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超高速!参勤交代 |
7/1鑑賞
これ面白かったっスよー。
時代劇見慣れてる人には「ここおかしいんじゃないの」「こんなことありえない」って突っ込み
どころあるかも知れませんが、ムチャクチャっぷりが面白い。
福島が舞台なので、福島の人の忠義に厚いところとか、真面目なとことか、辛抱強い
ところがいかんなく発揮されてて面白いなぁと思いました。
世は8代将軍吉宗の時代。
あー吉宗の時代だからなんか御庭番がああいうパロあったのかな。
まあいいや。
で、参勤交代がざっと説明されます。
このナレ起用したのいいなぁ。
1735年、いわきに、湯長谷藩というところがありました。
ここの殿、内藤はまさに参勤交代を終えて10日で江戸から戻ってきたところ。
村人とも仲が良くて、とれた大根をかじったりしてて、ああ本当に好かれてる殿さまなんだ
なあと思いました。
ただまあ財政的には厳しくて、帰り道皆に茶をふるまったのを、水でも飲ませておけばよいと
家老の相馬に怒られてる。
部下のことを思い民を大事にする人なんですね。
まだ独身のようです。
それと、狭いところが苦手で、戸をあけてないと用もたせないらしく、相馬が声を掛けに来たん
だけど、うっかりドアを閉めてしまって大騒ぎ。
わざとではないと言ってたけど、わざとっぽいなぁ。
まあ刀が当たってしまったようにも思える。
まあいいや。
で、財政が厳しいので鯛とか2日かけて食べるのはいいなぁ。
裏返して食べてます。
これと対比して語られるのが、松平信祝ですな。目玉しか食わないっていうすごいもったいない
食い方してる。
ともあれ、このままでは財政がやばいので年貢をあげましょう、と相馬が言っても内藤は、
自分には大根の漬物さえあれば十分、年貢をあげる必要はない、と言う。
なんか前も飢饉で大変だった別の藩にコメをわけてあげてたりしたようですよ。
こないだ金山を掘り当てたんだけども、実はそれがクズ鉱山だったことがわかって、せめてあれが
本物の金だったらって感じらしい。確かになあ。
まあ次の参勤交代までは一年あるからゆっくり休める、と言っていた先。
なんと江戸にいた家老が早馬でやってきて、5日以内に参勤交代せよという命令をつげてくる。
松平信祝が、金山の届け出が嘘だろうと決めつけてきたらしいです。
金はホントは出てるんだろう、的な。
それで江戸に5日以内にこないとこの湯長谷藩はおとり潰しになってしまう。
その頃江戸では吉宗に松平信祝が、金山があったと隠密より報告があった、隠し金があるの
ならこの参勤交代で使わせて、その上で仕置きをすれば良いと進言中。
おいおい宇喜多直家はこちらでも順調に裏切り計画ですかあ、コノヤロー。(陣内さんは
軍師官兵衛での宇喜多役)
つーかなんかこの映画、大河組多いな…。
松平輝貞は、これはあまりにもひどいのではないか、と信祝をいさめるのだけど聞く耳持たない。
あーやだやだ。金に目がくらむとこうなるわけですか。
その頃湯長谷藩では、金の計算をしている。
参勤交代すると、382両経費がかかるようです。
乱暴に計算するなら数千万近くかかるって感じかな。1両の換算は正確には出来ないのですが。
そりゃあ大名も疲弊しますよねっていう。
内藤は、老中の狙いはあの金山だなとわかっている様子。
そういうわけで参勤交代は無理、どうしたものかと言っているのですが。
江戸家老、瀬川が、すべては信祝を説得できなかった自分の責任と言い出すんですね。
信祝に申し開きを試みたけど、これキュウカンチョウのエサかな、これを喰ったら考えてやる
みたいなこと言われて、必死の思いで食ったのに、信祝は「もう決まった事だから覆るわけがない」と
笑ったわけですよ。
その話を聞かされて内藤、参勤交代をするぞと言い放つ。
義に厚い殿のことですから、瀬川が受けた仕打ちに怒ったんだろうなあ。一生懸命自分らの
ために何とかしてくれようとしたことも承知の上で、それで行くことを決めたんだと思う。
で、金がなくても相馬には知恵があるから!と言い出した。
その頃信祝は、これで湯長谷藩を取り潰して金山はわしのものーとかやってた。
腹立つなぁ。
しかもさっきも書いたけど、鯛のうまいとこしか食わないで放置。もったいなさすぎる。
さて内藤らは、いつもの道を行ったのでは間に合わないから山を抜けると言ってました。
途中、役人のチェックがある関所だけは通らないといけない、そこだけ人を雇えば何とか
ごまかせると。
と話していたら内藤が、槍を持ち出してくるんですな。
相馬が、失礼なことを言ってすみませんと謝ってたら、別に彼を斬ろうとしたわけではなく、
天井に潜んでいたクセモノをついただけだった。
ここ笑いましたけど、内藤がそういうのにすぐパッと気づくってのがかっこよかった。
そのクセモノは転がり落ちてきたんだけど、庭にいた別の忍者を仕留めてた。
公儀の隠密があちこち潜んでいるぞ、と忠告してくれたその人は、雲隠という忍者。
で、なんでここに潜んでいたかっていうと、たまたま湯治にきてたら隠密らが話してたのを
耳にはさみ、手を貸そうかなぁと思ったらしいです。
内藤らが危なっかしくて見ちゃいられないと。
いろいろあるでしょうが根っこはいい人なんだろうなと思いますよ。
そういうわけで家老、山の中を案内できるやつがいるならもっと費用を抑えられる!と喜ぶ。
ちなみに10両、雇い料がかかるらしいです、雲隠。たっけぇ。
そして山の中を一緒に走る部下らに刀とかが渡されたんですが。
重い刀では走れないということで、竹光ですよ。
ううーん。まあ仕方ないか。
というわけで彼らは出発したのでありました。
最初のチェックポイントには無事つきまして。
レンタルしてた人らがきたんだけど、どうみても人数が少ない。
急に言われたから、約束の半数、25人を集めるのがやっとだったらしいです。
そこで思いついたのが、ドリフを見た事ある人ならピンとくるやり方。
ずらーっと役人や村人の前を通り過ぎておいて、村の外れにきたら急いで裏手を通って
引き返して、列の後ろに並び直すというアレですわ。
面白い。
ここは笑えます。
雇われた人らも楽しんで並んでたから、これはこれでアリではないかと。
ここで雲隠が、なんで駕籠にのらないんだ、と内藤に尋ねてくる。
内藤は、狭いところは嫌いなんだと説明。
籠の中には菊千代ってサルが乗ってるんだけど、退屈なのか御簾だっけ、あれを
わしゃわしゃしてて笑った。
ところがここでピンチな出来事が。
向こうから、水戸のえらいさんの行列がきちゃったわけですよ。
子供ではあるんですが、内藤とは知り合いらしくて、駕籠を下させて声をかける。
ここで内藤、腹話術使って「具合悪いので駕籠あけて挨拶できません」とごまかしてて
笑える。
そうとは知らない水戸のぼっちゃん、自分お札もらってきたから一つあげるよ、と部下に
渡し、それを駕籠の合間から部下が差し込むと、菊千代がサッと取るという、ミラクルな
展開でこの危機を乗り越えたのでした。
いやー面白かった。
あとここで札を渡したおっさんがビックリしてフンドシちら見せしてたけど、ちっとも嬉しく
ないチラ見せだった。
さてここから山を越えることになります。
途中で内藤がちょっとずっこけてたけど、実はここも立派な伏線。
そうしてヒイヒイ言いながら皆山を越えていくわけですが、しっかり公儀の隠密、くっついて
きていた。
夜は野宿になるけど、ここまで順調なせいですっかり気が緩んでいる一同。
雲隠が食べ物と酒を持ってきたことに大喜び。
呑気だなぁ…。
相馬はいろいろ食べ物などを村に調達にいってくる、この酒は絶対飲むんじゃないぞ、と
念を押すのですが…。
まあ大体守りませんわな。
皆でやんやの喝采ですよ。
雲隠は、本気でこいつら危ないなと思ったのか知らんけど、現れた隠密相手に守って
やってた。
つーか、金を払ってもらうまでは一応ついていくから、その後はもうしらんからお前らの
好きにしろ、という口約束が成立しちゃったみたいですな。
あぶねぇ。
こいつらは、信祝から、内藤以下全員殺してしまえという命令を受けてるわけですよ。
眠りこけてしまった一同の中、秋山という家臣だけは酒も飲まず、周りを見張ったりして
真面目だなぁって思いました。
内藤はなんで自分を加えたのかという彼に、冷静なものも必要だからだ、と説明する。
と、ここで相馬がもどってきて酒飲んでることに怒ってて笑いました。
でも相馬、馬を調達してきてたんですな。
内藤が山の中で足をけがしてたのをちゃんと気づいてた。
この家老すげぇわ…。
そういうわけでこっからは、山の中を馬にいかせるわけにはいかないので、内藤は別行動、
家臣らは引き続き山の中をということになります。
ここで内藤は雲隠に、自分の家宝だという短刀を授けた。
せめてものお礼というわけです。
こんなものを大事に守っているよりも民のことが大事だ、と。
幕府の一存で藩がつぶされてしまうことが恐ろしいという内藤。
雲隠はビックリしたんじゃないでしょうか。
彼は忍者だと言っても抜け忍だけども、今までいろんな藩の命令で暗殺とか情報収集とか
してきたはずで、人を平気で騙したり陥れる部分は見てきてると思うんですよね。
だから、内藤がまっすぐに自分を信じて、金とか権力には一切興味がなく、民のために
動く人だと知って、少しずつ戸惑いが生まれてきてるのかな、と思いました。
あと家臣が走りながら、江戸には内藤の妹がいるんだけど、皆、俺に惚れてるとか言ってて
ちょっと笑った。
で、今村が「わしかも知れんぞ」というと皆素に戻って「酒の飲みすぎだ」と。
なんでそこだけ皆素に戻るのさ!(笑)
さて3日目。
鶴屋という旅館が唐突に出てきますけどここで、お咲という飯盛り女が、先輩女と
客を取った取らないですったもんだの大騒ぎ。
しまいにゃ包丁振り回してたんだけど、誰かアドリブか知らないけど「刃物はやめろ!」って
言ってたのがなんか面白かった。
えー皆の方は山の中でおおかみに遭遇するも。
ここで相馬が意外な才能を発揮して手なずけてしまう。
つーても「毛皮取って売れば500文にはなるかの…」と怖いこと言ってましたが。
あと雲隠はオオカミと甘いものはダメなんだ、と役に立たなかった!
内藤の方は、落ち合うと示し合わせていた鶴屋に到着するのですが。
庭でお咲が縛られていたのが気になったようで、女将にあの女を呼んでくれっていう
わけですね。
このお咲というのがすごいはねっ帰りというか気が強いというか。
でも、内藤に背中マッサージしてって言われて拍子抜けしたような感じだったのは
面白かったです。
しかも、女を買ったのはもののはずみだよと言われて、縛られていた自分を助けてくれる
ためだったと知る。
こういうのいいですねぇ。
ところが彼女は内藤の家紋を見て気づく。
この家紋の者が泊まったら知らせよ、と手配書がきてたからなんですな。
さて彼女はどうするのか。
一方。
山の中のこれ廃寺かな?
そこで家臣一同寝てるわけですが、雲隠は、あまいのーとかいってる。
ここで10両を彼に払ってくれたらしい。
まあ道の途中で払ったら、ここで姿消されたら困るから大体は到着してからなんだけど、
それが皆の甘さというか優しさというか。
それで雲隠は、これもらえば用はない、と出ていくんですね。
何もしらない相馬は起きて井戸の水を飲んでたんだけど、こいつがアホでうっかり井戸に
落ちてしまいました。
その頃お堂の中では一同が隠密に襲われてて、立ち向かおうとするも、刀が竹光でどうにも
ならず逃げだしていました。
いさましく啖呵切っておいて、刀抜いてから竹光だと思いだすんだから面白いなぁ。
あと殺陣の途中で菊千代が真剣白羽取りしてて面白かった。
んで今村とかは料理人なんで包丁で戦ってて笑えました。
そういうわけで一同逃げるのですが。
先に逃げた二人がひょっと消えたので姿くらましか!?と思ったら、崖から川に落ちてた。
ああー…。
それで皆も続いて逃げのびます。
隠密はやつらは死んだだろうとばかりに引き上げていくのですが。
ここで家老が井戸から這い上がってくるんだけど、すごい姿になっててめっちゃ笑える。
しかもお堂の中に皆いなくなってるから「神隠しか!」て。
いやあんたがいない間に大変な展開が…。
内藤の方は、宿に役人らが改めにやってきててピンチなのですが、お咲が助けてくれた。
あんた追われてるよって。
あとお咲はここで内藤から、自分が閉所恐怖症であること、その原因は昔自分を育てた守りの
女がやたらせっかんをする女で、蔵に閉じ込められていたことを知ります。
つーか親は知らなかったのかな。
まあそういうことがあって内藤は、生きられたらもうけもの、みたいな楽天的といったらおかしいけど
そういう考えの人に変わっていったようですね。
だから普段ポジティブなんかなーと思った。
このキャラはいいですね。
で、内藤はお咲が縛られていた時に手にけがをしたのに気づいて軟膏を塗ってやった。
お咲にしてみたら、人間扱いされないで過ごしてきた人生にあって、見返りを求めずに優しくして
くれる内藤の態度は心を打ったんじゃないですかね。
それで二人で押入れに隠れたりしてなかなか面白かったですよ。
一方雲隠は、もらった金で遊んでたんだけど、金を払おうと袋から出すと、細かい金ばっかりだと
女らが言ってくる。
言われて出してみたら細かい金がいっぱい入ってて、しかもそれが土まみれなんですよ。
雲隠は初めて気づいたんじゃないでしょうか。
この金を皆がどんな思いでかき集めたのか、毎日土にまみれて働いてた人達が必死に集めた
ものだったのだと。
4日目。
河原に流れ着いてからくも生き延びた一同、ここで相馬がいないことに気付くけど、ともかく行かなければ
って感じです。
つーか相馬死んだことにされてて笑った。
雲隠ははぐれたんだろうって感じだし。
で、行くのはいいけどどうやら約束の場所は通り過ぎてしまったらしく、新たな待ち合わせの場所を
飛脚で殿に知らせよう、という案を秋山が出してくる。
その頃内藤はというと、お咲から飛脚の手紙を受け取って次の場所へ。
お咲は女将らに、彼が手配されてる人間だと知ってて黙ってたことがばれて、代官所に突き出され
そうになるのですが、戻ってきた内藤が助けてました。
いいですねぇ。
んで家臣らは、吊り橋をほいほいわたって行きますがここで、高いところが苦手な鈴木がなかなか
渡れないでいるんですよ。
皆がほいほいわたって平気だったんだし、そもそもへりっかわの方が危ないんだから、真ん中
行けばいいのに…。
でもここで、相馬が追いついてきたんだけど、あまりの形相に皆、幽霊が出たと思って、鈴木も
走って吊り橋渡ったの笑いました。
まあ結果的にオーライじゃなかろうか!
誰かが相馬殴ったら生きてることがわかったわけですが、もっと平和的な確認方法はなかったのか!
5日目。
お咲とともに馬で走っていた内藤のもとに隠密が。
大ピンチ!と思ったのですが、内藤だけは本物の刀をもっていたようで何人かサクッと片付けるわけですよ。
つーか、死して屍拾う者なし、は大江戸捜査網のパロかな?いいけど。
隠密は切り捨てごめんらしいですよ。
いやーここの、今までヘラヘラしてた内藤がスッと真面目な顔になって切り捨てていくのは本当に
かっこよかったです。
抜刀術らしいですよ。
内藤!なんでそのままるろうに剣心に出なかったんだ!(無理)
ところが、お咲が人質に取られてしまう。
もはやこれまでかと思われた時、信祝の使いがやってきました。
気が変わって江戸に連れてって自ら斬ることにしたそうだからそのまま連れていけ、と。
ところがこの使いこそ、思い直した雲隠の変装。
さすがです。
あとお咲はここでやっと内藤が浪人ではなくて大名だったことを知ります。
それでも態度変えないから面白いですな。
雲隠、罪の意識があったのか、隠密に襲われ散り散りになってたと説明中。
それでともかく次の場所に向かうことにします。
家臣らは先について、雇った大名行列用の人らを迎えるんだけど、いろいろあったせいで遅れて
昨日から待ってたから、金を倍にしてもらわないと、って言い出されて、それで結局金が払えないから
その人らは帰ってしまい大ピンチ。
申し訳ないから腹を切ると相馬が言い出しても竹光だからどうにもならんわけです。
そこに通りかかったのが、湯長谷とは近い藩の藩主、内藤政樹でした。
つかこっちが内藤本家。
彼は相馬らの窮状を知り、飢饉のときは米を送って助けてもらった、この行列を好きに使えと、
貸してくれるんですな。
つまり、家紋を挿げ替えて内藤の行列として歩くというわけです。
これはありがたいですね。
あと、信祝にいわきの気骨を見せてやれ、と励ましの言葉かけるの良かったですねぇ。
なんだか現代に向けてのメッセージのような気もしました。
そういうわけでとりあえず江戸で内藤の到着を待つ、ということになります。
ところが走って行こうとしたらこの先、仙台の伊達さんとこの大名行列が来るらしい。
あのレッツパーリィがぁぁぁぁ!!!(もう代替わりしています!)
どうしたものか、ということで相馬、奇策を思いつく。
(正確には、コケた鈴木のフンドシを見てヒラメキ。…どこ凝視してんだよ)
それは、飛脚のふりをして走り抜けることでした。
大名行列を横切っていいのは産婆と飛脚。
それを利用したんですな。
でも猿連れてたもんだから皆がぎょっとして振り返っていたのすごく面白かった。
こういう細かな演出好きです。
さて本来落ち合う場所だった取手で、湯長谷の大名行列は無事過ぎたことを知った
内藤、江戸に向かうが良いだろうと考えます。
家臣らの方は江戸屋敷にたどり着きました。
妹の琴姫がビックリしてなぎなた片手に出てきて、その後皆の臭さに顔をしかめるのは笑った。
参勤交代の期限は今日暮れ六つ。現代の18時のことです。
ただ内藤がいないことにはどうにもならないということで相馬は、江戸屋敷の連中全員総出で
行列を作って、ゆっくり進んで時間を稼ぐということを考える。
それはなかなかいいですな。
その頃江戸の町では大風が吹き荒れ出していました。
一方、信祝は内藤らが着々と進んできていることに腹を立て、隠密に全手勢を使ってあいつらを
仕留めろみたいなことを命令。
つーかこの後の展開はさすがに通報いくんじゃないのかって感じでしたよ。
将軍のおひざ元で大々的に切り結んでて誰も気づかないってないだろ、的な。
まあともかく、内藤がお咲、雲隠らと走り出すと忍者に囲まれた。
でもここで相馬らが駆けつけるわけですよ。
で、廃寺の時にはカッコつけて竹光でしたけど今度はちゃんと刀さしてるから、同じセリフでも
やっぱかっこいいですね。
ばったばったとなぎ倒していく。
あと危ないのでお咲を駕籠に入れる雲隠ですが、相馬が「誰だそれはー!」って言ってるの笑った。
それと鈴木が曲がる矢を放っててかっこよかった。
橋を忍者がふさいだので、ここで秋山が珍しく突進していくんですが、まあひとりだからやられる
わけですよ。
おっとこの映画で唯一味方に死者が出てしまうのか!?って思ったし、もう死んだような展開
でしたが。
皆さんご安心下さい。
どう見ても死んだ演出だったのに後でちゃんと生きていました。
貴様ァァァァ!!!!
先にいって下さいという秋山の言葉に従い、内藤らは先を目指します。
一方信祝は、鐘鳴り終わったからはい間に合わなかった、湯長谷取り潰しね、とか言ってたけど
相馬らが走りこんできた。
しかも鐘は鳴り終わった、と言う信祝の後ろで鐘が鳴るんですよ。
誰がやってんのと思ったら、鈴木が矢で鳴らしていた。
お見事!
松平輝貞もにんまりしてましたな。
でも内藤がいないと騒ぎ立てる信祝。
ここに駕籠がやってくるんだけど、内藤の声がした後、駕籠が、信祝から見て反対側の
扉あけて内藤が出て来たから、多分駕籠が先について、内藤が少し遅れてやってきて、腹話術で
ごまかし、こっそり駕籠の向こう側にいっていかにも今降り立ったような感じで現れたの
だろうと思いますね。
そして内藤は、金山から出たのはこれで、金ではないと説明。
それはくろがねでした。
要するに鉄ですわ。
だからそんなに価値はないしろもの。
内藤、おおかた功を焦った隠密が見間違え、それを誰かが鵜呑みにしたんでしょうなあとチクチク。
ここ、信祝に対して一歩もひかなかったのはかっこよかったです。
それで松平輝貞も今まで信祝が公儀の隠密を私的に使い、各藩の弱みを握って私腹を肥やしてきた
ことを指摘、沙汰があるまで謹慎を申し渡します。
このあとお咲が出てくるんですが、駕籠の中で気分悪かったらしく。
あと松平輝貞に向かって貧乏人だって家老だって同じ人間だろ、偉そうにしすぎと言い放つ。
松平輝貞がそれはすまなかった、と頭下げるのがよかったですね。
それくらいの人でないと政治は務まらんということでしょう。
この後雲隠が内藤からもらった短刀で隠密の総大将を倒してたくだりとかあったのですが。
内藤は吉宗と会って、実は吉宗が今回の参勤交代をさせたことを知ります。
つーかオメーあまりにもひでーよこれ。
信祝のことを暴くためだったらしいんですが。
吉宗自体は内藤らが金山のことを虚偽の報告をしているとは思っていなかった。
献上された大根のつけものがすごくおいしくて、それはしっかりと耕された土でないと
出来ないから、つまり金があって政治をおろそかにしているような藩主が治めるようなもの
では無理ってことなんでしょうな。
いわきの土を殺すな、とこしえにな、って言葉良かったなぁと思います。
で。
この後結局秋村は生きてて、琴姫といい感じになっていたという。
あと内藤はお咲と結婚するという話を報告してました。
つーかこのあたりのくだりはいらないなあって感じだった。
吉宗との会話から直接帰りの話になってもよかったと思いますね。
さてそういうわけで内藤は閉所恐怖症も克服し、雲隠は金を全額返したようです。
でもって帰り道、費用がないということにやっと内藤は気づくのでした。
吉宗ェェェェ!!!それくらい出してやれよォォォォ!!!!
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→超高速!参勤交代