい英雄扱い
なんですねぇ。
黒島としては、英雄と慕われる彼が謝れば許してくれるだろう、という計算だったのでしょうが…。
南部は土下座して今までのことを謝罪。枝下も一緒に土下座するんだけど、国民の態度が
激変、国王は二人に「今すぐ消え失せろ」と言った。
なぜこんなことになったのか。
ワクバル曰く、マンタン王国では土下座は最大級の侮辱になるのだそうです。
こいつ知ってて面白いからと黙ってやがった…!
てか黒島も連れていく前にちゃんとチェックしとけよ…。
そういうわけでいよいよ国際問題が深刻化してきまして、アメリカ以下欧米諸国は皆
マンタン側の味方をすると発表。
さてどうしたらいいのかということになります。
ここで少し話は脇にそれて、ケース6、黒島の場合になります。
彼は子供の頃、ザリガニを温泉で育てようとして死なせてしまい、その時に土下座
したのが元で、謝罪ということに目覚め、あちこちで謝罪をしてきたらしいです。
…ドMじゃねーかよ。
そんな折、とある行列の出来るラーメン店に入った彼は、横暴な店員の態度にカチンと
きてたわけですな。
ああ、ありがちだよねぇ。売れてる時に天狗になるやつ。
そして湯きりのお湯が顔にあたったと。
これは確かに謝罪せんとあかんでしょう。
黒島はそのままラーメンを食べて外に出て、向かいの喫茶店に入り、1時間ほど考えた
けど、やっぱり納得いかなくて店に行き、謝罪するようにいったらしい。
ところが喫茶店にきたのは、店長(みせなが)という店員と(ややこしい)お偉いさんで、
黒島はその人たちの謝罪より、お金より、湯を飛ばした本人、船木に謝って欲しいと言った。
ところが彼は来ず、結局そのまま店をやめてしまったらしいです。
難しいですのう。
確かに、その本人が謝ってくれればいいって時でも別の担当者がきたりすると、うぜぇって
なりますよね。この気持ちはわかる。
ってかこのやりとりしてる間、坊さんのお客さんがいたんだけどあんたらどんだけ長い時間
この喫茶店いんだよ。
それとお偉いさんがきて土下座した時、その人、島部長って人だったんだけど、黒島が
反応してたのが笑いました。まさかあなた下の名前は耕作ってんじゃ…。
黒島の、ただ本人が謝ってくれればそれでいい、という気持ちとは逆にどんどん店側は
変な方向に発展してって、最終的に店はつぶれたと。
これはもう最初からそういう運命だったんじゃないですか。正しい謝罪が出来ないって時点で。
この事件があってから黒島は謝罪センターを立ち上げたみたいですね。
という話を箕輪にしてたわけですが。
マンタン王国の話が国際問題になったということで、黒島は総理から呼び出されました。
総理から土下座を超える謝罪があるの、と聞かれた黒島、ありますと答えたんだけど、実は
喫茶店に帰ってきてから、そんなものないことが判明。
おぃぃぃぃぃ!!!
というわけでマンタン王国にきたわけなんだけど、やっぱ総理が乗るだけあってジープは
いいものになってました(笑)。
一方典子が外でぼーっとしていると、男の子が話しかけてくる。
その男の子の親は船木でした。
彼は黒島に謝りたいと思っていて、あの時は自分も若かったと反省してたのでした。
それで探していたら、HP見つけたので訪ねてきたらしいです。
土下座よりすごい謝罪の話を言われて典子、あることを教える。
えーと、このあたりは時系列がゴチャゴチャになってますけど、特に気にしないで見て行けば
いいと思います。
最後綺麗にまとまるんで。
マンタン王国にやってきた総理が見たものは、国民全員土下座でした。
これが日本なら謝罪だけどこちらでは全員が馬鹿にしてるって意味です。
ここでいきなり総理、ワキゲボーボー自由の女神とか言い出した。
おい放送事故かこれ。(違います)
典子は船木の子供にわき毛ボーボーの挨拶を教えてて、その時ついでに自分が昔
箕輪から殴られたことを思い出した。
そうです、典子は箕輪の子供だったのであります。
で、彼女は船木らを喫茶店に連れて行き、黒島と箕輪にわき毛ボーボーをやってみせた。
で、それを今度黒島と箕輪は総理に教えた、と。
…一悶着あっただろうなぁ…。
ここで思い出して下さい。
「マンタン国民大号泣。日本人大爆笑」のフレーズを。
つまり、このワキゲボーボーがマンタン王国では最大級の謝罪であり、南部が昔
英雄を演じていた時、この謝罪シーンがあり、これを典子は見てしきりに真似していたわけです。
はい、すべてつながりましたね。
そういうわけでマンタン国国王は、総理の献身のワキゲボーボーを受け入れました。
えーと、まあこれでいいんじゃないですかね。
ってか津嘉山さんがまさか国王役でご出演されるとは…。
最後のシーン笑いこらえるの大変だっただろうなぁ。
出演者も豪華で、めっちゃ笑えるのでお勧め映画です。
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