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ハリーポッターと炎のゴブレット |
12/27鑑賞
今作品からは物語の雰囲気もガラリと変わり、イギリス文化の根底にある陰鬱な雰囲気が
漂い始めます。そしてそれは映画においても例外ではありません。
ホグワーツ全体を包み込むような闇。果たしてそれは。
冒頭からいきなりレクイエムのような音楽とともに這い出してきたのはニシキヘビくらいは
ありそうなヘビ。おおっこのヘビが!噂の!「アナコンダ」の主役ですね!
…多分こいつが「ナギニ」でしょうな。ヒンドゥー語でメスのヘビという意味があります。
猫だからタマとか、犬だからポチというのと同レベルです。闇の帝王ヴォルデモートも所詮
ネーミングセンスは庶民並といったところでしょうか。フクロウにヘドウィグ(聖人の名前)と
つけたハリーとは大違いです。
これからは親しみをこめて、ヴォルちゃんと呼んであげたいと思います。(はぅぁっ!あれは
死喰い人の集団!)
え、えーと…まあナギニはインドにおいて、女性のヘビ神の名前でもあるので、そっちから
つけたのかもしれませんね。とフォローしておこう。
…で、そのヘビがどこいったかというと、トム・リドルのバカ…ではなくて墓を通り過ぎて
なにやら辺鄙な建物の中へ。この建物は何なんだ。ヴォルちゃんが生前トムだった頃に
住んでたところなんでしょうか?
そんで、墓守なのか何なのか知りませんが管理人だったらしい人が、その建物の一室が
光っているのを見かけて「悪がきどもが(忍び込んでいる)」と怒りながら行くわけですが。
まあ映画の中でこういうセリフを発したら死亡フラグが立ったようなもんで。茶化すわけでは
ありませんが戦闘モノで「明日は子供の誕生日なんだ」とか「これが終わったら軍人なんか
やめてやるさ」というと、ほぼ100%の確率で死にます。
案の定、ヴォルちゃんとあの糞ハゲドブネズミニートのワームテールと、シリウスにちょっと似た
感じの眼光鋭い男がおりまして。
見回りにやってきた人間を「アバダ ケダブラ」で殺害。
アブラカタブラというとよく、アラブ系で聞く言葉で、歌詞にも使われていたりしますけど、
「アバダ ケダブラ」は古アラム語で「そのものを破壊せよ」という意味があるそうで、これが
アブラカタブラの語源の一つと考えられているそうです。中世では病気や不幸を取り除く
呪文として使われたとのこと。それが魔法界では殺人魔法。皮肉なものです。
(参考 ハリーポッター大事典)
と、ここでハリーは悪夢から目覚めます。夢とは思えなかった内容でしたが…?
さて彼らはといえば、遊びにやってきている真っ最中。ロンの父の親友だという親子を
紹介してもらい一緒に出かけます。なんか古い靴につかまれとかいってる…。と思ったら
それが移動のキーみたいなもんだったらしく(ドラクエで言う旅の扉とか)、あっという間に
どこかの会場へ。
それはクィディッチ会場でした。すごい沢山の人。これをCGで書き出すのは大変だったと
思います(おいおい)。
なんか大きな試合らしいです。すごいなー。観客席がなんか某K国のように人文字作ってるし。
あの一糸乱れぬ動きっぷりを彷彿とさせますが。
で、そこに登場したビクトール・クラムとかいうのが今回の重要人物の一人、と。
なんか観客席に向かう途中で、マルフォイ親子が呼び止めて「俺たちなんか大臣に呼ばれ
ちゃったもんねー。いい席だもんねー」とか自慢してましたけど、特に誰にも相手にされてない
あたりがすばらしいスルーっぷりだったと思います。しかも立場は上でも立ち位置思いくそ
下だし。
つーかさ、ルシウスよ。あんたそんなところから人呼び止めてさ。ハーマイオニーのスカート
でも覗きたかったの?としか思えないんですがどうなんですかそのところ。
すいませぇーん!ここに痴漢がいます!!!!死喰い人で痴漢最低!チカン、あかん。
クィディッチに興奮しまくりのハリーとロン。ところが、すぐにそこを避難するように言われます。
フーリガンの暴動ではなくて、死喰い人の集団が現れた模様。
逃げそこなったハリーは逃げる途中でスッコロンで気絶。でもそのおかげか、なんか空中に
骸骨の絵を描いて遊んでた男の影を見ました。うん、遊んでたんちゃうから、キミ。
この印さぁ、書くのはいいんだけどさぁ、骸骨の口から出たヘビが胴体結ばれてるんですけど。
絵で遊んでんぢゃねーよ。
そんなこんなでいろいろありましたが新学期!です。
おおっと追記。気になったハリーは列車の中からシリウスに手紙を出しました。
校長の後ろで座ってるprof.スネイプがかわいい。なんか仕事をしながら聞いてる?みたいな
感じなんですけども。校長がしゃべってるシーンではいつも後ろのスネイプだけ見てたりします。
セブルス相変わらず陰気な顔ですねぇ、ははは!
で、校長がなんか3校で魔術大会だかなんだかやるとか言い出して、代表校がやってきました。
えーと、ボーバトン校の美人な人たちとダームストラング校の、うわぁ脳みそまで筋肉とちゃうか
ってな人達。…紹介に随分差があるな。
ともかく、「入ってください」といわれたのに、頼まれてもいない余計な余興をしながら入って
くる2校のシーンは見所だと思います。
ダームストラングが一斉に杖突ながら入ってきたのは、今流行の耐震構造でも調べてるん
ですか?でもその人数でやられると床が抜けそう。
あとちょっといいですか。まずボーバトン。あのペガサスが引いてくる馬車、ものっそい左右に
ゆれて傾いてますけど。中の人大丈夫なんですか?それとダームストラングは…なんか暑苦しい
からちょっと離れてて。それから湖の中からいきなりどぁーっと船が現れるのは危険なので
やめて下さい。君らは青島ターン(バーイ踊る大捜査線)でもやるつもりなのかね。
で。ホグワーツからの代表を選ぶのに使われるのが炎のゴブレット。17歳以上の人間が
ここに名前を書いた紙を入れると。自動的に選んでくれるそうです。
これを日本の国会に採用して、立候補しようとする人間が名前を入れて当選者選んでもらう
ってのはどうだ。あー…誰も当選しないか。
その一方でホグワーツに近づく怪しい影。えーとこれがマッドアイ・ムーディか。校長の古い
知り合いではあるようですね。
さて、フレッドとジョージは老け薬を飲んで自分たちが立候補しようとした様子。ハーマイオニー
は「無理でしょ」とか軽く言ってます。ここの言い方がかわいいので個人的見所。
一旦は放り込むのに成功したけれども、炎のゴブレットがそれはもうすごい勢いで放り出し
ました。双子もろとも。あーあ。しかも白いひげ生えたりしちゃってるし(笑)。
代表者が選ばれる期限がやってきました。フラー、グラム、セドリック。ここまでは順調。
ところがゴブレットはもう一人の名前を吐き出しました。その名は「ハリー・ポッター」
湧きかえっていた周囲の目が一気に冷ややかに。皆、ハリーがずるをしたと思っていたから。
や、キミタチさぁ、なんで「何かの陰謀が働いているかも」とか考えないの?このあたり、
もしかしてハリーと友達づきあいしてるように見えても、所詮は名前で付き合ってたのか?と
思わざるを得ないんですけども。
わけもわからず代表となったハリーは、まるで映画見てたら携帯が鳴り出して気まずい思いを
しながら電源を切る観客のようにおどおどと歩いていきます。
先生方も大騒ぎですが、校長はこのまま選手として出場させることを決意。何か大きな陰謀
に、全員が巻き込まれつつありました。
ここでやっとセブルスがしゃべりました!あああやっぱかっこいいー!セブルスはどんな意図
で「出場させるべき」と言ったかしんないけど。まあ彼のことだから「ここで事故死しても我輩の
責任ではないしな」くらい思ってたかも。
ロン達ともギクシャク、ケンカになってしまったハリーはいよいよ孤立。本当に、一人くらい
信じてやれよ…。
これだけ、ホグワーツ内に敵が侵入してきたことがあり、そのたびにハリーは陥れられて
きているというのに、こいつらの学習能力のなさっぷりときたら…。
さてシリウスから手紙の返事がきました。
それを読んでいて、シリウスのフクロウにかまれるハリー。「PS.That's bird
byte.(そいつは
噛む/英文違うかも)」っておっせぇよシリウス!
通り過ぎてから「あ、そこの角左折」って言うバカくらいおっせぇよ!
ちなみに、なんか直接話したいということでした。出てくるのかと期待したら暖炉の火を
使っての会話だった。いいけどね…。
さてハリーに、ハーマイオニーが話しかけてくるんだけどなんか様子がおかしい。ロンに
こそこそ言われて、誰と誰からの伝言で…とか言ってる。で、ハリーが更に聞こうとすると
「私はフクロウ便じゃないの!」と言い捨てて立ち去っていきました。もっともだ。
要するに、「ハグリッドが呼んでいる」と。
ロン、ちょっときなさい。
それを伝えるために「誰と誰からの伝言で」の部分はいったのか。ええ?
ま、彼には彼なりの意図があったようですけども。
ハグリッドにつれられて行ってみるとそこは、ドラゴンの檻が沢山ある場所。ハグリッドは
このドラゴンを見せて、課題を助けようとしたみたいですね。
もちろんハリーはいい子なのでちゃんと他のメンバーにも伝えています。
一方ドラコは、セドリック頑張れ、ハリーはインチキみたいなワッペンをつけて皆に配って
ました。なんちゅーか、キミ、そういう作業だけは早いよね。
で、ハリーにちょっかいだしてムーディにイタチにかえられてました。わはははは、ひょっこめ!
でもムーディはマクゴナガル先生に怒られてました。
生徒に変身術使っちゃいけないんだと。ああ、それが可能ならセブルスなんてすぐハリーを
ネズミにしてそうだもんねぇ。
ムーディの部屋にやってきたハリーはいろいろと話をします。ムーディの部屋は危険な
ものがいっぱい。なんかが閉じ込められている箱とか。あと何かあるごとにムーディは
ビンを取り出して飲んでますが。ハーマイオニーはアルコールだと言ってたけどそうなんで
しょうか?ドランカー特有の動きとかがないからそうではないような気がするけども…?
ムーディにはまだまだ謎が沢山隠されていそうです。
そんな暗い雰囲気を吹き飛ばすように魔術大会が始まりました。緊張でガチガチの
ハリーを励ましにやってきたハーマイオニー。そこをバシャリと撮影するバカ記者。
この女記者、なんちゅーか腐れマスゴミの臭いがして嫌いです。どこの社とは言い
ませんが、鉄道事故の会見現場で「人が死んでんねんで!あんたじゃ話にならん!」
と怒鳴りまくったバカ記者のような。
それはともかく、この時代は記事による名誉毀損とかはなかったんで、とにかく書かれたら
おしまいみたいな感じだったかも。
最初の試練のドラゴンで、ハリーは一番性格が凶暴なドラゴンにあたってしまった模様。
うーん、トータル的に考えると、皆、ヴォルと出会って生き延びたハリーは運がいいといって
ますが、1歳の時点ですべての幸運を使い果たしたような気がするのは気のせいでしょうか。
ともかくハリーは成功して、金の卵を手に入れました。皆も今までの批判もなんのその、
一転して英雄扱いです。まあ、彼らとしても本当はハリーのことを心配してたんだとは思いたい
ですけども。
でもってこの卵を開けたら大変なことに。マンドラゴラもビックリの大音響っぷり。
追記:ここで、ドラゴンが建物の屋根を破壊して去っていったときの埃まみれのセブルス
もかわいいです。
クリスマスダンスのパートナーが決まらず焦るロンとハリー。ロンはハーマイオニーに
キミ誘ってあげてもいいんだぜと何とも失礼なことを。ハーマイオニーは憮然として「もう
決まってるから」と断ります。当たり前さね。
つかさー、キミタチよくセブルスの授業でしゃべる気になるね。案の定何度も頭小突かれて
るし。
ここのシーンの見所はなんといっても、キュッキュッと左右の袖をまくっておいてハリーと
ロンを小突くセブルスだと思います。すごいかわいい!気合入れすぎ!ああDVDになったら
絶対このシーン何度も再生して見るぞう!
ハリーはチョウ・チャンを誘いますが断られました。撃沈!しかも噛んでるし。エルメスを
食事に誘おうとして思い切り噛んだ電車男を思い出します。
ま、それはともあれクリスマスパーチーです。
やっとのことで双子の女の子を誘ったハリーとロンとは違い、ハーマイオニーはクラムと
登場。その美しい姿に流石のロンも唖然。まあロンはちょっとひどいね。その気持ちが何かが
分かってないからかも知れませんが。女の子を泣かせたらいけませんで。
ということでロンはセブルスの研究室に行って罰掃除を行うように。
この場面でセブルスが誰か女性と踊ってたらどうしようとか思いましたが(笑)、いつもの通り
しかめっつらで突っ立っていたのでちょっとだけ安心。これがリーマスとかだったら生徒に
囲まれてワイワイ、みたいな感じだったでしょうけども。リーマス今頃何してるのかなぁ…(遠い目)。
セドリックに、ドラゴン情報のお礼と言われて5年生の風呂にやってきたハリー。嘆きの
マートルのセクハラにも負けず卵のヒントを得ます。つーかマートル見すぎ見すぎ!
彼女がなんでこんなところにいるかというと、誰かがポリジュースを排水溝に詰まらせて
水が逆流した?らしいですけど。おいおい誰だよ、また女子トイレでポリジュース作ってた
奴はよ。
そんなこんなで2つ目の課題。水中に長時間もぐるということに関してネビルから鰓昆布を
もらったハリーはそれを使って水かきだの足ひれだの作って挑みました。ネビル、よく手に
入れたなそれ。
課題は「大切な人を助けること」。水中になんと、ロンとハーマイオニーとチョウと、あとあの
お姉ちゃんの妹みたいなんがおりまして。
セドリックはチョウを、クラムはハーマイオニーをさっさと助けてしまうけれども、ハリーは
どうしても妹さんを見捨ておくことが出来ず。ロンと妹さんを救出しますが、自分が魚人に
囲まれてしまいました。先に2人を上へ投げ上げて対決するのはすっげーかっこよかった
ですよ。
フラーに「妹を助けてくれてありがとう!」とお礼にキスされてポーッとなってるハリーと
ロンが可愛かったです。
ハリーは校長に呼び出されて部屋にやってきたのですが、なんか緊急の話し合いがある
とかで校長はいなくなってしまい。
刺激の強いアメだとかを食おうとしていきなりわしづかみ。いやあんた欲張りすぎだから
普通に。
で、床に散らばって騒ぎ始めたそのアメを回収しようとしたらどっかの扉が開いちゃった
らしくて。そこの水盆?みたいなのを覗き込んだらどっかの過去に叩き落された、と。
そこではまさに異端審問の真っ最中。デスイーターがどうのこうの言われてます。
その最後につぶやかれたデスイーターであるという人間の名前は。
まさに審問をしているクラウチの息子でありました。
そこまでの映像を見て戻ってきたハリー。
校長が立ってました。こええっつの!
ともあれハリーは自分の見た夢だとかをつなげて、そのクラウチジュニアがヴォル
ちゃんの手先として何かやらかそうとしている、と話します。
つまりハリーの夢はヴォルの行動を見通す力がある模様。これに早くハリーが気づいて
くれればいいのですが…。
しかしこの後また問題が。
廊下を通りかかったハリーは、セブルスとカルカロフが言い争っていて、カルカロフの腕に
闇の印があるのを目撃。
立ち去ろうとすると、「ゆっくりしていけ」とかセブルスに呼び止められてるし!いいなぁ。
セブルスはこないだの課題のことから、いろいろ薬を盗み出したのがハリーだと思っている
模様。ええと、鰓昆布のエキスに、ポリジュースの材料その他。盗まれたみたいです。
お前もうちょっとセキュリティなんとかしとけよ。セコムに入っとけ。
で、今度やったら真実薬を飲ませるぞとか言ってます。自白剤ですなつまりは。
さていよいよ佳境の第3課題。
巨大な迷路の奥深くにムーディが優勝杯を隠したとのこと。それをとってきたもんが
勝ちと。
この迷路どれだけの広さがあんだよ…。ってーか多分私は一週間かかっても抜けられ
なさそうな気がする。立体迷路嫌いなんですよ。面倒くさいから。(誰がお前にやれといった)
あのおねえちゃんは早くも脱落。というかなんかやばい雰囲気になってハリーが救出の
合図をあげてました。
で、クラムもなんか目が据わって怖い感じ。ギリギリのところでセドリックが助けた
みたいな形なんですけど、どうも誰かに魔法をかけられていた様子。何かの強い陰謀を
感じます。
ボクの名前はイン坊!ボクの名前はマー坊!二人合わせてヤンマー…にならんから。
ともあれ2人仲良く優勝杯をつかんだハリーとセド。
ところが。
喜ぶ2人の目の前に現れたのは、ドッキリカメラという看板を持った男…ではなくて、
あのゲリデブハゲニート男のワームテール。セドをなんとアバダケダブラの呪文で殺害し、
ハリーの血をもって怪しげな壷に入れ、ヴォルちゃんを復活させてしまいました。
ヴォルちゃん大喜びで復活。あ、でもやっぱり流石に裸は嫌だったと見えてさっさと
ローブをまといました。…え?ローブの下は裸!?変態ですやん。
死喰い人として召還された中になんと!ルシウスがいました。ギャハハハハ、なんか
こいつが敬語使ってるの見ると笑えるわー。ほほほほほ。ルシウスにも一つ言っとくけど、
髪の毛伸ばしたままだとはげるよ。
セドリックの死にもめげずハリーは戦うわけですが、そこに現われたるはジェームズと
リリー。とおまけのセド。
彼らに励まされてハリーはヴォルと戦い、何とかポートキーであった優勝杯で逃げ
のびます。
…ちょ、ちょっと待って。今のシーン巻き戻しして。
あの、ジェームズさんちょっといいですか。
あんた13年前に死んで時が止まってるはずなのに、なんで前作よりも更に額の面積が
広がっておられるので?
この分だと映画7作目が製作されたあたり、やばいことになってそうです。いやその前に
7作目の時点で出演者のどれだけが生き残っているのかとかかなり不安ではあります。
命からがら会場に戻ったハリー。
誰もが拍手喝さいで彼を迎えますが、異常に気づいたのは校長。
そして少しずつ騒ぎは収まり、皆が悲劇に気づきました。
大騒ぎの中、ハリーを連れていくムーディ。
部屋にやってきて話をしていますが…なんか様子が変です。
ハリーを殺そうとするムーディと、間一髪、それを阻止した校長。セブルスが(心なしか)
嬉しそうにやってきて真実薬を飲ませ、たくらみを明かしました。もう真実薬使いたくて
仕方がなかったんだね!
そう、こいつはポリジュースで変身していたクラウチジュニアでした。おおっ衝撃の
事実が!
さすがセブルス、こいつが持っていたビンの中身、臭いをかいただけで「ポリジュースだ」
と見抜きます。ここらあたりは魔法薬学の第一人者の面目躍如といったところ。かっこええ
のう。私もコップに注がれた液体を飲んで「砂糖水だ」とか言ってみたいもんです。
(それに何の意味が…?)
本物のムーディは例の、何かが閉じ込められている箱に入っていました。助かって
良かったよ。
しかしこのジュニアが今まであれこれやってたのかと思うとなんか笑えるといや笑えるか。
一生懸命授業の予習とかしたんですかねー。勉強熱心なハーマイオニーに質問にこられて
ドキドキしながら答えたりとか。
で。
今回見ていて思ったのは、翻訳がなんかおかしくないか?というもの。英語力のない
私が言うのもなんですが、端々で違和感を感じました。どこ…と言われるとちょっと思い
出せないんですけども、「あれぇ、こんなこと英語では言ってないんじゃない?」と首を
ひねる箇所がいくつかあったのは事実。ちょっと残念ですねぇ。(字幕上の文字制限とか
ではなくて)
翻訳者さんがハリーポッターの世界観を理解しているのか、今更ですが不安に思います。
追記
今回音楽がジョン・ウァリアムズ氏でなくて残念に思っていたらダンス曲でしっかり
入っておられました。ダンス曲は今までのハリーにない、比較的モダンな感じでよかった
です。
さて。いよいよヴォルが本格復活です。
己の力など及びもせずまた、今まで生き延びてこられたのは誰かの助けあってのことと、
これでハリーも痛感したと思います。I ask God's blessing on you, Harry.
今回はセブルスの出番がなくて少し悲しかったです。まあ原作ではイジワル全開なので
そういう部分は削ってもらってよかったんですけども…。でも可愛い言動が多かったから
嬉しい。
前作といい、映画ではどちらかというとセブルスの良い面だけをわざと描いているような
気がします。これが第6作目への伏線としたら、その慧眼は非常に驚かざるを得ません。
恐らく映画化された6作目を見たら誰もが「ええっ!?」となるでしょうね。
作者のローリング氏はヴォルよりスネイプの方が罪が重い、といってますが…。
でもやっぱり私としては、不幸な少年時代を送りながらもヴォルとは違う道を歩んだ彼
だからこそ、幸せになって欲しいと思うのですがどうでしょうか。
Hi Severus.You are the only one who can make yourself happy. I think so.
There is always a chance to be happy.You must confront your problems.
あなたが幸せでありますように。
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