多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像
チーム・バチスタFINAL |
4/2鑑賞
うーんと、犯人は割とすぐわかるけど、動機に絡むエピソードだとかがものすごく
面白かった。皮肉なことだなぁって感じで。
てか実際あんなもってまわったやり方するより、もっと簡単な方法があったような。
それとCMで「お別れだよグッチ」みたいなシーンは無かった気が…。
まあいいや。
ドラマ見てた人は映画もきっと楽しめると思います。
物語は火葬場で焼かれて骨になったご遺体のシーンから始まるんだけど、これなんで
葬儀なのに家族が立ち会ってないんだろう。
職員の人がチェックしてるってのの意味がわかんなかった。
で、そこで職員の人は骨にまじってペアンを発見します。(ハサミみたいな形をした
医療器具。もちろん体内にあってはいけないもの)
別のシーン。
海沿いにある別荘にやってきた女性が、旦那さんの姿を探すも見当たらず。
ここには地下室があって、そこかもと行きかけると、エレベーターがつかない。
電気が落とされてるんですな。
ブレーカーを戻して地下に行くと、そこにはなんと食べ散らかした食料が!
片付けなさいよ!
(もっと他に注目するとこあるゥ!)
奥さんが目にしたのは、旦那さんと愉快な仲間達…もとい、旦那さんとその知人らの
遺体でした。
あーこれ予告でなんか、いかにも変な連続殺人事件みたくやってたけど、一度に
殺されてんじゃねーかよ…。
その頃。
東城医大にはでっかいMRIが運び込まれてるんだけど、自衛隊の戦車で輸送を依頼
するという、何ともド派手なやり方がされてました。
こういうのが好きなやつってろくなもんじゃないなぁ。
しかもその戦車から、自衛隊の正装をした田口が顔を出して敬礼するというオマケつき。
どんな羞恥プレイだ。
彼はそんな中、人ごみにすみれを発見するも、マスコミに囲まれて、再び見たらもう
居なかった。
で、葉子と言う医療ジャーナリストが熱心に声をかけてきて「さっき誰か探して
ませんでしたか」と。
あんたよく見てるな!
いかにも、グッチに声をかけるべくよく観察してた風じゃないか!(早い、ネタバレ早い)
その頃白鳥は市長を案内していて、MRIの導入を説明してんだけど、名刺の渡し方が
メチャクチャ変で、ああこの人今めっちゃ嫌な気分なんだろうなぁ、と思った。
多分導入のためにあちこちをヨイショしてる状態なんだろうなぁと。
解剖の方が優れているという学者とか多い中でAiを導入するのは大変なんだろうなぁ。
現実としては、解剖とAiを併用していけばいいだろと思うんだけど、そういうのが出来ない
人が多いわけで。
それぞれに良い所があるんだから併用して見落としをなくした方がいいのにね。
んでそこに、東堂教授が現れるんだけど、これがまたAiを絶賛しまくって、市長がムッと
してる。
めっちゃ空気読まないなこの人。
こういう役は生瀬さんでないとできないわー。
あの白鳥が抑える役に回ってるというのは笑えましたけど。
しかもそこに田口がきたんですけど、ベリースモールとか言いやがった!
背のことは言うなよ!グッチもチビだってことは気にしてるんだから!(おいやめろ)
ちなみに田口があんなパフォーマンスやらされたのはこいつのせいらしい…。
あと田口は白鳥の補佐という肩書ついてました。
ドラマのラストに「肩書長っ」って言ってたのはこれなんですね。
「東城大学医学部付属病院不定愁訴外来責任者 兼 医療過誤死関連中立的第三者機関
設置推進準備室室長補佐」であってますかね。
これ名刺に書ききれてるのか気になるわ。
それで病院に戻ってくると白鳥の不機嫌さMAX。
やっぱりあのMRI導入のためにあちこちにおべっか使ってヨイショしまくってたらしい。
情報を聞き出すために持ち上げるのは苦にならなくても、そういうのは嫌なんだろうなあ。
藤原が持ってきたコーヒーに「サイコーでーす」って喜んで、「ほら、クセになっちゃってる
じゃない!」って勝手に怒ってるのが面白かった。
でも田口はホクホクなんですね。
藤原さんがバラしたところによると、田口は戦車とか結構好きで、乗れることになって
喜んでたらしい。
だから敬礼とかもまんざらじゃなかったのか。
おい、白鳥に「サボテンと片思いが友達だったグッチにそんな趣味があったなんて」って
思い切りバカにされてるぞ!
でも戦車乗れたから気にしてないみたいだグッチ!
んであの東堂に関しては、白鳥の上司である船橋がアメリカから呼んだらしいです。
変人だけどかなり優秀な人らしいですなっしー!ヒャッハー!(その船橋じゃなくて)
田口が「白鳥さんに味方なんているんですか」と驚いていると、その船橋から白鳥に電話。
しかしその電話に出た白鳥、衝撃的な知らせを受ける。
電話は船橋の奥さんからでした。
船橋とその知人たちが遺体で発見されたと。
それがさっきの別荘のやつなんですな。
白鳥、自分の唯一の味方がこの世からいなくなっちゃったみたいだよ、と。
なんか結構軽いなおい。
ところがその地下室で一人、息のある人間が見つかり、東城医大へ運ばれてくる。
速水が駆けつけてきたんだけど、なんでドアあける時、チュッパチャプスをいったん口から
外したのかわからない…。
何がしたかったんだ。
ともあれ、唯一の生存者と聞いて速水は、絶対に死なせるなよと命令。
で、白鳥も現場にきているのですが、発見時ブレーカーが落ちてエレベーターが止まり、
それ以外に地上へ出る方法はないので10人は閉じ込められていたというのがわかる。
なんで非常階段とか作っておかんのだ…。
さらに、地下で携帯もつながらないのと、非常連絡ボタンが壊れていてまったく連絡の
取れない状況だったと。
すごすぎるなおい。
ただ、ここには食料も飲み物もあるので餓死とかの心配はなかったようですな。
船橋は一週間ほど休暇を取っており、他のメンバーも同じように休暇を取り、勉強会と
いうことでここに集まっていたらしい。
しかし白鳥は妙なことに気付く。
勉強会というわりに、ここにはパソコンや資料その他が何もないと。
だから事故死というのを疑うわけですね。
状況が出来過ぎていると。
東城医大の方でも、司法解剖しても異常が発見できずにいた。
速水は、死亡原因が分かれば唯一の生存者の治療をきちっと出来るので早く
見つけて欲しいらしい。
そして、解剖に立ち会っていた白鳥に、何をしている、お前はここにいるべきじゃない
だろう、早く原因を探れって言っててかっこよかった。
あと、殿がシンケンジャーから研修医、ガッチャマンを経て医者になりました!(おい)
えーと…あ、滝沢先生だ!
東堂の方は夢中でMRIの調整やってて、田口が来たことで「もう朝なの」って言ってて、
なんていうか好きな人はそういうものなんだろうなぁって思った。
変人だけど気持ちはわかる。
田口は、船橋が亡くなりましたと告げるけど、東堂は大して驚きもせず、こっちの方が
大事と言う。
あーこの気持ちも何となくわかる。
東堂にとっては、亡くなってしまったものは仕方がない、後でお悔みは(忘れなかったら)言う
けど、今はMRIの調整をして使えるようにすることが大事、ってことなんだろうと思う。
なんていうのかなぁ、優先順位の違いなんだろうね。それが感情に左右されないタイプの人
なんでしょう。こういう人はえてして「冷たい」とか「ひどい」とか誤解されやすい。
白鳥は地下室を見て回っていた。
その中に、船橋夫妻と東堂が映ってる写真とか、船橋が丸元製薬っていうとこのゴルフコンペ
かな、優勝した写真とか飾ってありました。
田口はやってきた患者さんが、処方された薬で副作用が出た、というグチを聞いていて、
薬を変えてみましょうと提案。
添加物の違いで副作用が出なくなるかも知れない、と。
実際あるんだよなぁこういうの。
私も経験したことがあるので。
つーか田口がまるで医者みたいなことしてるぞ!←
あと田口、書類に名前書いてたけど印鑑押さないタイプの人なのかな?まあいいや。
それで、次の方ーとか言ったら事務長が入ってくるわけですよ。
どうしたんだよ。
なんか市長から電話があって、Aiセンターのことであれこれ突き上げられているらしいです。
Ai導入派の船橋が死んだことで、厚労省では反Ai派の声が高まってきており、市長に
いらんこと言うアホがおって、「あのセンターいらないんじゃないの」みたいな話になってる
らしい。
もう建てたものをどうすんだよ。
白鳥は死因がわからないのは変とか言ってるわけですが、一緒に歩いていた田口が、
外にいる葉子に気付いて手を振っていたので、へぇーっという感じ。
その葉子は誰か男性と深刻そうな話をしてるんだけど、そこにのこのこ行って声かけちゃうとこが
田口らしい、空気読まないとこだなぁと。
いやあんた普通、知ってる人と話してる風だったら声かけるタイミング考えるでしょうよ!
葉子が何かモメてる風だったのは滝沢とでした。
思い切りまずい現場やないか!
なんでそんなとこにのこのこ言って声かけられるんだよ田口!
ある意味白鳥より神経太いよ!
ちなみに二人は付き合ってるわけではないようです。
葉子は滝沢に、あの事件で生き残った人に会いたいと言ってたけど、それは無理って
断られたようでした。
後から考えたらここ非常に意味があるシーンだったんだなぁ、と。
田口、付き合ってるのって聞いてて笑える。
あんたいい加減、かわいい女の子と見たらホイホイつられるのやめたら…。
滝沢と葉子は古い知り合いみたいです。
あと、葉子は田口が見かけたというすみれのことを調べてきていました。
今現在、あの桜宮医院の事件から半年経過している設定だそうです。
なるほど、だから夏場の設定だったのか、あのドラマ。
(半年経過しているなら、季節が冬ということになり、映画撮影時の秋冬とズレがなくなる
から撮影が楽)
あの桜宮の件は検察がピリピリしているようです。
物証が少なく、いつ小百合が証言を翻すかもわからないかららしい。
田口は、小百合はそんなことをしない、話すと決めたらきちんと話す人だ、って言うんですね。
したら葉子、姉のことはそこまでわかるのに、すみれのことはわからないのかと。
この女うっぜぇ…。
まあ葉子としては会ってみたいらしいです。
厚労省が監査した結果、肉親を3人失った人の言葉を聞きたいと。
でもあれはあおいがSOS出したんであって、白鳥を恨むのは筋違いの気がするけどねぇ。
そこに連絡がきて田口が病院に戻ってくると、あの唯一の生存者、榊の意識が戻った
というのがわかります。
でもまだ話が出来る状況ではないらしい。
速水があの玉村に対応してて、事件との関連性が見えてこない、中畑製薬の薬を
使ってたくらいですって言われて、速水が「それはうちも使ってる」とか言ってたのは面白かった。
ただ榊は患者とのトラブルが多くて、患者の顔を覚えないとか苦情があったらしい。
脳に何か問題あんじゃないのか。
と、東堂がやってきて、磁場調整が終わった、まだ解剖してない遺体があるんだろ、見て
やるよとか言い出した。
あんたのマイペースさ凄いわ…。
つかこのMRIのリヴァイアサンという名前もすごいけど。
つくづく神話が好きな作者さんだなぁ。
まあともかく、それで遺体を見てみると、なんかボヤけて映らないんですね。
東堂、その場で調整を始めたりあれやこれやいじくっててすごいなと思った。
で、彼は見つけるのです。
磁場調整は正しかった。
遺体の体の方に異変があったのだと。
MRIは体に含まれる水を使って画像を見るのだけれど、遺体の体に異様な水があった
から、正しく磁場が作動せずボヤけた画像になっていた。
その水の正体は重水だと。
これで皆死に至ったのだとわかります。
ちなみに、重水を大量に飲むと死ぬのは本当なので冗談でも絶対に試さないように。
犯人は地下室の水をすべて重水に変えていたのだろう、と推測する白鳥。
それで中に閉じ込めて、被害者らは何もしらんから、「まあ食料と水はあるし」って飲んで
死に至ったというわけですか。
つーかペットボトルの中身すり替えたらバレそうなもんだけど…。
東堂は、リヴァイアサンがなかったら完全犯罪が成立してたねっ!っとすごい嬉しそう。
白鳥は玉村に、重水の購入者をピックアップして、と言う。
どこで売ってるんですかって言う玉村がちょっと面白かった。
まあそうなるよな。
白鳥は、重水が体に与える影響を知ってないと無理、あと大量に買ってるからすぐわかる
はずだ、みたいなアドバイスを。
そうして死因に対する会見が開かれるわけですが、当然功労者の東堂も出席してるので、
白鳥がヒヤヒヤしてて笑った。
東堂は、Aiは解剖を凌駕するものとか言い出しちゃったからなぁ。
あれっ、医龍の野口さん、こっちきてAi導入を推し進めた方がよかったんじゃ…。
あとその会見報道をすみれも、とある医者とともに見ていて、法医学者への敬意がないとか
あいつ許せないとか言ってる。
悪いのは「解剖よりAiがすごい」と言いきっちゃう東堂であって、解剖と併用してAiを、みたいな
ことを言ってる白鳥は違うと思うんだけどなぁ。ま、すみれには螺鈿迷宮の件があるからなあ。
でも患者さんのためとか言ったところで安楽死が許されるわけではないと思うけど。
すみれにつきそう医者が、これを使いますかとかいってなんかアタッシュケース出してきた。
なんですか、核のスイッチですか。(やばすぎるだろ)
白鳥はタイミングがよすぎると勘繰っていた。
東堂は呑気に、あの市長から感謝の電話きたよ、Ai反対派はぐうのねもでないねー!とか
言ってるけど。
白鳥は、Ai派と学者の対立をあおるようなことはやめて欲しい、と言うけどどこ吹く風ですよ。
もともと、東堂と船橋の間には前から癒着のうわさがあったみたいです。
なるほど、船橋は白鳥みたいな公平って感じでもなかったのか。
んでここにきて、船橋が死に、原因不明の死因をAiで暴いてみせた、出来過ぎでは、と白鳥は
疑ってると。
Ai宣伝のために殺人やったのではないか、と白鳥は言うけど、東堂全然気にしなかった。
ということはこの人は犯人ではないでしょうね。
そんでまた葉子にあった田口が鼻の下伸ばしまくってデレデレしてて、白鳥は「300年に一度の
チャンス」とか割とひどいこと言ってた。
田口は葉子と食事をしながら、なんで医療ジャーナリストの道に入ったのかと尋ねる。
葉子は、薬害事故とか、病院に揉み消されることがある、そういうのを暴きたいという。
自分は患者の味方でいたいと。
田口も、その気持ちは同じとか言うけど…どうですかねぇ…。
事務長、すっかり元気になって鼻歌でも歌いだしそうな勢いですが、田口は自分あてに届いた
手紙の中に脅迫状が混じっていることに気づき、白鳥を呼ぶ。
はい、このシリーズ名物の脅迫状きました。
なんで犯人はことごとくこんなアナログ派なんだろうなあ…。
その内容は、3の月東城医大とケルベロスの塔を破壊する、みたいなことが書いてありました。
なんだよ3の月って。
3月でええやん、3月で。
ノストラダムスの予言読みすぎですわ犯人。←
消印は北海道の地区になってました。
また事務長がしなしなーってなってて笑える。
Aiセンターがオープンするのが3月1日。その日に何かやるという脅迫なわけですか。
ちなみにケルベロスというのは、東堂がAiをそれに例えていることになぞらえたようです。
Aiには3つの面がある。
遺体の最終検査、犯罪を暴く最初の検査、そして遺族にとっての希望の光、と。
つまり犯人は東堂の論文をきちっと読み込んでいる人間であると。
白鳥はこれも東堂の仕業だったりして、と疑ってるけど、時期的に北海道にいってるヒマは
ないでしょ。
殺人事件とこの脅迫状は別人、と考えるべきですね。
まあ大体この時点で殺人事件と脅迫状の犯人は誰か、見当つくと思いますが。
白鳥もそれは考えてるみたいで、東堂の仕業でなかったら本気の脅しということだ、
厄介なことになるぞと。
田口に送ってることからして関係者のことも良く知っていると。
榊が目覚めたっつーんで白鳥、話を聞きに行くんだけど錯乱しててとても話がまともに
出来る状況じゃなかった。
女がエレベーターに誘導した、というのだけがかろうじてわかりました。
で、葉子がすみれに関する情報を持ってくる。
今小百合には有能な弁護士がついてるのだけど、それを支援してるのが南雲という
医師で、桜宮院長の友人だと。
つまりすみれのそばにいたのがその南雲ってわけですか。
友人だったから小百合のためにいろいろ手を尽くしてるわけですね。
それが北海道に住んでると聞いて田口、脅迫状の件に気付く。
すみれ、いくらなんでも住んでる地域から出すほど馬鹿でもなかろうと思ってたら
こいつ結構なお馬鹿さんだった…。
まあわざとわかるようにしたのかも知れませんが。
白鳥は、船橋が開いていた勉強会は何だったのかを調べていました。
他の連中は船橋と多少なりともつながりがあるからわかるけど、榊はほとんど関係ない
普通の医者だったのに呼ばれている。
それはなぜか。
と、そこに先日、薬があわないと言ってきた患者が田口に、薬を変えたら治りましたと
お礼のチーズケーキ持ってきた。
お礼受け取れませんって言ってた田口だけど、チーズケーキって聞いてさくっと受け取って
しまうのが面白い。
で、白鳥はその話を聞いて何かに気付く。
あの地下室にあった船橋が飾ってた写真の中に、丸元製薬の名があった。
その記憶力さすがですな。
で、丸元製薬というのは以前薬害訴訟を起こされており、会社名を変えて今は中畑製薬に
なってると。
速水が言ってましたね。
「その中畑製薬ならうちも使ってる」と。
地下室で死んだ連中は全員、丸元製薬が出したケルトミンという薬の「認可」に関わって
いた連中だったのです。
15年前認可された薬で、腰痛とかの特効薬だった。
しかしまれにマヒや呼吸障害がおき、死亡にいたるケースがある。
それが分かったのは認可されてから5年後だった。
地下室で殺された人間の共通点はケルトミンだった。
船橋も承認に関わっていたらしいです。
ただ、榊に関してはまだわかっていないみたいです。
さて榊、目が覚めたんですが。
速水、様子を見ていて、最近視力が落ちたりとかないですか、と聞いてる。
なんか異常を感じとったっぽい。
すごいです。
そこに白鳥がきて、ケルトミンの話をするんですね。
したら榊はもちろん認可とかは関わってなくて、榊はあの場に初めて呼ばれて
ワケわからなかったらしい。
さらに、女がエレベーターに誘導した件でも、皆集まっていて自分が最後で、女は
エレベーターには乗らず、自分が下に到着した直後ブレーカーが落ちたと。
その犯人の女は外にいて、メンバーが全員そろうの待ってたんですかね。
まあ榊は初めて来たから自分がここにいても怪しまれないと思ったのでしょうけど、
素性が榊にはばれる的(後でわかります)な心配はしてなかったんでしょうか?そこがなんか
変だなぁ。
あとお前らは呑気に構えてないで脱出する努力くらいしろ。(これアクション映画じゃないから)
その頃田口は北海道にいってまして、南雲の病院を訪ねるも、すみれも南雲もいないと
言われてしまう。
なんでちゃんとアポ取らないんだよ。アホか。
で、帰る道すがら、南雲が車で声をかけてきて、白鳥は桜宮院長を死においやった、どんな
理由があろうとすみれから家族を奪ったんですよと言う。
もうすみれは爆弾を手にしてしまったと。
…お前が渡してたやないか!
調子に乗らない方がいい、シンポジウムが楽しみだ、と言う南雲。
田口は、すみれは殺人には関係ないですよねって聞いてるけどそもそも殺す理由が
ないでしょうが。
白鳥がこの場にいたら呆れられとるわ。
車で走り去る南雲。
つーか雪道歩いてる田口のせてってくんないのかよォォォ!!!
その頃榊はモンタージュを作ろうとしているのだけどうまくいかない。
女を見たはずなのに思い出せないのです。
それを見ていた速水が、長谷川を読んできて症状を見るために試すんですね。
ここかっこよかったぁ。
で、速水は榊に、以前頭にケガを負ったことがないかと尋ねる。
どうやら榊、心当たりがあるようです。
白鳥も気づいたんだけど、それが原因で人の顔が覚えられなくなっているらしい。
声を出したり動くと、しぐさで相手が判別できるから、榊自身にも自覚がなかった。
患者の顔を覚えないと言われていたのはそれらしいです。
…犯人の女は一言もしゃべらなかったのかな…?
まあともかく、榊の目撃証言が参考にならない、ということですな…。
あと白鳥がやっぱ、速水と同じくらいすぐピーンとくるシーンは好きなので、今回
いくつかあって嬉しかったです。
脅迫状が届いたのでオープンを控えたAiセンターは物々しい警備状態に。
文句言ってる東堂に白鳥は、またまたゆさぶりかけてるみたいですが、だからこいつは
違うんじゃないかなあ…。
田口は、またいつもの手かと聞くけど白鳥、ただの嫌がらせだって。
おいィィィ!!!
榊はケルトミンの話を聞いて、自分も患者に処方したことがある、もしあの殺人事件の
犯人が元患者であるのなら、会って謝りたいと言う。
謝ったところで、というのはあるけど医者としてはそういう感情なんでしょうね。
んで葉子がケルトミンの被害者の会のリストを田口に持ってきた。
不自然なほど仕事早いですな。
白鳥も興味を示し、1人会ってもらえる患者のところへ。
10年寝たきりになっている人のようです。
白鳥がケルトミンの副作用の話について説明しているのだけど、こういうとこはやっぱ
役人っぽいなぁと思いました。
なんていうの、当たり前のことを説明してるんだけど、どうしても医者側、認可した側に
立ってしまうというか。
1万人に一人の副作用を発見するためには90年治験をしないといけない、それだと
患者が救えないっていうのは大変だなあと思ったけど。
難しいですね。
介護が慣れていると指摘する白鳥に対して葉子は、自分の母の介護をしていた、母は
去年亡くなったという話をする。
白鳥は葉子に対し、患者に肩入れしすぎじゃないかというけど、自分は公平な立場から
見ている、副作用は治験の段階から出ていたと匿名を条件に証言してくれた人がいる、
と言う葉子。
録音もある、と。
その人は上に訴えたりしたけど、会社と国がその問題をもみ消し、結局自殺してしまったの
だそうです。
後になって思えば、その話を白鳥はどういう気持ちで聞いていたのか。
彼は過去の経験があったからこそ今こういうことをしてるのだろうなぁ、とは思ったけど。
で、田口は怒って帰っていく葉子を送っていく、と去って行き、白鳥は玉村に急いで葉子を
しらべるように言う。
ところがこの玉村君が使えないというかうっかり者というか。
マンション訪ねていったところを帰宅直前の葉子に見られ、葉子は姿を消すわけです。
玉村ァァァァ!!!!
白鳥は玉村からの連絡で、葉子の名は偽名であり、本名は違うこと、母親は昨年
桜宮病院で看取られていることを聞きます。
母親も安楽死したんかねぇ…。
で、滝沢は知り合いだから葉子の行きそうなところを知らないか、と尋ねてみれば、
葉子の母もケルトミンの副作用の被害者だったと言われる。
つまり葉子が被害者遺族だったわけです。
こりゃもう最初から計算づくで田口に近づいてるなぁ。
白鳥も、9人を殺したのは彼女だと気づきました。
でも榊が生き残ったからまだ殺す気だ、それで田口に近づいたんだと。
本当に田口、女運ないなぁ…。
田口は葉子がそんなことするはずない、と庇うけど、以前船橋を取材するためにあの
地下に入った記事もあったし、重水を大量購入した履歴も見つかったと。
田口、一人にして欲しいとか言ってるけど、自分が勝手に舞い上がって勝手にショック
受けてるだけじゃないか…。
どんだけ騙されてんのって気はしますが。
Aiセンターオープン当日になりました。
榊の容体は安定してるんだけど、出て行こうとした滝沢に榊が「昔どこかで会いました?」と。
滝沢は否定するけど、絶対これも何かあるよなぁ。
すみれと南雲はセンターのシンポジウムに入場待ちなんだけど、入り口には白鳥が。
これどうすんのかなと思ってたら、白鳥が電話で呼び出されて場を外すというすごい
偶然。
もっとなんかうまく切り抜けるのを見せて欲しかったなぁ。
あと荷物検査があるのに、あのアタッシュケースが潜り抜けられるとかおかしいでしょ…。
このあたりは大筋に関係ないからか中途半端だった。
さて白鳥が呼び出されたのは、玉村から「大変なことが分かった」というものでした。
さらに榊の容体が急変。
それを知った白鳥は田口に電話をかけて、滝沢が共犯かもしれない、榊が危ないという。
つーか滝沢が本当に共犯だったらもっと早い段階で何とかしてるでしょ。
下手に意識取り戻されて証言されたらやばいんだから。
もうちょっと状況を疑いなよ白鳥…。
んでその滝沢ですが、速水から、榊のオペを自分がやれと言われる。
ICUで原因不明の異変が出てるから、速水はそっちに当たるらしい。
でもそれを田口が引きとめた。
滝沢の父もケルトミンの被害者であり、後遺症に苦しんで亡くなってると。
あーつまり榊が以前あったことがって声かけたのは、父が榊の患者だった、ということですか。
馬鹿だな、そんな理由で滝沢が榊殺すわけないでしょう。
白鳥もきたけど速水が、俺のチームに人を殺すような奴はいないっていって、
滝沢も医者になった今だからケルトミンを処方した医師の気持ちがわかる、と
言ってたのは良かったですね。
それで滝沢は榊のもとへ向かいます。
……走れや!!(病院内を走ってはいけません)
あと速水が白鳥に「ここで何してる。やることがあるんだろ、早く行け」って言うのは
よかったなぁ。
んでICUではメチャクチャなことになってて、速水は電子カルテがおかしくなっている、
以後信用するな、すべてマニュアルに切り替えると言います。
かっけぇー。
まあ葉子がやってんですけどね。
シンポジウムでは会議が始まってるんだけども、南雲とすみれが立ち上がり、見て
ほしいCTがあると言い出した。
東堂、それを面白がって見始めました。
すみれ曰く、犯罪の証拠が残ってるということだそうです。
映し出された映像ですがなんと、腸のあたりに置き忘れられたペアンが。
これが冒頭に出てきたアレですね。
30年前オペを受けた時にどうやら忘れられたものらしく、患者はそれを知らないまま
20年前、別の病院で検査の為にバリウムを飲んだ時、腸閉塞を起こしてオペを受けたと。
それはどちらも東城医大で行われたオペであり、医師らは気づいたにも関わらず、
ペアンを取り出すことも、患者への説明もしなかったというすみれ。
南雲の病院で最後患者は亡くなったそうです。
で、そのオペに立ち会っていながら、ペアンのことを公表しなかった人間がここにいる。
それが当時研修医だった白鳥だというのです。
静まり返る中、ミスター空気クラッシャーの東堂が、話は終わってないと割って入った。
あんたが空気読めない人間で良かったよ!!!!
このペアンの周りはかなり強力に癒着しており、発見時点でこれを無理に取り出していたら
死亡する可能性があったと。
何も手をつけなかったのは賢明な処置だったというんですね。
確かにペアンがあって腸閉塞は起こしたけど、その後20年生きてた(多分)のだから、
置き忘れた罪はあっても、それが原因で死に至ったというのは無理でしょうなぁ。
体はすごい機能もってて、オペしたりするとその切ったところを強固に組織で固めちゃったり
して、癒着が起きるのは普通のことなんですね。医龍でもあったけど。
ここが、一度目より二度目のオペが難しいと言われるゆえんです。
ま、すみれとしては白鳥がそういうオペに関わっていたというのを暴いてドヤッて顔を
したかったんでしょうけども。
東堂が、白鳥は間違ったことはしてないと空気よまない発言をするけど、白鳥は、
それでも言うべきだった、僕には事実を伝える責任があったと言い、遺族に頭を下げる。
ここはこれで良くて文句言うつもりはないですけど、私はすみれに言いたいです。
桜宮病院のことを徹底的に暴いたことからしても分かる通り、白鳥は自分の立場が
悪くなろうとも気にせず、真実を追い求めようとする立場の人です。
そんな人が、手術でそれほど重大なことがあったのを黙っているはずがない。
きっともみ消した存在があったのだ、というとこまでなぜ調べなかったのかと。
オペにこの人立ち会ってたんですよドヤッてやったところで、ただの研修医が何
できたのかって話ですよ。
本当に考えなしな行動だなぁ。
というわけですごい空気の中東堂、Aiを推進してきた者の過去も暴く、これほど公正な
ものはない、とものすっごいナナメ上の理論ぶちまけました。
あんたのその図太い神経尊敬するわ…。
と、ここでハッキングが起きてシステムがダウンしてどえらいことになります。
グチャグチャですわ。
速水らもシステム使えなくなって手動でオペしてます。
麻酔医があわててるんだけど。
おい、荒瀬呼んでこい!!!!!
田口、すみれに「これもあなたが?」って言ってるけどどう見ても技術的に無理だろうが。
で、田口は一人でも多く医者が必要な、混乱している東城医大にすみれを連れていく。
先生も医者でしょ、って。
かっこいいなぁ田口。
そんで彼女は到着するなり、具合が悪くなった妊婦さんを迷わず助けにいってて、ちゃんと
医者の顔に戻ったなぁと思った。
やったことはちょっとどうかなと思うけど(皆の前で暴いたのが悪いというのではなくて、
白鳥憎しでちゃんと事件の背景調べてないだろ、ってのが)、彼女もまた活路を見出して
いけたかなと思います。
白鳥は、こんな大混乱を巻き起こしてでも榊を殺す気だ、葉子は近くで見ているはずと言い、
探し始めます。
いや探すのは警察官に任せて田口は患者の手当てしなさいよ…。
屋上で見つけた田口、葉子のとこにいきます。
葉子は、船橋らはまた似たようなことをしようとしていたという。
つまり副作用の報告をもみ消し、新薬の認可を出そうとしていたわけですか。
それで脅してあの地下に集めさせたのか。
あとこんなことがあったのを普通に報道してものせてもらえないから、10人殺した女の
記事となればどこも欲しがる、という葉子。
榊も対象に入ったのは、母親が死ぬ一月前、公園で偶然に榊に出会ったのに、相手が
母のことを覚えてなかったからだそうです。
田口はそこで、榊は脳に障害をおっていて、患者の顔が覚えられなかったことを説明。
葉子にしてみたらビックリでしょうなあ。
飛び降りようとした葉子を田口が助けにいって、殴って「命を捨てるな!」といったのは
驚きました。
殴ったね!親父にもぶたれたことないのに!(違います)
田口の「生きたくても生きられない人がたくさんいるんだ」という言葉の重み、葉子なら
分かってくれると思います。
それで葉子は連行されていくのですが、その前に東城医大のシステム戻してもらえませんか…。
連行直前に連絡を受けた田口、葉子に「榊が命を取り留めた」ということを伝えます。
利用されたってのに、本当に最後までお人よしですね。
つーかあんた不用意に車道でて見送ったらあかん。
後ろのパトカー、ひきそうになってたぞ。
薬の認可については改善案が取りざたされているようです。
田口が白鳥に、「当時研修医の立場で上にかなりたてついたようですね」って言ってて、
ああやっぱそうだったんだぁと思いました。
そういうのがあって白鳥は医者の道をやめて厚労省に入ったというのも納得できます。
弱いものの声がつぶされないよう、国の不正を許さないように。
しかも田口、彼が辞表をもってるのを見抜いて、奪い取って破り捨てていて、こういうとこは
強いなぁと思った。
あとリヴァイアサンは、コンピューターウィルスが入って廃棄がきまったそうです。
なんでよ。
あれオンラインに通じてんの?
もったいないなぁ。
白鳥は東堂に、日本はCT保有率は世界一だ、CTがあればAiは出来ると言う。
特別なものがなくても日本中にAiという花の種は飛んでいったと。
ハートキャッチプリキュアかよ。
田口が部屋に戻ってくると白鳥からの置き土産が。
それは戦車のミニチュアでした。
覚えてたんですね。
そうして白鳥は厚労省に戻っていったけど、またもう少ししたらフラリとやってくるんだと思います。
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